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はてなキーワード: マスタリングとは

2023-12-28

anond:20231228000201

最近音屋が話題になってたけど、iZotope Ozone8の発売日が2017でもう6年なんだよな

AIによる自動マスタリングをうたって、「既存の曲をリファレンスとして取り込んで似た感じにマスタリングしてくれる機能」とかそのときからできた

その後もどんどんAI機能強化しとる

音屋からAI排斥しようなんて動きでたらまずプロがこぞって反対するから

あんだけ排斥運動してんのマジで絵師界隈だけ

2023-10-04

miss you

2,3年に一度の愉悦

 

 

1.I MISS YOU

イントロギターの秋感

ギターが印象的

ハイハットミスチル史上最も大きい

サウンドダイナミックさが良い

歌詞は退廃的な世界観ブラッシュアップ

退廃的でもリズム隊が躍動しているのが良い

ラスサビ4小節で走り出すドラム未来を見た

 

2.Fifty's map

melody+i'm lovin

SMF世界観

Cメロガレージバンド感は新しい この路線を突き詰めたミスチルが見たい

 

3.青いリンゴ

イントロ乾いたギターサウンド

山田まりあ

サビはギターが弱いので、音源だと迫力不足意見もわかるが、このサウンドスカスカ感を許せるようになったのは大きな一歩

からこそ間奏のブラスが生きる

未完+FIGHT CLUB

 

4.Are you sleeping

音源の方が映える曲

血の管、さよなら2001年

間奏 実験的なストリングス

2000年代リバイバル感がある 

 

5.LOST

ラップをうまく曲調に合わせた

Bメロが良い

カスカ感はここからきているのでは

サビはベースがいい味を出すが、Cメロはいったん消える。この緊張と緩和が良い。

 

6.アート

これはラップ赤ちゃん(真似事レベル

数年後にはブラッシュアップして韻を踏みまくっているのかもしれない

挑戦することが大事

 

7.雨の日のパレード

一方ムーディーな曲作りはこなれてきた感がある

アートとの対比でこの曲が活きている

サビでベルのように鳴るアコギが心地良い。音の情景描写

サビ2連続という構成に「優しい驚き」を感じた

 

8.Party is over

ギターまりが多いな。コバタケ脱却後の答えの一つだろう。

ちょっと素晴らしい。個人的弾き語り好きなのもあるけども。

これでいい

空間を感じさせる少し遠いRのアコギ、素晴らしい。

ライブでの常套句リフレクデモ音源を聴いて、常々弾き語り曲をリリースしてほしいと願っていた。

この路線本当に今後も見たい

 

9.We have no time

cangy→ランニングハイの流れを彷彿とさせる

天頂バス+跳べ

I♥Uに入っても違和感がない

歌詞アラフィフ版「跳べ」

コード進行がこのアルバムでは珍しくシンプルなのでサウンドのいい意味での荒ぶりが際立つ

「トカオモッチャァ~ウ」「ワキオコッチャァ~ウ」のコーラスとか新しすぎ

 

10.ケモノミチ

個人的にこの曲も弾き語りで聴きたかったが、party is over弾き語りだったので2曲はいらないか

ただストリングスは完全なるオーバープロデュースで、このアルバムで珍しくアレンジ意図理解できない

これは多くの人が言うようにバンドアレンジで聴きたい

ただアルバムの流れで聴くと、このデカストリングスも悪くない気がしてくる

 

11.黄昏と積み木

歌詞LINEメールに変えればHOMEに入ってても違和感がない

さりげなく入る田原ワウギター実家感(いつものミスチル感)を生むスパイス

いつものミスチルサウンドと思わせておいてサビ終わりもう一つアクセントを作るコード進行意表を突く。「優しい驚き」パート2

 

12.deja-vu

構成シンプルAメロAメロBメロ→サビ→Bメロ大サビなのに、サビ終わりのBメロに音を肉付けすることによって大サビ昇華させ、本来大サビアウトロ的な役割果たしている

はっとした。これは「優しい驚き」

 

