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はてなキーワード: シックハウス症候群とは

2023-11-08

香害について懐疑的になっている話

みなさん、「香害」という言葉をご存知だろうか?

簡単に言えば柔軟剤や洗剤、香水香り頭痛吐き気めまいなどが起こること。

よく説明されるメカニズムとしては

マイクロプラスチック等の化学物質に長期に渡って曝露することにより、化学物質過敏症を発症し、その症状の一つとして合成の香料の匂いを起因とする体調不良が現れるとのこと。

酷くなると数メートル先の人の柔軟剤でも倒れることがあり、また曝露することによって誰でも発症する危険性がある、と説明される。

説明シックハウスと似ているがシックハウス匂い関係ないので香害とは別)

かに香りの強い柔軟剤香水をつけすぎの人の近くだと匂いがキツくて気分が悪くなることはある。(ほとんどの人が経験があると思う)

だが、どうも香害を主張する人のいう↑はそのまま鵜呑みに出来ないような気がするのだ。

まず柔軟剤や洗剤の匂い(成分)により化学物質過敏症を発症するなら、曝露率や曝露量が圧倒的に高くて多い柔軟剤使用者自身発症者が多いはずなのだ

(実際にシックハウス症候群は新築の入居者などに患者が多い)

だが、現実には自分使用していた柔軟剤により、化学物質過敏症を発症したと主張する人は少なく、むしろ、周囲の人(隣人や会社の同僚など)のせいで発症したと主張する人が多い。

そもそも柔軟剤起因でそんなに発症するなら柔軟剤匂い日本より強い訴訟大国アメリカ集団訴訟が頻発しているのではないだろうか?

香害を主張する人のコメントなどをいくつか読んだが読めば読むほど「ほとんどの人が何らかの精神疾患自身体調不良を身近にある匂いのせいに置き換えているだけなのでは?」との疑いが強くなる(ワクチン臭と並べられて「両方とも数メートルからでも臭いから分かる!」って言われても。。)

