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はてなキーワード: 娑婆とは

2023-04-04

犯罪者差別について真剣に考えて欲しい

小学校先生が「自分で変えられないことをいじるのはイジメ」とよく言っていた感じで、今でもネット民の中に「自分で変えられないもの」だけが差別しちゃいけない対象と信じている人がいる。

別に自分で変えられるかどうかはそんなに問題ではない。

性別や肌の色や生まれ場所や背の高さだけが差別じゃない。

住む場所差別しても、職業差別しても、学歴差別しても、それはいけないことだ。

同様に、犯罪歴があるかどうかでも差別してはいけない。

感情抜きに純粋な理性で考えればこれは当たり前のことで、一度失敗した人が、社会で決められた罰則を受け、更生したのならそれを差別していい理由はない。

そんなことはみんなわかるだろう。

しかし、感情的な面では、信用を失った人間を再度信用できないと思うし、何より怖いと感じる。

理性的な面でも、一度でも犯罪する人はどこか倫理観おかしいことから再犯可能性が高かろうと考える。

うん、とってもよくわかる。

しかしだよ

よく考えて欲しい

前科者がなぜ再犯するのか、について

前科あるものが悔い改めて娑婆に戻っても、差別され、職につけず、お金を稼げない。

家も借りれず、優しくしてくれる人もいない。

そうするとどうなるか?

刑務所の方が暮らせる、と思う人もいるだろう

イジメてきた人に復讐する人も出てくるだろう

お金がないかお金を稼ぐために犯罪せざるを得ない人も出てくるだろう

そうなると負のスパイラル

それを食い止めるためにはどうすればいいか

簡単なこと

犯罪差別をやめればいい

犯罪者の家族、身内を責めることをやめればいい

一度の失言や過ちで、再起不能になるまでネットで叩くのをやめればいい

間違いは誰しもある

不幸な行き違いは誰にでもある

そこから再起できる社会の方が、誰にとっても暮らしやすいはずなんだよ

やめよう、犯罪差別


ただ、問題があってな

根っから悪人存在する

刑務所に何年いようが、どんなに厚生プログラムをやろうが、何も思わない心底の悪人

DIO様のようなドブの腐ったような臭いのする輩が一定数いる

そういう人間からどう身を守るかだ

刑法で決まった年数いれば即それだけで悔い改めるわけじゃないからな

まあ問題簡単ではない

でも、「わが社は犯罪者を雇用しません!」が喝采される世の中は間違っていると思う

それが人権無視した差別である自覚くらいは、せめて持っておいて欲しい

2023-01-14

焼肉屋で後悔をしたこと

一昨日、近所の焼き肉店で1人で酒席を囲うことがあった。道路河川での土木仕事でさんざん疲れた後の一杯が最高なのだ

この日は、川に橋をかけるための準備工として土嚢を積んでいた。小さい工務店代表として、工事費の設計積算も、現場監督も、銃器捜査肉体労働兼任している。

体重が2kgは減った! という確信があるくらい今日は働いた。まずは冷えたビールを注文して、牛ロース100gに、上カルビ100gに、豚のハラミ100gに、鳥のもも100gに、石焼ビビンバに、韓国冷麺・・・単品のキャベツ素手で齧りながら食べ進めていった。

本題に移ろう。

その店にはキビキビと働く女の子がいる。多分高校生~ハタチくらいかと思われる。その日も、私が注文しそうなタイミングで傍に寄って来たり、注文をしようと厨房を見た段階で気が付いたり、トイレに行っている間に私のせいで汚くなった卓を整えたりと、ファインプレーを見ることができた。

それで、さあ帰ろうかと思ったところ、「お皿拭いたら上がっていいよ」という店主の声を聞いた。あの子が上がる時間になったようだ。22時だった。

の子は壁にあった扉を開くと、中の物置から上着を取り出して、賄いを食べに奥の座席に向かったわけだ。すると、私のふたつ隣に座っていた若い男性(30才過ぎかと思われる)が、「~~ください」と、その子を呼び止めた。その際、私は何とも思ってなかったが、その子が「もうアップ……」と小さく呟いたのを聞いた。

