はてなキーワード: エロ本とは
繰り返されるコンビニのエロ本論争を見てはっきりした。コンビニのエロ本は有害である。よって対策が必要だ。
具体的にはコンビニのエロ本を見るだけで、一部の人は自分が嫌悪しているだけのものを社会全体にとって不適切であると勘違いし、過度に攻撃的になり、わけのわからない論理を主張し始めるという害がある。それは誰の目にも明らかである。
毎度のことながら、コンビニのエロ本問題が話題になると『表現の自由だから認められる』と必死に主張する人(いわゆる表現の自由戦士)が出て来る。
私は女だけど、私個人としては、コンビニのエロ本よりは実在する痴漢を含む性犯罪者の方がよほど怖い。
でも、ああいう本を見ると恐怖を感じるという人・子どもには見せたくないという人がいることは事実だし、そういう人の見たくない権利・子どもに見せたくない権利は本当に男がエロ本を見る権利よりも優先されるのだろうかと思う。
ひょっとして、コンビニのエロ本を見ると湧き上がってくる人の脳内では日本国憲法に『男がエロ本を見る権利は神聖ニシテ侵スヘカラス』とでも書いてあることになっているのだろうか。
現在のコンビニで売られてるものは18禁マーク付きのエロ本ではない
本屋の隔離区画で売られているようなエロ本はコンビニには置いてない
表紙ではせいぜい水着くらいの露出度でコンビニを歩いてて裸が目に入ることはない
これがまず大前提ね
とは言え、扇情的なポーズや煽り文句が並んでて水着といえどどう見てもエロ本じゃねえかというものもある
漫画で言うなら18禁とそうじゃない漫画の違いって消しの種類の違いでしかない
「18禁エロ雑誌」と「18禁じゃないエロ寄りの雑誌」の境界はマークの有無を除けば曖昧だ
同様に「18禁じゃないエロ寄りの雑誌」と「エロも含まれる普通の雑誌」の境界も曖昧だ
表紙の肌の露出が多いというだけでヤンジャンやヤンマガやananやその他写真週刊誌等々を
コンビニから全て撤去すべきだと言う人は、いるとしてもかなり少数じゃないかと思う
つまりどの雑誌を成人コーナーに置きどの雑誌を一般の棚に置くかの判断は
言ってしまえばコンビニが勝手にやってるだけで別に法的根拠とかはない
何となくフワフワした社会的な合意はあって、それを基準にした自主規制なのだけど
そこを実際に法で切り分けるのはほぼ無理だろう
現実問題としてエロと健全のグラデーションの中でどこかに線引きしなきゃならない
現状はこうなってるというお話
女性を性的な消費対象として見ることへの批判が次第に大きくなってる中で
以前は通用していた上記のような線引きが揺らいでいるという現状もある
子どもに見せたくないというのは
「女を性的に消費することを当然とするような価値観をばら撒くな」という話でもある
ジェンダー論になると果てが見えなくなるのでここまで
確かに、被写体の同意を得て撮影されているのであれば──AV出演強要問題のようなこともあるので、本当に全てが同意に基づいているかという点については疑う余地があるが──エロ本に掲載されている被写体当人の人権は侵害されていないのかもしれない。
あるいは、エロ漫画などについてはそもそも被写体が存在していないのだから人権は侵害されていないという意見を聞くことも多い。
だが、本当にその通りなのだろうか。
以前は『LGBTたち』や『在日朝鮮人たち』といった抽象的集団に対して殺せ、出て行けといった排除を呼びかけるのは違法ではないとされていた。だが現在はそのような抽象的集団の排除呼びかけも人権侵害であるとされ、先日ヘイトスピーチ対策法が出来た。
ポルノについても同じことが言えるのではないか。ポルノはたとえ被写体の同意があったり、被写体が存在しないものであっても、『女性は性的な対象である』という刷り込みを行い、女性の尊厳を傷つけている。現にポルノにおける女性の扱いについて傷ついている人もいる。それは人権侵害であるという主張もなされている。
