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はてなキーワード: 電子化とは

2012-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20120211212320

お前んとこの図書館が貧弱なだけじゃねえの?

ってところに,すべて集約されてる.

図書館がない立場に一回なると,手持ちがなくなった(電子化される前に書いた)自分の別刷りをもらうにもかなりの料金が必要だ.おまけに紙ではないかpdf 化された別刷りを印刷して渡すという行為も難しい.

特に問題は,そういうふうに囲い込んで

規模に応じて大幅な値引き

すなわち,裕福な図書館を持つ研究施設がある研究機関はふんだんに論文が読める.また,(時にはクソみたいな数稼ぎの)論文数はふんだんに出てる研究機関論文へのアクセスが容易だけど,そういうポジションにいない人間学会(?)的なところに一石を投じるのはどんどん難しくなる.ということにトップ出版社がくみしてる.ってところが問題だし,科学の発展を著しく阻害してると思うよ.

個人的には,そういうヴォリュームのみ勝負の自称研究者は○ねばいいと思ってるし,元記事のようなむーぶめんとってのが広がればヴォリューム勝負研究者は生きていけなくなるんだろうな(なるんかな?)ってか,図書館側が優位に立っていて,以前よりディスカウント厳しくってひどい話なんだよ,的な立ち位置など,研究者目線じゃなくて,コンテンツビジネス屋さんのもの言いだよね.

2012-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20120204145251

ところが簡単に手に入らない本というもの存在する。

絶版になって電子化も行われない。

そういう本はもう一度手に入れるのは難しい。

読み返す可能性のある本は捨てないほうがいいのではないか

そういうオレは本が捨てれないばかりに困っているのだが。

2012-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20120203212953

HVとかEVに限らず、クルマ電子化って何年も前から進んでるよ。

いまはソフトのほうの開発者が欲しいんじゃないのかなあ

2012-01-29

本を捨てたいんだけど愛着があって捨てられない。

読み返す可能性もあるし。

電子化も考えているんだけど、準備が必要だし作業も面倒だ。

かといってこのままでは家の中がいつまでもダンボールだらけだし。

うーん。

2012-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20120102094022

クリエイターが思い上がってるのではないか、という増田意見には同意

俺が異業種から出版業界転職した時に猛烈に感じたのがその種の「思い上がり」。

特に年配の人間がそれを公言してて、

「俺たちは雑貨を作ってるんじゃないぞ。文化創造してるんだ。 舐めるなよ」

というセリフを常にどこかで聞かされて、辟易したものだ。

20代、30代はそこまでバカじゃないけど、やっぱりその手の根拠のないプライドがやたらと高い。

不愉快まりなかった。



ただ、エントリの後半で、増田が今話題の自炊代行業者への提訴まで、思い上がりのなせる業だと判断したのには同意できない。

これは豊かな文化を守るための戦いだと考えるからだ。




昨今の書物の電子化を求めるネット利用者からの声は、確かに大きい。

だが、音楽業界をみて欲しい。

音楽ダウンロードが安易に出来るようになった結果、人々が音楽お金を払うことをバカバカしく感じるようになった。

音楽業界お金が落ちなくなり、業界人が食えなくなり、業界に余裕がなくなり、面白い新人が育たなくなり、大手の寡占化が進み。業界自体が衰退して、愛好家以外が音楽を聞かなくなった。

文化が衰退するときは一気に衰退するいい見本だ。

必ずしも安くて便利にすればいいというものではないのだ。

「便利だから」「安いから」

という理由で電子化が進み、出版業界お金が回らなくなれば、良質な活字文化崩壊する。

それは文化の繁栄に、結局は繋がらない。




増田のいう如く、出版業界は娯楽産業だ。

なくて困る類のものではない。

からこそ、市場には馴染まない。

市場の短期的なスパン文化育成のために必要なスパンはあまりに周期が異なるからだ。




衰退した音楽業界に比べて、成功しているのが宝石業界だ。

デ・ビアスという会社世界ダイヤモンド市場を牛耳り、価格統制を敷いている。

しかしそのために、価格の値崩れが起こらず、業界全体は繁栄を謳歌している。




出版物を電子化から守ろうとするのは、業界にカネを還流させるために必要な行為であって、出版業界関係者の思い上がりとは分けて考える必要がある。

ただ作家達も、書籍電子化自体に反対すればいいのに、そこに反対すると、頭が古いとか利己的だとか思われるのを嫌ってか、自炊代行行為にのみ反対し、その根拠を「書籍への愛」などという感情論に持っていくから、下心を隠しているようで、人々の支持を得られていない。

残念でならない。

2011-12-23

品揃えさえ十分あれば電子書籍は売れる

と思うんだよね。

全ての本を出せとは言わないけど、ベストセラーだけでも「ほぼ確実に電子化されている」状況になってくれれば。

今の段階では「欲しいと思った本はまず電子化されてない」もの

アマゾンなんか見てると凄いよな。

本の多くがkindle版も出てる。それでいて紙版より安い。そりゃ普及するわ。

本の電子化適正価格

出版社電子書籍に本格的に移行することを渋ってるのは

価格決定権を出版社カルテルで維持できないってのが最大の問題だと思うんだよね。


今までがいか出版社にとって「恵まれた」環境であったのかがわかる。

小売店としてはまともな作品がまともな価格で、まともな数、リスクなく販売できる。

編集者は、作家編集者の協力体制で作品を作っていくことができる。作者の数だけ編集存在できる。

作家としてはまともな作家は、作品を書いてるだけでメシが食える。

漫画家はぎりぎりの人も多いらしいけど、それでもアシスタントに金払ってなお、作品に専念できる)

