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2023-04-15

新型コロナウイルスのオミクロン株「BA.5系統」を中心とした昨年夏の感染拡大では、従来型ワクチンを接種しても、過去コロナにかかったことがない人は、実際に感染を防げるだけの高い防御力を得ることはできていなかったらしい。国立国際医療研究センター職員対象にした分析で、そんな結果が示された

2022-06-23

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-20/RDR3XKT0G1KW01

新型コロナウイルス感染症の致死率に関する直近の統計で、日本首位に立った。世界の裕福な国々の中で日本の致死率が最も低い理由について専門家が指摘するのは、マスク着用の継続ワクチン接種率の高さ、長寿大国といった基本的事実だ。

  今も世界のさまざまな地域感染症拡大は起きている。だが、日本では人混みや換気の悪い場所を避けるなど、基本的感染対策を人々がしっかりと守ってきた。その上で、政府ワクチン接種プログラムが着実に実施され、致死率を抑える結果につながった。

  国立国際医療研究センター医師東京都医療アドバイザーを務める大曲貴夫氏は、「個人単位での感染防止対策の遵守は、日本感染対策において重要役割果たしている」と話す。政府自治体ソーシャルディスタンスなどを呼び掛けたものの、人々の自主性にも任せたことが奏功したという。

大半の人はいずれこうなることを肌感覚でわかってたと思うんだよな。

から海外の事例を笠に着て上から目線でああだこうだとのたまう人たちを冷めた目で見てたと思う。

2021-09-13

昨日、寝る前に奥さんから

あなたコロナワクチン2回目接種でたいした副反応出てないから、普通の人より抗体量が少ない筈」云々という話をされて、一気に不機嫌になってしまった。

なんでそれで不機嫌になったのかっていうとちょっと説明しにくいんだけど、今思い出してみると、自分不良品扱いされたような気分になったんだと思う。

あと、副反応発熱)の強さで抗体が多いか少ないかっていうのがどこかで否定されてた気もしたから、それも「はぁ?」だった。

そもそも人によって正常でもまちまちな体温の微妙な差で抗体量が多い少ないって計れる物なんだろうか?

コロナ ワクチン 熱 出てない 抗体 少ない」

検索したら「副反応効果無関係だ」っていう記事ばっかり出てきたから、それを伝えたら「だってテレビに出てるお医者さんが言ってた!テレビに出てるような医者が嘘言ってたってのか!」とキレられた。

じゃあ「俺が今見た記事が嘘言ってんのか?」っていう話にもなるんだけどもな・・・どれも国立国際医療研究センターの発表を元にした記事なんだけど。

それとも実際にそういう統計とか出てるんですかね。

そもそもたいした熱出てないっていうけど、38度くらいは余裕で出てるんですよ。

平熱が36度ちょうどくらい。ちょっと風邪引いても37度前半くらいっていう体質だから、38度とか大分びっくりなんですけども、たしかに「39度出たー」とかいう話がゴロゴロしてる世の中なら38度は「たいした事ない」かもしれん。

38度の熱が出たけど仕事がどうしても休めなくて、這うようにして会社行ってなんとか仕事が出来たから、それ考えたら「たいした事ない」のかもしれん。

熱が出たってグッタリしてると奥さん心配して仕事に行けなくなってしまうから、家では平静を装ってたので奥さんからしたら「たいした事ない」ように見えたのかもしれん。それは悪かったと思う。

ただ、それなりに副反応で苦しんでたのを多少なりとも横で見てた奥さんに「たいした事ないか抗体量少ないわよね」とかわけわからん事を軽く言われると、やっぱり「ンナロー」って思ってしまうわけですよ。

