2014-08-01

歌詞画

梅宮アンナの記事の話で(ブログ自体は削除されてて読んでないけど)、いまから10年くらい前に流行っていた「歌詞画(かしが)」を連想した。思い出した。

浜崎あゆみ大塚愛倖田來未くらいが流行っていた、そんなくらいの時代だったと思う。私はガラケーを持った女子中学生だった。

私の周りで流行っていたのが「歌詞画」だった。アーティストCDジャケットや本人の写真、あるいは全然関係のないキャラクターディズニーケアベア等)背景に、そのアーティスト歌詞をちりばめた画像だ。文字はかわいらしいギャル文字手書きで、プリクラのように、光っていたり縁取られたりしていた。

歌詞画は、私はほとんど友達からもらっていた。かわいいのを手に入れた人は、データフォルダ画像を自慢し、ねだれば赤外線で送る。そういう文化だった。それ以外は掲示板やファン交流サイトで作ったりしていた。

歌詞画には、たまに(c)誰それ、と作成者署名があることがあったけれど、「私、これ、つくったんだ」という話は聞いたことはない。

大人になって色々知って、それより前に私は歌詞画に飽きたけれど(というか、そういう交流する人たちに合わせるのをやめて距離を取るようになった)、歌詞画のやりとりに、作詞者・ボーカルバンドメンバー以外の製作者の顔を意識したことはなかったし、著作権ことなんてこれっぽっちも思い浮かばなかった。スティッチイラストミスチル歌詞を重ねて書いてあって、「スティッチだかわい~ちょうだい!」ってやりとりをすることになんの後ろめたさもなかった。

梅宮アンナの発現はあの文脈なのかなと思った。中学生と一緒にするのはアレだけど。ああそういえば歌詞じゃなくてオリジナルポエムもあった、私は興味がなかったからたまに見てもスルーしていたけれど、最近ツイッターでみる「感動したらRT♡」の画像はすごくそれに近くて今も昔も変わらないなぁと思う。

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