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2022-10-07

話題になった「作画崩壊演出家」が同級生だと知った

自分アニメ関係者でも何でもない。

ただの彼の小中学同級生である

特別仲が良かったわけではないし中学卒業以降は連絡もしていないが、当時は映画の話などをして一緒に帰ったりしていた。


彼がアニメ演出家になったことは何年か前に知った。

弱虫ペダル」など、たまたま自分の見た作品にも名前クレジットされていて感動した。


小中以降の彼の生活は詳しくは知らないが、インタビューなどを読んでいると「ああやっぱり純人だなあ」と懐かしく感じる部分と、過酷現場を続けるようなガッツが彼に秘められていたのかという驚きを、同時に味わっている。

俺も彼も持久走とか大の苦手だったはずだけど、大人になったんだなあ。


現在、他のアニメーター?演出家?と揉めているようだが、彼は争いが好きなタイプではなかったはずなので、あまり反論もしないだろう。

揉めている内容の実際の詳細こそわからないが、大前提として、彼は自分を大きく見せるようなホラを吹く人間ではないと思っている。

そういうことが嫌いというか、どちらかというと「そういうのが苦手」な印象だった。

そもそも見栄で嘘をつきたければ、あの過酷仕事を続ける前に、もっと楽する方法があると思う。

あの揉め事は悲しいすれ違いではないかと、部外者ながら考えている。

他人を味方につけるのが苦手で不器用だった印象もあるので、火に油を注ぐようなことを言ったりして、ひどい事にならないといいなと余計なお世話だが少し心配している。


彼について、インタビューtwitterを読んだ人の一部からは「露悪的」などと表現されているが、

それはなんていうか、少しだけ違うと思っている。

中学の頃しか知らないが、彼は趣味が変わっていてホラーグロが好きで、普通クラスメイトからは、ちょっと避けられるようなタイプだった。

控えめで不器用で、あと少しキザな小学生だった。

「わかる人にだけわかってもらえればいい」と考えてそうだったし、趣味は変だけど温和な彼を面白いと思う人間もたくさんいて、

事実友達も俺より全然多かった。

あと、キザな小学生にしてめちゃくちゃに「腹踊り」がうまくて、プール時間によく見せびらかしていた。


中学の頃、一番面白い映画は「ギニー・ピッグ」だと言っていた。

「ちゃちな作り物だけどすごくいい」というようなことを語っていて、「目玉がさ、目玉がね」と一人で盛り上がっていたが、そういうグロが苦手な自分は話を遮って逃げた。

他にも「デス・ファイル」が好きだともよく言っていた。こちらは「本物なのがいい」とのことだった。


まあ、そういう事を言いたがるのも露悪的と言えばそうかもしれないが、彼はそれらの作品が本当に普通に好きだった。

マトリックス」の話をするのと同じテンションだったのだろう。


小学生とき彼の家に遊びに行ったら、「エイリアン2」の装甲車おもちゃと、その裏にへばり付いたエイリアンウォーリアの轢死体のディテールを嬉しそうに見せてきた。

5、6年生の時、エアウォーターガンを担いで自転車に乗った彼と友人とすれ違い、どこに行くのか聞いたら、「近所の心霊マンションゴーストバスターズごっこをしにいく」と答えた。

ものすごく楽しそうだなと思ったのだが、なぜか俺は一緒にいかなかった。

結果、どうなったのか今でも気になっている。

(ちなみに後年、そのマンション改装工事作業現場でも注意が出たほどのガチスポットらしいと知った)

彼が休み時間に「『遊星からの物体Xはいいよお」と熱く語っているのを聞いたが、今考えるとストーリーオチがなぜか「バタリアンのものだったのが謎である

(もしかしたら「深海から物体X」の話だったのだろうか、こちらは見ていないから知らないが)


TV放映された「ザ・グリード」の話で盛り上がったり、似た趣味もつ友達はいたはずだが、果たしてギニー・ピッグやデスファイルのレベルまで分かち合えていたのかはわからない。

