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はてなキーワード: 日雇い派遣とは

2013-10-04

派遣会社に対する「マージン率」の開示義務廃止




マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止

マージン率」の開示義務廃止








原則として禁止されている契約期間30日以内の日雇い派遣について、

例外を含む抜本的な見直しを求めるほか派遣会社に対する

マージン率」の開示義務廃止を求めることで一致した。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040TH_U3A001C1000000/

2013-06-21

日雇い派遣禁止ってまったく無意味だよね

禁止すれば直接雇用に移行する?いや、完全に禁止するならともかく年収500万以上とか学生とか変な例外をつけちゃったせいで、そういう人だけを採用すれば済む事になっちゃった。おかげで本当に収入が欲しいフリーターダブルワークなんかが阻害されることに。

本当に禁止すべきは日雇いじゃなくて長期の派遣の方だろう。

完全にその会社の人みたいになってて職場に馴染んでるOLが何故か派遣と括られて不安定で安い給料で働かされてるみたいな状況こそが問題なのであって。

臨時収入が欲しいか日雇いで働くみたいな事例は別に問題ない。なくすと困る人が増えるだけ。

2012-10-28

肉体労働を続けているような底辺労働者たち

数ヶ月間日雇いだけで生活していたことがある。あの空間は異常だった。

時間勤務で八千円程度の仕事を二連続、下手したら三連続とか入れる癖に、

パチンコ千円札突っ込み続けることを全く疑問と思っていない人たちが居た。

そしてタバコを日に一箱吸い、酒を飲み、一食(コンビニ)で千円使うことを何とも思わない。

そして宿がないため派遣事務所の床で寝る。

将来に対してまともな計画を持っている人間は一人もいなかった。

 

 

肉体労働者が必要なのはわかる。

ビル解体したとき瓦礫を運ぶ人間が、必要なのはわかる。

高層マンション内装を、一階から階段で上げる仕事など普通内装屋がやるわけがない。

日に三件も回らなければいけない引っ越し屋が、社員だけですべてを回していくのは不可能だろう。

広大な倉庫で、無数の商品を、一つ一つ宛先に合わせて詰める作業は、未だ機械が代わってくれるものではない。

一晩で設営しなければならないイベント会場で、深夜働きづめでスケジュールを合わせるには人手が必要だ。

 

それら全ては、現実的にも誰かがやらねばいけない仕事だ。

そしてそれらは、今現在日雇い派遣労働者によって支えられている。

 

だがそんな劣悪な環境に慣れてしまった底辺労働者たちは、境遇改善などを求めていない。

意外に思われるかもしれない。

他人から見たら底辺の彼らが望むもの、それは目先の一万円だ。

その金で安い風俗に行くのだ。それしか望んでいない。

本気で境遇を脱したかったら、半年離脱できる道はある。

 

今、日雇い派遣規制するなんて案が出ている。

下らない。

だいたい二重派遣なんてどこでもやっている。

それに何か規制したところで誰かがやらなければいけない仕事だ。

まだ現実的に移民には任せられ無いだろう。いろんな意味で。

 

そして、ネットカフェ難民などという単語発明された。

確かにそういった人間は居る。

だが俺の居た事務所ではネットカフェではなく派遣事務所に泊まっている輩の方が多かった。

ネットカフェには、シャワーだけ浴びに行くのだと言っていた。

 

そして俺は数ヶ月間一緒に働いて、こいつらを救う金など必要ないと思った。

教育に回すべきだと、思った。

こういう、大人なのに馬鹿人間たちが生まれないために、教育に金を回すべきだと、強く思った。

 

本来、肉体労働派遣がやらなければならない仕事ではないはずだ。

正社員の作業内容が肉体労働で何の問題があるのか。

大工棟梁、鳶といった人間肉体労働をしているという点で派遣たちと同じだが、

彼らは正社員というステータスを持っている。

 

今、派遣肉体労働を続けているような人間社会の底辺だ。

コレは断言しても良い。彼らはモラルも低く、犯罪者すれすれの存在だ。

事実軽犯罪ならほとんど毎日日常茶飯事だ。

だが、そんな彼らも、「正社員」という肩書きと、ピンハネされないだけの給与を得られればきっと何の不満もない。

そして緩く雇用され、一定の自由な時間があれば、彼ら屑は屑なりに自分のために時間を使うのだ。

もとより週五日八時間勤務に耐えられないような人間たちだから、そこは仕方がない。

彼らが屑たる所以だ。「ダルい」だけで翌日の仕事キャンセルするような人間だ。

 

思うに、正社員もっと緩く雇用できる制度があればよいのかもしれない。

正社員、というカテゴリに当たらない枠が必要なのかもしれない。そこはわからない。

だが、日雇い派遣労働者必要だし、そこに企業は決して安くないコストを支払っている。

ならば、いっそもっと公的な機関が今の派遣会社役割を担ってしまうのでも良いのではないか

ハローワーク日雇い派遣斡旋も扱えば、ある意味健全だと思うのだが。

 

 

俺が日雇い派遣で働いた理由は、ガチで「社会経験の一環」だった事を、何故か思い出した。

2012-10-02

日雇い派遣の問題は むしろ 一人あたりの給料の中に 紹介料を含めてはならない。紹介料は別立てで支払うこと。とすればいいんじゃないの?

紹介料は別立ての方がわかりやすい。

2012-01-29

最底辺にいた頃には思わなかったこと

引きこもったり日雇い派遣してるときには全体に絶望してるしうっすら膜がかかってて大丈夫だったんだけど

ちょっと這い上がって仕事的にもらってる給料に対してはちょっと出来る部類に入り、

かと言って周りを見渡せば上を目指すには絶望感もあるし、給料相応になれば単に使いどころの悪い従業員でしか無い

周りと交わって分かち合うわけでもなければという山月記的な感じ

振り返ってみればやれ結婚だやれ独立だそろそろ居場所も無くなる感じ 彼女いない歴=年齢 もそろそろ詰み

俺は何がしたかったんだっけな

俺は何ができたんだろうかって考えるようになったらもう終りが近いのかもなあ

2010-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20100719062020

単純な話

消費税増税は急がれる。

負の所得税は、実務を考えると、単なる住基ネットですら完備に時間がかかっている。

また、納税者番号の導入となると、日雇い派遣のように多数の人を雇っていて、偽名かもレベルで源泉10%で回している現状のシステムの回収に時間がかかる。

小さな店で、消費税の納付すら免除されている規模の店が、バイトを使ったとして、納税者番号が的確に報告されるようになるまでの期間が必要。

物理的なITシステムだけとっても、どんなに急いでも1年はかかる。でもそれって、大手の話で、中小向けまで含めて、ちゃんと会計システムができるのは、時間がかかる。

税務署本体の全国レベルでの集計なんてどんだけ予算も期間もかかるんだ?税務署を全国レベルバイトまで集計って前代未聞の大改修。出来るとは思うがすぐにとはおもわん。

 

科目別所得税については、すでに帳簿が科目別になっているので、集計の手順を変えるだけだし、現在免除になっているところは引き続き免除なので

大手だけから徴収すれば手間ではない。しかし、納税者番号は違う。

 

もちろん、納税者番号の導入は急がれるべきだとしても、実務レベルで急げるかどうかには『強い懸念』をいだいている。

そういう背景の中で

 

消費税増税だけが行われて、負の所得税の導入が遅れた場合、庶民の暮らしは一方的に苦しくなる。金持ちは変わらん。それが一番の懸念。 そもそも、負の所得税は導入されるかどうかもわからんが、消費税は、ほぼみえている。

であれば、少なくとも、消費税増税をぜいたく品だけにとどめ、生活必需品はむしろ減税とすることで、当面の庶民の生活を守りたい。

そうして、まずは、庶民の安全を確保した上で、 負の所得税の導入をまって、必要であれば、一律消費税でも良いし、科目別消費税のままでもよいじゃないか?

 

一番恐れるのは、一律消費税増税負の所得税なしだと思うが? 『財源無いのに負の所得税って言われてもね半信半疑』だし

個人的には、なぜ、負の所得税消費税と同じ土俵になってるのかすら疑問だ。政治の中で消費税ほど、負の所得税はテーブルに乗ってない。テーブルに乗ってるのは福祉主に老人とかwだ

金持ち金持ちからすれば、たかが食料品の税率なんてかわらんよ。もともと額面が彼らにとっては安いから。ぜいたく品はもともと上がるんだからどうあっても変わらんし。

もともと科目別消費税は、消費者保護でしか無い。

2010-07-02

とりあえず前に進みます

http://anond.hatelabo.jp/20100630232355

どうも元増田です。

ブクマトラバなんてせいぜいブクマ10、トラバ2ぐらいだろうと思ってましたが

たくさんのブクマと応援のコメントトラバありがとうございます。

たぶん今までの人生で書いた文章の中で一番反響があったと思います。

 

とりあえず返信したいのですがコメントが多いので、気になったものだけ抜粋して返信します

 

請負」にしてまぁ法律的にはセーフだけど中身は一緒、という方針転換をしたのでそういう言葉になりました。

なのでいまでも社員には”派遣さん”と呼ばれる。俺らも派遣で通してる。

  • 病院に行ったほうがいい
    • 病院はまだ行く予定はないですが検討しておきます。ネットや本で情報を集めて

悪い病院先生無料カウンセリングの皮をかぶった新興宗教には気をつけます。

  • 真面目すぎるんじゃない
    • 真面目というより自分視野が狭いだけかもしれない。自分でももっと楽に

気楽に生きればいいのにと思うこともある

  • やってもいないのに不向きと結論をだすのはだめじゃない
    • 俺は行動する前に頭で考えて、何もしないまま頭の中で補完することが多いです。
  • 家族思いだね

