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はてなキーワード: 肥後とは

2021-11-16

ダチョウ

 ある日の収録の事である。一人の芸人が、寺門ジモンの横で押されるのを待っていた。

 広いスタジオの中には、ジモンとこの男のほかに誰もいない。ただ、所々頭の禿げた、大きな額に、蠅が一匹とまっている。ジモンがスタジオにいる以上は、肥後克彦や出川哲郎らが、もう二三人はありそうなものである。それが、この二人のほかには誰もいない。

 何故かと云うと、この二三年、テレビには、コンプライアンスとか規制とか炎上とか云う災いがつづいて起こった。それでテレビさびれ方は一通りではない。旧記によると、小島よしお熱湯風呂に飛び込んだがリアクションをとらず、そんなの関係ねぇと言って炎上したと云う事である

 テレビがその始末であるから寺門ジモンなど元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとそれを良い事にして、ジモンは肉にいく。グルメにいく。とうとうしまいにはオオクワガタまで持って来て、彼をネイチャージモンと云う習慣さえ出来た。そこでジモンがいなくなると、誰でも芸人を気味悪るがって、熱湯風呂の依頼がこない事になってしまったのである

 しか芸人は困った。そこでスタジオへジモンを呼んだと云うわけである


「押すなよ!絶対に押すなよ!」

 ジモンの「どうぞどうぞ」という話が終わると、芸人は嘲るような声で念を押した。そうして芸人は一足前へ出ると、不意に右の手をバスタから離して、寺門ジモンの襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「押すなよ!絶対に押すなよ!押すなよ!絶対に押すなよ!」

 ジモンは三回目の絶対に押すなよを聞くやいなや、すばやく芸人ふんどしを剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする芸人を、手荒く熱湯風呂の中へ蹴倒した。熱湯までは、僅に五歩を数えるばかりである。ジモンは、剥ぎとった檜皮色のふんどしをわきにかかえて、またたく間にスタジオを出て行った。

 しばらく、死んだように倒れていた芸人が、風呂の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事である

 芸人は「訴えてやる!」とうめくような声を立てながら、まだ光っている照明の明かりをたよりに、撮影中の固定カメラまで這って行った。そうして、己の股の下を覗きこんだ。何も履いていない。お茶の間パニックとなり、番組炎上芸人追放された。芸能界には、ただ、自主規制という夜があるばかりである

 芸人行方は、誰も知らない

2021-04-13

あんたがたどこさ 肥後

肥後どこさ 熊本

熊本どこさ せんばさ

せんば山には たぬきがおってさ

それをりょうしが 鉄砲で打ってさ

にてさ 焼いてさ 食ってさ

それをパンティーで チョッとかぶ

2020-11-28

anond:20201128232927

へー!!

タクシー運転手さんがやたら熊本より鹿児島面白いって話してて、ライバル関係だって知らなかったかちょっと面食らったよ

嫁が好きなゲームキャラ肥後刀剣モデルなんだけど俺が読んでるドリフターズ島津豊久に似てるから肥後薩摩混同しそうだ、危なかった

2020-04-25

アマビエ様ってどこで見つかったん?

肥後って広すぎやん

天草か?

芦北か?

不知火海か?

球磨川の河口か?

どこにも書いてなくてわからんのだが

2019-10-01

anond:20191001115634

そんなの肥後さんだろ なんなら肥後さんが一番最初に出てきてるべきだろが

2018-04-24

のび太が怒られるのが辛くて見てられない

佐々成政が情勢を顧みずに秀吉に反抗するのを見るのも辛い、

成政が家康に会えないのにさらさら越えするのが辛い、

成政が統治の難しい肥後に行くのは涙無しでは見れない

2018-01-08

47都道府県蔑称リスト

都道府県蔑称由来
北海道試される大地北海道庁によって決められたキャッチコピーだったが、過酷環境揶揄する意図で使われることもあり、今ではキャッチコピーも変更になったようだ。
青森
秋田
岩手日本チベット開発が遅れ交通の便が悪いことから昭和の頃から使われだしたらしい。
山形マット県中学校でのいじめで死者が出た山形マット死事件の経緯から村八分が起きる陰湿な県という意味で使われる。
宮城リトル・トーキョー宮城というか仙台のこと。東京の真似をした地方都市に送られる蔑称
福島ふぐすま東北弁の訛りから東北全体でトウホグと呼ばれることも。
茨城ちばらき千葉風土が近いため、一纏めに馬鹿にするニュアンスで使われる。
栃木日本一影の薄い県テレビ番組ランキングから
群馬グンマー職務質問群馬出身と答えたらグンマーという国から来た不法入国者扱いされたという2ちゃんコピペから
埼玉埼玉タモリによって付けられたダサい埼玉という意味造語
千葉ウン千葉特に意味があるわけではなさそうだが、2ちゃんなどで使われることがあるようだ。
東京トンキン大阪民国と呼ばれることに対抗する形で生まれ蔑称2ちゃんニュー速発祥
神奈川神奈川埼玉ウン千葉と並べて使われるらしい、悪口と県名の合体系。
新潟
富山越中強盗北陸三県県民性を表す言葉として古くから使われる「越中強盗加賀乞食越前詐欺能登はやさしや土までも」から
石川加賀乞食北陸三県県民性を表す言葉として古くから使われる「越中強盗加賀乞食越前詐欺能登はやさしや土までも」から
福井越前詐欺北陸三県県民性を表す言葉として古くから使われる「越中強盗加賀乞食越前詐欺能登はやさしや土までも」から
山梨甲州商人農産物がとれにくく、地域を出ざるを得なかった甲州出身商人商売に精を出したこから、金にがめついといったニュアンスで使われる。
長野
岐阜名古屋植民地存在感が薄く、モーニング名古屋巻きなどの文化名古屋に取られたこから使われる言葉
静岡アニメ不毛の地静岡関東広域放送圏と中京広域放送圏に挟まれながらも、隣接する二県と比べて極端にTVアニメ放送数が少ないことから
愛知名古屋県県名より都市名前の方が知名度が高いよね、というよくあるパターン蔑称
三重伊勢乞食ケチ倹約家だという意味蔑称。もとは近江泥棒伊勢乞食と言って、江戸っ子が繁盛する近江伊勢商人への負け惜しみで使った言葉
滋賀滋賀京都人滋賀県民に対して「田舎者め!」というニュアンスで使う言葉
京都凶都当て字系。この蔑称とはあまり関係ないが、京都人はなにかとプライドが高いとか陰湿といったステレオタイプでいじられることが多い。
大阪大阪民国韓国人が多いとか民度が低いというイメージから大阪日本ではないというニュアンスで使われる蔑称
兵庫
奈良奈良県名+悪口パターン
和歌山
鳥取
島根鳥取鳥取の左お互い認知度が低く漢字がにてることもあり、鳥取とセットで語られることが多い二県。特に島根県民が鳥取扱いされて怒るシーンが多い気がする。
岡山大都会岡山徳島出身アンジェラアキ岡山に来たとき大都会だと思ったという発言ネット住民が食いつき、コピペコラ画像が作られた。
広島ケロカスなんjで広島カープファン広島県民に対して使われる蔑称。由来はわかると思うのであえて書かない。
山口
徳島
香川うどん県うどん名産で、県民であることからPRのために使われることもあるので蔑称かは微妙ではある。
愛媛
高知
福岡修羅の国暴力団が多かったり手榴弾がよく見つかることなから
佐賀福岡植民地長崎植民地植民地ネタは他県でもよく見られるが、九州では佐賀に対してよく使われるようだ。
長崎
熊本肥溜め肥後の肥をとってこう呼んでいる書き込みを幾つか見たが、もしかしたら同一人物かもしれない。
大分九州宮崎と合わせてこう言われていたようだが、宮崎が割りと有名になったので大分だけに使われることになってしまった。
宮崎
鹿児島
沖縄

