はてなキーワード: ヲタとは
http://q-orbit.jp/2008/08/post_314.html
とかあるように、そこがおかしいと思ってる人はたくさんいるようです。なのに「ヲタが殺到しやがって、キモいんだよ」的に、乗り手やイベントを叩くマスコミの多いこと。こうやってまた信用を失っていくんだなあ、と思いますね。
ちなみに法律上は
建築基準法施行令 第129条の12 エスカレーターは次に定める構造としなければならない。
4 エスカレーターには、制動装置及び昇降口において階段の昇降を停止させることができる装置を設けなければならない。
5 前項の制動装置の構造は、動力が切れた場合、駆動装置に故障が生じた場合、人又は物が挟まれた場合その他の人が危害を受け又は物が損傷するおそれがある場合に自動的に作動し、踏段に生ずる進行方向の加速度が1.25メートル毎秒を越えることなく安全に踏段を制止させることができるものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。
(社団法人エレベータ協会ページ(http://www.n-elekyo.or.jp/square/escalator_02_01.html)より)
が問題の箇所になるかと思います。
http://anond.hatelabo.jp/20080805043250から。
まあ、どのくらいの数の地雷オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、 その上で全く知らない地雷の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、地雷のことを紹介するために見せるべき10個を選んでみたいのだけれど。(要は「MCあくしず」の正反対版だな。彼女に地雷を布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う地雷原の敷設、運用の解説は避けたい。できれば、長くてもテンプレ範囲内にとどめたい。あと、いくら地雷的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。地雷好きが『フガス地雷』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
地雷知識はいわゆる「秒速5センチメートル」的なものを除けば、デスクリムゾン程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ソビエト連邦」を濃縮しきっていて、「スプートニク2号」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。結局欠陥兵器だし。ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この動物虐待過多な兵器について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな地雷(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。「地雷オタとしてはこの二つは“兵器”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のSF兵器オタが持ってる指向性対人地雷への憧憬と、ガイ・スローナー開発のオタ的な面制圧へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、
それに加えていかにもアメリカな
「合理的なださカッコよさ」を体現するデザイン
「合理的で好ましい兵器」を体現する殺傷力
の二つをはじめとして、オタ好きのする要素をボディにちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「N2地雷だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。この系譜の核兵器がその後続いていないこと、これが軍ヲタには大人気になったこと、冷戦中なら実戦配備されて、それが北海道に持ち込まれてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられなかったこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり地雷は子供のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「それは都市伝説だよ」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるソ連の思いが好きだから。断腸の思いで譲りに譲ってそれでも「ちょうちょ型」、っていう形状が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「殺す」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。PFM-1の形状を俺自身は子供向けとは思わないし、もう譲れないだろうとは思うけれど、一方でこれがアメリカや日本だったらきっちりおもちゃと誤解させないデザインにしてしまうだろうとも思う。なのに、各所に頭下げて迷惑かけて「ちょうちょ型」を作ってしまう、というあたり、どうしても「悲惨な物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえソ連がそういうキャラで済まされるレベルでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。兵器自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で「木製」地雷見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
第二次大戦よりも前の段階で、地雷の哲学とか探知回避の技法とかは木製地雷によって頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの兵器が第三世界で今の時代も使われているんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく地雷好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるアニメ・ゲームでしか地雷を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
地雷の「悪意」あるいは「禍々しさ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。「終わらない悪意の中を毎日生きる」的な感覚が紛争地域には共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ世界各地の『紛争』最終段階はテロリズム以外ではあり得なかったとも思う。「地雷原化した土地で生きる」という悲愴な感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「憂鬱な気分」の源は憎悪が憎悪を呼ぶテロリズムの連鎖にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは機雷だよなあ。定義論争が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう専守防衛風味の地雷をこういうかたちで国産化して、それが非軍オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのも見てみたい。
9個まではあっさり決まったんだけど10個目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にストパンを選んだ。
地雷犬から始まってストパンで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、パンツじゃないもん以降の百合アニメ時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10個目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
俺は大学3年。
就職は某病院が決まってる。(奨学金もらってるから、ここで働かなきゃダメ)
今は夏休み。
9月からは実習三昧だ。
で、今は遊びほうけてる。
チャットだ。
ただのチャットじゃなく、有料。
約30分ほどしゃべるのに、3000円かかる。
しかも、クレジット払い。
冒頭に言ったとおり、医療系大学に通っていて、ヒッキーじゃない。
4年前は、ヒッキーだったけど。
今では、そこそこモテるとこまで、脱出することができた。
それなのに、今は金を払って、チャットしてる。
しかも、アダルトな会話をせず、世間話だけして、ポイント終了の合図で消え去るだけ。
けど、金を費やしてしまう。夏厨か、俺は。
まあ、どのくらいの数の増田がそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「増田ではまったくないんだが、しかし自分の書き込みを肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない匿名の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、増田のことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に増田を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う複数エントリに分割されたものは避けたい。
できれば単一エントリ、長くても半径1クリック以内にとどめたい。
あと、いくら増田的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
増田好きが『アノニマスダ宣言』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ネット知識はいわゆる「2ch」的なものを除けば、はてなは見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「増田(学歴的な意味で)」を濃縮しきっていて、「増田(はてブ的な意味で)」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。トラバも多いし。
ただ、ここで増田トーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、増田側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「増田が考える一般人に受け入れられそうな改変ネタ(そう増田が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「増田としてはこの二つは“短篇”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種の増田が持ってるギークへの憧憬と、転職した増田的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもスーツな
「SIer的なださカッコよさ」を体現する同期
の二人をはじめとして、増田好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「ファック文芸部杯だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
ファ文杯の増田利用がその後論議を呼んだこと、これが増田では好評だったこと、
ファ文杯なら1日はやくて、これが優勝もおかしくはなさそうなのに、
ファ文杯にエントリされなかったこと、なんかを非増田彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり増田は床屋のための穴だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ひいばあちゃんが死んだ」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、抱き枕にかける増田の思いが好きだから。
決死の思いで譲りに譲ってそれでも男子十種競技世界記録、っていう選択が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「こだわり」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
増田の選択を俺自身はナシとは思わないし、もう譲れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
ギャルやスイーツだったらきっちりお笑いやマイブームにしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に目線を外して話題を逸して男子十種競技世界記録に出来ない、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ増田がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。パンくわえて遅刻の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の増田でこれを見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
最近ジンジャーエールがうまいよりも前の段階で、増田のピェンロー(白菜鍋)レシピとかベーコンとキャベツのパスタの作り方とか以前に頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティのレシピが増田でこの時代にあったんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく増田好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる奥様用料理本でしか料理を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
増田の「女子」あるいは「非モテ」を教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「他人のキャラを毎日生きる」的な感覚が増田には共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『ソープへ行けと彼女は言った☆』は増田以外ではあり得なかったとも思う。
「キャラ化した日常を生きる」という増田の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「キャラの気分」の
源はこのエントリにもあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう赤裸々な雑誌投稿風味の体験をこういうかたちでエントリ化して、それが非増田に受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に「軽く紹介するための」を選んだ。
あれから始まってこれで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、はてブ分散時代以降の改変ネタ時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
に触発されて作ってみた。少しも反省していない。
(2008/8/4 追記)
d:id:Ryuzu が素晴らしいネタを作ってくれました。
ボカ廃が非ボカ廃の彼女にボカロアングラ曲を軽く(?)紹介するための10本 - アングラっておいしいの?
