はてなキーワード: 自主休校とは
COVID-19タグで適当に集めてるブクマの中から、適当にまとめてみる。備忘録がわり。
●オリンピックは開催できるか
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2021/05/オリンピックは開催できるか.html
オリンピック・パラリンピックが終わり、人々の興奮が冷めて、そうこうしているうちに周囲に感染がマジで拡大してしまったときに、人々は再び手のひら返しをして、「なんでコロナ対策は後手後手なんだ」と文句を言い出すだろう。
●尾身会長、年内終息見込めず
https://nordot.app/740480400878075904?c=39546741839462401
年内に人口の6、7割がワクチン接種を受けると仮定しても「おそらく今年の冬までは感染が広がり、重症者も時々は出る」
(年内に人口の6、7割、接種終わるでしょうか……)
https://nordot.app/772703421287251968
今の状況でやるのは普通はないわけだから、やるのであれば、開催規模をできるだけ小さくして管理体制をできるだけ強化するのは主催者の義務だ
何のために開催するのか明確なストーリーとリスクの最小化をパッケージで話さないと、一般の人は協力しようと思わない
●8月初めに再び緊急事態宣言レベルの感染拡大 8割おじさんこと西浦博さんが最新のシミュレーションを公開
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-nishiura-20210609
中年・壮年世代が重症病床を占めれば、二つの影響があると言われます。一つ目は、現場の用語で『フルファイト』と言いますが、何としてでも助けたいというケースが増え、一人一人に精密に治療やケアの努力を要することになる。
もう一つの影響は、生存年数の損失も大きくなることです。まだもう少し働ける世代の命が奪われるインパクトは社会としても大きくなる。
(五輪開催に関わらず危機的な状況は予測されていた。五輪の影響を考えれば感染拡大がより加速する可能性という話。現実のものとなりました。)
●国際的なサッカー選手権で見えた答え合わせ 専門家が命を守るために提示する3つの選択肢
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-nishiura-20210706-2
もちろん子どもの学習機会を尊重することは重要ですが、今の東京のデータをみる限りは、小中高生の中で感染が広がり、維持される可能性が高い。
(夏休み明け登校が始まってからの、学級閉鎖、学年閉鎖などは覚悟していますが……全国的な一斉休校はもう勘弁してほしいです。でも現実味ありそう)
今般、リモート授業をなぜしないのか?とか私は自主休校をしていますが学校の担任はリモート授業をしてくれています、という記事をみてこの記事を書こうと思います。
まあまあ毒吐きます。
理由は主に下記
これは、「自主休校をしてるのに何でZoomで授業をしてくれないの?」「こっちの担任はしてくれていますけど」という発言に対しての回答。
はっきり言って通常授業をしながらZoom授業をする時間がないです。
そもそも、学校の先生は足りていません。学校の先生には正規と非正規の先生がいます。で、教員を目指す人は少なく、正規職員が足りません。このため、一年任期の臨時採用の人間がたくさん入っています。
本来この臨時の職員は産休や病休など、正規の職員が働けない状況で緊急で入る職員です。しかし、そもそも定員が足りていないなか、このスタートラインで足りない人員を補うために臨時の人が入っている状況です。
学校の先生は足りていません。で、先生暇ですよね?っていう声が聞こえますが、Zoomを並列でやる時間はありません。
私は高校の先生ですが、うちの学校は週に32時間程度の授業があります(6時間×3日、7時間×2日)。
で、暇あるじゃん!と思われると思いますが、単純に学校に来ていない生徒のZoomの配信をしようとすると、通常の授業と合わせて21×2=42時間となります。
ちなみに通常の勤務時間は8時間×5=40時間です。この時点で週の勤務時間を超えます。