それぞれ不満もあったろうけれど、とてもとてもいい環境だった。

電子書籍になったら、多分全部崩れる。 特定のタイプ人間しか生き残れなくなる。





特にitune storeやAndroid shopでの電子書籍での売り方を見てたら、こんなんで勝負できるか、と思ってしまう。

まず小売が死んじゃう。




今のところ、電子書籍がすごく安く提供されてるけどこれができる人って限られる。編集なんて尚更。

1「よく売れた本」「少なくとも紙で元がとれた本」でさらに利益を上積みしようというバックエンドのケース

もしドラ電子書籍版とか、女医セックスとか。ある程度価格を強めに設定できるけどそれでも書籍の半額以下。




2 無名な人や、バックエンド商品を持ってる人が無料に近いダンピング価格で客をつかむケース。

最初から自分の本をフロントエンドと位置づけていて、安くても自分の本を手にとってもらって次回作以降に続けようとしてる。

フォレ○ト出版なんかで書いてた著者は、もともと本なんてただの客寄せです、って感じなのでどんどんこのパターン遣うんだろうけどね。




3 まともな価格で売れるのは、高田純次などの有名人が手慰み的にやってる場合。これだってバカ売れしたのはダンピングのおかげ。

平安時代じゃあるまいし、吉田兼好とか紫式部みたいな、宮廷生活で生活が保障されている人以外は本かけませんってんじゃ困る。





4 作者自身のキャラクターが受けるなど、作品以外の商品展開が可能な場合

今はまだないけど、AKBメンツが本を書くのもよし、ラノベキャラクターアプリ販売とかと連携するもよし。

っていうか基本的に、なんかとのタイアップが前提であったり、「合同企画本」みたいなのがワラワラ出てくる気がするんだよね・・・

同人レベルクオリティになりそうな気がする。




5 無名作家は作品発表しやすい

ネットだと「小説家になろう」とか、ケータイ小説だと無数のサイトが展開されたみたいに

基本無料で読み放題のサイトがまぁスマホ最適化された形で提供化されるんだろうなぁ。

そんで人気が出たやつだけパッケージ化されて売れる、と。

ただこれだとバカ売れ作品ってのはそうそうでないと思う。 あと「王様ゲーム」糞すぎ氏ね




から5のドこに編集が生きる道があるんだろう。5をパッケージ化するところくらい?

編集さんってどういう所で頑張ってたんだろう。編集者ってどのくらい必要なんだろう。 

「修正が聞かない本というパッケージ」において、ミスなく作品を世に送り出すため?

作品そのものの方向性やアイデア出しのため?

問題があったら後から直せばいいって考えたら、パッケージそのもの価値が認められないなら、

作者が自分で考えるからいらないっていったらイラないのかな?




まともな作家がまともな価格で、かつ電子書籍ならではのギミックを搭載してチャレンジしたケースだと村上龍があるけど、

同じ価格だったら本のほうがよく売れた、というのも興味深いところだよね。

いやまぁ全部音楽業界ですでに言われてることだから今更感はあるけれど、

音楽は急激な変化に耐え切れず「今までだったらやっていけた層」が駆逐されて、

そこをAKB48テレビ番組アニメプロデュースユニットが吸収しちゃってるってのがなんだか悲しいなーと思うのね。




というわけで結論なし。ここまで書いてるうちに出版するってどういうことなんだろうってことを全く知らないことに気づいた。

特に編集者仕事って何だろう」ってのが気になってきた。あれこれ読みます




http://anond.hatelabo.jp/20111223110147

今でもごく一握りなのかもしれないけれど、すくなくとも数字的にみれば約3万人の作家がいるわけよね。多いと思うんだ。多すぎる。

「多すぎる作家の中で食っていける作家が一握り」というよりも、私が強調したいのは「現在食っていけている作家が十分すぎるほど多い」ということ。

これが、電子書籍世界では今よりもっともっと減って必要最低限を下回るのでは、私が考えるような「あんまりイラない」作家しか残らなくなるのでは、と要らぬ危惧をしてみました。

2011-12-22

本来電子化の先駆けとなるべき学術文書がちっとも電子化されてないってことを考えてみれば

たとえレポジトリだろうが、URLURIを出典に記してフルボッコな現状を鑑みれば、

クリエイティブ・コモンズとなった学術書をweb公開してみたりしてもフルボッコ

何をやってもフルボッコなのだ

電子化なんてお前らの孫が死んでから実現するとでも思っとけ

その点トッポはすげえよな、最後までチョコたっぷりだし

問題は、コンテンツ受け手から作り手へのお金の流れが細くなることだけ。

将来的なある程度の衰退は確実とはいえ、コンテンツ電子化を拒むこと=衰退を遅らせることとして意味はあると思う。



そして、受け手から作り手へお金が流れる仕組みが細ると、作り手が細るのも確実。

子供の夢は置いといたとしても、その道で食っていくプロが減ると、そのコンテンツ業界クオリティが下がるのも確実。



本当は電子化が進んでも受け手から作り手へお金が流れる仕組みが細くならないのが理想なんだけど、

電子化を進めたい人たちはまず普及ありきでコンテンツを買い叩き、安く売ってしまう。

これが一番の問題。

コンテンツが安いのに慣れてしまった受け手は、作り手へ高いお金を払うのが馬鹿馬鹿しくなる。

するとコンテンツの作り手が焼け野原になる。



プロがいなくなり、学生や、別の仕事で食ってる人が片手間で作ったコンテンツばかりになる。

今、この問題が様々なコンテンツ業界で起きている。

http://anond.hatelabo.jp/20111221211549

2011-12-21

音楽業界と同じ過ちを繰り返す出版業界というトンチンカンな指摘

電子化対応しないと音楽業界と同じように出版業界も衰退すると言っているアナタ

ちゃんと現実が見えていますか?