っていうか「テレビに出て」るような医者」って誰だよ。

そいつが一番むかつくわ。

2021-08-22

3 感染爆発はデルタ株の感染力の強さが原因なのか

第5波をデルタ株の感染力のみで説明できない

第5波の感染爆発がオリンピック無関係とする説は、デルタ株の感染力の強さが原因と考えるのが主流のようだ[1]。

デルタ株はこれまでの変異株より感染力がけた違いに強い。

デルタ株の感染拡大がたまたまオリンピックと重なっただけなのだ、と。

しかし、これは科学エビデンスと符合しない。

現在、全国各地に広がっているデルタ株の系統で最も初期のものは、ことし5月18日首都圏海外渡航歴がない人から検出されたウイルスだったと分かり、さらに調べると、これとよく似たウイルス4月16日空港の検疫で見つかっていた[2]。

一方で、ことし5月ごろ関東関西中部九州などで確認されていた、海外から流入したとみられるデルタ株のクラスターの多くは大きな感染拡大につながらず、7月初旬ごろまでにはほぼ収まったとみられる[2]。

もしデルタ株の感染力の強さだけが感染爆発の原因ならば、オリンピック間中より人流が多かった5月6月感染爆発が起こっていたはずだ。

現実には感染爆発につながった遺伝系統以外のデルタ株は7月初旬で収束していた。

そして感染爆発した系統オリンピックの開始を待つように急速に感染拡大した。

オリンピック開催によって、感染拡大防止のための堤防のどこかが決壊したと考えるしかない。

第5波の原因に対する仮説

国立国際医療研究センター大曲貴夫氏の指摘どおり、オリンピック開催に伴い局地的・一時的に密な状態が生まれ事実否定できない。

ここではもうひとつ国民の側の感染防止策に対する意識がおろそかになった可能性を指摘しておく。

5月から6月にかけて、オリンピック開催、さらに有観客開催を主張する中で、感染拡大防止策を軽視するかのような無責任な言説がまき散らされた[3][4]。

国民にあれするなこれするなと要求しておきながら、自分たちはやりたい放題か。付き合ってられねえ。」

このように考えた人を責められるだろうか。

老いた両親にあと何回孫の顔を見せてやれるか。

来年はひょっとしたらないかもしれない。

しかし、去年は新型コロナのために帰省自粛した。

個々の国民にとっての帰省は、アスリートにとってのオリンピックと同等以上の価値があるかもしれない。

あるいは1年半近く慣れないライフスタイル強要されてきた国民の中に、

「なんだ、これまで活動自粛だの、会食回避のしてきたけど、感染防止策とか関係なかったのか。」

と受けとめる人が現れても不思議ではない。

大半の国民は専門的な衛生教育など受けていない。

不慣れな行動を意味も十分に理解できないまま強要されていること自体ストレスなのだ

人は基本的に見たいもの、耳当たりのいい情報に流される(何より、政治家とその取り巻きはその権化ではないか)。

当局矛盾したメッセージ国民に発信すれば、国民感染拡大防止策に対する意識が弛緩するのは当然だ[5]。

とはいえ、新型コロナ感染して損をするのは間違いなく私たち自身である

無責任当局関係者や御用言論に惑わされることなく、感染防止策の基本をもう一度肝に銘じたい。

参照

[1]内閣総理大臣がその代表である

新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見(令和3年7月30日)

https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0730kaiken.html

[2]デルタ株“1つの起点から全国拡大か” 国立感染症研究所分析

2021年8月6日 5時33

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210806/k10013183971000.html

[3]観客上限1万人 規模縮小でも有観客に踏み切った首相

2021/6/21 21:07

https://www.sankei.com/article/20210621-23SHMAUX2RIENACWHNH4UWVCIA/?outputType=theme_tokyo2020

