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2012-04-13

日本採卵鶏の種鶏の現状 アンディ・ハンセン アミューズ宮崎

 ゲン・コーポレーションから輸入された「種鶏」を日本の採卵養鶏会社が購入して

使用管理し、鶏卵生産

ゲン・コーポレーション

http://www.ghen.co.jp/jp/




ごく一部の後藤孵卵場の鶏も使われている。

後藤孵卵場

http://www.gotonohiyoko.co.jp/


両者とも大変興味深い会社なので、岐阜愛知農学部の方は

入社検討してみてはいかがでしょう?

ゲン・コーポレーション採用案内

http://www.ghen.co.jp/jp/information/company/entry.html

後藤孵卵場採用案内

http://www.gotonohiyoko.co.jp/recruit.php

両者ともリクナビマイナビなどの大手就職サイトでは

採用活動をおこなっていないので上記リンクから

採用担当者電話し、募集があるのかどうか確認すること。


 ゲン・コーポレーションについてもっと知りたい方は

下記記事を読んでみてください。

ゲン・コーポレーションについて(中日新聞記事)←リンク切れ

http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007073102037287.html

 所秀雄氏が1963年に起業した。産卵数が多いなど優れた遺伝子を持つ外国産鶏の輸入を進め、

国内養鶏業界の発展に寄与した。所氏は2004年9月に会長を退き、後任に、

EWグループを率いるドイツ人のエリッヒ・ウエスヨハン氏が就いた。遺族によると本人の意に反した

交代だったという。


 所氏は今年4月、88歳で死去。生前、EWグループへの株式譲渡について「経営日本側、所有は

ドイツ側という分離政策を信じた」と語っていた。EWグループはいずれ全株式を取得する見通し。

ゲン・コーポレーションは「所氏の退任後も日本人社長を務めるなど、経営日本側にあることに

変わりない」としている。


このような経緯で、ゲン・コーポレーション外資系企業になってしまったようです。

日本ISD協会

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10230517301.html

アミューズ社長日記より)

 ISD協会の話をする前に

(というかISDって何?から始まると思いますが)

世界の種鶏(育種)について話をしましょう。

(種鶏って何?って人にもわかるようにします。)


はいものの、伝え聞いたお話の部分もありますので

しかしたら違っている場合もあるかもしれません。ご注意を。


 皆さんは卵食べますよね?

大体スーパーとかお店で卵買いますよね?

そしてその卵は養鶏場で作られているというのはお分かりですよね?

まり養鶏場には鶏がたくさんいてそこで毎日卵が作られているのです。

そしてニワトリは生き物ですから、歳をとるにつれてと卵を産まなくなります

そうなると養鶏場は困りますから鶏を入れ替えます

(お年を召したのを食用に出荷し、若いのを仕入れる)


そのときのために私達のようなヒヨコ屋さんというのが存在するのです。

そしてヒヨコ屋さんでは種鶏(オスとメス、卵を産む鶏のご両親ですね)を

飼育して受精卵をつくりその卵を孵化させてヒヨコ(これが将来卵を産む)を

作るわけです。


しか養鶏場は鶏(ヒヨコ)なら何でも言いというわけではなく

出来れば卵をたくさん産んで、病気に強くて、飼育やすくて、卵が丈夫で

卵の盛り上がりもよくて、殻の形もよくて、餌はあんまり食べなくて、などなど

いろいろと要求があるものです。


そういう要求にこたえるために品種改良が行なわれるのですが

もはや日本の改良技術では世界技術には追いつけません。

そこで海外で改良された種鶏を日本に持ってくるわけです。


しか海外でも品種改良技術が進みすぎて

小さいところが一気に逆転が出来る状態ではなくなったのです。


豊富な資金をバックにたくさんの遺伝子を保有し

その掛け合わせのトライアンドチェックとフィールドデータの採取が

出来るところが勝利する形になりました。


その結果、世界に9社あった育種会社は2社に統合され

世界ではこの2社が50%づつのマーケットを所有しています


EWグループとヘンドリックスグループです。


ちなみにヘンドリックスは卵だけでなくブロイラー、豚においても

世界の50%のシェアを持っています


EWは卵とシャケ、マス、トウモロコシなどの遺伝子を持っていて

なるほど様々な遺伝子は大きい会社統合されてきているのです。


しかしなぜか(まあ、理由はちゃんとあるんですけどね)