13.おはよう

開幕ギターのハンマリングはお馴染みの手癖

歌詞世界観がかなり現実的なのは心象風景描写に長けたミスチルでは珍しい

こんな優しい曲でも間奏でアコギソロを見せてくる。こんなミスチルは見たことがない

優しいのに乾いたアコギ演奏も珍しい。これまでだと秋がくれた切符のように高音ストリングスをこってり入れていただろう

 

 

総じて

世界観はだいたいアルバムティザーの通り

予想外だったのは4人の音がかなりフィーチャーされていた点。

特にギタードラムダイナミックなマスタリングヘッドホン聴くと心地いい。

これはヘッドホンで4人の音をじっくり楽しむアルバム

ダークで湿っぽい路線は前作よりブラッシュアップされている

一方弾き語りラップは初挑戦だが、こちらは今後突き詰めていった音を聴きたい

 

いわゆる売れ線を聴きたい人には全く刺さらない

2023-02-05

anond:20230203192604

さらに見落とされている点として、アルバム単位で聴いた時に音の構成ミックスマスタリングというプロセスから統合的に「どのようなサウンド試行して、それが実現されているか」という聴き方もある。たとえば昔の洋楽アルバムに着想を得て、そのサウンド構成に寄せたいだとか、安いスピーカーでも聴きやすいように特定の音域を聴きやすくする、とかというような音の狙い。

これらは曲単位でも実現されているが、アルバム単位サウンドエンジニアと実現する場合が多い。

自分が「聴けている」と思っている範囲は、自分で思っているよりも狭い。ミュージシャン自身物語、曲に纏わる物語リスナーとしての物語サウンドの狙い、などなど。それらを捨ててシンプルに単曲として聞くのも良し、あらゆる情報音楽と絡めて味わうも良し。

2023-02-04

anond:20230203175903

音量が小さい…もしかしたら全体的にマスタリング流行ダイナミックレンジ幅優先設計でなされているかもしれない(全体を通した音量の均一化をやめ、状況に応じた抑揚を活かす)

テレビアニメなのに映画館ターゲットみたいな音響設計にしたかもしれん

2022-10-29

anond:20221019185819

サポートAIガチャAIの違いだと思う

無論音楽業界で受け入れられてるのはコード聞き取り(Chord Tracker)や整音(izotope等)を自動でしてくれる前者

無論イラスト業界でも望まれてるのは前者なのに後者が出てきたからな

音楽AI 自体クリーンデータしか使わないってStable Diffusionが言ってるからそんなに盛り上がらないのが確定してるし

歌手作曲家アレンジャーレコーディング/マスタリングエンジニアどれを取っても奥が深いし

万能調味料だけど整音にAIを使いすぎると尖った曲が生まれずハンコ絵みたいな薄っぺらい曲しかまれいからあえて使わない奴や嫌ってるやつも居る

それだけの話し

2022-09-08

anond:20220908093543

そら長時間イヤホン制作してると耳疲れるし、頭内定位になるんだもん(これはヘッドホンも)

それでもDTMイヤホン使うとしたらsound id referenceとか使って補正するし機種毎の違いとかそんなに関係ないのよね。

あとAirPodsとかiPhoneとか使うのはあくまでそれなりの機材でマスタリングしたあと民生機で聴いて破綻がないか確認するだけで

AirPodsとかiPhone(のスピーカー?)でマスタリングするっていうのは聞いたことないんだけど…

iPhoneスピーカーとかMS処理した音源で音消えたりするし

ボツ原稿供養〜昔話と中華ポータブルオーディオ(後編)〜

ボツ原稿供養〜昔話と中華ポータブルオーディオ(前編)〜の続き】

この派手を通り越した大げさなチューニングにこれはもしや?と思って映像作品へ手を出した。視聴するのはTVアニメ機動戦士ガンダム 水星魔女」の前日譚「PROLOGUE」。
これはもう優勝だ。キャラクターセリフはよく通り、流れるBGMもシーンを盛り上げ、戦闘は大迫力!耳と心に響くラストシーンまで一気に観てしまい「もうヤメロよ・・・こんなの卑怯だろ・・・」と制作陣へ恨みつらみを吐き捨てた。
続いての視聴はTVアニメリコリス・リコイルから「第2話 The more the merrier」。
銃撃戦が繰り広げられる第2話では発砲音や金属音などのキレの良い効果音BA型担当し、深く沈む重低音はDD型が担当することで見事に演出を支え、時おり見られるキャラクター同士のコミカルな掛け合いも耳のそばでしっかりと聴かせてくれた。
筆者は普段パソコン動画視聴する際はDTMにも使っているYAMAHAアクティブモニタースピーカー「MSP3A」を使って観ているのだが、もうZASはアニメイヤホンにしても良いのではないかと本気で検討をはじめている。

