はてなキーワード: 大株主とは
分散してちょこまか買ってるんだけど
売り飛ばして、まとめてどっかにぶっ込んでみようかなぁと思ってるんだけど
どのくらいまとめて持ってると株主っぽくなるのかな。
もし何かいっぱい買えちゃって
そんな立場になったらどうしよう。
会社が儲かってんのかどうかもよくわかってないし
「あ、それでいいと思いますけどー」とか言っちゃいそう。
なんか重みがないな。
紋付き袴なんか着て、髭も生やさなきゃなんないだろうし
選曲難しそうだわ。年齢層高そうだから一番若手になっちゃうだろうし。
じゃ一発目お願いしますね、とか頼まれたら断らざるを得ないな。
なんかめんどくさそう。大変そう。
QUOカードいっぱい貰えるぐらいでいいんだけど。
やめといた方がいいかなぁ。
みたいなデマが回っているので、この分野の素人だけど解説しておくよ。
※文中の数字は、公開されている最新の報告書 (2021年3月版) を使用。
元ネタは多分これだけど、大きな勘違いがあって、これは2025年6月28日満期の社債保有者の情報。
https://pbs.twimg.com/media/E_ftoK3UYAY5-YW?format=png&name=medium
社債でも保有上位に入っていて危ないんじゃない? と思うかもしれないけど、「2025年6月28日満期の社債」を少し多めに買ったから上位に浮上しているだけなので、全体としての割合は低い。そもそもGPIFが保有する恒大集団の社債は約59億円でしかない。
※なぜ「2025年6月28日満期の社債」という画面があるのかというと、債券 (社債含む) は種類 (募集ごと) に参照・集計することが多いため。これがせいぜい数種類しかない株式とちょっと違うところ。
GPIFが保有する恒大集団の株式は約28億円、社債は上で書いたように約59億円で、これを合わせてもGPIFの保有する資産の0.005%弱。仮に恒大集団が倒産して資産が全く残らず株も債券も紙くずになった場合、影響はゼロではないけどほぼ無いと言って差し支えない。(これが直接影響して年金の原資が無くなったり、将来の年金が減らされるということは無いので心配は要らない。)
新興国株式・債券は先進国のそれと比べると高リターンだから。もちろんリスクもそれなりに高めなので国・銘柄単位で分散投資してリスクコントロールしつつ、程々の利益を上げている。(全体の25%が鉄板の国内債券、25%が外国債券なので、かなり手堅い運用。)
ちなみに中国以外の新興国、たとえば韓国も投資対象になってるよ。
以下は今年3月のGPIF報告書から抜粋・整形したもの。債券の後ろに付いているのが満期日で、"28JUN25" の数量 16,912(,000) が先ほどの画像にある Position の数字に合致していることが分かる。
種別 | No. | 銘柄コード | 銘柄名 | 数量 | 時価総額(円) |
外国株式 | 661 | KYG2119W1069 | CHINA EVERGRANDE GROUP | 13,283,000.00 | 2,794,158,107 |
外国債券 | 2072 | XS1982040641 | CHINA EVERGRANDE GROUP 10.5PCT 11APR24 | 15,631,000.00 | 1,626,686,580 |
外国債券 | 2073 | XS2106834299 | CHINA EVERGRANDE GROUP 11.5PCT 22JAN23 | 10,114,000.00 | 1,075,041,389 |
外国債券 | 2074 | XS1627599498 | CHINA EVERGRANDE GROUP 7.5PCT 28JUN23 | 16,340,000.00 | 1,591,910,882 |
外国債券 | 2075 | XS1580431143 | CHINA EVERGRANDE GROUP 8.25PCT 23MAR22 | 402,000.00 | 42,382,261 |
外国債券 | 2076 | XS1627599654 | CHINA EVERGRANDE GROUP 8.75PCT 28JUN25 | 16,912,000.00 | 1,527,167,672 |
外国債券 | 2077 | XS1982036961 | CHINA EVERGRANDE GROUP 9.5PCT 11APR22 | 402,000.00 | 44,625,178 |