[4]緊急事態宣言は「屁みたいなもの」 「さざ波」発言高橋洋一内閣官房参与Twitter

2021年5月23日 00時09分

https://www.tokyo-np.co.jp/article/105992

[5]オリパラ有観客「矛盾したメッセージに」尾身氏ら提言

https://www.m3.com/news/open/iryoishin/930343

2 小池都知事の主張はエビデンス・ベースなのか

国立国際医療研究センター大曲貴夫氏がオリンピックに伴う人流増加、密状況の発生を指摘した。

これに小池都知事エビデンスベースでは人流は減っていたと色をなして反論したこと話題となった[1][2]。

小池都知事に対して、すでにネット上でも多くの異論が示されている[3]。

オリンピック間中人流が減少したというのは全体の平均値に過ぎない[1][2][4]。

大曲貴夫氏は、オリンピックイベントに合わせて局地的・一時的に密な状況が生まれたという事実を指摘したのだ。

そして、ウイルスが伝播するには、その程度の範囲時間密になるだけで十分だ。

小池知事の主張もエピソードベースである

仮にオリンピックによってむしろ人流が減たと小池都知事の主張を無条件に承認するとしよう。

しかし、オリンピック間中感染が爆発的に増えた事実は変わらない。

感染拡大防止策という堤防のどこかが決壊たから、ここまで感染が拡大したのだ。

人流を減らすというのはきわめて重要ポイントの一つだが、それが全てではない。

小池都知事の強弁は、堤防決壊して洪水が起こっている状況を無視して、別のよく決壊する部位は壊れていないと主張するようなものだ。

たか奇術師トリックから目をそらすため、見られても問題がない動作を大げさに行いそちらに人目を集めるがごとく。

今やるべきことは、決壊した部位を探して穴をふさぐことだろう。

参照

[1]五輪と人出の関係否定 小池氏 専門家指摘は「印象論」

8/13(金) 18:15配信

https://web.archive.org/web/20210816072441/https://news.yahoo.co.jp/articles/ab5ad37880c9ce3f497e05f00ebb625fd6fde360

[2]五輪と人出、「印象論」と否定小池知事 都幹部も苦言

2021年8月16日 19時00分

https://www.asahi.com/articles/ASP8J220HP8HUTIL01Y.html

[3]例えば、単発の発言ではなくまとまった論考として

コロナ感染爆発、五輪との因果関係を頑なに否定する小池都知事が示す“エビデンス”の空疎

https://biz-journal.jp/2021/08/post_245767.html

[4]東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況

https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/information/corona-people-flow-analysis.html

ドコモ携帯電話ネットワークで集計した台数から人口を推計する「モバイル空間統計サービスによる

2021-08-01

anond:20210729190251

結局、屋外でも常時マスク着用しないといけないの?

他人と会話する時だけ、マスクポケットから出して着ければいいのでは?

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210731-00250705

私たちにできることは、これまでと変わりません。

すでに多くの人が実践している、

・屋内ではマスクを装着する

・3密を避ける

・こまめに手洗いをする

といった基本的感染対策継続するようにしましょう。


https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/321000c

国立国際医療研究センター大曲貴夫国際感染センター長は「1年前に比べ感染リスクは高まっている。屋外屋内を問わずマスクを外して会話することは絶対に避けてほしい」と呼びかける。

2021-05-25

コロラド先生宮沢孝幸先生、j_satoさん

新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)が流行りだしてからつのまにか1年以上たちました。先の見えない自粛でみな疲弊していましたがワクチン普及により先進国ではようやく状況が改善されて先の見通しがたってきたように思います

流行初期はコロナの特徴や性質不明だったこともありプロアマわず多くの研究者が仮説を提示し、相互検証したりしてさながら百家争鳴という状態でした。

それは当然だし健全なことです。特に、初期のWHO政治的な動きや、これまでの悲惨薬害歴史を振り返れば公式情報行政を疑っていくのは自然です。ただ、アカデミアの相互検証プロセスによって研究者コミュニティ見解も徐々に磨かれて、現場の肌感覚とも突き合わされることでファクターX((日本アジア人感染率が低いのには原因があるのではとの仮説))などが否定されている中で新型コロナウイルスに対する世界でのコンセンサスはできつつあるようです。