欠点はと言えば、その大げさな鳴りだろう。
原音忠実信者が聴けばあまりの脚色に気持ちの悪さを覚えるかも知れない。しかしやはり得手不得手の問題であって「俺は大人しい音楽なんて聴かねぇんだぜ!」と言う人にZASは最高のコスパを発揮するイヤホンになるかも知れない。

CVJ Mirror

筆者は前述しているようにDTM小僧であったため、いわゆるリスニングよりもモニター的なサウンドを好む傾向にある。もしかしたらMDR-CD900STを長年使い続けているせいかも知れないが。
現在所有しているモニターヘッドフォンは前述したSONYMDR-CD900ST」、Shure「SRH840A」、YAMAHA「HPH-MT8」、AKG「K701(初代 / いわゆる澪フォン)」、SENNHEISER「HD25(初代)」、beyerdynamic「DT990 Pro(250Ω)」というモニターヘッドフォンマニアかのような様相になっているが、筆者も気が付いたらこうなっていたので仕方がない。
筆者はふと思う中華イヤホンモニターサウンドを聴いてみたい。
何ならたぶん一番のお気に入りになる可能だってあると。

そこで色々ググって見つけ出したのがCVJの「Mirror」だ。
CVJはTRNとの関係性が取り沙汰される事実上のサブブランドではないか?と言われている、ちょうどKZに対するCCAのような存在だ。

届いて箱出しで早速聴いてみると、これまでの中華イヤホンとは明らかに違ったサウンドだ。そもそも派手なドンシャリじゃない。
ドライバー構成BA型が片側2基でLR両側計4基、DD型が片側1基でLR両側計2基、全体計8基の多連装ハイブリッド構成だ。
これが7,000円前後で買えるわけだが今までの中華イヤホンスペックからはあまり驚きのない。感覚麻痺しているが20年前からするとあり得ない価格を実現している中華ポータブルオーディオ世界はすごい。

嘘を言っても仕方がないのでハッキリと言おう。Mirrorステージモニターイヤホンだ。
筆者が想定していたスタジオモニターイヤホンではなくミュージシャンなどが大音響ステージ上でパフォーマンスをする際にバックバンド自身の声を確認するために利用するステージモニターイヤホンDTMなどで音の確認へ利用するスタジオモニターイヤホンではなくだ。
競合するのはまさに代表Shure「SE215」「SE215 SPE-A」、そしてSONY「MDR-EX800ST」、audio-technica「ATH-E70」あたり。

鳴りの傾向は名は体をあらわすか如くの鏡面的なフラットだが、DD型を採用しいるためかスタジオモニター基準で考えると少々低音域が前へ出ている。
実際に比較した聴感上はステージモニターとしても低音域が少々強調されリスニングにも合うとして人気を博すSE215 SPE-Aよりも低音域が深い。
ただもしかしたら機械計測などをするとSE215 SPE-Aとほぼ同等の可能性も捨てきれず、これは高音域から中音域をBA型担当しているため聴感のコントラストから低音域が強調されて聴こえているのかも知れない。

そもそもステージモニターイヤホンスタジオモニターイヤホンなどよりも低音域が強調されがちで、これは音楽演奏する際にリズム隊の音をよく聴くためのチューニングとなっており低音域が強調されていることは別にデメリットではない。
必要とされてそうなっており、SE215から派生した更に低音域強調版のSE215 SPE-Aも特にHIPHOPシーンなどで低音域が足りないと要望があり生まれものだ。

