はてなキーワード: ホッテントリとは
消えてくれ・・・とまでは言わないが、なんとかしてくれないかな。
朝日新聞で、勤務時間を上司が修正して云々という記事がホッテントリ入りしていたので、
自分が一昔以上前に某新聞社(朝日ではないが、それなりに大きい)で記者職をしていたときの思い出など書いてみる。
数年でやめてしまったので、あくまで個人的な狭い見聞だけれど。
配属されて何が驚いたって、毎月の勤務表に自分の勤務時間書き込んで、月一で記入して提出するんだけれど、
そのとき「必ず鉛筆で記入して、ハンコを押すように」と言われたこと。
人生で、ハンコが必要な書類に「ペン」ではなく「鉛筆で書け」といわれたのは、あの勤務表だけだ。
実際、上司が確認して、問題があれば修正するなんてのは日常茶飯事だったらしい。
それでも、自分を含め現場がそんなに不満を持っていなかったのは、「勤務時間」と「給料」がリンクしていなかったから。
記者職は「裁量労働制」なので、実際に何時間拘束されていようが、残業代は「みなし労働時間」で一定に計算されていた。
成果は、記事の出稿量とかネタをどれだけとってきたかで判断されるし、取材というのは記者個々で動くもので、
まあ「取材」と称して夕方まで出社してなくても、ああ、あの人今日はのんびりしてたな、というのは、暗黙の了解で認められていた。
当時はまだまだ、業界に金があったせいが、いろいろおおらかだったし。
わざと終電終わりまでのんびり食事して、タクシーで帰宅なんてのもザラだったし。
(その後、各社とも、その辺厳しくなっていったと聞くが)
大体、今は知らないが、当時の記者の仕事って、たとえば「なんとなく情報源な人と食事する」とか、「原稿出したけど紙面が上がらないので軽くビール飲んでダラダラ待ってる」とか
仕事なんだか何なんだかよく分からないルーズな時間も多かったし、
何をどこまで勤務時間とするのかよく分からないところも多かったらな。
ネットはすでにあったけど、今みたいにTwitterが報道に先行するなんてことはなかったから、多分今よりはずいぶんのんびりしていたというのもあるのだろう。
まあ、だからといって、虚偽の書類を「勤務時間の記録」として残すのがいいのかといえば、悪いに決まっているが、
しかし、世の中には、厳密な時間管理がなじまない仕事があるってのは事実だと思う。
そして、多分、朝日新聞社の労務管理がいい加減だという話と、世間のいわゆるブラック企業の話は、あんまりリンクしていない、ような気がしている。
最近急にITにかぶれだした会社のオッサンがいるんだがこないだ急に「俺イケハヤみたいになりたいんだよね分かるイケハヤ?」と言い出した
とっさに「誰ですがそれ?」と投げ返したのはナイスカバーだったのかはたまた暴投だったのかオッサンは元気にイケハヤの事を語りだした
イケハヤについての軽いレポートを僕に報告しおわったオッサンは自分もブログで稼ぎたいと言い出した
何でも彼の中ではブログで副収入を得たりあわよくば会社をやめてアフィリエイトで食べていくことがナウくてエモい事になっているようだ
その時は「なるほどそういうのも今の時代はありかも知れませんね」と答えたが僕はそうは思わない
はてなで時折ホッテントリに上がってくるブログ群やグーグルを汚染し尽くしたアフィリエイト目的のサイト達を見ていると、普通に全うな仕事をしてお金を稼ぎそのお金で普通に遊んでいた方がよっぽど幸せだしブロガワナビーよりはまだエモい気がして仕方がない
オッサンはもしかしたら本当にブログを始めてアフィリエイトに手を出し、ゆくゆくははてなにいる互助会とアクセス数に飲み込まれて仕事でもないのに人に媚びて小銭と人間性を取り替えていくような人間に変わってしまうのではないだろうか
そうなる前に僕は止めるべきなのだろうか
いや止める権利なんてないだろう
だけど少しだけ口出ししておいた方が良いのだろうか