中学の時に、今度ギニー・ピッグを一緒に見ようと誘われたが、それは断った。

人肉饅頭」や「ザ・フライ」は一緒に見た記憶がある。

ウォンさん、ウォンさん」と、人肉饅頭主人公アンソニー・ウォンを親しげに呼んで、放課後の帰り道などで包丁を振るう真似をして遊んでいた。

映画の後半で捕まって警察から拷問されるウォンさんが可哀想、でも親身になってくれる囚人がいい奴で泣ける、というようなことを話した気がする。

人肉饅頭話題を出すといつも嬉しそうな顔をしていた。


当時、アクション映画が好きでホラーが苦手だった自分は、彼をどこかヤベー奴だと思っていたが、実際に話す彼はひたすら温厚だった。

不思議な魅力があった。

手を後ろで組んで歩くような、クラスに一人はいる「お爺さんっぽい中学生」だった。

少年時代、彼が怒っている姿は恐らく見ていない。

俺や他の友人はよく他人の噂話や陰口で笑っていたが、彼が他人悪口を言っているのも見たことがないと思う。


そんな感じで、どちらかというと彼は友達からもいじられる変人だったが、いつもニコニコしていた。

「髪が油っぽい」と友達の間で話題になって、学校水道で洗って実験してみたことがあった。

「水だけで洗うと逆に汚れが表面に出てくる」「石鹸も使うべきだ」等、無駄議論をしながら石鹸シャンプーをした結果、洗ってもすぐギトギトになって、みんなで笑った。

※もしかするとイジメ勘違いされかねない話だが、自分か他の誰かも比較のために水道で髪を洗ったはず。

中学男子がふざけて全身びしょぬれ水遊びをしたり、お互いに額を強くつねって「インド人っぽい痣」を作ったり、失神遊び(絶対やめろよ!俺は本当に危なかった)をすることは日常だったので、そういう類のエピソードと思っていただきたい。

彼はニコニコしながら率先して水道自分の頭を洗って「見て見て」と笑っていた。

ただギニー・ピッグやデスファイルの件があるのでうっすら迫力があって、こいつ何考えてるんだろうとは少し思っていた。


twitterなどで露悪的っぽく見えるのも結局、彼なりの特殊冗談なのだと思う。

分かる人にだけわかって、嫌う人からは嫌われて、伝わる相手とだけニコニコ通じ合えれば、それでいいと思っているのだろう。


業界を憂い、露悪的な自虐を呟いているようでいて、

その実、今でも他人悪口などはほとんど言っていないのではないかと思う。

(すべてのツイートを追っていないのでわからないが、あんな辛い仕事をして、個人を責めるのではなく業界批判しているのが彼らしいなと思う)

他にも小中時代特殊エピソードは色々あったし、他人から理解されない経験を、ずっと味わってきたんだと思う。


ねとらぼ」なんて超大手サイトからインタビューを受けても、

「誤解されようが気にしない」というスタンスが変わっていないのは(誰かが書いてたけど、アニメーターA氏があの場にいて本当よかった)、勝手ながら、なんだか少しうれしかった。

本人がtwitterで「みんなも俺を決して良い人だと思わないで。俺はどこまで行っても悪には違いないし間違ってるから。」と言ってるのは、彼なりの誠実さなんだと思う。

中学の時からスファイルが好きなんだから、そりゃ悪だろう。(ひどい)


今思うと、過激ホラーを好みながらなぜか漂うお爺さんっぽさも、どこか諦観というか、達観しているところがあったからなのかもしれない。

お爺さんっぽいと言ったら、キザな本人は嫌がるかもしれないが。


それにしても、彼が職業にするほどアニメを好きだったことは、知らなかった。

パトレイバー2」の引用をしているのは、映画の話ばかりしていた時代しか知らない自分は少し意外に感じる。(そのころから好きだったのかもしれないが)