(2008/8/6 追記)
d:id:he-noki が10本選んでくれました。
真面目に10本紹介しています。
ボカロ廃が素人にボカロオリジナル曲を軽く紹介するための10本 - 耳小屋
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まあ、どのくらいの数のミク厨がそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「ミク厨ではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない初音ミクの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ボカロ曲のことを紹介するために
聴かせるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にボカロ曲を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うぼからん未掲載の大量のミク曲は避けたい。
(名誉の除外は例外)
できれば音楽ランキング入り、少なくとも合計再生数100位以内の作品にとどめたい。
あと、いくらミク厨的に基礎といってもオリジナル曲でないものは極力避けたい。
新参のミク厨が『星間飛行』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ボカロ曲の知識はいわゆる「組曲」系動画で聴いたり、ねんどろいどのミク動画を見たことがある程度
ニコ厨度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「メルト以前」を濃縮しきっていて、「メルト以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。再生数も200万越えだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
このべたべたなラブソングについて、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「ミク厨が考える一般人に受け入れられそうな曲(そうミク厨が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ミク厨としてはこの二つは音楽としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のミク厨が持ってる曲の背景への妄想と、鏡音リンのミクとは少し違う独特の声を
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもトラボルタP的な
リンへの愛情をこれでもか、というぐらいに詰め込んでいるのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「お母さんのこと思い出しちゃった」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、これがミク厨の間では大人気になったこと、
メジャーレーベルならミリオンセラーになって、葬式の時の定番ソングになってもおかしくはなさそうなのに、
商業音楽でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり音楽はノリの良さだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは私の時間
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるシンPの思いが好きだから。
どんな卑怯な手を使ってでも勝つ正義の味方、っていう設定が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その勝てば官軍的な発想そのものが卑怯だなあと思えてしまうから。
コテコテのヒーローソングを俺自身は陳腐とは思わないし、もうこれ以上のべたな曲はないとは思うけれど、一方でこれが
デッドボールPや乱数Pだったらきっちり名誉の除外にしてしまうだろうとも思う。
しかも、自身で歌ってみた動画を作るのみならず、デッドボールPやゆうゆP、暴走Pなどが自重せずに歌ってみた動画をうpしてしまう(デッドボールP、ゆうゆP、暴走P。特にデPの歌ってみたは必聴。これ以上ないというぐらい卑怯だから)、というあたり、どうしても
「自分の猛る気持ちを自重できないオタク」としては、たとえシンPや他のPがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
ミク厨以外でこの曲を聴いたことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
メルトよりも前の段階で、bakerの音楽センスとか作曲技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がインターネット上でこの時代に聴けたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくミク厨としては不思議に誇らしいし、
いわゆる組曲系でしかミクを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
ふたなりPの「センス」あるいは「曲づくり」をミク厨として教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「女の子からの一方的な愛情を表現した曲を聴きたい」的な感覚がアクティブさに欠け、女の子への能動的なアプローチが苦手なオタクには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそryoの作るメルトや恋は戦争、ワールドイズマインが大ヒットしたんだとも思う。
「自分のことを盲目的に愛してくれる女の子がいてほしい」というミク厨の願望が今日さらに強まっているとするなら、その「ミク厨の欲望」の
源は恋スルVOC@LOIDにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうエロゲOP的な男の劣情を刺激する歌詞をこういうかたちでボカロオリジナル曲にして、それが非ミク厨に受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にみくみくを選んだ。
メルトから始まってみくみくで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし(理由は毎週ぼからんを見てればわかる)、ニコニコを代表する作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
まあ、どのくらいの数のルポオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、 その上で全く知らないジャーナリズムの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持って る」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、日本のノンフィクションのこと
を紹介するために見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にルポルタージュを布教する
のではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、財布的に過大な負担を伴う単行本で2000円超えるようなのは避け
たい。
できれば文庫、単行本でもブックオフでよく見かける程度にとどめたい。
あと、いくらジャーナリズム的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
社会派映画好きが「『市民ケーン』は外せない」「『アラバマ物語』ぐらい見とけ」と言っ
ても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
報道知識はいわゆる「噂の真相」的なものを除けば、毎週週刊文春程度は見ている サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「立花隆以前」を濃縮しきっていて、「立花隆以
後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。児玉隆也は手に入らないし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要
最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」
アレって典型的な「記者が考える一般人に受け入れられそうな事件(そうオッサンが思い込
んでいるだけ。実際は著者が暴走しすぎ)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ジャナオタとしてはこの二つは“妄想”として片付けていいと思うんだけど、率直に言っ
てどう?」って。
まあ佐野さんは『巨怪伝─正力松太郎と影武者たちの一世紀』(文春文庫)『カリスマ─中
内功とダイエーの「戦後」』(新潮文庫)が格段に出来がいいのだが、長すぎるんで。
ある種のウヨが持ってる犯人山口二矢への憧憬と、「あーだこーだ言っても要するにロマン
は欠かせないのよ」的なナンバーをはじめとする文春ノンフィクションを彼女に紹介すると
いう意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも沢木耕太郎な
「愚直なヒーロー」を体現する山口二矢 「庶民的なオヤジ」を体現する浅沼稲次郎
の二人をはじめとして、著者好みのキャラを世界にちりばめてしまっているのが、紹介して
みたい理由。
たぶんこれを読んだ彼女は「魚住昭だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いと
いえば狙い。
この系譜の作品が何故か読売批判に繋がったこと、これが何故か日本推理作家協会賞を受賞
したこと、本当ならデヴィ夫人批判に繋がって、さっさと退場してもいいのに日本国内でそういった動
きがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりスピリチュアルとか怪しいよね」という話になったときに、そこで選ぶのは『カ
ルト資本主義』(斎藤貴男:文春文庫)でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、
この作品における福本さんのスタンスが好きだから。
怪しいところに自ら入り込んでそれで結局ばっさり斬る、っていう行為が、どうしても俺の
心をつかんでしまうのは、その「人を信じる」ということへの諦めきれなさがいかにもこの
人だなあと思えてしまうから。
精神世界や自己啓発批判についての第一人者だしだからこそこの本に信憑性があるとは思う
けれど、一方でこれが斎藤さんなら罵詈雑言ばかりで題材にする量も半端じゃなくなるし、
『死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う』(朝日出版社)の森達也さん
だったらきっちり40分のドキュメンタリーにしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて一冊の単行本を作ってしまう、というあたり、どうして
も「「人を信じる」ということを諦めきれない一個人」としては、たとえ福本さんがそうい
うキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。
作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で『のだめ』を見たことのない人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹
介してみたい。
音楽という身近でありながら遠く感じてしまう題材をどうやって料理するか。その一つの解
答が本書だと思う。主張に一貫性がないとかエピソードの取捨選択を誤っているなどの批判
も多いのだが、分かっているようで分からない主題にどうやって近づいていくか、そのアプ
ローチの仕方は単純にすごいと思うし、そこらへんを彼女に感じてもらいたくはある。
在日外国人としての「目」あるいはレヴィ・ストロース的な「世界観」をオタとして教えた
い、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない日常を疑ってみる」的な感覚がジャーナリズムには共通してあるのかなという
ことを感じていて、だからこそ在日というか朝鮮半島の問題が竹島をはじめとして今でも話
題に上るのだろうと思う。
「世界の中の日本人」という感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「気分」の源
は在日問題にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に読ん
でもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう現在進行形の重大事件を当事者との近距離にいるというかたちでノンフィクション
化して、それが常識として受け入れられるか、気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみ
たい。
9本まで決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に奥崎を選んだ。
立花隆から始まって原一男で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、映像ドキュメント時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
ちなみに、あえて当事者による実録ノンフィクションははずした。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
via : http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の歴史オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない歴史の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、日本の歴史を紹介するために
見せるべき10人を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に「明治天皇紀」を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う近代以前の歴史は避けたい。
あと、いくら歴史的に基礎といっても基礎的すぎるものは避けたい。
