2024-11-24

経験人数1人。彼女と別れて初めてのお風呂屋さんへ行く。

※一部表現をゆるくしていますが、センシティブな内容が含まれます


社会人1年目。大学時代から付き合っていた彼女と別れた。

最後ずるずると付き合ってしまったのは、愛情なんかじゃなくて性欲なんじゃないかと思った。

別れた理由も、性欲に包んだ恋愛感情で素敵な彼女若い時間を奪いたくなかったというのが大きい。

もちろん私は優しい人間でなく、悪者になりたくないだけである



だが私は元彼女(以下元カノ)が初めての相手で、過去遊んだことも浮気したこともない。

から元カノへの感情が性欲だったのか、プラトニックなやつだったのか、それとも両方だったのか自信がなかった。



気になったからには証明したい。

から風俗に行くことにした。以前友人から聞いた情報だと本番ができるのはソープだけらしい。

ソープはお店にお金を払うとお風呂場で客と嬢が恋に落ちるという、神話もびっくりの世界らしい。


別れて翌日、思いきってお店と嬢をネットで探して、電話で予約した。

現在時刻は14:30。

16:10から行けますと言われ、爪切りや髪のセットをして会場に向かった。

予約した瞬間から心臓の鼓動が止まらない。

トムとジュエリーでよくあるハート型の心臓が飛びててくる演出は、どうやら人間工学に基づいているらしい。


緊張しながら、いざ来店。

来店前の数歩で、風俗通いおじさんという仮面を付ける。

人はペルソナをつければ何もにもなれると、どこかの誰かが言っていた。


キョドらず、さもコンビニに入るかのようにお店に入った。

入口で元気で明るいお兄さんに出迎えられながら、50分18000円の料金を払った。

注意点を聞いた後に待合室に入ると、そこには歴戦の猛者を感じさせるようなおじさまたちが座って待っていた。

一人だけ浮く22歳異常独身男性


このお店は嬢の方が直接待合室に迎えに来る方式だった。

そしてその場でハグをして戦いの会場へ行く方式

これは紛れもない自由恋愛だ。


他のおじさまがハグして向かっていくのをチラチラ見ながら、指名した嬢が来るのを待った。

しばらくして、自分の番号が呼ばれた。


と、ここで私が指名した嬢について説明したい。

インターネット大海に揉まれながら見つけたのは、高校生の頃クラスの中で真ん中くらいの可愛さの女の子だった。

まりとてもかわいい

どこから仕入れ知識か忘れたが、写メ日記ちゃんと書いているとホスピタリティがあって良いらしいという情報も参考に写メ日記を見た。

お客さんとの話は一切無しで、本当にただの日記、というよりX(旧Twitter)みたいな短文だった。

写真も使い回しが多くて、ちょっと不安だ。

………

しかし顔がかわいいという本能に棒が反応し、抗えず指名した。

以後このかわいい嬢の名前をCちゃんと呼ぶことにしよう。

閑話休題


番号が呼ばれるとボーイとCちゃん入口に来た。

お決まりハグを終え、50分だけの自由恋愛が始まった。


顔は写真詐欺というより、普通に別人だった。

とはいえ普通にかわいいマッチングアプリだったらデートしたくてやり取りするくらいにかわいい

かわいい正義である


どうして来たんですか?的なことを聞かれながら、昨日別れちゃって、、と伝えつつ会場に向かう。

戦いの場所は、簡単なベッド+ガラス張りのお風呂シャワーといった間取りである

言い忘れたがここは学園系ソープランドのはずだ。どこに学園があるんだ。


部屋の区切りDIYたかのような木材だった。

なるほど、このDIY図画工作ということか……納得した。

もちろんCちゃん制服である。ここは学園に間違いない。

私もその場に紛れ込めるようにシャツで来た甲斐があるというものだ。


いざ部屋に入ると飲み物クーラーボックスから出して渡してくれて、お茶を飲みながらお話した。

独身男性にはこれだけでも胸が熱くなる。疑似恋愛だともちろん分かっている。


最初雑談

別れた経緯とか、Cちゃんの方の最近別れた話とか。

詳しいことはプライバシーにも関わるので控える。


雑談が一通り終わると、シャワー浴びが始まる。

このお店の50分コースはお風呂でなくシャワーとのことだった。

「じゃあ脱いで!」

そうCちゃんから言われて、お互い脱いでいく。


恋人同士だと脱ぐまではかなりの前戯だ。短針が1回転することもザラにある。

しかしこの場はそうでない。

洗体までは迂闊に手を出してはいけないような気がした。


Cちゃんはなれなれと制服を脱いで、下着があらわになる。

初めて好きな人以外の女の子の裸を見た。


ここまで私は緊張しっぱなしで、初対面の相手で大きくなれるかという男の課題にも悩まされていた。

しかし体は正直である

Cちゃんが全部脱いだ頃には、緊張も寒さも不安も忘れて、自然に大きくなった。

ずっと憧れだったシンデレラバストも初めて拝めて、さすがに緊張なんて壁はぶっ壊れる。

これは顧客が本当に必要だったものだ。そう思った。スクラム開発にも取り入れたい。


