はてなキーワード: リバーブとは
[説明]
赤い公園:2010年結成の4人組ロックバンド。3年前に結成からのボーカルが脱退、その半年後に新しいボーカルが加入(自分調べ / リーダーの津野米咲は天才(自分感じ
石野理子:2018年に解散したアイドルグループ『アイドルネッサンス』のメンバー。解散した2ヶ月後に赤い公園にボーカルとして加入(自分調べ / うたがうまい(自分感じ
自分:おっさん邦楽聴き。赤い公園歴はメジャーデビュー以降。アイドルには疎い。
[前置き]
その顔が変わってしまってアワアワしていたいちファンが新体制での最初のフルアルバムを聴いたのですよ。
まだ10回ずつくらいしか聴けてないけど、なるべく初期のインパクトを文章化したかったのでカキコ()するですよ。
夜だしスピーカーで音量出せないのでオーバーヘッドで我慢ですよ・・・
[01.Mutant]
新体制になって最初のフルアルバムの記念すべきオープニング曲。
今までの赤い公園にはない曲調のナンバーをここに据えたのはやはり確信犯的なものなのだろうか。
1曲の中で代わる代わる別のメロディが現れてボーカルが大変そうと思ってしまった。
1番の後の溜息と2番の後のボソボソとした語りがよい。
[02.紺に花]
1曲目とは打って変わってこれぞ正統派の赤い公園!な疾走感のあるポップナンバー。
なので前のボーカルがこれを歌ったら・・・という余計な想像をしてしまいそうになるのだけど、ところがどっこい、
既に天才津野米咲は新ボーカル石野理子の元気ではっきりとした高域の使い方を完璧に心得ているんだなこれが。
[03.ジャンキー]
ベースというかリズム隊がフロントに出ずっぱりな縦ノリ曲。イコライザのバスブーストを確認してしまった。
途中のバンドの楽器の音が無くなってバックがコーラスのみになったところでボーカルに浮遊感が生まれるところがよい。
[04.絶対零度]
既にシングルで発売されているタイアップ曲で、可変拍子が癖になる変態曲。それがよい。
ボーカルのリバーブが強めな気がするが曲の世界観に合っているとも言えるかも。
なお、これのMVとアイドルネッサンスの『17才』あたりのMVを交互に見てると50回目くらいから娘を持った親の気持ちになれるぞ(誤爆
[05.Unite]
ピアノやギターやら出たり入ったりするところがよい。音色を変えまくってるのか何が鳴ってるのかよくわからなくなるのがずるい。津野米咲ずるい。
[06.ソナチネ]
ボーカル石野理子の現在の歌声がストレートに味わえるバラード。
アイドルネッサンス時代の石野はリアルタイムではベボベ繋がりで軽く聴いた程度だったが赤い公園加入発表後にDVD付きベスト盤やらシングルやらを買いYouTubeチャンネルに登録されてる(石野関係ないものを含む)1700超の動画を全部観たので完全に理解した(してない
アイドル時代から落ち着いたトーンで歌うのが得意な歌い手さんだと思っていたがどんどん成長していっているのが判っておじさん嬉しい(まるで駄目
[07.chiffon girl feat. Pecori]
iTunesでこのアルバムを取り込んだときに、曲情報のアーティスト欄が違うせいでこの感想を書き始めるまで聴けなかった曲(^^;;
この曲やシングルに入っていた「Yo-Ho」のようなGroovyな曲調のものだけ詰めたものも聴いてみたいと思ったけどそれはもう赤い公園では無いかなぁ(>_<
[08.夜の公園]
アイドルの時に提供されてソロで歌っていても違和感のない甘酸っぱいミディアムナンバー。
ひとり若い石野に歌わせて他のメンバーがニマニマしている絵が浮かんでしまうがそれは只のおじさんの妄想です。
[09.曙]
こちらはこちらでまたアイドルのグループ曲かな? と思ってしまうくらい静かだけど明るくて熱い曲。
ちょっとドキッとする歌詞なのだけど楽しげな曲調と全員のコーラスがそれを感じさせず、逆に元気を貰える唄になっている。
コーラスが多かったせいか一番ボーカルが溶け込んでいた様に感じた。
[11.yumeutsutsu]
本アルバムのエンディングでリード曲となるハイテンポなナンバー。MV出てた。
アルバムで一番ドスをきかせてるボーカルは迫力があって何か覚悟のようなものが伝わってくるし、
ギターとベースの見せ場がそこいら中にあるし、ドラムまで殺気立っているように激しく感じる豪華な3分間。
[総評]
優勝!!!
