はてなキーワード: 無洗米とは
ご丁寧にパッケージが見えるよう台車にくくりつけられたそれを見て俺はうげーと思いつつ、重たい米を慎ましく運んできた嫁を讃えて、愛想よく「おかえり」といった。
なぜ米を買ってきたのだろう?
気まぐれな彼女のことだから献立は変わってしまったのだろうが、今このタイミングで米を買って来る必要はない。今日は土曜日。米を切らしているなら、とりあえず米のいらない献立で凌いで、明日に二人で買い物に行って買えばいい。重い荷物は俺に運ばせればいいのだ。
米袋を一人で運んでまで米飯にしたいということは米が欠かせない一品が献立に加わっているのだろう。
俺がドリアを嫌っていることは重巡承知だろうし、リゾットやパエリアは彼女の技術では不可能だ。
中華はこの前食べた。献立の被りを避けるのが嫁のこだわりである。
ということは和食だろうか。
俺「嫁ちゃん、今日は和食なんだねー!秋だし炊き込みご飯かな?それとも炊きたてご飯にいくらとか乗せちゃおうかな?」
嫁「ざんねん、ロールキャベツだよ」
ロールキャベツなら米を炊かなくても良くないか?俺はロールキャベツにはパン派だし別に米じゃなくていいんだぜ?嫁ちゃん、そんなこだわりもってたっけ?
いやそんな呆れた顔するな俺よ。彼女も工夫して毎日の食事を考えているんだ。余りに余ったキャベツを美味しくいただこうというこの嫁のなんと愛おしいことか。
俺「ロールキャベツかー。いいね!ちょうどロールキャベツが食べたかったと思ってたところなんだ。やっぱ秋はロールキャベツだよね。」
そういうと俺は出まかせな鼻歌を歌いながら逃げるように風呂場へ向かった。
本当をいうと今日はロールキャベツなんか食べたくない。でもそんなことは悟られたくなかった。
シャワーを浴びているとやっぱり「無洗米はないよー」という気持ちが湧き上がってきてしまう。
無洗米は今回だけで勘弁願いたい。しかしあの楽しそうな嫁の顔を想うと直接それを伝えるのは可哀想だ。どうしよう。
適当に体を洗って風呂からあがると、無邪気な顔で嫁が「無洗米、嫌じゃないの?」と面倒なことを聞いてきた。
「ああ嫌だよ」とは思いつつそんなことほざけば修羅場と化しそうなので、のぼせた頭をフル回転し、オブラートにオブラートを重ねてどうにか返答をひねり出す。
俺「嫁ちゃんの炊くご飯は、毎回美味いけどなー。もし無洗米がまずくても、関係なく美味しく炊けるのって天才だねー。」
無洗米を不味いと思っていることはこれで伝わっただろうか?
いやあのにやにやした顔はただ浮かれているだけにしか見えない。
あの調子だと、どんな米でも美味しく炊く天才は炊飯器であって嫁自身ではないことにも気がついていないだろう。
俺はそんな嫁に心底呆れる。
ああー
たとえばブロッコリーに苦味を感じる遺伝子を持つ人間とそうでない人間がいる。
わかりやすいソースはこの辺 http://blog.goo.ne.jp/itokin_of_joy_toy/e/17fb9c0d20c7593f82e7960a27416f17
で、米もはっきり品種や処理がわかる舌とそうでない舌が存在し得る。
けれどこの記事は「同じ○○という品種の単一米で、無洗米と普通の米とで味を比べました。自分は違いを感じなかった」とまで正確に検証したことを書いていない。
お金にこだわると無洗米だけ複数混合米にして比べてしまうこともある。
(そりゃだれが比べたって味が変わるだろうという条件の一例です。)
この先どういう話にもっていくつもりかわからないが、
・わざと書き落として後出しして男女の対立を煽るタイプの煽り記事メーカー
・わざとあとでなかなおりしましたとのろける
これらの情報を踏まえてなお言えることがあるとすれば、
食卓の好みにせよ、家事分担にせよ、十分協議しろ、一方的にネットに愚痴を持ち込むな、承認に飢えすぎ。
そこらのおばちゃん同士の井戸端会議でも大体おんなじことを(言葉は少しやんわりとですが)言われるだろうとおもいますよ。
味と体調については、保温できる炊飯器を二台買って夫婦がそれぞれ自分のを使うことにしてるお宅も知っています。
体調上、片方が全玄米、片方が白米しか食べられないという理由を聞けば合理的な対処だとおもいます。
また、家事負担については、ちょっとソースが見当たらないのですが、
「自炊するようになって母に冷たい水で米研いでくれてありがとうといったら、
泡立て器で研いでたから全く寒くなかったと返答がきて、
自分もそういう大人になりたいとおもいました」というツイッターもありました。
(炊飯器の内釜で米を研いだり泡立器を使うと早く傷むのでやってはいけません)
愛情とは、不必要な苦労を背負って相手に恩を売ることではありません。
サトウのごはんでいいならそれでもいい、質を落とさずに楽に家事をできる道は必ずあるということ。
工夫してだれも苦労しない生活をすることのほうが愛情いっぱいな家庭です。
(その中では無洗米を買ってみること自体はいいトライだったといえるでしょう)