Source: https://www.gpif.go.jp/operation/last-years-results.html (2020年度の運用状況) - https://www.gpif.go.jp/operation/unyoujoukyou_2020_15.xlsx (保有全銘柄(2020年度末)[EXCEL:1.4MB])
Twitterでしばしばバズっている中原るん氏が、最終的に会社を引き継げずに、クビになった件。
そうなるだろうなと思っていた予想通りだったのだけども、いろいろとモヤモヤとしたのでメモ。
まず始めに、中原氏の言い分を全面的に信じるのなら、会長というのは本当にクソ野郎である。
だが、厳しい言い方をすると、本気で会社を継ぎたかったのなら、あまりにも中原氏側の準備が甘ちゃんでおろそか過ぎだった。
当然ツイッタで触れていない部分は沢山あり、今後の新連載で明らかになる部分も多いのだろうが、
どういった部分がまずかったのか、整理してみる。
●最大の失敗、株式の移動について。
中原氏の会社が株式会社と過程した場合、会社継承において、株の保有数というのはとても重要な部分である。
基本的に、代表となって会社を経営していくのならば、過半数の株式を保有しておくべきだ。
ビバ氏が会長と書類上の夫婦になったのは、おそらく本来は会長が先に亡くなるであろうから、
会長が所有する株を買い取りや贈与ではなく、妻となって相続で移動するための対策だったのだろう。
しかし、逆にビバ氏が先に急逝してしまい、この対策は無駄になってしまった。
中原氏への継承の拒否、またクビになる、という結末が引き起こされてしまったのだろう。
では、どうすれば良かったのか??
答えは、なにはともかく株の引継ぎをすべきだったのである。
これは中原氏だけに限らず、現在、さまざまな中小企業、家族経営の事業継承で起きている問題であり、失敗だ。
経営者やその家族が、仕事内容の割に給料高くて羨ましい…と思った事は誰しもがあるだろう。
実際、中原氏も年収が1200万だったと公言しており、大変羨ましい限りなのだが、
本来、経営者およびその家族、特に『継承すべき人間』の給与が高いのにはちゃんとした理由がある。
それが前述した株の移動の為だ。
赤字の会社ならともかく、健全な黒字の会社なら、株式を移動するには「お金」がかかるのだ。
所有者から他人へ、株を買い取っても、株の買い取り金額が掛る。
親から受け継ぐ株の贈与だけで毎年200万ほど支払う羽目になっており、
1000万の手取りは税金諸々をさっぴくと実際は500万弱で年収650万の人間とそう変わらない。
せっかく貰ったこの株式も、会社の経営次第では紙くず同然になるし、
お金に直ぐさま変えられるか、というと、会社を閉じるまでは変えることは出来ない。
それでも、会社を継承するために嫌でも税金を払い、株を移動する……
そんなわけで中原氏は本来、会社継承をするつもりであるのならば、
その年収でもって会長から株を買い取り、大株主になるべきだったのだ。
しかしながら高額な家賃や貯蓄感から見るに、それを教えてくれる人間は周りにいなかったのだろう。
これは中原氏だけで無く、現在黒字なのに事業継承に頭を悩ませている会社の良くあるパターンだ。
株の買い取りを後回しにして、親子間でも株の相続税の現金を用意できず、会社を閉じるケースは多い)
また、中原氏の会社での立場が経理だったのもより継承をするには脆いポジションだった。
経理というのは経営上とても重要なポジションだが、どうしても『経理のみ』と言うのは弱い。
ビバ氏は営業力に優れていた。営業力に優れている経営者は強い。
多少、経理がコケても、営業が自分以外いなくても、自身の営業力で持ち直す事ができるからだ。
いくら経理が素晴らしくても営業がいなければ経理も出来ないのだ。
しかし、そう言う場合、営業や現場に対する細かなマネジメントを行うことが重要である。
心理的に年下の上司に対して相談したり、信頼を預けるられるか、と考えると……部下の立場になるとよく分かるだろう。
営業力は確固たる『売り上げ』『数字』という分かりやすい目安、また安心感がある。
対して経理が素晴らしい、人格が素晴らしい、マネイジメントが素晴らしいと言うのはなかなか目に見えない。
つらつら書いたが結局の所、事業を継承したい場合、お金、長期をみすえた計画、目に見える能力、が必要である。
すべてが満点の事業継承はない。どれかが欠けていてもとりあえず継承は出来る事もある。
中原氏の件は3つともが不足していたように見えた。(正直、若いから知識が無いのは仕方がないし無茶)
しかし中原氏の失敗は、親子間での事業継承でも同様に多く起こっている。
ウチは三代目なので二代目の時の苦労があって早めの行動をしているが、
正直、継ぎたくねぇなぁ…会社たたみてぇなぁ……と思う事がしばしばある。
結局何がどう悪いの?