そう考えるとSE215 SPE-Aよりも輪をかけて低音域がほんの少し前へ出ている気がするMirrorは、中華イヤホンの派手な鳴りの傾向から考えて派手な鳴りが好まれ中華市場を想定したチューニングなのかも知れない。
ただ我々日本人日本市場DTMerからするとステージモニターであっても余計なチューニングと言わざるを得ず、ハイレスポンスタイト、音の分解能、粒立ちの良い優れた高音域〜中音域があるのに勿体無いなと思ってしまう。
せっかく買ったので色々と活用方法模索したのだがコレだわ!しろ唯一無二じゃないか!?評価できる活用方法発見したのでお伝えしたい。

CVJ Mirrorモニターイヤホンとして活用するのではなく、マスタリングイヤホンとして活用すべきなんだ。

何を言っているのか?と言えば音楽制作には大まかにレコーディングミキシングマスタリングという段階がある(細分化するともっとある)。
いわゆるスタジオモニター活用されるのは主にレコーディングミキシングの段階であり、音声メディアとして納品する前段階のマスタリングでは消費者の視聴環境を考えて一般消費者向けのスピーカーヘッドホンイヤホンで音を確認する場合があるのだ。
実際にプロミュージシャンの中にはAppleAirPods」や「iPhone(のスピーカー)」をマスタリング用と言う人も居て、プロミュージシャンからと言って弩級の機材を最終段階まで使って納品しているわけではないのだ(もちろん最終段階まで目が飛び出るような価格の機材を使って納品する人も居る。その辺はこだわりの方向性の違い)。

このMirrorステージモニターとしても少々低音域が強調され気味だが、とは言っても間違いなくドンシャリではないフラット傾向な鳴り。
モニター系でなければリスニング系でもない何だかちょうど中間の鳴りをしているMirror用途を考えるならばバラバラな視聴環境である消費者平均値を取るためのマスタリングイヤホンとして絶妙立ち位置にあったのだ。
消費者にはSONYWF-1000XM4」ユーザーが居れば、BeatsBeats Fit Pro」ユーザーも居るだろう。有線イヤホン中華イヤホンユーザーだって居るはずだ。
そこで役立つのMirrorフラットな鳴りと高い分解能を持ち、消費者が好む低音域もしっかりと演出する。
例えば音楽制作趣味でなくともYoutubeなどの動画投稿でも視聴者環境平均値を取って聞きやすくするという用途にも向く。
耳に刺さりがちなサ行発音などMirrorで刺されば他の視聴者環境でも刺さる可能性が高いと予測できるわけだ。

ではMirror欠点はないのか?と言えばある。
ここまで推しておいて難だが最大の欠点は「日本で売ってない」んだな。
正確に言えば日本正規流通しておらず直ぐ入手しようと思えば筆者のような好事家から中古で購入するか、時間がかかっても良いならばAliExpressを利用することでしか日本で入手するのは不可能
消費者からウケの悪いフラットな音質傾向のイヤホンを全世界で展開しにくかったというのは理解できる話であり、確実に良い製品でありながら日本国内ではある種プレミアム存在になっているMirrorはおそらく今後もまともに評価されることがない。
騙されても良いかマスタリング用として欲しい人は是非ともチャレンジして欲しい。

FiiO KA3

これはイヤホンではなく、イヤホンヘッドホン駆動するためのアンプ、いわゆるヘッドホンアンプと呼ばれるもので、KA3はD/Aコンバーター内臓USB DACヘッドホンアンプだ。価格は1万円ちょっと

昨今のスマートフォンイヤホンジャックが廃されていることが増えてきており、有線イヤホンなどを活用しようと思うとUSB-CコネクタやLightningコネクタを経由して有線イヤホン接続する必要がある。
KA3はそんな現状の需要へ応える製品であり、筐体サイズも成人男性の親指ほどの大きさという小型でかつ十分な性能を持った製品だ。筆箱や化粧ポーチにも収まるサイズ感は特筆に値する。

この手のUSB DACヘッドホンアンプ本体ケーブルと一体型のものが多い中、KA3本体USB-Cコネクタを持っており、利用中のスマートフォンiPhoneだろうがAndroid OS端末だろうが変換ケーブルなどを介さず気にせず利用することができるのは嬉しいポイント(付属品にLightningケーブルが含まれておらずUSB-Cケーブルのみ含まれているので注意)。
実際のところスマートフォンだけではなくUSB-Cを備えるデバイスならばラップトップ端末だろうがタブレット端末だろうが利用できるのも良いポイントだろう。

