はてなキーワード: 「花」とは
もともとは芸者や遊女に対して客が与えるチップのことを「花」と呼んでいた。
これは贈り物をするときに花のついた枝を結んだことに由来するという。
地域によっては芸者を呼ぶためのお金を「花代」と呼ぶことがあるが、同じ由来である。
歌舞伎などでは「纏頭」と書いて「はな」と読み、これは「花」として与えられた羽織を頭に巻くことに由来するという。
また、相撲で金星が出たときに座布団を投げるのは、金星を挙げた力士に羽織を投げたのがはじまりだという(こちらは羽織を返却するときに祝儀をもらう風習だったらしい)。
その「花」を関係者全員に配ることを「総花」と言い、転じて、要点を絞らずに全てが関わるようにするやり方を「総花的」と言うようになった。
俺は先日、はじめて知った。
リビングと玄関に飾ったところ、家中に花の香りが漂うようになった。
俺はね、それを「花」の香りだと思っていたんだが、妻は「ユリ」の香りだと言うわけ。
ひとつづつ花の香を嗅いだら、なんとまあ、家に漂う香りが、ユリのそれと一致したのだ。
俺が26年間花のものと認識していた匂いは、ユリのものだったのだ!
俺は感動したね。何故か興奮を覚えたよ。「おまえはユリだったのか!」って。
そうして感動に打ちひしがれている俺を見て、妻は感動してたね。こんなアホが本当にいるのかって。
その日、興奮さめやらぬ内に職場についたもんだから、上司にその話をしたのね。
そうしたところ上司は、やっぱりお前はアホだったのかって言うのね。
余談だが、花が多くて花瓶が足りないって話をしたら、次の日に江戸切子のような柄の花瓶をくれたよ。
アホ扱いされたけど、実質ノーダメージだ。
こんなやりとりの中でふと疑問に思ったのだが、
確かに俺は昔から引きこもりがちだったが、普通に生きていて知ることなんだろうか。
まあ、いずれにせよ、俺はユリの香りを知る側に来てしまったんだ。
新しい人生が始まった気分だよ。
吹奏楽には全く詳しくないのだが、文化祭のJPOPステージなどを聴いているうち、「ラップのある曲ってどこまで真面目に再現するんだろう?」とふと気になって調べてみた。
結論としては、ラップ部分を「再現するルート」と「回避するルート」の2つの方向があり、それぞれのルート内でもクオリティ差が激しく表れることがわかった。
私はそれを以下のようにランク付けした。
以下、具体例とともに見ていく。
なお、サンプルは全てミュージックエイトである。ウィンズスコアは最近の曲しかなく、私が最近の曲に詳しくないのでラップのある曲が見つからなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=7orX_pQ6l2Q
さらにラップ独特の細かい節回しが整然と並ぶ八分音符に吸収されてしまっており、非常に単調なリズム。
まさにお経と呼ぶほかない状態。
同じオレンジレンジの「花」「以心電信」もお経状態ではだが、上記よりはリズム感がある。
元の歌詞をなぞることを放棄し、独自にリズムを構成しているからだろう。
しかしミュージックエイトはオレンジレンジに何か恨みがあるのだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=n9Vu96KCUEs
頑張っているのはわかるが、違和感が激しく、不協和音すら感じる。
そもそもラップの音階は半音未満の細かい節回しや語尾のフォールなどが主で、単純になぞって再現できるものではないのだろう。
ただし、原曲がもともと音階感の強いラップであれば、そのままなぞるだけで成功する(例:ファンモン、Aqua Timez、SEAMO)。
https://www.youtube.com/watch?v=n18_CivUl1Y
そのままなぞる以上の違和感消しを行っていて理想形の一つだと思う。
サクラ咲ケ/嵐
https://www.youtube.com/watch?v=noTqth_1t5o
2番が終わった後のCメロがラップなのだが、その時間ごと消えている。
Cメロはラップ以外でも飛ばされることがあるので、仕方ないと言えば仕方ない。
A・RA・SHI/嵐