[補足]
オランダ旅行のついでにお土産で買って帰ったものを、休日にチビチビと食べている。
「今日は休日だから昼間から酒飲んじゃおうかな~」くらいの気持ちで食べている。
食べているっていうのは比喩でもなんでもなくて、本当に食べている。経口摂取している。一回にボールペンの先っちょぶんくらい。
食べるのはメジャーな摂取方法ではないんだけど、メジャーな方法だとなんとなく身体に合わないっぽいので敬遠している。煙草まったく吸わないし。
メジャーな摂取方法では、摂取後数分~2,3時間ほど効き目が続くらしい。
一方経口摂取だとメジャーな摂取方法より効き目が長続きする。効き始めも遅いけど。摂取後1時間~12時間くらいまでは効いてる感じがする。
先程書いた1回分、ボールペンの先っちょくらいでそんな感じ。多めにすると効き目ももう少し長いのかもしれない。けど効きすぎるのが怖くて試していない。
オーバードーズもないそうなので効きすぎたにしても気持ち悪くなって寝ちゃうくらいだとは思うけど。
摂取すると様々な影響が出てくるのだけど、まず真っ先に口の中が乾いてくる。
どうやら唾液が減るっぽい?口の中が乾燥してくるので喉が乾く。別に脱水に伴う渇きというわけではないっぽい。
口の中が乾いてくると「あ~効いてきたのかな」って思う。
それからだんだん酒を飲んだわけでもないのになんとなく酔っ払ってきたような感じになる。
酔っ払ってきた感じになってからのことを以下にダラダラと書く。
効能には個人差があるはずなので、少なくとも自分に限っての話。
というか自分にこういう効能があったって話を聞いてほしいだけ。
パソコンの前に座ってお気に入りの曲を聴きながら目を閉じると、まるでボーカルが目の前で歌ってるかのような臨場感と迫力がある。幻視に近い、リアルな想像が浮かんでくる。
女性ツインボーカルによる曲を聴いたときなどは、あまりに二人の様子が生々しく想像できてしまい勃起すらしてしまった。
これについては後述するけれども、とにかく何かにつけて勃起してしまう。何故か。
先述の話はスピーカーでの話だけども、ヘッドホンで聴くとまた違った経験が得られる。
とにかく頭の中全体がコンサートホール、ライブ会場にでもなったかのようなダイナミックかつ透き通った鳴り方を体験できる。
かと思えば楽器ごとの息遣いも感じられるし、いつもは気にしていなかった細かなパンの振り具合が心地よく、「ここってリバーブかかってたんだ!」などの繊細な発見もできる。
「ここでこんな音鳴ってたの!?」と普段気づかないようなことに気づける。
一番驚いたのは、コード鳴らしてるギターがアップで弾いてるのかダウンで弾いてるのかがわかったこと。
ギターでジャ~ン!とコード鳴らすとき、全部の弦が完全に同時に鳴るわけではないじゃない?超スローモーションで見ると1→2→3→4→5→6弦の順、あるいは逆順で鳴らしていくわけでしょう。
そのことが耳でわかる。これにはびっくりした。
ジャ~ンじゃなくてジジジジジジャ~ンみたいに鳴ってるんだなっていうのがわかる。
あとドラムのゴーストノートと言われるような音も「もしかして今の音では?」みたいなのがなんとなくわかったりわからなかったりする。あんまりわからない。
4分33秒コンピアルバムとか聴いたら細かな物音がいろいろ聞こえて楽しいのかもしれない。
あと曲が長く感じられる。3分の曲は5分に、5分の曲は8分くらいに聞こえる。
音がとにかく充実しているという体験ができる。
曲に対する解像度がとにかく高くなる。
効いてる状態で楽器を弾くと、この上なく満たされた時間を過ごすことができる。
楽器が上手くなったように錯覚できる。鼻歌すらも。ただし耳は鋭くなっているので失敗は目立つかな。
まず音がよく聞こえることによる感動がスゴい。
2分の曲が3分くらいに感じられるので楽しい。曲の途中で「まだ終わってないの!?」って思った。