椅子に座って体を洗ってもらった。

自分だけ洗われるという経験は初めてで、王様気分だった。

雑談をしながら、Cちゃんが作った泡で体の正面と棒を洗ってもらった。

そしてうがい薬で口を消毒。


私がタオルで体を拭いている間、Cちゃん自分で体を洗っていた。

普通恋愛しかしたことない身として、ちゃんと洗い返したい気持ちがめちゃくちゃ湧いた。

だが郷に入っては郷に従えだ。安易な親切心ほど迷惑ものはない。

下手に手を出すぐらいなら、全部プロに身を任せたほうが良い。

感謝言葉を述べつつ、何もしなかった。


Cちゃんも洗い終わった。

「服着たほうがいい?」

そう聞かれたので、せっかくなら着ててほしいと伝えた。

下着はなしで、そのまま制服だった。


心の中で法螺貝がなる。戦闘開始の合図だ。

Cちゃんに攻めたいか攻められたいか聞かれて、攻めたいと答えた。

しか恋人とのやり方しか私は知らない。

1人の相手と何度いたして経験を重ねても、同じことが他の人にもそのまま使えるほど、世界は甘くない。

たどたどしくも、なんとかバックハグ的なことをしながら、上を触った。

後々聞いたら上は感じない人らしい。少しくらい相手を満足させられると思った自分が甘かった。

ちゃんと事前に聞いておけ。


それから2人で横になって、下も触った。

知識では分かっていたが実際触ってみて、女性によって形が全然違うことを知った。

Cちゃんは小柄な体型ながらも太ももはしっかりしていて、そこが素晴らしいと伝えたりした。

女性男性構造が違う。

から摂生で太い訳でないことくらい知っている。

そんな中で男がせめてできるのは女性を褒めることだ。

それが一時的自由恋愛をしている男の精一杯だと思った。


Cちゃんの下を触りながら、Cちゃんも手で俺の棒を上下させてくれた。

めちゃくちゃうまい。

痛くないギリギリが分かってる上に、しっかり強いグリップ感で早い。

あやうく世界が終わるところだったが、日々のトレーニング甲斐もあって、耐えた。

しかし出そうと思えば出せるくらいに、よかった。


しばらくするとCちゃん自然な手付きで棒にゴムを装着してくれた。


後で振り返るに、これは時間ないよの合図だったのかもしれない。

元カノの時はもっと時間をかけて前戯していたという傲慢気持ち邪魔をしてしまった。

もちろんそんなことに当時の私は気づく訳もない。


さて、その頃の当時の私は、下を舐めたくなってCちゃんに伝えて、下を舐めさせてもらえることになっていた。

舐められるより舐めるのが好きだと伝えると意外だと驚かれた。驚かれたことに驚いた。


Cちゃんの下はびっくりするくらい無臭で驚いた。まだ水道水の方が深い味わいがある。

これがプロの力なのかと思った。

研究室の超純水を飲むのが体に悪いように、多少の濁りがあったほうが良いと知った。


さて、下を舐めながら大きなミスに気づく。

人間に口は1つしかないのである

舐めている間は会話ができない。


ずっと続いていた会話が終わり、無言の時間流れる

本当に無音だった。


相手にも気持ちよくなってもらいたいと、気持ち良いところを二択とかで触りながら聞きつつ進め、無音も避けた。

プロのCちゃん気持ちよくさせようなんて100年早い。

そう分かっていながら、誠実な男でありたいという欲望が隠せない。


「ピピ」

そうこうしてるうちに、アラームが鳴り響いた。

……

これは何分前のアラームなのだろうか。我が家の愛用キッチンタイマーなら残り10分の音だ。

こういう場所タイマー特殊な改造がされているのかもしれない。

……どちらにしても時間がないらしい。


向こうからOKをもらい。挿入の時間になった。

事前に潤滑ゼリーなど入れてくれているのかもしれないが、近場にあった潤滑剤を使わずに難なくあっさり入った。


元カノと初めてをするときに、死ぬほど行為のコツの動画を漁っていたので、ここで入れてからすぐ動かしてはいけないと分かっていた。

からしばらく放置

しっかり締め付けられた。


しばらくして動かしていいか聞きつつ、動かした。


………

…………

さて、ここでふとももを思い出してほしい。


むちっとした太もも正義だと私達人類義務教育で教わってきた。

しかしいざ上下に動かすと、この太もも領地に苛まれ、奥まで進まない。

いわば権利関係の複雑な土地を買収するかのような難しさである

自分でも何を言っているのか分からないが、要するにあまり動かした感覚がないということだ。達するには刺激が弱すぎる。


状況を打破しようと、他の体制でできないか聞いた。

Cちゃんは色々OKっぽい旨を伝えてくれた。


「ピピピ」


聞いている間に、またアラームが耳をかすめた。

Cちゃんいわく残り5分らしい。

少し長めのカップラメーンが出来上がるまでの時間に、どうやらこの自由恋愛破局するらしい。


さすがに焦る。

他の体制もやってみたかったが、そんな時間はない。

(断じてCちゃん接客が悪いとかではなく、私が前戯したい時間を長く取ってしまっただけです。)