その人達に迷惑はかけれないってことです。たまにニュースで前途有望な若者が死んでしまった

話を聞くと「かわりに俺が・・・」と思ってしまうのと似ています。

  • 今まで何してきたの?
    • 今まで特に努力勉強もしていません、ただ流されて惰性で生きてます。

 

なんか自己紹介したくなったのでつらつらと書いてみた。本文とはあまり関係がないので読まなくてもいいよ。

 

高校を卒業後は田舎を離れ東京専門学校電気系)に入学、新聞奨学生

しながら学校に行く。高校を卒業したら就職するつもりだったが、時は20世紀末で今よりずっと

不況だったし電子電気に興味があり進学をめざす。だけど電気工事士資格とかとれずに

新聞を配ることで精一杯で出席日数ギリギリ卒業

(ちなみに、この新聞屋の店長さんはよく誤配する俺を叱ったりもしたけど、ちゃんと面倒もみてくれる

いい人でした。今もずっと感謝してます。)

別に学費は親にお願いしても良かったのだが、俺は馬鹿で成績も悪く俺がいける高校は授業料の高い私立

だけでこれ以上迷惑を掛けたくなかったし、当時は思春期特有の父に対しての未熟な反感をもっていたので

父に頼りたくない!という気持ちも強かった。

しかし就職活動仕事で疲れてたし、自暴自棄になってたので2年の春休みからはじめて、卒業間近で

某業務用機器メンテナンスをする会社就職が決まった。

入社してしばらくしてから父が東京に来て、焼肉屋でふたりで酒を飲みながら食事をした。

 

その時、父の半生をはじめて聞いた。

高校卒業後、持ち前の計算力を生かして簿記資格を取り会計の道に進む。色々あって

複数の企業渡り歩いて、とある不動産会社会計を任される。その会社は当時まだ未上場だったが

会社上場を目指し、父も上場するためのメンバーに加わりみごと二部上場を果たす(後にこの会社

東証一部上場する。)その功績が認められたのか、父は東京本社に転勤がきまる。

でも父は転勤を拒否、退社する。

理由はその時の家庭状況だった。弟は知的障害がありその事で母はよく泣いていたらしい。今では寛大で

明るくいつも前向きな母が毎日泣いていたとはちょっとショックだった。単身赴任になると母を一人にする

ことになるし、かと言って親戚も知り合いもいない東京に母をつれていくわけもいかなかった。

退社後は保険会社に入社し、未経験だが保険の営業をはじめ、数年でその地域の営業トップに躍り出る。

要は父は何でもあきらめず、努力し勢い良く挑戦していくが、周りの配慮も怠らないデキル男だった。

 

さて俺の人生に戻ります。そんなリッパで頼れる両親を持った俺ですが、なんとか新卒

潜り込めた会社は三年ほどで辞めてしまう。持ち前の人付き合いの下手さが社会人になっても

顕著にでてうまくいかず、給料もその時は安いと思っていたので辞めてしまった。

貯金社員寮で暮らしていた時期もあって300万円程あったが、2年間一人暮らしニートをしていたら

貯金がスッカラカンになった。親は無職の俺を心配するし、かと言って親元には帰りずらいので

日雇い派遣をはじめることになる。結局つなぎのつもりの派遣が2年も続いてしまい、今物凄く行き詰ってる。

 

別に比較する必要はないんだけど、やっぱ男として父をライバル意識してしまう。

父は職場では信頼されて、時には母には内緒で部下の借金の肩代わりをしたり

人事を任されていたときに採用した人間がのちの社長になったりと、まぁ月とスッポンです、ハイ。

 

リーダーや班長とか今までほとんど任されず、人からも信用されないしどちらかと言えば

自分から人を避け、周りから避けられていた人間なのでどうも社会にも人生ににも居心地の悪さを感じる。

この居心地の悪さは家族に対しても同じ。もう一人暮らしを10年もしてると家族とはいえ

同じ屋根の下で暮らすのは不安である。

でも、杖をついてヨボヨボになった父を見ると、そろそろ面倒をみないといけない気がする。

杖をついて歩く姿を見ると自分は何かしてあげてるだろうか?と自問する

色々と経済的に支援してあげたいが自分の生活がやっとなので無理なんだよね。。。

 

だったら勉強するなり転職するなりしろよ!と思うかもしれないが何でだろうね?今も全く行動に移せない

たぶんそういう性格なんでしょう、ごく稀にささやかに行動してあとは惰性で生きる。

実際この文章を勢いで書いたがどう終着点に持っていけばいいか考えるのが面倒くさくなってきたので

ここらで閉めようかなと思う。

 

とにかく今言えることは、はてなのみなさん色々と意見を有難う。

これからは肉食系になれないかもしれないけど、少しずつガッツリと意欲的に人生を歩んでいきたい

とりあえず就活面接をたくさんやることで”面接なれ”を身につけようと思います。

2010-03-09

ttp://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100309

就職できない人だって食べていかないといけない。でも正社員としては雇ってもらえない。では今までのように非正規雇用の道を探せるかというとこれも無理です。理由は、

(1) 友愛政権のおかげで、日雇い派遣製造業派遣が禁止される。加えてそもそも有期雇用だったのに“契約更新”まで「雇い止め」として問題視されるなど、非正規雇用も(企業側からみて)ややこしい制度になりつつあり、今後はその募集も増えない。

(2) 経済産業省は、現時点で正社員である人を守るために“専用のハローワーク”を作ろうとしている。これにより、好業績で人手の足りない会社も、正規であれ非正規であれ新規採用を増やす必要はなく、代わりに他社から正社員を借りてくればよい。この国では経済産業省も、新規採用を増やさないために全力で頑張っているのだ。

(3) 加えて高齢者非正規雇用市場に殴りこみをかけている。


→文字通り「若者、アウトッ!」なのだ。

で、どうすんだろ?


答えは下記しかない。

1.「雇ってもらう」ことをあきらめ、起業する。

2.若者にしかできないこと(高齢者にはできないこと)で食っていく。

3.仕事のある中国インドに行って働く。


おー、すばらしい!!

高齢者が苦手で、若者のほうが得意なことって何?  ITとか、創造性の求められることとか、語学とか?

おー、日本めちゃ明るい!!

2010-02-07

これから就職する人に提言

一般に、学生には時間が有り余っていますが、お金は足りていません。逆に、社会人お金は持っていますが、時間が足りません。

学生にとっては、時間をふんだんに活かした戦略をとるのが有効で、対して社会人にとっては、経済力を活かした戦略をとるのが得策です。

また、「お金を持った学生」と「時間を持った社会人」の立場は、圧倒的に競争優位性を持ちます。

逆に、学生であれ、社会人であれ、「お金時間もない(貧乏暇なし)」という事態は、何としてでも避けるべきです。これでは身動き一つとれません。

思うに、学生時代は、"ライバルとしての社会人"ということがあまり見えません。社会人になると、今度は学生のことが見えなくなります。

しかし、時代の突端をめぐる争いでは、学生社会人も入り乱れることになります。

そのとき、自分立ち位置の優位性と弱点を、把握しているかどうかは死活問題です。 

もしあなたが学生ならば、時間をふんだんに投下して、社会人に立ち向かうべきです。 

対して社会人であれば、経済力学生を引き離しにかかるべきでしょう。

以上は、何も学生社会人に限った話ではありません。自分の得意な土俵に引きずり込んで闘うのは、戦略常套句といえるものでしょう

そのためには、常に自分の強みを意識しておくことが不可欠です。

もう1つの提言

不断の問いとも言えるのですが、経済力がどれくらい大切かということは、なかなかに難しい問題です。

一般的に言って、手持ちのお金が少なくなればなるほど、お金のことがことが頭から離れなくなっていきます。

人間は弱いもので、本音で「お金は大した問題ではない」とか「お金よりも時間の方が大切だ」と言い切るためには、一定程度の収入が必要です。

お金はあって困るものではありませんが、なければ確実に困るものです。

ネットカフェに寝泊まりして、日雇い派遣仕事をしている人たちにとっては、「お金がすべて」である可能性が高い。

彼らの心が豊かで、教養芸術感性に溢れているとは、考えにくいものがあります。

では、現代日本である程度まっとうな生活を営むためには、いったいどれくらいのお金が必要と言えるでしょうか。

独身男性東京でひとりで暮らす場合、手取りで月に15万円(額面で20万円程度)くらいは必要です。

これくらいあれば、心がけ次第で、あまりお金のことを心配せずに、日々の生活を送ることができるでしょう。

月収が15万円あれば、"選択と集中"でデジタル機器情報通信網をそれなりに充実されることも可能です。

手取りで月15万円を下回ると、"貧すれば鈍する"の言葉通り、どんどん気持ちが委縮していってしまいます。加速度的に"将来への不安"が膨らんでいきます。

手段は問わないので、毎月15万円以上の定収入は、確保しておくことです(学生であれ、社会人であれ、年金生活者であれ)。

生活保護の支給額はもっと下だ」とか「節約すれば月に10万円の収入でも十分にやっているける」などの異論はあるかもしれませんが、それは別件です。

僕たちは、この人生において、何かを成し遂げるべく生きているのであって、「単に生存していればいい」という人たちに構っている暇はないのです。

生活保護対象者が、PCを何台も所有していたり、ipodICレコーダーなどのガジェットを駆使した生活を送ることは、

おそらく許されない(金銭的にも倫理的にも)でしょう。

やはり、それでは困るのです。

この自由経済の世の中にあっては、一定以上の経済力があることは、前提条件です。

三流大学出身者が就職活動に際して"学歴フィルタ"にかかって、排除されるのと同じように、月収15万円(年収180万円)以下では、

実質的に"健康文化的な生活"は難しいわけです。

2009-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20090920175209

増田失礼ー。

なぜ、多くの国民は、派遣請負の原則禁止を望むのか?しかも、選挙時にほぼ全政党が、似たような公約を掲げるくらい、圧倒的多くの国民がそれを望んでる。この場を借りて、色々な人に意見をお聞きしたい。