今や日本音楽業界アメリカを抜いて世界一の規模になっているんですよ。

電子化を推し進めたアメリカが沈み、拒み続けた日本世界一位になる。

どっちの判断が正しかったんでしょうか? ちゃんと現実を見てください。

電子化対応に遅れたから衰退したんじゃない。

電子化対応たから衰退したんですよ。


電子化して市場規模が縮小するってことは、その業界で食べていける人が減るってこと。

業界で食べる人が減るってことは、その業界で生きていきたいという子供の夢を奪うこと。

今の日本アイドルブームをみなよ。アイドルにないたいという夢をかなえる子供たちが、

どんどん現れ、そして、その夢をかなえている。さらに外国からも夢をかなえようとくる。

市場が縮小したら、そんな夢すら見れないよ。



このまま日本が、電子書籍化を拒み続けたら、出版でも世界一位の規模になれますよ。

2011-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20111218190123

そもそも図書館て、紙の本じゃないと成り立たないサービスなんじゃないか

というか、電子化されるとそもそも「貸す」という需要がなくなる

2011-12-01

国立国会図書館(関西館)のススメ

さる土曜日国立国会図書館関西館にヒマを潰しに行ってきました。存外良かったのでみなさんにお知らせ。

Official サイトはここ。http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/index.html

オシャレ

外観がこれ。

http://mbp.tumblr.com/post/13545972949

中は天井が異常に高く、吹き抜けみたいなホールを下っていくのでなんか得した気分になれます

なかはあんまり写真とっちゃダメっぽい雰囲気だったので写真ありません。

設計どこだろ。

論文が割と読める

第一の目的はこれ。最近論文読める環境にないのでネタ探し興味本位で行ってみた感じ。

電子ジャーナルに関しても読めるものがあります

しかし!蔵書はされていても全部のジャーナル電子化されているわけではありません。

化学系だとScience Direct系は読めるんですが、ACS系やNature系は書物としてなら読める感じです

目星論文見つけて行ったほうがいいかですね。

周りに何もない

車で行くしか方法がないと言っても過言ではないほど区画整理された土地にあります

SPring-8彷彿とさせる。しかしあそこよりは都会かも。

場所京都府相楽郡精華町といって京都の南、奈良との県境くらいの場所です

入るのがめんどい

B5以上の書類が入るバックはロッカーに入れる必要があります電話とかも原則禁止。

カメラ禁止。持ち込みPC場所を限定して許されているようです

入るために一時入館証を発行する必要があります。住所電話番号まで必須

館内でインターネットするためには継続カードみたいなのを発行する必要あり。

いろんな人がいる

こんな僻地国会図書館来てまでスポーツ新聞やらインターネットしてるひと、

かたや難しそうな本を読んでいるひとなど。

ビニール袋みたいなのに入れれば持ち込みできる?のかな、

ちょっと確認してないですけど、勉強してる人もいました。

なかなかい環境だと思います

隣のおじさんはずっと縮刷版の新聞読んで唸ってました。

日曜開いてない

カレンダー通りの休みが来る人にはつらい…ほんとうに…なぜ…

まとめ

ボロクソ書いたとこもありますが、みんなの財産なので国会図書館、一回暇つぶしに行ってみてはどうでしょう

ド平日とか混んでたりするんでしょうか?イベントもやってるみたいですね。

カフェも入ってるみたいですよ。

2011-11-25

http://anond.hatelabo.jp/20111125175725

もし大学のxx先生研究室じゃないと研究できないって分野が特定されているならともかく、

そこまでじゃないなら他大学の院や大学院大学もあたっていいんじゃない

院試浪人自分の意思が固い&学費と生活費確保できるならしてもいいんじゃない

春休み研究室も手が空くから、他大のめぼしい研究室訪問して相談情報収集に当てればいいと思う。

先生についていったタイプの人でも先生が他大学に移動することになって

移転大学の院入試受けて4月研究室ができると同時にM1となって入った人もいる。



研究職や理系職種にこだわるなら、商品開発(とくに食品系などBtC)は穴場で普通に学卒も採用されているよ。

それか学校にある分析機や各種装置メーカーの営業だと理系優先で取られるし、

仕事先も学校研究所分析センターから研究室雰囲気に近いかもしれない。

あとは講談社はもう無理だけど理系の専門書・入門書出している出版社も募集あると思う。

特に電子化に積極的なところは手が足りないから通年採用しているかもしれない。(国内出版社ではないかもしれないが)

2011-10-30

何が違うっていうんだい

ソーシャルメディアだ、ニコニコ動画だ、電子書籍だ、TPPだ、と色んな事言うけれど

いったい今までと何が違うんだって言いたい。



たまに人と会話したり、テレビを見ながらひとりごと言ったり、適当に本読んだり、輸入食品食ったりしてるじゃないか

それがネット上に乗りました、双方向になりました、電子化されました、安かったり高かったりするものが色んな方向から出入りするようになります



ってだけでしょ?

何を大騒ぎする話なのか。



これからはどうなる、いままではこうだったとか、誰がなんだとか、それがどうだとか。

お金とか権力とか、それにまつわる何とやらを持ってたり、持ち続けたい人と、奪いたい人の争いなだけじゃないですか。



自分がどうにか出来る事なら精一杯出来る事をやるべきだけど、なんにも出来やしないです

はなっから席についてすらいないんだもの。席に着かせてくれさえもしないだろうけどさ。



身の程を知る、なんていうのは良い気分だけのものではないけれど、

流されるだけしか出来ない事について力一杯に議論したり、熱く語ったりしていて、むなしくなったりしないの。

自分人生に諦めた訳ではないけれど、自分が出来る事を着実にこなしたい。すべてはその後の事。



そもそも皆を奮い立たせてどうのこうのということを言える程、皆に期待も出来ません。

自分自身の事ならあきらめも、がんばりも利くけれど、自分からミリでも外に出てしまった事をコントロールする事は出来ないのだもの



オバマテレビで演説しようが、Podcastで配信しようが、ニコニコ動画で配信しようが、書籍出版しようが、電子書籍出版しようが

関わる人が変わっただけで、劇的に時代が変わったとは思えない。

それは、オプラでも、アルゴアでも、ジョニーデップでも、野田首相でも、ひろゆきでも、ホリエモンでもおなじ。



唯一、直接文句を言った気分になれるようになった所だけじゃないの。

でもさ、それってこちら側の気分だけで、きっと相手は変わってないよ。



そう思うのは、私だけなんだろうか。

新しい時代なんていうのは、いったいどこにあるんだろうね。



からない私には新しい時代は来ないのかもしれない。

2011-10-29

電子出版を巡る出版社立場お金編)

