単にこういうアイデアを考えました、って上の人の前で発表出来て関心をとれれば
間の上司を通り越して上に行ける、ってだけのことでしょ。
まあなんにせよ、そこまでカイガイガーって言うほど日本も海外も(海外ってもどこだか知らんが)変わらないけどね。
雇用の安定性、継続性、新たに会社に入りやすさ、等を考えると、
スマートテレビは日本でもそうだけど、どっちかっていうとパソコンとかに慣れてる人のギークな遊び道具で、
日本のテレビにインターネットが付与した、とかそういうのとは根本的に違う気がするかな。
相手に対して不利益をかざしてなんらかの行動をせまってる以上、脅迫になるんじゃない?
其の部分だけで訴えられたら負けるかも。
日本で「映画しか見ない」なんてのが居るのは、それ以外に見るに値するコンテンツが絶望的に少ないからに過ぎない
たとえばアメリカではケーブルテレビ、有料放送、ネット配信が普及していて、これらを快適に見る事に高い需要がある
こないだマイクロソフトが新型ゲーム機の発表会でゲームソフトそっちのけでやたらとSTB機能を推してたのを知らない?
先んじてAppleやGoogleもテレビ一体型のものを作ってるし
そういうものは「ただのテレビ」よりもかなり割高だけど、それでも売れ行きは好調なわけ
コンビニバイトしてたけど普通の客相手だったらそんなこと思いやしないよ(笑)
もしかしたらいちいちそんなこと考えてる店員もいるかもしれないが、客一人一人に脳内いちゃもんつけるとかむしろ疲れるんだよね。
店員相手に世間話始めるじーさんとか、特定のコマンド(必ずEdy使う、必ず同じタバコを頼む、一定周期でメール便を持ってくるなど)のある客とかは注意してたけど、それ以外はほとんど見てない。
ベルトコンベアーの流れ作業と同じ。いちいち流れてくるものに関心持ってられないよ。
そのスティーブとやらの企画書で上司がお偉方の前でドヤ顔で「私の画期的なアイデアをご覧ください」とプレゼンしつつ、スティーブを自発的に辞めるよう「説得」するのが海外の(特に社内競争が激しい会社の)「手柄の奪い合い」だよ
部下が優れたアイデアで評価を得たら「ボス、貴方の席には来週から私が座ることになりました。私の部下になるか、荷物をまとめてここを去るか、明日までに決めてください」なんて事になりかねないから
質が高いメディアが出てくるほど、そいつらだけでいいじゃんって話にはなるよね。
そいつらだけにすると質が落ちてくるんだろうけど。
ずーっと疎遠だった兄の家に居候して、兄すいませんとここに書いてから早4ヶ月。やりました、やっとこさ内定ゲット。途中うまく行かなくて嫌になりそうだったけど、やっぱり最後も兄のおかげで就職活動を終わることができた。
どうやっても面接に慣れないと嘆くわたしに、「面接って自分を売り込む機会だから、それ相応のやり方をすれば多分受かる」とボソリ。面接官が何を見て評価しているかわからないと悩むいうわたしに、「考えるプロセスでしょ、学生に社会での実績なんて求められるとは思えないし」とポツリ。面接での質問って何すればいいか迷う自分に「友達も会社も、選ばれるためにってだけじゃなく、こっちだって選んでるんだよ、そう考えりゃ質問のひとつやふたつ…ねぇ」とチクリ。いつも答えに飛びつこうとするわたし向けに、答えではなく、優しいヒントをくれた。
兄は自分のことを語ろうとしないから、兄が家を出てからの全てを兄カノに聞いた、もう全部。学生ビザだけ取って、母から手切れ金を手にし一人渡米した兄は、怪しいバイトをしながら向こうで大学を卒業。大学の24時間オープンの図書館には、いつも深夜までいたそうな。大学を出て現地で就職、祖国日本に「転勤」に。これまで壮絶なんて言葉で片付けられないものだったと思う。50万円だけ持って渡米、仕事がバレたら最悪は強制送還という環境の中で学費を稼ぎ、並行して学業を修める。3年で卒業し、現地人を押しのけ出世ですか。これもまた、ひとつのアメリカンドリームなのかも。
兄がまだ家にいた頃、あからさまにおかずが少なかったり、むりやり家に近い公立高校に入れさせられたり、血の繋がらない母に酷い仕打ちを受けてきた兄。こういうことは兄カノも知らなかった。当然、兄カノ爆泣。「これで彼の兄くんの性格や言動、どこかでその生い立ちは想像したけど、これで全てが繋がった」と。「すごくエゴな言い方だけど、私が彼を幸せにすることは、私のライフワークなの」と言い切る薄茶色の眼は本気そのもの。兄の昔を話す過程で、兄カノが兄に寄せる想いは恋愛とかそういうのを超えたものを感じた。兄カノとはそうやって、日本で育った兄と米国で生き抜いた兄の歴史をつなぎ合わせた。目眩がしそうなくらいの洋書に囲まれた兄の書斎、綺麗に片付いた机の上の"Stay Faced"という木彫りの置物。常に現実を直視せよ、と解釈してる。多分、兄はこれまでそうせざるを得なかったんだろう、と今やっと理解。
