はてなキーワード: 目覚めよとは
讃美歌リスト。順番に聞いていきたいなと思ったので
番号 讃美歌1番~100番 番号 この頁のトップに戻る
1 主イェスよ、われらに 2 聖なるみ神は
3 扉を開きて 4 世にあるかぎりの
7 ほめたたえよ、力強き主を 8 心の底より
9 わが身にたまいし 10 今こそ人みな
13 みつかいとともに 14 たたえよ、王なる、われらの神を
15 みことばにより 16 われらの主こそは
17 聖なる主の美しさと 18 「心を高くあげよ!」
19 み栄え告げる歌は 20 主に向かって喜び歌おう
21 主をほめたたえよ(歌えハレルヤ) 22 深き悩みより
29 天のみ民も 30 主よ、あわれみを
35 主よ、あわれみたまえ 36 いと高きところには
43.1 マラナ・タ 43.2 マラナ・タ
43.3 主よ、おいでください
44.3 キリストは死に
45 わが主のみことばは 46 すべての人よ
47 とわに たたえて歌え 48 主をほめうたえ
49 全地よ 主をほめうたえ 50 みことばもて主よ
51 愛するイェスよ 52 歌え 高らかに
55 人となりたる神のことば 56 主よ、いのちのパンをさき
59 この地を造られた 60 どんなにちいさいことりでも
63 天にいます父よ 64 まごころこめ
65.1 今ささげる 65.2 今そなえる
66 父と子と聖霊の
67 貴きイェスよ 68 愛するイェスよ(おさなごとともに)
71 近づき、み前にでよう 72 まごころもて
75 今、装いせよ 76 今こそ歌いて
77 パンくずさえ拾うにも 78 わが主よ、ここに集い
79 みまえにわれらつどい 80 今 与えられる
81 主の食卓を囲み 82 今こそここに
83 聖なるかな 84 聖なる神よ
87 罪なき子羊 88 心に愛を
89 共にいてください 90 主よ、来たり、祝したまえ
93 礼拝文 94 わが主よ、すべてを
95 聖なる霊よ 96 恵みあれ しもべらに
99 主イェスよ、われらの 100 聞きたまえわれらの祈り
125 いかに幸いなことだろう 126 感謝してあたらしい歌で賛美せよ
129 私の望みは 130 涸れたる谷間に
131 谷川の水を求めて 132 涸れた谷間に野の鹿が
133 み神は避けどころ 134 神よ、われをあわれみ
135 あわれみをたまえ 136 わが魂 黙して
137 聖なる主の家で 138 全地よ、神に向かって
141 主よ、わが助けよ 142 主はわがかくれが
143 主をほめ、主に感謝せよ 144 主に向かって喜びうたおう
145 全地よ、主に歌えよ 146 主は来られる
151 主をほめたたえよ 152 みめぐみふかき主に
157 いざ語れ、主の民よ 158 捕われの民
159 主が建てなければ 160 深き悩みより
163 み恵み深い主に 164 バビロンの流れの
169 ハレルヤ。主をほめたたえ 170 わが魂よ、主をたたえよ
181 主よ、今こそ 182 ほめうた歌え
187 よろこびの歌で 188 歌え、デポラ!
