はてなキーワード: どっちもどっちとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1876833
ここのブクマで「更年期のしわわ」呼ばわりと「キモいおっさん」という言い方がどっちもどっち、というような散見されるが
そんな訳ないだろう
「キモいおっさん」というのは別に年齢や性別それ自体を問題にしている要素はないのだから
「おっさん」というだけならただの「おっさん」でしかなく、そこに別に「キモい」要素は特にない
少なくとも『月曜日のたわわ』に関する話題で「キモいおっさん」だと言われているのは、顔も描かれていないし年齢も不明な主人公の男性だ
「キモい」が付くのはあくまで電車で見掛けた女子高生に対して『男好きする設定』などとレッテル貼りし
「頑張ったねクーパー靱帯」などというLINEを送るその言動がただひたすらに「キモい」と言われているだけだ
そして『月曜日のたわわ』を愛好しフェミニストへの攻撃を繰り広げる男性達もあくまでその発言内容をもって「キモい」と言われているのであり、そいつの顔も年齢も一切関係はない
それに対して「更年期のしわわ」というのは発言内容にも言動にも一切関係なく、ただ単に年齢を重ねた女性であるというだけで侮辱している
本当に理解出来ないのか?
例えば「ロシア」という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?
引用した文章は、河瀬氏の東大入学式祝辞の一部。燃えてるのは、『「ロシア」という国を悪者にすることは簡単である。』の部分。
Togetterのまとめをざっと見る限り、「ロシアが悪者に決まってんだろ。」「どっちもどっち論に持ち込むな」などといった批判(と中傷)が多い印象。Togetterのコメント欄には、『平和主義者だと思っていた人たちは、いざ戦争が始まったら侵略者を賛美する好戦主義者でした』っていうコメントも。
Togetterのまとめ
→『東大入学式で河瀬直美氏「ロシアを悪者にするのは簡単」→「いや完全なる悪者です」「歪んだ価値相対主義」「中立の名を借りた判断停止」と批判殺到』-(https://togetter.com/li/1872195
河瀬氏が「ロシアは悪者ではない」と主張していると勘違いしてない?
そうじゃなと『いざ戦争が始まったら侵略者を賛美する好戦主義者でした』って感想出てこないでしょ。
河瀬氏が新入生に伝えたいのは、「多角的な視野を持って欲しい」という事じゃないの?思考停止して「ロシアは悪!」って決めつけるんじゃなくて、両国のバックボーンや主張を理解した上で判断してほしいと伝えたいんじゃないの?
これから大学で学び、探究心を持って未知の世界や真理を追究していく上で、物事をいろんな角度から観察して見定めてほしい、っていう至極まっとうな話だよこれ。
一体この祝辞のどこをどう読んだらこんな酷い勘違いするのやら...。っていうかそもそも読んですらいないのか。反射的にバッシングしてるからこんなチンプンカンプンなこと言えるんだろうな。
一昔前に「AI vs.教科書が読めない子どもたち」なんて本が話題になってたけど、世の中「教科書が読めない大人たち」ばっかりやな...。
国旗を振ることが安易な政府礼賛と結びつきやすいことはわかる。それは左派の人のポリシーに反することだろう。
仮にウクライナが生き残ったとして、今回いろいろ無理をしたことが遠因で政府が暴走しないか注意する必要があることや、緊急事態であっても政府権力は一定の統制を受けなければならないこともわかる。プーチンは荒っぽい手を躊躇なく使うことで「ソ連崩壊後の混乱」を収拾した功績で求心力を高め、独裁化に至った。
しかし、こういった左派の人たちが注目してきたことは、あらゆる戦争が「どっちもどっち」とか「政府間のもめごと」に過ぎず、従って「苦しんでいる市民と連帯していればよい」ことを直ちに意味するものではない。
戦争はいろいろな経緯で始まってしまう。「どっちもどっち」な「政府間のもめごと」かどうかは戦争の経緯や何が争われているかによって決まるのであって、すべての戦争が「身勝手な権力者たちの都合」で始められるわけではない。
もしこれが植民地争いの過程で生じた戦争なら、「どっちもどっち」でありどちらの旗も振るべきではないということになるかもしれない。しかし今起きていることはとても「どっちもどっち」とは呼べない主権国家が主権国家を、おそらく領土的野心を持って一方的に、違法に侵略しているからである。
白昼堂々侵略が行われていることは、曲がりなりにも保たれてきた第二次世界大戦の世界の国際秩序をひっくり返す可能性がある。国境を変更することはそれくらい重いことなのだ。日本や台湾はまさにこれを懸念し、ロシア制裁に踏み切っている。
そうであるならば、我々は突如として惨禍に直面し、抵抗を続けているウクライナ市民のみならず、抵抗を続けることで国際秩序を守っているウクライナ政府に対しても(少なくともこの大惨事から回復するまでは)連帯し、支援するべきなんじゃないだろうか。それは旗を振る行為も含まれるんじゃないだろうか。