社長だか大株主だか知らねえけど、上級国民にこっそりワクチンを融通することで、その病院で働く医療従事者が後回しにされるんだとしたらそれは明確に悪だよな
それは俺でもなんとなくわかるよ
でも、院内の医療従事者にはワクチンが行き届いてると仮定して、余った分?を日頃「お世話になってる」人間に打つのはよっぽどダメなことなのか?
俺やお前ら以外のやつにワクチンが行き届いていくだけでも感染拡大ってのはある程度抑えられていくもんじゃねえの?
単にカネでファストパスを得るっていう、特権とか悪代官的な仕草に対する批判ってことか?
https://www.mangaz.com/book/detail/209971
マンガ図書館Zでエリア88全巻無料だ。読んだことない人は是非。
さて、増田も久しぶりに読み直したのよ。初めて読んだのは高校生くらい、今は40手前。いや、昔は当たり前だが主人公贔屓だし、結末だってハッピーエンドだと思ってた。(主人公的には)
いま読むとご都合と言うか血統というか結局金とコネって所が鼻につく。結婚して子供もいる増田はゲイリー・マックバーンやセラの父親に共感するし、アスラン王家のそれぞれの考えも分かる。ぶっちゃけ神埼の嫉妬心すら理解できちゃう。
彼女が航空会社の社長の娘、親は総理大臣でそのつながりで日本経済界のドンに懇意とか話の都合とは言え、今のジャンプ並みに酷いな。おまけにお小遣いで8兆。最後は8兆ー原子力空母の余りで美人の嫁さんと航空会社の大株主で毎年の配当で一生働かない生活ですか。増田も神埼みたいになるわ、マジで。巌窟王がベースだから仕方ないけど。
(タイトルにそれほどの意味は有りません。一応中立的に書いているつもりですが、念のため立場を明確にしておいた方が良いかと)
(この手のニュースを見聞きする度に、考えをまとめておきたいなと思いつつ放置していましたが、ようやく行動に移すことができました。)
コロワイド「お騒がせ会長」が32億円の詐欺被害に 大戸屋買収に暗雲 | デイリー新潮
コロワイド会長が癖のある人物であることについては今更どうこう言う話ではないし、M資金詐欺に引っかかったという話も、真偽のほどを判断するほどの知見は私にはないが、「本当でも不思議ではない」と、私は思ってしまう。
企業法務に詳しい高橋弘泰弁護士は、この被害による大戸屋買収への影響をこう分析する。
「経営トップが詐欺に引っかかったと公にすれば、会社のイメージにとって決してプラスにはなりませんし、株価が上がる要素も全くない。となれば、大戸屋HDの株主が、コロワイドが呼び掛けているTOBに賛同するのでは難しくなるのでは」
である。
この手の話について最初に私が考えをまとめたいと思ったのは、ライブドアによるニッポン放送買収のゴタゴタがあったころなので、随分と昔のことになる。
が、今回上記記事のコメントを見る限り、TOBに関する誤解(と私の考えていること)は、10年以上前から全く変わっていないと言わざるを得ない。
端的に言うと、大戸屋の(大株主ではない)一般株主の立場で考えると、「株価が上がる要素も全くない」ことが真実であるなら、株主は「株式を市場で売却する」か「TOBに応じる」以外の選択肢は考えにくいという事である。
言うまでもなく、TOBは「対価を出すので、株式を売ってください」と宣言する行為であり、「TOBに応じた株主は株主ではなくなる」事が前提となる。
その前提で考えると、仮に大戸屋がコロワイドの子会社となり、「とてつもない企業価値の向上が見込まれる」とするならば、これはステークホルダーの多くにとって大変喜ばしいことである。では、一般株主はTOBに応じるべきであろうか。当然ながら答えは「NO」。TOBに応じた株主は、当然「元株主」となり、その後のTOB価格を大幅に上回って上昇を続ける大戸屋の株価を、指をくわえながら見るしかないからである。