パト2のような理屈っぽい作品よりも、「今度は戦争だ!」とエイリアン2から引用の方が理解できる。

俺が知ってるのは小中学の頃だけなんだなあと改めて実感する。


しかし、極端なホラーキワモノが好きだった同級生が、大人になって「作画崩壊」「敗戦処理」で話題になるのは、他人事ながら少し悲しい。

クリエイターがみな望むものだけを作れるとは思っていないし、もちろん、彼がやりたくない仕事を無理やりやっているなどとも思わないが、それでも少し悲しい。

作画崩壊は、子供のころの彼が好きだった「キワモノ」といえばそうなのかも知れないけれども。


結局俺は「ギニー・ピッグ」も「デスファイル」も見ていないが、「人肉饅頭」はこの前また見返した。

改めて凄まじい作品だと思った。

彼はああいう鬼気迫る作品が好きだったはずだ。

別にホラーではなくとも、人肉饅頭みたいなああいうすごい作品を彼が作ったら、嬉しいなと思う。


多分、みんなから評価されないかも知れないし、俺だって見るかは知らないけど。


でもまあ結局はわかる人だけわかってればそれでいいんだろう。

2021-02-28

もう続きを書けないレポ(ネタバレあり)

パソコンの整理をしていたら、おそらく4年程前に書きかけていたUSJレポートが出てきた。

なかなかの文字数で頑張って書いていたみたいなのでここに残したくてユーザー登録をしてみた。

原文ままで載せる。アトラクションの多少のネタバレありなので注意。

***

五月の某日曜日ユニバーサルスタジオジャパンUSJ)に行ったんだけど、それがあまり幸せで楽しくて感動したのでレポを残そうと思う。忘れないうちに。

結構な長さになる予定であり、ほぼすべてのアトラクションネタバレ、少しオカルトな話も混ざってくると思うので、苦手な人は読まない方がいいと思う。

USJに行くと決めたのは多分一週間ほど前。理由は夫の誕生日パーティーだ。

私たち夫婦は、過去に一度だけ年間パスを購入したことがある程度のUSJファン。(これでファンと言うのはおこがましいと思ってる)

今まで行った回数は多分…覚えてないな。10回以上は行ったと思う。行く度に感動している。楽しくなかった事なんて一度もない。

まさに西の夢の国だと思う。東の方はほぼ行った事がないからわからいから比べるような話はできない。しなくていいと思うけど。

一週間前に決まったので天気予報はもう出ていた。曇りだ。五月も後半になってくるともう真夏日が多い。そんな中での曇りだ。太陽光降り注ぐ青空の元で楽しむのが一番だと思うけど、

チリチリ太陽の下で長時間アトラクションを待つのはかなり辛いものがある。経験者だからわかる。楽しさも少し減少する。(もちろん西の夢の国が暑さぐらいで楽しさ半減するわけがない。

ミリ程度の減少。)やっぱり行くからには最高の気候、コンディションで行きたいので、曇りの予報は私としては最高だった。

開園時間は9時らしい。開園時間より少し早めに行く方が、最初のうちは待ち時間少なめでアトラクションを楽しめる。

そして今回は、今CMで流れている「ユニバーサルスペクタクルナイトパレードベストオブハリウッド~」にも参加しなくてはいけない。

これはナイトパレードなので、20時スタートだ。となると約12時間以上外で活動する事になる。

オーバー30の私たちにそんな体力はあるだろうか。ある。なぜなら行き先がUSJから。だけど少しでも身体負担がかからないよう、動きやす服装、少ない荷物自分のコンディションも

最適にしなければいけない。

歩いているうちにだんだん靴の中で脱げてくるくるぶしソックスなんてもってのほかだ。

身体をしめつけるスキニージーンズなども控える方が良い。荷物もでかいカメラはいらない。iPhoneカメラで充分だ。それに写真は…まぁまた後で触れよう。

緩めのジーンズTシャツに、ゴムの緩くない靴下を履き、体温調節できるよう薄手のカーディガンを身に着け、両手が常に空くよう、それぞれショルダーバッグ、リュックを持った。