ただ、そんな状況でもTwitterでは自説を撤回できないまま、敵に攻撃されたりファンにいだかれてカルト化していく動きがあるように見受けられます

そこでTwitterタイムラインで見かけたいくつかの印象深い出来事を記録として書いておきます主観なので間違いもあるかと思いますがご指摘いただけたら反映します。

コロラド先生こと @bb45_colorado の凍結(その後解除)

牧田先生。本記事執筆時点でフォロワー3.2万人で66万ツイートしているヘビーツイッタラー。博士号をもち、科学の関わるものごとに広く知的に、かつ断定的に意見を表明している。その自信あふれる姿勢から多くの人がファンになっているようで、凍結されたことについての記事でも多くのフォロワー言及しているのが分かる(まとめブログすみません)。ここに掲載されている本人のTweetもすさまじいものがあります・・・

【魚拓あり】コロラド先生こと牧田寛さんのツイッターが凍結 サブ垢に移動 PCR検査などコロナ関連の詳細なツイートをしていた : まとめダネ!

また、こんな振る舞いをよくしていてTwitter批判されているのも目にする。

マスクに執着するコロラド先生、その本当の姿: 岩見浩造◆の福島原発事故研究ブログ

先の記事引用されているこの分析が鋭く、Twitter教祖の基本動作実践者というようにも思えます

1.最初自分デマを撒く。

2.その後、何処かで学習して意見を変える。

3.デマを撒いたのは敵対者達だと宣伝する。

追記)その後、凍結解除されましたがNATROM先生によるブログではよりひどい発言が紹介されています・・・

「コロラド先生」のツイッターアカウント凍結と過去の発言について - NATROMのブログ

ウイルス研究者 宮沢孝幸先生 @takavet1

2020/1からTwitterを開始して17万人フォロワーのいるウイルス研究者

東京大学農学部畜産獣医学科を卒業し、京都大学ウイルス再生科学研究所の准教授という専門家公式HPより)。一般向けの著書もいくつか。

ウイルス研究している専門家であること、自分の専門の問題解決したいという思いでいろいろ発信している。

ただ、Wikipediaから孫引きする発言にみられるようにわりと危うさがあります(出典元のテレビかには当たっていません)。

大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議における虚偽発言

2020年6月12日大阪府で開かれた「第2回大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議」において、「コロナ感染発症前後数日がウイルス伝達しやすいが、発症後7日以降は体内に抗体ができ、ウイルスを伝達しない。空気中にウイルスは飛ぶが感染しないレベル」と発言し、「満員電車でも、1人ひとりが黙っていたり、マスクをしていればまったく問題ない。接触機会よりも感染機会を減らすべき」と提言した[4][5]。なお、空気感染については米国疾病対策センターCDC)が微細な飛沫とエアロゾル粒子が浮遊する空気の吸入により感染することを明確にしている[6][7]。

筋肉注射するタイプワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、合理的じゃない」

2021年1月17日放送読売テレビそこまで言って委員会NP』に出演の際、世界で開発が進められていた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンに関して、「筋肉注射するタイプワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、ちょっと合理的じゃない」、「治験は夏に行われたもののため、本当に冬に効くのか分からない」等と発言した。 これに対し、国立国際医療研究センター予防接種支援センターである氏家無限は、実臨床では感染経路のみでワクチン効果が決まるわけではなく、また呼吸器感染症には効果がないとする発言についても、ワクチン開発で報告されている臨床結果と矛盾していると指摘した[11]。 BuzzFeed Japan2021年2月ファクトチェック取材を申し入れたが、宮沢は「論文における問題点、疑問点、感染定義論文実験におけるPCRのこと、しっかり答えるとなると、回答は相当長くなります」、「今、いろいろなことに追われていて、時間がありません」として回答していない[11]。

Twitterで眺めていると、正義感直観からの予断をして、多くの人に批判され、それをファンがなぐさめるということを繰り返すことで頑なになっている印象。

特に大阪大学物理学研究者中野貴志先生提唱したK値を広め、コロナの広がりを楽観的なもの錯覚させたことが印象深い。この楽観的な予測をもとに行政意思決定する可能性があると思うと責任は重大だと思う(実際に大阪府知事の意思決定にどれくらい影響したか不明ですが)。