追記

2018 01/09 山形山梨島根に追加

2017-09-19

あんたがたどこさ

昨日、嫁と一緒に唄った。楽しかった。

でもこの唄って、熊本落としが随分だよね。だって肥後ドコサだよ。肥後場所知らないんだよ。

東日本の人が作った歌なのかな?

俺も東日本人だけど、いくらなんでも肥後ぐらい知ってるわ。

更に問題はさ。

熊本どこさなんだよね。

熊本も更に馬鹿にすることこの上ない。

この上ないないよ。この歌は。

2017-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20170110164100

そんなの使わなくても、山芋があるじゃろ。肥後ずいきがあるじゃろ。

2016-04-28

[] 宇城市

宇城市(うきし、英: Uki City)は、熊本県中央部位置する人口約6万人の市。

  

2005年平成17年1月15日新設合併市制施行宇土郡三角町不知火町下益城郡松橋町小川町豊野町宇城市

  

市名の由来

一般公募によるもの。最終候補として「宇城」「うき」「中九州」「肥後」に絞られたが、宇土市宇土郡下益城郡総称して

宇城地区」と呼ばれており、馴染み深いということで「宇城市」となった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%9F%8E%E5%B8%82

2015-07-25

ドリカムの良さがよく分からない

ドリカムが好きになれない

いろいろ最近プロモーションでよく見るが

あんまり感心ないし、みんなが好きって言ってるものをわざわざあえて好きって言うのもあれだし

よく、聞いたことないので良さがよく分からない。

なんかあとアトラクション化してるのも、

ドリカム圧が強すぎて拒絶してしまう。

とりわけ特になにが嫌いというわけではないんだけどね。

ダチョウ倶楽部肥後さんは好きだけど。

2015-03-06

http://oimoimomomo.sakura.ne.jp

 ねねは、清正の主たる秀吉の、糟糠の妻だ。

 清正がまだ虎之介と呼ばれた幼い頃から、正則と共に実の子のように可愛がってくれた、所謂母のような存在だった。

 ねねの存在があったからこそ、今この肥後25万石を納める加藤清正があると断言して良い。清正や正則と言った子飼いの将が、他の古参の将兵を差し置いて高禄を食める身分になれたのは、一重にねねによる推挙があったからだ。

 だからこそ清正は、大坂城登城する機会があればねね――いや、北政所となった彼女のご機嫌伺いを欠かさなかった。

 この度の出仕もそうだったはずだ。

 しかし、実はいつもといささか様子が違った。

「清正、今日あなたに紹介したい人がいるのよ」

 簡単な挨拶を済ませた(と言っても、ねね自身が堅苦しい挨拶を好まないので、形式だけのものでさえなかったが)すぐ後に、ねねが言った。

 一体なんだと訝る清正だが、それを面には出さずにただ頷くいた。

 ねねが名を呼ぶ。

 はい、と返事があって、軽い衣擦れの音が耳に入った。「……清正」

 聞いたことのない声が、清正の名を呼ぶ。しかも呼び付けで。

 何事だ、と眉をしかめて声の方向を無遠慮に見た清正は、ますます仏頂面になった。

 現れたのは、年若い娘だった。全くもって見覚えもなければ、呼び捨てにされる筋合いもない。

 とっさにねねの方に視線をやったが、彼女はただにこにこと笑っているだけで何の説明もなされない。

 そうこうしているうちに、娘が清正に駆け寄ってきた。

「清正!?え、本物…」

「おねね様」

 娘の手が清正の身体に触れようとした瞬間、耐えかねて清正は声を上げた。

 清正の拒絶する態度がわかったのか、そう言った瞬間娘は手を引っ込めてぴたりと止まる。

「…あの、説明していただけますか」

 少し不機嫌そうに清正が言うと、ねねはやや困ったような顔をした。ついで苦笑を浮かべて、おいで、と娘に向かって手を差し伸べる。

 すると娘は何の疑問もなくねねの隣に座った。ねねの隣…つまり上座だ。

 いよいよもって清正は訳が分からなくなる。

 恐らくこの天下で二番目に権力を持っているのは彼女関白秀吉の正室、北政所だ。

 余談ながら、秀吉が小身だった頃から夫をよく助けていた彼女に、秀吉は頭が上がらない。また、ねねは豊臣政権の内政や人事も把握し、秀吉によく助言している。秀吉の目に見えないところをねねがカバーしているような格好で、彼女によって取りたてられた者も少なくない。