マジレスすっと雇用情勢が悪化したからじゃないの。派遣請負は、人件費を調整するための安全弁として機能している側面があるわけで、景気が悪くなればその影響をモロに受ける。そうなれば『簡単に解雇できる』ということを規制して欲しい、と考える人が数多く現れるのも不思議なことじゃなくね?個人的には金融財政をミックスしたマクロ経済政策の実行によって景気の浮揚を図る方が合理的だと思うけど、景気回復が実現するまでの間、どうにかして手持ちの資金でやりくりせねばならぬ立場の人々が、まず雇用を守って欲しい、と考えることは彼らの立場なりに合理性のある考え方だと思う(これだって、無理矢理解雇規制するよりかは、失業者へのセーフティネットを強化することの方がベターなように思うのだけど。まあ、日本人は所謂生活保護のような社会保障を受けることを恥・罪のように考える傾向が強いし、中々この方面で問題を解決するってことは難しいんだろうね。多分)。

たしかに、この種の労働規制は、格差を拡大させる可能性が高いとしか言えない。むしろ五分五分でもいい。私が疑問に思って、みなさんにお聞きしたいのは、「格差を拡大させる可能性が高い労働規制が、なぜ議論の余地がないほど絶対正義になってしまったのだろう?」です。何かご意見ありましたら、お聞かせください。

そもそも『労働規制』は議論の余地のない絶対正義になってるかなー。旗色こそ悪くなったものの、派遣禁止が雇用の縮小を招くのではないか、という懸念・危惧経済学系のブログを眺めていると割合見かけると思うんだけど(以前から、EUにおける若年失業者の問題と絡めて解雇規制労働者保護が却って労働者雇用に悪影響を与えるのではないか、ということはよく語られていた)観測範囲の違いの問題なのかなあ。少なくとも労働規制が議論の余地の無い絶対正義、とかそんなこと全然ないと思うよ。だいたい、雇用側の皆さんは嫌がってるじゃないですか(笑)派遣の廃止が国民の大半に共有される「絶対正義」だっつーなら、有無を言わさず派遣をみんな正社員に登用してもらいたいものです。

あと、『格差を拡大させる可能性が高い』みたいなことを元増田は言ってるけど、日雇い派遣請負というバッファがあれば正社員に登用されやすくなる、みたいな前提ってどっから出てるんですか。何か統計的に確認できる資料があるようでしたらお見せ頂けると幸いです。正直、そういうバッファが存在するかどうかよりも、マクロ経済の状況のがよっぽど影響大きそうなんだけどなー。それと、一つお尋ねしたいんだけど、増田労働者派遣法が成立する以前(労働者派遣法の成立は1985年。当初は派遣できる業種がかなり限定されていたはずだから、1999年の改正以前と考えてもいいけど)に於ける日本格差は一体どうだったと思ってるわけですか。元増田理屈に従うと格差ひどいことになってんじゃないの。昔の日本マジヤバイ、みたいなことを言いたいわけですか。まあ、昔の日本には格差が無かった、てのは幻想に過ぎない、ということはたまに指摘されていると思うから、必ずしもそういう主張が論理的に成り立たないというわけじゃないけど、どうもその辺についてきちんと考えた形跡の見られない増田の主張には、あまり説得力が感じられないなー。

あと、格差がどうこう言うなら、所得税累進課税率が一貫して減少しつづけていることについても何か言ったらどうなの。あれ派遣がどうとかよりもよっぽどヒドいと思うんですけど(参考:http://tinyurl.com/37dhm6)。具体的な税収についての資料は今手元に無いけど、消費税増税分がチャラになるぐらいは減税されてたはず(てか、改めて表見直して思ったけど、露骨に高所得者が得になるような改正がされてて胸糞悪くなるなー。なんでこれもっと話題にならないんだろ)

2009-08-19

党首討論を見てきた

見ながら要点をまとめていこうと思う。

テキストおこしではありません。何を言ってるのかをメモした感じ。

麻生内閣総理大臣鳩山民主党代表による党首討論生放送 1/5(sm7916254)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7916254

・もっとも優先順位の高い政権公約または主張を三つ示しなさい。

麻生   ・景気最優先

   ・安心社会実現

   ・日本を守る

   一番の違いは責任力。公約には実現可能な見通しと一貫性が要る。

   

   

   昨年9月から経済景気対策に力を入れてきた。

   世界同時不況から国民の暮らしを守る。半年間に四度予算編成した。

   ・中小企業資金繰り対策、

   ・地方公共団体自治体への支援

   ・高速道路休日一律千円

   ・定額給付金

   ・エコポイント

   株価7050円が10400円まで回復。しかし景気回復を肌で実感するまでには至っていない。

   まだ道半ば、景気対策最優先でいく。

   

   民主党には経済の政庁政策が見えないまま金をばらまくように見える。

   自民党経済成長パイを大きくした上で分配を考える。

   

   

   安心社会実現。

   ・従業員解雇しないでいる企業雇用調整助成金

   ・失業者母子家庭には生活費支援、妊婦検診。

   全世代・全生涯を通じた安心雇用をつくる政策を加速していく。

   

   ・子育て家庭の支援:幼児教育無料にする。

   ・高校生大学生に返済不要の奨学金

   ・年長フリーター正規雇用非正規社員のために日雇い派遣原則禁止

   ・女性社会進出のため、保育園待機児童をなくす、企業も支援しマザーズハローワーク拡大

   ・年金国庫負担1/2へ引き上げ実施。長期的には年金財政は安定している。

   ・無年金・低年金対策に年金支払い期間25年の短縮

   

   財源

   景気回復後に、社会保障のために消費税を含む税制の抜本改革。借金を子や孫に残さない。

   行政改革

      天下り禁止など。経費の見直し。

   

   安全保障

   ・北朝鮮ミサイル核実験の脅威:国連での制裁決議にしたがった貨物チェック。これを民主党が廃案にした。

   ・国際的なテロ対策や海賊対策:燃料補給と護衛。

    これらも民主党は反対しているが、最近政権とれそうだとなると姿勢が不明瞭になっている。

   

   この8月を日本を考える月にしてほしいとのこと。

   ・経済の成長戦略のない政党では景気回復は無理。

   ・財源の無いばらまきは無責任

   ・安全保障一貫性のない政党に国は守れない。

   ・安心、活力、責任

   

   

   

鳩山   ・麻生と私を比べてみろ

   ・麻生政権とってるのに成果を上げていない。

   ・政権選択の機会がようやくきた

   ・国民政権選択をしろ

   

   申し上げたいこと

      ・なぜ政権交代ができなかったのか

         政権交代が無かったことが国民になぜ不幸をもたらしたのか

            政権交代事実上なくてどうなったか二つをあげられる

               ・ポスト争い

                  官僚に作文をゆだねる

                     無駄遣いが起きた。

               官僚任せの政治では無駄遣いをなくすのはできないので政権交代

               ・政策を官僚に任せた

                  国民との接触が多くないので机上の計算

                  財政再建が錦の御旗になり社会保障が切られる。

                  障害者自立支援で支援切られた。

                  後期高齢者医療制度批判。

            結果として借金地獄になった。そして消費税増税なってしまう。

            

   民主党提言

      ・天下り渡り天国一掃で 無駄遣いのない国に変えていきたい

      ・あたたかい政策「友愛社会実現」を作り上げていくのが肝要だ。

         ・医療年金

         ・教育子育て

         ・地域主権

         ・雇用経済

      これらを民主党がやらなければならないテーマであると!

      

   ・年金マスコミ煽りタイトルそのまんま。消費税で賄う前に消えない年金にすると「誓い合っている」ところ。

   ・経済対策:家計を直接的に潤わせて経済を展開させていくのが民主党のやりかた。ばらまきではない!