最近は「香害を主張する人のために柔軟剤香水は使わないで!」というように主張する人もいる。

しかし、原因が匂いだと明らかではない状況で彼らの主張を鵜呑みにするのは本人たちも救われない。

周囲に肯定されることで自己体調不良匂いのせいだとの思い込みを強くすれば、疾患に即した治療のチャンスがなくなってしまう。

香害を主張する人がいてもその言葉をそのまま鵜呑みにせず、現状は懐疑的スタンスを取るのがベターなのでは?と思う。

2021-11-23

anond:20211122102416

ツッコミどころだらけだな。

東北とかでも無い限りペアガラスアルミ樹脂複合サッシで十分

んなわけない。アルミが入っただけで急激に熱伝導率が高くなってしまう。関東でも結露する。

トリプルガラスは重さという大きなデメリットもあるから考えどころだが、サッシに関してはアルミ法律禁止すべきクソさ。複合でもダメ

あと24時間換気が法律義務化されたのは建材などから揮発する化学物質によるシックハウス症候群対策のため。ハウスダスト関係ない。

それに気密の高い最近住宅24時間換気を止めてしまうと空気の淀みが発生して湿気が溜まり、カビも生えやすくなる。

窓は小さいほうが断熱面・防犯面・プライバシー面で有利なのは事実

だが、やはり昼間の太陽の光で得られるあの気持ちよさは照明では絶対に得られない。

太陽の光は照明器具では代替が効かない別物。

ラブドールがどれだけ進化しても絶対人間とは違うのと同じ。

今後また大災害物流遅延など様々な理由電気や燃料の供給が停滞する事態が来るかもしれない。

実際、最近あらゆるもの国際的に不足して大混乱になってる。石油やガスの価格も上昇してる。

そんなときに昼間だけでもパッシブ生活できる性能(つまり照明がなくとも明るく、暖房がなくとも耐えられる)になっている家のほうが緊急事態に強い。

2020-05-26

anond:20200526214439

少なくても日本の換気規定はクッソうるさいです。

だって匂いクレームがでますからね。日本は。普通に裁判沙汰になる。

もともとはホルムアルデヒドによるシックハウス症候群対策なんだけど、これが結構有効打になっていると思っている。

2020-01-29

anond:20200129164738

昔はこういうのはただのオカルトだ、インチキだと言われてきたけど、

医学が発達してくるにつれて、

シックハウス症候群とか公害とか、コメアレルギーとか分かってきて、

引越すことでそれらが解決したのだろうと解釈されることはよくあるからなぁ

2018-09-24

よく分からないことが周りで起きている

これを書こうと思ったきっかけは、人気記事にあがっていたこ記事

会社臭いと言われるのだがどうしていいかからない」https://anond.hatelabo.jp/20180918135609

を読んだからである

似たような症状で悩んでいる人がいることを少しでもわかって欲しい。

この症状の改善策を見つけたい。

この症状で一番辛いことは、生きているだけで他人迷惑をかけることである

まりにも私の経験と一致するところがあり、何か情報を得られないかとこれを書いている。

私も全く似た症状で数年悩んでいる。 

臭いと言われ、咳払いをされる。

臭いと言う人もいるし、臭くないと言う人もいる。

私と同じ空間にいる人は、喉にたんが絡みよく咳払いをする。

喉にたんが絡み咳払いするのなんて誰だってするよ、と思うだろうが、私の行く先行く先で異常と思うほどに反応される。

統合失調症ではないかと思われるかもしれないが、今まで普通に生きてきたので統合失調症ではないと思う。

よく分からないことは、

・私のことを臭いと言う人と臭くないと言う人が極端に分かれていること(臭いを感じる人と感じない人がいること)

・私がいるだけで周りの人に刺激(私の場合は、周囲の人への喉への違和感)を与えてしまうこと

この症状になった心当たりは、

過敏性腸症候群

・長期的な過度のストレスを感じていた

である

私に対して臭いと言う人は、会社の人、街の赤の他人

臭くないと言う人は、病院先生健康診断先生、今の親しい友人

臭いと言う人もいるし、臭くないと言う人もいる。臭いと言う人は本気で臭いと思っているし、臭くないと言ってくる人と話をしていても本当に臭いを感じていないように見える。

会社臭いと言われるのだがどうしていいかからない」のコメント欄を見て思うことは、この症状を経験した人でないとこの症状をありえるはずがないと思ったり、会社からパワハラだと言ってしまうのも無理がないところである。この症状を経験している私自身こんなことが本当にあるのかと思っているのだから


ここで、PATMと呼ばれる症状を紹介したい。

PATM簡単に紹介すると、

PATMとは、一緒にいる自分以外の人がくしゃみやのどの違和感を訴え、まるで自分アレルゲンアレルギー症状を引き起こす原因)のようになって周囲の人に影響を及ぼす症状です。つまり本人に異常は無いのに、周りの人がアレルギー症状のようなものを訴えるようになるのです。本人が自分体臭に敏感になり発覚することもありますが、それ以外には自覚症状が出ないためなかなか気が付くこともありません。」(引用

このPATMは、2018/3/6の世界仰天ニュースでも放送されている。

http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20180306_03.html

私がこの日記を書こうと思うきっかけになった日記会社臭いと言われるのだがどうしていいかからない」のコメント欄にもPATMではないかと指摘がなされている。

私はずっとこの症状に悩まされていて、このPATMと名付けられた症状が世の中の一部の人に起きていることを理解した時、この症状で悩んでいるのは私だけではないんだと気持ちが楽になったことを覚えている。それまでは、この症状は私だけのもので一生治るものではないし、一生他人には理解されることはないと思っていたから。

PATMは、今まで精神的なものだと思われることが多かったようだが、今年発表された論文

( 皮膚ガス測定および鼻腔内微生物検査に基づくPATMに関する考察 https://www.jstage.jst.go.jp/article/siej/21/1/21_19/_article/-char/ja )