191 われら迎えん、救いの光 192 主イェス・キリストはわれらの道
193 神の使者、その名ヨハネ 194 神さまはそのひとり子を
195 まかれた種 196 主のうちにこそ
213 み神をたたえよ(さびしきこよいも) 214 わが魂のひかり
215 心をはずませ 216 月はのぼりて
219 夕日落ちて 220 日かげしずかに
221 この日のつとめ 222 キリストよ、光の主よ
227 主の真理は 228 造り主なる主
229 いま来たりませ 230 「起きよ」と呼ぶ声
231 久しく待ちにし(すくいの主きたり) 232 神のみ子は世に来られた
235 久しく待ちにし(イェスよ、きたりて) 236 見張りの人よ
241 来たりたまえわれらの主よ 242 主を待ち望むアドヴェント
251 羊飼い群れを守る夜に 252 羊はねむれり
255 生けるものすべて 256 まぶねのかたえに
259 いそぎ来たれ、主にある民 260 いざ歌え、いざ祝え
265 天なる神には 266 イェスは生まれた
269 飼いば桶にすやすやと 270 神はひとり子を
271 喜びはむねに 272 おやすみなさい
273 この聖き夜に 274 救い主キリストよ
277 罪なき神の子 278 暗き闇に星光り
291 み神の座を捨て 292 勝利をたたえて
293 救いのぬしは罪もなしに 294 ひとよ、汝が罪の
297 栄えの主イェスの 298 ああ主は誰がため
番号 讃美歌301番~400番 番号 この頁のトップに戻る
301 深い傷と流れる血に 302 暗いゲッセマネ
303 丘の上の主の十字架 304 茨の冠を主にかぶせて
305 イェスの担った十字架は 306 あなたもそこにいたのか
309 あがないの主に 310 血しおしたたる
313 愛するイェス 314 神の国の命の木よ
315 茨の冠かぶせられ 316 復活の主は
317 主はわが罪ゆえ 318 勝利の声を
341 来たれ聖霊、わが主 342 かみの霊よ、今くだり
347 たたえよ、聖霊を 348 神の息よ
349 神の息よ 350 来たれよ、聖霊
351 聖なる聖なる 352 来たれ全能の主
355 主をほめよ わが心 356 インマヌエルの主イェスこそ
357 力に満ちたる 358 小羊をぱほめたたえよ!
361 この世はみな 362 創造の主
363 み神の力は 364 いのちと愛に満つ
365 古い年は行く 366 悔い改めつつ
367 偉大なみ神の 368 新しい年を迎えて
369 われら主にある 370 おもいもことばも
371 このこどもたちが 372 幾千万の母たちの
375 賜物と歌を 376 人の知恵と言葉を超え
377 神はわが砦 378 栄光は主にあれ
381 力に満ちたる 382 力に満ちたる(わがかみの)
383 証し人の群れ 384 盾も武器もなく
385 花彩る春を 386 人は畑をよく耕し
389 み神をたたえよ 390 主は教会の基となり
395 建ちては崩るる 396 喜べつねに
397 主の教えのべ伝え 398 光りさす朝
399 さすらいの民よ 400 たとえ塔は崩れ
番号 讃美歌401番~500番 番号 この頁のトップに戻る
401 しもべらよ、み声きけ 402 いともとうとき
403 聞けよ、愛と真理の 404 あまつましみず
407 この世のすべては 408 この世のもので
415 せかいの友と 416 神の民は
429 世界のどこかで 430 とびらの外に
431 喜ばしい声ひびかせ 432 重荷を負う者
433 あるがままわれを 434 主よ、みもとに
435 主よ、みもとに 436 十字架の血に
437 行けども行けども 438 若き預言者
439 暗い夜 440 備えて祈れ
441 信仰をもて 442 はかりも知れない
443 冠も天の座も 444 気づかせてください
445 ゆるしてください 446 主か手をとって起こせば
449 千歳の岩よ 450 死に勝利された
451 くすしきみ恵み 452 神は私を救い出された
455 神は私の強い味方 456 わが魂を愛するイェスよ
459 飼い主わが主よ 460 やさしき道しるべの
461 みめぐみゆたけき 462 はてしも知れぬ
463 わが行くみち 464 ほめたたえよう