Cちゃんに「かわいい人に出したいから頑張ります」と伝え、棒に全神経を集中させた。

ここで出さなければ、きっと心因性の不全になる。

私は過去心因性の不全に悩まされて来た。

元カノと2人で頑張って何ヶ月もかけて解消してきた過去がある。

もう同じ思いはしたくない。


残り4分。

これでだめだったら、男としてどうなんだ。

これまでの人生の22年間はなんだったのか。人類はなぜ生まれたのだろうか。

こんな素敵な人がいるのに出さないというは、流石に失礼なのではないだろうか。


すべての神経を棒に寄せ集め、フィニッシュ

正直、めっちゃ出た。


Cちゃんはなれた手付きでゴムティッシュにくるんでもらった。


動かしている間、Cちゃんはあまり気持ち良さそうでなかったのが心残りだ。

でも下手に演技されるより、自分力不足を感じさせてもらえるほうがありがたいと思った。

女性一人ひとりで違う快楽ポイントを、小手先テクニックでどうにかしようとは思わない。

もっとコミュニケーション上手にとって、相手も喜ばせてあげたいと、純粋に思った。


その後またシャワーで洗ってもらって、終わった。

最後に少し雑談をした。

お互い褒め合う時間だった。

もっと感謝を伝えたかった。Cちゃんの行動の数々には尊敬しかなかった。


Cちゃんと手を振って別れ、寒い夜の繁華街に、踵を鳴らした。





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結論とても良い体験だった。

まず、命題元カノと付き合っていたのは100%性欲である」は偽であった。

後述するが好きじゃない相手との行為元カノとの行為は別物だった。

例えて言えばインスタントコーヒードリップコーヒーくらい違う。

同じ名前を冠した、別物だ。原材料は同じだが製法も味も違う。

言語学者ソシュールによれば、言語意味単語は固定された絶対的ものではなく、差異によって構成されるらしい。

有名な話だが、ピダハンと呼ばれる少数民族には時間概念がない。

これは彼らが熱帯という環境的な要因によりそうなったと言われている。


今日私は、恋愛感情の無い行為を行うことで、恋愛感情のある行為とのそれを別物として捉えられるようになった。

個人の感想だが、明確に性的行為愛情表現としての行為は違うと感じた。

そういった意味で、元カノへの好きはプラトニックな好きもちゃんとあったんだと安心した。

そして良かった点。

  • 精神的にも肉体的にも気持ちよかった
  • 異性に対する恐怖を取り除けた
  • 性的関係構築への準備ができた


気持ちよかった。これは説明不要である

ひとりあそびとはやはり違う。

本物の人間とのコミュニケーションができた。偽りであってもいい。罠でもいいんだ。




そして一番大きかったのは、異性に対する恐怖を取り除けたこと。

元カノとはかなり時間をかけて親密になったためもはや異性として話しにくいはなかった。

一方で元カノ以外の異性と話すのは相変わらず苦手だった。


今回場所場所だが「可愛い女の子出会って50分で最後までできたという経験」は紛れもない事実となった。

デカルトもこれを認めざるを得ない。

経験という裏打ちは何よりすごい。


このおかげで、今後異性と話す時にきちんと普通に話せそうだ。

もちろん周囲の女性性的関係を結ぼうなんて安易なことは考えていない。

しかしいつかチャンスが来たときに、物怖じせずに乗っかれる準備ができた気がした。




そして今回、恋愛感情がなくても、自分はその場で出会った相手最後まで行為できることが示せた。


私は彼女と別れてから、両者合意の上で誰も傷つかなければ性的のみの関係もありだと考えるようになった。

半年前の私は、創作にすら純愛以外は認めない熱心な純愛至上主義だった。

しか社会人になって数ヶ月、都会に来て様々な価値観の同期を見て、浄穢を知った。

この世界義務教育で教えられたほど綺麗じゃない。


私の特技は新しい環境ルール爆速適応することである

この世界に合わせて、私は真面目キャラ卒業することにした。


性的関係だけに割り切ったパートナーに憧れを持つようになった。

もちろん彼女がいる間にそういう関係を持った人は居ない。

真面目じゃなくても最低限の倫理感だけは持っているらしい。


から別れた後に、性的関係だけのパートナーがほしいという感情が強く湧いてきた。

しかし私は純愛以外を知らなかった。

から恋愛感情なんて無くても、ただの性欲でも最後までできると証明させてもらえたのは、すごく自信に繋がった。








さて、微妙だったのは、やはり恋人とする行為ソープは違うということ。

私はやっぱり本物が好きだ。

時間を気にせずいちゃいちゃしあう時間とか、服のままで触り合う時間とか、たくさんチューしながらつながる時間とか、そういうのが好きだった。

なにより大きな気づきは、普段生活デートも含めて超巨大な前戯になっていたことだ。




風俗女性を分かった気になろうとは思ってない。

正直、余計分からなくなった。


また風俗に行こうとも思わない。

私の目的は達成されて、次もう1度訪れることに快楽以外のプラスはないから。

私は自身の成長ができないと快楽を得る意味がないと思っている、異常独身男性だ。

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