によると、被験者の皮膚ガスからトルエンキシレンなどの化学物質基準値より極めて高い量検出されており、精神的なものではないことが明らかになっている。

また皮膚ガスを測定した人の中では基準値の100倍近い化学物質が検出された方がいるようだ。


私の今の現状は、この症状を治したくて病院へ行っても症状を認識してもらえないため、治療することが出来ていない。

自分でも、洗濯をより注意したり、歯磨きを注意してしたり、食生活改善したり、睡眠を多くとったり、ストレスを貯めないように生きている。

なにより辛いことは、この症状を理解してもらえないことである




最後にこの症状になってからの私のことを書きたいと思う。

同じ空間にいる人にアレルギー反応を起こさせてしまい、病院に行ってもあなた普通だと言われ治したくても治せない状況にいる。

会社のようなストレスのかかるところにいると臭いを発し、ストレスがかからないところだと臭いを発さないのかもしれない。

なぜこんなにも臭いと言う人と臭くないと言う人が分かれるのか理解できない。

これだけ気を使っていても、私に対して臭いと平気で罵ってくる人がいる。

会社以外は外に出られなくなった。会社にすら行けなくなったらもうおしまいだと思っている。

休みの日は家にこもり、人混みをさけ、会社に行くとき交通機関を使うのをやめた。

もうこれからは人のいない田舎に住もうかと思っている。

こんな状況じゃ何もすることができない。

何か新しいことを始めたいと思ってもすべて足かせになる。

自分がいるだけで周りの人に辛い思いをさせているのかと思うと本当に辛い。

生活保護を受けようと思ったって、医者にすら理解されないのにどう説明したらいいのか。

はいいけどこれがずっと続くと思うと長くは続かないと思う。



これを読んでこんなこと本当にあるのかと思う人も多いと思う。

何より、生きてるだけで他人に対して迷惑をかけてしまうのが本当に辛い。

何か発展があるのなら、身バレ覚悟東京代々木公園時間を決めて座り、この日記を読んでもらった人に通りかかってもらって理解してもらえたらなと考えている。




追記 09/25 8:25

PATMについてダイヤモンドオンラインで紹介されていました。PATMについて化学的に研究されている先生記事になります

https://diamond.jp/articles/-/157697

シックハウス症候群の時は15年以上かかった。皮膚ガスがアレルギー様症状を誘発するかどうかを精査する必要があり、皮膚表面に棲む常在菌の関係も調べたい。その後、仮説が正しければ、なぜ体内から化学物質が出てくるのかといった医学的な研究が要る。そのためにはまず、PATMに興味を持ってくれる研究者を集めるのが初めの一歩になる」(抜粋


追記 09/25 16:03

私と逆の立場の人の投稿を見つけた。2014年の投稿。私は何らかの関連性があるのではないかと考えている。

http://q.hatena.ne.jp/1393263179

職場化学物質過敏症の人が何名かいます。その人達だけは、ある特定の人が出社している間、咳やのどの痛み、目の痛みが発症し、その人が不在のときは症状が起こらない状況が続いています。状況からアレルゲンがその人であることは明らかなのですが、相関関係を立証できないため、会社環境改善を訴えても取り合ってもらえません。立証できないのに注意をすることでモラハラだと訴訟を起こされるリスクを徹底して避けているようです。実際に医師からアレルギー症状や喘息と診断されている人がいるのにも拘らずです。このような場合は、今の医学法律では、理解されることの少ない、化学物質過敏症の人が泣き寝入りするしかないのでしょうか。(投稿全体を抜粋


追記 09/25 22:40

たくさんの方からまれており、改めて調べ誤解されたくないことを書いておきたい。

PATM臭いについて多く書いたが、PATM(People Allergic to me)は、名前の通り、周囲の人にまるで自分アレルゲンアレルギー症状を引き起こす原因)のようになって周囲の人に影響を及ぼす症状である

PATM = 臭いと感じる人、感じない人がいる臭いを発する症状ではないこと、そしてPATM自体臭いを伴うものではないことを書いておきたい。

実際に診療されている先生サイトを見ると、PATMの人の中には、それとは別に異常な体臭を伴う場合もあるようだ。(出典 https://www.konishi-clinic.com/symptoms/patm.html

私はこれなのかもしれない。


臭いに関して多く取り上げられているように感じるが、PATM問題は周囲の人にアレルギー反応を起こさせてしまうところである

この日記は私が経験したことを書いたものであり、PATMについては実際に研究されていてる先生記事診療されている先生が書かれているページを見ていただきたい。


臭い人に対してわざと咳払いをするなどのコメントがあるが、私の経験では、それとは違い我慢したくてもできないように咳き込むのである

同じ空間にいる人に臭いと思われているか、思われてないかは口に出してもらわないと分からないが、咳き込み辛そうにしているのは分かる。


周囲からの反応も日によって違うのである

この日はすごい反応される、この日は全然反応されない、この日は普段と同じだ。

何が違うのだろうと考えたりするがよく分からない。

体調と同じで何かが関係しているのだろう。


私が一貫して言いたいことは、私がいると周囲にアレルギー反応を起こさせてしまうことである



PATMの症状を訴える人の皮膚から皮膚ガスとしてシックハウス症候群(症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥吐き気頭痛、湿疹など)の原因とされている物質基準値より極めて高い量検出されており、それと同じ症状が周囲で起こっているのであれば、何もない訳がないというのが私の本心である。(出典 https://diamond.jp/articles/-/157697?page=2)

この原因を究明しようと研究されている方がいる。

私も検査などできることをやっていきたい。

2018-03-16

香害対策スプレー

Twitterで「香害対策スプレー」なるものが紹介されていた。

(紹介している人も半ば疑問形であったが)

香害対策スプレー(50ml)

http://ka-ho.jp/?pid=127804572

なんでも「マスクの上からシュッと一吹きするだけで有害物質や人工香料を分解しシャットアウト。吸い込む空気クリーンします。」ということらしい。

これ、香害に悩んでいる人の中にあわてて衝動買いする人も出てくるかも?