465 神ともにいまして 466 山路こえて
467 われらを導く 468 神をたたえよ
469 善き力にわれかこまれ 470 やさしい目が
471 勝利をのぞみ 472 朝ごとに主は
473 世界の望みなる主よ 474 わが身の望みは
475 あめなるよろこび 476 あめなるよろこび
477 主イェスを想えば 478 どんなものでも
479 喜びは主のうちに 480 新しい時をめざし
481 救いの主イェスの 482 わが主イェスいとうるわし
483 わが主イェスよ、ひたすら 484 主われを愛す
485 この世を愛する神は 486 飢えている人と
487 イェス、イェス 488 この世に造られた
495 しずけき祈りの 496 しずけき夕べの
497 この世のつとめ 498 道、真理、命
499 平和の道具と 500 神よ、みまえに
505 歩ませてください 506 すべては主のため
507 主に従うことは 508 救い主イェスこそは
513 主は命を 514 美しい天と地の造り主
515 きみのたまものと 516 主の招く声が
517 神の民よ 518 主にありてぞ
521 とらえたまえ、われらを 522 キリストにはかえられません
525 主なるイェスは 526 苦しみ悩みの
529 主よ、わが身を 530 主よ、こころみ
531 主イェスこそわが望み 532 やすかれ、わがこころよ
535 正義の主イェスに 536 み恵みを受けた今は
537 眠りからさめよ 538 力の限りに
539 見よ、闇の力 540 主イェスにより
541 また会うその日まで 542 主が受け入れてくださるから
549 わたしたちを造られた神よ 550 大地よ、星々よ
555 真っ青な空と海に 556 神の賜物を
557 み神の風うけ 558 主よ、聞きたまえ
559 見よ、世はすべて 560 主イェスにおいては
565 働く人びと 566 むくいを望まで
569 今やこの世に 570 主はわが命
571 いつわりの世に 572 主をあがめよ
573 光かかげよ、主のみ民よ 574 雪より真白い
575 球根の中には 576 天の輝きの宿る都よ
577 聞けよ、主の民 578 平和を求めよう
579 主を仰ぎ見れば 580 新しい天と地を見たとき
沢山の反応ありがとう!
習慣化するのがいいというのはわかるけど習慣化するまでが難しい
三日坊主最大の敵は、できもしないタスクを無理やりやろうとすること。
いうなれば、朝の忙しい時間帯に20分の読書をしようとしてもムリだということだ。
よほどの環境変化や精神構造に影響があった場合以外はなかなか受け入れられるものではないんだよ。
だから、まずは自分も気づかないような小さなタスクから始めることが大切だ。
例えば、ダイエットのためにウォーキングを始めたいとしても、いきなり1時間も早起きできなければいくら時間を切り詰めたって1時間も作ることはできない。
それならば、まずは5分早起きをしよう。
そして、その5分でラジオ体操をやるんだ。それならできそうなきがするだろ?
その習慣を1週間も続けられれば、今度はラジオ体操では物足りなくなる。
そうしたらもう10分早起きして、今度はジャージに着替えて1番近くにある公園でラジオ体操をする。
それに物足りなくなったら、今度はまた10分早起きして公園の帰り道に遠回りして10分のウォーキングをするんだ。
そうすれば1ヶ月もしないうちに早起きとウォーキングができるようになる。3ヶ月もあれば余裕だ。
少しでも辛いと感じたら、例えばその日は家の中でのラジオ体操で我慢するなど、絶対に無理をしないことだ。
なぜなら、少しでも無理をしてしまうと、翌朝の目覚めに支障が出る。
いざ目覚めようとした時に、身体が辛いことを思い出して拒否反応を起こしてしまう。
ちょっとしたダイエットだったら週三回もウォーキングをすれば十分だ。休息大事。
その代わり、深呼吸しなら「朝の空気サイコー!」とか「空気うめー!」とか、帰ってからのシャワーを「きもちー!」とかってポジティブな記憶を意図的に作りるようにするんだ。
そうすればアドレナリンが自然と分泌されて、適度な中毒症状を作ってくれる。
ほとんどみんなトイレにスマホを持って行って、ニュースサイトとか漫画とか読んでりゲームをしてるだろ?