 雌鳥歌えば家滅ぶという故事もあるが、ねねはそんなものは知らぬとばかりに、秀吉を、国政を支えたのだ。

 ともあれ。

 そんな女性の隣に、図々しくも座れるようなこの小娘とは一体何だ。清正の疑念ますます膨れ、とどまることを知らない。

 さまざまな想像をする清正に、ねねが弾けるように笑い声を上げた。

「やだよ、清正。そんなに怖い顔をしちゃ」

「いえ、…そのようなことは」

「ごめんね、何も説明しないで。紹介したかったっていうのは、この娘のこと。夢子っていうのよ」

 その夢子が一体何なのだと、清正は喉元まででかかった言葉を飲み込んだ。

 無意識視線を動かすと、娘が清正を凝視しているのが目に入る。

 居心地の悪さを覚えて目を逸らすと、清正はねねの次の言葉を待った。

 若干いらいらとする清正に、ねねはどこまでもマイペースかつ笑みすら浮かべて楽しげだ。

「実はね、清正。もの相談なんだけど――」

 紡ぎだされたねねの言葉に、清正は絶句した。

 *** ** ***

 意味が分からない。

 というのが清正の正直な本音だった。納得出来ない。出来るわけがない。

 何故こうなった、と清正は頭を抱え込みながら――隣を歩く娘をちらりと盗み見た。何も考えてなさそうに、少し楽しげに、弾むようにして歩くこの娘。

 着物が変だ。丈が短すぎる。しかし、貧しいから丈を詰めていると言う風でもない。汚れてもいないし擦り切れてもいないし、何より露出した肌には貧困を表すものが何一つとしてなかった。思えば、南蛮人着物の形に近いものがある。

 夢子、というこの娘。

 ねねによると、突如として光の中から現れたという。そこからしてまず、信じることが出来ない。しかし、ねねは清正の大恩人。ここは素直に信じることにした。

 しかし、百歩譲ってこの娘が光の中から現れたとしよう。問題はその次だ。

 この娘が、今から4、500年先の世界からやってきたということ。

 ねねは信じたらしいが、清正には無理だ。第一、4、500年の未来がどうなっているか想像もつかない。

 秀吉やねねは、その人柄と広すぎる懐ゆえか、この怪しすぎる娘を稀なる客人としてもてなしているらしいが、清正には無理だ。

 なのに現状、清正はねねからこの娘を押し付けられてしまった。いや、“押し付けられた”というのは表現が悪い。ねねは無理にとは言わなかった。『出来れば』という表現をした。そして、他ならぬねねの頼みだから断れなかったのは、清正だ。今更この決定を覆していては男が廃るどころか、大恩をあだで返すことにもなりかねない。

 とは言っても、薄気味悪いとは思った。

 なんの変哲もない娘であるが、口を開けばおかしなことしか言わない。

 清正とこの娘が来世では恋人である、とか

 娘は初めから、清正のことを知っていた。

 ねねや秀吉との会話から発展していったらしい。どのような詳細があったかは知らないが、ともかく、娘が“会ってみたい”と言ったそうだ。

 そして今日に至った。

 ねねの言い分としては、『故郷をとても懐かしんでいるから、かりそめとは言え、知った人間の元で過ごすのが一番だろう』とのこと。暗に、その恋人とやらの役をしろと命ぜられているかのようだ。

 何より、本人の希望が強かったらしい。

 今はおとなしいが、先ほどまではうるさいくらいだった。

 清正、清正、と全く見知らぬ人間(それも小娘)から呼び捨てにされるのは、少々我慢がならない。

 しかし、ねねの頼みを断ることは出来ないし、粗略に扱うことも出来ない。お願いよ、なんて手を合わせて頼まれたら断るなんてとんでもない。

 (まったく、人がいい)

 と思わないでもないが、そんなねねが好きだからと思えばそれ以上は何も言えない清正だった。

 ともあれ、“客人の接待”と思えば良い。

 屋敷に戻れば、部屋を確保し、家臣侍女に説明をしなければならないのだが、なんと言ったものか。

 色々と考えをめぐらして、改めて面倒なことになったと思いながら清正は屋敷を目指したのだった。

 ともあれ清正の行動は早く、“北政所から客人をお預かりした。丁重に扱うように”とし、あとは黙殺していようと考えた。

 ねねは、可能ならそばに置いてあげて欲しいと言ったが、機嫌を取れとは言っていない。

 清正には他にも仕事があるし、この娘にばかり構ってはいられないのだ。

 そうやって放置して、半月まりが過ぎたときだった。

 自室にて政務を執る清正は、こっそりと忍び寄ってくる気配を察知した。

 普通なら何者だと人を呼ばうところだが、こんな白昼堂々、しかも気配だだ漏れでやってくる諜者がいるものか。何より、戦時でもないというのに。

 何だ、と思っていると障子戸の向こうから声がかけられた。

 一応返事をすると、控えめに開けられる。暫くぶりに顔を見た、あの娘だった。

 文机に向かう清正を一瞥すると、どこか忍ぶようにして部屋に入ってくる。

政務中だ」

 一言断ると、分かっていると娘はしゃあしゃあと言った。だったら早く出て行けと心の中で思った清正だ。

 娘はそんな清正など構いもせず、部屋の隅にちょこんと腰掛けると、どこから取り出したのか本を膝の上に置いて読む体勢を作った。

邪魔しない、静かにしてるから。いいでしょ?」

「…勝手しろ

 出て行く気配がないところを見ると、清正は嘆息をついてそう答えた。

 初めは娘の視線が清正に寄せられていたが、暫くするとそれもなくなる。

 しかし時折思い出したように娘の瞳が清正を見つめ、逸らされる。

 当然のように会話はなく、わずかな物音さえ許さないそこは沈黙に包まれた。

 それは、次の日も、その次の日も、その次の日もずっと続いた。

 こっそりとやって来ては声をかけ、部屋の隅で本を読む。

 読み終わっても出て行かず、ぼうっとしているか清正の後姿を眺めている。

 そんな日が、続いた。

 (何だ?)