つうか、Amazon kindle上陸の話な。

電子出版で、Amazonの取り分が55%もあるので論外だとかなんとか。

最初に書いとくと、その取り分は絶妙妥当だ。



匿名としてリークさせてる記事があったり、何でそんなことになってるか、なんで出版社はそれが正しいと思ってるか、

(あくまでも友人が出版社につとめていてその話を聞いた中から)説明しようと思う。

迷惑かからない範囲でぼかすし、全ての出版社がそうではないし、危機感を持ってる若手は多いというのも念頭においといて欲しい。



まず、出版の経路から。7割を占めるのが一般書店だ。(残りはコンビニとかね)

作者→出版社→取次→書店→読者



それぞれの役割を簡単に振り返っておこう。

出版と取り次ぎだけ補足しておこう。

出版社は、紙に印刷するダケじゃなくて、編集して校正して割付して校了してと、色々調整してくれたり売り込んでくれたりと本当に色々やってる。なので高給取り。

取次が何であるかというと、出版大手5社で3割を占めるとは言っても、細々した出版社が数千社ある。数万ある本屋といちいちやりとりしてらんないので間に挟む。



で、Amazonの55%ってのが一人歩きしても変なので、まず今までの金の取り分を見ておこう。

  • 作者:10%
  • 出版社:60%
  • 取次:8%
  • 書店:22%

さ、コレを見てAppleの30%が取りすぎだ!とか言ってた人は少し考えてみよう。

書店出版社の人がパーセンテージに関してあまり触れないのは、当然この割合が念頭にあるからだ。

小売りや飲食店など、商売をした人ならわかる通り、経路が存在すれば当然その人たちに払うお金がある。

本屋は当然ボランティアじゃない。売ったらお金をもらえるからやっとるわけだ。



1500円の本を売れば、330円本屋の儲けになるわけだ。取次は120円、著者は150円出版社が900円。

(実際には金融揶揄されるぐらいややこしくて酷い事になってるけど、まずは割合で)



よく、取次だとか印刷をすっとばせるから電子書籍は安くできるはずだ!と言われている。

出版社の6割の取り分のうち、紙への印刷が大部分を占めてれば確かにそうだ。でもそうじゃないことが多い。

また取次も8%なので、そんなに減らない。

具体的に1500円の本で考えてみよう。

これぐらいが、おそらく既存出版社が考える限界ラインだ。

どうだろう、安いだろうか?高いだろうか?



ただ(出版社最後まで印刷にかかる経費の割合を出さないだろうけども)印刷諸経費は20%〜30%ってとこだろう。

電子出版なら、出版社の取り分は、さらに削ろうと思ったら削れる。

割付を無視したり、印刷製本営業を削れるからだ。



さて、黒船Amazonを振り返ってみよう。

紙の本より安く売る、55%が取り分だ、かなり豪快に見える。

出版社の取り分が45%になるわけだ。

希望小売価格から55%を引いた額となっているのは、Amazon100円セールで売って45円払うわけじゃないよ、と言ってるのだろう)



ここで、日本で受け入れられるであろう電子書籍希望小売価格を考えてみよう。

紙の新書1500円を電子1000円で売るのなら、まあ納得してもらえるだろう。

1000円なら、Amazonが550円(55%)、出版社が450円(45%)となる。

ただし、出版社は著者に印税を払うから、450-150=300円(30%)の取り分になる。

ここで「あれ?印刷費は2〜3割を占めてたんだから妥当じゃない?」と思ってはいけない。元々1500円の本だったハズなのだ。

まり、900円(1500円の60%)のうち、印刷製本が半分を占めていたとしても450円(1500円の30%)が出版社の取り分だった。

これが、300円(1000円の30%、1500円なら20%!)になってしまう。出版社は、努力しなければ達成できない数字だ。



まとめよう。

Amazonは、取次8%+書店22%+印刷25%=55%を寄越せと言ってきている。

これはまあまあ妥当な金額だ。(判型を合わせる手間で5%ってのもまあ妥当

問題は、電子書籍は安いはずだという圧力から希望小売価格」を下げざるを得ないことだ。

すると、割合は妥当でも、金額で一冊あたりの儲けが減る。これが難しい。

しかし、自分出版社けがkindleから出ないのは怖い。だから、牽制し合う。

(これに小売りである書店との関係だとか、自前の電子書店だとかが絡むと、とてもややこしい)

正直、弱小の出版社だったら飛びついてもおかしくない。

在庫抱えなくて良いし、電子化もやってくれるってんだから



流石にアマゾン日本出版社が飲めなくもないギリギリの金額で攻めてきている。

出版社はイヤなので、55%だとか60%がすごく大きい金額だと思って欲しい。

さらに、電子書籍からって安くならないよ、とアピールしたい。

それが今Amazon Kindleを巡る出版社立ち位置になる。

http://anond.hatelabo.jp/20111029170347

Amazon擁護っつか、日本出版社電子化のろすぎんのが悪い。

大手の出版社電子化すれば自炊なんてしなくて済むんだけどな。

という人間も多いと思うんだがなー

2011-10-28

まったく合法な自炊サービスを考える。 への反応の反応

http://anond.hatelabo.jp/20110907193725

を書いた増田だけど久しぶりに増田ログインしたらトラバがついてたんでお返事。

http://anond.hatelabo.jp/20111005112736

見てるかわかんないけど。

オプトイン・オプトアウトについて

許諾に関してだけど、業者はまずホワイトリスト制にすべきだよね。ブラックリスト制じゃなく。

これはそのつもりで書いてますブラックリストホワイトリストという言い方ではなくて、オプトイン、オプトアウトという考え方で。元記事にも書いてあるんだけど、日本法律ではオプトアウト方式は認められていないので、合法にやるにはオプトイン方式でないと無理だと思っています

オプトアウト方式が認められていないのに、著作権違反はいくら大規模にやろうと親告罪であると言うゆがみがあると思っているんで、個人的にはそこは改善されるべきだと思っているけど。フェアユース導入なり、大規模著作権違反の事案は摘発が可能なようにするとかバランスを取るべきだと思う。

自炊されたデータ違法流通した場合自炊業者の責任について

例えば自炊依頼のために許諾を求める業者は、その結果に責任取れるんだろうか?