公開終了

ちなみにK値という後出しでの誤った予測については、著名な経済学者大竹文雄先生安田洋祐先生など自分尊敬する先生もなびいていてそのあと撤回していないようなので残念です。宮沢先生になぜこんなにフォロワーがいるのか謎なんですがコロナ禍前のことについてお詳しい方いたら教えてもらえませんか。

@j_sato

起業家投資家2009年9月からTwitterを利用し1.4万人のフォロワーがいる。

コロナ以前から知的で鋭い言論をたまに目にしていたけれど、コロナ初期に統計データからBCG接種国で感染率が低いのではないかという仮説を見出し、この仮説を追い続けてしばしばTwitter上で医師アカウントと喧嘩している。今も精力的に海外データ記事を紹介したりしつつも、海外ワクチンでの成功を受け入れられないでいるようにみえる。

最近Tweet

https://twitter.com/j_sato/status/1396761791451975680

参考)BCG仮説について(2020/9/6)

新型コロナ BCG仮説の現在 予防効果は証明されたのか?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース

これだけ知的な人でも、データ客観的にみて考えを改めることが難しいのか、と暗澹たる気持ちになる(まだ氏のほうが正しい可能性はなくはないけれど、賛同している専門家はいないようにみえる)。

あと、経済学者飯田泰之先生もj_satoさんにlikeつけていてちょっと悲しくなる・・・

まとめ

コロラド先生凍結の知らせを聞いて、思い返しているなかで浮かんできた他おふたりについても書いてみました。3人の性格思想もばらばらで一緒にするなよ、と怒られるかもしれませんがご容赦を。疑似科学グッズを売るとか商売でやっているなら理解やすいのですが、実績があって知的社会に貢献しようという意思を持っている方々がカルト化していくのは複雑な気持ちになります

そう書いているとカラパイアでこんな記事をみました。間違った情報を書いた人を手ひどく批判することがかえって逆効果になると示唆されています社会をよりよくしたいという正義感から間違っていることを指摘することはSNSでよくみられますが危うさもあります・・・

これはやっかい。SNSで間違いを指摘されたユーザーは、さらに多くの誤った情報を投稿することが判明

インターネット、もうちょっとなにかの工夫で世界をよくすることにつなげられないでしょうか。

2021-01-05

いつもの@AGSTEGKaQKw0iMkさんのCOVID診療実績(素人用)

https://twitter.com/AGSTEGKaQKw0iMk/status/1346087363252895744


上記医療従事者の方の連続ツイートを、おもにド素人自分用として雑に翻訳しました。多分研究者の方だけがわかればいいような感じの単語のところはそのままにしています

自分が大体意味わかればいい精神なので元ツイート比較して記述に誤りがあるかもしれません。医療従事者の方が見たらひどすぎてお茶を噴くレベルだと思いますがあまりやばい間違いのところは直しますのでご指摘ください。

投与の記述があるDex、FAV、RDVの3つの薬と思われるものがググっても全然出てこないので、それぞれ新コロ治療薬として名乗りの上がっていたデキサメタゾン、ファビピラピルアビガン)、レムデシビルツイート元の方が略語にしたものだろうとアタリをつけて訳しています


↓↓↓↓↓↓以下翻訳↓↓↓↓↓↓

Case seriesを出す前に東京が大騒ぎなので、ここにout lineを書いておく。報告が幸運にもどこかに載せられたら消す。札幌の某病院の成績である。一応全国有数のCOVID診療実績のはず。内容は全く一般向けではない。

10月31日までで290例あまり。これは全例治療終了。危険因子については従来言われている通り、高齢が一番悪い、慢性閉塞性肺疾患COPD)・糖尿・高血圧は悪い、重症度ごとに平均肥満度(BMI)を計算するときれいに並ぶ(※注:おそらく肥満度が高いほど重症度/死亡率も高い)。特徴は男女比が1:1だったこと。これは地方では施設感染比重が高く、そこの入居者の男女比が(※注:女性に多く)偏っているから。