全てを把握したところに帰宅する兄。私も兄カノも目がボンッボンに腫れてて直視できない。板チョコみたいな腹筋をボリボリ掻きながら「さて夕飯でもいただきましょうかねぇ」とお風呂から出てくる兄。畏怖の念さえ覚えてうつむく二人を気にすることもなく、「今日のおみやげは…じゃーん、スイス帰りの部下にもらったチーズ、ワインいきますか兄カノさん、ワイン」と。
わたしはもう我慢の限界。「兄カノちゃんから全部聞いたよ、わたしも兄カノちゃんに全部言った」と。「ん?何を?」と兄。「だから、全部」とわたし。少しため息と沈黙の後、兄。「大体何話したか想像つくけどさ…どれも過去の話でしょ、後にも先も生きられないんだからとりあえずいま妹の内定祝いってことで飲もうよ」
「いや、でも、嫌かもしれないけど、お金のことも聞いたし」「それもまた過去」「じゃあ過去の話としてさ、兄はどう思ってんの?」「昔の話だし、どうとも思ってないよ」「母のことも?普通あの扱いはひどいんじゃない?」そんなやりとり。
少しの溜息のしぐさだけして、兄は言い放ちましたよ。「じゃあさ、もし、昔がひどいとか可哀想とか、いまさら何かできる?可哀想といま思われちゃっても、『ああ酷かった辛かった』って言って今が楽しくなる?まぁこの際だからちょっと言うけど、当の本人としては、どうしようもないことをウジウジ思い悩む暇も余力もなかなかないわけよ、そもそも自分は可哀想じゃないとどこかで思ってるから人が可哀想と思えるんでしょ、自分一人だとそういう考えないんだよね、もうね、すぐそこに対処というか対峙しなきゃいけない現実があるんだな、だから、俺が気にしていない、もしくは気にできないことを他の誰かが気にするとかさぁ…とまぁ当の本人は言ってますよ… ハイ昔話おわり、喉かわいた、さ、ワイングラス」
これが唯一過去に関して兄の過去に関しての見解が聞けた機会。触れてほしくないと思わせる言い方というより、兄の中で完全に区切りがついているということだけはわかったので、もうこの話にはならなかった。兄もいつもどおり無口に戻った。
この人は本当に強いと思った。飄々としてるけど、ブレない何かを持ってる。だからこそ、言葉がずっしり重い。寡黙が故にたまの発言が注目を引くからでもなく、大きな身体から発せられる野太い声だからでもないんだ。この人の魅力は上のような経験に裏打ちされた深みから来ている、不思議な引力みたいなものなんだと思う。
もし、人生ゼロサムゲームなのであれば、この兄にしてこの初見でドン引きするくらい美しく、聡明で、慈愛に満ちたカノジョは当然の果報だ。お金にしてもそう。最初は成金だと心の中ではちょっと軽蔑していたけど、彼の不遇の時期を考えれば、表参道の家も、3台の車も、3人なのになぜか15万の食事も、すべて兄自身で獲得した富だ。ましてやあんな母に対しても、娘の学費・結婚費用と、その豊かさを分配している。
失敗して組織に居辛くなったときに、他の組織でもそれなりにやっていけるだろと思っているのが普通の人間。
剛力さんはほんとに頑張ってると思う。
普通の勤め人として考えると、あきらかに働き過ぎな状態なのに、
穴もあけず、肌も体型も調子を保ったまま、笑顔でその激務をこなしている。
もちろん、そういう特殊な職業を選んだのは他ならぬ彼女自身なのだから
そうやって当たり前なのかもしれない。
だけど、あれだけの量のプロジェクトを並行して回し、
しかもそれぞれが撮影だったり演技だったりトークだったり歌だったり踊りだったり
ひとつひとつが重たいタスクなんだから、並大抵のことではないと思う。
事実上彼女に仕事を選ぶ権利がない のであったとしても、やはり
「これも私かよ!」とか「これはなんかちょっと違うだろ!」と
自分自身思う瞬間があるかもしれない。
でも、次の瞬間には「それでも求められてるから」「せっかくのチャンスだから」
「仕事があるだけありがたい」など、様々な前向きな理由をつけて
一生懸命こなしているのだろう。
スタイルはいいし、踊りも巧いんだから、モデルとか舞台俳優とか
「あんまり知られてないけど、いい味出してるよね」と言われる位置づけに
唐突な「なんとか賞」を受賞させたり、鳴り物入りの漫画映画化などに担ぎ出したら
精一杯頑張っている彼女が、あたかも彼女自身に非があるかのように
叩かれたり馬鹿にされたりしているのをみると、
とてもやるせない気分になる。
声が震えるくらい緊張してるのに、逃げ出さずにやりきったことは
やっぱり凄いことだとおもう。
(電波に乗せる音楽ってもんはそういうレベルじゃないんだよ、というのは置いておいて)
そんなわけで、
剛力さんが、本当に良さを発揮できる場所を
一日も早く得られることを、陰ながら祈っています。