私は〆のアイスクリームを食べていた。考え事をしていた。すると、隣から「お前人生ナメとらんか!?」という声が響いた。例の若い男性だった。ちなみに初対面だ。

後で店主に確認したところ、女の子が「もう上がりなので」と説明したところ、奴さんはキレたらしい。うるせえな、と思いながらも彼の主張を聞くことになった。

社会に出たら定時は関係ない

・お客が求めているのだからプロ自覚があるなら応えないといけない

あなたの考えは甘い。店主に相談して考え直すべきだ。

といったものだ。

女の子は俯いていた。マスクをしていたが、瞳をまっすぐ地面に向けて、涙目になっていた。「すいません、すいません」と答えていた。

店主の方を見ると、天然パーマの頭だけがカウンター越しに覗いている。一応、こちらの方を向いてはいる。これは、店主がビヤ樽に座って休憩している時の姿だ。私の定位置から見るとそういう眺めになる。

残りの厨房スタッフは我関せずとばかり、肉肉肉、米米米!野菜ィィィッ!!!といった雰囲気調理に打ち込んでいた。

若い男性説教が続く中(上の3点目の途中だった)、私は声をかけることにした。メシがまずくなったからだ。「ちょっといいですか」と声をかけると、男性こちらを向いて、「あんた、なん?」と方言混じりにこちらを向いた。

「その子は賢いんですよ。次は大丈夫です」と言ったところ、「大丈夫じゃないさかい、こうしてる」と息を巻いて私を威嚇してくる。

「おじさん、いちびんなや」

私は、彼の目をちょっと見つめた後で、

調子乗っとんのはお前じゃボケ。おい、黙れ。〇すぞ!! おい、お前。黙れといったろ。聞こえとるんけ、おい!」

そんなことを叫ぼうとした直前、ハッとなって我に返った。

あれは5年前、私がまだ不惑になったばかりの頃だった。

この焼き肉店で同じようなこと(迷惑客が店員に絡んだ)があった時、そんなことを叫んで、そいつを蹴っ飛ばして、店から追い出して、さらに何発かブチ殴って、店を出入り禁止になったのだ。

その後、私は反省した。暴力に訴えてはならなかったと。店主に何度も謝って許しをもらい、再入店許可してもらった思い出がある。

私は、彼に向かってできるだけ穏便になるように答えた。

「すいませんが、私は迷惑しています。聞いていると食事がおいしくないんです。そろそろ堪えてくれませんか。店主、あっちで座ってますけど、ほら。すごい表情で睨んでますよ」

と言った。

若い男性は店主の天然パーマの方を見ると、頭を振るようにして手元の手羽先に目をやった。そして焼酎を飲み始めた……解放サインだった。

女の子は、私の方に会釈した。表情は見ていない。トコトコと奥の座席に向かい、もう1人のアルバイト男の子と一緒に賄いを食べ始めた。

私の考えを述べていいだろうか。

やっぱり、ああい勘違いをした御仁は、一度ガンと言ってやらないと効かないんじゃないか。痛い目をみないと反省しないからだ。あの日はどうにかなったが、あいつはまたやるんじゃないか

だったら、あの時リスクを冒しても、私はあいつを全力で威嚇し、場合によっては店の内外で暴力によって制裁を下してやるべきではなかったのか。彼は若かった。それも愛だと思う。

そうすれば、もうあの女の子が絡まれることはなくなる。私も焼き肉店を出入り禁止になるリスクはあるが、私と店主は10年以上の付き合いだ。謝ったら許してくれるかもしれない。

少しだけ自慢をさせてもらうが、ケンカは強い方だと思う。社会人になってからも合計で30回以上、祇園木屋町路上や、飲食店スナックの中で暴れたことがある。それこそ色んな輩と戦っているが、負けたことは二度しかない。

現行犯警察逮捕されたこともある。が、私は経営者からクビになることはないし、従業員だって私がこういう人間だと知っている。みんなの前で、「また捕まったよ!」と冗談交じりに言ったなら、職場がまた笑いに包まれるのだろう。