60、80歳になればたいていのご夫婦はそれぞれ違う病気を患います。
これから先もどんどん違う価値観、違う体質、違う感覚が露わになるばかりで、同一人物になりきることはできません。
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あそこのあれはまずい、どこぞのそれは人間の食うもんじゃない、なんて
食の好みなんて人それぞれだから、そのときは「そうなんだ、へえ」なんて聞き流すけど
同じ口でどーーーでもいいようなもんを「美味い美味い」なんて言いながら食べてるの見ると、「え、あれだけ大口叩いておいて、それでいいんだ?」みたいな
無洗米を嫌うどこぞの旦那さんじゃないけど、いや、カップラーメン?油っぽくてしょっぱくて、いいんじゃない、俺もよく食べるし?ただお前、よくそれで随分偉そうな口叩けるね?みたいな、ありますねぇ
単純に、俺はあれ好きじゃねえなあ、くらいならまだわかるんだけどね
「まずい」みたいなわりと強い言葉を平気で使う人、それハードル上がっちゃうけどいいの?って思うけど、あんま気にしないよね、そういう人
めんどくさくなって無洗米じゃない普通の米を研がずに炊くようになって二年くらい経つ。
最初は糠くさくて不味く感じたけどそのうち慣れて研いだ米だと物足りない体になった。
言われてみれば確かに後ろめたい理由や人に知られたくない理由、人を納得させられない理由を隠すために
こういうもっともらしいことを建前として、意図してるしてないによらず用意してしまう人っているよね。
自分は意図してやることあるけど、無意識のうちにやっちゃう人は大変かもね。
元増田がどうかは知らないが。
http://anond.hatelabo.jp/20161104152326
夫「増田ちゃん、今日は和食なんだねー!秋だし炊き込みご飯かな?それとも炊きたてご飯にいくらとか乗せちゃおうかな?」
私「ざんねん、ロールキャベツだよ」
夫「ロールキャベツかー。いいね!ちょうどロールキャベツが食べたかったと思ってたところなんだ。やっぱ秋はロールキャベツだよね。」
そのまま、ロールキャベツの歌を作りながら風呂に入ってた。秋とロールキャベツは関係なかろうが…。
夫がウザ可愛すぎて辛い。
「増田ちゃんの炊くご飯は、毎回美味いけどなー。もし無洗米がまずくても、関係なく美味しく炊けるのって天才だねー。」
だそうでした。
1つめ!
妻がさ、少しでも家事を減らしたいという気持ちがないわけではないが、水道が節約できたり環境によかったりなど総合的に考えて、無洗米にしました。
って感じのニュアンスの事言ってたらさ、
いいよいいよ。大変だったな。いつも家事ありがとうって言って食うよ。俺ならな。
だって家事大変なんだろ。米を研ぐのすら面倒と思うぐらい、家事大変だったんだなって思うもん。
お前のプライドが邪魔して、大変さのアピールができてないだけでは?
2つめ!
別にそんなに言うほど家事大変じゃないけど、米研ぐのがただただ面倒。味の差分からんしってパターン。
今までは普通にやってきたけど、夫婦間が覚めてきちゃって発火するやつ。
俺なら妻にお願いする。というか甘える。僕は君の研いだ米を食いたいんだよ!毎日!って言う。
ダメって言われたらシュンとして、しばらく元気無さそうに振る舞う。
眠い。帰る。
無洗米の味比べしたり、砥ぎの大変さをわかってもらえるようやってもらったりといった事を楽しめる関係だったらよかったのにね…
お互いのジャスティスをぶつけ合うようになったらもう戦争。決着付くまで戦争は解決しないし、決着しても、和解してもシコリは残る。夫婦が瓦解する瞬間を見てしまった。
先日わたしが無洗米を買って帰ると明らかに嫌そうな顔を見せた。
少しでも家事を減らしたいという気持ちがないわけではないが、無洗米のほうが水道が節約できたり環境によかったりなど総合的に考えて決めたのだ。
それを大した考えのない人間に否定されれば腹が立つのが人間というものだろう。
確かに無洗米のほうが割高ではあるが、夫がいうには反対の理由は金額ではなく味らしい。
外食すると多少のうんちくを語り始めることはあったけどこれはかなり面倒くさい。
はあ。それは大層な舌をお持ちなんでしょうと大して気にも留めずに晩御飯に並べてみるとやれ臭いだのやれ味気ないだのと文句を言い始める始末。いやまったく普通の米と変わらんだろと思うも飲み込むわたし。
それで昨日、同じようにご飯を出そうとすると「今日はいらない」と夫。
どうするかと思って眺めていると、棚から引っ張り出してきたカップラーメンにお湯を入れはじめやがんの。
無洗米がまずいというような舌がお肥えになった人間が、どうして人工調味料たっぷりのカップラーメンを食べるわけ?!
流石に頭に来てそれはおかしいでしょというとまさかの逆ギレ。その後30分くらい言い合ったけど結局外で食べるとかいって出ていきやがった。
冷えたご飯とノビノビのカップラーメンを泣きながら一人で食べましたよ。