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2021-02-14

[]おそ松さん3期18話「やめておけ」について

おそ松さん3期18話を見て、思いの外キツい内容だったので、取り急ぎ1男と3男に関する感想を投げておく。あくまでも個人的な、考察とまでもいかない感想です。ネタバレあります

1男おそ松→

ミソジニーを深めたんではないかな。今までのおそ松にとって、女性セクハラナンパ対象しかなく、自分には決して振り向かない架空の生き物同様だった。だから、”女性”や”女体”という分かりやす記号に対して、小学生のように無邪気に反応して騒げたのである。そんな異性にも感情があり、その異性が自分好意を向けてくることがあることに初めて直面してさぞかし戸惑っただろう。さらに目の前の女性が、自我を持って異性としての自分を選ぶ可能性が生じた現実は彼にとっての未知との邂逅だっただろう。好意を抱いてくれている異性に異性として一対一で向き合うとはどういうことか、恋愛感情とはどういうものなのか、それらに自分で向き合おうとした矢先に、結局こっぴどく振られてしまった。やっと、自分の箱庭の外に存在する他者との関わりを持つ手がかりを見つけかけた矢先に。この一件からおそ松は余計に、女はどうせ結局自分相手にはしない、女は何を考えているかからない生き物だ、という価値観を強固にするだろう。また、性別関係なく、他人自分に向ける感情が移ろいやすく身勝手で、必ずしも自分相手に割いた感情リソースと見合わない動きをする生き物であり、他人関係構築するためには傷つきながらも対話をしていくしかないという、二十歳過ぎた大人なら誰しもが経験して気付いている事実に彼は気付いていないし、経験値もない。だからこそ深い痛手を負うし、余計家族内、兄弟内の絆に逃げ込むしかなくなるんではないかな(兄弟内、家族内にも他者同士としての人間関係存在し、それらは時に厳しいものであるのはひとまず置いておこう)。なんか良いと思って好きになったけど一晩経てば気持ちが変わってしまった、にゃーちゃんの行動は至極ありふれたもの現実世界人間達はそのように自分の都合の良い感情他人を揺り動かす生き物であるが、おそ松には理解できないだろうなという話。

3男チョロ松→

チョロ松は推しを失った、という話になる。何年もかけて応援してきたアイドル。チョロ松はあくまでもクズなので下心が見え隠れしていたこともあるが、それでもライブに足繁く通い詰め、グッズを買い応援してきたのだ。オタクにとって。“推しを推す”ということは一種守られた箱庭での非常に内省的な活動であり、それが彼の変哲のないニート生活にとってどれだけ価値があることだったのか容易に想像がつく。その上で、チョロ松は一人のファンとしてアイドルを推すとはどういうことかを徹底的に突きつけられた。あれだけライブに通い詰め、接触イベントにも顔を出していたにも関わらず、顔も覚えてもらえていなかった。まあ、それも当たり前なのだが。アイドルファンの顔を覚えない(アイドル個人としての信念に基づいてファンの顔を覚えるアイドルもいるでしょうが、覚える必要は全くはありません)。18話でにゃーちゃんに語りかけるチョロ松に、にゃーちゃんが言い放った台詞がこうだ、「急になんなんですか。にゃーちゃん……馴れ馴れしいなぁ。初対面なのに。」だ。そう初対面なのだ他人他人。チョロ松からしたら大好きな可愛い推しだろう。四六時中にゃーちゃんのことを考えていたと言っても過言ではない。でも当たり前の話だが、アイドル現場ではあくまでも”アイドル”と”ファン”という関係性だし、アイドル現場の外では完全な他人だ。冷静になってみると、初対面のニャーちゃんタメ口で馴れ馴れしく話しかけるチョロ松もどうかしてますね。チョロ松がにゃーちゃんアイドルとして推すことにどこまでの期待をしていたかは分からないが、自分が沢山お金を使って、たくさん現場に通ったそれらにかけられた想いは、当たり前ではあるが、ファンとしての領域を超えてにゃーちゃん自身に影響を及ぼすことはなかったのだ。アイドルとあわよくば……なんて考えていた、なんなら認知くらいされているだろうと考えていた傲慢なチョロ松への盛大な皮肉だろう。今までも、おそ松さんというアニメを通して、むつごが身勝手幻想女性に抱き、結果こてんぱんにその幻想を打ち砕かれるという構図が見られてきたが、今回のは5年ごしのしっぺ返しなんですかね。それをチョロ松に突きつけたトリガーとなったのが実の兄で、よりによってあのおそ松だったというのがあまりにも手厳しい。18話のエンディングがチョロ松バージョンで、「世の中色々あるけど、推しさえいればそれだけで良い!」と歌っていたのがなんともいえない皮肉だった。結局チョロ松は、アイドル推していた自分自身姿勢省みることなく、クズモテるという記憶を塗り替えるために旅に出るのだが、このことからチョロ松は成長しているとは言い難い。なぜならこの惨状が、自分アイドルを推すことで現実から目を背け、あらぬ幻想推しに都合よく押し付けた結果であることには気づいていないかである。ショックなのは分かる。自分が同じ立場でも立ち直れない痛手を負うだろう。ただあの時チョロ松がしなくてはならなかったのは、クズ長男推しモテたという記憶を抹消することではなく、あくまでも自省だったはずだ。解脱していたのは流石にオモロかったけど!!生きてくれよな......チョロ松。