歴史好きが国会図書館憲政資料室の文書群は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「明治以前」を濃縮しきっていて、「明治以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。天皇だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この伝説過多な人物について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の立憲君主的成長を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな薩長のリーダー(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「歴史オタとしては維新以後の木戸の存在が“空気”にされていると思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種の歴史法律オタが持ってる西洋法への憧憬と、ボアソナード監修のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも井上毅な
「天皇による国家統治権の正当性」を歴史性によって担保するという憲法義解
の二つをはじめとして、オタ好きのする法を歴史にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「千円札の人」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この人物がその後暗殺されたこと、それが韓国では大人気になったこと、
韓国で暗殺犯が実写テレビドラマになったけれど、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でそういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり戦時経済は国家総動員法だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは近衛文麿
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この人物にかける東条英機の思いが好きだから。
断腸の思いで満州に渡って人脈築いた、っていう経歴が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「統制経済」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
産業合理化運動を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
小林一三や石橋湛山だったらきっちり自由経済にしてしまうだろうとも思う。
なのに、軍需次官に降格人事を自分でかけながらも無任所大臣に就任してしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ岸がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。戦後首相になった際の評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で『国家衛生原理』を読んだことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
蒋介石よりも前の段階で、台湾の統治とか統制とかはこの人物で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの人物が東京市長で大正時代にいたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく歴史好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる改軌論争でしか後藤を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
原の「政党政治」あるいは「護憲運動」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「選挙対策としての地元への利益誘導」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ田中角栄『日本列島改造論』はストロー効果以外ではあり得なかったとも思う。
「箱物行政」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源は原敬にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう統制派風味の軍人をこういうかたちで総理大臣にして、それが連合国に受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9人まではあっさり決まったんだけど10人目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に昭和天皇を選んだ。
明治天皇から始まって昭和天皇で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、人間宣言以降の象徴天皇制の先駆けと
なった人物でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい人物がいそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10人目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
山縣・桂・西園寺あたりも入れたかったが、無理だった。
というか、ネタとして何番煎じなんだろう
参考:http://anond.hatelabo.jp/20080728045912
丸井ブランドで10000円前後のアイテムを買いあさる日々に飽きたら
ちなみに想定年齢は20-25くらいで、何かポパイとかメンノンとか、もしくはマルイか新宿伊勢丹かビームス(ストリートライン)な服を買ったりしていた人。「全身をスタンダードアイテムのみでまとめるべき」というわけじゃなくて、全身からとりあえず大学生臭さを消す、つまり、中身の人間が20代前半くらいまでな場合に、スタンダードじゃない(例えば)アウターとかを含めた全身をバランス良く仕上げるために便利なアイテム(&よほどオシャレならそれでもどうにかできるんだろうけど99%の人間にとって完璧に地雷なアイテム)
もうちと具体的に書くと
・大学院生
くらい
ちょっとピンクを見せる、とかそういうこと
上の記事ではアメアパになってるけど、や、これは俺の趣味かもしれないがアメアパは発色が大学生以下っぽくないか?よく知らんけど日差しの強いLAならあの発色、みたいな話だと思う。少なくとも東京の日差しには合わない気がするんだなぁ……
数千円以下でインナーとして便利な(例えば「今年買ったお気に入りのカットソー」とかの差し色として使えるという意味)Tシャツを見つければオールシーズン着まくれる
個人的にはヘインズのビーフィー(一枚入りパック1200円)のレディース(アメリカンなので別にインナーなら全然着れる)を勧めてみる。色によっては発色が良くないがピンクは良いよ。あと正直ユニクロは縫製が悪いか横方向に捻れるように伸びるイメージがある(昔に植え付けられたトラウマなだけかも)のであまり買わないんだけど、ユニクロのプレミアムコットン(1500円)も良いんじゃないですかね
●2:上質なカットソー
誰がなんと言おうと無地。そして丸首/Vネックで一定以上に上質なもの。Uネックは、実際問題として大学生、もしくは原宿あたりにいそうな感じの人感を出さずに着るのが難しい。一枚持っていても良いだろうけど、あくまでスタンダードではない
「スタンダード」というのは、結局のところ体型依存なので「万人にお勧め」というものはない
自分の体型に合い、かつ3000円に見えない「自分用定番」を見つけることに時間を注ぐべきだし、こういう部分でセンスが良い人間は本当にセンスが良いと思う
……そう言いつつ個人的にはユナイテッドアローズのビジネスライン(なのか?これを買うためのみにUAを使っているのであまりライン構成を知らない)の長袖8400円のヤツなのであまり偉そうなことは言えないんだけど……。あとフェイクレイヤードとか変なデザインは本当にマルイなので完璧に不要。今持ってる人はヤフオクでもフリマでも弟に押しつけるでも何でも良いから早く手放してください
●3:上質なシャツ
つってもシャツは下着(シャツの下に下着を入れるのは本当にやめて欲しい)なので出せる値段に上限があるはず。1万円前後でカットがキレイで一定程度に上質、ということを考えていくと、下町などのセミオーダーシャツは候補になるはず。というか他に候補がなかなかないような。一個でよいので高いシャツ(個人的にはバレンシアガが一番シックリくるので一枚だけ持っている)を買っておくと「同じようなカッティングで」と説明しやすいのでオススメ。セミオーダーは、「これと同じ」と言えないと一度や二度は失敗するのがデフォなので、それを考えれば「最初の一枚」に3万出しても実はあまり差がない(ただ3万で買ったシャツが「最初の一枚」にならないと本当に金がもったいないので徹底的に試着しまくるべき)
あと今思い出したけど新宿伊勢丹が秋くらいから1万強でセミオーダーを始める、とか聞いた記憶がある。新宿で作れればアクセス的に便利な人が多いと思うので、いや品質とかどうなのか今は分からないが、始まったら伊勢丹覗いてみると良いかも
●4:定番的に使えるスニーカー
プーマのヨーロッパラインとかデザイナーズとか、一瞬かっこよさそうなのはNG
基本的に選択肢はナイキ/アディダス/ニューバランスくらいしかないとは思う
この中で自分のスタイルにあうもの、例えばアメトラがベースなら必然的にニューバラになるだろう。そういうものを選ぶ。全身において、普通の大学生が見てもブランドバレするアイテムはここだけにすべき。決して「高い」感を出さないアイテムなのでブランド丸わかりでも良いし、逆に丸わかりであることが「スタイル」となる(ナイキでなくアディダスを履いている、そんな俺は……という)。あと今思い出したけど、バンド・オブ・アウトサイダースだっけか、トラッドにヴァンズ合わせてるスナップは(アメリカ人だけど)ハマってた。ヴァンズも履けていればカッコいい(ただ正直よく知らない)
コンバースは、別に悪くないけど、「コンバースが合う」って結構難しいよ。ギターキッズとか何だかよく分からない洋楽を語れる人間とかがそこらへんに溢れている以上、彼らよりコンバースを履ける自信がないなら避けた方が……。女の子が特になんだけど、高校生くらいの頃って、コンバースを中身の人間の特性として問答無用に可愛く履けるじゃん。男も何だかんだ言いつつそれなりに。でもその履き方は20代じゃもうできないし、「マジに履く」ということを考えると、コンバースは実は結構難しいよ、という話。君の彼女はそれでも「可愛い」と言ってくれるかもしれないが、それは良くも悪くも色眼鏡です。そう見てくれる彼女に感謝しつつナイキでも履いて下さい
そしてここで書いていない、特にパトリックとオニツカタイガーは、履ける人いるけど決して多くないので「取り扱い注意」。もちろん履けていれば何の問題もない
あといずれにしても「○○限定色」とかショップ別注とかの変な色は避けて下さい。「それが99%の人間にハマらないから定番色になっていない」のです(だから復刻とかはこの限りではない)
●5:上質な革靴
一番金をかけるべき場所。滅多に買う物ではないので4万以上は出すべき
先が尖っててちょっと浮いてる、何か新宿伊勢丹で売ってそうなヤツは本当に絶対にNG
なるべくクラシカルで普通の革靴。革は見る人が見れば値段は即分かるのでムダなデザインは一切不要。一足買えばリペアしつつ5年以上は履けるし、スーツにもジーンズにも合うのでムダはない。個人的には銀座のヨシノヤの一番スタンダードなヤツを勧めてみる(ただ6万くらいするので、何か臨時収入でもあった時に)
スニーカーとも共通だけど、靴を買いに行く場合、良く着ている服で出かけて試着をすると思う。そして靴を履いて鏡の前に立ったとき、靴が全身の中で、(良い意味であったとしても)目立っているとしたら、それは「一瞬カッコ良さそうに見える」というだけで、「自分はその靴を履けていない」ということです
その靴が、中身の人間を含めた全体に溶け込んでおり、かつ全体をサポートしている、例えば革靴なら「全体に落ち着き(?)を与えている」みたいな、そういう状態であれば履けていますし、買うべきです。だから●4で書き忘れたけど、平均的に言って華奢で虚弱な日本人の中で、ハイカットスニーカーを履ける人間は少ない。革靴にデザインが不要というのは、例えばウイングチップではなくストレートチップを買うべきという意味でもあって、理由は同じ。20代で、例えばウイングチップとかを溶け込ませることができる人間は少ないはず
体型依存なので「これ買っておけば良い」なんてものはない
リーバイス(501?)が本命だろうけど体系とご相談を。虚弱体型一歩手前な人ならGAPのスリムジーンズ(スキニーよりちょっと太い)とかも候補になるんじゃないかなぁ
おそらくだけど
・脱オタの人からするとキツすぎ
くらいがちょうど良い。スキニーは、金余ってたら買えば良いけど基本的に不要だし、中途半端にデカいパンツは、それがどんなにラクだろうと不要
そして体系にハマるパンツなんて、たぶん10本試着して一つ見つかるか否か。基本方針として金より時間をかけるつもりで納得がいくものを探してください。リーバイスと言ってみたが、個人的にリーバイスは腰とウエストのバランス(とかも見る)が合わないので長らく履いたことがないのでよく知らない。ごめん
チノとかで良いけど、「自分が定番としているパンツ、に合うサイジングのアウター、に対するオルタナティブなサイジングのパンツ」
これはブランドなどを定番化させる必要はない(そんなに買わないし履かない)はずなので見かけたらラッキー、で
ここでスキニーを入れても良いんだけど、汎用性を考えればスキニーより先にルーズシルエットだと思う。というかオールシーズン通してスキニーがオルタナティブになる、というのは、そもそも●6のサイジングを間違っているから(スタンダードはルーズよりはスキニーに近い)。スタンダード→ルーズの次に、まぁお金があればスキニーを買っても悪くはないんじゃなかろうか
●8:ポーター以外のバッグ
ポーターをカッコよく持てるのは相当な大人(何かデザイン関係の仕事をしてる感を全身で出せるなど)だけだということに気付くべき。持っている人間の99%は大学生かフレッシュサラリーマンにしか見えない。ポーター自体は悪くないので、むしろあれは高校生の頃に一度買って、30代以降くらいのどこか(30代ではないので知りません)で再び持つべきもの。20代はポーターを持つにあたって最も危険な年齢
あとメッセンジャーか。あれって持ち方は大体二種類だと思うんだけど
・本来の持ち方。チャリ文化。20代でもイケるとは思う。ただそれは全身のスタイルの中でしか成立しない。少なくともママチャリしか乗ったことない人間の、そのクセにポパイとかで仕入れた知識で選んだブランドのメッセンジャーは地雷になっているケースが多い
・プラダがたまに、NYファッションが割とよくやる都会の戦士像(?)からの流れ。そもそもあれを20代で成立させられる人間が少ない。どうせ20代なぞ若造
なので「99%」とは言わないけどかなり難しい
バッグは非常に難しい選択になってしまうが、スタイル次第ではグレゴリーかマウンテン系、古着屋の片隅に転がっているようなビンテージ臭の漂う、しかしあまり高くないレザーバッグ、お祖母ちゃんから貰ったお下がりのヴィトン(自分で買った感がない限りにおいて)あたりがギリギリで許される。しかしバッグはあくまで荷物入れであって「ファッションの主役」とかでは決してないことを認識すべき。他の全身合計より高いバッグを持っていても頭悪そうにしか見えないし、JAS.M.B(表記違うかも、UKチックなイセタンとかエディフィスとかでよく売ってるブランド)とかバレンシアガとか、ああいう方向でのデザインコンシャスは本当に辞めるべき。いや、全身100万とかをイヤミでなく着こなせる人なら、バレンシアガくらい普通に持てるんだろうけど。「物入れ」と考えた場合、10万や20万のバッグを普通に「物入れ」として持てるようになるはずの40代くらいになれば選択に悩むこともなくなるんだろうけど知らない