例えば、何らかの事情データ漏れて実害が出たとき

その責任の所在を、自炊業者に求めるなら、法的リスク収益で割が合わないだろうし、事故として上限免責されてしまうなら、許諾するのが馬鹿らしい。

これはそもそも自炊業者には責任は発生しないと考えます。許諾を得ていればもちろんのこと、許諾を得ていない真っ黒な現状でも。

電子書籍でもDRMフリーで販売されているものがありますが、そのDRMフリー電子書籍違法流通して実害が出たとしても、DRMフリー電子書籍を正規に許諾を受けて販売した業者は責任を問われないのと同じです。違う言い方をすればコピー機を有料で貸し出しているコンビニや、ドキュメントスキャナコピー機を製造している業者が違法性を問われないのと一緒です。もちろん違法流通のために特別な何かをしている場合は別だし、幇助レベルではない別の違法行為があれば違います

実際に裁判で訴えられるとしても訴える側が自炊業者側に違法性を予見して未必の故意があった等と言う事を証明しなきゃならない事になるわけだけれど、そんなことはまず無理だと思う。

自炊業者と権利者との信頼関係について

証拠(因果関係)が希薄から自炊業者無罪なら、余計悪い方向だ。

実際、市場では自炊業者は縮小傾向。

ちなみに。

電子透かしを求めようが、何をしようが、業者が故意に行うデータ流出は防げないし、アフィリ等で流出の方が儲かる事情があれば簡単に崩壊する。

これは信頼関係を築いていくしかないと思います。と言うのはこれ電子書籍に必ずついて回る問題だし、昔は書籍についても同じ問題がついて回っていたから。と言うのは、販売量は業者しかからないと言う事だからです

最近の本でも伝統がある出版社の本なら奥付に「検印廃止」って書かれているのを見る事ができると思いますが、これは何かと言えば昔は出版社が作者に内緒でたくさんすって売っているのではないか(いわゆる偽版)を防ぐために、著者が検印を押した紙で確認するという事が行われていた名残です。同じ版をつかって作者に内緒で刷って裏流通させているんじゃないかと言う疑惑があったんですね。また電子書籍でもDRMがあろうがなかろうが、電子書籍販売業者が横流ししていると言う疑惑は当然ついて回ります

もちろん、「状況が同じだからって自炊業者が問題無いわけじゃないだろ」って話は当然あって、だからベンチャーなんかがぽっと出でやるのは難しくて、信頼のある印刷業者やら取次やらが既存自炊業者をノウハウごと買収してやるのがいいんじゃないかと言う〆にしてあるわけです



最後に。需要市場規模

自炊の可否が圧力になるくらいなら、そもそも電子書籍市場が先にできる。

電子書籍市場が必要ない位のニッチなら、そもそも圧力になんかならない。

実は元記事では触れてなかったけど、ここにある需要があって商売になるかってのが最大の問題としてある。でこれについてはなかなか難しい。

けど、逆にニッチからこそやれるのではないかと思っている。

今後電子書籍黎明期を脱してくるだろう思う。Amazonが来るぞとか言う印象論ではなく、

などが主な理由で、つまりは大手出版社が本気になりつつあるからと言う事なのだけれど、だけどこれは新刊や比較近年に発行されたものに限ると思うんだよ。

一方今自炊したいという人の話を聞くと、だいたい2種類需要があって

  • 新刊をタブレット端末で読みたい
  • すでにある本を電子化して圧縮してスペースを空けたい

と言う所なんだけど、電子書籍が普及してくると前者の需要は尻すぼみになると思う。と言うかむしろ成りつつある。わざわざ同価で販売されている電子書籍DRMがあるからといってわざわざ自炊する人間がどれだけいるのかというとそんなにいるとは思えない。

一方後者需要なんだが、こちらはむしろ電子書籍が普及すれば普及するほど増加してくるんじゃないか。今でも切実にスペースが足りない人は多い。たとえば私もそう。で、電子書籍環境だんだん使い物になるようになってくると、その欲求はどんどん膨らんでいくと思う。

また電子書籍で本を読むことが当たり前になってくると、古い蔵書を読みたいという時、紙じゃなくて電子化して読みたいという需要もどんどん増えてくると思っています

しかし、新刊書籍については需要もあるし、DTPデータも丸ごと保存された状態から発刊と同時に業務フローの一環で電子データを作る事ができるからコストは安くすむし、どんどん電子書籍が出るだろう。

一方、古い書籍はどうだろう?DTPデータが消えてしまっている、あるいはそもそもDTPで作られていないとかで電子書籍を作るコストも新刊書籍より高い。しか需要ニッチから作成コストがとれない。だから全ての書籍カバーすることなんてとうてい無理だ。ただこう言った事情から電子書籍が出ないのであって、権利問題がある訳ではなかったりするのも多いでしょう。電子化するコストは多くの人が言うほど安くはありませんし。