 と清正は訝ったが、その疑問をぶつけるわけでもない。

 別に何かの邪魔になるわけでもなし、放っておくことにした。

 一度など、あまりにも静かで動く気配さえないので振り返ってみると、娘は打掛を布団代わりに部屋の隅で丸まって眠っていた。

 清正は呆れる思いだったが、これを機にと思って気配を忍ばせて近寄ってみた。観察ばかりされているので、観察し返してやろうと。

 よほど寝入っているのか気配に疎いのか、清正が近づいただけでは起きる様子も見せない。

 畳の上に、短い(当代比)髪が散らばっている。

 肌は白く、身体には傷ひとつなく、教養はないくせに読み書きは出来る。行儀作法は全くできていない(どころか常識にも乏しい)が、やはり下層民ということはないらしい。

 小さい顔だと、清正は己の掌と比べて思った。清正のそれで顔面が覆えるのではないかと、興味本位でそろそろと手を伸ばした時。

 折悪しくも娘が目を覚ました。

 慌てて清正が手を引っ込めると、娘はゆっくりと身体を起こして何をしているのかと尋ねる。

 狼狽した清正が正直に答えると、一瞬娘は目を丸くし、ついで笑った。

「同じことしてる」

 誰と、と問えば清正、と娘は答えた。清正が変な顔をして困惑を示すと、娘は手を振って違うと言った。

「私の恋人。来世のあなた?かな」

 それを境に、清正と娘は少しずつ会話をするようになった。

 といっても、大体にして娘がしゃべり清正が相槌を打つという格好。内容も大したことはない世間話から、二人の共通の人物である秀吉やねねのこと。この話題になると、清正も少しばかり言葉を話した。

 だが、一番多いのは“清正”のことだ。――娘の恋人であるという、清正のこと。これは、半ば娘の独り言のようにして語られることが多い。

 回想するように、懐かしむように。

 そして、いとおしそうに。

「……清正、今何してるのかなぁ」

 最後はいつもそれで締めくくられる。

 初めは興味なさそうに聞いていた清正であったが、次第にどんな人間なのか気になりだしてきた。娘の言うことには、清正と同姓同名で背格好人相もそっくり、声まで似ていて性格も類似しているとか。

 そして何より、娘が“清正”を愛していると言う。

 単純に、どんな男なのか気になった。

 しかしある日から、娘が清正の居室に来なくなった。

 最初は放っておいたが、こない日が三日、四日と続くと何かあったのだろうか思うようになった。

 七日連続でそれが続いたとき、とうとう清正は立ち上がった。

 それとなく家臣の者に聞いてみると、屋敷の外に出ているとのこと。供もつけずに。

 放っておこうかとも思ったが、よくよく考えてみると、あの娘は北政所から預かった客人だ。白昼、秀吉のお膝元である大坂武家屋敷で、妙な物がいるわけはないが、万が一ということがある。何より