別件だが、私が奴さんくらいの年の頃だった。2005年くらいか先斗町寄りの祇園の端っこにある居酒屋で、深夜に大学生の男が酒に酔っていた。

私は彼の2つ隣のカウンターに座っていて、その間には黒っぽいスーツ男性が座っていた。片見知りだ。彼は私を知らないかもしれない。

「俺は立命館に現役合格してるし、そのうえ~~(よく聞き取れない)~~、△△(京都で一番有名な製作所)に内定をもらっている。いつか天下を取ってやる」「あのサークルの□□さんは俺のことが好きだ。付き合いたい」「人生はこれからも楽に勝てる」、みたいなことを言っていた。

彼は酩酊して友達に絡んでいた。若さゆえの発散だった。

彼が黒いスーツ男性に絡んだのを覚えている。それを確かめて、酎ハイをぐいっと飲んで、卓に置きかけたところで、カウンター椅子がガッタン!と倒れる音が聞こえた。

怒号があった。あまりに驚いた私は聞き取ることができなかった。すぐ隣を見ると、さっきの大学生が黒いスーツ男性におそらく蹴っ飛ばされて、仰向けで倒れていた。

黒いスーツ男性はまた何か叫ぶと、大学生の脇腹の辺りを鋭く蹴った。うつ伏せ気味になった大学生を、何度も何度も革靴で踏んづけて、首根っこを掴んで引き上げたと思うと、右の拳を彼の顔に何度もぶつけていた(凄まじい台詞だった。そのまま書いたら当日記は削除されるだろう)。

私は周囲を見た。店長と思しき人間を始め、誰一人として暴行を止める様子はない。ほかの客もそうだ。それもそのはずで、スーツの男は本物の暴力団だった。相応の経験を積んでいる。

私もこの業界人を長いこと見てきた。堅気かそうでないかは、怒号の質と、暴力への慣れと、それらへの躊躇のなさで判断できる。

2022年現在暴力団員が深夜に居酒屋を利用することは減ったし、居たとしても隅の方で大人しくしている。だが、この時代は違う。まだ彼らに勢いがあった。あの当時は、暴力団組員が数人連れで大手を振って繁華街をうろついていた(だんだん思い出してきた。この頃、木屋町大通り公衆面前でのリンチ殺人事件が起きて、急に警察官が増えたのだ。それで反社半グレ繁華街から消えた)。

この時、居酒屋の店主が警察通報していたら復讐を受けたのは間違いない。もし、彼らが「〇す」と言ったら本当にやりかねない。いや、やるのだ。本気度が堅気の人間とは違う。

そういうオーラが立ち振る舞いから漂ってくるものから、店側が「あのお客はもしや」と気が付いたとしても、また情報提供を受けて真実を得たとしても、何も対応することはない。これが、繁華街から反社の影が消えない理由ひとつである

話が逸れた。大学生を見ると鼻血を流していた。何度も殴られて、男の衣服を掴んでいた片手がぶらんとなったところで、私は止めに入った。男の肩を後ろから触って、「○○の集まりでいた人だよね。店の奥の客が通報しとったで。はよ逃げ」と、彼の面子を潰さないように嘘をついた。その男は、店長と思しき人間を一睨みすると、お金を払うことなく店外に出て行った。

大学生の方を見ると、大泣きで仲間の肩につかまっていた。店員から「料金はいいですから」と説明を受けていた。

災難だったが、彼はい勉強になっただろう。社会人になってからまり調子に乗ったことをしていると、ある意味で今回よりもひどい目に遭う恐れがある。その前に学べたのだから、彼はむしろツイていた。

例の反社の人は、あれから相当に勢いのある人間に育ったが、現在はわけあって娑婆にいない。あまりに男気が強すぎたのだ……。

さて、私もいい年だ。社会常識はわかっている。何事も、説得によるやり方が一番の至上なんだろう。

が、土木仕事をしていると常々感じる。正しいやり方は、その時々の環境や条件によって変わるのだ。晴天時と小雨の日とでは、現場練りで配合するセメントと水の割合も違ってくる。