あといつもより腕前的に上手かった。
先述の音楽の話に関係すると思うんだけど、効いてる間は曲に対する解像度が高くなるのね。
それは聴覚的な話もだけど、時間的にも視覚的にも解像度が高くなる。
わかりやすく言うとスローモーションで譜面が見えるとでもいうのだろうか?厳密にはスローモーションとも違う感覚なんだけど…。
自分の場合、感覚の話なので伝わりにくいとは思うんだけど、超集中してるときって「この配置だからこの運指でこう押して…」の連続を脳で処理しまくってる感じなのね。
その超集中が解像度の高さのおかげで実現できてる感じ。
ただ、最初にも書いた通りなんとなく酔っ払う感覚に近いものはずっとあるので、気を抜くと全然譜面を押せなくなる、というか押す気がなくなる。
気持ちをしっかり持って意識を前面に張り付けるイメージで音ゲーをしたら普段より上手だったって話。
ただ、2分の曲を3分に感じられるような解像度の高い状態でしっかり譜面を処理しようと気を張ると、脳が超疲れる。
オメガトライブのクロックアップってこんな感じなのかなって思った。
とはいえ。
効いてる最中の音ゲーが上手かったとはいえ、実力の120%も出せる感じではない。
なんとなく実力の最大値、100%にほとんど近い状態、あるいはせいぜい101%くらいだろうか?
「今日メチャメチャ上手くない!?」って日に近づける感じかな。
ドーピングして大会優勝しちゃうぜ!みたいなノリでは使えないと思う。あくまで自分の実力の範囲内で上手くなってるだけなので。
ここまでオランダ土産のチョコが聴覚に及ぼす影響編を書いたのだけど、味覚や視覚に及ぼす影響編を書くにはちょっと長すぎる気がするからそのへんはまた今度書いていこうと思う。
これらの影響はあくまで自分の体感でしかないので、およそフワフワとした感覚的なことしか書いてないので、伝えようとしたイメージが全く伝わらない恐れもあるのだけど、そもそも効能も個人差があるので許してほしい。
じゃあね。また今度。
ギターをしてる人なら知ってるかもしれないが、エフェクターというのはエレキギターの音を変える箱みたいな機械のことです。
エレキギターを買えば色んな音が出せるかといえばそういうものではなくて、アンプとギターをつなぐケーブルの間にエフェクターを差し込むことで色んな音を出します。
歪んだロックのような音、コーラスの掛かったゴージャスな音、リバーブをかけた気持ち良い音。無限の音たち。
自分が求める音にするためにこのエフェクターを使ったりして表現するのです。
色んなことを1つでやってのけるマルチエフェクターというのもあるのですが、だいたいはこの音を出したいがためにマルチはあまり使いません。
だから色んなものを集めたくてすごーくお金を使ってしまいます。1つだいたい1万くらいですかね。今では、中国の安いやつもありますし、やっぱりいい音がするブランドの高いやつ2、3万のものや12万くらいするケンタウルスっていうエフェクターもあったりします。
初めて買ったのは、高校生のころですかね。歪みのエフェクターを御茶ノ水で買いました。新品のやつではなく中古で買って、8000円くらいの歪みしたかね。すごく嬉しかったな。すごいギターらしい音になってかっこよすぎって、最強だなって。
そこからマルチエフェクターも買ってみたり。色んなエフェクターを買ったり。エフェクターを運ぶケースを買ったり。スイッチャーを買ったり。ケーブルを自作してみたり。
ケースをあけると僕の大切なエフェクター色んな色や形で宝石箱みたいなんです、本当に。
僕だけの宝石箱。色んな思いが詰まって僕を表現する音が出てくる。
なんとかっこいい音なのだろう。
アニメの効果音ってこの辺から今もずっと使われてるもの、結構あるよね。
Amazonプライムビデオのお陰で久しぶりにシティハンターを見ていてふと思った。
