はてなキーワード: 柏の葉キャンパスとは
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三鷹国際宿舎は女子フロアの数が少ないので新入生の女子の枠は留学生含め30人程度、かつ留学生から優先的に入れるので(当然だが)、実質日本人女子は十名以下の定員だ。これはいくらなんでも少ない。
昔は三鷹に入れなかった場合は白金が受け入れてくれる場合もあるとあったが多くて4,5名、少ない時は1,2名、しかも留学生から優先される(なお現在白金寮はなくなった)。日本人だと地方出身者と親の年収が低い方からになるので、中近距離住まいの一般家庭の女子学生はほとんど寮に入れなかった。かといって駒場付近は家賃が高くしかも民間の女子寮ですら決して安くない。通学時間が片道2~3時間かかったとしても千葉・茨城・埼玉方面からくる女子は通学定期を買って通学したほうが安い。ところが通学だけで一日4~6時間かけてると正直進振りのレースには入れないし、サークルなんてもってのほか、バイトの余裕すらない。
くわえて地方学生には県人会などの奨学金制度や寮制度があるが千葉埼玉茨城(茨城はあるかな?)群馬神奈川栃木あたりの首都圏ではあまりそういうのが盛んではない。東京都内もしくは神奈川に実家のある富裕層(東大女子の多くを占めると言われている)はそもそも寮に入る必要がないし、親だって二年間の補助を受けるよりマンションを買ってやったほうが税金対策やその後の投資の面でも安上がりなのでそうするだろう(東大女子のマジョリティである富裕層というのはそれくらいのレベルの金持ちが多い)。結局本当にこの補助を必要としているのは、決して少なくない数がいる、授業料免除を受けるほど貧しくはない首都圏郊外に住む親がサラリーマンの一般家庭の東大女子なんだよ(年収が300万を切らないと授業料免除も落とされるので実質貧困家庭よりこれくらいの家庭のほうが家計的に厳しい)。
駒場付近で二階以上の1ルームマンションの家賃は安くても五万程度から、女子学生ならセキュリティ的に六万程度はみておきたいところだ。三万円の補助があれば定期代の三万+補助でちょうどそれくらいの物件が借りられる。当事者には大変にありがたいと思う。
ちなみに二年間だけなのは本郷に進学する学生が多いからだと思われる(逆にいえば最初の二年は必ず駒場に通わねばならない)。本郷では本郷の学生課があるのでそちらでなにかやるんでは?
自分は一年の時から本郷周辺に住んでいたが、あのあたりは下町なのでギリギリ3~4万くらいのぼろい女子専用アパートがある。一階に大家が住んでいるという形態のやつ。そういうとこにはたいてい院生が入っていて学部の時から借りてるとだいぶ苦労人の扱いをうけた。北区の方へ行けば家賃も下がるし、千葉・茨城・埼玉あたりからなら自宅から通うという選択肢もある距離だ。その後四年時は柏の葉キャンパスへいく学生もいるので一律補助みたいなやり方はやりにくいのだろう。ちなみに男子の場合は豊島の寮の定員が多いので中近距離でも豊島寮に入れる(追分などは老朽化でなくなった→追分は国際宿舎になったそうです。豊島と追分の国際宿舎は毎年各十名程度女子が入れるようだがやはり少なすぎ)
さらにいえば、首都圏郊外出身者の東大女子が応募できる奨学金(給付・貸与どちらも)が非常に少ないのも問題だ。特に理系の場合は対象が男子のみとなっている場合も多く、女子というだけで奨学金の応募資格がない。特に企業のだしてる奨学金は青田買いの意味合いが強く、そのせいで女子は敬遠される傾向がある。なんとか取れるのが日本学生支援機構の二種くらい。一種ももらいやすいが、学生補助の対象外になるとバイトにかけなきゃならない時間が段違いにふえるし、バイトをしなくてもいい富裕層の子女や留学生にくらべ勉強の時間が削られるので成績上位者にはなりにくいという事情がある。男子しか応募できない奨学金制度は是正するなどの処置をとってほしい。
個人的にはそこらへんの事情をかんがみて後輩に進学の相談をされた場合はお茶の水女子大を推薦しているくらいだ。東大は入るだけなら楽、でも卒業するのは大変。普通に卒業するのも結構大変なのに、理一なら進振りが大変だし進振り後専門課程に進んでからの授業はもっと大変だし、それをこなしつつ生活費を稼いで卒業するのは正直言って困難だ。理系の東大女子の修士進学率が低いのはこの大変さをさらに二年経験するよりは就職したほうが楽だからだろう。博士過程まで進学すれば授業料が免除になるし、東大は学振をとりやすいのでかなり楽になるが。
