はてなキーワード: 香具師とは
未だに「漏れ」「香具師」「藁」「ハゲドウ」を日常的に使っている板というものが存在する。
マイナーな専門板に見られ、彼らは「2ちゃんねらー」というよりは「板住人」であり、流行やバズに無頓着で基本的に他の板やまとめサイト等を見ないため流行がアップデートされない。新規の住人はほとんど増えないが、たまに増える住人も「必要な情報を得るためにピンポイントでその板を探して訪れる」ため、外部の板の流行を持ち込むことが少ない。また外部ネタを披露すると冷笑の対象となるため、賢明な人間は"半年ROMって"空気になじもうとし、それができない人間はちょっと暴れて去っていく。
今では「2ちゃんねる」は存在しなくなってしまったが、もしかしたら彼らの多くはそんなこと全く知らない可能性すらある。彼らは今でも「2ちゃんねるができた時に作成されたマナー」をひたすら守ってある意味清廉なネットライフを送っている。
ちなみに彼らはきちんとした「2ちゃんねらー」なので、人間性は普通にクズで派閥争い、無駄な煽り、レッテル張りの日々を永遠に繰り返しつづけている。近寄るべきではない。
幼少の頃の記憶。当時は利用率20%弱だったインターネットの、2ちゃんねる。そのまた更に片隅に在った、小さなスレの祭り。その冬の一夜も恒例どおり、スレが乱立したν速の板―――ニュースと呼ぶにはあまりにも荒れた板―――をおにぎりモナーが練り歩いていた。
「ワショーイ!ワショーイ!ワショーイ!ワショーイ!」
(※掛け声や会話を正確に表記するとスラングなどから世代を特定される虞れが有りますが、この文では当時を再現してあります。)
盛大で楽しげな掛け声と共に、田代神は上下に、前後左右にと、激しく揺れ動いていた。
そのFlash動画が、幼い私の前を通過しようとした時のことだった。
「ワショーイ!ワショーイ!ぬるぽ」
━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ
大きな音を立てて、田代砲が、タイム誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーに連続投票した。
タイム誌のサーバーは、アクセス過多になった。F5やクリック連打よりも、もっと連続したアクセスは、瞬く間にWebページの表示を503 Service Unavailableに変えた。
スレの動きは止まり、夜のスレに集まった香具師も、水を打ったような静寂に包まれた。
「おまいら、自重汁wwwwww」
テラワロスwwwwww
一瞬でスレはワロタに包まれた。荒らしも一緒になって、コーヒー吹いたwwwwww
「ワショーイ!ワショーイ!」
「ワショーイ!ワショーイ!」
「ワショーイ!ワショーイ!」
再び2ちゃんねらーたちが声を上げて、スレが進み始めた。その動きはあぼーんする前よりも一層激しく、sage進行に、age進行にと、揺れ動いていた。2ちゃんねるは、「ハッキング」から「夜のおかず」までを手広くカバーして、やがて幼い私の視界から消えた。タイム誌サーバーも消えていた。きっと、あの後は手当を済ませ、何食わぬ顔で別人をパーソン・オブ・ザ・イヤーにして、酒を飲み直したことだろう。小さなインターネットの傍にある2ちゃんねるで暮らしていた、平凡で飲ま飲まイェイ!!の2ちゃんねらーたちは、それが普通だったから。
あの時の群衆を成していた、スレのおじさんたち、おばさんたちの殆どが故人だ。今では私も同級生の大多数も、2ちゃんねるを離れて暮らしている。 InternetArchiveで当時の様子を見ることができる田代祭りスレは、残念ながらdat落ちとなっている。
2ちゃんねる分裂騒動の影響で、老齢のスレ住人の元に帰省することも、おちおちできなくなった。私が2ちゃんねるを辞めた後も、祭りは行われていたのだろうか?高校生の頃までヲチしていたというのに、あの祭りの夜の翌年以降の祭りについて、実は私には記憶らしい記憶が無い。私は自分の思い出を、何処に置き忘れて来てしまったのだろうか?
何か思い出せることと言えば、Flash板の職人がうpした、田代神が並ぶ動画ぐらいである。とはいえ、幼い時にはおもしろく見えたFlashの動画も、大人になってから再アクセスした時に一度見たので、実はそんなにクオリティは高くないと今では知っている。
現在の私が暮らしている増田にだって、祭りぐらい幾つも有るが、幼い頃の私が目撃したような楽しそうな祭りは見ていない。私が移り住んで来る以前の、昔にはあったのだろうか?もちろん、あったのだろう。しかし、仮にあったとしてもポリコレ厨の影響下では、やはり御神輿を担いで晒しageするなんて事も出来はしない。
きっと私は、幼い頃の思い出を美化しているだけなのだ。まとめスレでヲチすると、普通のスレが小さくまとまって何だか美しく見えるように。
それでも何時かまた、あんなささやかで、しかし猥雑なエネルギーに満ち溢れた、田代祭りの夜に巡り会えたら良いなと思ってしまうのだ。父や兄、幼い頃の御近所のおじさんおばさんたちとは違い、大人になっても私はてんでお酒が駄目だし、おまけに酔っ払いは苦手なのだから、きっと御神輿の担ぎ手にも楽しげな群衆の輪にも上手く混じれないだろうけれど、楽しそうにしている彼らの姿を、少し端っこの方から私は眺めていたい。
ワショーイ!ワショーイ!と呟きながら。
↓はおそらく盛山直太朗なんだけど、実際にゲームと関係のない職種でゲーム作ったことがあることを嬉々として話始めたら相手が営業であれエンジニアであれ「よかったね、バイバイ」ってなるの、みんなわかっとらんのか…?
https://togetter.com/li/1680197
ゲーム系を作ってる会社の面談なら分かるよ。そうでない会社のIT部門として、
・まず面談を受けに来ている会社にどれだけ興味と関係性があるのかをアピールしろよ
を命題とする中で「ゲーム」がどれだけ関係性のあるものなのか。開発技術者の面談にしても求められるスキルセットや方針に対して「ゲーム」がマッチングすることは極めて少ないぜ?