例えばなんか、危ないシーンの時に、ギロで「ジャカジャカジャカジャッ!!!」ってのとか
なんか、嫌な物が出るイメージの時、変なリバーブが掛かった「テレレェーン」ってのとか。
他にも色々。
シティハンターって、GetWildもそうだけど、エンディングと気持いい感じにフェードイン出来るエンディング曲になってたり、
作中のディスコでのシーンとしてOPが使われてたりってのもある。
後、作中でのBGが結構シブいのが多いんだよね。
ストーリー的にはまあ、大体もっこり展開だけども、細かな工夫が光るよねー。
聞き覚えのあるSEだったり演出だけど、実際どの位前から使われてるのかなーって
ふと思ったのですよ。
SEとは関係ないけど、この頃の山寺宏一のちょい役出演の多さにビビりながらもっこり鑑賞しちゃうよねー。
昔のアニメってこういうの多かったよなーと思いつつ。
前日は空が白むのを見てから寝たにも関わらず、暑さゆえに8時過ぎ起床。
テントサイトにて、フジロック初回から参加し続ける猛者たちと杯を交わす。
潰れる一歩寸前まで日本酒を飲み、大声で歌いながらライブ会場へ。
・青葉市子
前野健太とソープランダーズを見逃し、フジロック2日目は森の中の青葉市子からスタート。
会場は、青葉市子に似つかわしく、森の中にぽつんとある一番小さなステージ。狭いながらも超満員。
心地良い演奏にうとうととしてしまい、椅子から転げ落ちそうになったため次のライブに移動。
青葉市子の弾き語りは2週間前に下北沢音楽祭で見たし、前日の深夜にもピラミッドガーデンにて見ていたので特に感想はなし。
なんか日本のバンドっぽくない印象。逆輸入アーティストだからまぁそりゃそうなんだけど。
日本のバンドは演奏が上手く、サウンドメイキングにより強烈な個性を出すのは苦手、
そして海外のバンドはサウンドメイキングにより表面的な個性を打ち出すのが上手く演奏は下手くそ
というイメージを勝手にもっているのだが、トクマルシューゴは後者に該当した。
演奏は下手くそというとさすがに言い過ぎだが、難しいギターのフレーズはCD音源のほうが綺麗に弾けてるし、バンドのアンサンブルもなんとなくだけどそこまで息がピッタリという雰囲気でもなかった。
前日にギターの達人たちを見たからハードルが上がってたのかな?
しかしおもちゃ箱を開けたようなサウンドはライブでも健在であり、楽しいライブであることは間違いなかった。
そういえばドラムの人が目測で身長190以上あって存在感半端無かった。
・SUZANNE VEGA
本当はオレンジコートでVERY BE CAREFULというクンビアバンドを見たかったが、豪雨により断念。
フィールド・オブ・ヘブンのTシャツ屋でなんと2時間近く雨宿りをして意地でSUZANNE VEGAを見る。
何度テントに帰りたいと思ったことか。まぁこの時テントは雨漏りしまくっていたわけだが。
しかし演奏は素晴らしかった。フジロック三日間を通してのベストソングは間違いなくSUZANNE VEGAのLUKAだろう。
LUKAのリリースからは既に26年が経過しており、声の変化が心配だったが、そんなのは杞憂に過ぎなかった。
バンド編成はなんとアコギを抱えたSUZANNE VEGAとエレキギターのおじさんのみ。
エレキギターのおじさんはルーパーを巧みに操り1人でドラムとベースとリズム&リードギターをこなしていた。
最初は「おいおい手抜きかよ」と思ったが、今思えば逆にそれが功を奏していたといえる。
このシンプルな構成により、LUKAに限らずSUZANNE VEGAの声が前景化して、より感動的に仕上がっていた。
リバーブが思いっきりかかったおじさんのギターソロも際立っていた。
豪雨によりずぶ濡れになった服を着替え、少し遅れてレッドマーキーへ。
ボーカルはスーツに黒い革手袋!真紅の帳に舞い降りた漆黒の歌い手!