●9:バックルのウザくないベルト
なんか座ったら痛そうなデカいバックルのベルトは本当にマルイなのでやめて欲しい。それこそディオールのイーグルベルト5万(もっとだっけ)とかは正気と思えない。例えば同じディオールなら、数年前の極細ベルト(極小くるみバックルのやつ)は(スタイルが合うなら)買う価値あったような気がする。ただいずれにしてもブランド名を主張するベルトは全NG(ディオールの極細はファヲタしか知らんかなと思うのでアリかなぁと)。そんな場所でブランド自慢をするな
これもやっぱり革なので値段をあまり惜しむと辛い。2万円程度以上出すか、もしくは数千円のオモチャで(ただオモチャベルトは難しいんだけど……)
●10:上質なニット
ニットは「金が余ったときに買うもの」度が高い。別に無ければ無いで古着のネルシャツとかスウェットとか着ておけば良いんだし
正直1万以下のニットでマトモなものを見た記憶がない。1000円のTシャツは普通に着れるけど1000円のニットは本当にどうやってもムリです。その分シンプルな物、例えば黒無地タートルとかであれば、よほど毎日着ない限りは全然長く着れるので、お金があるときに買えば良いんじゃないかなと。だからデザイナーズはあんまオススメしないし、買うにしてもスタンダードライン。ただ胸に妙なものがあるニット(典型的にはギャルソンプレイ)は本当に恥ずかしいのでやめて下さい。あれを着ていて唯一許されるのは、女の子が下半身とかをマジにギャルソンファーストラインで固めて(つまりギャルソン信者という意味でもある)上にギャグっぽくプレイを着ているケースです。まじまじと見たことがないので知らないが、もしあの変な物をハサミとかで外せるのであれば、持ってる人はすぐ外して下さい。外せないなら諦めてヤフオクに
一個名前出すならジョンスメなのかなぁ……。別に人それぞれなので、お金持ちならマルジェラで買ってタグ切ったりしても良いとは思うけど
繰り返すが、別に無ければ無いで全然構わない
※正直「10」にするために最後のニットを付け足したので説明不足なので補足
ここで言ってる20代は、学生終わったら即大人とかって意味ではない。どうせ20代なんざ、学生だろうと社会人だろうと社会の中では若造だし、まだ30代ファッションはどうせ似合わない。それに30代で着れるものは30代で着れば良いじゃん。20代が「ポールスミス(女ウケブランド1位だった記憶があるので書いたけど別に何でも良い)の今期ブルゾン買っちった」と言うのは、何も否定されるべきものではないと思う(それでもその「買っちった」でブランド丸出しベルトとかバッグとか買うのは辞めて下さい)。ただ、せっかく買ったそれを大学生ファッションでしか着れないという、それはもう卒業しようよ、と
ニットなんだけど、
・ニットは基本的に新品同様でないと着れない
俺は、いずれある程度着古すことを前提にしている。もちろん最初は新品で、少しすると新品同様で、そしていずれ着古される。大学生ファッションの共通欠陥の一つは、安っぽい素材で中身の人間にマッチしていない新品服による全身コーディネートなので、体に馴染んできたニットは、中身と他の服の熟成度の足りなさをカバーするアイテムとして長い期間にわたって利用できる。ただ、ニットの質という差は着古すと新品時(であっても1000円は本当にどうやっても無理)よりさらに顕著になるので、正直1万以下で着古せるニットを、俺は見た記憶がない。だから丸井ブランドで買うよりは、30代くらいの知り合いとかが買って数年着て、その後メタボったので着なくなった、元は結構高いニットとかを貰ってくるべき(そして本当に無いなら無いで別に構わない)
ただ、体に馴染んできた後での活用って、あくまで20代のカジュアル用途限定なのかもしれないので、30代以降では、ニットをシャツより高い消耗品として買うしかなくなるかもしれない(けど基本的に知らないし30代の人に聞いて下さい)
via アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
まあ、どのくらいの数のNHKアニオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないNHKアニメの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、NHKアニメのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にNHKアニメを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う4期、10分×14年のアニメは避けたい。
できれば2クール、長くても70話にとどめたい。
あと、いくらNHKアニメ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
朝ドラ好きが『おはなはん』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
NHK知識はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、さわやか3組程度は見ていた
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「CCさくら以前」を濃縮しきっていて、「CCさくら以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さも70話だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなNHKアニメ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「NHKアニオタとしてはこの二つは“コメディ”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のファンタジーアニメオタが持ってる古代中国への憧憬と、小野不由美のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも小野不由美な
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「攻殻機動隊だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
ハリウッドなら3D実写映画になって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
NHKでこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりアニメは少年少女のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「無人惑星サヴァイヴ」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける伊藤和典の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも2部構成、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
前半・田菜編を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
押井や富野だったらきっちり横浜編だけにしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて田菜編を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ伊藤がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でナディア見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
エヴァよりも前の段階で、庵野の哲学とかアニメ技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がテレビアニメでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくアニメ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるエヴァンゲリオンでしか庵野を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
佐藤の「目」あるいは「絵づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない学校祭を毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそアニメ版『学園アリス』最終話は追試以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はムリョウにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうギャルゲー風味の育成をこういうかたちでアニメ化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にNHKを選んだ。
CCさくらから始まってNHKで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のひきこもり時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
自分のテレビを見る習慣
基本的に「見たい番組を必要に応じて見る」かな。こないだもインディジョーンズやってたら見ちゃったし。
はてなー、2ちゃんねらー、アニヲタは割りと重複してると思うんだけれど、アニメを放映してくれる地上波に対して「終わったな」「イラネ」とかいう論調が強いのが理解できあいのよねー。
via アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の料理漫画オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「料理漫画にはまったく興味ないんだが、しかし自分の料理漫画趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない料理漫画の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、料理漫画のことを紹介するために
読ませるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に料理漫画を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あと、いくら料理漫画的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
チャウ・シンチー好きが『食神』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
料理漫画知識はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、ドラマ版味いちもんめ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「味っ子以前」を濃縮しきっていて、「味っ子以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さも20巻前後だし。
ただ、ここでアニメ版の今川監督の演出トーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「チャンピオンオタが考える一般人に受け入れられそうな漫画(そうチャンピオンオタが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「チャンピオンオタとしてはこの二つは“バトル漫画”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のボンボン読者が持ってる料理への憧憬と、秋元康のデブオタ的なお菓子へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもジャリ向け漫画的な
「とりあえず混ぜれば上手くなるだろう」を体現するリトルグルメ
「ネタが尽きたのでシリアスな設定にしよう」を体現する後半のトーナメント
の二つをはじめとして、クソ不味い料理を作中にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「ブラックジャックだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、これが漫画ゴラクでは大人気になったこと
日テレなら実写テレビドラマになって、それが東山紀之主演になってもおかしくはなさそうなのに、
また東山紀之主演で同じ枠に料理漫画の『喰いタン』がつくられたこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり雁屋哲は左翼のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「野望の王国」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるオーストラリアへの思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも合計六回、っていうオーストラリア勝負が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「オーストラリアの歴史語り」ということへの諦めきれなさがいかにも左翼的だなあと思えてしまうから。
オーストラリアに関する、左翼的歴史観の語りを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
MASTERキートンだったらきっちりコミックス一巻にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて六回もオーストラリア勝負を書いてしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきた歴史が捨てられないサヨク」としては、たとえ雁屋がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で包丁人味平読んだことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
スーパーくいしん坊よりも前の段階で、ビッグ錠の哲学とか料理技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの料理漫画がジャンプでこの時代に連載していたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく料理漫画好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるBLACK徒然草でしかビッグ錠を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