靴はもちろん歩きやすスニーカーだ。朝の7時に家を出る。夢の国へ向かうので、楽な服装も手伝って足取りが軽い。日課ポケモンをゲットする指もスムーズだ。

30分前に到着予定なので、待ちながら朝ごはんを食べられるよう、コンビニおにぎりを買った。「三種の昆布 かつおだしごはん」と「わさびアボカド巻(うろ覚え)」だ。

どちらも最高に美味しそうな名前だと思う。さすがセブンイレブンだ。コンビニ界の夢の国である

JRに乗り、高槻を過ぎたので外を真剣に見る。見えた!でっかい板チョコ看板!!阪急から見るより近くてでかい!!まさに夢の国にありそうなサイズだ。

道中のすべてのものが気分を盛り上げてくれる。環状線に乗る。USJに向かうであろう同志が目立つ。みんなウキウキしているのであろう。「ユニバ」という単語もちらちら聞こえる。

ついに到着である。着いて早々帰りの事を考えるなんて寂しすぎるが、念のため帰りの切符を買っておく。

常に自分の気分を害さないため、未来自分のために小さな事でも行動しておくのが大切だ。

予定通り30分前。思ったより人が少ない。もう入場して「フライングダイナソー」で絶叫している人もいる。きっと何かの特典で30分早く入れる人がいるんだろう。ちくしょう。待ってろよ。

くるくる回る地球を見ながら、用意しておいたおにぎりを食べ、お茶を飲む。チケットWEBで購入してあるので余裕がある。

私たちクラブユニバーサルの会員なので、誕生日月は500円引きでチケットを購入できる。これはお得なのでこれから行く人は入会する事をおすすめする。年会費無料だし。

さて。おにぎりを食べ終わったので列に並ぶ。尿意を感じたので、ダッシュトイレを往復した。これも未来自分のためだ。少しのストレスも抱えてはいけない。今日は非日常なのだから

いよいよ入場である。まずは何に乗ろう。USJアプリダウンロードしている私は、iPhoneで待ち時間確認できる。

一番待ち時間が少ないのは「アメージングアドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」みたいだ。ニューヨークエリアへ向かう。

まだ早い時間なので、列がぐんぐん進む。スパイダーマンはもちろん何度も乗っている。一番の見どころはスパイダーマンに3Dメガネを褒められるところだ。(自分調べ)

危険なところに迷い込んだ私たちを注意しつつも、安心させるためなのか、去り際に「いいサングラスだね」と言ってくれる。正直ときめく。変な全身タイツなのに。

今回ももちろんときめいた。そしてかなりパワーアップしている気がする。早い。激しい。途中で撮ってもらった写真確認したが、かなり必死につかまって縮こまっている自分がいた。

しかった。語彙力が乏しいのはこれからも続く。今回もドクターオクトパス一派から守ってくれてありがとうスパイダーマン。大好きです。

さて次に行く。

アプリ確認すると、「ザ・フライングダイナソー」がまさかの40分待ちと出た。これは行かねば。だが実際行ってみると110分待ちだった。よくわからないけどこういう事もある。