あんな調子で他の者に話しかけていては、それが事情を知らぬ人間だったら命がいくつあっても足りない。清正は慣れたが。

 考えあぐねた末、清正は娘の部屋を訪れることにした。事情を聞いて、必要があれば供をつけさせるよう、釘をさすつもりだった。

「供もつけずに、屋敷を抜けているらしいな」

 突然の清正の来訪に、娘は驚いたようだったが、開口一番の清正の言葉もっと驚いたようだ。

 しかし驚いたのも一瞬で、はて、と言うように首をかしげてみせた。

「お供ってつけなきゃダメなの?」

 この調子だ。

 清正がため息を吐くと娘は、何よ、と戸惑ったような顔をする。

「だめも何も、普通身分の高い女性は供回りをつけずに出歩いたりしないもんだ」

「でも、私別に身分が高いわけじゃないし」

「それでも、北政所から預かった客人だろうが。お前に何かあっちゃ困るんだ」

 どこまでも暢気そのものといった娘に呆れながら清正が言うが、彼女はまるで聞いてはいない。

 嬉しそうな顔で、

「清正、私のこと心配してくれたの?」

 などと言い出す始末だ。呆れ果てたヤツだ。

 そんな言葉黙殺して、清正は話を先に進めた。

「とにかく、今度から外へ出るときは供をつけろ。世話役侍女がいるだろ」

あやのさんとお絹さん?」

「お前が勝手にふらふら出歩いて、怠慢だと叱責されるのはその二人だからな」

「え?!そんな、怒らないでね!私が勝手に…」

「これからはそうするな言ってるんだ。大体、何しに行ってんだ」

 清正の問いに、娘は、どこかもじもじしてはっきりと答えない。

 答えたくないのなら、と踵を返そうとした清正の裾を捕まえて、娘が、犬!と答えた。

「…散歩してたら、子犬が捨てられてたの。かわいそうだから、餌やりに行ってただけ」

 別に怪しいことしてないよ、と娘は付け加えたが最初から疑ってはいない。

 そうすると、確かに家臣の言葉と一致する。屋敷を出る前に厨によって、弁当を作ってもらっているというから尚更だ。


 俺も焼きが回ったかな、なんて清正は歩きながら考えた。

 供回りはなし、私的な用事で家臣を連れまわすことは出来ない。ごく軽装に身を包んだ清正は(といって、普段から質素であるが)、娘と二人で通りを歩いている。

 どんどんと入り組んだ道に入って行き、しまいには神社のようなところについた。

 こんなところもあったのか、としげしげと周囲を見渡す清正の視界の中で、娘が境内に走っていく。

 清正が娘の後を追うと、太い木の根元に、布に包まれ子犬がいた。生後三月といったくらいか、すでに顔つきは成犬のそれに近づいている。

 娘はそれを撫で、声をかけた。すると子犬の方も懐いているのか、かがんだ娘に飛びつきじゃれ付いた。

 子犬と戯れる姿は、無邪気そのものだ。そしてその笑顔は、今まで見たこともないほど輝いている。本来はこのように笑うのだろうかと清正は思った。

 むっつりと考え込む清正の名を、娘が呼ぶ。

「ねえ、清正も触ってよ。もう、可愛いんだよ、人懐っこくて」

 懐いているのは餌をもらったからだろうと思ったが、清正がアクションを起こすより先に、子犬の方から清正の足元にじゃれ付いてきた。

 今まで特別犬猫に何か思ったことはなかったが、懐かれて悪い気はしない。

 清正が屈んで手をかざすと、子犬は喜んでそれを舐める

「ほら、可愛いでしょ!名前はね、黒いからクロ」

「…まんまだな」

「いいでしょ、別に

 つっこみを入れた清正に、娘は少しばかり頬を膨らませて抗議した。

 暫く無言で犬を眺めていた清正だが、立ち上がって帰るかと娘を促す。

 一瞬、娘がなんとも言えないような瞳で清正を見たが、何も言わなかった。最後にクロをひとつ撫でて、また来るねと呟く。

 清正は腰に手を当てて、そんな様子を見ている。

 名残惜しそうにする娘に、やれやれ嘆息を吐いてから

「飼うんじゃねえのか?」

 と一言尋ねた。

 すると、弾かれたように娘が顔を上げ、清正を凝視する。

 清正がそれ以上何も言わないところを見ると、娘はありがとうと叫んだ。

「クロ、今日は一緒に帰れるんだよ!」

 娘の言葉に、クロは分かっているのかいないのか、一声鳴いた。

 *** ** ***

 ふと、通りがかった清正の目に、縁側に座り込んだ娘の姿が入ってきた。

 わざと足音を立てて近付くが、娘がそれに気づいた様子はない。相変わらず気配に疎いヤツだと清正は思う。

 娘は、縁の下に座っているクロを撫でながらぼんやりと空を見上げている。

 その視線の先、見事な満月があった。

 ――月からやって来たナントヤラ、というわけでもあるまい。

 しかしその横顔には、そこはかとない哀愁があって、望郷の念に駆られているのは明白だ。

 清正はそんなことを思って、羽織を娘の頭からかぶせるように掛けた。

 それでようやく、娘は清正に気づき、こちらを向いた。

「こんなところでぼんやりしてると、風邪引くぞ」

 清正が声を掛けると、娘は羽織を肩から掛けなおしてありがとうと呟いた。

 そして清正を見上げて、微笑む。

「優しいね

「…別に。おねね様から託された客人に何かあったら事だからな」

 嘘は言っていない。清正がむっつりとして言うと、娘は肩をゆらしてクスクスと笑った。

 そんな笑顔にほっとした己に気づいた清正は、誰から指摘されたわけでも、ましてやその安堵を悟られたわけでもないのに、

 (別に

 と心中言い訳をしている。一体誰のための弁明か。

 そんな狼狽を誤魔化すようにして、清正はどうしたんだ、と言葉を紡ぐ。

「月なんか眺めて。ゲンダイ、とやらが恋しくなったのか」

 紛らわすために適当に吐いた言葉であったが、娘は頷いた。

「分かる?さすがは清正、一心同体ね」

 なんでそうなるんだ、と清正は呆れたように口を閉じた。

 一瞬でも心配した自分が損だ。

 むすっとした清正に構わず、娘は言葉を続けた。

「あのね、考えたことがあるのよ。聞いて。…今、目の前に居る清正と、…あなたのことね。あなたと、私の恋人の清正は、やっぱり違うなって」

「当たり前だ。俺は俺以外の何者にもなった覚えはない」

「それは、そうだけどさあ」

 彼女曰く、清正は“来世の恋人”らしい。

 そして彼女の住まうニジュウイッセイキとやらには、清正とそっくりの“清正”が居て。…なんて途方もない話。

「でも、やっぱり似てる」

「…前にも聞いた」