久住の「目」あるいは谷口の「絵づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「生きる為の食事を毎日食べる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『孤独のグルメ』特別編は病院食以外ではあり得なかったとも思う。
「食事シーンは祝祭化されてる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源は孤独のグルメにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう昔のテレ東が番組編成の時期にやる大食い対決をこういうかたちで漫画化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
味っ子から始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けと
なった作品でもあるし、EDに食事のシーンはあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
via アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の秋葉原オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分の秋葉原を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない秋葉原の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、秋葉原のことを紹介するために
見せるべき10店を選んでみたいのだけれど。
(要は「もえるるぶ」の正反対版だな。彼女に秋葉原を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「電気街口」なので、時間的に過大な負担を伴う昭和通り口、万世橋の向こうは避けたい。
あと、いくら秋葉原的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
秋葉原好きが『東京青果市場』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
秋葉原知識はいわゆる「素敵なサムシング」的なものを除けば、ラジオ会館のビットインは知っている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「とら以前」を濃縮しきっていて、「とら以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。店舗も隣同士だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な店について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな店(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「秋葉原としてはこの二つは“家電量販店”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のマイコンオタが持ってるチップへの憧憬と、18時閉店のオタ的な営業へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも秋月的な
の二つをはじめとして、オタ好きのするパーツを店内にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「超超超超激やーす」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のチェーン店がその後続いていないこと、昔、格安AT互換機を売っていたこと、
アメリカならdellになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり秋葉原はPCのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「TSUKUMO」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この店でかける「HELLO,SOFMAPWORLD」のアレンジが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも11店舗、っていう店数が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
ソフマップの無軌道な店舗拡大を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
ビックやヨドバシだったらきっちり本店に集約してしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて時空館を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の在庫を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ野口がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。買い取り自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でぷらっとホームに行ったたことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
Linux Cafeよりも前の段階で、本多の哲学はこの店で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの店が秋葉原でこの時代に売っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくLinux好きとしては不思議に誇らしいし、
すがやみつるの看板でしかオヤジを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
ダイナの「画」あるいは「音づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「どうせiPodで128kbps ACCを聴くくせに、やけにヘッドホンに拘る」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそSTAX『SR-007』の試聴はダイナミックオーディオ以外ではあり得なかったとも思う。
「買えもしないヘッドホンを被る」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はダイナミックオーディオにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうサンボ風味の牛丼をこういうかたちでサンボ化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9店まではあっさり決まったんだけど10店目は空地でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
とらから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ヨドバシ以降の秋葉原時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい店がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10店目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
まあ、どのくらいの数の格闘技オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない格闘技の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、格闘技のことを紹介するために
見せるべき10試合を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に格闘技を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う時間無制限の試合は避けたい。
できれば5分、長くても90分にとどめたい。
あと、いくら格闘技的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
ブラジリアン柔術好きが『ヴァリッジ・イズマイウ』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
格闘技知識はいわゆる「亀田」的なものを除けば、魔裟斗やタラコくちびる程度は知っている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「PRIDE以前」を濃縮しきっていて、「PRIDE以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さも5分弱だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「総合格闘技オタが考える一般人に受け入れられそうな試合(そうオタが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「オタとしてはこの二つは“格闘技”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のプロレスオタが持っている宇宙への憧憬と、高田延彦のプロレス的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもニューフェイスな
の二人をはじめとして、プロレス好きのする試合展開を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「イケメン来たよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の試合がその後組まれていないこと、これがアンチKID界隈では大人気になったこと、
アメリカならディーン・リスターとマウリシオ・ショーグンになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非総合格闘技オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり総合格闘技はマニアのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは『青木真也 vs 菊地昭 2回目(修斗)』
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、試合にかける桜庭の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも1時間30分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにも総合格闘技オタ的だなあと思えてしまうから。
『桜庭vsホイス』の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
桜庭がジェラルド・ゴルドーや曙だったら5分以内に一本負けしてしまうだろうとも思う。
なのに、グレイシー一族が各所に迷惑かけて1時間30分を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタ」としては、たとえホイスがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。試合自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でナジーム・ハメド見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
『マルコ・アントニオ・バレラ戦』よりも前の段階で、スウェーバックとかノーガード戦法とかはこの試合で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの試合が現実にこの時代にあったんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく格闘技好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるファイナルファンジータクティクスでしか"ハメドる"を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
ブラジリアン柔術の「関節技」あるいは「ポジショニング」の芸術性をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「仲間を背負って試合をする」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ、この試合の寝技展開は彼ら以外ではあり得なかったとも思う。
「仲間を背負って試合をする」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はこの試合にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
コマンドサンボvs柔術でこういう試合を組んで、それが非寝技オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9試合まではあっさり決まったんだけど10試合目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にホイスvsシャムロックを選んだ。
ヒクソンから始まってホイスで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、UFC以降の総合格闘技時代の先駆けと
なった選手でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい選手がいそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10試合目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
やるなら失速してる今のうち
まあ、どのくらいの数の水滸オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない水滸伝とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、水滸伝のことを紹介するために
見せるべき10人の好漢を選んでみたいのだけれど。
(要は「天導一〇八星 好漢ファイル」の正反対版だな。彼女に水滸伝を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、話題的に過大な不足を伴う地味好漢は避けたい。
できれば天罡星、せめていずれかのエピソードにきちんと絡む好漢にとどめたい。
あと、いくら席次的に天罡星といっても「なんでお前が?」を感じすぎるものは避けたい。
宋江が『穆弘』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
水滸伝知識はいわゆる「ぱちんこ梁山泊」的なものを除けば、横山光輝版程度は見ている
