はてなキーワード: 新入社員とは
「ライター」と名乗っている人をあんまり信用しないほうがいいというのはよく言われる話だが、最近そのことを痛感している。今やってる仕事の一環として、「ほかのライターに文章を書いてもらって、それに修正を施す」という作業があるのだが、この「ほかのライターが書いた文章」というのがひどい。クズみたいな文章ばっかりだ。
ってな、黒夢の『C.Y.HEAD』という曲の歌い出しですけど、最近この部分がぐるぐるぐるぐると頭を回るものだよ。
ええ、わかってますよ。仕事相手の悪口を公的な場で言うなんて、問題があるって言うんでしょう。まあ、それもそうなんだけど、たいした文章も書けないくせにライター名乗ってる奴らに本当に腹が立つからせいぜい堂々と書きますよ。
「忙しくって原稿の質が下がってる」っていうような事情もあるでしょうが、まともな原稿を送って来られない量の仕事なら受けるべきでないわけだし、ビジネスの世界は「結果責任」を負うものですから、「事情」なんてのは知ったこっちゃないね!
……っていうふうにね、「仕事」というのは基本的に「事情」を無視するものなんですね。だから基本的にはあんまり僕は「仕事」が好きじゃない。とはいえ、今いっしょに働いている人たちはかなり「事情」というものを意識していて、おかげでそれほど辛くはないんだけれども。ただ「ほかのライター」みたいな、外部の人たちは、事情を共有することができないので、「あー! クズみたいな原稿送ってきやがって!」ということにしかならない。「事情」を共有できるような、近しい距離の人たちとのみ、仕事をしていたいものですよ。
で、その原稿がどういうふうにダメなのかというと、主に2つの側面がある。
【1】文法が正しくない、文章が読みづらい
【1】はもう、そのまんま。文法がおかしいとか、文末が5回連続で体言止めになっているとか、一文が長すぎる上に修飾関係が複雑でわかりにくく、意味を取るのに困難があるとか。「こんな文章に金を払わなければならないのか……」と思うとめまいがする。何せ、それを「まともな文章」に直すのは僕なのだ。で、その作業に対してお金は一銭も入ってこないのだ。
誤字・脱字なんかは誰にでもあるミスだし、それを点検するために僕がチェックしているわけなので、そのあたりはいい。しかし文法の狂っている文章を修正するというのは、時には全体を書き換えなくてはならなくて、非常に労力である。それに、受け取った原稿は「ほかのライター」さんの「作品」であるので、あまり手を加えすぎるわけにもいかない。それが「取材」をもとにした原稿の場合、あまり修正すると取材対象者さんに「自分はこんなこと言っていない」と思われてしまう可能性もある。だいいち、こんな作業にあんまり時間をかけたら、ほかのもっと大切な作業をする時間がなくなってしまうのだ。こういった様々な事情を考え合わせ、うまいことバランス取りながら、修正の妥協点を探していくわけだが、これはとてつもない頭脳労働である。疲れる。
【2】は例えば、「からあげ弁当の宣伝」のための原稿なのに、「天丼はうまい」ということばっかり書いて来るとか。「天丼はわかったけど、いつからあげ弁当の話になるのだろう」と思って読み進めても、最後まで天丼の話しか書いていない。依頼主であるからあげ弁当の会社は、そんな文章に金を払いたがるだろうか?
もっと具体的な例。からあげ弁当の会社が、「我が社の優秀な社員Aくんを取材して、記事にしてくれ」と依頼してきたとする。ライターが取材に行くと、Aさんは「前の会社で天丼弁当を作ったんです。世界天丼弁当グランプリも受賞しました」という話を延々とする。ライターは「なるほど」と思って記事を作る。その記事のメインキャッチは「世界一の天丼弁当を作りました!」というもので、本文にはからあげの「か」の字もないし、「からあげ弁当を作るのにこの技術や経験が活かせるはずです」といったニュアンスもない。これでは仮に「Aさんの優秀さ」は伝わったとしても、「からあげ弁当の会社」のアピールにはならない。
このくらいならマシなほうで、ひどいのになるとからあげ弁当の会社から依頼された原稿で、「揚げ物は健康に悪い」とか平気で書いてくる。フォローもなしで。
また、意味のない表現も多い。からあげ弁当の新入社員インタビュー記事のメインキャッチに、「僕は一度も弁当を作ったことがないので、心配です」と書いて、何の意味があるのだ? せめて「初めてで不安もありますが、からあげ弁当を作るのが楽しみです!」というふうに書くのが本来だと思うんですけれども。だって、自分の仕事に対して「心配」してる人の作った弁当を、誰が食べたいと思いますかね?
お金の発生する原稿には必ず「目的」というものがあって、お金を出す人はその「目的」のためにお金を払うのであるから、「目的」を見失ったような原稿はダメな原稿なんですよ。そういう単純で、最も重要なことが意識できないで、どうして堂々と「ライター」なんて名乗れるのか知らん、と思うぜ。
一番、腹が立つのは「非文」ですね。「僕は決してからあげ弁当を嫌いならば食べたいとすら思い出すだろう」みたいなのが非文。こういうのを本当に書いてくるのがいる。金もらってるライターがだよ。
上の例はさすがに大げさでも、「僕が入社を希望した理由は、からあげ弁当のおいしさを世に広めるための会社です」みたいなのは、頻繁にある。推敲しろよ。推敲してこうなるんだったら、向いてないから辞めてしまえ。
「二人が向かった先は、地元で有名なスーパーに足を踏み入れた」みたいなね。
世も末だ!