「しゃべり方もね、むっつりした顔もね、全部全部。ご先祖様かな?それとも前世の姿かしら。不思議だわぁ…」

「俺は、俺だ」

 伸ばされた手が、清正の手に触れた。

 控え目な手つきは、清正の手の重さを測るように軽く持ち上げたあとさっと撤退していった。

「やっぱり、ここは戦国時代なのかぁ…。そうよね、あなた戦国武将で、私のことをお世話してくれたおねね様っていうのも、…北政所様ってやつみたいだし」

「だから最初からそう言ってるだろ」

「そうね。あなたは、清正!っていうよりもはや清正様って感じだもの呼び捨てなんて恐れ多いわ」

 と言うものの、娘は清正を呼びつけにする。

 当初それに抵抗があったものの、慣れとは恐ろしいものだ。今の調子で娘が“清正様”なんて言おうものなら、かゆくて仕方がないだろう。

 娘の話は続く。

「私の“清正”は、なんかちょっと尻に敷かれてる感じはあるし、似ててもやっぱり別人ね」

 どこか苦笑気味に娘が言う。

 清正はどこか違和感を覚えた。清正を呼ぶときのそれと、彼女の。。。清正を呼ぶ声音はまるで違うのだ。

 心なしか、清正の顔から表情が消えた。

「…お前の清正とやらは、よほど腑抜けらしいな」

 違和感をかき消すようにそう呟くと、娘がくわっと睨みつけてきた。

「そんなこと言わないでよ!別に腑抜けじゃない」

「女の尻に敷かれる男なんて、腑抜けだろ」

「そんなことない!っていうか、秀吉さまだっておねね様の尻に敷かれてるでしょ」

「愚弄する気か?!」

「愚弄じゃないもん、本人が言ってたの!“わしゃあねねには頭が上がらんでの~”って」

「……」

 想像するだにかたくない。それゆえ、清正は反論言葉を失った。

 黙りこんだ清正に、娘はすこしばかり申し訳なさそうにした。

「まあ、気分を害したのなら謝るけど。…でも、“清正”を他の人からそんな風に言われるのは、いやだなって」

「悪かったな」

「いいよ。そりゃあ、大名あなたから見たら取るに足らないかも知れないけど、それでも“清正”はい旦那様なんだからね。恋愛面ではちょっとヘタレだけど、それ以外だったら男らしいし、指圧うまいし、ノート超きれいに取るんだから!」

「そーかよ」

「そうよ」

 少しばかり意味の分からない言葉もあったが、清正は適当に流した。

 しかしそんな清正に構わず、娘は大いに胸を張る。自分のことのように誇らしげだ。

「まあ、オカルトちょっと苦手でちょっと照れ屋だけど、料理は出来るし、朝も起こしてくれるし、本当に結婚したいくらい最高なのよ。清正の作るモヤシ炒め、食べたいなぁ…」

「清正は、俺だ」

「そーだけど、でもあなた料理できないでしょ」

料理なんて女の仕事だろ」

ジェンダー!“清正”はそんなこと言わないもん。むしろ『お前料理、味薄すぎるんだよ。俺が作る』とか言ってくれるんだから。最高よねえ、ホント

「だから、俺が清正だ!」

 鼓膜をびびりと揺るがすような清正の声に、娘はびくりと肩を揺する。娘どころか、縁の下のクロまでもピンと耳や尻尾を立てて驚いている。

 覚えず大声を出してしまった清正は、彼女の反応でわれに返った。口をつぐみ、たまらず目を逸らした。

「…悪い」

「いや、大丈夫

 (何を馬鹿なことを)

 清正の心中、後悔の大嵐だ。こんな詮無いことで怒鳴っても仕様がないというのに。

 大体何を苛立っているのだと自問しかけて、清正ははっとした。

 一方で娘は、清正の胸中など少しも知らず悩ましげなため息を吐き、帰りたい、とこぼしながらクロを撫でている。

「お前とのお別れはさびしいけどね。きっと清正が責任持って育ててくれるから安心しな。…清正は、何してるんだろうか」

 清正は、その瞬間意識がとんだように錯覚した。

 無意識に繰り出した手が、娘の手を掴んでいる。驚いて清正を振り返る彼女の肩を、もう一方の手ががっちりと掴んで離さない。

 目を丸くした娘が何事か言葉を紡ぐより先に、清正が言った。

「俺は、ここに居る」

 清正の正面の丸い瞳の中に、清正の姿が映りこんでいる。そして、恐らく清正のそれにも彼女の姿が。

 言葉も出せずに固まっていた娘であるが、子犬が膝にもっとと言うようにじゃれ付いてきた拍子に、金縛りが解けたようだ。

 少し恥ずかしそうに目を逸らしてから、苦笑し、娘はかぶりを振った。

「…参ったな。少しドキッとしちゃった」

「清正は、俺だ。俺が清正だ。。。。。」

「でも、…私は、“清正”じゃないとダメだ。だってね、私の好きな清正は、あなたみたいにびしっと決められない。でも、そういう清正が、私は好きだから

夢子、」

 恐らく初めて、名前を呼んだ清正に娘が目を見開いた。

「…名前、知ってたんだ」

 当然だと、清正が答えようとしたまさにその瞬間。

 すっと娘の身体の輪郭がぼやけた。ぎょっとする清正の前で、娘の身体は色を失い、後ろの風景が透けて見えるまでになった。

「あ、来た。タイムリミットだ」

「どういうことだ…?」

「帰れるみたい。清正“様”、これまでお世話になりました。豊臣ご夫妻にもよろしくお伝えくださいませ。…クロ、元気でね」

 もう随分と薄くなった身体で娘はクロの身体に触れる。感触がないのか、クロは不思議そうな顔をするだけで。

 羽織が、ばさりと音を立てて廊下に落ちた。

 清正は思わず捕まえようとして手を伸ばしたが、透き通るだけで掴むことは出来ない。

ありがとう。清正の所に、帰るね」

 その言葉最後に、清正の前から人一人が消えた。「…っオイ!」

 蛍がいっせいに飛び立ったような光の残像だけを残して。

 どこか呆然として、清正は廊下に落ちた己の羽織を拾った。確かに暖かい。――体温はほのかに残っていると言うのに。

 何もなくなった虚空を見つめていると、縁の下からクロが顔を覗かせて鼻を鳴らす。主の不在を嘆いているようにも見えた。

 無意識に手を伸ばしてそんな子犬の頭をなでると、清正はぽつねんと言葉をこぼした。

「…清正って誰だよ…」








 ~fin

2014-12-12

あんたがたどこさ

「あんたがたどこさ」

肥後さ」

「(えっ? 肥後ってどこ?)肥後どこさ」

熊本さ」

「(えっ? 掘り下げ?)熊本どこさ」

船場さ」

(えっ?)

船場山には狸がおってさ」

(は? え?)

「それを猟師鉄砲で撃ってさ」

(?)

「煮てさ 焼いてさ 食ってさ」

???