6/18よりステロイド薬投与が基本治療化。それまでは挿管後の使用のみだった。またこの時期以後挿管管理に見切りをつけ挿管をしない方向に移行。その前後比較すると全年齢で見ても、高齢者に絞って見ても死亡率は著しく低下。

ここまでが第一報。完成した部分。以下は第二報の予定部分。


その後患者数の著しい増加があり、12月31日までで570例あまりに増加。進行中症例も一部含む解析。挿管例の死亡21/58、非挿管酸素10L以上使用例(リザーバorNPPV(※注:非挿管人工呼吸器))での死亡19/57。基本的患者ADL(自立度?)は当然非挿管の方が悪い。

10月末より感染病棟内科全体の当番制となり治療多様化。また施設現地や療養病院での介入などもあり中等症I(※注:酸素飽和度93%〜96%未満、息切れ肺炎の所見)の症例ステロイド投与例が出現、こうした症例の成績が不良。結論としては中等症でのデキサメタゾンステロイド薬)投与は有害可能性。

現地での投与開始も多いためcohort(注:臨床研究対象みたいな感じ)になっていないが、少なくとも当院収容例では中等症Iでのデキサメタゾン開始例は死亡例が有意に増加。投与しても40%が中等症II(※注:酸素飽和度93%以下、呼吸不全が見られる)に移行。重症化阻止効果もなし。recovery trial結論

ファビピラピルアビガン)投与例とレムデシビル投与例の成績には全く差なし。興味深いのは中等症II例においてアビガン+デキサメタゾンデキサメタゾン単独では、アビガン+デキサメタゾンの方が死亡率が半分。アビガンを服用できるだけ状態がましというバイアス可能性はあり。レムデシビルはほぼ全例デキサメタゾンが投与されていたのでこの比較不能

高齢施設例中心に発症後18日より前にステロイドを中止した場合中止後3日以内に発熱酸素化低下が急速に出現し死亡する例が多数。こうした例においてはCOVID単独悪化細菌感染併発、副腎不全などが死因として考えられた。


結論として挿管管理の意義は低い、多臓器不全例以外は原則不要高齢施設例におけるステロイド早期投与の意義は低い可能性が高い。呼吸不全移行後のステロイド投与は若年例では有効高齢施設例ではステロイド中止方法の工夫をしないと効果は低い可能性あり。

NCGM(国立国際医療研究センター)と比較すると死亡率が3倍ぐらいある。思い当たるところはあるが、基礎患者データはどこかにあるだろうか。case seriesでは大した業績にもならないから後回しなのかな。英語苦手でさぼっていた私が言うことではないが。

文中の重症度分類は中国のもの。cohort作成開始時の重症度をそのまま使用現在日本の分類ではmoderate=中等症I、severe=中等症IIにほぼ相当。

大切なことを書くのを忘れていた。11か月間COVID診療を続けているが感染病棟関連の院内感染の発生はない。


↑↑↑↑↑↑↑以上翻訳↑↑↑↑↑↑↑

2020-02-05

東京女子医科大学附属病院とサージカルマスク感染症対策

国立国際医療研究センター国立感染からほど近い場所にある東京女子医科大学病院

本館前に複数医療スタッフが立っており、「マスクはお持ちですか?」とすべての来館者に声をかけている。

現在新型コロナウイルス感染予防のためにすべての来館者にマスク着用を義務付けているということだった。

このマスク不足の時期に、予防効果がそれほど期待できないマスク着用をすべての来館者に義務付けているという点にまず驚いた。

ほかの大学病院も同じ措置をしているのだろうか。

入り口にはアルコールスプレーが置かれていたが、そちらの使用任意だった。

感染対策優先順位を間違えてないか

 
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