ここに挙げたのは「最低限」のことで、「より読みやすく」「より自然に」「より美しく」というところを、自分の能力の限界まで突き詰めてこそ、プロってもんじゃないんかね。もちろん時間や諸々の事情と相談してのこととはいえ、「26歳の若造が吐き気を催すような拙い文章」を送ってくる、30代40代のプロライターってのはいかがなもんでしょう?
身の程を知れというか。
なんで文章書けない人がライターなんかやってんだろ?
んで、なんでそういう人に「仕事」があるんだろうか?
身の程を知れよ。
自分の欲望ばっかり考えやがってね。
ここ1年、1ヶ月に1度くらいのペースで、友人の相談に乗っている。
誰もが知る大学に入り、有意義かつ優雅で充実した学生生活を送り、大企業の内定を得て、卒業。
絵に描いたような優等生として、決して少なくはないであろう妬みを買い続けて、歩み続けてきた友人が、ついに立ち止まった。
ついでに転んで、立ちたくても立てない状況なのだろう。
地頭の良さはあったけれど、努力も欠かさない。だから優等生であり続けられた。
友人自身にもその自負はあったのだろう。何でも出来て、常に上にいるのが自分、そういう自覚があったのだと思う。
また、有力者一族の一員なのだという矜恃が、コンクリートのよう心を固めてしまっていたのかもしれない。
自分は優秀だ、優秀であり続けなければならない、恥ずべき存在になってはならない、と。
(無論、これらは私の勝手な憶測に過ぎない。)
友人は人間関係に悩んでいる。
他人の悪い噂しかしない同期に馴染めないそうだ。
また、女性の方ならば良く分かるかもしれないが、女性は似たような価値観を持つ者たちとグループを形成し、
問題が起こらない限りは、グループの人間以外とは深い関係を結ばない、そんな厄介で面倒くさくてやり辛い傾向があるが、
友人の話を聞いて判断するに、押し並べて同じようなばかりが集まっているようである。
挨拶はするけれど、それ以上の発展はない。自分を貫くにしても大多数に迎合するにしても、辛そうである。
その上、お前はあそこの大学出身だろ、その上あの一家の出身なんだろう、と上司から何かに付けて言われているようで、それが重圧になっているらしい。
この2つの人間関係が影響しているのか、入社してからというものの消化器系に異常が出るようになり、新入社員だと言うのに
頻繁に遅刻早退、あるいは欠勤を繰り返すようになり、同期に遅れを取ってしまう結果となった。
仕事が出来ない、覚えられない、それが苦痛で仕方ない。仕事が出来ない、同期よりもずっと遅れている、そんな自分を認められない。
だから仕事をしようとするが、やはり出来ない。見事に悪循環に取り込まれてしまっている。
私はというと、優秀になりたくても、努力不足とか、元々出来の悪い頭であるとかでなれなかった人間だ。
中学生の頃までは、自分は優秀だと思っていたけれど、高校生の頃に平々凡々な人間だと気付き、大学時代に只の馬鹿だと悟った。
一度馬鹿だと分かると、気が楽になる。
どうせ馬鹿だから、と投げやりになってはいけないけれど、馬鹿だから出来ない、と自分に言い訳が出来る。
だから努力して、何かを得なければ生きていけない、と思うことも出来る。
友人に、馬鹿になれ、とは言わないけれど、もっと気楽に構えろ、なるようになるし、なるようにしかならない。
そういうことを伝えたいけど、いつも上手く伝えられない。この助言が合っているのかも分からない。
今週末、また友人と会うけれど、今度はどんなことを話すのか。
妹が仕事のことですごく悩んでいる。まったくついていけないのだそうだ。
私は彼女よりも何年か早く社会人になったけど、お互いに専門職かつ分野も全然違うので、
実際にどうなの?と聞いてみてもさっぱりピンと来なかった。
私の仕事上の…というか社会生活上の経験談などを話してみるも、彼女もピンときていないらしい。
そんなに仲が悪いということはないから喋るのはごく普通のことなのに、
(その時は、私のスタンスは
「ちょっとでも社会人の先輩として、何か彼女に有為な話ができたら、琴線に触れることがあればと思って色々喋る」というものだった)。
私の方向性が間違っていたのかもしれないが。
アドバイスをしたいと思うことが伝わって、彼女の負担になっているのかも…と話しながら思いついて、
彼女は彼女で言いたいことをうまく言葉にできず、とてももどかしそうだった。
それを見ていたたまれなくて、こういうこと?こういうこと?と何度も問いかけてはうざがられた。
彼女は高校までちょっと自棄になっていたところがあって、大学で持ち直した。
大学ではなかなか楽しく、それから充実した日々を送ったらしい。優秀な結果も残した。
その影響があったとかなんか、そういうことをうっすら親から聞いた
(当時の彼女はかなり険悪なムードだったし、私は私で反抗期だったのであんまり二人で話した記憶はない)。
今の職場は望んで入ったところなのだけど、あまりにもレベルが高くてつらくてしようがないと彼女は言う。
彼女の働いている会社は大企業なので、すごい倍率をかいくぐって入ってるんだから買われてる部分はあるはずだよ、
今つらくてもそれはしょうがないじゃん、これからのことに期待してもらってると思って頑張れーと言うと、
それは分かってる、私は「これから育成する枠」で採ってもらったっぽい、と言う
(そう言われたときは「あー、そういうの推察しちゃってるんだ…」と思った。分かってるとこあるんだな、と)。
話を放り投げそうになるのをなだめてそれでも話を聞くと、彼女にも良くないところがあるのが見えてきた。
内にこもるらしい。