https://www.youtube.com/watch?v=OWOoMukSiT4
原曲では冒頭にラップがあるのだが、その部分が前奏として処理されている。
ラップがあったことを言われないと気付かないほど自然なアレンジ。
ややオリジナル展開気味で、ちょっと短くなっているのも好判断だと思う。
ちなみに、「感謝カンゲキ雨嵐」も同じパターン。嵐のサクラップはひたすら回避されるのは何故。
https://www.youtube.com/watch?v=mMW2vFAMWGo
主婦の私が「おおかみこどもの雨と雪」にずっともにょってた理由がなんとなくわかった。
女性から見たら化物としか思えない「花」が、子供や男性の理想像である事が気持ち悪からだ。
「別にファンタジーなんだから理想のスーパー素敵な母親像を描いてもいいじゃないか」と言われればそう思う。
そう思うけど気持ち悪いのは、現実と創作を混同する輩が世の中には多々いて、「花」みたいな理想像を描かれると、被害を受けるのは女性であり母親であり主婦だったりするからだ。
んなアホなーと言われても、2ちゃんねるの育児板とか家庭板とか鬼女板とか、はたまた同人板とかハンドクラフト板とか、さらには大手小町なんか見てると毎日のようにドラマやアニメの人間像を押し付けられて大トラブルになってる話を聞くので、アホみたいなスーパー素敵な母親像を褒められる対象みたいに、かつ、サラっと常識みたいに描かれると気持ち悪くてたまらないんだよね。
かくいう私も洋裁がヘタの横好きと知られたばかりに、あまり親しくもない知人から大人サイズのコスプレ用ドレスを3日で作れと言われたことがある。理由が某漫画だとウエディングドレスを1週間で作っていたから、簡単なドレスなら3日もあればできるでしょ? だそうだ。
逃げるのが大変だった大変だった。なにせ相手は現実と漫画の世界の違いがわかってないんだから。
旦那がオオカミだろうが虎だろうが馬並だろうがスベスベマンジュウガニだろうがかまいませんから、ベースになる現実部分にはもうちょっとリアリティを付けて下さい、迷惑する人が出るんで。
そうですね。
そのあなたの問いに答える前に、あなたが この日記で、そう書きたくなった理由のほうを私は考えてみました。
他の人の答え(トラックバック)はともかく、あなたも・そして見ている人も ちゃんと考えられるお返事をしたいからです。
ひとつめ。
その結婚は、あなたにとって予定外の出来事・・・のようですね。
なぜなら「結婚することになった」のに、そして「いろいろ準備中」なのに、あなたは なぜか まだ指輪を買っていないからです。
つまり結婚が決まったときに、あなたはまだプロポーズしていなかった・・・という気がします。
ふたつめ。
お金を使う予定が、結婚の後にあることを強く意識していると思います。
つまり あなたは未来をよく見据えた結果、この疑問に到達したということですね。
みっつめ。
あなたは 自分でしっかり稼いだ、ある程度の金額の貯蓄を持っていますね。
なぜなら、自分の両親や 相手の両親に甘える気持ちがあれば、お金の額で これほど憤(いきどお)ることはありません。
あなたは、30万円を貯蓄するのに どれだけの苦労があるかを知っているから、その不条理に憤るのです。
買えないのではない、出したくない、と言っている。ここは大きなポイントです。
これらを勘案すると、あなたの実像は、
・予定外の結婚でもしっかりとそれを受けとめ
・責任感が強く
という 地に足をつけた、しっかりとした人物像が浮かびあがります。
あなたのパートナーは、あなたのその堅実さにも 魅かれたかもしれませんね。
そして、パートナーのほうが先に、あなたと一緒にいたい と願ったかもしれません。
以上は 私の勝手な推測かもしれませんが、上記の仮説の前提のうえで 私なりの答えを申し上げさせてください
私は40歳 すぎた男性ですが、婚約指輪については同様に考えたことがあります。
男性が「花」でたいして喜ばないのと同じように、指輪も「アクセサリーだろう」と思いがちなのが男性です。
じつは
同級生の女の子が、ビーズやガラス玉を 編んだり・身に着けているのを見ませんでしたか?