      ・子育て少子化対策は月二万円配る。ばらまきではない。

      ・高速道路無料

      ・暫定税率廃止

   ・財源は無いといわれるがある。

      一割以上の無駄遣いがあると思っている。事業仕分けをしていけば必ずそれを見つける。

      政権交代さえすればそれをやる。

      無駄だと判断したものは後回しにする。一年二年放置する予定だ。

   三つ目の提言

      ・政権運営を根本から変えていく。

      ・政治主導で解決する閣僚委員会で物事の解決を図る。

      ・国家戦略局をつくる。

      ・行政刷新会議無駄遣いをなくす。

   

   あたらしい国民主権が見いだせる政治を模索。官僚任せではない。

   

・上記を踏まえて討論開始

   攻守かえて3セット、二ラウンド行う。1発言2分以内。

▼第一回目党首討論 開始

   【質問】鳩山:「公約現実績について、四年間を総括しろ」という内容を国民生活という言葉を交えて質問

      【回答】麻生「成果を上げた」四年前のマニフェストと現状を比較。

      ・郵政民営化 : 一番の問題。実現した。

      ・基礎年金国庫負担比率を1/2にした : 民主党は反対したけど実現。

      ・教育基本法改正 : 長年の念願。実現した。

      ・消費者庁設置 : 民主党は反対したけど実現。

      ・憲法改正のための国民投票法 : 実現した。

      

      120項目あげたなか、半分は実現した。残りはすべて取組中である。

      民主党の行動をみていると、反対だけで議論に乗ってこない。景気対策年金改革・安全保障など。

      

      マニフェストに挙げたものについてはかなりのものが実現できた。

   

   【質問】四年間総括すれば国民生活は厳しくなるいっぽうではなかったか失業者はふえたんじゃないか。

   郵政民営化をすれば、景気も地域社会もよくなる、社会保障も充実する、

   外交もよくなるというマニフェスト自民党は提示しただろう、現実はそうではなかった。

   反省から出発しろ。出来たところを言うな。

   国民の実感としていえばおかしな方向に導かれていると、麻生はしっかりやってくれと思っているのだ。

   麻生は総括反省が足りない。そのことに対して改めておたずねを申し上げたい??

   //「そのこと」ってなんだ?なにを指してる?

   「実現した話ではなく、景気回復していないことへの反省の言葉を聞きたい」ということかな。

   同じ質問を二度したような感じ。

      【回答】麻生 //成果についてさらに掘り下げていくことにしたらしい。

         ・外交:日中韓三国首脳集まって会談が実現。

          4年前は厳しかったが、10年間で見るともっともよい状態ではないか。

         ・継続中の問題もある。

         ・消費者庁民主党の反対がなければもっと早くできた。

          消費者側にたった法案になぜ賛成してくれなかったのか。

          消費者としても残念だったろうと思う。

   【呟き】消費者庁は最終的に賛成した。修正を非常に見事にしたと高い評価をされている。麻生事実でないことを言った。

   【感想鳩山:「郵政民営化改革をすればすべてがよくなる」という発想で四年前出したモノは

    現実はそうならなかったことについて厳しく総括すべきだ。

   

   【質問】消費税:景気がよくなれば再来年後半から年率2%増税公約がある。本当にこうするのか?(y/n)

      【回答】麻生「中福祉には中負担が必要」

         ・欧州と比較すると高福祉だが高負担である。負担率70%、消費税率20%。

         ・アメリカは低い消費税率

         ・日本国民皆保険という福祉ができているが、5%である。

          これでは毎年1兆円増える社会福祉をまかなえない。

         これらの理由により景気回復"後"に、税制抜本改革と合わせて増税する。

         社会保障少子化対策に当てる予定である。

   

   【質問】鳩山:YesかNoか二択で聞いている。

      ・来年度後半に景気回復

      ・景気回復したら消費税増税

      この二つの公約マニフェストで謳ったのか?そう解釈していいのか?

      【回答】麻生マニフェストの理解度はひとによるが、基本的に同じことを言っている」

         ・基本は景気回復経済は生き物なので100%の保証はないのは誰でも分かる話。

         ・仮に経済成長が2%になった場合、増税可能な状況に達したと判断できるだろう。

         ・経済状況の数字を見た上で、どうするか判断しなければならない。

         ・引き続き景気対策をやりとげる。

         ・消費税増税ができる環境にしていくの。

   

   【呟き】鳩山:そのくらいは何度も聞いて私でもわかっている。

   【感想鳩山マニフェスト国民との契約である。重いモノである。

      「景気回復公約」で、「景気回復したら増税する」というのは、

      「2011年には増税する」のが公約だということだ。常識的な判断だ。

      2011年増税しなかった場合=景気が回復しなかった時は、公約違反になる。

      //経済は生き物であるということを理解してない模様。

   

   【質問】鳩山民主党には財源がないと批判されるが、自公政権は130兆円の国債を発行している。

      国民負担も6兆一千億円負担増している。借金と負担増が自公連立政権の姿であると思うがどうか。

      【回答】麻生「最初の質問から趣旨が同じことばかり聞いてる」

         ・景気回復 → 税制抜本改革

         ・毎年1兆円伸びていく社会保障消費税で賄う。税制の抜本改正が必要になる。

         ・民主党は毎年増える社会保障の財源をどうするのか

         ・低金利でも企業はお金を借りないということは金利政策に効果はない。

          日本1992年以降経験してきた。欧米はこれを今経験している。

         ・財政出動によって景気回復の体制を整えなければならない。

      

   【質問】鳩山景気回復のために借金漬けにするという発想になるのか?

   【回答】麻生「ご質問ですか?」

      ・景気回復をしなければ行けないという主観論ではなく、景気回復をさせるために財政出動を行う。

      ・国際社会では景気回復が確実にはっている国はない、世界同時不況になっている状況である。

      ・積極的な財政出動をやらなければならないという覚悟を決めて動いているのは現在中国がある。

       財政出動なしには輸出に頼った景気回復は不可能であるという話をしている。内需拡大以外はない。

      ・中国内需拡大の動くによって日本の輸出は中国向けに関しては伸び始めている。

      ・日本内需拡大を着実にやっていくことによって経済を自転させていくようにする。

       そこまでいく間、財政出動で支援をし続ける必要があると思っている。

   

   【質問】鳩山無駄遣いを放置し借金漬けにして消費税増税、こんな政治なら誰でも出来ると思っている。

      国民にツケだけ回すような政治はやめなければならないということを申し上げたい=政権交代したい。

      なぜこうなってきたのかは官僚任せだからだ。

      麻生天下り渡りを全面禁止するという話をさっきしたが、発表当日にこの項目を削除したと聞いて居る。

      なぜ削除したのか?よくわからない。なぜ禁止するのを止めたのか。

   【回答】麻生「きわめて簡単です。」

      ・既に天下りは禁止・廃止なっているから。

      ・年内に、一年間の約束でやると政府で決めている。

      ・マニフェストにあえて書かなくてもそうなっている。

   

   【質問】鳩山マニフェストに強く書かないと、かけこみ天下りが行われている。どうしてこれがおきているのか。

      禁止されているにもかかわらず30年以上続いている。この現実をなぜ止めさせないのか。

   【回答】麻生公務員の特権を許さないと申し上げ、実行している」

      ・民主党の場合は観光路に推薦を受けている強い支援団体(自治労)、組合天国とからかうところ。

      ・自民党2015年までに国家公務員を8万人削減するとしている。約束通り実行している。

      ・民主党の場合も公務員人件費二割削減と言っているが、解雇か減給か?地方に移すだけなら解決にならない。

      ・公務員官僚の特権は許さないという方向で踏み切っている。

   

   【質問】鳩山:それが守られていないから問題だと指摘している。不公平な世の中になっている。

      止めるといいつつ天下りバンクを作っているのは止める気がないのだ。

      天下りを止めるという文言がマニフェストから削除されたことが問題である。

      民主党共感を持たれるのはその点であるので、解決の努力をしていかなければならない。

      国民の気持ちを理解してやれ。もう一回答えろ。

   【回答】麻生「どの点について言っているのかわからない」

      ・年内にと言っている、今はまだ8月だ。

      ・官民の人材交流センターを作る。これを鳩山天下りセンターと呼ぶが違う。

      ・再就職の斡旋を考えたときに、国家公務員を65歳まで採用はできない。人件費が増大する。

      ・65歳まで全員が勤務する組織体制を作るには時間がかかる。

      ・すぐに止めるというのは言うは易し、行うは難しである。

      ・きちんとした対応をしたうえで実行することに理解をしてほしい。

      ・有能な人材を権限や予算をバックに配分するということが天下りというものだろう。

      ・官僚人材を有効に使うのは大事だと思う。

   

   【感想鳩山天下りの話は結局認めている。天下りバンクを認めた。

      常勤役員が1/3を超えるような団体企業再就職支援を行わない

      というのが削除されたのはこれからも天下りするのだと理解する。

   【最後の質問】鳩山経済パイを増やして家計を最終的に潤わせることは結構だ。

      10年後の手取りを100万円増やすという話より、4年間でどのくらい増えるのか。

      その前には、100万円減っている。100万円じゃ足りない。どのようにどのくらい増やすのか?