それは良くない!と思った。
何が分からないのかが他人に見えない新人はものすごく扱いづらい。
そして忙しければ(すごい忙しい職場らしいです)上司や先輩もついそれをスルーするのだ。
そして見放されていく。だって響かないなと思う人間って言いがいもないじゃん。
ああ〜まずい、それはまずい。
彼女はそのあたりになると結構多弁になった。
でもさあ、上司はすごい仕事できる人で、自分でがりがりやってきた人で、
説明するのもなんかちょっとこう、「質問するならまとめてから来い」って言うのよ、
…という趣旨のことを繰り返し言っていた。
さあどうしたものか。
「うざがられることやってもいいのは新人の特権じゃん!恥かいてもいいからぐいぐい行けよ!何回でも!」とか
「自分なりに間違っててもいいからまとめて行ったら?毎回」とか
「上司にうまく言えないんですって先輩とかに持ちかけられない?」とか、
色々言ったが…彼女はその全てに反論してくる。
そこは反論するところじゃねーよと思うんだけど、お前もっと人の言うこと素直に聞けや!と思うけど
(他人がぱっと話を聞いて「そりゃお前もよくねーよ…」と思ったら、本人にもなんらかの非がある。
そして助言の内容が何度やったつもりのことであってももう一度新しく実践すべきだ。と私は思う)、
私もそれをうまく言えない。彼女のプライドを傷つけすぎずに誘導するような、アゲるような言い方が、できない。
妹のことが本当に心配だ。頑張ってくれ(なんとか踏み堪えてくれ)と思っている。
代わってやれるものだったら代わってやりたい。素直にぶつかっていけない彼女のことを考えると目頭が熱くなる。
どう言えばいいだろう、となんかちょっとずっと思っているので書いてみた。
本人が悟って、本人が考えたやり方で頑張るしかないんだけど。
新入社員、皆、頑張れ。もうすぐ次が入ってくるけど、
何年経験を積んでもミスするときは皆ミスするよ。恥かくときは恥かくよ。
自分の身一つなんだしって思って、頑張れー!
私も頑張るぞー!
そりゃ、勝手に社外のコミュニティで訊いて解決してくれれば先輩の手間はかからないけど、
業務の一環の中で、先輩の知らないところで社外とやりとりするのは困る。
ドキュメント・コメントについては、それも設計・実装の内という認識。あって当然。無いのが異常。
(現実的には異常事態が罷り通っているのも事実だが、異常を前提にしては全体が悪化し続ける)
時間内に書くのが負担なら、それは能力が無いということだから出来合いに頼るのも一考だと思う。
繰り返しになるけど、オープンソース使ったって、それで仕様を満たすかどうかを確認するのは自分。
ということは、なんで採用したのか?全体のうち何処で使われているのか?はどっちみち書かなくちゃいけないし、
残ってれば、勘所なんかも後進に伝えられる。
別の人に「OpenSSLを1から書き起こすのには」って例を出していたけど、これは元増田の話としてはおかしくないか?
元増田の後輩は、「オープンソースは知らなかったが、代わりに自分で書いて持ってきた」んだろう?
つまり、OpenSSLを例にするなら、
「先輩はOpenSSLの使用を考えていたが、後輩には具体的に伝えなかった。
そしたら後輩はOpenSSLに準じるものを自分でこさえてきた」ってことになる。おそらく納期を守った上でね!
「OpenSSLを1から書き起こすのには、莫大なコストがかかる」って増田の話は尤もだと思うが、
件の後輩にとっては、そうではなかったって事だ!
そんな天才なら好きにやらせた方がいいよ。
入社4年目。
その中のひとりが、どうしようもなく仕事ができなくて困ってる。
何をどう説明しても、頼んだ仕事をまともに仕上げてきたことがない。
同様に指導してきた他の新入社員は、それなりにできるようになっている。
手が空いていれば、こちらから彼の状態を聞けるが
年明けから繁忙期に入ってきたこともあり、彼に頼む仕事の量が減っている。
「コピーとってきて」
という仕事すら、まともにこなせない彼に仕事を任せるのが不安なのだ。
当初はミスを叱っていた上司も、今ではまったく彼に目をかけなくなった。
彼の、何もしない時間が日に日に増えていく。
彼には実は別の目標があって、ある日突然
なんて言う展開になったらいいのに…
と本気で願ってたりする。
彼が恐い。
なんか就職活動についてのエントリが多いけど、どこにも書かれていない話を書いてみたいと思う。非常に大切な話なのに、触れられることが非常に少ない。触れられるとしても、「福利厚生ばかり気にするクズ学生がうんぬん」なんて文脈で出てくるだけなので。
まず福利厚生とは、法定福利として、1.健康保険 2.厚生年金 3.雇用保険 4.労災保険 がある。
これに関しては、法定福利が無い=ブラックというようなもんなので、一般的な就職をするにあたって、これが無いという所には就職するべきではないだろう。このへんは当たり前なので、語るべきものは無いような気もするが、1つ大切なことは、健康保険について、どこの健康保険組合が運営しているかという部分をチェックしておいた方が良い。詳しくはwikiあたりで見てもらえば良いが、しょぼい業界団体で運営している保険組合などは、保険金がよそに比べて高額であったり、出産一時金などが最低限であったり、その保険組合が運営する保養所などが潰れてしまったり、保険組合が赤字出しまくりで解散に追い込まれて面倒なゴタゴタに巻き込まれてしまう事もある。