それっていうのは、トイレの中でできることが限られているからなんだ。
例えばテレビが遠い。人と会話できない。声も出せない。
それならば、例えばトレイの中にスマホを持ち込むことを自分のなかで禁止してみてはどうだろう。
そうすると次にできることは読書や新聞を読むこと。あとは瞑想くらいかな。
これを応用すると、例えば家にいる間はなんでも出来てしまうけど、会社や学校にいる間はできることが限られてしまう。
それならば、いつもより家を10分早くでるようにするんだ。
そうすればいつもより不自由な会社や学校という時間に10分長くいることになる。喫茶店でも良い。
家の中なら好きなことをしてしまうけど、会社や学校、喫茶店ならできることは限られる。
その時間に読書や、漢字の書き取りなんかをするようにするんだ。
・30分早く出勤して漢字の書き取り(毎日漢字ってサイトが便利だよ)と増田の下書き
・ランチタイム中はニュースサイト巡回と増田のネタを考えてevernoteにメール
・車の運転中にカラオケの練習
・子供を寝かしつけて布団に入ってから5分間の瞑想と増田のネタを考える。
性格マネジメントをしたいときは英語勉強の時間を少し減らすようにしているよ。
これでもソシャゲーは2種類くらいいつも回すくらいの余裕はあるよ!
サトカ最高だよサトカ
習慣化させる上で、もっとも大切なことの一つが身に付けたい習慣を象徴するシンボルを常に生活導線上に配置するということだ。
ダイエットリングってしってるかい?いきなり年齢踏み絵でごめんよ!
なんと、指輪をつけるだけでダイエットができるっていうすぐれものアイテムが昔売られていたんだ!
当然眉唾だよ!だけど唯一期待できる効果は、つねに自分がダイエットしていることを意識し続けられることなんだ。
僕はiPhoneを使っているけど、2枚目のホーム画面にゲームと英語アプリを一緒に置いているよ。
ゲームしたいと思った時に、一緒に英語アプリの存在を思いださせるようにしているんだ。
そうすると、トイレに入っている時とか、ゲームついでに英語アプリを起動させてしまったりするようになる。
他にも、トイレには目につくところに英語の本が置いてあって、chromeのスタートタブには毎日漢字のサイトが含まれているよ。
会社に来ていくスーツの隣にはいつもトレーニングウェアが吊るされていて、枕元には曼荼羅があるよ!
朝起きて、顔を洗って歯を磨いてご飯を食べて着替えて出勤するというタスクは、すべて目が覚めてからの条件反射で行われている。
だったら同じように、身に付けたいタスクも条件反射で行われるようにすればいい。
そのために必要なのは、生活動線上にシンボリックな何かを配置していくことなんだ。
私すごいこと思いついちゃった!
駅そばとかで、
とても迷うときないかしら?
そういう時にミックス麺とかあったらいいんじゃないかしら!!!
それぞれの麺が入ってるお行儀いいのじゃなくって、
先人の人たちが誰一人として、
やってないと言うことは、
ミックス麺って、
とんでもなく美味しくないか、
とんでもなく成立しないのかもね。
でもきっと、試した人はいると思うわ。
案外上手くいかないものね。
蕎麦の聖域は侵してはならないのかしら。
流しそうめんならぬ、
私はありだと思うんだけどなあ、ミックス麺!
あ!!!
うどんの粉と蕎麦の粉を混ぜて麺をうったらいいんじゃない!!!
話変わるけど、
あんまりミックスされてない感じがするのがたまにあるんだけど。
たぶん、それは気のせいね。
まあいいかと思って食べてたら、
店員さん、違う人が注文したアジフライ定食を間違えて持ってきちゃったみたい。
私、気付かず食べちゃってたし。
フライ違いで紛らわしいかったんだけど、
なんかどうもおかしいと思ったら、
それやっぱり1種類しかなかったわ。
もう食べちゃったしこれでいいわ、って言ったものの
食べ損なっちゃいました。
あーあ、恋したいな。
すいすいすいようび~
今日も頑張ろう!
友人のYは、ちょっと危ないなとは思ってた。仲間内の中でも「あいつはきっとホンモノのマゾヒストだ」って密かに噂されてた。
けど、さすがに「ちょっと布団で巻いて欲しいんだけど」と真剣に頼まれた時は、頭の中で盛大にパトランプが回ったよね。(これは! ガチで! ヤバいやつ!!)って。
私「え……何……布団……?」
Y「そう。それで俺をくるんで、縛って欲しい」
私「しば……?」
Y「ああ、何で縛ればいいんだろう……あ、延長コードとかでいいかな?」
私「え、私が? Yを? 縛るの?」
余程怪訝な顔をしてたと思う、いや、して当然だと思う。
いろはすをガブガブ飲んでいたYは、私の珍妙な顔を見てキョトンと返す。
Y「いや、何も本格的に筵(むしろ)でくるんでくれとは言ってないじゃん?」
私(え、簀巻きって筵でやるのが正式なの?)