初めに戻る。私は、あの時あの状況では、女子店員若い人(といっても30は超えてるだろうが)の未来のために、ついでに焼肉店のためにはどうするのが最上だったのだろう。またあの店で同じようなことがあった時、私はどうすればいいのか。

増田の人の知恵を貸してほしい。できればなのだが、金髪ダイダラボッチアイコンの人か、物憂げな青っぽい女性の人か、楽しい雰囲気黒髪女の子か、鼻が大きい男性の人か、おたまじゃくしの人のコメントがあったらうれしい。おたまじゃくしの人は最近見ない。元気にしているのだろうか。

2023-01-13

anond:20230113234413

芥川龍之介自分の子供に対して放った言葉

「何の為にこいつも生まれて来たのだろう? この娑婆苦の充ち満ちた世界へ。」

2023-01-10

引きこもりを脱する機会を失った

コロナから引きこもって落ち着くまでやり過ごす作戦だった。

しかコロナウイルスはすべてにおいて年々パワーアップしてきており、初期よりも今の方が感染者数と死亡者数が高く、今後も上がり続けるだろう。

結果的にはワクチン1回目のとき引きこもりを脱する最初最後タイミングだった。あのとき引きこもりを脱して、ワクチンを打ちつつ適当感染しながらも娑婆に出てキャリアを積むべきだった。

コロナが落ち着くまで引きこもる」が「永遠に引きこもる」とイコールになってしまった。

2023-01-05

酒鬼薔薇って連続殺人だったのか

2人殺害、3人未遂でも、少年だったか娑婆に戻ってこれたんか

はえ

2022-07-20

もう逮捕されてる人じゃなくてまだ娑婆でのうのうと暮らしてる悪人説教かましてほしいよなどうせなら

2022-07-16

anond:20220716100357

レーガン大統領を撃ったやつは射殺されずにその場で取り押さえられたぞ。その後、死刑にもならず、今でも娑婆で生きている。

anond:20220716100548

娑婆に放流したら言いたい放題しゃべりまくるだろ。週刊誌とかタブロイドとか相手にw

2022-06-14

anond:20220614114746

じゃあ警察官犯罪者に対して厳しくボコボコに扱うことで解決する問題が何かあるんかって話よな

そいつが確実に死刑になって二度と娑婆に出てこないって言うんならまだ考えるけど

必ず出てくることが確約されている状態職務外でそんなキチガイに恨まれるような言動はできるだけ避けたいわな

2022-06-04

anond:20220604194953

いやまじで迷惑から二度と娑婆に戻ってこないでくれ

頼む!

2022-05-12

anond:20220512123815

医学最前線娑婆のお遊びゲームの勝ち負けが区別できないアホと言う告白

医学が常に狙い通り勝ち続けてたら今頃ガンもエイズもないだろう

2022-05-02

焼肉屋で後悔をしたこと

一昨日、近所の焼き肉店で1人で酒席を囲うことがあった。道路河川での土木仕事でさんざん疲れた後の一杯が最高なのだ

この日は、川に橋をかけるための準備工として土嚢を積んでいた。小さい工務店代表として、工事費の設計積算も、現場監督も、銃器捜査肉体労働兼任している。

体重が2kgは減った! という確信があるくらい今日は働いた。まずは冷えたビールを注文して、牛ロース100gに、上カルビ100gに、豚のハラミ100gに、鳥のもも100gに、石焼ビビンバに、韓国冷麺・・・単品のキャベツ素手で齧りながら食べ進めていった。

本題に移ろう。

その店にはキビキビと働く女の子がいる。多分高校生~ハタチくらいかと思われる。その日も、私が注文しそうなタイミングで傍に寄って来たり、注文をしようと厨房を見た段階で気が付いたり、トイレに行っている間に私のせいで汚くなった卓を整えたりと、ファインプレーを見ることができた。