一方、優良企業が独自に作った自社及び自社グループ社員のみが加入できる健康保険組合などは、保険金が安かったり、出産一時金が多かったり、インフルエンザの予防注射や海外渡航者が行う予防注射などの全額補助、定期的な人間ドックへの補助、定期健診以外の検診があったり、場所によっては社内に診療所があり、就業時間中に気軽に相談、簡単な治療などが可能だったりする。もちろんそこで貰える薬などは通常の3割負担よりもさらに組合からの補助があったりもする。健康に少しでも不安を抱える人なら、こういう保険組合に加入できる会社は非常にお勧めだったりする。二日酔いでも気軽に通院したりできるし。
法定外福利はもうこれは企業によって全く違ってくる。
まず食事。給料や手当てとは全く別に、会社がメシ代をくれる。もしくは補助してくれる。社食が格安とかタダとか。会社近隣の飲食店で使える50%オフチケットとかもらえたりする。補助とは少し違うが自社ビル内にある自販機が全部100円とかそういうのも。こういうのがあるだけで月に数万の差が出る。夕食も頼めるところもあるので独身の場合はとても助かったりする。派遣の人が社食使えないとか高いといった話は、社員向けの福利厚生だからという事だったり。
財形貯蓄や自社株会などで財産形成を会社がフォローしてくれたりというのもよくある。金利がお得だったり、自社株を買う際に会社が補助してくれたり。1万出すと1万1000円分の株を買ってくれたりする。それで何株買えるかは会社によるけど、1株以下、0.1株とか0.001株単位でも取得可能であったりする。会社の株がクソ高くて手が出ない所だといいかもしれない。配当は配当でちゃんともらえたりするところもある。
社内旅行なんてものもある。昔ながらの部や課で温泉旅行・・・ってな所もあるけど、今では仲の良い仲間だけで集まって5人~6人くらいで申請して会社から金を貰って遊びに行くという所が多くなってると思う。映画見てレストランで食事という数時間単位の社内旅行って人が増えていると思う。
後、住宅補助を忘れてた。これがあると無いでかなり違ってくる。持ち家補助とかもある。5万10万単位のものなのでこれは要チェック。給料から丸々家賃出すのと数万程度自腹になるのはかなり違うのだ。もちろん、家やマンションを買ったら持ち家補助になる。
結婚したら10万、子供産んだら5万、3人目からは10万、なんて一時金があったり、会社の部やサークルで趣味の道具をほぼ私物化できたりとか、体育館とかテニスコートとかグラウンドがタダ同然とかって事もある。
福利厚生とは一応違うけど、様々な関連子会社があったりすると、例えば、自宅を立てたり、買ったりとかって大きな買い物でも、安く便利に使えたり、まさに本職のプロが適切なアドバイスをしてくれたりするので非常に便利。
福利厚生が本当にしっかりしていると、給料本体にはほとんど手を付けずに生活が可能になる。娯楽、趣味、医療までカバーできちゃう。そういや年金の話を書くのを忘れていた。企業年金。これは非常にデカイ。たぶん、今まで書いた話なんかよりも、この企業年金があるか無いかで決めても良いくらいデカイ話。
これは企業ごとに違うのでなんとも言えないけど、これがあると、定年後でも非常に心強い。あのJALで話題になった企業年金。会社が潰れても保護されるくらい強い。もちろん規約によるんだけど、おそらくどこの会社でも手厚く保護されている領域だと思う。国民年金よりは当然の事、厚生年金よりもずっと給付額がデカイ。田舎の建売なら年金だけで分割購入しつつ生活が出来るレベルの支給額。
こんな福利厚生があるかないかで全く生活環境が変わってくる。基本給が高いか安いかなんてよりも福利厚生をよく見たほうがいい。会社が従業員を大切にしているかどうか、本当に儲かっているかどうかは、給料やボーナスなどではなく、福利厚生に現れるといって良いと思う。一生に一度の新卒カードを切るんだから心して確認して欲しい。
ちなみに、俺自身は、こんな立派な福利厚生がある会社の子会社の社員です。紹介した福利厚生の半分もありません。親会社に出向になって、親会社の福利厚生の状況がいろいろと見えてきてちょっとショック。ハッキリ言って、子会社の人間は親会社の企業年金の原資の為に安い給料になってる気がしている。子会社といってもさまざまだけど、親会社に搾取される専用の子会社というのが薄々見えてきてツライw まあ分相応の働きしか出来ないので個人的には良いのですが、同じ大学で親会社と子会社に分かれて入社している人達を見ていると涙なしでは見てられない。
あーそれから、休日。これほんとに多い方がいいから。少ないところは年間105日位?まあ多くてもせいぜい125日程度だと思うけど、ここでの差は20日あるんだよね。20日っていったらほぼ一ヶ月の出勤日になる。乱暴な話をすると、同じ月給取りでありながら、年間休日105日の所は125日の所より、一ヶ月多く働いているにも関わらず、1年間に貰える月給は12か月分。一ヶ月少ない出勤日でも12か月分もらえる125日の会社。
これつまり、125日の所は、12年間働くと、105日の所と比べて、1年間も休みが多いという事になる。ざっと定年まで計算すると、3年前後も自由な時間が違ってくると言う事。
又、年間休日が多い方が一般的に有給も使いやすい。だからものすごい差になる。
ここまで書くとお分かりのように、基本給やボーナス、業務内容や出世なんかよりも、会社選びは、福利厚生と休日でまずは選ぶ必要があるという事。
どの企業に行こうか迷っている恵まれた人は、ここんところを良く考えて下さい。福利厚生と休日をしっかり確認した後、業務内容を確認して下さい。
どこでも良いから滑り込みたい人は、とにかく、福利厚生と休日をしっかり確認しましょう。