曇りのはずが、太陽の姿がある。屋根のないところでの110分待ちは辛いが、私たちは達人だ。スマホがあれば割と無敵であるゲームに夢中の夫に「最近のいらっとした話」や

最近の嬉しかった話」などを聞いてもらう事もできる。列に並んでる同志を観察するのも楽しい。順番が来た。まさか最前列だった。

これは、翼竜背中を捕まれ巣に連れていかれて食べられる設定のアトラクションなのだけど、とにかく早い。回る。ひねる。上がる。下がる。ひっくり返る。

早い乗り物に乗るときは、少しでも死の確立を減らすため私はいつも歯を食いしばる。これにより、衝撃で舌を噛んで出血多量で死ぬ確率は無くなる。

なので常に無言なのである。夫には気絶していると思われていたようだ。実際少し魂は抜けていたと思う。瞬間瞬間で。

ハンバーガーで昼ご飯

ファイナルファンタジー

セーラームーンケーキ

ハリウッドドリーム

ハリーポッター

展望台 圧巻 海を渡る 幽体離脱 幽体離脱体験できない諸君は8000円出せばUSJで疑似体験できる上にすべてのアトラクションに乗れる

おみやげを買う

パレード

お姉さんが手を振ってくれる

モッピーが手を振ってくれる

牛かつうまい

***

途中から、次に書く予定のアトラクションを箇条書きにしている。

多分全力で楽しみすぎて力尽きたんだと思う。

どんな気持ちだったのか、ふんわりしか思い出せないのも切ない。こんなに楽しそうだったのにね。

コロナ落ち着いたらまたUSJ行きたいな。

2021-01-11

3大オリジナルを超えたリメイク映画

https://anond.hatelabo.jp/20210110112503

スカーフェイス

古典的フィルムノワールの暗黒街の顔役を80年代に移し替えたアル・パチーノ主演のギャング映画

グラセフの元ネタとして有名。

007カジノロワイヤル

元の映画自体007パロディなのでここに入れていいものか迷うが好きなので

ザ・フライ

オリジナルと全く別物だけどクローネバーグ好きなので

2020-12-27

anond:20201227231454

基地外同士が交尾してザ・フライみたいに二世を産んだ時が本当の地獄だぞ

アースマザーとかそんな経緯で誕生したって聞いたことがある

2020-11-28

anond:20201128123709

彼氏からすれば三十過ぎたババアよりも若くて締まりのいいJDの方がいいからな

まあそんな男を選んだ自分の見る目のなさを悔いることだな

もう30すぎてはてなにいるような女なんて顔に涙のタトゥーとか入れた無職同然のちんぽ突っ込む穴さえあればなんでもいい低知能DQNくらいしかもらってくれる人間いないだろ

そんな猿の子を孕みザ・フライのように低知能二世を産んでくれたまえ

2020-10-30

anond:20201030094500

他にやりたい奴なんていくらでもいるんだから嫌ならやめれば?

下働きもロクに出来ないような親の教育疑う根性なしの女なんて

やめたらもう社会のレールから外れて風俗とかで脂ぎったデブキモオタ変態プレイさせられて体と尊厳を切り売りして糊口を凌ぐ人生を送るか

結婚できても極彩色の髪色に腕とか胸にドラゴンタトゥーとか入れた無職同然の劣等遺伝子DQNくらいしかもらってくれるやついないか

似たようなミニゴブリンを孕んでザ・フライみたいに二世を産むという底辺負の連鎖に落ちるだけだろうけど

2019-01-07

私は改造人間だ。

遺伝子の適性があり、組織拉致されてベンガルヤマネコ遺伝子を組み込まれしまった。

視力も良くなり猫のように獰猛に動くことができるようになった。

私に改造手術を施した組織敵対する男がいる。

その男と戦ううちに記憶を取り戻し、組織から抜け出した。

今や追われる身だ。

男は私をからかってくる。

毬を用意したり、ガマの穂を振るったりするのだ。

私は改造手術以降、どうも狭くて暗いところが好きになってしまったり、髪を手で撫ぜないと不安になってきたり、人と眼を合わせるのが苦手になったり……色々な副作用が出てきた。

毬やガマの穂を思わず弄ってしまうのもその一つで、男にそれがためにからかわれてしまう。

だんだんと、自分が猫に近づいていく不可逆の感覚がある。術式は長期のスパン考慮して施されたものではなかったようだ。

いつもどおりからかってくる男に、ぽつりとその不安を告げた。

「手術の後、気付いたらこうなっていたんだ。だんだんひどくなっていく気がする。中島敦の『山月記』って知ってる? 別にカフカの『変身』でも映画の『ザ・フライ』でもいいんだけどさ……怖いんだ」

男はすぐに毬とガマの穂とを片づけて「からかってすまなかった」と短く述べる。

もちろん、自分ネコになっていくのは怖いことだけれど、本当は、男と毬やガマの穂で遊ぶのは楽しいんだ。

自分ネコ自分なのかはもう深く考えないことにしている。

そのことも、ちゃんと告げる。

男はすぐに毬とガマの穂を取り出して、二人でまた遊ぶ。

遊びのはずみで男に抱きついてしまう。いいにおいがするのでクンクンして、顔や髪を押しつけて、手で胸板辺りを揉んでしまう。

男は家で猫を2頭飼っているので慣れたもので、頭を撫ぜなぜしてくれる。気持ちいいので、余計に顔をうずめる。

一緒にお酒飲みに行って、なんどか交尾、じゃなかったセックスをして、今日は初めて男の家に行く。

うっかりしていたのだが、家には先輩猫がいる。ちゃん挨拶しなきゃあ!