加えて学校の先生は授業の合間に担任業務や保護者対応、校務分掌(校内の各仕事を割り振ること)で、みっちり埋まっています。
私は大体平日早いときで18時過ぎ(定時は17:15)、遅いときには21時となります。
で月給の4%を「定額」で支給してもらってますので残業代はありません。
月の勤務時間を160時間とすれば4%は6.4時間です。当然残業代なので本来は25%増しの時給が発生するため、4%の給与増しに対する残業時間は6.4/1.25=5時間ちょっとです。
ちなみにここ最近はずっと50時間近く残業してます。Zoom対応無しの高校の先生の残業時間です。
小学校の先生はもっと悲惨だと思います。彼らは6時間ずっと児童とつきっきりです。たぶん一部の教科以外ずっと児童の対応に追われています。
教科担任という概念がなく、ずっと担任が自分のクラスの児童の面倒を見ています。←たぶん、私は高校の教員なのでわかりませんが、私が小学校の時には理科と音楽以外ずっと担任の先生だったような気がします。
なので、Zoom対応をしっかりと並列ですると、学校が破綻します。
「高校の残業はほとんどないない」というのが文部科学省の言い分ですが、あれはたぶんちゃんと高校の先生は申告していないからだと思います。
だって申告しても給料出ないんですから、きっちりと答えるモチベーションは出ませんよ。
もちろん定時で帰られているベテランの先生もいますが、私はまだまだ教材研究の時間が欲しいので残っています。
また、教務部の先生はかなり大変です。教務部とは、校内全般のことをやる公務分掌です。
例えば入試や試験日程を組む、教員が休んだことによる特別時間割の作成、行事計画、学校行事のあれこれの折衝など。
ここのかなりの負担がかかっていて、教務部長は毎日21時です。
そしてZoomの対応にも部長はアドバイスなどをくださいます。
授業以外の様々な業務が学校の先生にはかかっています。この状況でギリギリ踏ん張っているのが現状です。
これで「自主休校しているけどZoomで授業して!」とか「なんでうちの先生はやってくれないの?ほかのところはやってくれているのに」という声がありますが、
物理的に時間がありません。過労死ラインに足を突っ込みます。勘弁してください。
例えば2週間だけ隔離されて学校に来れないのでしてください、なら終わりが見えます。
私も一人の人間です。いつ終わるか分からない対応で自分の体を壊すことはできません。
そして一人の生徒に対応するために私が倒れて残りの40人の生徒の授業を適当にすることはできません。
ここまで読んで「授業している様子をZoomで流したらいいじゃん」と思われた方!そう、私も当初はそう考えていましたが、現在はあきらめています。
で、皆さん、YouTuberみたいに配信されたことあります?あれって結構機材がかかりますよ。
例えばカメラ。授業をするときには黒板を使う先生が多いです。もしくはホワイトボード。
もしかしたらギリギリ行けるかもしれません。ですが、「ちょうどいい位置」にPCのカメラをセットすると、授業をしている先生から画面が見えなかったり、画面を見ると顔がドアップでZoomに出たりと、パソコン単体で配信はかなり困難です。
もちろん音声もきっちり入らなかったりします。
また、スライドショーを使うときにもちょっとした設定が必要ですが、これをきっちりと行える程度のITリテラシーを持った先生はほとんどいません。
もちろんWordは使えます。PowerPointもです。ですがZoomとPowerPointを同時に、は結構ハードルが高く、そしてそれを50分の授業ごとに行うこと、問題なく行える教員はいません。
私はITに強いですが、毎時間Zoom配信を間違いなく行ってと言われても無理です。単発なら可能です。
ですが、毎時間
を行えるほど時間はありません。そしてこれを同時に行うすべての授業でやる必要があります。
何か新しいソリューションが必要でしょう。現状そんなソリューションを私は知りません。
カメラを設置したらいいじゃんという意見もありますが、確実に生徒がいたずらして壊されます。
あと、まともな配信を考えるならカメラとZoomを操作する先生が必須です。