いやー、モニターに足をかけて客席を指差すとかもう完全にV系です、ありがとうございました。
This song is called〜〜って演奏前にいう感じもなんか外国語ながら中二感を感じざるを得ないw
遅れて行ったからか、Wonderful Lifeが聞けなかった。
・KENDRICK LAMAR
ビョークはあんまりわからないし、死ぬほど混んでいたのでさらにわからないKENDRICK LAMARへ。
なんと10列目でラーメンが食べられるほど空いておりましたが、ライブ自体はとてもよかった。
まずDJセットではなくバンドセットで、B-BOYたちがバンドをやっている姿はなんともシュールだったw
そして、今風なアンビエント的R&Bみたいなのを生で初めて聞いたのだが、あの手のものは音圧が半端無いんだということを知った。
Frank OceanとかJames Blakeとかも生で聞いたら恐らく音の風が吹いてくるみたいな感じなんだろう。
KENDRICK LAMARはとにかくアンダーグラウンドのワルみたいな雰囲気で、なぜか雨もやんでいてステージには屋根があるにも関わらず300円のビニールレインコートを着ていたw
スヌープドッグがシャンプーハットをファッションとして着ていたりするが、これもそういうことなのだろうか…
フジロックベストアクト、エンターテイメント部門はJURASSIC 5に決まりでしょう。
途中でタイコクラブで知り合った人に遭遇したり、後ろの人に声をかけられたりとテンション上がりすぎて、いつの間にか持っていたジン300mlをライブ中に飲み干していた…
ライブはショウとして完成されており、DJの二人によるショルダーCDJ(!?)とショルダーサンプラーでのライブが挟まれるなど、90分間片時も飽きさせないライブだった。
そして脱退したと思っていたカット・ケミストが生で見られたのもなかなかに感動的。
前日のDJシャドウは深夜につき断念したが、カット・ケミストのターンテーブルさばきはしっかりと目に焼き付けた…と言いたいところだが、酩酊状態につきそこまで覚えていないw
DJももちろんすごかったが、前に立つ4MCもKICK THE CAN CREWのように、それぞれキャラ分けがしっかりとなされており、コミカルなボディランゲージと共に最高のフロウを聞かせてくれた。
全てがノンストップにミックスされたライブだったので曲単位でこれがよかった!とかはあまり感じなかったが、BreakのサビやI am sombodyのコールアンドレスポンスは酩酊状態だったにも関わらず鮮明に記憶している。
全体的にショウとしての完成度で言えば直前のKENDRICK LAMARを大きく上回っていたな、まぁ比較してもしょうがないが。
この後はJURASSIC 5で声をかけてきた人とそのお友達(みなさん私よりも10歳以上年上…)に二時間以上も絡み続けて、千鳥足でテントに向かいましたとさ。
ここってDTMやってる人どれくらいいるんだろう?
ずっとXP環境でDTMやってたんだけど、そろそろサポート切れも迫ってきたし、移行準備始めようかと思い始めた。
⇒ VAIO VGN-A50Bをメモリ増設以外はそのまんま使ってる
・打ち込み環境
⇒ Music Studio ProducerとTimidity++組み合わせて使ってる。
⇒ MTRを別で持ってるのでそちらで
⇒ 上記MTRで作ったWAVファイルをMusic Studio Producerに読み込ませてミキシングしてる。使ってるエフェクトはせいぜい付属のリバーブ、EQと、VSTで入れてるW1マキシマイザくらい。PCでエフェクトつけて同時再生しているものを、内部でそのまま録音している。
⇒ HPで買おうと思う。Core i5/メモリ8GBもあれば十分か?レコーディング環境はMTR持ってるので、とくにオーディオインターフェース買ったり凝ったサウンドボード買う必要はないと思ってる。ただ、たとえミキシング時の内部録音でもちゃんとしたハードウェア買えば品質が飛躍的に上がるのであれば、何買ったらいいのか知りたい。
⇒ 今まで通りMTRで。
・打ち込み/ミキシング
⇒ Music Studio ProducerはWindows7で動かないので(実験済み)、何か買おうとは思う。今までと同じこと最低できるようにするためにはCubaseとか買えばいいのか?それともフリーソフト組み合わせて何とかなるんだろうか。シーケンサとかサウンドフォントとかVSTのエフェクタとか。
