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RobbyRoo
待ち合わせは十時。駅前で、彼女はほぼちょうどの時刻にやってきた。
待った?と聞くので大丈夫と答えた。
実際俺が来たのは十五分前で、誤差のようなものだった。天気は小春日和で風が心地よく、今日は公園でお花見をしようという話になっていた。
駅から公園に向けて色々と話ながら歩き、昨今亡くなった著名人のことが話題に上がった。
彼女も氏の著書を嗜んでおり、◯◯は名作だよねと朗らかに語った。そして「こんなに早くに死ぬなんて思わなかった」という。俺はすぐにそうだね、こんなに早くに亡くなるなんて。そう付け加えるように言うと、彼女はニュースで死んだって聞いたとき本当に驚いたと言った。俺は閉口した。
その後も歩き続けていると古書店が目に入り、気になったのでちょっと寄っていい?と尋ねるといいよというので少し寄ることにした。
引き戸を開けて中に入ると開店してまだ間もないためか人の姿はなく、こじんまりとした店内を悠々と歩くことができた。純文学の並ぶ棚を見つけると立ち止まり、隣で彼女が「埃くさいね」と言った。奥から咳払いが聞こえる。何も買わずに店を出ると公園まではあと僅かで、そこまでは黙って歩いた。
公園に入ると喧騒に溢れ、お祭りのようになっていた。数多の人でごった返し、車屋台が何台も出店している。人々は忙しなく笑い、桜の周りはスマホに囲まれていた。賑やかだねと彼女がいい、俺は頷いた。中央の方へと歩みを進めると平らな空間に輪が広がり、歓声が上がった。輪の中心ではスーツ姿の男がジャグリングをしており、俺たちも輪へと加わることにした。男の大道芸は歓声を糧に難易度を上げていき、最後には一輪車に乗りながらボウリングのピンでジャグリング。失敗なく終わると拍手が鳴り響き、隣で彼女が失敗したらもっと盛り上がったよねと小声で言った。
俺たちは場所を移し、木々と人々の間に僅かな隙間を見つけるとそこにシートを敷き、何か買ってこようか?と彼女がいう。いいよ、一緒に行くからと伝えると前方を指差し、すぐそこだからいいよと屋台の群れを指した。俺は二千円を渡し、腰を下ろした。スマホに目をやり、歌声が聞こえてくる。舞い散る桜に顔を上げ、振り返って先を見るとステージがあった。歌はカントリーソングのようであり、澄んだ声が公園に響く。おまたせ、と声をかけられ前を向くと彼女が立っており、腕に袋を引っ掛け手にはビール。そのうちの一缶を受け取りながらお礼をいい、彼女も腰を下ろした。
俺たちは焼きそば等を食べながらビールを飲み、午後の桜に微睡んだ。そうしていると公園内の放送が聞こえ、落とし物の案内が耳についた。彼女はビールを口に、空にすると言葉をはいた。昔、小学生のとき、お祭りで財布の落とし物があって取りに行ったんだと。へぇ、と俺は言った。彼女は笑って、その財布、私のじゃなかったんだけどねという。それから焼きそばを食べた。
俺は飲み物を買いに立ち上がり、ビール二缶と水を二本買うとシートに戻った。既に夕方で、彼女は脚を伸ばして座っていた。少しずつ帳が降り、さけのにおいが辺りから立ち込めていた。ステージの方に人が集まりはじめており、行ってみようと彼女が言った。ステージ上には若い男がいた。後ろにはDJらしき人物がサングラスのなか肩を揺らして目の前の機材を操っている。客層はショートケーキのように二層に分かれ、ステージ前の彼らは身を乗り出すように揺れている。後方にいた俺たちはじっと音楽に耳を傾けていたが彼女はゆらゆらっと身体を離すと前方の層に加わった。俺はその場に残り、周りと同化する彼女の後ろ姿を見守った。
気づけば十九時になろうとしていた。周りには人が溢れ、昼間よりも多くなっていた。陽気な笑い声と、酔っぱらいのダンスが目に入る。そろそろ帰ろうか俺は彼女に声をかけた。もうちょっといようよと彼女は答えた。わかったといい、俺は水を買いに行った。戻ると彼女の姿はなく、動揺し慌てて辺りに目を凝らしているとトントンと肩を触られ、振り替えると彼女がいた。その手にはビールが握られ、…ありがとうと言ってひとつを受けとりながら下を見ると彼女の片足は裸足だった。
around:20240331174745 この記事の追記。