日本ではEWグループが強く卵においては91%、ヘンドリックスグループ

8%しかマーケットを持っていないのです。


しかし今から20年前にはヘンドリックス(ここは上記9社のうち6社が統合されている)

当時、この6社の合計シェア(当時は別々に経営をしていたので)は80%を超えていたのです。

それが10年前には50%になり(それに伴い統合も進んだのですが)今では8%に

なってしまったのです。


日本ISD協会続き

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231057437.html

 日本で50%近い(最大時は80%)シェアを持っていた

(当時はグループではなく、別々ですが)

ヘンドリックス系統の種鶏は現在では8%になってしまいましたと。


そしてISD協会とはこのヘンドリックスの6系統(昔の6社が扱っていた種類)を扱う

日本ヒヨコ屋さんの協会なのです。


たった8%のシェア会社まりですが、弊社のように

もう一方EWグループ日本代理店はゲン・コーポレーションのもの

扱っている会社もありますので協会のメンバー全体での日本ヒヨコ

シェアは95%はあるのです。


わかりにくいかもしれませんが、協会のメンバーのうち

ヘンドリックス、EW両方を扱っている会社がいくつかあって

その会社の中でEWの比率がかなり高く、結果として日本のEWの

シェアが高くなっているということですね。


やっとここまでこれましたね。

ISD協会のこと、種鶏のこと、わかっていただけましたでしょうか?


さて、その日本ではマナーなヘンドリックス鶏(上記6系統)ですが

このたび大変革を行ないました。


その内容をお話しする前に

なぜ、EWグループがたった10年間で日本で90%以上のマーケットを持つ

ようになったのかをお話します。


EWグループ日本代理店ゲン・コーポレーション(以下ゲンさんと呼びます)は

1990年代後半いままで農家の延長であった採卵養鶏・種鶏の業界

アメリカ的(EWはドイツですが)経営観念を注入しました。


マーケティング理論を持ち込み、卵・ヒヨコ生産コスト効率などの概念を入れ

お客様サービスとして教育行なったのです。

これにより日本養鶏技術は飛躍的に成長したのですが

その成長にともないEWのシェアも伸びていったのです。


すなわち、今までは鶏の能力により選ばれていた種鶏が

そのニワトリ能力より、総合的な顧客満足度(様々なサービスも含めて)で

選ばれるように変化したのです。


これはニワトリ能力がどうでも良くなったわけではなく、

優秀な遺伝子統合で行き着くところまで行ってしまって

両者の間に大きな差が認められなくなったというほうが

正しいのではないでしょうか?

(それ以前はヘンドリックス鶏が優れていて、

EW鶏は弱点があるという認識でした)


ま、以上は私の個人的な分析で合っているかどうかは別の

人に聞いてみてください。

(私がこう言っていたとかももちろん言わないで。)


そしてこのような日本におけるマーケティング戦略をおこなったのが

アンディ・ハンセンと呼ばれるアメリカ人でした。


10年前アンディはアメリカハイライン社(EWグループアメリカ

拠点。遺伝子研究世界の中心)の副社長にして

ゲン・コーポレーション社長をしておりました。


そして日本の卵は世界で一番厳しい(注文がうるさい)という認識のもと

(以前にも書きましたが生で卵を食べるのは世界でも日本くらいのこと)