断っておくけど、Yはただの友達だ。彼のプレイに協力する義理も必要も、一切無い。
気を付けの姿勢で横たわるY(ちなみに、暑いだろうからという理由でパンツ一丁だ)の首から下をくるんと布団で巻く。出来るだけ圧迫してくれと本人が強く希望するので、胸部・膝付近の二ヶ所を延長コードで強く縛る。ごわごわしてやりづらいし、女一人の力では足りない気がする。人を簀巻きにするのがあんなに大変だとは思わなかった。
延長コードはYが用意していた結束バンドとやらで固定した。あれ、便利だね。まさか人を巻く為に使うはめになるとは思わなかったけど。って言うか何で常備してるんだろう。
ジャジャーン。Yの簀巻き、一丁上がりー。
見るも無残な簀巻きっぷり! 手も足も出ないとはこのこと!
ひょっこり頭だけ布団から飛び出してて、かえって無力感が増してる。
私「で、後はどうするの?」
Y「何もしなくていい」
私「うぇ?」
Y「今から、そうだな……2時間。俺の上に座って、漫画でも読んでてくれればいい」
えっ、この簀巻き状態で放置プレイを敢行? しかも私を参加させるつもり?
簀巻きのYは当然身動きもロクに取れず、ただ力無くフローリングの床に転がるだけ。更に漬物石(=私)を上に乗せて2時間を茫漠と過ごすって、それ何が楽しいのよ。
丸太にまたがる時の要領で、友人である(はずの)Yを布団で巻いた何かにまたがる。胴の辺り。
Yの妹が愛読していると言う『君に届け』が揃っていたので、とりあえず手に取る。
『君に届け』がなかなかどうして面白くて、しばらくはYの上にまたがっていることを忘れて読んだ。
Yはすごく大人しくて、実に優秀な簀巻きだった。呼吸による微弱な動きも、モコモコな布団に吸収されるのかあまりこちらに伝わってこない。
3巻を読み終わりそうな頃だから、30分くらいかな。だんだんモゾモゾが目立つようになってきた。
そりゃあね、身動き一つするなって言われたって、生きてるんだもの。するよ。身体のどこかが痒くなったり、居心地悪く感じたり、絶対にする。動かしたくなる。
でもYは動けない。
Yの簀巻きが不快そうにモゾモゾ動く。「……んん」みたいな、吐息めいた声が微かに漏れ始める。ああ、気持ち悪くなってきたんだなって思った。でも私は何も言わないし、どいてもあげない。
2時間のゲームが始まる前、Yに念を押されたことが1つだけあった。
どういう意味かは後々よーくわかった。
モゾモゾが目立つようになってきて、7巻を読み出す頃、Yが明確な言葉を発した。
Y「ね、ちょっと解いて」
来たか、と思った。試されている。
私は「んー」とあからさまに上の空で答えた。
Y「脚がさ、痺れてきてて」
私「あー」
Y「攣りそうなんだよ、ほんとに」
私「そりゃ大変だ」
私「もうちょっと頑張ってみよっかー」
何してんだろ、私。とは思った。
脚が痺れてきたのはきっと嘘じゃないんだろう。1時間も重石を乗せて同じポーズでいたら、そりゃ身体のどこかしらが悲鳴を上げる。
彼がマゾヒズムを味わいたいと言うのなら、私はサディズムを発揮しなければならないのだ。目覚めよ、私の内なるサディストよ!
Yは聞いているこっちが可哀相になるほど、憐れな声を上げ始めた。おずおずとしたお願いが、徐々に鬼気迫ると言うか、迫真の嘆願へと変わっていく。
まるで本当に筵にくるまれて東京湾に落とされる寸前みたいなテンションで「解いてくれ!」って言ってくるから、(えっマジなの? マジでヤバいの?)ってヒヤヒヤしっぱなし。『君に届け』ってこんなに冷や汗が噴き出すようなホラーな漫画でしたっけ?