三国志度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「地煞星以前」を濃縮しきっていて、「地煞星以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。活躍も無駄にクールだし。
ただ、ここで男色トーク解禁にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この能力過多な好漢について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな好漢(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「水滸オタとしてはこの二人は“人間”としておかしいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種の中国ものオタが持ってる楊家将演義への憧憬と、北方謙三のオリジナル的な続編へのこだわり等々の周辺事項を
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもアクの強い
「饅頭の餡にちぢれ毛な女」を体現する孫二娘
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを二竜山にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「関羽だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
キャラ的に被る朱仝の活躍がその後続いていないこと、これが宋江には大人気になったこと、
関羽の子孫だから梁山軍の五虎将筆頭になって、それが方臘戦後に評価されてもおかしくはなさそうなのに、
落馬して死亡っていうショボい最期しかつくられなかったこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり水滸伝は子供に読ませちゃいけないものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「武十回」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、浮気にかける潘巧雲の思いが好きだから。
腸を引きずり出して舌を削ってそのうえ手足バラバラ、っていう楊雄の仕打ちが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「淫婦を捨てる」ということへの徹底ぶりがいかにも好漢的だなあと思えてしまうから。
浮気女話が三回目なのを俺自身はまたこのパターンかとは思わないし、もうやらないだろうとは思ったけれど、
一方でこれがまた盧俊義のエピソードできっちり浮気女話にしてしまった。
なのに、李応に頭下げて迷惑かけて祝家荘との戦いを作ってしまう、というあたり、どうしても
「晁蓋の形作ってきた梁山泊が捨てられないオタク」としては、たとえ楊雄がその後目立つキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。石秀・時遷の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
梁山泊で史進見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
林冲登場よりも前の段階で、好漢の哲学とか武芸十八般とかはこの人物で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの好漢が東平府でお縄にかかっていたんだよ、というのは、
別に史進自身がなんら梁山泊に貢献してなくとも、なんとなく史進好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる「世界の燃え尽きる日」でしか史進を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
智多星の「策」すなわち「落とし穴」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない宴を毎日生きる」的な梁山泊がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ中国中央電視台版『水滸伝』最終話は呉用の首吊り以外ではあり得なかったとも思う。
「終わらない宴はない」という無常の感覚が招安以降さらに強まっていたとするなら、その「オタクの気分」の
終着点は呉用の首吊りにあったんじゃないか、呉用は無用だなんてとても俺には言えないという、そんな感傷的な擁護はかけらも口にせずに、
単純に学究の失策を楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうお大尽風味の好漢を首領候補というかたちで入山さして、それが晁蓋時代からの好漢に受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9人まではあっさり決まったんだけど10人目は宋江でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
燕青から始まって宋江で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、晁蓋亡き後の梁山泊の首領となった人物でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい好漢がいっぱいいるので、宋江はやめた。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10人目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこの増田は。来年の今日がお前の一周忌」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
元増田が言及しているが、
猫に萌えという言葉が用いられており、それが「ねこかわいいよねこ」的な認識でもって普通のヲタどもが受容している以上、
萌える、という行為は性欲からは切り離されていると考えて相違ない。
公園の砂場で男児と女児が一緒に砂の山を作って遊んでいるとき、
男児「で。。。できた。。。えいっ、ふ−。ここにトンネルほろー?」
女児「いややー、そんなんよりもウチなー、これてーぶるにしたいねん」
男児「えー(しょぼくれる)」
女児「そいでな、ウチおくさんやるねん」
男児「おままごと?」
女児「ちゃうん、○○ちゃんのおくさんやるねん。だいじにしてな」
男児「///」
とかいう様をみるときにきゅうんと胸がどこか締め付けられるような感じを得るのであり、
そしてそれこそが萌えなのではないか、性欲だとか、ちんこたつだとか、そんなことではなく、ただこの胸の締め付け感こそが萌えではないか、と思うのであります。
まあ、どのくらいの数の脆弱性オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない脆弱性の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、Webアプリ脆弱性のことを紹介するために
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に脆弱性を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うような図解などは避けたい。
できれば、秋葉原とか筑波とかから突っ込みがはいるような微妙な奴も避けたいのだけれど、つい選んでしまうかもしれない。
あと、いくら脆弱性的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
プログラム言語オタがCOBOLは外せないと言っても(いましたね)、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
セキュリティは専門でもなんでもないが、クロスサイトなんちゃらとか、SQLなんとかくらいは聞いたことがある。
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、なんで一番がSQLインジェクションじゃないんだよとも思うけれど、たいていのWebアプリに必ずあるという普遍性(日本語変か?)とか、文字コードネタのバリエーションとか、DOMが絡んでわくわくするとか、Same Origin Polic何じゃそりゃという点では外せないんだよなあ。長さも3文字だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な脆弱性について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな脆弱性(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「Webアプリの専門家からいえば、この二つはアプリネタじゃないと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
侵入先のファイルが見えてしまうというハッカー的なものへの憧憬と、これによる逮捕者がいるという法的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもマニアックな
「よく眼にするけどあまり実害の思いつかない」/etc/passwd
「滅多に見られないけど、見つけたらゾクゾクする」/etc/shadow
の2ファイルをはじめてとして、オタ好きのするファイルを世界に公開(流出?うわ、日本語間違いが怖い)しているのが、紹介してみたい理由。
たぶん秋のDK収穫祭を見た彼女は「これCSRFだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
そして、われらがアイドルはまちちゃんの紹介のおかげで、この脆弱性が日本で大人気になったこと、
「やっぱりWebアプリの脆弱性は個人情報DBなんかがあるサイトのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「SSIインジェクション」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この脆弱性がふつーのホームページなどでも本当によく見つかるくせに、意外に問題視されていないレアっぽさが好きだから。
断腸の思いでJavaMailのAPIがTo欄やFrom欄に改行チェックいれているのに、なぜかSubject欄だけチェックがされてなくて脆弱性の原因になるかもって中途半端さが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「チェックする」ということへの躊躇がいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
ほかのメールAPIでもチェックが不十分なものはあるし、そもそもsendmail呼び出すときはチェックはアプリ側でやるしかないとは思うけれど、一方でこれが
Microsoftだったら意外にきっちりセキュアに仕上げてしまうだろうとも思う。
なのに、安全なAPIを使わずに(知らずに?)脆弱性を混入してしまうというあたり、どうしても
「自分の過去から知っている書き方でないと書けないプログラマ」としては、たとえ脆弱性混入した奴がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。脆弱性の高危険度と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でディレクトリリスティングによる個人情報漏洩事件をリアルタイムで見聞きしている人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
SQLインジェクションよりも前の段階で、個人情報の漏洩規模とかはこの脆弱性で頂点に達していたとも言えて、
こういう危険の高さが経産省あたりの個人情報保護ガイドラインにのっていたり、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく脆弱性好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるインジェクション系でしか脆弱性を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
UNIXシェルの「セミコロン」あるいは「バッククォート」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「ホワイトリストで対策すると安全なんだけど敢えてエスケープを究めたいマニア」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ佐名木版『セキュアWebプログラミングTips集』は20ページ以上もかけてOSコマンドインジェクション対策の説明しているのは、エスケープ手法以外ではあり得なかったとも思う。
「侵入先のコンピュータでコードが動いてこそなんぼ」というクラッカーの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「クラッカーの気分」の
源はOSコマンドインジェクションにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。昔だったら筑波方面、今だったら秋葉原方面から火のような「hiddenは危険脳」ブクマがつくか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう昔のIPA風味の解説をこういうかたちでブログ化して、それが非オタに受け入れられるか
突っ込みを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にSQLインジェクションを選んだ。
XSSから始まってSQLインジェクションで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、カカクコム以降のWebアプリ脆弱性時代の原動力と
なった脆弱性でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい脆弱性パターンがありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10パターン目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
Inspired by アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の登山オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない登山の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、登山のことを紹介するために
登るべき10山を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女に登山を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う海外遠征は避けたい。
できれば日帰り登山、長くても2泊にとどめたい。
あと、いくら登山的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