 

化学物質過敏症や香害に悩む人向けにアヤシイ製品販売している所は多い。

なんとか菌とかなんとかの水とかオ○ン発生装置とか…。

まず買う前によく検討してみて欲しい。

この「香害対策スプレー」について見ていくと

 

■それが公的な場で使われているのかどうか

有害物質や人工香料を分解」とうたってるのなら

塗装業の人が防毒マスクとして普通マスクにシュッとして使えるはずだよね?

その分解力で工場の排気もクリーンに出来るはず。

医療現場でも使われていていいはず。

でもそんな話聞いたことないですよ?

 

効果メカニズムは?

メカニズムはおろか、成分表すらありません。

成分表と外部の分析機関による分析データが欲しいところ。

 

化学物質過敏症シックハウス症候群対策についてはどうか

「7種の植物特殊ブレンドしたエッセンス使用し、植物が持つチカラを最大限に引き出し活用

化学物質過敏症の人は植物の成分であるヒノキヒバのオイルで反応します。

ユーカリラベンダーエッセンシャルオイルで反応する人もいます

自然の成分でも化学物質過敏症の人は反応するから

このあたり誤解している人が非常に多くて残念です。

語弊があるかも知れないけど、化学式で書ける物質全部反応する可能性があると考えてもいい。

くれぐれも言うけど、アロマテラピーの使うエッセンシャルオイル危険なので、

ロマテラピストは軽い気持ち施術しないで欲しいです。

 

化学物質過敏症の私から見ると、この「香害対策スプレー」は怖くて使えません。

(「ハーブエッセンス」とやらで寝込みそう…。さらに「スプレーは長時間その効果が持続」というのも恐ろしい。)

 

健康被害が起きた時、この会社はきちんと責任を取れるのでしょうか?

病人に勧めるのなら、そのくらいの覚悟を持って欲しいです。

2013-09-04

「臨床環境医」悪者にされ過ぎワロタwwww

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/NATROM/20130829%23p1

などで「臨床環境医」が一部の人から嘲笑と憎悪の対象となってるwww

ブコメを見てすぐ気づくけど、一部の「臨床環境医」ではなく、「臨床環境医」全般がその対象だ。

でも、「臨床環境医」って本当にそんな存在のん

シックハウス症候群マニュアル―日常診療のガイドブック という本がある。「日本臨床環境医学会」が編集した、この8月に出たばかりの本だ。厚労省科研費の報告書が基になっているという。

学会編集たからといって、即「学会会員一致した見解」とはならない(w)のはそうだけど、まあ現時点での臨床環境医で作る学会代表的な見解が述べられている、とみなして良いだろ。

また、これは「シックハウス症候群」についてのマニュアルであって、「化学物質過敏症」MCSを主対象とした本ではない。しかし、症状的にきわめて似たところもあって(ww)、臨床環境医がこのマニュアルに基づいて行うシックハウス症候群の診断が、化学物質過敏症についての診断と方法・考え方で大きく異なる、と思える人はいないだろう(とくに実際に読んでみれば)。

w 実際読んでみると、シックハウス症候群を「広義」でとらえようとする者と「狭義」に限定しようという者といて、やや不整合がみられる。しかし、強調しておくべきことは、学会編のこの本のトーンは「狭義」路線が採られていることだ。

ww そもそも用語のさす範囲が人、場合によって違うようだ。たとえば、http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130902142408605 でいう「化学物質過敏症」は「狭義のシックハウス症候群」と呼んでも差し支えなさそうに思える。