   【回答】麻生自民党政権公約は原則四年で実行するものを掲げている」

      ・一点だけ取り上げられた。

      ・二年後に社会保障カードを導入して年金がどうなっているかわかりやすくする。

      ・三年後に幼児教育無償化、無年金対策の実施を掲げている。

      ・いずれ四年以内の話を掲げている。その上で10年後の目標を掲げている。

      ・民主党はどのような政策を持っているのか聞いてみたい。

      ・所得が下がっていると言うが、同時に物価も下がっているのを指摘。

      ・きちんとした目標を掲げてそれに合わせて努力していくべきだと思っている。

      

▲第一回目党首討論 終了

▼第二回目党首討論 開始

   【質問】麻生民主党の財源無きばらまき政策について。

      ・子供手当 5兆円/・高速道路無料化 2兆円/・農家個別保証 1兆円/合計8兆円ばらまく。

            子供手当の財源:扶養控除・配偶者控除の廃止 これ全部やっても1.4兆円にしかならない。

         子供の居ない家庭・子供の世代に借金が押しつけられるのではないか。

      このようなばらまきを毎年続けていくのは不可能だと思うので納得できない。

      財源無きばらまきは無責任だと思うがどうか

      

   【回答】鳩山:財源には全く心配してません。新しい政権には新しい予算で総取り替えになる。

      ・優先度の低いダムとかの事業を辞める。先送りにする。

      ・天下りをなくす。天下り先への予算をなくす

      ・官製談合随意契約をなくす。

      ・9.1兆円賄うことができると思っている。

      子供手当に関して:子供の居ない家庭には増税になる。65歳以上は公的年金控除拡充があるから増える。

         65歳未満で専業主婦は月平均1400円増税になるが、社会全体で子供を養うのだと理解してくれ。

   

   【感想麻生:1400円で5.4兆円をまかなえるだろうか。いずれ明細を教えてほしい。

   【質問】麻生行政無駄を排除するのは当たり前です。政府与党今年度も約1兆円見直しを行った。

      民主党が切るといっている内容の中には補助金がある。その内容は社会保障費と地方交付税だけで40兆円。

      残り10兆円の半分が教育費。これを切るのは弱者いじめ地方いじめになるのではないか。

      公務員人件費二割削減という話では、解雇か減給か地方に移すだけなら解決にならないのではないか。

      公務員労働組合の支援を受けている民主党にとってそれはできることなのか。

   【回答】鳩山:十分にできる。企業経営厳しい状況で、経費の1割無駄を無くそうとすれば出来る話だ。

      一般会計特別会計で207兆円。社会保障などの残りは70兆円。これを事業仕分けをすればできる。

      国が止めるべき事業、地方自治体に任せるもの、民間でできるものを政権交代してから仕分けをする。

      事前調査したところ、26%無駄があるとみている。10兆円~15兆は作れる。

      それ以上は政府が無いと言っていた埋蔵金を使う。政府資産は相当あるのでこれを売却して生み出す。

      全体として16兆8千億円生み出すことができると考えている。

   

   【質問】麻生:207兆円のうち、補助金49兆円、借金返済80兆円、年金医療47兆円。これをどう積み上げていって

      その内容をどう精査すればそれだけのお金が絞り出せるのか手口を教えていただきたい。

      そんな簡単に出てくるはずのものはない。

      私どもも調べて毎年2200億円社会保障関係の問題(削減?)をやってきたが限度にきて今年からやめた。

      毎年1兆円増えます。これに対応するためには中福祉・中負担がいるんだと思っている。

      したがって景気回復後に消費税増税をお願いしている。消費税はすべて社会保障少子化に使う。

      民主党は今後大きく増加するであろう社会保障関係費に消費税を上げずにどう対応するのか?

   【回答】鳩山役人無駄遣いに一銭も使わないといいながら補正予算役人無駄遣いに使っているじゃないか。

      アニメの殿堂という話もある。消費税いつまでも上げないですむとは思っていない。

      しかし現在経済状況を考えたときに、消費税をどう使うか思えば、増税は考えられない。

      年金一元化をする。最低保障と所得比例の部分があるが、所得が少ない人に最低保障をしたい。

      そのための財源として消費税を充てたい。すべて以降させるためには40年かかるが、それを半分にする。

      20年かけて徐々に移行させていく間、年ごとの負担が増えるわけではない。

      民主党政権の四年間は消費税増税する必要はないと考えている。経済的にもその必要がない。

      

   【質問】麻生:最低保障年金を全額税方式にすると言っておられる。20年でやる、そんな悠長なことは言っていられない。

      税負担分を1/3から1/2に引き上げるのに反対したのは民主党である。全額税方式を40年かかるとしたら、

      無年金・低年金で苦しんでいる人には全く対応できない。現在消費税収入は13兆円。国の取り分が7兆円。

      基礎年金給付は年額20兆円。年金給付を大幅にカットするのか?そんなことは出来ないだろう。

      消費税率をよほど上げない限りは全額税方式を実現できないでしょう。

      それならばなぜ1/2に引き上げるのを反対したのか?主張が矛盾をしていると思う。

   【回答】鳩山:その……こと…はです…ね、1/3から1/2に上げる財源を何にするか、

      消費税のアップで賄うことを約束したのに、間に合わなくなって他の借金で賄うことにしたのを反対した。

      趣旨が違う。方向性が間違っていると言ったのではない。財源が借金になることを反対したのだ。

   

   【質問】麻生消費税で今全額賄えることにはならないのだと言ったばかり。

      13兆円にしかならず、基礎年金には20兆円要る。これに移行するのに40年かけるという。

      この間無年金・低年金をどう対応するのか、はっきりしないのは無責任である。

   【回答】鳩山:たとえば20年とすれば、1/20ずつ移行するということだ。20年かけて年金を全額税方式にする。

      そのときには消費税増税の議論が不可避になる。

      しかし最初の五年、十年に消費税増税しなければならないということにはならないと考えている。

   【感想 Permalink | 記事への反応(0) | 18:43

2009-06-02

http://anond.hatelabo.jp/20090602153959

貯金はちょびっとずつだけどやってる。初めの1年は入っただけ使ってたけど、その後の3年でコツコツ残してみたら100万溜まった。

やっぱり余裕があるのとないのとでは全然違う。自転車PC故障してもすぐに買い替えられるし、エスケープの難しい飲みや遊びの誘いが来ても無理に断らなくても済む。

だから本当に上を見ても下を見ても仕方がないのは判ってる。同じ年代で蓄えどころか定職も住処も着替えも持たずに日雇い派遣で生き延びてる人たちが居ることも考えてしまう。

でも時々、用事なんかで街に出ると綺麗な服着てブランドものの袋を提げたり、颯爽とMTBに乗ったり、びっくりするほど高いカフェに躊躇なく入っていく同年代が居たりするじゃない。

そうでなくても自分の近所を見まわしたって、同年代でもう普通家族を持ったり家を建てたり車を持ったりするのも珍しくなくなってきたりするじゃない。

そういうのは自分の生活では絶対に近づけない領域で、もう自分はきっとああいう中流な生活は出来ないんだろうなと思うと、時々死にたくはなる。フーハハハァー。

2009-02-17

とある日雇い派遣のつぶやき

男、26歳、都内在住、一人暮らし

専門学校卒→会社員3年→無職2年→日雇い半年

貯金ほぼゼロ、親とはうまくいかず帰れない

最近仕事がめっきり減って毎日仕事できず困ってる。

転職したいが仮に転職できたとしても、その間の生活費がない

最初の給料が出るまでの家賃生活費が無いと生きていけない。

かと言ってこのままじゃヤバイし。

死も考えたけど痛そうだし、さすがにこの歳で死ぬのはもったいない

コミュ力ないし資格学歴コネも友人も恋人もいない、そんな人間に合う仕事ってあるかな?

2009-01-03

派遣村直前の人達と過ごした年末年始

学生だけれども、小遣い稼ぎに年末年始日雇い派遣バイトをして過ごしてみた。

派遣先は、某デパート催事場設営の什器搬入仕事

デパート什器業者→人材派遣人材派遣人材派遣

と言う順序で人が集められているらしく、什器業者のスタッフが10名程なのに対して60名程度のバイトが集められていた。

自分が申し込んだ人材派遣業者からは10名程集められていたけれど、そいつらの半分が凄まじいクズばかりだった。

仕事中だというのに自分人材派遣業者の寮には入れるかどうかの心配しかしていない奴、しかも頭が猛烈に悪いのか什器を運ぶ際に指示されたことも出来ない。

また20代中盤の奴は、バイトの間中自分がやっているネズミ講アフィリエイトの勧誘と自分が売っている健康グッズの宣伝をしていた。

そんな連中に、什器業者のスタッフはもちろん怒る訳だけれども、怒られても反省することなくぶつくさ文句を言っている。

そして、自分たちが動かないせいで仕事が進まないのに、什器業者スタッフ仕事段取りが悪いと責任をなすり付けている。

仕事の出来不出来に体力差は関係なく、若い世代程しっかり働いていて、歳を取った奴ほど機転が効かず言われたことも出来ていなかった。年を食ってこんなバイトをやってる奴は、ほとんどがクズなんだろう。少なくとも一緒に働いて、まともに普通のところで働ける人材だとは思わなかった。

ちなみに、こういう所に流れてくる人達はやはり派遣先をクビになった人達ばかりだった。

こんな働きしかしないんだと、派遣もクビになって当然だと思った。

派遣村に居る連中も、このバイトであった人達とあまり変わらないんだろう。

派遣村支援してる人達がいくら頑張ったところで、彼らは一生良くならない。そう思った。

2008-11-19

厚労省殺傷事件で人を殺す以外にこの国に政府に訴える方法は存在しないと思った。

現代の豊田商事事件が起こったと思った。

元厚労事務次官は「行政官として恨みをかったとしたら本当に気の毒なことだ。理由はわからないけど、年金みのテロだとしたら、正常とは思えない許し難い行為だ」と話した。

ってコメントされてるけど、この人たちは「月数万の年金くらいで、人を殺す奴は異常」というコメントに見えなくも無い気がします。庶民からすれば、長い人生の半分を費やして積み立てたカネを勝手に消されたり、天引きされたりすれば、殺したくもなる人も出ると思う。年金の額によっては、後期高齢者医療保険天引きされたら生活できない賃貸住まいの単身世帯の老人もいると思う。