そのような主張に対して従来のような”個人の人権”だけに基づいて『エロ本は人権を侵害していない。よって存在は許容される』と主張することは、女性──ここで言う女性とは、一人ひとりの女性を越えた、抽象的な女性の集団のことである──の権利の存在そのものに対する全否定である。
賛同するかどうかは別として、それなら主張として分かる。
ただ、男性向けはゾーニングが必要だが、女性向けはゾーニングは不要という主張なら、賛同できない。
ダブルスタンダードに過ぎる。
誰も一言も「BLはキモいから売るな」なんて言ってないし、同性愛を否定する気もない。
男向けのエロ漫画は世間からのバッシングによって何度も存続の危機に直面してきた歴史があって、
BLは世間からあまり認知されていなかったので槍玉にあがらなかっただけで、
BLは、あまりにも18禁のレーティングをしていない本が多すぎる上に、なんなら未成年の女学生をターゲットにしているフシもあるんだけど
エロ本が最も気を付けなければならないのは未成年の目に触れないようにすることなの。
それを堂々と未成年に売り続けてたら、自分の首を締めることになる。
それを指摘すると「未成年がBL読んで何が悪い」「BLはエロじゃない」「BLだけが不当に攻撃されている」「同性愛差別だ」なんて、本題を逸れて怒ってるようじゃ、
この先本格的にBLが槍玉に上がったときはどうするつもりなの?
反応が「エロだけが目的でエロ漫画を読んでる訳じゃない!ストーリーを楽しんでるんだ!」っていうキモオタのオッサンと同じ。
たしかに、ヤングマガジンとかヤングジャンプなど、一般向け漫画雑誌にもエロ漫画は載ってるよね。
けど、エロ漫画専門誌はちゃんと18歳未満に販売しません、って自主規制してるし、
ヤングマガジンにエロ漫画載ってるのだって「一般漫画誌だけど少しくらい色気があっても」って言い訳があると思うんだけど、
出版業界は長らくただのエロ本については「18禁」ですって言い訳のもと、表現の自由を盾に続いてきたんだけど
BL専門誌なんて完全にただのエロ本(しかも付録にホモビデオ付けて)でしかないのに、
それを未成年が堂々と購入できて、未成年が堂々と「読者です」と言ってる状況をどう言い訳するつもりなの?
BLにも18禁がある、って話だけど、売ってるのを確認できたことはない。(本当にあるんだろうけど。)
ためしに書店の18禁コーナーを見ても、男向けのエロ本・エロ漫画ばかりで、女性向けのBL本は置かれていたのは見たためしがない。
BL本といえば、少女漫画棚のすぐ隣に陳列されているパターンがほとんど。
つまり、BL本は未成年も購入できる形での販売が主流であり、これはほぼゾーニングしていないと同義。
個人・素人が書いたものを18禁にする程度じゃなくて、商業ベースで18禁にしないと話になんないよ。
エロ本・エロ漫画なんて世間からの槍玉にあがればすぐ萎んでしまう世界なんだから、
いまのうちに業界で言い訳できる程度の自主規制しとかんと。業界守るために。
それこそ、君らの一番嫌うところである「BLは嫌いだから売るな」なんていう大人たち主導のもと、好き勝手されてしまう危険性があるほど今のBLはスキだらけ。
各都道府県の「青少年育成条例」で、未成年にエロ本を読ませたり売ったりしちゃダメよって決まりがあるんですが、
今更「条例に納得いかない」とか言ってもどうしようもないですよ。
法律や条例に従ってエロ本はエロ本らしくちゃんとしよう、って話なのに
各都道府県の条例で18歳未満にエロ本売っちゃダメよっていってるんだから、
エロ本であるBLもどれに基づいておかないと後でヤバイよって話なのに
何が納得いかないのか謎だ
別に売るなって言ってる訳じゃないのに