「それを木の葉でちょいと隠せ」

はい?」

2012-05-07

やる夫セクロスをするようですテクニックまとめ2

大人のオモチャ

やる夫がセクロスに挑戦するようです 42巻【新作】 無題のドキュメント 別館 589-610

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      `ヽ、
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       _,| 
      / ⊥`ヽ 
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      |   ::|
      |   ::|
      ヽ、_..:ノ
①
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   丿 ̄`\         
   弋    \       
    'ゎ--- ''l'、       
    ∑-..、 :'丿       
    /    │       
   │    │       
   /''''   │       
   │    │        
   │    │       
  /  ''  ∫ ヘ       
  |      '/J、       
  |      '' フ       
  '、     │        
  │   _ ..、}        
  廻../'´   /         
  │ ''′ 、〈'        
  │      │        
  │r     │        
  `ミ:」+ ._../         
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    国
    国
    国
    国
    国
    国
③

大人のオモチャというものアダルトグッズ、淫具など
様々な呼ばれ方をしています。
主として、男女両性の自慰用として使われるイメージが
ありますが、女を喰らう時にも大きな力を発揮します。

①の札がついている道具はローターと呼ばれるもので、
カプセルの中にモーターが入っており、コードからの電力で
振動します。
女性の身体、性器に触れさせることで生身では難しい
振動による刺激を加えることが出来ます。

ローターを使う際の注意点は舌による愛撫と同じで、
いきなり強く刺激しないことです。陰核そのものよりは
上部の丘、陰唇に当て、陰核は舌で愛撫すべきでしょう。
道具単体での刺激でもいいのですが、舌、もしくは指を
加えた方がより効果的です。

ローターはコードで繋がれているため、膣内部に挿入する際は
コンドームで包み、あまり中に入れない方がいいでしょう。
コードが断線した場合病院で取ってもらってください。

②はバイブレーターと呼ばれる道具で、ローターと同じように
振動します。振動部の面積が大きいため、より強い刺激を
加えることができますバイブレーターは挿入でも効果を発揮しますが、やはり
道具単体で責めるのではなく、他の箇所を自分の手で刺激する
ようにしましょう。

③はイタリアンスティックと呼ばれる道具で、ローターとバイブの
両方の性質を持っていますバイブレーターは全体が振動するのに対して、スティックが振動
するのは頭部のローター部分だけです。
普段は責めにくい膣前壁上部などを責めることができます

アナルグッズ

やる夫がセクロスに挑戦するようです 45巻 無題のドキュメント 別館 115-149

それじゃアナルグッズから説明しましょうか。
アナルセックスには訓練が必要だけれど、
グッズを使えば、より効果的に楽しく練習できるわ。

アナルのものを愛撫されると刺激が強いから、
蟻の戸渡り辺りを入念に愛撫。刺激に馴れてきたら、
ローションを使ってアナルを愛撫ね。
ほぐれてきたら、アナルグッズを使うの。

  (  )             ○´○
   ∥∥                ○丶
   ∥∥                  ○
   ∥∥                  ○´○
   ∥∥                    ○
   ∥∥                  ○
   ∥∥                   ○
   ∥∥                    ○
   ∥∥
<≪  ≫>
<≪   ≫>
  ∨---∨
註:アナルバイブレーター     註:アナルビーズ

お尻用……確かに細くて、馴れてない人でも
スムーズに入りそうな感じなんだお。
途中で折れちゃったりしないかお?

よほど無茶な使い方をしなければ大丈夫よ。
次はペニスサポートの説明をするわよ。

昔は肥後ずいきっていうペニスに芋茎を巻き付ける
性具があったけれど、今はもっと進化してるわ。
より長く、大きく、刺激的に。
材質は柔らかくて気持ちがいいシリコンに、バイブみたいに
振動を与えることもできるグッズもあるわ。

拘束用具は文字通りの意味ね。
手錠、足輪、首輪と動きを制限するものから、
袋状になっていて完全に動けなくしてしまものまで。
必ず相手の同意を得なければダメだけど、
別次元の刺激をもたらしてくれるわ。

拘束用具がダメなら、コスチュームはどう?
医者看護婦さん、先生学生なんかが定番だけど。


最後はローションね。
後始末のことを考えておけば、いつも使っていいぐらいの
グッズよ。エロエロな夜を演出するための定番品ね。

痛い、を無くして、気持ちいいだけを盛り上げてくれる。
嫌だ、っていう臭いや味を気にならなくしてくれる。
ローションを使い終わった後は洗い流して、普通にエッチすると、
感度が上がってるからもっと気持ちよくなるわ。
濡れにくい日でもローションがあると助かるし。
持っていって損はないわよ。

アナルビーズ

やる夫がセクロスに挑戦するようです 51巻 無題のドキュメント 別館 886-906

"アナルビーズって……
なんで、こんな形してるんですかお?"

ああ、それはね。
球状の部分で括約筋を何度も開け閉めさせることで、
疑似の排泄感を味あわせる構造になっているの。

"疑似の排泄感って……やる夫スカトロプレイをしたいんじゃないお。
お尻を攻めたいだけなんだお。"

あら?
毎朝、トイレに行ったら、スッキリしないかしら?
食事、セックスと同様にトイレ楽しいことよ?
アナル快楽の由来は排泄感。それを否定しては、
前に進めないわ。

"んおー。
でも、嫌がられそうなんだお。"

気持ちがいいことは正しいこと。
本能がそう作られているのよ。
確かに、お尻での快楽は子孫繁栄には関係しないから、
正常な行為ではないと言えるけれど。
せっかく気持ちよくなるように作られている器官を
利用しないのは勿体ないわ。

あんまり張り切り過ぎちゃ駄目よ。
最初は指一本でも痛がるから、一番小さいサイズで
いいと思うわ。目標はどこ?
お尻でいじめたいだけ?
その子と、お尻でつながりたい?
それとも拳を突っ込んでみたい?