全体で79ページの薄いマニュアルであるが、たとえば、その51ページには

すなわち、既存の疾患では説明できない患者場合、本症を疑うという側面もあり、除外診断を旨とすべきである

「除外診断を旨とすべきである。」 実際、全体の1/5の分量、「Ⅱ.診断の手順」内では半分以上にあたる16ページが「鑑別疾患」にあてられている。そのうちでもアレルギーは8ページ、中毒は非常に短いが、精神心理は4ページ、それに感染症3ページ。十分であるはいえないかもしれないが、とりあえず「臨床環境医」が、他の疾患との区別を重視していることは明らかだろう。

このように同じ建物の居住者に集団発生することがあるため、シックハウス症候群との鑑別上、肺結核症は常に想起されるべき疾患の1つである

だそうである

69ページ以下がQandAであるが、そのQ10専門医にご相談くださいという言葉をよく聞きますが、何科を受診すればよいですか」に対しては、症状部位によって、眼科、皮膚科内科

初めに受診するのがよい。これらの症状が複合的にある場合は、環境医学専門医受診を勧める。

とはっきり書かれている。

こういうことが「臨床環境医」の学会編集した最新の冊子に書かれている。

ちなみに60ページの「自然天然素材」という項では、スギヒノキなどのテルペン類に触れており、かつては筏で木材を流したりしてるうちに揮発した、昔と今では建物の気密性が違う、など、「天然素材から、昔もそうだったから」という主張を批判している。

くりかえすが、これが「臨床環境医」の団体が編集した記述だ。

こうしてみると、冒頭のブクマのように「臨床環境医」全体をひとからげにして非難する、というのはどう考えても2013年日本の実態に沿うものはいえない。

もちろん、いろいろと突っ込むところはあるだろう。当然だ。それは、1.この本の内容そのもの、2.実際の臨床環境医がここに書かれているような診断とかけ離れてことをしている、に二分される。ただ、2.についていえば、でたらめな診断をくだす医師は臨床環境医以外にもたくさんいるわけであり、「臨床環境医」全体を非難しようというのなら、当然それなりの定量的エビデンスが求められるだろう。 個別の例で非難することはできるが、それがどこまで敷衍できるのか示せるのだろうか。また、患者に向かって「あなた胃潰瘍主治医に言われているようだけど、胃癌ですね」と(とくにネット上で)安易に言うことができないように、主治医でもない人間安易に憶測を述べる危険もある。

ともかく、「現在日本の臨床環境医」についてが中心に論じられるべきなのは言うまでもない。

さて、冒頭のブックマークなどで「臨床環境医」全体を非難嘲笑している者と、「奇跡のリンゴ」という映画などでの「農薬」の扱われ方について批判していた者は、かなり重なるようだ。

農薬」については「40年前と今は違う、日本の基準は安全だ」と言いながら、「臨床環境医」については「昔も今も、外国日本もすべてひとからげにして非難する」wwww 空気を吸うようにダブルスタンダードを用いるニセ科学批判者の特徴がよく現れているwwww

2012-03-22

化学物質過敏症から医療の主体って化学じゃなくて統計学じゃね的な伺か

http://anond.hatelabo.jp/20120321165303

「どうやら何かの人工物質が関係しているらしい」という所まで突き詰めた

どうやって???

良い疑問だね。

と、偉そうに書いてるけど、実は俺も増田みたいな疑問を持ったことがあって調べたことがあるんで、良い機会だからその話をちょっとまとめてみるよ。長いけど暇がある時に読んでくだされ。

あ。専門家じゃ無いんでちゃんとした奴に裏をとってください。増田に書いてある事を信じるのが許されるのは小学生までだよねー(AA略

まず一つだけ

化学物質」というのは辞書的な意味では全てのもの化学物質であるから、「化学物質過敏症」は全てのものに過敏だと言う意味になってしまうから不適切だ、と言う話は国語の問題、ネーミングの問題なので別の話だという事はまず理解してくれよ。言葉遊びじゃないんで。

ここは「化学物質過敏症」というのが特定の意味を持つ一つ語として扱う。シックハウス症候群やら、有機溶剤を扱う仕事に従事する人間労災として多く発生する各種神経障害なども十把一絡げに「化学物質過敏症」だと報道されて勘違いされることもあるのが面倒ではあるけれど、「全部おまえにやる」と言われて「全部って言ったら全世界すべてのもんだろ!」と反論するガキみたいな事を言っていてはお話にならないので。

突き詰めたってどういうことよ?