それで、さあ帰ろうかと思ったところ、「お皿拭いたら上がっていいよ」という店主の声を聞いた。あの子が上がる時間になったようだ。22時だった。

の子は壁にあった扉を開くと、中の物置から上着を取り出して、賄いを食べに奥の座席に向かったわけだ。すると、私のふたつ隣に座っていた若い男性(30才過ぎかと思われる)が、「~~ください」と、その子を呼び止めた。その際、私は何とも思ってなかったが、その子が「もうアップ……」と小さく呟いたのを聞いた。

私は〆のアイスクリームを食べていた。考え事をしていた。すると、隣から「お前人生ナメとらんか!?」という声が響いた。例の若い男性だった。ちなみに初対面だ。

後で店主に確認したところ、女の子が「もう上がりなので」と説明したところ、奴さんはキレたらしい。うるせえな、と思いながらも彼の主張を聞くことになった。

社会に出たら定時は関係ない

・お客が求めているのだからプロ自覚があるなら応えないといけない

あなたの考えは甘い。店主に相談して考え直すべきだ。

といったものだ。

女の子は俯いていた。マスクをしていたが、瞳をまっすぐ地面に向けて、涙目になっていた。「すいません、すいません」と答えていた。

店主の方を見ると、天然パーマの頭だけがカウンター越しに覗いている。一応、こちらの方を向いてはいる。これは、店主がビヤ樽に座って休憩している時の姿だ。私の定位置から見るとそういう眺めになる。

残りの厨房スタッフは我関せずとばかり、肉肉肉、米米米!野菜ィィィッ!!!といった雰囲気調理に打ち込んでいた。

若い男性説教が続く中(上の3点目の途中だった)、私は声をかけることにした。メシがまずくなったからだ。「ちょっといいですか」と声をかけると、男性こちらを向いて、「あんた、なん?」と方言混じりにこちらを向いた。

「その子は賢いんですよ。次は大丈夫です」と言ったところ、「大丈夫じゃないさかい、こうしてる」と息を巻いて私を威嚇してくる。

「おじさん、いちびんなや」

私は、彼の目をちょっと見つめた後で、

調子乗っとんのはお前じゃボケ。おい、黙れ。〇すぞ!! おい、お前。黙れといったろ。聞こえとるんけ、おい!」

そんなことを叫ぼうとした直前、ハッとなって我に返った。

あれは5年前、私がまだ不惑になったばかりの頃だった。

この焼き肉店で同じようなこと(迷惑客が店員に絡んだ)があった時、そんなことを叫んで、そいつを蹴っ飛ばして、店から追い出して、さらに何発かブチ殴って、店を出入り禁止になったのだ。

その後、私は反省した。暴力に訴えてはならなかったと。店主に何度も謝って許しをもらい、再入店許可してもらった思い出がある。

私は、彼に向かってできるだけ穏便になるように答えた。

「すいませんが、私は迷惑しています。聞いていると食事がおいしくないんです。そろそろ堪えてくれませんか。店主、あっちで座ってますけど、ほら。すごい表情で睨んでますよ」

と言った。

若い男性は店主の天然パーマの方を見ると、頭を振るようにして手元の手羽先に目をやった。そして焼酎を飲み始めた……解放サインだった。

女の子は、私の方に会釈した。表情は見ていない。トコトコと奥の座席に向かい、もう1人のアルバイト男の子と一緒に賄いを食べ始めた。

私の考えを述べていいだろうか。

やっぱり、ああい勘違いをした御仁は、一度ガンと言ってやらないと効かないんじゃないか。痛い目をみないと反省しないからだ。あの日はどうにかなったが、あいつはまたやるんじゃないか

だったら、あの時リスクを冒しても、私はあいつを全力で威嚇し、場合によっては店の内外で暴力によって制裁を下してやるべきではなかったのか。彼は若かった。それも愛だと思う。

そうすれば、もうあの女の子が絡まれることはなくなる。私も焼き肉店を出入り禁止になるリスクはあるが、私と店主は10年以上の付き合いだ。謝ったら許してくれるかもしれない。

少しだけ自慢をさせてもらうが、ケンカは強い方だと思う。社会人になってからも合計で30回以上、祇園木屋町路上や、飲食店スナックの中で暴れたことがある。それこそ色んな輩と戦っているが、負けたことは二度しかない。