そこに、自炊業者と言うのは存在していけるのではないかと思うのだけれどどうだろう。確かに今の違法でありつづけることで必要なコストを払わない対価ではとても無理だが、たとえば引っ越し業者などと提携して、貴方の蔵書丸ごと電子書籍しますといったサービスとしてはありえるのではないか、許諾があるもの自炊し、許諾がないもの既存電子書籍がある場合はそれを案内しつつ、どうしても許諾がなく電子書籍化もできないものは返却する。(希望に応じて裁断だけ手がける)電子書籍化の要望が強いが権利者不明などの理由によってできないもの裁定制度を利用するといった電子ライブラリ構築エージェント的になれないかと思うわけです

こう言う希望があるからこそ、自炊業者はきちんと合法でやって欲しいと思うのですがね…。

2011-10-17

http://anond.hatelabo.jp/20111016142052  追記

>取っておくべきと考える人達は、自分たちで買って保存するしかないだろう。



実際、現実的に考えると、ここが結論かなと思う。

情報をどれだけ抱え込めるかって処は、図書館存在意義の一つだから

多分電子化できるものなら、がっつり電子化したいだろうさ、雑誌なんかは特にな。

図書は多分しばらく無理。活版印刷並みの革命起きてても、それを拒む層がいる。



>ところで「運営費が出ない」と言いながら「希少本を売らない」のは何で? 売れば利益が出る本もあるんだろ?



これ、いろいろ事情がな……。あるんだ。

恥かしながら、うろ覚えを箇条書きするので、

図書館学法律精通している方に突っ込んでいただけると有難い。



図書館は金儲けをしてはいけない機関

  じゃなかったか?金儲けしたら貸本屋だろ。

  ILL(文献取り寄せサービス)の手数料とかは、儲けとはちょっと違う。

  このあたりは、調べたいとか言ってレファレンスカウンターに行くといい。

  海外の事例は他の増田に任せる。延滞料金の取り扱いはちょっと知りたいところ。



・そもそも、資料の転売ってありなのか?

