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2023-12-26

https://www.asagei.com/excerpt/294735

普段から陸上見てる人ならともかく、正月箱根駅伝の往路3区ぐらいかチャンネル切り替えでたまに見てそうな人には心底言われたく無い。

高校駅伝では外国人ランナーを起用すべきでは無いというが、そもそも外国人ランナーだけで勝てるほど甘くない。例えば、今年女子で初出場を果たした益田東(島根県)は実は以前から外国人留学生を起用しており、OGには資生堂のジュディ・ジェプンゲティチもいる。

そのジェプンゲティチが3年生アンカーを走った年であるが、記録はこのとおり。

https://data.pc-egg.com/system/uploads/files/000/177/724/女子一覧.pdf

実に従来記録を1分近く更新しているにも関わらず、平田高校に負けてしまっている。なお、この年の平田高校都大路での記録は25位で、特別この年の島根県が突出してレベルが高いわけでもない。ぶっちゃけて言えば他のメンバーが遅いと言わざるをえないのだが、ともあれ外国人留学生1人で勝ち上がるなど予選会でさえ厳しいのだ。

仙台育英にしても神村学園にしても他のメンバー区間1桁〜10位台で走れているか最後までもつれたわけで、たまたま今回は1分20秒差をカリバ・キャロラインがひっくり返してみせたが、こんなの10年に1度だってお目にかかれない。相手が米澤奈々香ならいくらなんでも無理だし。今回の結果は本当に劇的なレースで、それを手繰り寄せたのは神村学園の各ランナーの頑張りと監督さんの采配がハマったことに他ならない。それを外国人留学生がひっくり返したから白けるって神村の関係者に失礼極まりない。

留学生ガー、などと言うなら、国内留学生は?とすぐさま返すし、拒食、鉄剤注射など、もっと取り上げるべき問題は多数ある。浅はかにも程がある。

かに外国人留学生は強い、強いが正直国内トップクラスランナーも引けを取らないと思っている。そこで競い合うことで得られる経験日本人の争いでは得られないものも多い。どうせオリンピック世陸では争うのだ。そういう競り合うことで得られる経験を減らそうとするのは残念だが、それ以上に外国人留学生必要悪みたいに扱う論調って令和とは思えんな

この記事なんてよく書けている。

https://373news.com/_news/storyid/187528/

これなんかも

https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/808450#

2021-08-08

大阪世陸に自ら並んできやがったwwwwww

2019-10-17

つーか本当にこの前の世陸までクソ暑いマラソンすることの危険性を理解できてなかったのな

ある意味すごくない?

2019-05-03

陸上=CAS、セメンヤの訴え退ける 男性ホルモン制限巡り”をめぐって

スポーツ仲裁裁判所(CAS)は1日、五輪陸上女子800メートル金メダルを獲得したキャスター・セメンヤ(28、南アフリカ)の、男性ホルモンの値の高い女子選手出場資格制限する新規撤回を求める訴えを退けた。

https://jp.reuters.com/article/semenya-lose-idJPKCN1S804K

いくつかの命題理解してから考えていく必要があります

第1に、(おそらく)スポーツ世界で男女を分けることは差別ではないということ。

男女平等重要価値とされている現代で、なぜスポーツだけは男女が競わないのか。いうまでもなく男女の間に無視できない生まれながらの体力の差があるからです。上半身の強さに関して女性男性の差は標準偏差が3です。つまり街で1000人の男性無作為抽出した場合、998人は平均的な女性よりも強い上半身を持っています。平均的な男性上半身の筋力は女性よりも80%多く、足の筋肉量の差は50%です。男性女性よりも脂肪が少なく、骨密度が高く、持久力や痛みに耐えるために重要赤血球も多い。女性男性よりも骨盤の幅が広いため、脚の付け根から膝までの角度が男性よりも大きくなります。そのため走ったりジャンプしたりする場合に使われるエネルギーが地面に垂直に伝わらず、前進、上昇のためのエネルギー効率が悪くなります。男女差は上半身を使った競技、瞬発力を要する競技で大きく、それ以外ではより小さい傾向があります。具体的にいうと格闘技、投擲系で極めて大きく、跳躍系で大きく、走る競技でより小さく(なお走る競技20メートル以上なら瞬発力のみではダメです)、もっとも小さな競技は長距離競泳です(ある程度の脂肪浮力の点で、丸みのある身体抵抗の点で、広い骨盤が接水面積の点で、多少のアドバンテージになっているのでしょう。)。ハンマー投げ世界記録の男女差はハンマーの重量を考慮すると51%差がありますが、走り幅跳びでは19%、ほとんどのランニング種目で11%、水泳800メートル自由形では6%です。世界トップ女性アスリートでも、記録はおおむね日本中学男子トップクラスと同レベルです。吉田沙保里男子高校生と対戦したらあっという間にフォール負けでしょう。「そもそもスポーツで男女をわけること自体差別である」という意見もあるのかも知れませんが、もしも男女でわけなければ、およそ半分の人は、女性として生まれた瞬間にアスリートになる道を事実上絶たれることになります