お尻でセックスしたいだけなら、自分ペニスの
大きさより小さめぐらいのバイブで充分だと思うわ。
それでも日本人ペニスは固いから、相手が
痛がったら、すぐに中断してあげてね。

アナルの基本は、洗浄をきちんとすること、
雑菌対策をすること、
必ず潤滑剤を用いること、
焦らないこと。
焦ると、相手の子を切れ痔にしちゃうからね。
女の子の穴を愛撫する時よりも丁寧に、
じっくりと取りかかってあげて。

アナル開発(受け側)

やる夫がセクロスに挑戦するようです 51巻 無題のドキュメント 別館 16-29

あなたは受け?
それなら相手に身を委ねる前に、ちゃんと
洗浄しておかないとね。
浣腸が確実に思えるけど、実際はトイレの
ウオッシュレットを複数回使ったり、
シャワーヘッドを当てて待っているだけで、
直腸は洗浄できるわ。


昔の侍や坊主たちは出糞は致し方なしって
言っていたそうだけど、やっぱり彼に汚れは
見せたくないし。
洗浄しておいた方が吉よ。

忘れちゃいけないのが潤滑剤。
悲しいかな、オシリって愛液出ないから。
文明の力、ローションで代用するの。
これならヒリヒリしないし、相手も攻めやすく
なるから必須アイテムよ。
忘れないでね。

それでは、いよいよ彼にオシリを触られちゃうんだけど、
力の抜き方が大事なの。
アメリカで頑張ってる男×男は、事に及ぶ前に、
JustRelaxリラックスしろ、力を抜けって言うぐらい。
恥ずかしくてドキドキするけど、力を抜いて身を任すのが
一番よ。
彼が指を入れようとしたら、イキんだら穴が開くから、
入りやすくなるわ。
体位体育座りして、そのまま横にゴロンがいいわね。

一本が入ったら、後は身を任すだけ。
ちょっとでも痛かったら、
我慢しないで相手に伝えて、止めてもらって。
オシリは敏感な部分。
大事末永く使わなきゃ。

アナル開発(攻め側)

やる夫がセクロスに挑戦するようです 53巻 無題のドキュメント 別館 768-778

漫画みたいにいきなりズブッってのは駄目だな。
やっぱり、ほぐしてからじゃないと無理だ。
ローションも乾く前に補給した方がいい。

"ほぐす方法って、なにがいいんですお?
やっぱりクンニと同じで舌がいいんですかお?"

女としたことがないから、わからないけど。
方法や道具よりもテンポ大事だと思う。
ゆっくり優しくやってもらえばリラックスできるし、
それで相手が興奮したり、気持ちよくなってくれるなら、
自分もそれなりに満足できるし。

"ほぐし終わったら挿入ということになるお。
動くのは最初から最後まで、ゆっくりでいいお?"

それじゃ挿れた方がイケないから終わらないだろ。
挿れられてから馴れてきたら、普通に動いてもらって
大丈夫だけど。最初ゆっくり……いや、ネットリぐらいがいいな。
ケツっていうのは入り口だけ締まって、奥の方はそうじゃないから、
イキたくなったら浅めに腰を振ったらイケるんだ。

2008-02-14

http://anond.hatelabo.jp/20080214131209

肥後の守使ってたよ。懐かしいなぁ。自分で研いでいた。小中高、肥後の守持って歩いてたけど、とがめられたことはなかったな。そういう空気だったのか、どこから見ても人畜無害の悲しい男だったのか。それはわからん。

小学校シャーペン禁止だったかどうかは覚えていない。低学年のころは自分で削らせようって声が時々新聞に上がっていたが、それはシャーペン批判ではなくて、鉛筆削り器批判だったよ。

鉛筆削り器って分解してみてびっくりした。あれで円錐形に削れる理由が和からなかったよ。技術ってすごいって思ったね。ほんとに。

2007-12-15

鉛筆が足りない

ちょっと鉛筆を削りたくなった。

書道家が墨をすって精神統一を図るように、

私も鉛筆を削ればこの浮き足立った心も多少は静まるのではないかと思ったのだ。

早速、引き出しから肥後の守を取り出した。

だが鉛筆が見当たらない。

ちょうとそこに通りかかった姉は

鉛筆がなければシャーペンを使えばいいじゃない」とせせら笑う。

2006-12-21

訃報 2006年          7/1  橋本龍太郎ポマード)  10/22 ばってん荒川肥後芸人

1/5  三浦敬三スキーヤー)  7/10 甲斐智枝美アイドル)  10/29 武藤礼子(メルモ・ノンノン)

1/6  加藤芳郎(まっぴら君)  8/4  武内亨(時代劇)      11/10 はらたいら(3枠漫画家

2/6  戸谷公次ジャギ)     8/6  鈴置洋孝ブライトさん)  11/11 村田渚成子坂

3/2  久世光彦ドラマ演出家) 9/2  岩田ゆりモデル)     11/14 渡辺謙太郎(野球実況)

3/23 徳田ザウルスコロコロ) 9/10 犬丸りんおじゃる丸)   11/15 石川賢ゲッターロボ

4/1  松本竜助(竜々)      9/17 曽我部和恭(バンコラン) 11/16 仲谷昇(岸田の元夫)

5/7  曽我町子特撮女王)   9/18  〆さばヒカル漫才師)  11/29 実相寺昭雄ウルトラ監督

5/16 田村高廣(田村兄弟)  9/24 丹波哲郎大霊界)    12/9 まさお(テレ東旅犬)

5/29 岡田真澄(ファンファン) 9/24 江頭豊(チッソ)      12/17 岸田今日子妖怪ムーミン

5/30 今村昌平映画監督)  10/1 米澤嘉博コミケ)     12/20 青島幸男(いじわる都知事

6/24 川合伸旺(名悪役)    10/20 藤岡琢也渡鬼名優)  12/20 中島忠幸カンニング

(追記)

2/8  伊福部昭ゴジラ作曲

3/21  宮川泰ヤマト作曲

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