多くの株主がそう考えるのであれば、TOBは成立しないことが予想される。だからと言って、TOBに応じれば企業価値の向上を享受することはできない。ましてや一般株主の立場では、自身がTOBに応じるか否かでTOBの成否が左右されるようなものではない。自身はTOBに応じず、他の株主の応募に期待をする、あるいはTOB価格が引き上げられるのを期待するのが自然な対応となる。
では逆に、大戸屋がコロワイドの子会社となり、「とてつもない企業価値の低下が見込まれる」とするならば、これは大戸屋経営陣、コロワイド、大戸屋及びコロワイド株主等にとって極めて望ましくないことである。
説明の必要はないと思うが、株主にとってそのような状況は避けたいところである。が、TOBに応じて「元株主」となるのであれば、話は全く変わってくる。
企業価値を大幅に落とすであろう大戸屋の姿を残念だと思いながらも、懐が痛むわけではなく、というかむしろ懐は温まったという事で、ちょっとおいしいものでも食べようかという気分にでもなってしまうのではないだろうか。
株主ががっしりとスクラムを組んでTOBを阻止できれば良い、が、失敗した場合は悲惨である。ましてや一般株主の立場では、自分一人の行動がTOBの成否にさしたる影響も与えないというのであれば、とりあえずTOBに応じておいて、脱出の道を確保しておくことを、道義的立場から非難できるものではないと私は考える。
TOBの成否の本質は、「買収された会社の将来が悲惨であればあるほど、TOBには応じざるを得ない」に集約されるといっても過言ではない。
つまり、経営権を巡って「プロキシー・ファイト」をするのであれば、双方で経営のビジョンと将来性を大いに語り合って戦いを交わせばよいのであるが、一度TOBとなれば、「TOBの対価」と「買収後の将来性」を天秤に掛ける以外に、一般株主にとって判断材料となるものなどなく、「TOBの対価」を所与とすると、「買収後の将来性」が低いほど、TOBは成立しやすく、将来のビジョンなど語っている場合ではないのである。
「企業法務に詳しい弁護士」の方は、別に株主へのアドバイスを求められているわけではないので上記のようなコメントでも良いのかもしれないが、私は大変的外れなものだと思うし、株主の方にアドバイスするのなら、「そんなやヴぁそうな人がトップの会社に狙われているのなら、悪くない価格でTOBを出してくれている間に逃げたほうがいいんじゃないの」と言うべきである。
だからこそ、「企業価値の向上」がM&Aのお題目であり、産業政策的にも実際に求められる成果であるのに対して、TOBに関してはその本質が企業価値を破壊する要素を併せ持つため、産業政策としてTOBが企業価値の向上に資するための適切なルールを構築することが求めらる。
(ご参考)
ジャンクボンドの帝王。1980年代のアメリカを吹き荒れたLBOの嵐の立役者の一人。
TOBの破壊的な側面を最も忠実に具現化し、大金持ちになった人。一度大金持ちになれば、一時収監されようと屁でもない。そんなアメリカンドリームの体現者。
随分長くなってしまったので、一旦この辺で。タイトルを「コロワイド株主が考える大戸屋TOBの顛末」としていたものの、顛末までたどり着けなかったので修正。
・TOBが成立してもTOBに応じた株主全ての株式が買い取ってもらえるわけではないというルールはすごくまずいという話
・大戸屋の経営陣がホワイトナイトを連れてくるのは難しそうだという話
・仮に大戸屋がホワイトナイトを連れてくることに成功した場合、コロワイドは急転直下ホワイトナイトに株を押し付ける可能性があるという話
・今後、大戸屋の株価はTOB価格を下回って推移し、TOBが成立する可能性が高い(と私が考えている)という話
・大戸屋経営陣や、従業員有志が「TOB反対」を株主にアピールするのであれば、MBO、EBO、MEBOを目指すのが筋であるという話
・大戸屋経営陣の最後の抵抗としては、「株主優待の異常な拡充」という禁じ手が、実現可能性は別として存在するという話
・「株主優待の異常な拡充」作戦は、コロワイドが先達であるという話(但し、守りではなく攻めに活用したという話)