男は私を玄関で待たせて、パンプスか何か貸して、という。

靴はなんか嫌なので、マフラー手袋にしてほしいと告げる。

先輩にクンクンさせるのだろう。メスとオスらしい。お腹を見せて眼は合わせず。ゆっくり近づく。

挨拶は、基本に忠実に行なう

激烈に緊張する。

2018-10-25

アメリカ映画必見リスト(1)

前史

アメリカの影

お熱いのがお好き

悲しみは空の彼方に

リオ・ブラボー

真夏の夜のジャズ

1960年

サイコ

アパートの鍵貸します

スパルタカス

エルマー・ガントリー

G・I・ブルース

1961年

ハスラー

ウエスト・サイド物語

ニュールンベルグ裁判

ワン・ツー・スリ

荒馬と女

ティファニーで朝食を

噂の二人

草原の輝き

片目のジャック

底抜けもててもてて

101匹わんちゃん大行進

1962年

樹々の大砲

影なき狙撃者

ロリータ

何がジェーンに起ったか

奇跡の人

アラバマ物語

昼下りの決斗

リバティバランスを射った男

史上最大の作戦

野望の系列

明日になれば他人

1963年

アメリカ アメリカ

ハッド

大脱走

ショック集団

血の祝祭日

たたり

アルゴ探検隊の大冒険

ピンクの豹

1964年

博士の異常な愛情

5月の7日間

未知への飛行

質屋

クールワールド

リリス

裸のキッス

殺人者たち

マイ・フェア・レディ

イグアナの夜

赤死病の仮面

不意打ち

1965年

ラブド・ワン

ファスタープッシーキャット キル!キル!

コレクター

サウンド・オブ・ミュージック

キャット・バル

シェナンドー河

ミッキー・ワン

1966年

セコンド

バージニア・ウルフなんかこわくない

グループ

ミクロの決死圏

銃撃

テキサスの五人の仲間

1967年

俺たちに明日はない

卒業

殺しの分け前 ポイントブランク

チチカットフォーリー

ドント・ルック・バック

暴力脱獄

冷血

ある戦慄

特攻大作戦

夜の大捜査線

招かれざる客

ドアをノックするのは誰?

プロデューサーズ

1968年

2001年宇宙の旅

ウエスタン

猿の惑星

太平洋地獄

フェイシズ

泳ぐひと

華やかな情事

愛すれど心さびしく

殺人者ライフルを持っている

絞殺魔

ローズマリーの赤ちゃん

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

キャンディ

ブリット

華麗なる賭け

グリーティング

甘い抱擁

レッドムーン

おかしな二人

1969年

明日に向って撃て!

夕陽に向って走れ

勇気ある追跡

雨のなかの女

泥棒野郎

ジョンとメリー

スヌーピーチャーリー

ワイルドバンチ

真夜中のカーボーイ

イージー・ライダー

70年代前夜

イージー・ライダー

真夜中のカーボーイ

ワイルドバンチ

ひとりぼっちの青春

アメリカを斬る

1970年

M★A★S★Hマッシュ

BIRD★SHT/バード・シット

ハズバンズ

ファイブ・イージーピーセス

真夜中のパーティ

ウッドストック/愛と平和音楽の三日間

キャッチ22

砂漠の流れ者

ワイルドパーティ

1971年

時計じかけのオレンジ

ギャンブラー

さすらいのカウボーイ

断絶

バニシング・ポイント

ラストムービー

ハロルドとモード少年は虹を渡る

愛の狩人

ラスト・ショー

ジョニー戦場へ行った

フレンチ・コネクション

ダーティハリー

わらの犬

激突!