この突き止めたというのは、人工物が無い所にいると症状が出ないが、人工物に囲まれているところにいると症状が出る、と言う程度ですよ。きちんと作用順序が解明されているって話じゃ無いです。

それで除外診断というのは2種類の意味があって

  • 他に原因が無いから現状ではその症状に何の診察名もつきません
  • 他に原因が無いけれど症状があるので一応症状の名前つけました

と言う事で、この化学物質過敏症というのは後者の種類になる。

医師によっては前者の立場を取る人がいて、学会などでは前者の立場を取って「化学物質過敏症」という診断は学会として承認しないと言う立場が多い。

前者の立場を取る医師が、それを仮病・詐病だと言っている訳じゃ無い所に注意。つまりもっと適切に診断が分かれるはずだ」あるいは「別の病気、別々の原因で発生している症状である可能性が高いのに、そのような言い方で総括しては問題がある」という立場というわけだそうな。

一応症状の名前つけましたなんて、そんなのアリ?

アリ。おおあり。てか医療なんでそんなのごろごろしてる。

医学というのは科学的に理論性前途行われているように思われるが、実はかなり泥臭い分野で統計学が非常に重要な分野だったりする。

作用順序が解明されていないけれども統計的に明らかに効く薬や治療はたくさんあるし、何故発生するか分からないが統計的に明らかに発生しており病名がついているもの結構あるそうな。

その二つが組み合わさり「原因不明で発生する病気があるが、過去の知見からこの薬が効くことが分かっているので処方するが、実は薬が何故効くのか確定した理論がない」と言う病気も実はかなりあるのだとか。(当然すべてがそうだというわけじゃないので注意。原因、作用順序からからきっちりそろってるのもやっぱり多い)この典型が腰痛肩こりだそうで、その原因のほとんどが「原因不明」で対策のほとんどが「運動すると直る」「暖めると直る」「微弱電流を通すと直る」という話で実際それで十分なので臨床ではそんなもんで済まされていたりする。この辺りはいろいろと調べると面白いよ。結構目からうろこ医学ってものの敷居が下がること間違いなし。

逆に「何故効くのか」という理屈は先にある一方、統計的にきちんと事例を集めると効かないのが詐欺医療(って言うと最近は怒られるので、代替医療とも言うが大抵は詐欺まがい)やら健康食品やらの特徴だったりするので注意。

たとえば「抗癌剤を売りたいメーカ陰謀で潰されてるだ!」等とググると大量の陰謀論がひっかかる治療用の癌ワクチン免疫療法などはこの類いで、効く効くと言われているがつい最近癌ワクチンの開発を進めるベンチャー企業が行ったそれなりの規模の治験で有効性が否定されたりもしている。つまり、盛んに効く理屈宣伝されているんだけど効かない。あ、子宮頸がん予防のワクチンはここで言う治療用の癌ワクチンとは違いきちんと予防効果が立証されてます

(みんな大好き高級砂糖玉でおなじみのレメディとかは代替医療とすら言えないほど最近カルト化が激しいのであえて例にしない)

よーわからんけどなんか例無いの?

食中毒を考えて見る。

  1. たまに死ぬ奴がいる
    • この時点では「突然死ぬ病」という名前が与えられる。
  2. 死ぬ寸前に「夕食を食ったら死んだ」と言い残した奴がいた
    • この時点では「夕食を食ったら突然死ぬ病」と言う名前になる。
  3. 今度は死んだ奴はみんな、うきうきと茸取りをしていたと言う証言が得られる
  4. 茸を家畜に喰わせてみた奴が言った「赤い茸を食わせたら家畜が死んだ」
    • この時点では「赤い茸を食うと突然死ぬ病」という名前ができる。人々はこれに「毒茸」という名前をつけた。
  5. こういった犠牲の上にだんだん積み重ねられて喰ったら死ぬきのこリストができてくる。
  6. さら研究が進み、あるきのこに含まれるある物質人間にある種のアレルギー反応を引き起こす事が判明する
    • この時点で「××物質による中毒症」という事になる。

こう言った流れでだんだんと細分化されていく。

で、化学物質過敏症というのはせいぜいこの場合の2番目程度でしかないわけだ。これは素朴な民族伝承みたいなのを例に挙げたけれど、実際最先端医療でもやっている事は同じで、

  1. 症状が存在する
  2. 症状をしらべ、健康体と違う所や症状が発生する条件を分析する
  3. 似たような症例が無いか集め、症例の共通点を得る
  4. 共通点などから原因を抽出する or すでにその場で対処された治療法とその後の情報を収集売る
  5. 抽出された原因やすでに行われた治療の結果から統計的に一番効果が見込める有効な治療法を策定する

と言うプロセスほとんどで似てるよね。もちろん手法機械の発達などはあるわけだけれども、大まかなプロセスは一緒。たとえば集団公害事件などは

  1. 症状が存在する
  2. 共通点を調べる
    • 特定の地域存在している
    • 地域人間は日々その土地でとれた魚を食っている
    • 症状が出始めたのはばらばらではあるが、一定の年より前には発生がみられない
  3. 土地のものを片っ端から検査→なんか魚に水銀が含まれてるんですけど!?
  4. 化学工場排水から大量の水銀が…
  5. 水銀中毒

ってな事になる。

でもさ、予断があるんじゃないの?