お金持ちになればなるほど、人生におけるお金価値が小さくなり、貧乏になればなるほど、人生におけるお金価値が絶大的に大きくなる。上記のコメント前者意見であり、この事件は後者意見なのかもしれない。

お金持ちほど「世の中お金じゃない」と言い、高学歴な人ほど「学歴は大事じゃない」と言うのと同じだ。

フランスなど、革命が大好きなヨーロッパなどで、これくらいの大きなカネの問題が発生したら、暴動が起こって、もっと人が死ぬと思う。だから、ヨーロッパの福祉は充実しているという意見がある。

日本の政治家は人が死ぬと動きが早い。

豊田商事事件の後にペーパー商法から消費者保護する法律ができた。秋葉原殺傷事件の数ヵ月後に、日雇い派遣が全面禁止された。校門圧死事件のあとから、日本校則が次第にゆるくなり、さかきばら事件のあと「生きる力」とか「ゆとり教育」とか言い出した。東大生が「自分の性器から白い液体が出る」と遺書を残して自殺したため、日本性教育は発達した。

高校生のとき、日本を変えるにはセンセーショナルな発言を残して、誰かを殺せば変わると本気で思っていた。それは政治家になって日本を変えるよりもずっと手っ取り早いと思っていた。今ではそれは危険思想だと思うけれど、そう思い続けている人もいると思う。

今回の事件と年金問題とは関係ないといい続ける政府関係者意見に「そんなわけないだろ」とつっこむ人も多いだろう。模倣犯を恐れた各社マスコミ意見にインフォメーションコントロールを感じる。

暴力で訴えることは許されないとコメントがあった。しかし、人が死ぬということほど絶大なメッセージ表現方法を庶民は持っていない。

街頭でオバさん集団がデモをしてもなにも変わらない国なら、誰か殺そうという人も出るだろう。

2008-10-19

日雇い派遣のなんとかユニオンの話をテレビで見た

仕事がなくて生活していけないので誰かなんとかしろ、という主張だった。手作り横断幕も貼られていた。

…いつも思うんだが、なんでああいう人たちの作る横断幕は字が下手なまま貼られるのだろう。レタリングの仕方とか美術時間に習わなかったのだろうか。

で、その人たちが言うには、去年は仕事をいくつか提示してもらってそこから選べたけど、今年は「すでに埋まってます」とかで断られることばかりになった、とのことだ。その人は36歳だった気がするんだが、ぶっちゃけ、それは、1年経ってあなたが派遣屋のメイン層の年齢制限をオーバーしただけなんじゃね? と思った。労働環境やら景気やらも1年で変わったかもしれないが、あなたも変わっているはずだ。テレビ屋に切り取られたインタビューを見る限り、それも悪いほうに。

まあ、つまるところ、貧すれば鈍す、ということなのだろう。1ヵ月後の金を持っている人間が、明日の金の心配をしている人を諭すことはできない。
何年か後にあの輪に加わることになるのかもしれないが、そのときはせめてきれいな字の横断幕を描きたい、と思う。

2008-10-18

労働者代表選出選挙

以前登録して最近はまったく使っていない日雇い派遣業者から、こんなメールが来た。

件名:労働者代表選出選挙について

スタッフの皆様、日々のお仕事お疲れさまです。

この度、ご登録いただいている支店において労働者代表選出選挙を実施いたします。

労働者代表を選任する意義・立候補投票資格などの詳しいことは、??10月19日(日)まで支店に掲示されている公示文書をご覧ください。

なおご不明な点などにつきましてはご登録支店支店長までお問い合わせください。

組合ではなく、会社側が「労働者代表」を選出するってどゆこと?

なんかの罠?

2008-10-15

派遣社員に妙な同情はやめてくれ

派遣会社から「増田さんなら正社員仕事ありますよ」「この仕事正社員になれるチャンスがありますよ」みたいな言い方をされると非常に萎える。リップサービス程度に担いでくれるならともかく、具体的なオファーとなるとかなり面食らう。転職エージェントとしてのあんたとこの会社には興味ないし、紹介予定派遣も登録時に希望しないと告げていたはずだ。今の僕が満たされていない立場にあると勝手に決めつけ、勝手に吉報かのように話を持ってこられても困る。この世の中には望んで派遣社員という立場を選んでいる人が居ることを、本職のあなた方が理解していなくてどうすんの。

悪気は無いのだろうから大して腹は立たないけど、なぜ僕が「正社員になれずにあがいている人」に見えたのかが正直なところよくわからない。マスコミの偏った報道のせいだろうか。彼らがそう思うということは、ひょっとして大多数の派遣社員というのは「出来れば将来的には正社員になりたい」と考えているってことだろうか。そんな馬鹿な。僕のように根無し草で、いろんな地域でいろんな国でいろんな職場でいろんなことをやりたいと考えている人間もまた大勢居るはずだ。

僕の今の派遣先企業はとても居心地がよく、職場環境や僕に与えられる権限についても申し分が無い。妊娠している女性が多いのは良い会社である証拠だ。こんな会社に入社できた社員幸せ者だと心の底から思ってる。だから僕もできれば2年ぐらいはお世話になりたい。だけど、長くて2年。きっちり心にそう決めている。前職があまりに居心地の良い職場で3年も居続けてしまったという失敗をやらかしているからだ。僕には40歳までに実現したいことがあるので、それになるためにはどうしても「今」の職場におけるスキルの蓄積が必要だし、2年後には別のスキルを身に付けるべくまた別の職場を探さなくてはいけない。これの繰り返しだ。そういうときに、派遣会社存在は魅力的だ。20年前から言われ続けてきたポピュラーな派遣会社の使い方のはずだ。

なのに、派遣社員勝手格差社会被害者かのように決め付け、派遣会社を悪の組織かのように叩いて同情してくれる人たちが確かに居るようだ。その気持ちだけで十分です。大して知りもしないのに勝手なことは言わないでください。せめて(偽装)請負業者と一般派遣会社との区別ぐらいはつけてください。

派遣社員は安定しないから」「50歳、60歳になったらどうするの?」と聞く人にも言いたい。派遣社員だって自分人生設計自分でちゃんと立てています。派遣社員が安定しない身分だから正社員になれ? それ、商店街八百屋さんや喫茶店のマスターにも言えますか? 

「近所にヨーカドーが進出してきたらどうしますか?」「スターバックスが出店したらどうしますか?」なんてお節介を焼きますか?

ドラフト1位指名選手にも「プロで成功している人は一握り。怪我とかしたらおしまいですよ」と言って止めますか? 

できやしまい。そんなリスクを気にしていたら商売なんて無理ですよ。勝算を持ち、成功を信じてやるしかないじゃないですか。しかも彼らは労働者としての保護が無い分、僕らよりはるかに「安定しない生活」の危機に晒される可能性が高い。みんな勝負して生きてんの。それに比べて僕は社会保険料だって税金だって全自動で納付する労働者失業保険だってあるし、教育訓練給付制度にだってあやかれる身分だ。彼らみたいに自立して、ヒリつくほどの危機感を日々抱いているわけではないし、それなりに安心・安定した人生を過ごしています。名ばかり個人事業主偽装請負の仕組みには加担しないよう心がけているし、やましいことはしちゃいません。放っといてくださいな。

僕だって最初から素晴らしい会社派遣されていたわけではないし、お給金も目も当てられないような有様でした。今の額も実のところ満足しちゃいません。でも、勤怠管理をきちっとし、タイムシートの提出も遅れず、なるべく残業をしないよう心がける。1年間、こういう当たり前のことを当たり前にこなした結果の賃金交渉が失敗に終わったことは滅多にない。派遣先企業の本決算の時期を把握して賃金交渉していますか。工数管理をされない立場の人は、自分工数管理表を作っていますか。1年間、自分がこなしてきた業務の一覧を営業に見せていますか。お客さんに評価してもらった仕事のことをちゃんと記録に残していますか。ささいなことでも、「これだけやりました」と胸を張って言えるっていうのはとても重要なこと。

派遣社員だって実績を積んでの営業活動は必要なのですよ。黙ってても時給なんて上がらないし、次の仕事をただボケーっと口を開けて待ってるだけでは食い物にされるだけです。築地で魚の取引をするのだって駆け引きの応酬だ。派遣社員だってやるときゃやりますよ。でも、あとになってから「掴まされた」と恨み事を言うのは実にくだらない。自分の目利きが悪かったのだ。そういう世界であることを認識せずに派遣会社を使っている人、多いんでしょうかね今。

最近、あろうことが当の派遣社員までもが自分のその働き方を否定したり契約先の悪口を言ってたりするようだ。何してんだお前?