日本人に受け入れられる卵を作るニワトリ研究を行い、

日本市場を制覇できれば世界を制覇できるとの戦略で上記の事を

行なってきました。


まりアンディの立てた戦略日本で92%、アメリカで72%のシェア

持つようになったのです。しかアメリカ日本世界で一番卵の値段が高い

(結果ヒヨコの値段も高い)ところですから


高く売れる場所で高いマーケットシェアを持つという経営的にもっと効果

高いことを行なったのです。(高く売れるということは利幅が多いということ

ですからその分研究開発に投資ができ、なお差を広げられる)


しかしこれだけ多くの功績を残したアンディですが、よる年波にはかなわず

4年前60歳を機に退職されたのです。


アンディ・ハンセン

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231427162.html#main

 この日本における養鶏レベルを格段に引き上げたアンディ・ハンセン

その経験を生かし、アメリカ養鶏コンサルタント会社を立ち上げ、

更なる養鶏業の発展のお手伝いをしておりました。


そして今年1月、アトランタ で大きな動きがありました。

アンディ・ハンセン養鶏コンサルタント会社

ヘンドリックスグループコンサルタント契約を結んだのです。

(私は現地におりましたし、本人から直接話を聞いていたので

知っていましたが、私から発表は出来ませんでした)


まり日本アメリカにおいてライバル関係にあったアンディと

ヘンドリックス契約をしたのですからこれから日本における

シェアが大きく変る可能性があるわけです。


そして今日初めてそのことがISD協会のメンバーに伝えられたのです。


その内容とは現在日本に8%しかないマーケットシェア

3年以内に50%まで引き上げるとのこと。


普通に考えればそんなことできるか!となるのですが

(そこにいたメンバーほとんどがそう思ったでしょう)

私は本当に出来そうな気がします。


なぜなら私がアンディに育てられた人間ですし、アンディからの命令があれば

まず私が動きます。そしてそういう人間日本に何人もいます

(私がこうして海外に出向いて情報収集ができるのもアンディの

おかげといえるのです)


しかもその何人かですが、日本養鶏レベルの向上を肌で感じています

レベルをあげられたところが現在大きく成長しているからです。


なんかこういう業界の編成に立ち会えるのはとてもぞくぞくします。

そして情報をしっているのと知らないのとでは大きく違うのだなと。

3年後がすごく楽しみになりました。


ちなみにですが日本におけるヘンドリックスシェアは8%ですが、

我が社においては50%。つまり両方と上手に?

お付き合いをしてきたわけです。


この理由はどこかで詳しく書きますね。


ま、いずれにせよヘンドリックスにアンディが加わったことで業界に変化が

おきることは間違いありません。そしてその中で私はどうすればいいのか?

重要決断をすることが増えてきそうです。


ISDセミナー2009-03-26?)

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231438826.html#main

 本日セミナーの内容は3つ(正確には4つですが)

現在日本経済世界経済についてと未来予想

静岡経済研究所の方がいらっしゃってお話をされていました。


ヘンドリックスニワトリ改良の方向性とそのテストデータ

ヘンドリックス育種改良責任者アリアンさんの講和

日本でのヘンドリックスのこれから戦略

これらのお話をアンディがしたのです。


正確には4つというのは、2番目のお話の中に

日本でのデータ日本シェーバーの方がやったということですね。


ま、一番最初お話経済新聞読んでいれば当たり前のお話ばかりで

当たり前のここといえば当たり前だし、

独自の分析をあえて入れていないようにも感じましたので

内容はともかく(聞いている人に合わせてくれていたのだと思います


感じは良かった。当然ですが間違った分析はありませんでしたし。

いや、時々自己主張のため独自の分析を入れる方がいるのです。

そしてそれがいい分析場合もないわけではないのですが

大体において、小さな部分を大きく、深く掘り下げていて

一般論で話すのには無理があるだろって場合が多いのです。


いや、わかりますよ。人と同じことを話したのでは独自性がありませんし

講演に読んでもらえなくなりますからね。でも、間違ってはだめでしょう。

それから極端な例を話してもだめでしょう。

ま、そういう点からすればいいお話でした。

自分の頭の中身の整理にもなりましたし。

(どれだけ上から目線なんでしょう)