登山知識はいわゆる「学校の遠足」的なものを除けば、登山靴程度は持っている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「富士山以前」を濃縮しきっていて、「富士山以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。高さも日本一だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この高度過多な山について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな登山(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「登山オタとしてはこの二つは“景色”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のロック・クライミングオタが持ってる断崖絶壁への憧憬と、遭難者多数のオタ的な難関へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも魔の岩壁な
「童貞的なださカッコよさ」を体現する一ノ倉沢
の二沢をはじめとして、オタ好きのする岩壁を山にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「富士山だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の山がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
アメリカなら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり登山は自然観察のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「尾瀬」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この山にたむろう熊が好きだから。
断腸の思いで熊鈴鳴らしてそれでも出てくる、っていうヒグマが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「襲われる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
しょっちゅう熊が出て立ち入り禁止になるのを過剰とは思わないし、しかたないとは思うけれど、一方でこれが
富良野岳だったらきっちり登れてしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて立ち入り禁止区域を登ってしまう、というあたり、どうしても
「自分で決めたルートが捨てられないオタク」としては、たとえ山がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。山の高標高と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で剱岳登ったことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
穂高岳よりも前の段階で、岩場の哲学とか登山技法とかはこの山で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの山がアプローチ容易なこの場所にそびえていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく登山好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる黒部立山アルペンルートでしか北アルプスを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
登山の「体力づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから登る、ということではなくて。
「終わらないアプローチ」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ登山版『らき☆すた』最終話は赤石岳以外ではあり得なかったとも思う。
「車道化した登山道を登る」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源は赤石岳にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう立ち入り禁止の活火山をこういうかたちで登山して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9山まではあっさり決まったんだけど10山目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
富士山から始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降の登山時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10山目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
追記
まあ、どのくらいの数のブラウザオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないブラウザの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ブラウザのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にブラウザを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、インストールに過大な負担を伴うCUI用、音声出力のブラウザは避けたい。
できればプリインストール、入ってなくてもGUIインストーラ付きのブラウザにとどめたい。
あと、いくらブラウザ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
Sun好きが『HotJava』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ブラウザ知識はいわゆる「青いE」的なものを除けば、フォクすけ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ブラウザ戦争以前」を濃縮しきっていて、「ブラウザ戦争以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。機能もOSと一体だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなブラウザ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ブラウザオタとしてはこの二つは“独自エンジン”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のMac OS Xオタが持ってるCocoaへの憧憬と、元Dave Hyatt監修のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもMac OS Xな
「容量的なださカッコよさ」を体現するユニバーサルバイナリ
の二つをはじめとして、オタ好きのする機能を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「Safariだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のUIがその後続くかわからないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
日本ならFlash上でIMが使えなくて、それがブログで非難されてもおかしくはなさそうなのに、
アメリカでそういうのが後回しにされること、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりブラウザはWebサーフィンのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「Konqueror」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるAppleの思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも「RSS」を付ける、っていうネーミングセンスが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
Safari RSSという名前を俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
MozillaやOperaだったらきっちりSafari 2と名付けてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて「RSS」を名前に付けてしまう、というあたり、どうしても
「自分のソフトウェアを形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえAppleがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でNN2見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
NN4よりも前の段階で、ネスケの哲学とか独自拡張路線とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がパッケージでこの時代に売っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくブラウザ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる火狐でしかMozillaを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
Operaの「タブ」あるいは「マウスジェスチャ」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない標準議論を毎日続ける」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそもじら組版『和ジラ』最終リリースは日本語パック抜き以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化したIE専用サイトをdisる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はBork Editionにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうTim Berners-Lee風味の妄想をこういうかたちでブラウザ化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にロリ狐を選んだ。
IE4から始まってロリ狐で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、ふぉくす子以降のブラウザ擬人化キャラの影響を
受けた作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
まあ、どのくらいの数のちょいケルオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかしちょいケルの童貞臭さを肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないちょいケルの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、アニメのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「the most relaxing feel」「iamge」の正反対版だな。彼女にアニメを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うイベント、「芸能山城組ケチャまつり」「Sound Horizon Live Tour - 領土拡大遠征」などの参加は避けたい。
あと、いくらちょいケル的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
ちょいケル好きが『JVC WORLD SOUNDS』もちょいケルだ!と言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ちょいケル知識はいわゆる「テレビまんがから流れてくる劇伴」を除けば、菅野よう子程度は聞いている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「Enya以前」を濃縮しきっていて、「Enya以後」を決定づけたという点では
ただ、ここで「Enyaの姉がClannadというアイリッシュ・トラッドグループに参加して……」と言ってしまうと、「エロゲーオタ超キモイ!」と彼女との関係が崩れるかも。
この多重録音過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の癒しポイントを彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力(ニューエイジ臭くなりがちなちょいケル暗黒部をできるだけスルーするという意味合いにおいて)」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなヒーリングミュージック(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ちょいケルオタとしてはこの二つは“音楽”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のちょいケルオタが持ってる自然への憧憬と、エリック・ムーケとミシェル・サンチェーズのオタ的なサンプリングへのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもDeep Forestな
の二要素をはじめとして、オタ好きのする要素を音楽にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「Hallucinogenだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、このアルバムに収録されていた「Divine Moments Of Truth」がFlash作品となって大人気になったこと、
アメリカなら亜流が大量に発生して、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
ちょいケル界隈でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりちょいケルはアニメによく収録されているよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「地球少女アルジュナ」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける原の思いが好きだから。