  個人としてはあり。元記事の処理がされてれば、盗難本とは思われない。

  amazon図書館の廃棄本(ペーパーバックとか)が出てたらとりあえず買う。

  ブッカーで保護されてて、丈夫で汚れにくく使い勝手がいいんだよな。



  組織としては難しい。グレーゾーンだが、グレーだからこそ「無い」という結論を

  出す館は多いんじゃないかな。

  資料は、税金ないしは学費などで賄われているケースが大半だ。

  クレームを入れる方々もいらっしゃるだろう。

  そもそも、自分所属する機関の「財産」として計上されている資料の扱いは難しい。

  「廃棄処分」するならともかく、「転売」となると、相当面倒な手続きを経るだろう。

  千冊処分するために、千冊それぞれ個別に起案を出さんといけないとか、ありえて嫌だ。

  新刊の整理なんぞする暇はなくなるから、新しい本も雑誌もしばらく諦めてくれ。

  なんて事は本末転倒なわけで。



  だから財産」扱いしない費目で買う雑誌新聞の廃棄は、楽っちゃ楽だ。

  廃棄数=タイトル数ではなく、廃棄数>>>タイトル数だから

  いざって時に「ここからここまで捨てるけど誰か要る?」と聞きやすい。

  で、「別にいいや」→「じゃ、チリ紙交換に出しますわ」ってなる。



  個人的には、シュレッダーにかけるなら電子化しようぜ!って思うんだけど

  著作権者さん達がな。

  一応図書館って、著作権を守る砦?とやらの一つらしいからな。





追記。

 図書館間で、「廃棄するけど誰かいる?」という寄贈のしあいっこがある。

 MLだったり色々なんだけど、古くて入手できないような資料を分け合える機会がそれなりにある。

2011-10-16

世界が第二の焚書時代を迎えた6つの理由

6 Reasons We're In Another 'Book-Burning' Period in History | Cracked.com

By: S Peter Davis

October 11, 2011



これを聞いた人の8割は私の顔を殴りたくなるだろうが、端的に言おう。

私はこの数年、仕事の一部として図書館書庫をめぐり歩いて、

稀覯本を含む本を数万冊以上捨ててきた。



焚書と聞いて、一般にはおそらくナチスドイツを連想する人が多いんじゃないだろうか。

それは不寛容と反知性の象徴だ。

だが今回の焚書は違う理由で起こっている。



#6. あなたの街の図書館でいままさにやられている

本を捨てているのは、利用者が誰もいないような辺鄙田舎図書館だけじゃない。



おそらく世界最高の権威がある図書館大英図書館でも、本の廃棄が産業的な規模で行われている。

オーストラリアニュー・サウス・ウェールズ大学そのほかいくつかの大学では最近、本の処分に関するスキャンダルが起きた。

今年ボーダーズという書店がつぶれたときには、在庫は寄付されるのではなく廃棄された



捨てられているのは、『TVガイド』とか重複所蔵の本だけじゃない。

17世紀に美麗に印刷されたシェイクスピアの作品集を想像してみてほしい。

奥付のページには、遠い昔に亡くなった所有者からの達筆なメッセージが付いている。

それをゴミ箱に捨てるのだ。

私は何度もその場にいた。

しつこく横取りを禁じた上司が見ていなければ、

持ち帰ってeBayに出して売って、何百ドルかにはなったんじゃないだろうか。



これはオバマ共産ナチ新世界秩序に操られたソビエト秘密作戦か何かではない。

血も涙もない官僚主義によって起こっているのだ。

というのも……



#5. 寄付するより安くつく

誰しも思うのは、恵まれない人たちに寄付すればいいんじゃないの、ということだ。

囚人でも、病気の子供でも、独立系の新興書店でもいい。寄付すればタダじゃないの、と。



図書館の状況は実のところ想像以上に複雑だ。

図書館の本には印が押され、目録に記録され、

蔵書であることが分かるようになっている。

その本を寄付したり売ったりするときには、印を消さなければならない。

盗品でないと分かるようにするためだ。

そればかりか、所蔵印が残っている本は、親切な人が見つけて図書館に返しに来てくれちゃったりもする



そして、処理すべき本はとても多い。

図書館はやっきになって蔵書を減らそうとしている。

図書館館長になったつもりで、10万冊を処分しなればならないという報告を受けたと考えてみてほしい。

選択肢は二つ。

学者を何十人か雇って蔵書目録をもとに重要度や価値を評価させて、

また何十人かを雇って重要度の低い10万冊に一冊一冊処分の印を押させる、

というのがひとつ

第二の選択肢は、コンピュータで貸出回数の少ない10万冊を列挙して、

数人に館内を回って集めさせて、シュレッダーにかけさせること。



第二の選択肢のほうがずっと速くて安いことはお分かりだろう。

リサイクルセンター紙を買い取ってくれることもあり

そうなれば儲けがでることもある。

もちろんこんなのはみんなが嫌がる仕事だ。

ことに司書にとっては、それはまるで、

ゾンビに噛まれた親友を前にして、自分けが銃を持っているようなものだ。



それに、捨てられた本のなかに救われるべき本が埋もれてしまうことも忘れてはならない。

このやり方では明らかに、ものすごく貴重な本引っかかってしまうことがある

2011年版が書架にあるのに、『白鯨』の初版本を書庫から借りようとする人がいるだろうか。

コンピュータで出した貸出数ランキングではそうした区別ができない。



また、このやり方をする場合は、本は完全に破壊しなければならない。

ただゴミ箱に放り込むだけでは不十分だ。

盗られるかもしれないからだ。

誰も読もうとしないように本を引き裂くか、ゴミ箱に漂白剤を入れておく必要がある。

とにかく、ゴミ箱が「ご自由にお取りください」状態になってはまずい。



そして作業をする図書館員が16世紀の貴重書を見つけたとしても、

館長はそれを救えとは言えない。

捨てる代わりに調べるように命じていることになりかねないからだ。

からの命令は「慈悲は無用」。

どんな本か分からなければ捨てるのも楽になる。

名前を知らない人を撃つのがたやすいのと同じように。



#4. こっそりやらなければならない

みなさんがこの事実をご存じなかったとすれば、

それは本の廃棄が秘密裏になされているからだ。

ほとんどの場合一般人が気づくのはゴミ箱に大量の本が入っているのを誰かが目撃してからのことだ。

図書館は廃棄について広報しない。

はい司書こっそり話し合っている掲示板はいくらか見受けられるが。



2004年ごろ、ニュージーランドビクトリア大学は13万冊の本を廃棄することを決めた。

しか内部告発によって学者学生にその計画が漏れた。

計画では、廃棄対象の本に赤いテープを貼り

それを救いたい人がペンでチェックマークを付けることになっていた。



想像のとおり、誰もが怒りをあらわにした。

ある教授図書館を「野蛮人」と呼んで学内電子メールを回し、

図書館をめぐりすべてのテープ付きの本にチェックを入れるよう、

職員と学生に呼びかけた。



私の場合は、本の廃棄に気づいたのはそれを盗んで逮捕された人だけだ。

一般人が気づくころには、すべて終わっていて、反乱の機会はなかった。

それに図書館は気づかせることのないよう巧妙な言い回しを使う。

たくさんの書架を空にして、本を書庫に送ったというとき、彼らは嘘をついているわけではない。

ただ、書庫はすでにいっぱいで、新しい書庫行きの本の分だけ廃棄をしているということを言わないだけだ。



#3. 経済的に苦しい図書館

本の廃棄を推進する人たちは、図書館機能を「本の博物館」だとする見方に反対する。

みなさんは愛すべき古典文学の書架に代表されるたくさんの書架の集合こそが図書館だとお思いかもしれない。

しかし、図書館の主要な(そして一番費用のかかる)機能は、

学生学者研究に使う学術雑誌の購読を保つことだ。



ご愛読のポルノ雑誌のことを思い出してみてほしい。

コアなものヨーロッパしかない。

から価格為替市場の変動から大きな影響を受ける。

通貨が少し下がったり上がったりすれば、外国雑誌価格も少し変わるだろう。

さてここで、購読するのは数冊ではなく10万冊だと考えてみてほしい。

そして、いま降りかかっているのは小さな変動ではなく、大恐慌時代以来の最悪の不況だ、と。



図書館雑誌購読費の最頻値は、数千万ドルをくだらない。

これは一夜にして旅客機一台分が財布から飛んでいくことを意味する。

その旅客機の代金が払えないと、まずいことになる。

そうなったらとりうる手段は、燃え盛る蜂の巣を手放すように、

購読を打ちきることしかない……とお思いだろうか?

ところがそれは図書館のパワーユーザー学者学生毎日必要とするものなのだ。

必要のないもの、それはたとえば、手書き挿絵の入ったネクロノミコンだ。



そうした古い書物は、他の図書館に譲るわけにもいかない。

他の図書館も同じ問題を抱えているからだ。

どれほどかけがえのない所蔵物であろうと、とにかく場所がないのだ。

というのも……



#2. 図書館はすぐには大きくなれない

図書館が蔵書を引き裂く必要がある理由のひとつは、この不況だ。

悲しいことだが、それはそれで仕方ない。

しかし、前世から引き継がれた幾千の書物や新聞雑誌が、

コーヒーショップと引きかえに土塊にされているとしたらどうだろうか?



オーストラリアのニューサウスウェールズ大学でまさにそれが起こっている。

その図書館では、社交的空間を作るため、1850年からの蔵書と新聞雑誌廃棄された

ピータースレツァク教授はそれを、図書館を「スターバックスのようなもの」に変えるものだと評している。



しかし、図書館立場にたってみれば、それを要求しているのは、

学生をはじめとする図書館の支援者たちだ。

彼らは本を保管することだけではなく、本を使う場所を図書館に求めているのである



そして出版社は無数の本を出してくる。

ということで、図書館は、一方では新刊書を所蔵するために拡張を迫られ、

一方ではカプチーノを飲んで腰を下ろす場所を作れと言われているのだ。



じゃあ増築すればいいんじゃないの、とお思いだろうか。

問題は、その費用を誰も出してくれないということだ。

この報告書でも分かるように図書館お金を出している組織予算増額をものすごくいやがる。

図書館はそもそも利益が出せない。

図書館に行ってお金を払った覚えはあるだろうか?

