はてなキーワード: フリーライダーとは
それは、集団免疫を理解しそのフリーライダーになろうとする勢力と、集団免疫を理解せずみんなで病気になろうとする勢力である。
両者の共通点はワクチンのリスクを過剰に評価しているということにある。だからワクチンを打ちたがらない。
だが、前者は目立たない。何故なら前者の狙いは自分の身の回りの人々がワクチンを打って集団免疫を獲得したなかで、ワクチンのリスクを恐れて打たない自分も集団免疫のご利益、つまりみんなが病気にならないから自分にも移らないという状況を得ることなので、周りの人々にワクチンを打たない選択を勧めないからだ。リスクを取るのは周りの人間だけでいいという利己的な考えをしている。
後者は目立つ。何故なら後者はワクチンは危険だと考え、他の人々にも危険なワクチンを打たない様に積極的に運動するからだ。ワクチンを打つリスクを過剰に評価し、打たないリスクを過小評価している。ただ、自分が危険だと思うから他人にも止めようと勧めるあたりは利他的である。
ここで気をつけて欲しいのは、利他的という社会的に好ましいとされている性質が、こと反ワクチンに関しては完全に社会に対してマイナスに働いているということである。この場合、利己的な目的で自分だけはワクチンを打たないという判断が社会にとってもベターな判断となるのだ。もちろん打てる全員が打つのがベストではある。
というわけで、これを読んだ反ワクチンの人々よ。
また「学歴ロンダだと見下される、院から東大の人」の話題がYahoo newsかなんかに上がったらしい。
毎度のことなので気にしてもしょうがないが、たまたま私大の子がドン引きしているのを見て、ちょっとまずいなと思った。過剰に深刻にとって、東大に来るのを止めたりしないで欲しい。
大学院は研究をする場所なので、研究をする奴と、周りの研究を助ける奴がえらい。フリーライダー的な修士は、学部がどこだろうが邪魔。これにつきる。
東大の学部から上がった子でなく、地方国立や私大から来た子がラボのエースになるのはよくあることで、彼らを「ロンダ」などと呼べば、むしろそう呼んだ奴が周りから馬鹿にされる。
企業の人事もその辺の感覚は同じはずで、研究開発職に同ラボの二人が応募したとき、「学部が東大でない方」が採用されるのは極々普通。
あなたが「研究をやらない人」なら話は違う。修士を積極採用するような会社は、「自分の手で実験・解析をしている人なら絶対にしないような受け答え」を見抜いてあなたを落とすだろう。
こういう状況では、学部の大学名が効いてくる。東大なら取りあえず雇う会社というのは存在するが、彼らは学部入試の勝者を取りたいので、他大から来た人は不利になる。
「ロンダ」なる蔑称が存在するのは、「就職のために東大院に入り、就活に専念して研究せず、修論提出や学会発表で周囲に頼りまくって迷惑をかける奴」という類型が存在するからであって、これに当てはまらないなら一向に気にする必要はない。
偏差値レースのノリが抜けない子や会社の先輩が「ロンダ」と呼んでくることもあるだろうが、彼らは東大院卒のマスでないことをわかってほしい。
このやり取りが分かりやすいですが、子持ちと子なしの利害というのは鋭く対立します。
https://anond.hatelabo.jp/20210417233936
剥き出しのホンネを取り出せば、
子持ちは、子育て(社会の再生産)に貢献しない子なしは働けなくなったら(納税できなくなったら)速やかに死んで欲しいと考えています。我が子や孫が社会のフリーライダーの子なしの介護要員にされるのが嫌だというのです。
一方で、子なしは、自分が死んだ後の社会など心底どーでも良い、となります。老後を安楽に過ごすためのリソース(年金や介護要員)を社会に求めはしますが、死後の社会の存続には関心が無い。
私自身は既婚(DINKS)なので、自分だけでなく連れ合いにも幸せなまま寿命を迎えて欲しいと考えていますが、二人とも死んだ後の日本のことは正直知ったこっちゃありません。
現在の日本は少子高齢化が大きな問題と認識されていますので、私たちのような「子なし」の立場は厳しいものになると予想できます。
老人福祉を政府が放棄し、老後の世話は基本的に子や孫に看てもらう、という制度に日本が先祖返りする可能性は高いと考えています。それで生きていけない老人(子なし)は「安楽死」ということになるでしょう。
私たちが殺されないためには、まだ頭と体が動くうちに「子なし」の利害を代表する圧力団体のようなものを作る必要があると考えています。
主張はたった一つ「安楽な老後の生活は基本的人権であり、政府はその実現のために全力でリソース(人・モノ・カネ)を投入せよ」。
手段は正攻法の民主主義で、子なしの利益を実現する政治家に投票し寄付し、できれば代表者を国会に送り込むことです。
私たちを殺そうとしている子持ちとその子孫から生きる権利を獲得し護持するために政治参加しましょう。黙っていたら連中に殺される。
私個人は、普通に働いている今はまだ「子なし老人党」を創設するほどの暇は無いので、どのような政策が子なしの利益になるのか、どの政治家が子なしに有利な法律に賛成しているのか、などの情報発信を続けていきます。
例えば、外国から移民や出稼ぎ労働者を介護などの低賃金労働のために大規模に受け入れる政策転換は、(おそらく)子なしの老後の生活を維持するのに有利。移民二世三世は高確率で治安の悪化や社会の分断を招くが、その頃には私たちは寿命を迎えている(子孫がいる人にとっての問題に過ぎない)。
といった感じです。