梅宮アンナの記事の話で(ブログ自体は削除されてて読んでないけど)、いまから10年くらい前に流行っていた「歌詞画(かしが)」を連想した。思い出した。
浜崎あゆみ・大塚愛・倖田來未くらいが流行っていた、そんなくらいの時代だったと思う。私はガラケーを持った女子中学生だった。
私の周りで流行っていたのが「歌詞画」だった。アーティストのCDジャケットや本人の写真、あるいは全然関係のないキャラクター(ディズニーやケアベア等)背景に、そのアーティストの歌詞をちりばめた画像だ。文字はかわいらしいギャル文字の手書きで、プリクラのように、光っていたり縁取られたりしていた。
歌詞画は、私はほとんど友達からもらっていた。かわいいのを手に入れた人は、データフォルダの画像を自慢し、ねだれば赤外線で送る。そういう文化だった。それ以外は掲示板やファン交流サイトで作ったりしていた。
歌詞画には、たまに(c)誰それ、と作成者の署名があることがあったけれど、「私、これ、つくったんだ」という話は聞いたことはない。
大人になって色々知って、それより前に私は歌詞画に飽きたけれど(というか、そういう交流する人たちに合わせるのをやめて距離を取るようになった)、歌詞画のやりとりに、作詞者・ボーカル・バンドメンバー以外の製作者の顔を意識したことはなかったし、著作権のことなんてこれっぽっちも思い浮かばなかった。スティッチのイラストにミスチルの歌詞を重ねて書いてあって、「スティッチだかわい~ちょうだい!」ってやりとりをすることになんの後ろめたさもなかった。
梅宮アンナの発現はあの文脈なのかなと思った。中学生と一緒にするのはアレだけど。ああそういえば歌詞じゃなくてオリジナルのポエムもあった、私は興味がなかったからたまに見てもスルーしていたけれど、最近ツイッターでみる「感動したらRT♡」の画像はすごくそれに近くて今も昔も変わらないなぁと思う。
だが、私は根本的なところが違うんじゃねーのと思うわけだ。
あんな店に行く人間の気が知れない。
個人的には、スーパーで買った中国産ウナギや牛丼チェーン店でウナギ食う奴も、
回転寿司行く奴も、24hコンビニ弁当もチキンナゲット食う奴も皆同じなのね。
不味いじゃんあれ。
本来、普通に美味しく食べようと思えばそれなりの値段になるものを安く大量に提供されてる時点でおかしい訳だけど、
不味さに鈍感で「安く飲めた」「ウナ丼食った」「トロ食べた」って喜んでるみたいなのがいるから、商売になるとも言える。
だとしたら、不味いものでも平気で美味いと思って食ってしまうのが問題だよね。
理由としては幼少期に美味いもんを食ったことがないので旨さの基準が分からないからとか、
そもそも適正な価格では買えないので、仕方なく形ばかり満足感を得るために低品質で間に合わせるとかを考えつくが、
食育の不全や貧困に話が及ぶので、それを言っちゃあおしまいよって気もする。
そう言うなよ。お前の幸せみんなが願ってる。
でも、その「いて当たり前」の存在さえも、もてない人がいる。
生まれてこのかた、いて当たり前の存在が いない歴=年齢の人がいる。
いて当たり前の存在が初めからいない自分は、どんな反応をすればいい?
これは格差じゃないか。
どの層に慰めてほしくて書いているのか。普段は意識していないだろうが
「それ本当に良いと思ってんの?」みたいな事が多すぎる。全然美味しそうに見えないフレンチとか、前衛的なスニーカーとかそういうの。物の本来の価値よりももっと別なところに金が流れてる。
「渋谷のBEAMSにポンプフューリーが入荷した」「生活保護で生活してそうな老人が朝から並んでいる」とかって文字がツイッターのタイムラインにでてきた。また転売屋さんですか。もう時限とか数量限定とかやめてなんでも受注生産にすればいいのに。でもオークションで5000円多く払ってでも欲しい靴ってどれだけかっこいいんだろう。
で、調べてみたら何だこの靴は。ほんとに欲しいのかこれが?騒いでるやつ全員頭おかしい気がする。みんなはこれがかっこよくみえてるんですか。
大衆は話題の物を経験したことがある(持っている)というステータスが欲しいだけで選んでいる気がする。金持ちは「みんなが見たことも無いもの」を手に入れたがってる。世界がどんどん意味不明な方向に進んでいく。暇で且つ金の使い道が無い人間が多い。もうそのだっせぇスニーカー買えよ乞食からでも転売屋からでも。
今でこそ静かになってきたけど、一時期はk-popだって同じように見えてた。自分には何が良いのか全く分からなかった。周囲で聞いてる人もいないし一体どの層に人気があるんだろうと思ってネットで調べたら田舎の高校生なんかがk-pop好きをアピールしてた。きっと「都会では今コレが流行りに違いない」と思ってたんだと思う。国をあげて流行の最先端向けにしたプロモーションが田舎の学生に受けてるのやばいでしょ。皆が知ってるから良い曲に違いない。知らないとおかしい。歌えないと仲間はずれにされる。とかって動機が見える。AKBはどこに行ったの。もうやめようや。
最近、「できること」ばかりやっていて、「やりたいこ」とをほとんどやっていないことに気づいた。
できることの特徴
やりたいことの特徴
できることの例
やりたいことの例
いつから「やりたいこと」をやらなくなっていたのだろうか?