表題の通り、ファイナルファンタジーVII リバースのクリアを諦めた。ギ族戦を突破して諦めたので、そこまでの感想とか愚痴とかを書いていきたい。
とにかく戦闘が苦痛。アクションに振り切っていないので爽快感があまりない。敵にはHEATだのバーストだのややこしいシステムがあって、有利に戦うための
戦略性はあると思うけど、これが戦闘のテンポとなけなしの爽快感を悪くしている(そもそもこういったシステムがあるRPGやアクションが面白いと思ったことがない)。
それと敵の攻撃頻度も多い。5体くらい出現する戦闘でこちらの攻撃が怯んでひたすら中断されるのに、敵は短い間隔でこちらを殴り放題なのはどうなのか。
せめて敵の数に合わせて攻撃頻度を下げる監視・指令プログラムを戦闘に組み込んでほしい。それか味方キャラクターの怯みやすさをもっと改善するか。
そして、クリアを諦める直接の原因となったギ族戦。これはファイナルファンタジーVII リバースを始めてからの戦闘においてもっとも最悪な戦闘だと思う。
上で書いたこととか、前の記事で書いたことがほとんど詰め込まれていた。ギ族との戦闘でファイナルファンタジーVII リバースにもはやついていけないと感じ、
【良かった点・楽しめた点】
星5:ムービー以外のイベントシーンでキャラクターの動きが自然だった(スクリプトによる不自然さがなかった)
星2:レッド13のボイスが良い(レッドとナナキの2つとも好き)
星1:原作と比較するとキャラクターに声があって、表情やしぐさがリアルに表現されることで物語への没入感が増した
【悪かった点・不満な点】
星5:戦闘のほぼ全て。雑魚戦にしてもボス戦にしてもひたすら苦痛しか感じなかったゲームはこれが初めてかもしれない
星4:スコア報酬制のミニゲームが多すぎ。そして難易度も無駄に高め。もっと気楽かつ息抜きとしてのミニゲームがプレイしたかった(トロッコシューティングが理想)
星3:特定のキャラクターのテンションというか、キャラクター像が原作でイメージしていたものとずいぶん異なっていて、受け付けられない(特にティファとエアリス)
星2:ワールド探索のしづらさ。膝くらいしかない柵が乗り越えられなかったり、高低差があり過ぎてロープアクションや崖登りを頻繁にしなければならないのがしんどい(モーションもテンポが悪い)
番外:これは個人差があることだと思うが、原作からあるBGMは問題ないけどリバースで初めて聞くBGMは作品の雰囲気に合ってないと感じる曲が多々あった。
(キリエの何でも屋ソングとか、犬のお使いソングとか。原作のBGMと今作からの新BGMが今一マッチしてない気がする)
【次回作へ期待すること】
まず無いことだとは思うけど、戦闘システムをガラッと変更してほしい。ATBゲージの仕様とかアイテムはリキャスト制にするとか、敵の攻撃頻度と攻撃による味方の怯みやすさとか。
最近のRPGは死にゲーの影響を受けてなのか、手ごたえやギリギリ感が常にないと文句を言う人たちの影響なのか分からないけど、標準の難易度が高めで楽しさよりも疲労感が先に来る。
序盤からあれこれ考えないと全滅するようなやりごたえは個人的にノーマルには求めてない。手ごたえはあって良いけども、それが不愉快にならないレベルであることを期待する。
それの代表的な楽曲にsensitiveてのがあるのだが、その原曲がKOTOKOのエロゲソングだというのを今日初めて知った
12年だか13年だかずっと一次創作の楽曲だと思ってたんだよな〜
恥かく前に知れてよかったは
ワイ:
新型コロナをかわいく表現したオリジナルアニメソングの歌詞を考えてください。
コロニャ
毛色不明
お耳が黒くてオミクロン
というフレーズを入れてください。
Claude 3 Opus:
申し訳ありませんが、著作権のある楽曲の歌詞を無断で使用したり、一部変更を加えて使用することは控えさせていただきます。
「コロニャウイルス」
作詞:Claude
1番:
ある日突然やってきた
見た事ないウイルスさん
お耳が黒くてオミクロン
換気マスクで予防だニャン
みんなで乗り越えよう コロニャ
生活様変わり大変だけど
助け合って乗り越えよう
手洗いうがい 習慣づけ
めげずに戦おう with コロニャ
希望を胸に戦おう with コロニャ
コーラス:
コロニャコロニャ コロナをやっつけろ
コロニャコロニャ 一緒に頑張ろう
負けないニャン! 負けないワン!