社会にどう貢献しているか、株主にどれだけ還元しているか、社員がどれだけ仕事で満足感を得ているかなんて、新入社員にはなんの関係もありません。福利厚生と休日がしっかりしていることこそが、大前提です。それがあってこそ、しっかりと働けるというものです。
お前みたいなやつばかり入社されても困る!と人事部の人間は言うでしょう。そうなんです。福利厚生と休日が優れているところは俺のような人間がワンサとやってきます。そういうクズどもを滅多切りするのが人事部の仕事です。ですから、冒頭に書いたように、「福利厚生ばかり気にするクズ学生がうんぬん」ということになるのです。ですから、それらを感付かれてはいけません。気をつけてください。
完全に一致を作るための勉強法
コメントもたくさん頂いてまして、それにお答えするのに「ブログでもつくろうかいな」とのぼせましたが、そんなテーマで続くわけもないので、やはりアノニマスダイアリーにしました。
【製作期間について】
まず、皆さん仕事しながらたった4ヶ月で!と褒めて頂いてますが、たったじゃないですよ。4ヶ月って。
仕事が終わって、毎日2~3時間。土日関係無くやると、多分300時間くらいになります。
専門学校の2年間の授業時間がこのくらいだったりするんじゃないですかね。結構長いです。
【モチベーションの維持について】
モチベーションを保つのがすごいというのも褒めてもらいましたが、私は一回やり始めると、意外に長く続きます。
コツがあるんです。
毎年、日々の単純作業が続かない新入社員が入ってきますが、そんな新人に言います。
「息をするように続けるんだよ。」
毎日やるんです。土日関係無く。毎日。
前回の日記で「勉強した」と何度も使ってしまった為、誤解をされている方が多くいらっしゃいます。
正確には、「調べ」ました。
職業柄「調べる」という事が多い為、WEBサービスを作るという事に関してはそれが訳に立ちました。
追記でも書いているのですが今回のシステムはほとんどが、先人達が作った既存のシステムがベースになっています。
ぱくりと言われてしまえばそれまでなんですけど、丸ごとはやってないですよ。というか、丸ごと合うモノがなくて、いろんな所からソースコードを拝借させてもらいました。
なので、中身はぐちゃぐちゃです。けど、検索システムはそれでも200行くらいしかありません。クローラーは80行くらいでしょうか。
【HTMLについて】
というか、それすら途中で挫折してAdobe社のDreamWeaverというソフトを使いました。
適当に書けばソースは綺麗にしてくれるし、CSSの体裁はプロパティを設定しながら見た目のまま調整すれば良いし、一番助かったのはテンプレート機能でした。
最初は全部のHTMLファイルをコピーしながら作っていたのですが、ヘルプを見るとテンプレートとライブラリという機能があるのをしってライブラリがいまいち分らなかったのでテンプレートを使いました。
■Dreamweaver便利
■テンプレート便利
【Javascriptとの出会い】
最初に本やで立ち読みした本に、「プログラムをやってみよう」ということでJavascriptの事が書いてありました。
なので、自然とプログラムの最初のさわりがコレになっただけなんですね。
でも、アラートを出したりとかばっかりで、面白くありませんでした。
インターネット黎明期からのネットユーザーなのですが、「最近よく見るページが移動しないのにページの中身が切り替わるやつかっこいいよな」と思って「ページ遷移しない 読み込み」で検索をすると、Ajaxという文字を見つけ、「ajax 入門」で検索してトップに出たサイトでAjaxの概要だけ調べて、「ajax 簡単」でprototype.jsとjQueryの文字を見つけて「ああ、jQueryってよく見るな」というのがjQueryとの出会いでした。
「最近よく見るページが移動しないのにページの中身が切り替わるやつ」は、非同期通信という名前でした。
jQueryを使うと、下記のように1行コピペするだけで外部のHTMLを読み込む事ができました。
--------------------------------------------------------------------------
var http = $.get("abc.html",null, function(data) {$("#main").html(data);});
--------------------------------------------------------------------------
すごい簡単。最初は意味は分りませんでしたが、目的の事ができればそれで良いので次に進みました。
■jQueryすごい
■非同期通信かっこいい
【Perlとの出会い】
jQueryがちょこっと書くとダイナミックに色々変わってくれるので、日々いろんなプラグインを探して遊んでいました。
でも、作りたかったのは検索システムだったのを思い出し、また近くの大きな本屋に。
検索するパソコンで”プログラム 検索”で探しだした棚に行くと、「CGI/Perl」の本棚でした。
大量にありすぎてどれをかって良いか分らなかったので、いくつか立ち読みして家に帰り、「CGI/Perl 入門」で検索すると
このページにたどり着きました。
Windowsだった為、ActivePerlを入れていくつかプログラムをやりましたが、これがまた面白くないんですね。
すごい地味で。このPerlをさわった最初の1日は正直かなり苦痛でした。