現行犯警察逮捕されたこともある。が、私は経営者からクビになることはないし、従業員だって私がこういう人間だと知っている。みんなの前で、「また捕まったよ!」と冗談交じりに言ったなら、職場がまた笑いに包まれるのだろう。



別件だが、私が奴さんくらいの年の頃だった。2005年くらいか先斗町寄りの祇園の端っこにある居酒屋で、深夜に大学生の男が酒に酔っていた。

私は彼の2つ隣のカウンターに座っていて、その間には黒っぽいスーツ男性が座っていた。片見知りだ。彼は私を知らないかもしれない。

「俺は立命館に現役合格してるし、そのうえ~~(よく聞き取れない)~~、△△(京都で一番有名な製作所)に内定をもらっている。いつか天下を取ってやる」「あのサークルの□□さんは俺のことが好きだ。付き合いたい」「人生はこれからも楽に勝てる」、みたいなことを言っていた。

彼は酩酊して友達に絡んでいた。若さゆえの発散だった。

彼が黒いスーツ男性に絡んだのを覚えている。それを確かめて、酎ハイをぐいっと飲んで、卓に置きかけたところで、カウンター椅子がガッタン!と倒れる音が聞こえた。

怒号があった。あまりに驚いた私は聞き取ることができなかった。すぐ隣を見ると、さっきの大学生が黒いスーツ男性におそらく蹴っ飛ばされて、仰向けで倒れていた。

黒いスーツ男性はまた何か叫ぶと、大学生の脇腹の辺りを鋭く蹴った。うつ伏せ気味になった大学生を、何度も何度も革靴で踏んづけて、首根っこを掴んで引き上げたと思うと、右の拳を彼の顔に何度もぶつけていた(凄まじい台詞だった。そのまま書いたら当日記は削除されるだろう)。

私は周囲を見た。店長と思しき人間を始め、誰一人として暴行を止める様子はない。ほかの客もそうだ。それもそのはずで、スーツの男は本物の暴力団だった。相応の経験を積んでいる。

私もこの業界人を長いこと見てきた。堅気かそうでないかは、怒号の質と、暴力への慣れと、それらへの躊躇のなさで判断できる。

2022年現在暴力団員が深夜に居酒屋を利用することは減ったし、居たとしても隅の方で大人しくしている。だが、この時代は違う。まだ彼らに勢いがあった。あの当時は、暴力団組員が数人連れで大手を振って繁華街をうろついていた(だんだん思い出してきた。この頃、木屋町大通り公衆面前でのリンチ殺人事件が起きて、急に警察官が増えたのだ。それで反社半グレ繁華街から消えた)。

この時、居酒屋の店主が警察通報していたら復讐を受けたのは間違いない。もし、彼らが「〇す」と言ったら本当にやりかねない。いや、やるのだ。本気度が堅気の人間とは違う。

そういうオーラが立ち振る舞いから漂ってくるものから、店側が「あのお客はもしや」と気が付いたとしても、また情報提供を受けて真実を得たとしても、何も対応することはない。これが、繁華街から反社の影が消えない理由ひとつである

話が逸れた。大学生を見ると鼻血を流していた。何度も殴られて、男の衣服を掴んでいた片手がぶらんとなったところで、私は止めに入った。男の肩を後ろから触って、「○○の集まりでいた人だよね。店の奥の客が通報しとったで。はよ逃げ」と、彼の面子を潰さないように嘘をついた。その男は、店長と思しき人間を一睨みすると、お金を払うことなく店外に出て行った。

大学生の方を見ると、大泣きで仲間の肩につかまっていた。店員から「料金はいいですから」と説明を受けていた。

災難だったが、彼はい勉強になっただろう。社会人になってからまり調子に乗ったことをしていると、ある意味で今回よりもひどい目に遭う恐れがある。その前に学べたのだから、彼はむしろツイていた。