エロゲが8800円でも儲からない理由
エロゲが8800円もする理由
でエロゲの制作コストが語られてけど、アタマリバースしつつ自分の知ってる情報を表にまとめてみた。
新規参入しようと思ってる人の参考にどうぞ、かな。
以下注釈なのであらかじめ読んでくださいな。
・おおざっぱな金額なので、細かいつっこみを受けてもしらないッスー
・この制作費用は、それなりのスタッフで1~2万本クラス売ろうとするタイトルをまじめに制作した場合の費用。
→いらんこといい/エロゲーの値段教えますhttp://bit.ly/c96Endよりもうちょっと範囲を絞った費用・・・かな。
・れみなさんは原画とかのスタッフを社員として抱える計算してたけど、こちらは開発費については全て外注という想定。
→社員として抱えると、複数ライン関わることになるので1タイトルあたりの計算するのはちょっと面倒なので。
→たとえば、制作期間15ヶ月中原画家が作業するのはおおざっぱに9ヶ月くらい。
→ちなみに原画家やグラフィッカーを社員として抱えているときに、シナリオが遅れて原画家の手が空くと人件費が積み重なっていく。
・最低金額は、新人を使ったり、友人に頼んだりした場合の値段。当然、その分品質が落ちたりする。
→でも作品としてクリティカルでない部分は問題のない範囲で削ればいいと思うけどね。
→まあ、ブラックな行為だったりもするので、フェアにいけるところはちゃんとフェアにいきましょう。
→原画や彩色だけ超有名絵師に倍価格で頼んで、あとは最低金額で作るのも、絵だけで売れるので商売としてはアリだったり。クソゲーになりますが。
→余談:同人ゲームの制作費はシナリオ量にあわせて、それぞれの金額を小さくするとおおざっぱに予算が見えてくるかも?
・開発期間は、その作業が必要とするだいたいの期間。
→例えば、シナリオ書くのに6ヶ月とか。
→シナリオ・彩色・BGM・スクリプトなんかは人海戦術である程度期間を短くできる。もちろん人を増やした分品質のばらつきが出る&管理工数が増える。
→管理しないと、CG毎に塗りが違うとか、主人公の性格がシナリオ毎に違うとか、このルートだけつまらないとか悲惨なことに・・・
表が汚いのは勘弁してください>△<
項目 | 分類 | 単価(円) | 数量 | 合計金額(万円) | 最低金額(万円) | 期間(月) | 平均月生産(1人) | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開発費 | シナリオ | 1500/1k | 2.5M | 375 | 200 | 6 | 400k | - | ||
CG | 立ち絵原画 | 2.5万/1体 | 40枚 | 100 | 60 | 2.5 | 15~20 | 服装・表情差分含めて1枚 | ||
EVCG原画 | 3万/1枚 | 80枚 | 200 | 150 | 6 | 12~20 | 差分含めて1枚 | |||
販促・タイトル等原画 | 4万/1枚 | 20枚 | 80 | 40 | 2 | 10~15 | 所謂版権絵・差分含めて1枚 | |||
原画彩色 | 2.5万/1枚 | 140枚 | 350 | 210 | 6 | 15~20 | - | |||
背景 | 4万/1枚 | 30枚 | 120 | 80 | 3 | 10~15 | - | |||
システム等デザイン | - | - | 40 | 20 | 2 | - | 台詞ウインドウとか | |||
音 | BGM | 3万/1曲 | 30曲 | 90 | 45 | 3 | 5~15 | 買い切り | ||
OP・ED・挿入歌 | 作曲 | 30万/1曲 | 3曲 | 90 | 60 | 2 | 0~3 | 買い切り | ||
歌手 | 15万/1曲 | 3曲 | 45 | 30 | 2 | 0~3 | - | |||
ボイス | 声優 | 150/1word | 2万word | 300 | 150 | 1 | 収録は500word/h | 有名どころ・二次使用料とか含めた単価 | ||
音切り | 20/word | 2万word | 40 | 40 | 1.5 | 1~3万 | - | |||
スタジオ | 1万/1時間 | 50時間 | 50 | 30 | 1 | - | - | |||