2番目のお話は以前オランダ(ヘンドリックス本社があります)で

聞いたお話でした。それからいくつかのデータは私の会社

出しているものでしたので特に目を引くものではありませんでした。


講演をするヘンドリックスアリアン。もちろん英語です。

ちなみに通訳付。あんまりうまくなかった。通訳が下手って言う

より打ち合わせが悪い。アリアンが省略して話しているところの

意味がわからず聞きなおしたりしていた。ま、聞きなおして

くれたから私も理解できた部分がありましたが。


ただ結論から考えるにやはり、いろいろな研究が進みすぎて

ニワトリの種類の差は現れにくくなっているなと。


例えがうまくはまっているかどうかはわかりませんが

トヨタカローラホンダシビック日産ティーダの差でしょうか。

車の性能の差よりもイメージとか価格とかそういったところでしか

差を見つけられないと。


そうなるとニワトリの開発は日本全体を満足させるより南国向け、

北国向けとかそういう方向で開発することになるのかなと

車なら北国向けに寒冷地仕様がいいとか、海岸沿い用に防錆が

うまいとかそういう局地使用で販売を伸ばすと。

だって日本中で卵が作られているわけではありませんからね。


名産特産になっているところ向けに集中して作ったほうが売れるってもんですよ。

そしてそういう開発をさせたらアンディにかなうはいないということです。

(私がこういう風にかんがえるのもアンディの影響なのでしょうが


最後の講演がアンディ

これが噂の(私が勝手に話を大きくしているふしあり)

アンディ・ハンセンです。


正確には日本では

アンディ・大和ハンセン

日本語のミドルネームを入れるくらい日本に溶け込んでいる

(そのくらい力を入れないとマーケットが取れないと判断した

のだと思いますプロです)


アメリカ人です。

ちなみに、ファッコといって先日わたしのところで導入した

ニワトリケージ(金網の箱)のメーカーイタリアにあるのですが

そこの副社長日本代理店社長)も営業の神様みたいな人で

日本人より日本おもてなしの心を学んでいます。すごい人です。


海外には本当に日本で物を売るために日本人より日本のことを

わかっている人がたくさんいます。すごいですね。

(ま、海外で車・電気製品を売るために

すごい努力をしている日本人もたくさんいるでしょうが


ま、アンディの話の内容は前回書きましたが

要はたくさん勉強して海外を見て回って、レベルを上げて、

お客様満足度を上げていけば結果的に会社が成長していって

そのついでにヘンドリックスニワトリは売れますよと。


製品品質に問題はないのだと、売り方が悪いんだよ。と。

からから半年かけて、メンバー会社を訪問して

それぞれを分析してみんなで成長して

いきましょうっていうお話でした。


もっとも弊社には何度もお越しいただいていますが、

あれから4年経っていますので改めて見ていただくのは

いいことなのかも知れません。


むしろ弊社の成長を見て改善点なんか助言をもらえるとうれしいですね。

ま、繰り返しアンディのご指導を受けるためにはがんばって

ヘンドリックスニワトリを売らなければならないわけで

会社が成長すれば自然マーケットも伸びるのですけどね。

あの人は天才です。(こう思っているのは私だけ?)

2009年の記事ですが、3年後を見据えての記事です。

今年でちょうど3年目。


宮崎の採卵大手のアミューズ、この会社社長さんの分析

正しいかどうか、採卵養鶏業界に関りたい方は

調査してみてはいかがでしょう?

2011-06-05

(※閲覧注意)マクドナルドチキンナゲットって

おいしいよね?俺も大好き。うまいし安いし。

でもあれって元は鳥なんだよな…?

全然想像つかないけど、どんな流れになってるんだろう?

そんな疑問がわいたので調べてみたよ-

(以下、閲覧注意)









そもそも一年間に何羽殺されるんだと思う??