いつかはどこかの会社正社員になるために今、派遣社員として頑張っている、それはいい。だったらまず派遣社員としての自分を卑下せず、まずは自分の目の前の仕事を実直堅実にこなしていきなよ。仮にも自分が選んだ働き方でしょう。「正社員になれたら本気出すみたいな考え方があるのだとしたら改めた方がいい。そんな人はパートであろうが正社員であろうが事業主であろうが派遣社員であろうが何やってもダメ正社員になったとしても希望通りの部署に配属されるとは限らない。そういう人はその時も今のポジションを卑下して同じ事を言い出すに違いないのだ。

一度、竹原慎二にボコボコにされればいいと思うよ。

初めて派遣会社を利用しようとする人に、ちゃんとドラスティックシビア世界であることを十分に説明せず、「当社は誰でもウェルカム」としている派遣会社の姿勢にも大きな問題がきっとあるのだと思う。考え方を変えれば、昨今の派遣会社叩きの流れというのは派遣会社自業自得だという気がしないでもない。

契約書に賃金がきっちりと明記されていてサインまでしているのに、経理感覚も無いのに派遣会社の懐事情を探って勝手理屈をつけ、後になってからゴネるような奴は必ずいるのだ。MonsterTemporaryWorkerというやつだ(今命名した)。個人事業主会社経営者に最も向いていないタイプがこれで、派遣社員という働き方もどちからと言えばそれらに近いのだからトラブルも起きる。

およそ派遣社員という働き方に最も向いていないタイプ人間に、ホイホイ登録を許して仕事を任せていたのではとても三者ハッピーにはなれないだろう。今の派遣会社社会人経験の浅い人だって構わず食っちまう状況なのだから、そのあたりは少し再考するべきだ。とはいえ、就職難と呼ばれるこの時代、統計上の失業者数を増やしたくない国にとって、派遣会社存在は都合が良いのでしょうね。当分この流れは止まらないのかな。でも、派遣会社が事業を縮小するのであれば、派遣会社叩きをしている人にとってもこれは「ネガティブキャンペーンの一歩前進」なのだし(なんせ「派遣会社は不要・諸悪の根源だ」とか言ってるようなのも居るぐらいだし)、前述のような理由を持つ僕とも利害が一致するはずだ。

ところで、派遣会社叩きとしてよく使われるセリフの代表格に「奴らは派遣社員から何十パーセントもピンハネしてボロ儲けしている」という類のものがある。あんなもん妄言もいいとこだ。マージンなんてせいぜい30%程度でしかない。これは厚生労働省の調査ではっきりしている。良心的ではないか。25%以上が経費で消えるのだから、手元に残る額なんてたかが知れてる。世の中にはその30%のマージンが丸々派遣会社の懐に入ると考えている凄い人も居るようなので、そういう輩の存在派遣会社派遣社員への評価を貶める要因となっているのだろう。喫茶店の400円のコーヒーが仮に原価20円だとして、だからといって380円が店の儲けになるわけではないということは誰でもわかりそうなものなのに、コトが人材ビジネスの話に及ぶと同じ思考で語れないのは何故だろう。不思議だ。

派遣会社IR情報決算時の資料をきちんと読んだことのある人ならわかるだろうが、日本人材派遣会社はどこも利益率が低い。大手のテンプスタッフスタッフサービス利益率はせいぜい2%~5%の範囲。インテリジェンスは6%以上叩き出しているが、あそこは派遣事業以上に高い利益率が見込める転職エージェントの事業も手広くやっているので、そこに助けてもらっているだけだ。人材派遣事業部としての利益率は他社と大差ないだろう。

人材派遣会社の平均利益率を多めに見積もって、仮に5%としてあげよう。たったの5%ですよ。世の中10%以上の利益率を叩き出している大手企業はいっぱいあるのに、5%程度の人材派遣会社が暴利と言われる筋合いなんてどこにも無いはずだ。ただでさえ薄利多売構造で頑張っている中、最近マージンを開示しろ」という声が上がっているようだ。派遣会社にしてみれば派遣社員というのは商品そのものであって、これは日本橋電気屋で価格交渉するときに店員に仕切り価格を教えろと言っているようなもんだ。寝言は寝て言ってくれ。僕としてはマージン派遣社員に開示されるようなことになれば非常に困る。他の多くの真面目な派遣社員の人たちだって困るはずだ。

当り前の話だが、マージンを開示してしまえば、派遣社員側が案件を選ぶにあたって派遣会社を天秤にかけることになるだろう。そうなると「アデコさんは30%と言っていますよ。パソナさんはなぜ35%なんですか」といった交渉が当たり前になってくる。最終的には派遣会社間の価格競争に陥り、どの業者もマージンは似たり寄ったりになることは明白。これはつまり、派遣会社が事業で他社との差別化を図ることが難しくなることを意味する。

派遣会社によってサービスに対する「お金のかけどころ」は結構違う。提供している福利厚生の種類も、質も、社員さんのフットワークも違う。フジスタッフなどは給与明細タイムシートなどが電子化されていて魅力的だし、未だにそれらに着手していないインテリジェンスは残念だけれども、僕にとっての魅力的な案件はそこが一番たくさん持ってる。OSSに理解もあり、学術活動への貢献に力を入れているパソナテックもまた魅力的だ。アデコは条件はともかく、アホみたいに頻繁に案件紹介の連絡が来るので嫌いではない。

繰り返しになるが、マージンを開示することで、確かにこれらの企業切磋琢磨するだろうが、その結果コストを切り詰めた先にあるサービスはどこの会社も似たり寄ったりになるに違いないのだ。部屋を借りるとき、仲介事業者を基準に選ぶ人はおそらくほとんど居ない。どこの業者も大差ないからだ。家賃は直接大家さんに支払うという仕組みが一般的である以上、手数料マージン率)は明瞭だし、ここを調整することで利益を図ることが出来ないが故だと言えるはずだ。派遣会社が勝負するのは案件数だけ、そんなつまらない状況にはなって欲しくない。そうにはならないであろうという考え方があるのであれば、僕も開示制を歓迎する。

でも、僕は本来マージンなんてものは実績を積んで勝ち取っていくものだと思っているので、たとえば同じ派遣会社を利用している者同士で「Aさんはマージン20%でBさんは50%」という構図があったとしても、それはごく自然なことだと考えている。マージンを開示するとこの構図を維持するのがほぼ無理になってしまう。頑張ってユーザから高い評価を得てる人も、登録したばかりで能力も勤怠も未知数な人(世の中には無断欠勤や突然退職することの常習犯だって居る)も同じマージン率になるのであれば、僕は我慢できない。彼らが突然出社しなくなることのリスクは当然マージンに反映されるわけだが、それを僕がかぶることになるはずだからだ。こんな不公平がまかり通る公平なら要らない。

僕は派遣会社はピンハネなんてしていないと考えている。企業派遣社員に対して5%を支払っているわけではない。「コスト削減という名のサービス」を提供してくれる派遣会社に対して支払ってくれているのだ。その5%は「本来僕がもらって当然」のお金ではない。のぼせちゃいけない。

話が逸れてしまったが、派遣会社はボッタクリ企業では無いし、派遣社員も誰しもが「被害者」ではないということを知って欲しい。

双方に対するあらぬ誤解だけならいざ知らず、勝手な同情はやめてもらいたい。迷惑だし失礼だし、そもそもうぬぼれが過ぎやしませんか。

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10/28追記

僕は別に人材派遣会社に悪いところが無いと言っているわけではない。改善点は沢山あるはずだ。だから気分次第ではボロクソに叩くこともありますよ。

問題を解決するに当たって悪い点を指摘し、改善促すのは当然のことだ。だけど、裏づけや客観性も無く、感情的な批判では決して物事を正しい方向へ導けない。的外れ糾弾は、派遣社員として不遇を強いられている人たちにとっては何の追い風にもならない。

僕は僕なりに足りない脳みそを使って考えた結果、人材派遣会社が50%も60%も暴利をむさぼっているという指摘は誤りであるという結論に達したし、直接雇用すれば給料が上がる、という指摘も、直接雇用に伴うコスト自分なりに算出した結果、話はそんなに単純ではないこともわかってきた。だから僕の言っていることがもし間違っていたのなら、感情的罵詈雑言のみで終わるのではなくて、できれば「お話」を聞かせてくれませんか。新しい発見があるかもしれません。納得ができれば、僕はいつでも派遣会社否定派に宗旨変えします。

ところで、「日雇い派遣のことを無視するな」みたいなコメント頂いたんですけど、無視してませんよ全然。ネットカフェ難民存在もきっちり認識してますよ。それでもなお、正規の派遣会社に対して巨悪ってやつを見出せないんですよね。ワンコールワーカーだとかワーキングプアとかそういった言葉は概ね非正規雇用者と呼ばれる人たちにスポットを当てた問題提起だと思っている。派遣社員非正規雇用者のうちの何パーセントを占めているのかも調べもせずに「派遣制度さえ無くせば雇用問題も解決」というのは短絡的だ。そこんところも併せて考えていただければと思います。

僕自身はいわゆるワーキングプアとしてネットカフェを転々とするような人をこれまでの人生でお目にかかったことが無い。ブラウン管の中では沢山見かけましたけどね。でもおそらくそういう人は実在するのでしょう。「努力しても報われなかった人」「諸事情により今まで努力する機会に恵まれなかった人」の存在は確かに痛ましいことだ。ブラウン管の中で見た彼らはおそらくそういうタイプだったのだろう。

むしろ怠惰な日々を過ごしてきただけで、同情するに値しない人間が「切実な理由でネットカフェを転々としている人」への救済案に、こっそりあやかろうと企んでるケースの方が多いんじゃないかな。ワーキングプアを自称して「貧乏人は努力する機会すら与えられないのか!」と吹いているわりには、別の板では同じidで「吉宗で3万持っていかれたぜ!」みたいなことを書き込んでいるようなタイプのことだ。そんな人にとってマスコミによる格差報道はさぞかし都合が良い流れなんでしょうね。雇用問題に対して打開策を練るのは大賛成だ。だけど、自業自得で窮した人間に対して、それにたからせない仕組みが必要だ。