白い肌の異常な夜

コールガール

スウィートスウィートバック

1972年

ゴッドファーザーゴッドファーザーPART II

脱出

ポセイドン・アドベンチャー

キャバレー

スローターハウス5フアイブ

ピンク・フラミンゴ

ゴングなき戦い

夕陽の群盗

ミネソタ大強盗団

ディープ・スロート

リッツ・ザ・キャット

1973年

エクソシスト

燃えよドラゴン

ミーン・ストリート

アメリカン・グラフィティ

地獄の逃避行

ロング・グッドバイ

さらば冬のかもめ

スケアクロウ

荒野ストレンジャー

北国の帝王

デリンジャー

ペーパー・ムーン

1974年

こわれゆく女

チャイナタウン

カンバセーション…盗聴‥

ガルシアの首

ファントム・オブ・パラダイス

悪魔のいけにえ

ロンゲスト・ヤード

ヤング・フランケンシュタイン

レニー・ブルース

アリスの恋

ハーツ・アンド・マインズベトナム戦争真実

1975年

ナッシュビル

狼たちの午後

カッコーの巣の上で

JAWS/ジョーズ

マンディンゴ

コンドル

1976年

タクシードライバー

キャリー

ロッキー

大統領の陰謀

ネットワーク

チャイニーズブッキーを殺した男

マラソンマン

グリニッチ・ビレッジの青春

1977年

アニー・ホール

三人の女

ジュリア

イレイザーヘッド

未知との遭遇

スター・ウォーズ エピソードⅣ~Ⅵ

ブラック・サンデー

カプリコン・1

ミスター・グッドバーを探して

サタデー・ナイト・フィーバー

1978年

ディア・ハンター

天国の日々

ラストワルツ

ゾンビ

プリティベビー

アニマルハウス

ハロウィン

1979年

地獄の黙示録

エイリアン

オール・ザット・ジャズ

クレイマー、クレイマー

チャンス

ウォリアーズ

ワンダラー

アルカトラズからの脱出

マンハッタン

1980年

レイジングブル

天国の門

シャイニング

殺しのドレス

グロリア

ブルースブラザー

最前線物語

普通の人々

ロング・ライダー

アルタード・ステーツ/未知への挑戦

フォー・ビデン・ゾーン

1981年

レッズ

レイダース/失われた聖櫃

エクスカリバー

ニューヨーク1997

ミッドナイトクロス

プリンス・オブ・シティ

郵便配達は二度ベルを鳴らす

白いドレスの女

ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー

カリフォルニア・ドールズ

死霊のはらわた

1982年

ブレードランナー

遊星からの物体X

ビデオドロー

E.T.