答えは数十億羽。想像もつかない数字だ。

生まれて一日目のひな。かわいい

それを業者が養鶏場に届ける。かごにつめて、トラックに乗せて。

次に業者が来るのは1ヶ月後。回収の日だ。それまでがニワトリの命。

ほぼ一生を養鶏場で終えるわけ。

いかごの中で。

ギュウギュウにつめこまれて。

運動すらできず。

一生で空を見れるのは最初の日と最後の日だけ。

大地も草も風も知らずに死ぬ。

できるだけ早く、安くニワトリを太らせたいからエサには残骸が加えられる。

何の残骸かって?

処理から出る肉や骨の残骸だよ。

つまり、共食い。

なんて効率的!

ニワトリって飛べない。だから外敵が多い。

きつね、スカンク、犬…

もちろん人間

飛べない理由を知りたい?

胸がふくらみすぎじゃったからさ。

人間が大きな個体を掛け合わせて、効率的に肉の量を増やしたからなんだって

中には胸がふくらみすぎて歩けないニワトリもいるんだとか。

自分体重を支えられないから、脚が曲がっちゃって、むくむんだって

死ぬまで脚が痛いんだって

どうやって殺されるか知ってる?

カゴが工場につくと、ベルトコンベアーで運ばれるんだ。

作業員が足をつかんで逆さにして鎖で足を吊るして。

お次は電気風呂。気絶させるのさ。

そして鋭い回転刃によって喉をかききる。ほぼ全てが死ぬ。

もし電気風呂で気絶しなかったニワトリがいたら、地獄のような仕打ちだろうね。

喉をかききられたあとはまた熱湯。ここで羽が取り除かれる。

…というのはまだマシなコースで

1日にニワトリが大量に届く日もあるらしいんだ。

そんな日は作業員も鎖にくくりつけるまで手が回んなくて…

ニワトリを壁にぶん投げる。踏みつける。

そうして気絶させる。

だって、手が回んないんだもの」

こうして出来上がったチキンナゲットが最寄りのマクドナルドに届くって仕組みさ。

…ってのは全部アメリカマクドナルドの話。

日本じゃどうかは知んないよ

ちょっとはマシなのかもしんない。

ユッケ以来、安すぎるものを疑っている。

たまたまマクドナルドを取り上げたけど、

ロッテリアモスバーガーファミマ和民も安くておいしいよね。

でもその裏側は…?

ハッピーセットだの、憧れの外食産業だの、藤田田物語だのでマクドナルド魔法にかかってたけど、

一回冷静になって考えてみてもいいかも。

参考文献:おいしいハンバーガーのこわい話

図書館でも良いから、ぜひ。

あわせて読みたい:ファストフード世界を食いつくす

2009-07-11

新彊ウィグル自治区に駐屯の特殊兵団は百万人に増えていた

王楽泉・書記はこれまでの更迭説を跳ね返し「血の弾圧」を中央から評価された。

中国共産党のやり方は世界常識の百八十度反対側にある。血の弾圧をすればするほど、出世するのだから。胡錦涛チベットで民衆の不満を血の粛清のぞみとんとん出世階段を駆け上った。王楽泉は中央委員である。

さて中国はウィグル自治区の騒擾における死者の数を増やした。184名。犠牲者民族構成は漢族犠牲が74%だって!(新彊ウィグル自治区の最新の人口構成は漢族が73%)。この数字は信憑性が薄い。まるで語呂合わせではないか。

世界ウィグル会議」(カディール女史が代表。ワシントン)は直ちに声明を発表し、「死者は最大3000名に達するだろう」。またNYタイムズは「漢族ギャング団が武器を手にしてウィグル人を襲撃した」事実を明記した(7月11日付け、ネット早版)。