職業訓練校に通える立場にありながらその勧めを拒否したり、未経験から採用してくれる企業があるのに、激しい選り好みをして拒否ばかりする若い求職者というのも大勢居る。ハローワークの職員は日々こうしたモンスターも相手にすることがあるのだ。嘘だと思うなら取材してみるといい。夜勤は嫌だとかIT業界残業が多いから嫌だとか肉体労働はしたくないだとか、要求だけは一人前で挙句の果てに「仕事が見つからない。社会が悪い」なんて言い出すようなのが居るんですよ現実に。

さて、僕も雇用問題に関してはわりかし危機感を持っているので、仕事をしたいと心から願って日々精進している若い人たちのために力になれないかなと考え中。おととい、雇用・能力開発機構メールを出したんだけど返事が来ないんですよね。せめて月々数千円でもそこに寄付とか出来ないもんだろうかと思っているんですが、独立行政法人相手に個人が寄付をするのって難しいのかな。とりわけ高度職業能力開発促進センターの方々の一助になれば幸い。寄付する方法ご存知の方はレスください。ここを寄付対象に選んだのは、努力できるはずなのにそれをしていない人を利するようなことはしたくないからだ。その点、職業訓練を実施している組織ならば安心だ。そういう組織活用する人は今の自分スキルの足らなさをしっかりと自覚して、向上心を持って努力する姿勢を見せている人たちばかりだからだ。あるいは、情報処理科のある刑務所や、Ruby教育をしている民間刑務所でも良い。本当は自分がノーギャラでお手伝いでもしたいところなんだけど。

些少な力添えではあるけれど、根拠の無い批判を繰り返してるだけの人よりはなんぼかましだ。寄付をするのは善意というより、そんな人たちとはなるべくなら距離を置きたいからなのかもしれない。

2008-10-13

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はてなブックマーク - 経団連:移民受け入れ提言…人口減対策 定住前提に - 毎日jp(毎日新聞)

少子化の原因について触れないで、何妄言はいてんだ?

内需の縮小なんて、労働対価を抑制されてちゃ使いようがなかろうが。バカ揃いなの?経団連

要するに日雇い派遣が原則禁止になって安価労働力確保が難しくなりました、じゃあ海外から奴隷労働者を確保しましょうってことだろ?

2008-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20081005234926

例えば、本業があって(特に収入が不安定なフリーの人とか)、その合間に副業もしたいけど

(本業だけでは食っていけない、小遣いが稼げない、本業の収入は家の財務省に納めなきゃならないorz etc..)

本業も繁忙/閑散期があり、いつ忙しくなるかわからないから、定番のバイトはとてもできない。

そんな身の者には日雇い派遣システムはすごく都合にあっている。

してそういう立場の人は周囲に実在する。

マスコミは「日雇いを本業」として、定番の職に就く気がない人ばかりクローズアップしている。おかしいよね。

2008-10-07

日雇い派遣に救いはない。

日雇い派遣は、どう変わっても救われない。まずハッピーケースを提示しよう。次に、バッドケースを想定しよう。最後に、あり得そうな未来と救いの道を模索しよう。しかし、いずれにしても救いはない。(なお、日雇い派遣が禁止されない未来は現状維持のため考慮していない。現状に救いがあると考えるのであれば幸いであろう)

ハッピーケースでは、日銭を稼ぐことが出来る。直接日雇いが禁止されずにいることが福音となる。労働者データベースが作られる。データベースを管理する会社が、データを有料で提供する。有料でデータの提供を受ける労働力を必要とする会社が、労働者へと連絡する。直接日雇いが完成することで、給金への対応は各会社の良識に任される。

個人情報そのものであるデータベースの構築維持は、慣れた業界が参入するのが通例だろう。書類を揃えてお上から異議が出ず報道少なく気がつくとそこにいる会社が設立されるのが日本社会における力学である。つまりカード労働者の手に行き渡る。クレジットキャッシングの。

喜ぶべきは、日雇い派遣の柔軟な再定義である。支払日は、雇用企業の支払日でありかつクレジットの支払日であると良い。彼らは日銭を稼ぐのではなく借り、月締めの給金をもらうのではなく返すのである。企業への労働は緩衝地帯を置くことによって柔軟な対価を得ることが可能となる。しかしながら傾向から対策を練るのが常識であるならば、新たな限度額が生まれることは想像に難くなく、そして彼らは使い続ける。救いはない。

バッドケースでは、二極化する。マクロ経済学者が労働者を流動的に扱うモデルが現出する。ある作業に特化した歩合制の組織が設立される。組織は、仕事を請け負う。労働力を必要とする会社が、組織へと連絡を取る。会社間取引によって、労働力適応する。所謂モデル事務所業態を真似ることになろう。月額の支払いの運用は、取り締まりと良識と労働者の忍耐との間で綱引きが行われる事が予想できる。

組織の乱立と保護は両立しないことが過去多くあった。未来がそうでないとは楽観が過ぎる。そしてよりはっきりと、日雇い派遣過去呼ばれた労働者の遠心分離が行われる。階層はまるで義務かのようにその差を開く。救いはない。

あり得そうな未来では、それほど変わらない。明示的か否かを問わず広場に労働者は集まる。集合する労働者企業ピックアップする。どこに募集があるかの情報を提供する会社企業から金を取る。労働者無料情報を基に赴く。あるものは所属し、又あるものは所属しない。携帯電話フリーペーパーよりも早く伝達する。情報価値を持つが労働者の挙手は信用されない。あぶれる予約者にお帰りいただけるよう直接雇用形態進化するだろう。救いはない。

救いの道は、救いを期待しないことである。玩具を前にした子供に待てと言うのは躾である。事故にあった後のリハビリは気力が物を言う。しかし不幸は道を閉ざし、Vana'dielは未帰還者を生み出し続ける。あと5分早く家を出れば良いと言うのは持てる者の理屈であり、出来ないから彼らは日雇い派遣なのだ。本質的に彼らを想定顧客とし囲み続ける産業が無くならない限り、彼らは使うことを止めない。テレビコンセントを抜かなければ、見ないことは意思の力である。意思の力が彼らを窮状から回復する。漠然とした現状認識人間の美徳であるが、強烈なモチベーションが無いからこその状態であるのならば、卵と鶏の循環を終わらせるには至らない。環境が変わらず主体が変わらなければ、得られる結論もまた変わらない。環境は変容し続けるがその根本は彼らの稼ぐ日銭であり、また彼らは実にしなやかに己をフィッティングさせる。救いはない。

日雇い派遣はどう変わろうが救いはなく、よって彼らに救いはない。

…しかし「彼ら」が「日雇い派遣の彼ら」とのイコールを解消するのであれば、検証は無意味でありそこに新たな地平が開ける。

***

蛇足である。頭の中までの検閲が許可されていないのは夢想家には幸いである。

使い暇が無いか使う場所が無ければ彼らは使えない。まずこれで貯まらないことが足かせである「彼ら」が離脱する。そうでない「彼ら」も労働力の需要と供給を満たすことで社会への貢献と自らの居場所を確保する。何もない場所への貢献と、使う暇のない労働とは、いずれも国際社会からの要請によって旗を掲げることが求められる場合に有効な手だてに近似するだろう。絶対的な境遇が変わらずとも、世のものさしは常に相対的である。観測者は光景解釈することで理解する。解決策は問題が霧散することで理由を失う。緩やかな淘汰圧による必然よりもガイドレールによる先導は、目に付くだけに自由の強制と捉えられるだろう。

同権は平等を意味せず、均一な社会への夢は遠く、しかして我々はここに居てどこにも行けない。ならば実質的な勝利を目指そうと思うが、水は低きに流れる。

貧困が肥満を助長する滑稽さは、精神への脂肪で精算される。豊かさを定義できないことで自壊する幸福ならば、甘んじようではないか。

2008-10-06

http://anond.hatelabo.jp/20081005234926

なんだかんだ言ってるけど、なんでそんなに日雇い派遣に拘るかわからない。

別に派遣経由じゃなくたって、日雇いはあるだろうに。

派遣経由ってことは、間でマージン取られていた訳で、直で日雇いしてもらえば、その分までもらえてマンセーじゃないかと思うんだけど?

つ??か、ここまでの文章が書けるんだったら、日雇いなんかにしがみつく必要無し。

とっとと、どっかの正社員になった方が、幸せが待っていると思うぞ。

切り替わりの一月が食えないだろって話なら、会社の相談すれば、前払いしてくれる会社もあるはず。

とにかく、今は一生懸命働いているのに、十分な手取りもなく、間でマージン取ってる会社が儲けまくっている格差社会が問題な訳で、諸悪の根源派遣会社だ。

派遣会社が問題だから、そこに対策を持ってきているのに、政府を悪者にするのは、間違ってる。

あんたは間違いなく、派遣会社から被害を受けているわけで、国からではないって事に気付くべき。

http://anond.hatelabo.jp/20081005234926

職を求める人のデータベースを作る。←雇用関係は結ばない。

 ↓

日雇いしたい”企業に、データベースに登録している人間を紹介する。

 ↓

実際の雇用関係企業と結ばせる。

…なんて会社を作れば、『日雇い派遣禁止』は潜り抜けられるってこと?

http://anond.hatelabo.jp/20081006070321

そだな。

日雇い派遣禁止の方向でと聞いたとき、めんどくさいことになるなと思いつつ「前に戻っただけか」とも思った。

まあ昔やってたことだからって現在も全員ができることだとは限らんけどな。

せいぜい引越し頼んだときに業者の少なさと提示金額にビビるといいぞ

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