Y「漏れる」
私は戦慄した。そして唐突な記憶のフラッシュバックが脳裏を襲った。
まさかこれも計算なのか? 事前の水分摂取により、簀巻きプレイ中に圧倒的尿意を催すことを計算していたのか? そうまでして自分を限界へと追い込みたかったのか?
二十代男子が「おしっこ漏らす」のって、もう人としてアウトだろ。人として。
そこまでスレスレの状況を楽しめるのかこいつは、と私は心底愕然としていた。それとも私が知らないだけで、放尿プレイとかが紳士淑女の貞淑なお遊戯の一つとして流行ってたりするの?
漏れそうなYはモゾモゾどころか牡牛の如くのたうち回り始めて、上にまたがるどころではない。私はロデオなんて嗜んでないんだよ、悪かったな。
呆気なく振り落とされたカウボーイの私は、Yが苦悶の表情で「漏れる」「もう」「だめだ」と言った断片的なワードを唸るのを茫然と見ていた。あと15分もこれを観戦してろって言うのか。苦行かよ。
ハサミでパチンと結束バンドを切断し、布団から脱皮したYは酸欠なのだろう(そうだと思いたい)、紅潮した顔でぼーっとしていた。
早くトイレに、と言いかけたが、もうその必要は無くなっていた。
名誉の為に言っておくけど、彼は簀巻きにされている間、尿意に耐え続けた。人間である為に、ひたすら我慢して我慢して我慢した。
だから、簀巻き状態から解かれた瞬間に気が弛んだとしても、まぁ、何も可笑しい話じゃないのだ。
量が質に転化するとはよく言われるが、速さが質に転化するという言い方はなかなかされない。
速さとは時間あたりの量だから、量が質に転化するなら速さも質に転化するのは自明のことなのに。
速さ自体が質とされることはあっても、速さが質へと変わっていくという言い方は滅多にされないこの世の中は、どう考えても理不尽である。
その理不尽さときたら、フエラムネが卑猥なお菓子と勘違いされてしまう理不尽さを遙かに凌駕している。
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諸君、スピード社会の今こそ、速さはちゃんと質に転化されることが周知されるべきだよ。
スローライフなんて唱える人もいて、それも一理あるけれど、やっぱり今の時代めまぐるしいまでの速度とは無縁でいられない。
であれば、その速度を受け入れて、そこに価値を見いだすべきではなかろうか?
速さから逃げたり否定したりするのではなく、単に速く片付く以上の良き側面に気付き、着目し、速さを利用すべきではあるまいか?
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世の中ちょっと速くなるとすぐ諦めてしまう人が多すぎる。ちょっと不慣れな速さに慣れてみるだけで圧倒的にサクサク片付くのに。
それなのに、多忙な状況ですら、すーぐいつもと殆ど変わらないペースでやってしまう。諦めの速さだけは一流だよほんと。
これでは誇り高き戦闘民族の王子が吐き捨てるように言った「もうだめだぁ…おしまいだぁ…」を笑えまい。
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個々の人間がそんな有様だから、今の先進各国というのは、スピード社会のポテンシャルを現状全く活かせてない。
同様の文明批判は古くからあるが、少なくとも現代においては非常に的を射ていると思う。質なき速度。それを人は「暴走」と呼ぶ・・・。
卑近な例では、質を無視して無理に締め切りに間に合わせるという悪しき慣習が、キミの周りにもはびこってないだろうか?