そこが疑わしいよね。予断じゃないのか。

そもそも人工物質って何なのか、疑問に思わざるを得ない。そう思わない?

予断があるのは間違いないと思う。と言うか本当は適切な病名がつけられるべきなのに、何でもかんでも化学物質過敏症という事にしすぎという議論があって、便利すぎるわけで。医師人間なので「私化学物質過敏症だと思うんです!」と強く言えば、それを予断として持ってしまって不適切な診断を下してしまうこともあり得るかも知れない。化学物質過敏症を扱う人の中には「化学物質過敏症という概念が広まったことで、潜在的に存在しいていた患者が表に出てきた」と宣伝している人もいるけれども、こんなおおざっぱな概念でそれはねーよと思うし。

しかし「診断の結果、一括で怪しいとされる物質が極力出てこないようにコントロールされた場所だと症状がでないが、通常の場所にいると症状が出る」ということが一定存在する事は事実であり、それらを便宜的に「化学物質過敏症」と呼ぶ必要はある。統計的に症状があることは明らかなので。そう言う意味で本当はもっと違う適切なネーミングがされるべきなのかもしれないけど。

からできるけ、ここから症状が出る物質を一つずつ入れたり出したりするとかして実験をしたり情報を集めたりして、この大ざっぱな括りに含まれるものを除外していかないといけない。もちろん、そこにはブラセポ効果的なものを含む影響も確認する必要があって、ブラセポ効果によって大方の症状が治まるのであればそれは神経性やら心因症(決して詐病という意味では無い)だという診断も含めて行わなければならない。つまり「詳細がわかってねーからこう呼んでるんであって、詳細がわからねーからこう呼ぶなってのはねーよ」と言う訳である

いろいろ面倒なんだよねこの辺り。

まぁ一つだけ言える事は「化学物質過敏症煽りまくって荒稼ぎする悪徳医師モドキやら、詐欺師共はさっさと捕まれ」という事に尽きるわけですけどね。こう言う多種多様ものをひとくくりにしたようなものはそう言う輩が沸きやすいので。

2012-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20120321154603

「除外診断」というやつだからでっかい概念なっちゃうのはあるていどしゃーないよ。どうも原因が分からないけど何か特定の物質キーになっているらしいというものを丸ごとぶち込んだ概念からね。

いわゆる「隙間の神」みたく、科学世界を解明すると神の仕業だという領域がだんだん減っていくのと同じで、化学物質過敏症もよくよく調べていくと何らかのアレルギーだったりして化学物質過敏症という概念が当てはまらなくなったりしていくんで範囲は減ってきている。シックハウス症候群も大昔はこの仲間だったわけだが、原因がわかって仲間から外れたりしたし。けれども「まったく原因がわかりません」と言うわけではないが「どうやら何かの人工物質が関係しているらしい」という所まで突き詰めたという意味だと思う。

そう言う話も合って、化学物質過敏症って病名のような名前で呼ばれているけど、実際には学会なんかでほとんど承認されてないし、英語も「化学物質過敏状態」という言い方がされるね。

まりは「もっと絞った名前で呼ばれるぐらい原因があきらかなら誰も苦労はしていない」って事で。

2011-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20110530151834

実際、日本で起こりうる福島原発事故由来の病気ほとんどは、

・食事のバランスが崩れることにより起こる病気(脚気・壊血症等)

・部屋を閉め切って閉じこもることにより起こる病気(くる病シックハウス症候群等)

精神的重圧や過度の興奮から起こる病気(集団パニックPTSD等)