今回の話、兄弟間の関係性までもを変化させるような出来事が起こったと思ったが、おそ松さんから次週からはいつも通りにむつごは生活してゆくのだろうな。しかし結局のところは、兄弟は成長できてはいない。おそ松は、異性との関わり方、他者との関わり方の手がかりを決定的に失ったに過ぎないし、チョロ松に関しても自分現実と折り合いを付けられないまま、推す対象を失っただけに過ぎない。3期18話、個人的にはあまりにも残酷な話だった。

2018-11-09

[]ゾンビランドサガ6話よかった

3話、6話がマジメ回だったから3話周期かな

 

全編おふざけギャグかと思ったら、コミカルギャグもやるし、いきなりマジメなストーリーで話進行するし

なんか優等生アニメって感じだな

 

個人的にはベースのマジメ部分もっといじっても良い派だけど(プリパラ脳)

攻めたシリアスは引かれる可能性もあるから

「ああこれはすぐに解決するテンプレストーリーだな」と視聴者が分かる方が安心なのかもしれない

 

テンプレ定番ストーリーベース

時代背景の差と、佐賀要素で特色をつけて

ギャグで攻めるみたいな?

 

フランシュシュと純子はこの先生きのこれるのか

2017-03-15

[]psycho-pass(1期)/ガッチャマン クラウズ(1期)【ネタバレあり】

dアニメストアたまたまこの2作を続けて見たんだけども、両方めちゃ面白かったていうかこの2作は全然違うのに構図が似ていてビックリした

 

クラウズではギャラックスがみんなの善意スキル効率的結集運用して無秩序欲望に打ち勝ったけど、その人類勝利シーンは先にサイコパスを見ていたせいで結構不気味に感じた

ギャラックス世界をより良くアップデートしていったら最終的にシビュラシステム完成するよねこ

 

無秩序欲望人類の英知(システム)で抑え込んでより良い世界にしていきたいけど、世界が良くなったらなったでまた槙島みたいなのが出てきて「そんなのは家畜だ、野生に帰るんだ」とか言い出してぶっ壊しにかかるわけだ

どっちなんだよと

 

以下個別感想

サイコパス

序盤に出てきたあかねの家みたいな生活あこがれまくるんだけど、ああい総合生活支援ロボットみたいのいいよね

今後VRの発展で作られたりするんかな?

ほかにも現実攻殻機動隊中間くらいの微妙ライン近未来社会感は本当によかった(服の転送とかはオーバーテクノロジー感あったけど)

 

作中は猟奇犯罪者ばかり出てきてなかなかグロかったが、とにかく格闘シーンがかっこよかった。どみねーたは起動遅いし判定も遅いし無駄威力強いしで使いにくそ

あと影薄いけどドローン君たちは毎度大活躍だったな。ただの箱が喋りもせず走ってるだけなのにかわいいという不思議タチコマによる先入観

 

終盤、あかねシビュラに呼ばれたところであっこれまどマギ展開くると思ったよね

「私、すべての潜在犯を消し去りたい! 過去未来すべての潜在犯を! 叶えてよインキュベーター!」って言ってシビュラの一部とかになってシステム変革すると思ったよね?