女の子は 背伸びや大人のマネだけで、あのようなミニチュアを楽しんでいるのではありません。
女の子は、きらきら 光るものに、本能的な好感と、あこがれを かきたてられるのです。
それらは「ファンシー」と呼ばれていますが、原初的に 女の子は魅かれるものだと思ってください。
たとえば「サン宝石」などはその専門店であり、男の子には まったく無縁なお店ですが、女の子でこういったお店に通わなかった人は、ほぼいないと思っていいでしょう。ぜひ あなたのパートナーにも、そういった思い出を聞いてみてください。
きっと目を輝かせて、いくつかのエピソードを並べてくれるでしょう。
それはともかく。
やがて 女の子は、お小遣いではもちろん、自分のお金では買えない「輝くもの」の存在を知ります。
それが
です。
金額だけをみれば、特に あなたでなくても、女性にとっても1~3か月分の給料で買えるにすぎないものです。
婚約指輪は、「あなただけ」が 彼女にあげられるもの。それこそが婚約指輪の特殊性です。
ここを取り違えないでください。
ひるがえって、私はあなたの 素晴らしいその堅実さが、彼女をさびしい気持ちにさせかねないことを懸念します。
あなたが 婚約指輪をあげなかったとしても、あなたがそう決めたのだったら、パートナーは納得してくれるでしょう。
しかし、あなたが 結婚後のしあわせのために、そのさびしい気持ちを犠牲にしたとしたなら、あなたは どこかで目的と手段を見誤っていることになるかもしれません。
金額ではありません。
こころをこめたものなら、おそらく5万円の指輪でも よろこんでくれるでしょう。
しかし たとえ 100万円のものでも、義務で いやいや買われたなら、その価値は無いに等しいものです。
では 30万円まで!なんて言い方をせず、こころをこめた30万円の指輪を 精一杯 えらんで、その中から彼女に決めてもらってください。
あなたの憤りは、30万円でも喜んでもらえないかもしれない…という不安もあってのことかもしれないけど・・・
いいえ、あなたの堅実さにほれたパートナーなら、自分のために 最高の「宝物」を選んでくれたあなたに、こころからよろこび満足してくれると思います。
だいじょうぶですよ!
おしまいに。
きのう、注目エントリーから見つけたhttp://d.hatena.ne.jp/Uruchi/20090227/p1にコメントをした。
すぐに主の返答があったのだが、これがなんとも不思議である。以下がそのやり取りだ。
- 2009/02/27 20:53 一生懸命になっても咲けない花があり、頑張っても咲かない花があるのは個性があるゆえです。
咲いた結果きれいでない花もあるでしょう。咲かせることにだけ注力すればよい、
頑張って咲いた花はどれもきれいだ(どれも、だって! そんな馬鹿な。きれいというのが美のヒエラルキーの上のほうを指す以上、
どれもがきれいであるわけがない)というあの曲こそ「個性」のバリエーションを見ることができていないと思いますが。
>ひとりひとりの個性に価値があるのではなく、ひとりひとりに個性が存在しているということに価値があるのです。
でしょうね。むろん、その中には遺伝病のような「マイナスの価値」もあるのですが。
Uruchi 2009/02/27 22:18 コメントありがとうございます。
おそらく「花」「咲く」という比喩表現の部分を細かく突っ込んでいっても得られるものは少ないでしょう。
それから、遺伝病がマイナスの価値というのは、優生学の考えですよね。私は優生学は間違った思想だと思っています。
いちいち反論するのもバカらしい思想です。
「遺伝病がマイナスの価値というのは、優生学の考え」? なぜそうなるのだろう。不思議だ。さっそく再コメント。
- 2009/02/28 09:53 比喩表現の部分を細かく突っ込んだのは、そういう比喩で語られた曲の話をしていたからなんですが。
得られるものが少ないのなら、なぜそんな話をしたのでしょう?
ははは、そんなバカな。遺伝によって伝わる病気、というのが遺伝病です。病気というのは
「肉体の生理的なはたらき、あるいは精神のはたらきに異常が起こり、不快や苦痛・悩みを感じ、通常の生活を営みにくくなる状態」のことですよ。
不快だの苦痛だの悩みだの「生活を営みにくくなる」だのがマイナスなのは当たり前じゃないですか。
プラマイゼロだとか、むしろプラスだ、とかいうものならそもそも「病気」だと誰も言いませんよ。これがなぜ優生学の考えだ、となるのですか?
わたしは「遺伝病がマイナスの性質のものである」というのをはっきりとした論拠を出して論じました。簡単で結構ですので、
「遺伝病がマイナスの価値というのは、優生学の考え」という論拠をお聞かせ願えますか?
どちらの言が「反論するのもバカらしい思想」なのかわかりやすいようにね。
マイナスだからこそ「病気」なのであり、「病気」はマイナスに決まっている。優生学というのは「社会的介入により人間の遺伝形質の改良を提唱する社会哲学である」そうだが、
これはつまり「で、マイナスについてどうするか」の話だろう(勉強したわけではないのでよくは分からんが)。病気がマイナスかどうか、は優生学以前のレベルの話としか思えない。
とはいえ、もし本当に「遺伝病がマイナスの価値というのは、優生学の考え」なら、わたしの考えは間違っていることになる。そうなれば考えを改めるのにやぶさかではない。
さて、どのような根拠が見られるのか。
が、結局わたしは根拠を見ることができなかった。なぜか。今日、該当エントリのコメント欄にはこうあったからである。
なまえ 2009/02/28 10:43 遺伝子病が人類を救う可能性だってあるんだぜ?