その後、”AV女優の検索システムって不動産の検索システムに似てるな”って思って「CGI/Perl 不動産検索 無料」で検索したら、http://www.yumemaboroshi.net/ってサイトが引っかかって、ここのおかげでかなり進みました。
先人が作った大量のプログラムがダウンロード出来るサイトなんですね。
【PHPとの出会い】
いくつもダウンロードしては、サンプルと中身を見てを繰り返してたら、Perl/CGI以外にPHPがたくさんありました。
どう違うのかと思い検索したら、PHPはすごい叩かれてて、Perlがえらいみたいに書いてあったのですが、叩かれてる理由がいまいち理解できませんでした。
結果PHPを使う事になったのですが、その大きな理由は、DreamweaverでPHPが開ける。なおかつHTMLファイルをそのまま使うテンプレート機能のプラグインがあったという事でした。
PHPでテンプレートを使うには、Smartyというプラグインを使えば良いということが分って、「Smarty 入門」で調べて、いくつかのタグを覚えました。
実際にSmartyで使ったタグは、{$変数}と{if}{/if}と{foreach}{/foreach}の3つだけだと思います。
色々高機能らしいのですが、まあ目的は達成できたのでいいか。と。
PHPの検索プログラムは、HTMLファイルでボタンを押すと、テキストファイルに書いてある内容を、表示してくれる簡単なものを作って、そこに肉付けしました。
(最終的にテキストファイルがSQLサーバーになりましたが。)
■PHPはDreamweaverと相性がいい
■Smartyでやると見た目が壊れない
【Rubyとの出会い】
簡単にPHPで動くプログラムが出来たので、実際に女優のデータを登録しようと思い、DMMに行きました。
DMMのサイトを見ていると、いったい何人いるんだってくらいAV女優が登録されています。
数人集めてみて「こりゃぁ。無理だな。」と途方にくれて1日を過ごしました(笑)
次の日、「ホームページ 自動 巡回 プログラム」とかで検索して、ボットとクローラーという存在を知りました。
自動巡回で拾ってくるのは、どちらかというとクローラーと呼ばれるそうで、「クローラー 作り方」で調べたホームページに、Perl+LWPモジュールで似たことができるということで、とりあえずペタペタとソースを貼ってうごかしてみたら、まあなんと簡単に取れました。
しかし、取ってきた後に気がついたのが、HTMLファイルをそのまま取ってきても結局手動でコピペの必要があり、あんまり意味がない。と。
で、もう少し調べると、「WWW::Mechanize」を使うといいよって書いてあって、Mechanizeで調べたサイトをみるとrubyを使ったサイトが出てきました。
rubyのサンプルがすっごい短くてわかりやすかったので、Perlは苦痛だったのでRubyにしようと、このときRubyを始めました。
■Rubyきれい
■Mechanize簡単
【デザインは・・・】
はてなブックマークのコメントで、DoCoMoのサイトが元ネタと書いてありましたが、ハズレです。
デザイナーの友人が居て世間話でどうやって作るの?って聞いたら、「まあ、パk、じゃない。参考にするよ。他社のを。」っていうもんでどうやって見つけるか聞いたら、あるんですね、綺麗なデザイン集めたサイトが。http://www.ikesai.com/ここでたくさん見ました。
それから、スライダーのインターフェースは、「selectToUISlider」jQueryのプラグインそのまま使ってます。
■世の中のデザイン全てぱk(略
■selectToUISliderかっこいい
という感じで、ほんとにちょっとずつ進みました。
楽しかったですね。Perl以外は。なんであんなに読みづらいんでしょう。
と、またもや長くなりすぎたのでこの辺で。
DMMのクリックが10万クリックほどあり、その結果、購入された金額が、なんと!
報酬額が245円。
----------------------
今回のサーバーダウンは結構深刻でなかなか復旧が出来ていません。。。
申し訳ないです。
----------------------
http://twitter.com/#!/kanzen21_com
----------------------
電力会社で働きはじめて7か月。内定をもらったときはあんなに嬉しかったのに、もう今は会社をやめたくて仕方がない。「まったり高給」に惹かれて数個あった内定先から電力会社を選んだわけだけれども、その選択は間違っていたように思う。電力会社は「まったり」でも「高給」でもない。
私は大卒事務系で、今年電力会社に入社した。初任配属は営業所。いわゆる「第一線事業場」と呼ばれるところ。私が働いている会社の場合、半分以上の新入社員はまず営業所に配属される。営業所では、さまざまな人と接する。お客も一緒に働く人たちも、中高一貫校を出てストレートで大学行った私がこれまで接したことのない人たちばかりだった。
就職するまでほとんど接してこなかった種類の人々と接することは、非常にストレスがたまる。電気料金すら払えない人の相手をすると、「底辺」を肌で感じて身震いする。頭のおかしい人も多い。深夜2時に電話をかけてきて、1時間くらいクレームを言い続ける客もいる。一緒に働く高卒の人々のカルチャーもよく理解できない。話題と言えば、ギャンブルと風俗。タバコを吸えない人を軟弱者と見下す。なんとか調子を合わせようと毎日愛想笑いをしているが、もう限界だ。こんな人たちのそばにいると自分まで堕落しそうで怖い。