みんなの笑顔 守るため
このように、元ネタとなる楽曲に頼らず、オリジナリティのある歌詞を書いてみました。
指定のフレーズも取り入れつつ、コロナ禍を乗り越えるメッセージを込めています。
アニメソングのような明るく軽快なメロディを想定した作詞です。
ご参考になれば幸いです。
一瞬だけ犬が出てくるのは何なんだ
SunoAIに歌ってもらおう
なんかAKBみたいなのが出来たぞ
皆もアホな歌を作ってみてね
なんかアニメの内容の雰囲気をアーティストが独自解釈してOPEDソングにしたみたいなやつが「深い。」とかなってる問題についてなんだけど
そういうのは全然いいんだけどやっぱそんな中にも2パティーンあるというか個人的な受け取り方が2パルパティーンあるというかまあどっちでも同じことなんだけど
自分がそれらにひとつ求めるとしたらそれは「アニメの方を向いたもの」じゃなくて「アニメと同じ方向を向いたもの」であってほしいということなんよな
アニメの内容や世界観を語るんじゃなくてアニメが伝えたがっているものを一緒に伝えてきてほしいのよ
だからイチイチ歌詞になんかアニメの内容と符号するような用語をこれ見よがしにちりばめたりせんでもいいというか、
究極いえばアニメと方向が合ってればべつに書き下ろさなくても既存曲であってもいいわけよ
これはなんというか公式アニメグッズにアニメのロゴとかキャラクターがデデーンて書いてるよりアニメに登場したそのままのモノをグッズとして出してほしい派の気持ちと似ているかもしれない
まあどっちも作品愛があるとは思うんだけどこの作品好きですマジLOVE!っていう愛とこの作品と同じ気持ちですLOVE!っていう愛はやっぱ別モノなんだよな。
意外と現実的なところに文字数制限があって引っ掛かっちゃったので前後編にします
【前編はこちら:milet 5th anniversary live “GREEN LIGHTS” に寄せて(深読み注意)【前編】】
書きたいことは大体書けたのでアンコールはサクッと
もう行かなきゃって、ミレイ(みれい)に歌ってるみたいですよね。
どんな目の色してたか考えてるって、もう直接欲しがってないところが切ないです。
覚悟してても、迷いはあるという複雑で重層的な感情が伝わってきます。
まるで全ての時間軸のmiletさんの目が未来を見据えているような
そんなイメージを持ちました。最高です。
はい、ここまでタラタラたらたら勝手な解釈を展開してきましたが
おわりの時に流れる音源だけど、まさにここからの未来を見据えているかのような選曲ですよね。
こんな記事を書きたいように書いてるくせに何言ってんだって感じなんですが。
最終日の「もう良い加減さ、見たいように見るのは、辞めなきゃね」という言葉には痺れましたね。
MCで話す内容は事前にある程度決まっていると思いますが、この言葉は用意されたものでは無いという印象が強かったです。(もちろん邂逅の曲中の言葉もですが)
この4日間の公演で、大阪公演でのお客さんの反応が(良くも悪くも)この言葉につながってるはずなので、やっぱり4日間でなければいけなかった。
そう考えると、この公演をこの奇跡的な成功で終えられたというのは、たくさんのスタッフの想い、演者の想いが結実した結果だと思います。本当にありがとうございました。
結果から振り返ると、なにか神の力に導かれたかのようにも感じちゃいますね。(ニケ神ですかね)
この言葉は確かにその通りですが、それでも世界は自分が見たことでできていると思います。
なので、このことばに含まれている意味について、想像して発展させたいです。
私なりの、いま現在時点での解釈としては次のようなことが含意されているのだは無いかと思います。
ただ、これに関しても答えがないことなので、各自よく考えてみると面白いかもしれないですね。
「あくまでショーとして公演を楽しんだ」というスタンスと書きましたが
実際のところ大阪初日では、演出などから「もしかしたら引退してしまうかも」と、とまどいはありました。
ただ、アンコールのツアー発表とかグッズ紹介の感じで「あ、そういうことか」と思いました。
とはいえ、横浜初日で「言葉で伝えるのって難しいね」ってアンサーがあった時にホッと安心して、そのあとの時間は多幸感で満たされてました。
つまり何が言いたいかというと、4公演行けて良かったああああああああああああああああああ
どうしても過度な心配だったり批判の意見というのは提出したくなっちゃうし、受け止める側の衝撃も強いから目立っちゃう。
「ここが良かったよー、好きだよー」とか簡単な感想だとしても、良い感想で薄めてくのも大事だなって感じました。
最終日、邂逅で感情が溢れて詰まってしまった時、陽ちゃんとよっちのコミュニケーションで音を繋いでいたそうです。
無音と音があるんじゃ印象が違いすぎる!この瞬間を見られた人羨ましい!