ボイス加工 | 150/word | 1000word | 15 | 10 | 1.5 | - | ピー音やリバーブなど | |||
SE | 1千/1SE | 200個 | 20 | 15 | 3 | 80~150 | - | |||
ムービー | 50万/静止画ムービー1本 | 2本 | 100 | 60 | 2 | - | アニメは300~/1本 | |||
スクリプト・演出 | - | - | 200 | 150 | 3 | - | - | |||
デバッグ | - | - | 100 | 50 | 1 | - | - | |||
運営 | ディレクション/プロジェクト管理 | 25 | 15ヶ月 | 375 | 300 | 15 | - | 人件費/普通は社員や代表が担当 | ||
営業・広報 | 10 | 9ヶ月 | 90 | 0 | 9 | - | 人件費/普通は社員や代表が担当 | |||
鯖/HP運営・印刷物デザイン | 15 | 15ヶ月 | 225 | 150 | 15 | - | 開発用の鯖代とか含めて | |||
販促費 | 広告 | 店頭・web・雑誌 | - | - | 250 | 150 | - | - | 純粋な広告料のみ | |
等身大POP・冊子・体験版DVD | - | - | 100 | 50 | - | - | - | |||
<制作合計> | 3355 | 2050 | - | - | - | |||||
会社運営 | 家賃等 | 50 | 15ヶ月 | 750 | 500 | 15 | - | 諸々 | ||
製造費 | パッケージ製造 | 400(普通)~1000(豪華) | - | @400 | @400 | - | - | 数量は生産数量次第 | ||
<リクープライン本数>(8800円で販売・普通PKG・問屋出資で50%で卸す場合) | 10,263 | 6,375 | - | - | ※単位は本 |
※原画単価がちょっと安すぎるかも?
この1.5~2倍は製造したいものですにゃー。
たくさん製造すると在庫リスクが大きくなるので、そのへんは予約状況と相談しながら。
ちなみに全部HP直販にして、メーカーに入ってくる売上げがそのままでいいなら(よくないけどw)、価格は8800円から、5500円+送料くらいまでは落とせれる。
(もちろんショップ特典なくなる。発送作業とかは外注)
問題は、制作資金が問屋からでないこと(当たり前だけど)、店頭売上がなくなる影響で売上がどの程度下がるか予想がつかないこと(価格下がる分本数増える部分もあるけど)。
そして、二度と問屋に相手してもらえなくなると思う。資金がなくなったら即終了。
こうした冒険する資金のあるところは、既に既存の流通で売れているから冒険する必要があまりないってのが頭いたいところかも。イノベーションのジレンマ的な。
DL販売にした場合は、ぢつはHP直販したときとそこまで変わらず・・・いや、悪化するかな。
自前鯖は構築・管理コストかかりすぎる&面倒、他に依頼するとやっぱりそれなりの手数料を取られる。
→2GBのゲームデータが発売日に8000人にダウロードされる場合、16TB/dayの転送量になるんだぜ・・・ どんな鯖を構築しろとw
→まあ、DLできるタイミングを分散したりすれば軽減できるけど、それでも自前鯖はかなりきつい。
→Amazon EC2とかクラウド(のデータ配信)サービスも結構値段かかるので、音楽CDみたいな簡易PKGでDVDプレスした方が安かったりもw まあ、この値段は数年たてばかなり下がるだろうけど。
<スケジュール>
・企画(1~2ヶ月)→シナリオ・キャラデザ(3~7ヶ月)→CG・音・ムービ(6~9ヶ月)ー→スクリプト・演出(2~3ヶ月)→デバッグ(1ヶ月)→マスターアップ!→製造(2週間w)→発売☆
全てのスケジュールがある程度並列で流れるので、合計15ヶ月前後。
→EVCGの最後の1枚が、マスターアップの日に完成とかもあるあるw
シナリオ終盤~デバッグまでは複数の作業が並列して行われるので、スケジュール・プロジェクト管理は超大変。
→各作業の遅延(まれに前倒し)に伴い、ボトルネックがどんどん動いていく。
→スケジュールがちゃんと管理できてないと、管理ミスだけで数ヶ月ロスする。でも業界的にあまりできてない&重視されてない感じ。