さらに、仕事内容も単調なルーティンワークがほとんどで、たまにある定型外の仕事はクレーム対応くらいだったりする。これじゃ頭なんて使わない。他の企業で頭を使う仕事をしている大学の同期との差がどんどん広がっているような気がして焦る。よく、電力会社に三年いたら転職できないと言うが、それは三年後には満足いく待遇を得られるからではなく、三年も電力会社にいついてしまったら他の企業で使い物にならなくなるからだと思う。「脳が退化する」というのは変な表現ではあるが、まさにそんな感じがしている。
客も、同僚も、仕事内容も悪い。じゃあ給料はいいかって言われると、まったくそんなことはない。少なくとも30歳くらいまでは、間違いなく銀行やコンサルティングファームの方がいい。メーカーにすら劣るかも知れない。確かに、40代から上は良い(40歳中盤高卒主任で、ボーナスは夏冬それぞれ100万以上出る)給料をとっているようだが、今の20代が40代になるころそんなにもらえるとは限らないし、むしろ高給の人々がたくさんいる分将来の給料はかなり低くなる公算が高い。お先真っ暗だ。
あと、よく「電力会社ってほとんど残業ないんでしょ?」って言われるけれど、それも嘘。一年目から、みんな月45時間に残業をなんとか抑えるように努力しているありさまだ。もちろん、45時間を超えた分はサビ残になる(上司が申請したがらない)。そして、飲み会も理解できないほど多い。プライベートで用事が入っていても、会社の飲み会優先は当たり前。出席しないと陰でこそこそ言われる。
電力会社は、体育会系のノリが好きな人、「底辺」の人々と接することに慣れているあるいは彼らと接することが苦にならない人、大卒のプライドを簡単に捨てられる人、安い給料でルーティンワークをさせられても文句を言わない人などが向いていると思う。逆に、体より頭を動かすのが好きな人や、泥臭い仕事をしたくない人にはお勧めできない。
付言すると、電力会社の多くはリクルーター制度を敷いているが、就職活動の過程で会うリクルーターたちは本店勤務の人々がほとんどである。彼らは主に本店の仕事を語ってくれるが、本店の仕事をイメージして電力会社に入ると、営業所勤務は辛いものになると思う。
、
先日、久しぶりに大学時代の恩師に会った。
飲みながらあれこれ話していたが、少し思うところがあったので、質問してみた。
「あなたたちの頃は活気がありましたが、今の学生は少し違いますね。」
「大人しいですか?」
「そうですね。それもあります。」
「それはやはり、1987年生まれを境にですか?」
「というのは?」
「あまり言いたくはありませんが、ゆとり世代になりますね。」
「それが独立変数かどうかはわからないけどね。時期的にはそうなります。」
学生時代、私が部活で部長をやっていた頃の新入部員がちょうど1987年生まれ世代だった。私は彼らの2つ上。彼らが入部してきた頃、1つ上とも、同期とも、1つ下とも違う妙な雰囲気を感じたものだ。そして今年、彼らが新入社員として入社してきたとき、私は当時と同じ感覚に陥った。別に彼らが使えないと言いたいわけではない。もし使えなかったとしたらそれは社員教育が悪いのだろう。私が学生時代も今年の春にも彼らに対して感じたのは、気持ち悪いくらいに素直だということだ。そして、その傾向は今の学生にも続いているらしい。
「私の記憶では、あの世代は素直な子が多かったように思いますね。」
「確かにそうです。素直なのは悪いことではないと思いますが・・・。」
「素直すぎますか?」
「そうです。」
そこからは今の学生の傾向を色々と聞いた。環境問題や社会政策に強い関心があり、ボランティアやセミナーには積極的に顔を出す。インターンシップにも関心が高い。ただ、ゼミの最中にはそのような積極性は影を潜め、借りてきたネコのようになってしまう、とかなんとか。一番たまげたのは、「なぜ発表者に質問しないのか」とゼミ長に聞いたところ、「答えられなかったらかわいそうじゃないですか」と返されたという話だった。おいおい。
「うまく使われてたりしませんか?大人に。」
「そういうフシはありますね。ゼミ生がその辺の議員の手伝いにも行ったりはしてますが、大して得る物はないでしょう。他の人もボランティアはやってはいるみたいですけどねえ・・・。」
「就職活動のためというわけではないんですか?」
「そういうわけでもないみたいですよ。単純に、そういうことに興味のある子が多いです。」
その後も色々と話していたが、結局邪魔が入ってこの話は打ち止めになった。教員生活30年以上の先生が言うことなので、傾向としてはある話なんだろう。もちろん優秀な学生ばかりの集まる大学ではこんなことは起きていないはずだ。ただ私の母校は中くらいのレベルなので、多くの大学で似たようなことが起きている可能性はある。
ぼんやりと思うのは、今の学生達はもうちょっとひねくれた方がいいのではないかということだ。もちろん素直なのはいいことだが、大人にいいように使われるのではなく、逆に利用してやるくらいの野心を持った方がいい。大人は学生が思っているよりもずっと狡猾な生き物なんだから、それくらいでちょうどいいのだ。たぶん。
あー・・・。この増田見て、イヤーな記憶を思い出したのでここに書く。
昔、人事で採用担当と配属をやってた俺は元増田と同じことで悩んだ。
スペックは寧ろ高い筈なのに、頭はいい筈なのにデキない新入社員をどうするか真剣に悩んだ。
悩みに悩んだ結果、間逆のタイプの上司につけることにしてみた。頭は良くないが要領がズバ抜けていい
どこの会社にも一人はいるヤツ。日本語はほとんど通じないけど仕事は出来るやつ。友人になりたくない人間の典型。