Uruchi 2009/02/28 11:12 ひどいコメントがあったので削除しました。
なまえさん、ありがとうございました。
存在するコメントは、この2つのみ。どうやら私のコメントは「ひどいコメント」なので消したようなのである。いやはや。
とりあえず、再々コメント。
人類を救う可能性があるのは(この場合)マラリヤ耐性を生みうる「遺伝子の変異性」であって、「常時発症しているのでたいていは成人前に死亡する」ような
「変異性が裏目に出た状態=遺伝子『病』」ではありません。「変異」の中の「良くないもの」が「遺伝子病」なのです。赤血球の形状がいくら豊かに変わろうと、
それによる「悪いこと」が無いのなら「赤血球症」とは呼ばれないことに気をつけてください。
ある条件において劣っていると見なされるものは、別の条件では劣っているとは言えない。
例えばマラリア病原虫や結核菌に対する抵抗を示す遺伝子は、ヘテロ接合型である場合には病気に対する抵抗性を持つ働きをするが、
「常時発症しているのでたいていは成人前に死亡する」という「ホモ接合型である場合の『鎌状赤血球症』」を、「劣っている」と呼ぶべきかは議論があるだろう。
だが、マイナスのものである、というのはごく当たり前の話ではないか。それは優生学がどうとかいう話ではまったくないのだ。
昨日と違って、このエントリへのコメントは承認制になっている。さて、私のコメントは承認されるか、否か。
(追記)ところで、辞書では「個性」の意味としてこうある。「個人・個物を他の人・物から区別しうるような、固有の特性。パーソナリティー」。
個性とは文字通り「個の性」なのであり、そこにいいものなのか悪いものなのかという判断はない。いちがいに「個性を礼賛」するのがバカらしいのは当たり前である。
礼賛するべきような個性は、ふつう「長所(他のものよりも内容・程度・技量などが上である点)」という。
「個性」と「長所」や「短所」をごっちゃにして話をするのは無駄なことだ。
(追記2)ブックマークコメント: REV「遺伝子のバリエーションの中で、現代社会にとってマイナスの価値を持つものを『遺伝病と呼ぶ』」という文章は
辞書に「遺伝病」が「遺伝によって次代に伝わる疾患(=病気)」とあり、「病気」の意味が上記の通りになるんだから、「遺伝病はマイナスだ」と言っているだけなので、
別段特別な定義をしているのではないよ。というか、定義してるのはほとんど辞書の中の人だからなあ。おかしいと思ったら三省堂に言ってみるといいかもね。
それに「遺伝子のバリエーションの中で、現代社会にとってマイナスの価値を持つものを『遺伝病と呼ぶ』」と書いたつもりはないなあ。
たとえば「太りやすい」とか「汗っかき」というのを遺伝病とは言わないから。
氷は水を冷やしたものだからもちろん冷たいけれど、水が冷たければ氷である、ということではない…みたいなものかな?
電波を受信したため、以下の妄想を書きなぐる。この文章に特定の意図など欠片も無いと言っておく
新作の度に増える東方界隈人口!そしてより一層進む「お客様化」によるトラブルの増加!界隈はこのやっかいな「お客様」の受け皿としての商業化を熱望した!そしてついに神主も本格商業化に踏み切ることにした。神主にしても自由気ままに作品を作るにはあまりに界隈が巨大になりすぎたという事情もあった。彼の同人活動は「のんべえ会」の非東方作品で続ける事となった。
プラットフォームがXBOX360と決まったあたりのゲハ板はいつものハード信者たちの罵り合いにくわえ、東方厨とアンチ東方厨が加わりいつも以上にカオスというかいつも通りであった。しかし「紅魔郷」からの本家が移植され、神主の気まぐれで長年放置されてきたレザマリバグだの文花帖号外だのといった懸案事項も開発チームが組まれることにより次々と解消され、界隈は商業化を快く受け入れることになる。まあソフトの値段が当然高くなったり、追加ステージの有料配信とかで金が吸い取られるようになったが、金を払うことによるファンの意識向上によりトラブルが以前よりも減少した事は特筆すべきことである。
コンシューマ化による他の変更点としては
第2章:アニメ化第1期第2期