ウアルカイシ(吾爾開希)は台北記者会見し、「天安門事件の死者を中国共産党は最初から最後まで作為した。今度も数千の犠牲がいるはずである」(『自由時報』)蘇貞昌(前台湾首相)も同紙に寄稿して「自由と人権を尊重する立場から、われわれはウィグル人を支援するべきではないか」と訴えた。

さて、今時ウィグルの騒擾で長らく謎とされてきた「新彊兵団」(新彊に駐屯する特殊軍隊)の謎の一端が明らかになった。正式名称は「新彊生産建設兵団」という。

石油ブームが漢族人口を激増させ、ウィグル人を石油とガス産業から排除

既報のように毛沢東時代に中国人民解放軍という事実上の「侵略部隊」は山東浙江省からの部隊が主力だった。後年、これに上海からの若者が追加され、1960年代には五十万人といわれた。

簡単に言えば革命後、余力を新彊とチベットに侵略軍として派遣し、将棋のコマのように使い捨て、生き残っても中原に帰還して貰っても困る。食い扶持が減る。だから現地に残留させ、「生産」とか「建設」とかの美辞麗句で飾り、実際は自活せよ、というわけだった。これが『新彊生産建設兵団』発足の経緯である。

『新彊兵団』は独自の養鶏場養豚場、農場をもち、自作自給の食糧による駐屯を続けてきたため独立部隊の性格もあった。この兵団のなかに党細胞と独自の行政、独特の自治、検察司法どころか銀行大学も持ち、企業経営も展開してきた。『行政』は中央組織をまねて「台湾弁事処」まである。

現有は十四個師団、保有する農場は100以上、建設企業が500以上で社会事情単位は3000もある。100万人と推定される構成員の89%が漢族だという。

同期間、住民の強制移動により中国各地から新彊に300万人が移住したため漢族人口比がまたまた増えた。ウィグル人の怨嗟の的となった王楽泉(新彊ウィグル自治区党書記)はソ連崩壊直後に新彊に入ったが、おりからの石油ブームで採掘、輸送ビジネスを展開し、一族郎党を山東省から率いてきた。石油ブームにより200万人の新規移住があり、漢族人口が増えていた。

もともと王は石油技術に明るく、また共産主義青年団(団派)出身のため、一時は胡錦涛との関係が緊密だったという説もある(NYタイムズ、7月11日)。しかし十六年という長きに亘る駐在は珍しく、赴任地が長ければ長いほどに利権の独占状態が進んでいることもまた事実であろう。

2009-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20090323000120

端折って言うとな。

ウイルスって生き物(と言えるかどうかも議論があるがさておく)は、遺伝子DNAないしRNA)がほとんどむき出しに近いような状態でさまよっているようなもので、それが宿主となる細胞遺伝子に組み込まれたり便乗したりすることでやっとこさ増殖できる、という特性を持つ。んで、ウイルス遺伝子そのものだからものすごく突然変異を起こしやすい。

んで、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザ普通は鳥/ヒト体内で同時に感染したりしないものなんだが、さてここに両方に同時に感染しうる生き物がいる。豚なんだがな。

そうするとその体内で、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザが仮に同時に出くわすと、豚細胞内に取り込まれて増える段階で鳥インフルエンザウイルスとヒトインフルエンザウイルス遺伝子が一旦ごっちゃになる可能性がある(遺伝子組み換え)。そうすると、鳥インフルエンザがヒトへの感染能力を得る(あるいはヒトインフルエンザが高毒性鳥インフルエンザの毒性を得る)可能性があるわけだ。

これは確率的にはいつでも起こりうることで、現に過去も何度も起こったことだ。そして起こったときがパンデミック発生の時だ(強毒性鳥インフルエンザとの組み替えばかりが畏れられているが、弱毒性のものとの組み替えですら「今までワクチン存在したことのない、全く新しいタイプのヒトインフルエンザウイルス誕生」となるため、それなりの脅威たりうる)。ただ現在たまたま起きていないだけ。