また「やりたいこと」に時間をかけようと思った。「できること」ばっかりやらないで。
ちきちー
根拠の無い自分への自信の無さがつらい。根拠が無いことも、客観的に見れば自分がどちらかと言えば周囲にも恵まれ、持って生まれたステータス等も平均より上回る項目がいくつかある、ということも知っている。
理性ではわかっている。
でも自分が嫌いで、いらだたしいクズだという思いが抜けなくてつらい。だから人間関係がつらい。こんな自分でごめんなさい、付きあわせてごめんなさい、接点が会ってごめんなさい、そういう気持ちを押し殺して、にこやかにフレンドリーにすごす。
たぶん最近忙しいので疲れているんだと思う。だから理性で感情にフタをするのがしんどくなって、こういう愚痴を、ただの卑屈な甘ったれた様子を書き連ねているんだと思う。でも、疲れたんだ。ああ、つらい。
以前やっぱり増田に同じようなことをかいたら、「毒親育ちでしょ」みたいなことを言われたけれど、毒親では、ない。どちらかと言えば、恵まれた家庭で甘やかされ気味に育てられたと思う。…けれど、反抗期も過ぎて独り立ちをしてしみじみと思うのは、とくに父親と、ひとりの人と人として相性が悪いということだ。例えば言葉の選び方や、現代社会や政治への考え、趣味、そういったものが、(おそらく、お互い)「違う」というかんじなのだ。無いわぁ~とまでは言わないけれど、ふ~ん私だったらそういうのは選ばないなぁ、くらいの。
私のこの自己否定感が親にあるというのならば、私が人と人として、大人と大人としてあまり”合わない”人と親子関係にあったことが原因なのだろうか。それくらいのことで。だったらどうすればいいんだろう。これからどうすれば。
これ。被害を訴えてた方も垢が消えてて、コメント欄も錯綜してるが
自演だった場合の動機予想で「炎上商法」「togetterやまとめサイト用のネタ出し」が挙がってるのに
「自分のパクりを指摘されて『ちがうもん、私がオリジナルで向こうがパクりなんだもん!』という演技をしている」
という予想が無いのが意外だ
話さ、あくまでも仮の話だ。
美しいままのその花もいつか/少しずつ乾いてゆくことになる
いつまでもこうして眺めているさ/嬉しいやら哀しいやら
いつかの僕は彼女の寝顔を見ながら「嬉しいやら、哀しいやら」と、悦に入った。
彼女のことを本当に愛していたとか、その想いの程度を説明するのが難しい。不毛とさえ。
誰かに認めてもらう必要がないぐらい、彼女のことが大切だった。
大切というか、……彼女は僕自身だった。言葉にしづらいけど、他の人とは違ったということ。
若かった僕は、彼女の大切さを気付かずに、自分の人生さえも軽く考えていた。
「なんとかなるだろうし、彼女よりいい女とも付き合えるさ」なんて、若気の至りどころじゃない。
あっという間に。とても、幼いままに。ままごとのように。
幸か不幸か、共通の友人が多かった僕と彼女は別れた後も会うことがあって。
割りと仲は良い。勿論、セックスやそういった類いのことは何もない。一線。
彼女は僕が知らない人と結婚したし、……セックスとか、そういうのって安易で退屈すぎる。
僕はといえば、たまに若い子と付き合ったり、すぐに別れたり。結婚願望もない。
子供がおらず、旦那さんが単身赴任な彼女と、たまに会う。1ヶ月に1回ぐらい。
食事して、少し呑んで、くだらない話しで笑ったり。
元々の相性が良かったんだろう、2人でいると会話は尽きない。一線を残して。
可愛くて、美しくて、綺麗で、気立てが良かった彼女も、40歳を過ぎたらオバさんだ。
自由奔放だった性格は、肌のシミとして残された。
少しずつ乾いていく彼女を、ゆっくりゆっくり見ているのがとても幸せで。
「この前、紫陽花を見てきたの」と、彼女のiPhoneにある写真を見せてくれた。
決して、iPhoneを僕には渡さずに。
たくさんの紫陽花の後の方に、同じぐらい多くの旦那さんとの写真があった。
夫として、彼女のことを看取るんだろうと思っていた。そんな未来はこなかった。
それでも幸せだよ。僕らは今の距離感がちょうど良かったんだろう。この、一線が。
乾いていく彼女が、僕だけが知っている、その乾き具合が、そこや、そこや。ああ。
僕のとなりで無邪気に喋ってる彼女に、唯一の秘めごと。
老いていく君が、とても愛おしい。
決して枯れない花をそのまま/そっと記憶の庭に埋めた
いつまでもこうして眺めていたい
そう思ってるのはお前だけだからw