ときに課される延滞料すら雀の涙にしかならない。

図書館が「拡張の資金が必要」と言えば、大学当局は「他を当たってくれ」と言うだろう。



ほとんどの図書館に他の当てはない(建物放火して保険金をせしめるという手を勘定にいれなければ)。



#1. 本は電子化されていく

本はもはや流行らない。このことは認めざるをえないだろう。

2010年最後の三カ月のAmazonの売上データで、電子書籍は紙の書籍を上回りはじめた

最近ハードディスクであれば、場所をとらずに事実上無限の数の本を入れることができる。

小さめの図書館ならUSBメモリ一つでで置き換えられるとしたら、

巨大な防火設備で本を守り続けさせる原動力は、人々の愛しかない。

現在経済状況下では、その愛はなかなか発揮されることがない。



この動きは三十年前に遡る。

1980年代図書館のスペース問題を解決したのは電子化ではなくマイクロフィルムと呼ばれる新技術だった。

本や新聞雑誌スキャンしてマイクロフィルムとして保存すれば、

図書館ひとつキャビネットひとつに収まるというのが謳い文句だった。



ニコルソン・ベイカーは、マイクロフィルムブームの悲痛な記録を本にした。

それによると、大英図書館アメリカ議会図書館といった世界の名だたる図書館が、

数千冊の古い貴重書を引き裂いてスキャンし廃棄したそうだ。

世界中の本好きたちがこれに抗議したところ、司書マイクロフィルムを掲げて

「捨ててはいません。ここにありますよ」と言い返したとか。



今日では、インターネットの普及によって、本の圧縮はますます推進されるばかりだ。

ある組織では廃棄する本の選定にあたって、グーグルブックスに載っているかどうかというシンプルな基準を用いているそうだ。



もちろん、本好きの心はそれだけでは慰められない。

彼らは本の内容だけではなく、本それ自体に価値があると信じている。

彼らにとっては、同じ版の本がほかの場所にあるからといって、

貴重な書物を捨てることは正当化できない。



世界をまわしている列車お金でできていて、

道は事務書類で敷き詰められていて、

燃料タンク官僚主義でいっぱい。

これが現実だ。

ピラミッドを崩し尽くせたあかつきには、

世界はもっとまともで実用的で効率的ものになるのだろう。

2011-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20111005091738

アメリカでー、アメリカわー、アメリカがーって話をする奴はさ。

英語アプローチできる対象と、日本語アプローチできる対象を、実際に考えてみりゃいいんだよな。

世界を相手にできる媒体電子化にかけるコストと、日本国内の下手すりゃ一部技術屋や似非知識人しか相手にできないような媒体にかける電子化コストと。

なんで「同じ」だと見積もるのかね。

電子媒体が出回るリスクとか考えたら、日本語書籍なんて二の足踏んで当然だよね。

全然天秤の釣り合いが取れてない。

http://anond.hatelabo.jp/20111005011553

出版社から出ている紙の書籍勝手電子書籍化するなといわれても、

お前らは私たちが読みたい電子書籍など一冊も出していないだろう。

それなのに客を泥棒扱いしておいて、えらそうに一体何様のつもりか。

こういう言い方するなら著作者だって被害者じゃねえか。

リストに載っている方たちはそれなりに功成り名を成し遂げた方々で、

ファンも多い方々であるが故に、自炊民の失望も大きいのではないでしょうか。

読者として、自炊だって作者に正当な対価を払う気持ちが無いわけではないでしょう?

ただ、あの方々が、脅迫状に署名をしたことによって、自分たちのファンを結果的に泥棒扱いし、

唾を吐きかけたことが残念です

あんたの理屈を丸呑みしたとして

著作者の立場ってのは

電子書籍で売れるはずの著作が出版社の遅さで売れてない

・将来売れるはずの自分の著作が勝手無料電子化されて目減りしている

って状況だが

とりあえず目の前の財産流出差し止めるのはただの自己防衛だろ。




「ファンを泥棒扱い」とか「電子書籍化しない出版社が」とかブツブツ因縁つけてるけど

お前が著作者を”悪辣な出版社から守ればあ? 

”ファン”だって言うならさあ。

2011-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20110817111837

それ別にタイムカードを導入しても軽減されないよね。

電子化されないと。


てっきり、どんぶり勘定バイト代払ってるのかと思った。

人数が多い場合、その方が「効率よくて安上がり」って場合もある。(バイト君には多少大目に払われる)

2011-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20110513090822

女性向けも結構電子化されてるよ。モバイルが多いねガラケー女性向けサイトなんて仕事でもない限り知る機会ないか

一部の801を除けば女性向けもオリ作品はかなり多い。同人=二次創作ばかり説を補完するにはあまり適切でない例だと思うよ

http://anond.hatelabo.jp/20110513082735

つーか

同人なんて全部二次創作だろキリッ」は狭い観測範囲に依存しすぎだ。

と言ってる増田は「同人なんて全部男性向けだろキリッ」なんだなあ



女性向け(BLだけではなく男女物も、少ないが百合もある)や一般向け(「エロ」や「萌え」、「カプもの」ではなストーリーマンガとかギャグとか)は

男性向けとはまた全く違う世界なんだけどね。

こっちはあまり電子化されてないからピンと来ないのか?

リアル同人書店であれば扱ってるし、コミケ等のイベントなら男性向けよりずっと多いけど。

あと無料公開しているweb漫画小説サイトも多いね

- 転職ならen
- 派遣ならen
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