速度に慣れようとするのではなく、無理に速さを生み出そうとするという発想がもう貧困すぎィ!と叫びたくなったことはないかい?一度くらいはあるだろう。
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まず、個々人が変わるべきで、そうして初めて人類は新たなステージを迎えるのだよ。
くっ!今こそ、セカンド・バリュー(速さの第二の価値)に目覚めるのだ。
鎮まれッ俺の右手ッ!目覚めよ、セカンド・バリュー・・・という訳で、まず衝撃的な成功体験をしていただくのが早いと思うんですよw
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そのためにどうしても必要な、是非とも活用すべきものがある。それが「リズム」なんだな。速さにノリノリな人の必需品、それがリズムなの。
我々がどうしても自分のペースに固執してしまうのも、リズムがあるから。キャパを超える速さになると辛く感じるのも、リズムがあるから。
みんな「速いから疲れる」とカンチガイしてしまってるけど、そうではなくリズムが崩れるから疲れるの。
慣れたペースでやるのは、リズムに乗りやすいから疲れにくい。速いペースでも、リズムに乗れれば疲れにくい。
リズムに乗れるペースのことを「マイペース」と呼ぶなら、遅くても速くてもマイペースにやれる人こそが、何が起きても気分はへのへの河童な疲れ知らずなの。
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そういうことだから、みんな音ゲーやろうぜw手っ取り早く自己のマイペース帯域を拡張するには、音ゲー以上の手段は現状存在しないから。
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マイペース帯域が大幅に拡張される一大革命が起きて、これまでの凝り固まった心身の使い方がガラガラと音を立てて崩壊すると、
ハイテンポな作業でも驚くほどリズムが安定するようになり、そこで初めて高速の景色が開けるのだ。
あの日見た高速の景色を僕達はまだ思い出していない。思い出すのだ、性に目覚めて間もない男子中学生のような、あの新鮮な感覚を。
xy平面でネバネバ動いてたのが突如ふわりとz軸方向に浮き上がって自由に高速飛行できるようになるような、あの感覚とともに。
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すぐにはその感覚は得られないであろう。何度も古い景色と新しい景色を行き来せねばならんのだよ。
これは非常に申しにくいのだが、気の遠くなるような作業なんだ。老婆心から言っておくが、多忙な人は諦めてくださいw
でも忙しさがそれほどじゃないのなら奥の手がある。そう、ニッチタイムにこまめにゲームすればいいのだ。
言ったろう?こまめに新旧の景色を行き来する必要があると。新しい開放的な景色を見たあとで、
その新鮮な気持ちで古いノイジーな景色を見る。すると、ネバネバとしたノイズがよく見えっから。
やがて、「速くしたほうがラクじゃーん」ってことが自明に感じられるようになってくる。
鳥飼茜の漫画『先生の白い嘘』第2巻の巻末に収録されている萩尾望都によるコメント(帯の表現を借りれば「鮮血のメッセージ」)がアツいので全文引用します。
東京都議会で「早く結婚した方が良い」と女性議員に野次が飛ぶ時、
笑ってヤジる男性議員は批判されるまでこれが女性差別だとは意識していない。
それぐらい女性差別は深くさりげなく、実にさりげなく浸透している。
日本は男社会だ。法的に平等であっても長年の慣習がそうはさせない。
女は社会の中で教育、就職、結婚、生活、育児、財産の所有において負担を強いられる。
その不平等や不公平が続いているのは女が弱者だから。弱者はどんなにいじめても良いのである。
しかし女は本当に弱者なのか。男は本当に強者なのか。不公平を強要するものは真の強者なのか。
生徒、緑川椿は気づいている。そして戦っている。
早藤も知っている。利用している。
生徒、新妻はまだ己を知らない。悩んでいる。
これまで存在していたのに誰も語ってこなかったものだ。語られてやっと見えるものになる。
ぎりぎりのところで語られている彼らの言葉は強い。あるときはおずおずと。
またはきっぱりと。暴力的に。攻撃的に。羨望と侮蔑。どれも言葉として深い。
そして、新しい。そして痛く恐ろしい。
男達よ。ページごとに谺する、女の叫びを聞くが良い。
女達よ。目覚めよ。たとえ痛い目覚めであっても。
たとえ理不尽な世界が変わらなくても、心を変えることはできる。笑い飛ばしても良い。
そして、生き残ろう。まだ、明日がある。
鳥飼茜はすごい。私を呆然とさせる、これほどの作品を描くのだから。
平凡な言い方だけど、がんばってください。目が離せません。
そして、暴力的なのに、品がいいです。