ゲームのコンシューマ化と平行してアニメ化の話も進んでいた。制作スタッフはそこそこの面子である。第1期(全12話)は紅~妖の幻想郷パートと外の世界の秘封倶楽部パートが平行するという構成になっており。第1話が秘封パートから始まった事での困惑も大きかった。作画的にはいい時と悪い時の差が激しく、咲夜さんの登場回がちょうど作画の「谷」にぶつかり実況板が祭になった。一部ファンが作画のよかった美鈴のファンに八つ当たりする事も。ちなみにフランはDVD特典の特別編にのみ登場する。紅以降殆どストーリーに絡まなかった為である。そして第1期は八雲紫との弾幕戦と、秘封倶楽部のメリーとを重ね合わせるような構成で幕を閉じる事となる。
第3章:アニメ化第2期
DVDセールスも好調だったのか、1年後に「永夜」を扱う第2期(全26話)が放映された。何せ4チームそれぞれがバラバラの思惑で動き、時に敵対するという原作であるためか、アニメの時系列を殆どバラバラにして巧みに組み合わせるような感じで作られ非常に難解な構成となっていた。どれくらい複雑かといえば「第1話の冒頭が「永夜返し」から始まる」と言えばわかってくれるだろうか。あまりに内容が入り乱れるため脱落するファンも多かったが、作画は1期よりも格段によくなっており、とくに妹紅との弾幕戦の回は神回と評判が高かった。この放映後はソフトセルのみの「花」とか第3期と続いていくが省略する
第4章:同人界の流れ
アニメを見たりプレイしたり楽しむのみのライト層と、同人に漬かるディープ層の住み分けが進み、規模は漸増を続けていたが混乱は他作品の同人界隈と殆ど区別がつかない程度まで落ち着く。アレンジCDを出したりするときに多少の制約は増えた(例えばZUN以外の作曲家による東方曲の扱いについて)がそれ以外は特に変化は無かった。まあ「締め出しを食らった!俺たちは切り捨てられた」と騒ぐ大手アレンジャーの主語の大きいファンとかは少しばかりいましたが。
第5章:斜陽、冬の時代へ
隆盛を誇った界隈も、リリースされるゲームに決算期対策とおぼしいミニゲーム集が目立ってきたり、アニメが一通り原作を消化した事でなんとなく下り坂の黄昏に入っていく。神主はマイペースにコミケで作品を頒布し続けている。ファンもじょじょに脱落していき、残ったファンは細々と活動していく。まあ最初期に戻ったようなものである。
嫁に言われて、レコーダーに録画した番組を「年末年始の大掃除」と称してDVDに書き出し、HDDの空き容量を確保する作業に勤しんでいた時の事。
当然ながらレーベル面が真っ白なDVD-Rに書き出すわけで、サインペンで記録した番組名やら概要やらを適当に手書きで書いていくわけだが、自分が普段書いている文字にすさまじい偏りがある事に気づかされる。
たとえば「花」。まあ「花より男子」の再放送分を書き出した時の事なんだけど、「花」なんて字を最後に手で書いた記憶を辿ろうとしたら学生時代にまでさかのぼりそうな勢いで愕然としてしまった。全話録画していたので複数枚に及んだわけだが、一枚目の「花」は、なんだか漢字を覚えたての外国人みたいな字面になってしまった。
「朝は足が四本あって、昼になると二本の足となり、夜には三本足となるものとは何か?」
「答えは人間である。人間は幼年期には這って歩くので四本足で歩き、青年期には立ち上がって二本足で歩き、老いては杖をついて三本足で歩くからである。」
謎かけにはまだまだ先がある。
この生き物は深夜になると4本足になり、手足を無くして床を這うようになった後、さらには動くのを止めてしまう。手足は丸まって、そのうち口と肛門とが臍の周囲に集まってくる。
棘皮動物であるウミユリは、岩に固着して一生をおくる生きもの。「花」の中心に口があって、U 字型をした腸管を経由して、同じ面に排泄孔を持っている。
食べられなくなった老人には胃瘻が入って、床ずれがひどくなってしまった人には人工肛門や膀胱婁がついて、摂食と排泄の穴は、お互い臍の近くに集まってくる。
手足や顔は機能的な意味を失い、臍を中心として丸まって、花弁のように胴体を取り囲む。ウミユリみたいに。
ウミユリ化した人は長生きだ。
栄養を注入するだけだから管理が楽だし、尿や便も全部上に出てくるから、オムツを交換する必要もない。
お金だって稼ぐ。一家4人の生計を支えているのが寝たきりのおばあちゃんの年金だったり。戦争遺族年金がつくと、パパなんかよりよっぽど稼ぎがよかったり。