第2に、テストステロンには明確な男女差があり、かつテストステロンの値がスポーツパフォーマンスに影響を与えるということ。

95%が睾丸で作られるテストステロンレベル連続スペクトルにならず、女性が分泌するテストステロン血液1デシベルリットルあたり75ナノグラム以下で、男性は240から1200ナノグラム(つまり男性の下限値は女性の上限値よりも200%以上も高い)、例外的に副腎等からレベルテストステロンを分泌している女性トップアスリートでもそのレベル一般男性の下限に達しない程度であるとされています。また、スポーツパフォーマンスの複雑さゆえにテストステロンアスリートに与える影響を正確に説明できる科学者はいないものの、テストステロン値が影響を与えること自体はおそらく確実です。テストステロンレベルを下げて身体女性に変えるホルモン療法を始めたアスリートパフォーマンス短期間で急激に落ちることが確認されていますテストステロン人為的な投与は、典型的ドーピング一種です。

第3に、第1、第2とやや矛盾するが、男女の差は実は相対的ものであるということ。

受精の際に性染色体がXYとなるかXXとなるか。XYなら男性、XXなら女性だが、これは遺伝的な性であって、性別はそれだけでは決まりません。胎齢4~5週で性腺が卵巣になるか精巣になるか。Y染色体があってもSRY遺伝子がなければ、あっても働かなければ卵巣が作られるし、Y染色体がなくても遺伝情報の特殊性で精巣が作られる場合がある。胎齢6~7週でミュラー管が卵管や子宮、膣になるか、ウォルフ管が精管、精嚢、前立腺になるか。精巣が作られてもミュラー抑制因子がなければ子宮や膣が作られるし、テストステロンの分泌がなければウォルフ管が精管や精嚢に発展しない。外性器が陰核や陰唇、陰茎や陰嚢のどちらになるか。胎齢8週間まではどちらにも分化できるが、テストステロンが働かなければ陰茎や陰嚢は作られない。脳の性中枢がどちらになるか。胎生90日頃までテストステロンが少ないと視床下部女性認識する。それ以前の過程女性でもテストステロンが過剰であれば男性認識する。すべての過程で「男並みに」テストステロンが分泌されていてもアンドロゲン不応症ならそれが性分化のために働かない。さらに生まれから男の子として育てられるのか、女の子として育てられるのか。親の教育方針環境問題ですね。男性女性は確かに違うけど、偶然に左右されつつ、これだけ複雑な過程を経て分化していく。「女子男子は違う」「テストステロン値は連続にならない」のは事実だけど、それだけで男女の差が説明できるものではないし、そもそも男女の差はそれ自体相対的ものに過ぎないとも言える。だからトランスジェンダー」と呼ばれる人がいるわけです。

第4に、これまた第1、第2の点を混ぜっ返すことになるが、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものであるということ。

女子であっても身長が180㎝以上に伸びなければリベロになる場合を除き世界的なバレーボール選手としての未来はほぼなくなります陸上トラック競技五輪世陸の決勝のスタートラインをみれば、ほとんどの種目で人種的特質が程度の差こそあれ影響しているのは否定できません。モンゴロイドトラック種目で金メダルを取るのは不可能とまでは言えないけれども相当に難しいでしょう。将来にわたってピグミー出身NBA選手は生まれそうにない。さらに障がいがあればほとんどの競技で障がいのない人とは競えません。