ガムラン使いてーと言ってAKIRAで先につかわれくそー!と思ってもアルバムに収録されている「逃走」で使っちゃうっていう所が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
クゥの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
宮崎アニメの久石譲だったらきっちり自分の音楽の枠内にしあげてしまうだろうとも思う。
なのに、若草恵に頭下げて東南アジアの楽器を取り入れた劇伴を作らせてしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ原がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今のちょいケル若年層で生のそのままのブルガリアン・ヴォイスを見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
菅野よう子よりも前の段階で、ちょいケルの哲学とか女性ヴォイス技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品が民俗音楽として大昔にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくちょいケル好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる「Zone of the Enders Beyond the Bounds - Theme from Anubis」でしかブルガリアン・ヴォイスを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
KOKIAの「声」あるいは「歌詞づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない祭を毎日生きる」的な感覚がちょいケルオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそテイルズ オブ イノセンスの主題歌はKOKIAや姫神以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化した日常を生きる」というちょいケルオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「ちょいケルオタの気分」の
源はKOKIAなどの女性ヴォイスにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。彼女がカネダーテツオーと騒ぎ出すか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうむき出しのエスニックミュージックをこういうかたちでアニメ劇伴音楽化して、それが非オタに受け入れられるか
ナカマーハシルーを誘発するか、というのを見てみたい。
サンホラとかルルティアくせーハルヒのキャラソンとかあればゲラゲラ笑いながら聞きてーなぁ。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
まあ、どのくらいの数のギークがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「ギークではまったくないんだが、しかし自分のギーク趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないギークの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ギークのことを紹介するために
知ってもらうべき10人を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にギークを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
彼女の設定は
インターネットは普通に使うけど、フィードをがんがん読んだりする程じゃない。
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、ネットウオッチを濃縮しきっていて、ネットウオッチを決定づけたという点では
外せないんだよなあ。
ただ、ここで Plagger トーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
otsune は Plagger のソースを読むことで perl を習得したことであまりにも有名だ。 otsune はネットウォッチを効率化するために Plagger を利用しているうちに、いつのまにか Plagger の committer になっており、モダンな Perl のコードを書いている。
ただただ、がむしゃらにソフト開発をしていたいという考えって、「ギークが考える一般人に受け入れられそうなギーク(そうギークが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ギークとしてはこの二人は“人間”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種の最速主義者が持ってる最速への憧憬と、はては社員的なネタへのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも宮崎駿的な
「長髪なださカッコよさ」を体現するネタ
をはじめとして、ギーク好きのする LDR を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「 wassr だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のサービスがその後続きまくりなこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
アメリカなら Google に買収されて、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非ギーク彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり CodeReposはハッカーのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「 typester 」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、このユーザにかける征夷大将軍の思いが好きだから。
断腸の思いでかっこつけてもそれでも将軍くさい、っていう様が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにも将軍的だなあと思えてしまうから。
Yappo のよく分からない英語の発音を俺自身は冗長とは思わないし、もう一生捨てられないだろうとは思うけれど、一方でこれが
なのに、発言の端々で将軍臭を漂わせて POST してしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないギーク」としては、たとえ Yappo がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。将軍としての表情の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層で Sledge::ThereText のソース見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
Tatsuhiko Miyagawa のソースコードは可読性が高いことで世界的に有名であって、すごく技術的にバランスがいいので、世の Perl プログラマは学ぶところが多いでしょう
いわゆるKENT 的な CGI でしか Perl を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
ujihisa の Ruby で連投をギークとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「日常使っているものから連投する」的な感覚がギークには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ RejectRejectKaigi はビューティフルドリーマー以外ではあり得なかったとも思う。
そういうところを単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう Founder of 全裸/チンコが全裸でプレゼンしてそれを ust して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい
9 人まではあっさり決まったんだけど 10 人目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に dankogai を選んだ。
otsune から始まって dankogai で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、 Encode 以降の Perl 時代の先駆けと
なったギークでもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいいギークがありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい 10 人目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
via http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数の軽カーオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない軽の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、軽のことを紹介するために
知るべき10台を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタファッションガイド」の正反対版だな。彼女に軽を布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、軽規格制定前の車は避けたい。
できれば660cc、小さくても550ccにとどめたい。
あと、いくら軽カー的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
軽カー知識はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、ジブリ劇場用アニメ程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「規格改正以前」を濃縮しきっていて、「規格改正以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。トールタイプだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な軽について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな軽(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「軽オタとしてはこの二つは“自動車”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
たぶんこれを見た彼女は「ミニだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
このクラシック系譜の軽がその後続いていないこと、これが以前の日本では大人気だったこと、
当時の主な車種にこの設定があって、それが今の日本で続いていてもおかしくはなさそうなのに、
最近の日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱり軽は実用性のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「アトレー」
でもいいのだけれど、そこでもこっちを選んだのは、この車にかけるダイハツの思いが好きだから。
断腸の思いでエンジンルームを削りに削ってそれでも2000mm、っていう室内長が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「ボンネットを捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
室内長の広さを俺自身は冗長とは思わないし、もう伸ばせないだろうとは思うけれど、一方でこれが
なのに、各所で工夫してエンジンルームの整備性に迷惑かけて2000mmを作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の軽自動車観を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえダイハツがそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。車自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でワークス見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
規格改正よりも前の段階で、軽スポーツの哲学とか技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品が旧規格時代にひしめき合っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく軽好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるスペシャリティなcopenでしか軽スポーツを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
スバルの「車づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「コンパクトでも生活に大切な車」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『軽自動車』という規制枠以外ではあり得なかったとも思う。
「コンパクトに日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はスバル360にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうオフロードも走破できるSUVをこういうかたちで軽して、それが非オタに受け入れられるか
乗り心地や燃費への文句を誘発するか、というのを見てみたい。
9台目まではあっさり決まったんだけど10台目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にiを選んだ。
ワゴンRから始まってiで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、21世紀以降のエコ時代の先駆けと
なった軽でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。