はてなキーワード: 牧畜民族とは
男尊女卑は人類にとっては農耕牧畜民族と、世界大戦以前の工業社会に特有のものであるということと、それは重労働ができる、財産を量産できる体力があるからということは説明したね。
人類にとってもっと古く長いのは狩猟採集漁労民族だが、これは体力による分業はあっても、貯蔵する技術はなかったから、財産は持続しない。よって重労働しても富は蓄積しない。よって男が重労働できても偉くなれない。よって狩猟採集漁労民族にとって男尊女卑は成り立たない。すなわち男尊女卑は人類全般の性質ですらない。
そのオスとしての幸福なありようというのは、人類に普遍的なものというより、農耕牧畜民族にしか通用しないと思うが。狩猟採集漁労民族や工業社会や情報化社会にとっては整合的じゃない。
もちろん工業社会や情報化社会と言えども農耕牧畜民族の文化を残すものだが、それに従っていては工業社会や情報化社会が維持できない、という類の文化はかなりはっきりと淘汰される(逆に言えば、そういう変化のない地方では古い文化は残るし、それはそれでそういうものだ)。性差別もその一種だと俺は思っているが。
人類の基本的なスタイルは狩猟採集漁労民族だ。狩猟採集漁労民族は性別による分業はある(なぜそうなのかはよう知らん)。だが男女での権力の差はないと言われる。
生物的に決定されていると言うのなら、それに準拠した方がいいことになるが、これが今の情報化社会においてナンセンスなのはあなたにも分かるだろう。
生物として同じでも環境が異なると生活はかなり可塑性のあるものだよ。そして文化は環境を人工的に作り替えていくもので、さらに可塑性があるものだ。
ついでに、農耕牧畜民族についても、重労働である鋤による耕作ができるのは概ね男で、男が富を量産できるというのは、今や耕運機の発達であんまり意味のあるものではなくなってきている(全くないとは思わないが)。