その結果で言うと、頭いい組の新入社員は物の見事に全滅し、その上司と俺もキッチリ詰め腹を切らされた。
いや、全滅するだけならまだ良かったんだが、三年経って使い物になった瞬間競合他社に移られた。それも数人セットで。
今でも思うけれど、俺の戦略は基本的には間違ってなかったと思う。基本的に頭の良かった彼らは
時間こそかかったものの、確実に成長はした。ただ、成長した一方で徹底的に会社を憎んでたんだよなぁ・・・。
慰留にかかった俺は辞めた彼らにクソミソに言われ、上からもクソミソに言われ結局転職する羽目になった。
その上司も責任を取らされた。まだ会社にはいるようだけれど、この先目はないだろう。何せ、自分のチームの実務隊数人
全部辞職してしまったんだ。課の実務要員が一時に全滅したわけだから、ほんとに悲惨な事態だった。
もし、「頭がいいけど要領が悪い」部下を持ってしまった人は、彼らを舐め過ぎない方がいい。
基本的に彼らは時間さえかければ必ず、並よりは遥かに多い知識を吸収する。しかも、恐ろしいことに家でも勉強する。
これが一人で孤立させられるならまだいいが、同期数人で頑張られた日にはもうどうにもならない。
配属で上手くばらばらにするか、あるいはやさしくじっくり育てた方が絶対にいい。
彼らはそう簡単には辞めないが、最悪のタイミングで辞めるんだ・・・。
育てるのに数年かかっても、10年くらいいてくれればペイはする。三年目でやっと責任ある仕事を任せた矢先、集団で辞表を叩きつけられるくらいなら、数年くらいは非効率にやらせた方がマシだった。
基本、アカデミック型の子は伸びが遅い。ただ、伸びしろは大きい。ヘタな育て方をすると、程よく育ったところで他所に持ってかれる。そこまで頭が回らなかったんだよな、当時の俺は。想像力が無かった。というより、彼らを舐めてた。
若者叩きは色んな角度から広く深く遍く言われてるから
まず始めに言いたいけど、最近の新入社員は本当に優秀な学生が多い。
数式を見ると頭が痛くなるんです、とか言いつつ微分方程式は説明できるし
英語は苦手で、とか言っててもTOEICは700点位あったりする。なんなのこいつら。
そして、業務に関しても本当に勉強してるのが良く分かる。
教科書的な内容に限れば、昔の人が数年かけて覚えたようなことを最初から知ってる。
で、こんなにも優秀なんだから、着実に経験を積めば
すぐにでも全員が即戦力になるんじゃないかって気がするんだけど
これが恐ろしいほどに明暗が分かれる。所謂仕事がデキる奴とデキない奴。
適当にやっておいて、と仕事を丸投したら、良い具合に仕上げることが出来る奴と
本当にテキトーにしか出来ない奴。何でこんなに違うんだよ、と、話が違う。
平均的に基礎レベルの高い彼らが、一体どこで分かれてしまうのか
改めて観察してみたら、「評価される」ことに対してどれだけ取り組んでるか、という結論になった。
サラリーマンである限り評価されることからは逃れられないんだけど
出来ない奴はどうもそこが良く分かってない。要は自分以外見えてないんだよね。
グループディスカッションで議論する時は段取りよく進められる奴でも同じ。
明確に「あなたは評価されているんですよ」と言う形で無いと評価される努力をしない、と言うか考えない。
別に媚を売って胡麻を摺れという話じゃない。
仕事が降りてきた時、この人はどういうものを自分に期待してて、
さらにこの人はどういうものが他の人から期待されていて、
とゴールからスタートに至る過程を考えて自分のアウトプットを考える、という事が出来ない。
あくまで自分のスタートは決まっていて、正しい道筋と思われる道を辿り、何とかゴールに合わせようとする。
実際問題としてスタートからゴールの道筋自体は間違ってないことが多いし、軌道修正する能力もある。
けど最初の段階で逆算して考えた場合より遠回りした分だけ明らかに遅くなるし、
道筋が正しかった場合でも、残念な上司や残念な組織、残念なお客様が途中でいらっしゃると往々にして頓挫する。
そして道筋自体が正しいばっかりに、注意しても「皆分かってない」と正論を言う。
みんな知ってるんだよそんなこと。
重要なのは正しい道筋を通る事じゃなくて、とにかく前に進む事なんだよ、と
諭してみるんだけどどうも上手く伝わらない。
自分は頑張ってる!ちゃんと前に進んでる!って顔が言ってくる。
いや、だから、君が動いてるのは十分分かってるんだけど
進んでるかどうか判断していいのは君じゃないんだ。
進んでるって評価されなきゃ逆走して疲れるだけなんだって。
何で分かんないかなぁ、頭良いのに・・・。
あのさー、その特定の業務に限って言えばさ、先輩の方が知ってる場合もあるかもね。
でもさー、その先輩っつーのは、その恩着せがましい教育が仕事なわけ。
業務でやってんの。何かを伝えて習得させて成果なのだよ。
業務遂行にあたっての上、下はあるかもよ。役職に応じた業務上の指揮系統があるんだから。
でも、どっちが偉いって話じゃないのよ。
業務上必要な権限が与えられてるだけなの。
今年の子は××だとか、去年の子は△△だの、新人という
呼び方から透けて見える本性は、業務上の指揮系統の問題じゃないんだって。
あきらかに「オレ先輩。オレ正義。後輩は劣ってるんだから
オレが全てだ」って感じの傲慢さがにじみ出てるの。
更にいえば、往々にして教育係っつーのは、教育する方を育成するのが主なわけ。
若者から、色々学べることを知ってるやつは、ちょっとぐらい
会社に長くいるっていう理由で、立場がどうだの、対等がどうだの
くだらないこといわねーだろ。