でも1で述べた通り、人員は足りません。無理です。
前述の2で述べましたが、圧倒的にノウハウが足りません。
ありがたいことに、都道府県教育委員会もノウハウを提供してくれません。
くれるのはZoomやTeamsのアカウントのみ。あとは勝手にやれ。
4月は本当に大変でした。急な休校、そして5で述べますが今までは「インターネットで生徒と接触禁止!!」といっていたのに「ICTで授業をしろ!」と方向転換です。
びっくりです。
ノウハウがないんです。私はまだGoogleで検索して調べることができますが、学校の現状として検索がまともにできない人が大半です。
今までは教科書などがあるのでそれでよかったのですが、今回は検索能力が試されてますが、ほとんど、というかほぼすべての教員が検索がまともにできません。
結果として私のようなPCがちょっとわかる先生が検索して研修会を開いたりしてます。いいノウハウがあったら教えてください。
これは結構改善していますが、例えばカメラ。一台3万円くらいしますよね。
そしてこれをすべての教室に入れるとなると、それこそ10組あるなら3×10台必要なので、100万円します。
当初はそんな予算もなく買えても2台ほど。
他に選択授業があるなら選択授業分も必要です。さらに理科室やあれやこれやを考えるとそれでは足りません。
そしてノートパソコンではなく、タブレットPCのような移動しやすいパソコンがあまりありませんし、あってもスペックが低いです。
Corei3のメモリ4ギガバイトで配信、PowerPointを同時にやると涙が出るくらい重いです。
今はコロナ対応で予算がついていますが、やはり実際に動かさないとわからない面もあり、前述の通り時間も取れずなかなか進んでいません。
さっき3で軽く触れましたが、実はあまりIT活用はいい顔がされませんでした。
生徒や保護者とは個人的な連絡先は交換するなと言われていますし、フィルタリングがかかって一部のウェブサービスは利用できません。
そんな中急にICTを活用して!と言われても現場の声として無理です、と言いたいです。
で、4月あたりに急にZoomやTeamsを使えと言われました。そしてその他のハングアウトなどは禁止とも。
クラウドサービスもいい顔がされないので何をしたら我々教員が教育委員会から「怒られるのか?」戦々恐々している面もあります。
そして、実は結構インターネットを見ていてこの点が抜けている意見が非常に多いように思います。
皆さん、たぶん家にPCありますよね?私もPCで今この記事を書いています。
で、おうちにインターネットを引いていますよね?プリンタはありますか?
今言った
これらって結構多くの人が、「当たり前」と思っていますが、実はあまり当たり前じゃないんです。最近はプリンタが無い家も多いかもしれませんが。
さきに行ったZoomで授業、1時間(50分授業)で500MBの"ギガ"を使います。で、うちの場合1週間で32×500M=16Gバイト授業で使うことになります。
なんでZoomで授業やらないんだ!!という人、この観点ありましたか?つまり4週授業をすると64G程度通信料を消費します。
この差額の54G、安さが売りのソフトバンクで1G1000円なので54,000円、だれが補填するのでしょうか?
また、スマホの小さい画面ではなかなか文字もつぶれたりして十分に黒板やスライドを見れません。
PCが無い家はどうやって大画面で見るのでしょうか?
そして教材のプリント、郵送したら莫大な費用が掛かります。これを各家庭で印刷するためのプリンタ、もしくは1枚10円のコンビニプリントの費用、だれが出すのでしょうか?
みさんさんが”当たり前”に思っている環境が当たり前ではないご家庭があります。
生徒に聞いても家にPCが無い、無制限のインターネット接続環境がない家庭が結構多くあります。
完全にZoomに移行した場合、これらの環境が無い生徒は置いて行かれることになります。
各家庭で経済状況は様々です。
ギリギリでやりくりされている家庭もあることでしょう。
そういったご家庭にこれ以上の経済的な負担をお願いすることは無理です。
つらつら書きましたが、これらは一度Zoomの配信を検討した結果ぶち当たった壁です。