そんなことはなく結構臭い終わり方になったけど現実あんなもんか

 

あとイケメン先輩(名前忘れた)がとっつあんと同じになっていくところはベタだけどグッとくる。手も潰れてたし義手にしたんだろうな

 

調べたら劇場版もあるんだな。見なきゃ

 

ガッチャマン クラウズ

1話スーツギミックがかっこよくて戦闘で魅せていくのかと思ったけどそんなことはなかった

戦闘あんまりしないが序盤からルイ君とギャラックスとか謎だらけの展開でどんどん引きまれ

 

はじめちゃんがちょーかわいいんだけど底知れなさが不気味で(もし仲間が死んでもへらへらしてそう感があった)、どこかで一度へこんだり落ち込んだりするとこ見せてくれないかな~とか思ってたけど、カッツェをデートに誘ったところでああこのキャラはこれでいいんだなと、このまま突き進んでくださいと

 

他のキャラもみんな個性的出ててよかった。隊長かわいいODの強さだけは言ってるのと違くない?って感じのしょぼさだったけど(カッツェの力と相殺されたんだろうか)

あと食べ物描写もいろいろよかった お弁当とか隊長おつまみとか

 

でもカッツェは絶対に許さないよ。好き放題煽ってたら巨乳女子高生がかまってくれてキスされて最後おっぱいの中に保護されるなんてあるわけないだろ。調子に乗ってたらブクマカ正論で煽られて憤死するとかの落ちでよかったんだよあんなの

 

まあ面白かったしいいや。さーて2期もみるっすよ~

2017-03-13

[]宇宙パトロールルル子

「私ルル子。地球で一番普通じゃない町OGIKUBOを万引きした宇宙海賊が私のお母さんで、宇宙パトロールのお父さんの脳みそと派手な夫婦ケンカによる痴情のもつれでワープゲートがもつれて宇宙があれしてみんな飛ばされちゃった!」

 

トリガー分が濃縮されたアニメ

こういうのでいいんだよこういうので

10分くらいのが全13話だけど全話合わせて体感20分くらい

 

隕石を爆破するんだ! いろいろ正義ジャスティス的なあれで理論上帰れるはずだ!」

何でもあれで済ます精神好き

 

終盤は檜山修之アニメと化していたが落ちは割とうまくまとまっていたように思う 

中盤でキルラキルほかトリガー作品セルフパロが入ってきたり、最後のあれの名前とか、一応トリガーお祭り作品的扱いなのかな?

2017-03-08

[]結城友奈は勇者であるネタバレ有】

OP狙撃してる東郷さんのケツ ★★★★★

 

近々映画があるというからアニメ見たんだけれど

展開の緩急っぷりがわけがからなくてよかった

あと四国以外の宇宙滅びてるみたいなアホ設定笑った

あと各話サブタイトル統一されてないのが違和感があって若干スベってるように感じた

まどマギフォロワーらしいけどノリは全然違って

まどマギとんち解決

ゆゆゆ=パンチ解決

みたいなとこあったていうかこれ生贄システムどうなったの?

でも名前忘れた先代の魔法少女回復するんだろうしよかったな

(追記)

やっぱサブタイ統一されてないのおかしいよな?と思って調べたら花言葉だったのか

納得

滑ったとかいってすみませんでした

2017-03-06

[]信長の忍び

絵柄からおじゃる丸的なやつかと思っていたけど

5分アニメだけあってテンポがすごく早い

コメディだけど千鳥ちゃんが割とちゃんとアクションするし忍たまリアル忍術するし合戦バンバン人殺す

あとねねがどうかしてるくらいかわいい あんテンプレツンデレなのに悔しい ほかの女性陣も全部かわいすぎる

桶狭間以降信長事績をそのまま描いてく感じだけど本能寺の変とかシリアスにならざるをえないとところとかを

このコメディタッチでどう処理するのか気になる

 

あと初期のOPがいい

千鳥今川義元の顔にぽいってまきびし投げるところ好き

 
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