(勿論、たまたま鳥インフルエンザとヒトインフルエンザに同時に感染したヒトの体内でこういう変異が起きる可能性もなくはないが、豚よりは遙かに低い)

(対策としては「とにかく豚と鶏を一緒に飼うな」ということが言われているが、全世界にそれを徹底するのもなかなか困難な状況。特に中国東南アジア奥地では豚と鶏が一緒にいる環境が多く、このへんが新型インフルエンザの震源地になるんじゃないかと目する研究者もいる)

かつてインフルエンザとしては史上最大級の死者を出した「スペイン風邪」ってやつもこうやって誕生したと目されてるから調べてみるとよいよ。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

要するに、「たまたま養鶏場に居たヒトが鳥インフルエンザに罹って死にました」それ自体は(お気の毒ではあるが)深刻な事態ではないが、むしろヒトが罹りうるほど「ヒトに飼われてる豚の」身近に強毒性鳥インフルエンザウイルスが迫っていることを畏れるべきだったりする、というお話

鳥インフルエンザについて思ったこと

そもそも病原性がHとNの型だけで決まるって話が乱暴だし、H5とH7が高病原性って(法律で)定義してるのに強毒型と弱毒型があるってのも変な話で。

養鶏場で人が発症したからといってさ、人に伝染するウイルスっていうのはさぁ。

たしかに、動物ウイルス普通ヒトには伝染しないよ。

でも、実際にウイルス液をヒトに飲ませて実験したわけじゃなし、高濃度なウイルス液に暴露されればほかのウイルスだってヒトに感染すると思うんだけどどうだろ?

養鶏場とか食鳥処理場っていう特殊な環境で特殊な感染のしかたをした人間の致死率が高くたってさ、それが自然感染したときの症状と同じって言えるのかな?

ヒトからヒトに伝染るようになってパンデミックスペイン風邪の再来!

そりゃわかるけどさ、かなり飛躍しすぎな感は否めない。

2009-03-15

http://anond.hatelabo.jp/20090315123713

父:あんな~、もしホンマやったら、トマト栽培農家はみんな畑にクラシック流してるはずやし、牧場でも、養鶏場でもそうや。

そんなん見たことも聞いたこともないやろ。

「みんな」と言っていることに注目。「ホンマ」に効果が出ている(実証されている)のであらば、「みんな」と言って良いほど多くのトマト栽培農家牧場でも、養鶏場でも)がやっているはずだが、みんなやってる、というほどやってないだろう。やってるのは「一部」だし、やってる農家があることは効果のあることの証拠にはならない。「ウソ」といって差し支えない。

いろいろありすぎて、なにがどう作用しているかはわからないが結果として良い方向に作用しているので導入されている。

このへん、ホメオパシーな人と物言いが一緒。本当に実証されてるの?

ステレオタイプ大学教授子供を嵌める

http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_c115.html

娘:クラシック音楽を聴かすとトマトが甘くなるんだよ。

 

父:ウソや。

 

娘:牛にクラシック音楽を聴かすと牛乳がおいしくなるんだよ。

 

父:ウソや。

 

娘:クラシック音楽を聴かすとニワトリがうむタマゴの数がふえるんだよ。

 

父:ウソや。

 

娘:ここに書いてあるよ。

 

父:あんな〜、もしホンマやったら、トマト栽培農家はみんな畑にクラシック流してるはずやし、牧場でも、養鶏場でもそうや。

そんなん見たことも聞いたこともないやろ。

 

それに、証拠はあるか?理論的に説明できるか?

