2011-02-15

エリートはたぶんつらいのだろうな

ここ1年、1ヶ月に1度くらいのペースで、友人の相談に乗っている。

内容は一言で言い表せる、「仕事が上手くいかない」。

地元の有力者一族の一員、成績はいつでも優秀。

誰もが知る大学に入り、有意義かつ優雅で充実した学生生活を送り、大企業内定を得て、卒業

絵に描いたような優等生として、決して少なくはないであろう妬みを買い続けて、歩み続けてきた友人が、ついに立ち止まった。

いでに転んで、立ちたくても立てない状況なのだろう。

周囲には秀才と評されてはいたが、天才ではなかった友人。

地頭の良さはあったけれど、努力も欠かさない。だから優等生であり続けられた。

友人自身にもその自負はあったのだろう。何でも出来て、常に上にいるのが自分、そういう自覚があったのだと思う。

また、有力者一族の一員なのだという矜恃が、コンクリートのよう心を固めてしまっていたのかもしれない。

自分は優秀だ、優秀であり続けなければならない、恥ずべき存在になってはならない、と。

(無論、これらは私の勝手な憶測に過ぎない。)

友人は人間関係に悩んでいる。

他人の悪い噂しかしない同期に馴染めないそうだ。

また、女性の方ならば良く分かるかもしれないが、女性は似たような価値観を持つ者たちとグループを形成し、

問題が起こらない限りは、グループ人間以外とは深い関係を結ばない、そんな厄介で面倒くさくてやり辛い傾向があるが、

彼女はどのグループにも馴染めなかったそうだ。

友人の話を聞いて判断するに、押し並べて同じようなばかりが集まっているようである

挨拶はするけれど、それ以上の発展はない。自分を貫くにしても大多数に迎合するにしても、辛そうである

その上、お前はあそこの大学出身だろ、その上あの一家の出身なんだろう、と上司からかに付けて言われているようで、それが重圧になっているらしい

この2つの人間関係が影響しているのか、入社してからというものの消化器系に異常が出るようになり、新入社員だと言うのに

頻繁に遅刻早退、あるいは欠勤を繰り返すようになり、同期に遅れを取ってしま結果となった。

仕事が出来ない、覚えられない、それが苦痛で仕方ない。仕事が出来ない、同期よりもずっと遅れている、そんな自分を認められない。

から仕事をしようとするが、やはり出来ない。見事に悪循環に取り込まれてしまっている。

はというと、優秀になりたくても、努力不足とか、元々出来の悪い頭であるとかでなれなかった人間だ。

中学生の頃までは、自分は優秀だと思っていたけれど、高校生の頃に平々凡々な人間だと気付き、大学時代に只の馬鹿だと悟った。

一度馬鹿だと分かると、気が楽になる。

どうせ馬鹿から、と投げやりになってはいけないけれど、馬鹿から出来ない、と自分言い訳が出来る。

から努力して、何かを得なければ生きていけない、と思うことも出来る。

友人に、馬鹿になれ、とは言わないけれど、もっと気楽に構えろ、なるようになるし、なるようにしかならない。

そういうことを伝えたいけど、いつも上手く伝えられない。この助言が合っているのかも分からない。

今週末、また友人と会うけれど、今度はどんなことを話すのか。

大企業から見れば底辺に這いつくばって生きている泡沫の派遣社員相談するのがそもそも間違いのような気がするけれど。

友人いわく、私は人畜無害から話し易い、そうだ。

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