→できればMSプロジェクトとかつかってきちんと管理しないとけっこう死ぬレベルの複雑さかな。リスケも多い。
会社的には1ラインで複数タイトルを次々に回していかないと、金銭的にけっこう死ぬ。
→シナリオが完成したら、プロデューサー/シナリオライターは次のタイトルの企画を練り始めるのが理想。
→社員として抱えているスタッフの作業が何もない、なんてことは回避しないとね・・・
<イベントとかグッズとか>
イベントで儲ける、って話があるけどコミケの出店費用はこんな感じ。
これはブランド毎に力の入れよう異なるから、かなり適当な見積もりだけど。
ブースを豪華に装飾しようとすると、100~200万とかかかる。C77のサーカス神社一体幾らかかったんだ・・・
→そういった豪華さは、ユーザー還元だったり、販促費として考える。楽しんでもらったら/人が集まったらOK。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
出店費用 | 50 |
ブース装飾 | 30 |
列整理応援等 | 10 |
無料配布 | 20 |
コスプレイヤー1人 | 10 |
雑費 | 10 |
<合計> | 130 |
これで、3000円/原価50%のグッズセットを700個、1万円/原価40%の抱き枕を60個ほど売ればリクープ。
あまり有名でないメーカーだったり、グッズの内容間違えて売れないとリクープが厳しい。
グッズが売れないと、会社に残ったグッズを積むことになる。
→事前通販をすることで、在庫リスクをヘッジ&イベントでの販売数量をあるていど予測できる。
→グッズによっては製造時間が1.5ヶ月とかかかるから、事前準備重要。イベントの1週間前にイベント内容告知してるとこは運営/スケジュール管理が(´・ω・`)ショボーン
サントラやキャラソンは採算がマイナス~イマイチなことが多い。
でもないと寂しいから、初回版にサントラつけることが多いのさ。
オチ;
「シナリオと原画とCGと演出用素材から背景まで、自分が出来るからと言う理由で全部やろうとしてしまう方」こと、SCA自閣下は社長業もやってて超すごい。ゴイスー
これだけの範囲やってて、いやむしろこれだけ1人でやってるから、素晴らしき日々(http://www.keroq.co.jp/)はめちゃくちゃ面白いのかな。
あそーれ!
不思議なんだけど、なんでPerfumeを叩こうという人は
小難しいこと書くんだろうね。
元増田の書いている内容って別に何も難しくないでしょ。
テクノロジカルな表現手法に対する嫌悪感を示しているだけの話。
この種の感情というのは特に珍しくない。昔からシンセ嫌いな人間とかもいるしね。
ただPerfumeの音楽クオリティが低いのはそこに原因があるわけではないんだ。
実は今の音楽業界では程度の差はあれ、誰も彼もがテクノロジカルな編集過程を経ている。
一見アコースティックなサウンドにナチュラルな歌声がのせられていたとしても、
さまざまな処理が施されている。
音程はAutotuneとかMelodyneで修正され、声が前に出るようにEQやコンプでコントロールされていたりする。
また空間的な広がりを醸成するためにリバーブやディレイなどで綿密にコントロールされていたりする。
音量だってサビは若干大きめになるよう持ち上がっていたりするくらいだ。
だからPerfumeというのは単にテクノロジカルな度合いが高いだけなのだ。
Perfumeがショボいのは、むしろトラックを作っている中田ヤスタカの表現の幅の薄さに由来する。
毎度同じようなコード進行にその上に載せられたワンパターンなメロディワーク。
リズムは大概ハウスのリズムだし実に引き出しの少なさを露呈してしまっている。
これはプロデューサーとしては致命的である。
小室哲哉やつんくが中田ヤスタカより一枚上手だったのは彼ら自身だけで完結しないからだ。
中田は全て自分で作ってしまう。したがって中田の脳内を出ないのだ。
だからいつでも新しいアイデアを投入することができるのだ。
アイデアさえあれば、後はアイデアを形にしてくれる人間に投げさえすればよい。
中田は違う。自分で表現可能な範囲内でしかアイデアを持つことが許されないわけだ。
もちろん彼が今後別の人間に投げるようになれば別だが。
こういうことはこれまで誰も突っ込んでこなかったが、
認識しておいたほうがよい事柄であるのでこの機会に明記しておく。