ガープの世界

ソフィーの選択

評決

ランボー

48時間

ダイナー

ワン・フロム・ザ・ハート

ハメット

コヤニスカッツィ

女優フランシス

イラバル

トッツィー

センチメンタルアドベンチャー

1983年

スカーフェイス

ライトスタッフ

シルクウッド

カメレオンマン

ランブルフィッシュ

ストリーマーズ

スター80

再会の時

バロウズ

1984年

ストレンジャー・ザン・パラダイ

パリ、テキサス

ラヴ・ストリーム

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

アマデウス

ナチュラル

ターミネーター

ストリート・オブ・ファイヤー

ブラッドシンプル

ブラザーフロムアナザープラネット

レポマン

チューズ・ミー

ストップ・メイキング・センス

バーディ

スプラッシュ

ハーヴェイ・ミルク

1985年

未来世紀ブラジル

バック・トゥ・ザ・フューチャー

アフター・アワーズ

レックファスト・クラブ

蜘蛛女のキス

カイロの紫のバラ

フール・フォア・ラブ

シマ

1986年

ブルーベルベット

ザ・フライ

エイリアン2

プラトーン

スタンド・バイ・ミー

ハンナとその姉妹

ダウン・バイ・ロー

モスキートコースト

リトル・ショップ・オブ・ホラー

1987年

フルメタル・ジャケット

ロボコップ

ウォール街

メイトワン1920

月の輝く夜に

ザ・デッド/「ダブリン市民」より

1988年

最後の誘惑

存在の耐えられない軽さ

バード

トークレディオ

ウォーカー

ダイ・ハード

戦慄の絆

ヘア・スプレー

1989年

ドゥ・ザ・ライト・シング

セックスと嘘とビデオテープ

ドラッグストア・カウボーイ

恋人たちの予感

ヘザース


1990年

グッドフェローズ

羊たちの沈黙

ワイルド・アット・ハート

ダンス・ウィズ・ウルブズ

シザーハンズ

ゴッドファーザーPARTIII

ミラーズ・クロッシング

ホワイトハンター ブラックハート

リフター

トラスト・ミー

1991年

ターミネーター2

バートン・フィンク

JFK

マイ・プライベートアイダホ

ナイト・オン・ザ・プラネット

インディアン・ランナー

希望の街

ポイズン

殺人

フィッシャー・キング

1992年

許されざる者

レザボア・ドッグス

ザ・プレイヤー

マルコムX

氷の微笑

夫たち、妻たち

バットマンリターンズ

ラスト・オブ・モヒカン

ツイン・ピークス

ボブ★ロバーツ

バッド・ルーテナント

アメリカンレガシー

摩天楼を夢みて

アリゾナドリーム

エル・マリアッチ

1993年

ショート・カッツ

シンドラーのリスト

ジュラシック・パーク

ウェディングバンケット

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

ギルバート・グレイプ

カリートの道

1994年

パルプ・フィクション

ナチュラル・ボーン・キラー

フォレスト・ガンプ

クイズ・ショウ

エド・ウッド

ブロードウェイ銃弾

リトル・オデッサ

シリアル・ママ

クラーク

1995年

セブン

カジノ

ユージュアル・サスペクツ

ヒート

リービング・ラスベガス

デッドマン

KIDS

スモーク

誘う女

恋人までの距離ディスタンス

セルロイドクローゼット

トイ・ストーリー

1996年

ファーゴ

ミッション:インポッシブル

ラリー・フリント

クラッシュ

スクリーム

スリング・ブレイド

真実の囁き

1997年

ブギーナイツ

スターシップ・トゥルーパーズ

ジャッキー・ブラウン

タイタニック

L.A.コンフィデンシャル

コンタクト

ロスト・ハイウェイ

アイスストーム

クンドゥン

シーズ・ソー・ラヴリー

ガンモ

1998年

プライベート・ライアン

シン・レッド・ライン

ベルベット・ゴールドマイン

バッファロー'66

トゥルーマン・ショー

マーシャル・ロー

ハピネス

メリーに首ったけ

天才マックスの世界

π

アウト・オブ・サイト

ビッグ・リボウスキ

1999年

シックス・センス

楽園をください

インサイダー

スリー・キングス

ヴァージン・スーサイズ

ハイスクール白書

つづき(https://anond.hatelabo.jp/20181025112725)に行く前に

ファイト・クラブ

マグノリア

アイズ・ワイド・シャット

マトリックス

マルコヴィッチの穴

2017-07-10

https://anond.hatelabo.jp/20170710160052

映画とかフィクションではダメなの?

昨日久しぶりに冒頭を観たんだけど、

ザ・フライザ・フライ2はかなりグロくてうわあー!!!ってなった

明るくて見やすいのもいい

2015-08-20

ザ・フライ見てた

下の方にザ・フライ予告編リンク貼ってあったから、ずっと見てた

ついでにロボコップまで見てしまった

で、こんな時間だよ。明日朝早いのに

まあ、面白かったから、たまにはいいか

2013-10-05

任天堂の倒し方を知ってる」とほざいたGREE社員って実在すんの?

これのソース、昨年末夕刊フジの記事だぞ?

初出の記事はもうとっくに消えてるし。

別にGREEが消えようがmixiと「ザ・フライ」のように融合合体してアブラハムPBを巻き込んでもろとも爆散しようが知ったこっちゃないけど、この文言を引き合いにGREEをあげつらうのは正直どうなんだ。

 
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