以上すべてを踏まえて、今度のCASの決定をどうとらえるか。そもそもIAAFは正面切って「セメンヤ選手を標的にした」とは公言しないが、「400メートルからマイルまでの距離」というターゲットからは、800メートルで「絶対女王」に君臨し、最近は1500メートルにも進出してきた彼女を想定していることは誰の目にも明らかなので、彼女を例に考えてみます

一部の報道が正しければ、セメンヤ選手は、遺伝子はXXで、膣があるが、卵巣と子宮を持たずに精巣を持ち、通常の女性の3倍-平均的な男性の下限レベル-のテストステロンを分泌し、パートナー女性です。彼女の持って生まれ一般女性と異なる「男性に近い」特質が、競技者としてのアドバンテージになっていることはほぼ確実で、勝利をめざして彼女と競う他の競技者が不公平感を覚えるのは、理解できます。かつて彼女と競うことに不満を漏らした選手世間から強い批判を受けましたが、例えばセメンヤ選手が、陸上800mの選手ではなく、ボクシングMMA選手だったらどうでしょう。同じ体重であっても圧倒的な体格を持つ女性が、典型的女性選手を滅多打ちにしてノックアウトする凄惨なシーンが展開されればどうでしょう。強い選手だと喝采するどころか、感情的にはなかなか受け入れられない部分があると思います

しかしながら、上記のとおり、生まれもった素質によりある種の公平さが失われるというのであれば、スポーツは多かれ少なかれそういうものです。とすると、いずれの性に分類するかの前に-セメンヤ選手はもしも男子競技に参加すれば五輪の参加標準に遠く及びません。日本高校生に混じってインターハイの決勝に残れるかどうか微妙、というレベルです-セメンヤ選手のみが生来の体質ゆえに希望する競技に参加できないというのは避けなければなりません。

スポーツ勝負事です。勝利を、記録の向上をめざさなスポーツは、スポーツ重要部分を欠いています。だがスポーツには公平さという価値があります。勝ちさえすればよい、記録がよければよいといわんばかりに、競争における公平な条件を無視する人も、優れたアスリートではありません。そしてスポーツ社会的存在です。勝負と記録にこだわり、競技における公平さを追及するあまりプライバシー尊重人種差別禁止個人尊厳といった社会で認められた価値を軽視し、限られた人にのみ開かれ、あるいは一部の人人権を傷つけるのも、正しいスポーツのあり方ではない。

ジャッキー・ロビンソン人種の壁を打ち破る前のMLBのように、かつてスポーツには有色人種を閉め出した時代がありました。特定の種目について女子ゆえに参加を禁止された時代がありました。でも現在はこういう扱いはありえません。「黒人と競わされるなんて不公平だ」「女はこの競技をするな」などという発言は許されない。セメンヤ選手のような事例をどう受け入れていくのか、競技団体のみの判断ではなく、社会彼女のような人をどう受け入れていくのかという問題として考えなければならない。

いろいろ考えるべきことは尽きないし、悩ましい問題で、今後考えが変わらないとも断言できないのですが、私はやはりセメンヤ選手は「女」として競技に参加すべきと思います。それは人は持って生まれ資質規定されつつ自認する「性」で自己実現を図るべき権利があり、その権利尊重することは、個人尊厳としてこの社会においてもっと重要原理からです。IAAFの決定、CASの裁定には賛成できません。

追記

codingalone 良いまとめをありがとうございます。過渡期って感じあるよね

ありがとうございます陸上距離大好き、女子陸上も大好きのヘテロ男性です。自分10年前なら鼻で笑っていたかも知れません。今でも悩んでいます

追記

「これは世界喚起を促すための闘いで、競技スポーツの枠を超えたもの人間尊厳と誇りの問題で、世界喚起を促すためにやるべきこと」

https://www.afpbb.com/articles/-/3223542

この文章を書いた後で、セメンヤ選手自身がこう発言しました。こういうことなのだと思います

2007-08-28

マイペース彼女

ふと日曜に彼女電話をしたわけよ

夕飯食べにいかね?とか言おうと思って。

電話かけたわけ。携帯に。

彼女「もしもしー?あれ?何ー?」

俺「今どこにいんの?よかったらさー、」

彼女「え?今?