例の反社の人は、あれから相当に勢いのある人間に育ったが、現在はわけあって娑婆にいない。あまりに男気が強すぎたのだ……。



さて、私もいい年だ。社会常識はわかっている。何事も、説得によるやり方が一番の至上なんだろう。

が、土木仕事をしていると常々感じる。正しいやり方は、その時々の環境や条件によって変わるのだ。晴天時と小雨の日とでは、現場練りで配合するセメントと水の割合も違ってくる。

初めに戻る。私は、あの時あの状況では、女子店員若い人(といっても30は超えてるだろうが)の未来のために、ついでに焼肉店のためにはどうするのが最上だったのだろう。またあの店で同じようなことがあった時、私はどうすればいいのか。

増田の人の知恵を貸してほしい。できればなのだが、金髪ダイダラボッチアイコンの人か、物憂げな青っぽい女性の人か、楽しい雰囲気黒髪女の子か、鼻が大きい男性の人か、おたまじゃくしの人のコメントがあったらうれしい。おたまじゃくしの人は最近見ない。元気にしているのだろうか。

2022-03-05

anond:20220305193922

金融商品取引法違反とか、給料不払いとか、旅行ビザ外国人を働かせているとか、未成年女子に手を出しても罰せられないとか、薬をやっている自慢とか、そんな反社が捕まらないほうが辛い。本当に、自分の被った被害はどうでもいい。それよりも、訴訟を仕掛けてきた人が「犯罪行為をして娑婆にいる」という事実が納得できない。俺は無力だ。掲示板書き込みしかできなかった。

2022-02-21

おしゃれな鬱の敵.

鬱に限らず精神疾患にはたくさんの種類があるけど、"程度"があるから付き合いに際して画一的対応法がない。


だって疾患がある。でも少し服が好きで、環境意識的に絞れば人付き合いも好きだ。かいつまんで言えば精神疾患持ちの人が好きだ。よく付き合う。それは見せ物小屋的な下品モチベーションじゃないかと言われれば返答に窮するが、そんなこと言ったって仕方がない。翻って考えれば人間全員とのコミュニケーション全部がそうだと思えてしまう僕は。あなたはどうだ。


とにかくそういう生き方をしてると、僕に対して懐疑的な態度をとる疾患持ちが割といる。

懐疑的な態度とは「こいつ疾患持ちじゃないから俺らのこと何も分かってない」みたいなのや、変な人が好きみたいなこと言うと(実際はこんな娑婆い言い方はしない。ニュアンスね、ニュアンス。)、「変人と付き合ってる私変わってると思いたいタイプかよ」って感じのリアクションを頂いた。


そう言うフィードバックを受けるたび「あぁ、これは僕が服が好きなせいで変人に見えないのかな」と訝しんだ。僕がもっと髪の毛ボサボサで、服も中学生の時から変わってなくて香水もつけてなくて、吃るか早口だったら彼らは僕を"認めて"くれたのかなって。


結論として僕はそう言う奴らを"ガキ"と思うことにした。彼らは当事者にも関わらず、自分以外の当事者への配慮が足りない。その配慮不足を含め様々なコミュニケーションエラーも疾患のうちと言えるのかも、と最初は僕は考えた。しかし僕も鬱はじめ色々に罹っている当事者としてまた今まで付き合ったサンプル達を元に考えてみると、それはただ"幼稚"なだけだと気づいた。でも冒頭で書いた通り画一的対応もないので画一的境界線も引けない。さらに上手く言語化もできないし、ここまで書いたのに自分の間違いかもしれないで疾患の一つかもしれない。


でもやっぱりなんか違うと思うんだ。違うと言うのは僕への態度の話だ。僕を仲間に入れないようにしたあの排他的な行動。

説明が本当に難しいが、疾患の功罪が現れるのは一人の人間として振る舞っている時であって、後でその原因を(当人や周りの人が)掘ってみたら精神疾患だったという感じだ。つまり自分人間ではなく疾患持ちとしてその疾患の功罪を発揮しているわけではないはずだ。僕もそうだ。