でけへんやろ。

娘は9歳である。

1.発見の報告に対して返答が「ウソや。」これは子供だとしても、もしこれが一人前の女性だったとしてもディスコミュニケーションと言わざるを得ない。

2.親が見たことも聞いたこともないからという結果の誘導によって子供を説得してはならない。

3.9歳の子供理論的に説明しろだの、証拠を出せよだのは小学生がやること。

そして重要なのは

トマト農家で実際にクラックを流している農家存在する。

牧場でも養鶏場でもクラックを流している畜産家は存在する。

この事実。しかも古くからやられていて広くしられた技術

そんでもって見たことあるか?っていうレベルじゃないぐらい多くの農家畜産家でも導入済みのやり古された技術

親のステレオタイプ子供を説得し、子供の新たに知るという知識の喜びを無下に潰してしまうという行為を教育者が行っているのかとおもうと情けない。しかもその断定に至る見識が非常に狭いものであり、水への伝言よろしく紋切型態度をとるのはまるでいただけない。しかもしれが間違っているとなるとなおのこと。ふがいない。

実際に搾乳量や糖度が増えたという報告があり、かつ追従している農家畜産家が増えいてる事実

これは状況証拠にもなるだろう。

具体的な実験もされている。

なぜトマトかといえば、これがバイオテクノロジーで大胆な品種改良に挑んだときに試されたから。

その中でたまたまいく種かの音楽を聞かせて育てるという実験項目があった。20年ぐらいまえの話しだ。

ここで根の発育や実の糖度などに有意差があったからその後さまざまな音楽実証実験がおこなわれてきた。

そういう歴史的な積み重ねも無視して「ウソや。」の一言はあまりにいただけない。

9歳の子に負けるなんて、どんだけイノセントなんだ。

理論的に言えば植物畜産への作用のロジックは違うかもしれない。

ここらへんは諸説いろいろある。

たとえば人間にはどの種類の音楽を聞かせてもテストステロンが減少することが報告されている。

http://www.psych.let.hokudai.ac.jp/~jmpc/N4/Fukui.html

いろいろありすぎて、なにがどう作用しているかはわからないが結果として良い方向に作用しているので導入されている。

目下さまざまな研究がなされていることにたいしてその導入以前の子供の注意を喚起するレベルの部分で大学教授がつまづいてんなよと言いたい。どんだけ知識欲に欠けてるんだと。

そしてこれを「とんでも」と一概に切り捨てようとしているはてな民もどうかしている。

なんでとんでもだと思ったの?

水への伝言と一緒だと思ったの?

もともと水への伝言はこっちが起源になってるんじゃないの?

2009-01-18

飼育する人の気持ちへの配慮

肉を たべたいというのは、動物を ころしてでも たべたいということだ

http://d.hatena.ne.jp/hituzinosanpo/20090117/1232197538

水族館で「美味しそう」っていつも平気で言ってます。自分はカニが好きなんですが、水族館行くとたいてい店先で並ぶことなどありえないくらい大きなカニがいるんで、見るたびに旨そうとか美味しそうとか茹でたいとか言ってます。もちろん飼育員に対する配慮が欠けていると自覚しているので、飼育員らしき人がいる前では言いません。飼育員は通常動物たちの生存を願うと思われるからです。

養豚場とか養鶏場ではむしろ「美味しそう」って言うと喜んでもらえるのではないでしょうか。

結局配慮すべきは飼育する「人」の気持ちへの配慮であって、動物自体への配慮ではないでしょう。

動物を食べる時に謙虚にならなきゃいけないとか、感謝しなきゃいけないとかいう意見が目立ちますが、はやり飽食の時代だからなのではと思います。本能なんだから謙虚とか感謝全く無用です。伝わりませんし、伝わったところで謙虚感謝したって食われる側にしてみれば何も変わりません。ライオン人間を襲って喉を噛み切る時だって「ありがとう」なんて微塵も思ってないでしょう。

飢えてる人からしてみれば家畜を平気で殺して当然ですし、三日くらい何も口にしてない難民キャンプ子供してみれば、殺されゆく豚を見て目を輝かせるのも当然でしょう。(当然殺戮自体を楽しみにするのは受け入れがたいが、それは肉食というテーマからずれている)

人間は立場が変わると言うことも違ってきますが、やはり自分の置かれている状況を忘れてはいけないと思います。

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