大阪

俺「え?は!?」

彼女「今大阪。で、何かあったー?」

俺「え?大阪?は?なんで?!いや、今日、メシ食べにいかね?って思って電話したんだけど」

彼女「ありゃー。もう食べちゃったわ」

俺「(いや食べちゃった以前に今大阪じゃ無理だろ!!ていうか、)なんで大阪!?え?!いつから?!」

彼女今日の朝だよー。」

俺「なんで大阪にいんの?(ていうか、なんか一言くらい言ってくれたっていいだろー!!)」

彼女「せりく」

俺「せ……え?なに?」

彼女世陸だよー。世界陸上見てるの。今。やっぱ現地はすっごい盛り上がりだよー!写メ見る?」

俺「世界陸上!?え?なに?あの室伏とか?」

彼女ハンマー投げは今日じゃないけど、そうだよ」

俺「え!?そんなん好きだっけ!?陸上とか」

彼女「好きだよー?」

俺「誰と行ったの?」

彼女「え?一人だけど」

俺「一人!?(なんで俺を誘わないんだYO!!)」

彼女「あれ?もしかして○○も行きたかった?世陸

俺「いや…いや、陸上は別に……でも俺誘えばよかったのに!ついてったのに!」

彼女「そっかぁー。いや、別に興味なさそうだったしいっかと思ってさー」

俺「(まあ確かに別に興味はないんだけど……)ていうか女子一人でよく行くなぁ」

彼女「そんなアフガニスタン行くわけじゃないんだしー!(何故かめっちゃウケてる彼女。どこがウケたんだよ!)日本国内だよー?パスポートなんかいらないしさ(といっても彼女海外も一人で行った事があるらしいのだが)」

俺「ま、まあいいや……でも今度から誘うはなくてもせめて言ってくれよー。大阪行くって」

彼女「え?なんで?」

俺「なんでって……心の準備がっていうか……」

彼女「??」

俺「いや……なんでっていわれると俺もよくわかんね……でもまぁほら一応さ」

彼女「フーン。分かった!お土産買ってきてあげるよ。何がいい?」

俺「(分かったのか!?)なんでもいいけど……。ていうか帰りはいつ?」

彼女「夜だよー。夜の……結構遅いなぁ。最後の男子100メートル決勝だけは絶対に見るから……11時過ぎるかも」

俺「結構遅いじゃん。○○駅まで新幹線?」

彼女「うん」

俺「じゃあ俺迎え行くよ」

彼女「えー!?いいよ、いいよ」

俺「だってなんかお前自転車で帰りそうだもん」

彼女「なんで分かったの?」

俺「(やっぱりだよこいつ!!)危ないだろそんな真夜中自転車じゃさ」

彼女「100メートル9秒台で漕ぐよ!!あっ、そういえばもうすぐ朝原出るんだよ!!あーさはら!あーさはら!」

俺「(なんか興奮してるよ…何言ってるかよくわかんねーよ…)とにかく行くから、詳しい時間メールしてよ」

彼女「ええー、なんか悪いねぇ。じゃあお土産いいやつ買ってくね!」

俺「期待はしないよ(いっつも変なもん買ってくるし)」

彼女「えー!」

彼女が買ってきたお土産→世界陸上公式Tシャツ

いらねぇ……

車の中で「ゲイが速いのなんのって!9秒台はやっぱすごいわ!!後半のびるのびる!!何?あの筋肉!!あっ!ゲイが周ってきたとき写真とったんだよ!!携帯に送ってあげるね!!ちょっとブレてるけど!女子砲丸投げも凄かったよ!!大逆転!!ドラマみたいだね!!丹野もさー、イベント会場の大きいテレビで見てたんだけど、女子短距離初準決勝進出感動したよ!!やっぱ日本ときはすんごい大歓声だった!朝原の時なんか凄かったよ!会場が揺れてたよ!!」と話す彼女……陸上とか全然わからんけどまあ楽しかったのはわかったよ。つーか初めて知ったよ!陸上好きだなんて!なんつーかマイペースっつーか……普通彼氏に言うだろ!大阪行く事くらい!まぁいいけどさ!

 
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