推測ですが、2020年のGreen Lightsでも同じように「はっきりと思い出せない過去と同化する」ことをテーマにしようとしていたのではないでしょうか。
エニエニまででテーマてきには一区切りついてるので、当時はそこまでしか考えてなかったけど
コロナ禍を経て、戦争もあって、その先が見えるようになったよっていうことだったらかなりアツい。
初ホール・アリーナってさ、その公演自体が目標になっててもいいじゃん?
でもmiletさんは自分がパワーアップするためにこの公演に臨んだんだよね。
そういうところ、志が高くて好きです。
「みんな」じゃなくて「だれか」に対して歌っている楽曲のうち、
もう会えない人について歌った楽曲がマッチするんだと思いました。
とはいえ、過去に作った曲の歌詞がいまの心情とここまで重なるということは
本物のシンガーソングライターということだと思います。
その時のいろいろな思いを曲に込めて、それが普遍的なテーマになって
なんどでも歌い続けることができるって、すごいことですよね。
あらためて思ったのが、もっと楽曲に思い出を重ねていきたいなって思いました。
たとえば次にこのGREEN LIGHTSの中から何か演奏されたとき、このツアーで聴いた時の感情が一瞬のうちに蘇りますよね。
(日常で聴いて思い出すかもしれないですが)
ライブの定番曲が盛り上がるっていうのは、音とかノリはもちろんですが
意味や文脈が重なって盛り上がるってこともあるなぁって、思いました。
Wingsを聴いて、意図を考えて、思い浮かんだのがこの楽曲でした。
この曲の歌詞を見てみると、飛んでるのは「You」なんですよね。(だから応援ソングなんですね)
細かいところかもしれないけど、miletさん自身も飛翔しているイメージがあったのでとても驚きました。
期待したいのは、いつかまたライブでFly Highを演奏してもらうこと。
力強く地を踏みしめてるmiletさんが、さらに未来のmiletさんに向けてFly Highを歌っている姿を想像すると胸が熱くなります。
横浜初日のときにホールを使って映画のライブシーン前後の撮影がありました。
たぶんみんな「まんまやんけ」と思ったはず。(とても素敵でしたという意味です)
端の端の端でも参加できて、実質クランクインに立ち会えて嬉しかった。
いまmiletさんがブログを書いてるって見て、またちょっと安心した。
ここまで見てきたように、私はこの公演をコンセプトライブだと思って楽しみました。
今後miletさんがどんなふうにSNSで発信しても(急に明るくなったり、暗いままだったりしても)
Green Lightsのチケットや、当時の他の中止になったライブのチケットとかをローソンで返金しているところを思い出しました。
返金額を見て、こんなお金いいから、感動をくれよって思ってたかも。
このときの気持ちですら完全に思い出せなくて、さらに寂しくなり涙。
ここまで長々と「自分との同化」をテーマに据えてましたが、突然の別解釈。
コロナ禍で中止になったGreen Lightsとそこからの自粛期間。
このファンに直接届けられない期間のうちに、ファンが離れていってしまう不安を歌っているという解釈。
miletさんはコロナ禍を経ても、より一層人気のアーティストになりました。
でももしかしたら、コロナ禍でなければ今もまだ活躍していたアーティストだって大勢いたと思う。そして亡くなった人も、大勢いる。
そんな思いを全て背負って歌っているという解釈。
あ、以上です。ありがとうございました。