でも、僕への態度は違った。


"""変な人が好きみたいなこと言うと(実際はこんな娑婆い言い方はしない。ニュアンスね、ニュアンス。)、「変人と付き合ってる私変わってると思いたいタイプかよ」ってリアクションを頂いた。"""


このとき彼らは不機嫌になると共に、人間として振る舞っているのをやめ疾患持ちとして振る舞い始めたような気がする。言わば個人を捨て「疾患持ち代表として」みたいな振る舞いをしたように感じた。それでもって僕のことを辟易していた。


疾患に対して画一的に考えられがちな現状においてこういう悪行(ここではあえて悪行と言わせてもらう)を疾患の一部と言うのは他の患者に対して些か"配慮不足"だと思った。

から僕は彼らのそれを疾患とは切り分けて唯の配慮不足なガキと定義することにした。


これは間違ってるかも知れないし、その可能性をいつまでに捨てない自意識を孕んだ上でそもそもこれは僕目線の印象の話だ。だから次に彼らがなぜそういうことをしてしまうのか考えてみた。

変な人の心を考えるのは難しいし正誤判定ができないが、結論としてそれは自己防衛本能というか引力のようなものなんだろうと思った。原因が自分の幼稚さではなくて疾患の方にあると思いたいんじゃないかな。

彼らだって分かってるはずなのにね。疾患も自分だって。そこも幼稚さと呼べるのだろうか。


彼らがどう認識してるか分かんないけど、そういう「降りかかったコミュニケーションエラーについて常に自分被害者加害者」というマインドの疾患持ちが偉く気味が悪いという話でした。オチなし。

自分の中で疾患とその他の特性との線引きをするのはさずかし難しいだろう。僕もそうだ未だに上手くできない。しかし、あまつさえその努力放棄することだけは僕が許さない。被害者としてね。


まあ"頑張ろう"ぜ。いつでも腕を広げて立ってるから

2022-02-06

自衛隊に「エースはいない

エースってのは実戦で5機撃墜もしくは3機撃墜したときに得られる「称号

実戦経験のない自衛隊にはエース称号持ちは一人もいない

娑婆人間にはわからない世界だけど軍人ってのは称号名誉軍服に命がけでこだわる

尊敬の念を込めたつもりでも教導隊だからと気安くエースとか呼ぶべきではない

自衛隊エースなんて居ないか

エースってのは実戦で5機撃墜もしくは3機撃墜したときに得られる「称号

実戦経験のない自衛隊にはエース称号持ちは一人もいない

娑婆人間にはわからない世界だけど軍人ってのは称号名誉軍服に命がけでこだわる

尊敬の念を込めたつもりでも教導隊だからと気安くエースとか呼ぶべきではない

2021-12-08

anond:20211208132433

たたき上げの下士官みたいなものだろ

娑婆がどうとか世間がどうとかは永久に知らないままでいいのだ

2021-12-01

anond:20211201213146

東大職歴ブランク転職市場で強いかなあ。

結局、

試験に強い=仕事ができる

に繋がる訳ではないから、さら勉強して

資格語学勝負してるイメージ

わいの中のイメージ出会った人らと。

言うたかて、どこの○○大でも、何万、何千いるわけやからな。

それぞれの価値観人生やで。

勉強できる=娑婆成功する

とは限らない。

わしもそやで。

ほんまもん研究者目指してほしい?

まあ、その気持ちわからんではないが

東大入る勉強法が、研究に向いとるとは

限らんのでは。

知らんけど。

2021-11-16

西暦202X年、日本では続発する高齢者犯罪を取り締まるため、高齢者犯罪特別対策班が組織された。

警視庁定年退職した高齢刑事再雇用して捜査にあてた。

娑婆より刑務所の方が暮らしやすい、死んでもともとという凶悪高齢者に対抗するのは、行き過ぎた捜査容疑者が死亡しても失うもののない凶悪刑事である

2021-11-15

無銭飲食刑務所入りを目指すなら

個人経営飲食店ではなく、チェーン店の方がまだいいような気がする。

娑婆最後食事なら三つ星レストランかにすればいいのか。

まり高級なレストランだと、ドレスコードで入れない可能性もあるから程々に

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