だと思われ。

おそらく、住宅の機密性が高く、食事のバランスが崩れやすく、雑多な情報が入って来やすい都市部ほど症状が出る。

放射線マジ怖い。

2011-03-15

http://anond.hatelabo.jp/20110315204211

あ、私も。何か何呟いても他の人の不安を煽ったりしそうだから我慢してた。

でも溜めとけないか増田に吐き捨てにきた。

電力消費が予想より少ないのはヤシマ作戦より製造業工場が軒並み生産休止していることのがおおきいんじゃねーのとか

この機会に地熱マイクロ水力が普及してくれないかなー。温泉なんて潰していいからさとか

原子力賛成派と反対派が経済重視派と安全重視派に発展してやっと日本でも二大政党の根幹となるイデオロギーができるかもねとか

団塊の世代の自信がゆらいだ今こそ革命のチャンスだとか

製造業からIT業にもっと産業構造を変化させた方が良いとか

シーベルト毎時とシーベルトを比べるのは時速と走った距離を比べること並に不可能だよとか

だったら決してゴールインしちゃいけないマラソンに例えると意外と線量と人間に及ぼす影響が分かりやすそうかも。距離ならM→mm→μm→nmの変換もやってるし

日本だったら漢数字数字まぜて表記出来るんだから全部μSvとμSV/hに統一した方が逆に分かりやすいんじゃねーのとか

募金を落ち着いたら、にしているのは東海大地震が怖いからだよ。一ヶ月くらいたって自分精神的平穏が取り戻せてから募金するよ。とか

今日経平均先物に手を出したら年単位でみればそこそこ収益でそうとか

でも前述のようになんとなく東海大地震が起きそうな気がしてそうしたらもっと割れるかもなーとか

っていうかあんだけ太平洋プレートが動いたのにフィリピン海プレート音沙汰無しって結構怖くね?とか

東海大地震と、原発のマジ最悪な事態に備えて猫砂買ってきたとか

今のうちに多少外貨に替えとくべきかなー、でも原資が少なすぎるもんなーとか

原発から500km圏外に行くために京都の寺にでも修行しにいくかなーとか

親戚が離れて暮らしているとこういう時にフェールセーフになっていいですねとか

人によってはシックハウス症候群の出る家で良ければ一ヶ月くらいなら貸すよとか

つれづれと書いてみた。書けないとよりネガティブになってしまうのでよくないね

日記にでも書いとけってのもわかるけど、まあなんとなく中部以西の人と共有したかったんだ。

http://anond.hatelabo.jp/20110315204211

あ、私も。何か何呟いても他の人の不安を煽ったりしそうだから我慢してた。

でも溜めとけないか増田に吐き捨てにきた。

電力消費が予想より少ないのはヤシマ作戦より製造業工場が軒並み生産休止していることのがおおきいんじゃねーのとか

この機会に地熱マイクロ水力が普及してくれないかなー。温泉なんて潰していいからさとか

原子力賛成派と反対派が経済重視派と安全重視派に発展してやっと日本でも二大政党の根幹となるイデオロギーができるかもねとか

団塊の世代の自信がゆらいだ今こそ革命のチャンスだとか

製造業からIT業にもっと産業構造を変化させた方が良いとか

シーベルト毎時とシーベルトを比べるのは時速と走った距離を比べること並に不可能だよとか

だったら決してゴールインしちゃいけないマラソンに例えると以外と線量と人間に及ぼす影響が分かりやすそうかも。距離ならM→mm→μm→nmの変換もやってるし

日本だったら漢数字数字まぜて表記出来るんだから全部μSvとμSV/hに統一した方が逆に分かりやすいんじゃねーのとか

募金を落ち着いたら、にしているのは東海大地震が怖いからだよ。一ヶ月くらいたって自分精神的平穏が取り戻せてから募金するよ。とか

今日経平均先物に手を出したら年単位でみればそこそこ収益でそうとか

でも前述のようになんとなく東海大地震が起きそうな気がしてそうしたらもっと割れるかもなーとか

っていうかあんだけ太平洋プレートが動いたのにフィリピン海プレート音沙汰無しって結構怖くね?とか

東海大地震と、原発のマジ最悪な事態に備えて猫砂買ってきたとか

今のうちに多少外貨に替えとくべきかなー、でも原資が少なすぎるもんなーとか

原発から500km圏外に行くために京都の寺にでも修行しにいくかなーとか

親戚が離れて暮らしているとこういう時にフェールセーフになっていいですねとか

人によってはシックハウス症候群の出る家で良ければ一ヶ月くらいなら貸すよとか

つれづれと書いてみた。書けないとよりネガティブになってしまうのでよくないね

日記にでも書いとけってのもわかるけど、まあなんとなく中部以西の人と共有したかったんだ。

 
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