借り上げの女子寮にしないのはやはりセキュリティの問題だと思いますよ。この建物は女子東大生がすんでいる借り上げ寮となるとそれを狙ってくる変質者が必ず来ますから。白金でも配達員を装って変質者が入り込んだことがあるみたいなことを白金にすんでた人から聞いたことがあるし、御茶ノ水の女子寮もそのあたりを常に警戒していました。女子寮はどこもそういう問題を抱えています。特に一棟全員女子となると誰か一人でもセキュリティホールがいると同じ棟にすむ別の誰かが被害者になる可能性もあるので、一箇所集中で変質者の注意を引きつけるより、大学が紹介できる物件が複数ある方がリスク分散になるのでは。
また、自分は修士までいって計十二回授業料免除の申請をしましたが、東大の授業料免除は基本的に親の収入を評価ベースとし、一定値を引いたのち、各家庭の状況に応じて値を引いていって、最終的にゼロになったら免除がおりるという仕組みになっています。世帯収入が二百万ちょっとだと一定値を引いた段階で値がマイナスになるので必ず免除に、三百万くらいだと一定値をひいてさらに本人が下宿をしている場合の値を引くとだいたいゼロになるので免除がおります。それより上だと、兄弟が高校生もしくは大学生で下宿をしていたり、誰かが入院していたり、おじいさんの介護が必要だったりするとより免除がもらえやすくなります。ただし、同じように高校生の兄弟がいる場合も通っている学校が私立のほうが引かれる値が大きいので、「お金がないので公立に」というほんとうの意味であまり裕福でない家庭には不利な計算になります。これでだいたい400~800万(兄弟の人数にもよりますが)くらいの世帯収入の家庭で免除をもらえる家庭とそうでない家庭に別れるます。ちなみに地元が被災したなどとなると親の年収にかかわらず次の期に授業料免除になります。
自分は修士一年の冬に父親のガンがみつかり、春頃から休職をしていましたが、世帯収入の判断は源泉徴収票で行われるため、卒業まで免除が受けられませんでした。翌年、妹は授業料が免除され寮にも入れましたが、基本的に家庭の収入が激減した場合は一年耐える必要があります。もらい火事で家がなくなった、とか急に介護が必要になって母親が仕事をやめた、父親がリストラや減給されたなどして世帯収入が激減すると、もともと厳しい状況が更に困難な状況になると経済的な理由による休学もやむをえない、現代日本とは思えないような状況になるわけです。このような場合にせめて住居という名目とはいえ三万円が次の期からもらえれば、当事者には大変にありがたいです。またその場合は女子寮よりも現在住んでいる場所そのままで援助してもらえるほうが引越し費用などをすこしでも節約できるので制度として活用しやすいかと思い明日。
東大が年収で区分を設けなかったのは、こういうふうに400~800万ゾーンのもっとも免除がもらいにくく、かつ本当は低所得世帯や留学生よりも補助を必要としている学生を援助するためと思われます。本来なら男子学生もこのような処置があるといいとは思いますが、前述の通り男子は寮に入れる余地が多少なりともありますから、短期的にあいている寮に押し込むことで解決しているのかもしれません(女子の場合その余地もない(なお昔は博士課程で学振をもらってる学生が独立世帯であるとして申請すると、収入が低すぎて独立世帯なわけがないと落とされていたらしい(文科省はもっと金を出せ
あと奨学金の応募資格の件ですが、有名私立高校のOBがやっている女子のみ対象の奨学金もあったりしますので一概に「男子のみだからだめ!」と大学が言うわけには行かないのだろうなと思います。アメリカだと「○月生まれのための奨学金」みたいなのがありますが、それに該当しない月のひとが「差別だ!」と言うのはちょっと変ですよね。問題なのは、定期的に企業の研修へいくとか、卒業後は入社するように縛りをもうけている男子のみ対象の奨学金のようなあきらかな青田買いの奨学金だと思います。でもまぁそれも強くは言えない(そういう方針だと言われてしまえば大学は口を出せない)のでなかから改革するほかないのだと思います。こちらとしてできるのはそういった企業に就職しないとか、商品を買わないとかそういうことになりますが。
なお自分が学部生で奨学金をあさっていたのは就活がバブルなみによくなった2006~2008年より前で企業がかなり学生に対して強気だった時期なので今はちょっと違っているかもしれません。
後奨学金でいえば併願不可のくせに一万ポッキリ給与とかいう奨学金を出している団体は一体何なんだろうかと当時は思ったりしていました…なんなんだろうな、あれ。