特にギター趣味としている者ならば知っていることだがアンプというものは音量を上げれば歪む。
それもまた味と言えば味だし、真空管アンプなんてのは歪みこそが旨味なのだと言うような製品人間は何ともテキトーだ。
ただ何でもかんでも歪ませるのはどうなのか?原音忠実こそ至高!と言う意見も当然のようにあり、そういう観点から見ると大半のスマートフォンへ搭載されるオペアンプは音量変化による歪みの変化幅は相当に大きい。

と言うかアンプにもレスポンスというものがあり、命令された音の強弱大小の変化にスマートフォンオペアンプ追従しないというのは普通にあることだ。
筆者はイヤホンジャックを持つ格安中華スマートフォンを所有しているが、この中華スマートフォンオペアンプはまぁヒドイ。音量の変化幅が大きい高速なEDMなんか鳴らすとオペアンプがまったく追従しておらず音量を上げれば歪みまくって割れ、ド素人でも子供でも判別でき、オペアンプが暴れていると言って良いレベルドン・キホーテで鳴っている呼び込み君のほうが良いオペアンプを積んでることを確信するほどだ。
まぁ音質なんて最初から期待してなかったのでピコーンと通知音さえ聞こえれば別に良いっちゃ良いんだけれども。

比較すること自体がおこがましいがKA3は例えそれがハイエンドスマートフォン比較しても非常に品質の良いと断言できるオペアンプを積んでいる。
試しに筆者が所有するUSBオーディオインターフェースミキサーYAMAHAの「MG10」と比較してみよう。YAMAHAMGシリーズミキサーは綺麗に鳴らしすぎてつまらないと言われるほど歪みの少ない発音が特徴で、味付けのない音源ソース本来へ非常に近い音が出る。
MG10へCVJ Mirror接続し、前述でも登場している様々な音源ソース再生試聴した後にKA3でも同様に再生試聴する。
この小さな筐体から驚くほど低ノイズクリアな音が鳴る。普通にスマートフォンでの音楽制作に使えるレベル音色の変化がない。ヘッドホンアンプレビューでは暖かみが出ただの高音域の煌めきが増しただの艶やかだのと言うレビュー散見するがKA3に関してはそういうのが筆者の耳には一切ない。艶ってなんなんだ。
ただただCVJ Mirrorとはこういうイヤホンなんだと忠実に鳴らす、それがKA3というヘッドホンアンプだ。

レスポンスはどうなのかと音楽制作スマートフォン向けDAWRoland「Zenbeats」で試してみる。ZenbeatsにはRolandの銘機「TR-808」由来のステップシーケンサーが内蔵されており聴感上のレスポンスチェックに便利だ。
BPM200というハードコアドラムライン作成し、ピッチリアルタイムでわざとグチャグチャにイジり倒してみる。更には人間には不可能である超高速な乱高下を実現するためLFOピッチアサイン
音楽的にはどうであれ無茶な変調にも機敏にKA3は応えてくれた。

もうスマートフォンで使うお手軽ヘッドホンアンプはFiiO KA3で十二分すぎると太鼓判を捺そう。
もちろん上を見ればキリはない。ハイエンドなヘッドホンアンプMG10と比較すると出力が違いすぎるし便利機能も少ない。
iOSユーザーへ残念な話をするならばユーティリティアプリAndroid OS向けにしか提供されておらず細かな設定が出来ない(ユーティリティアプリ別に必須ではない。挿せば鳴るのがKA3の良いところ)。
しかし結局のところイヤホンジャックが無くなったスマートフォンでほんの少しまともなオペアンプ使いたいよねという需要に応えるための製品なので上を目指したい人はそういうの使えば良いだけなのだ

KZ AZ09

「でも有線イヤホンは結局ケーブルわずらわしいよね」という意見もあろう。ごもっともだ。
じゃあ無線化したら良いじゃない。

実はここまで紹介した中華イヤホンはすべてケーブル交換、いわゆる「リケーブル可能イヤホンなのだ
ただケーブルコネクタにも規格がありCVJ Mirrorは「CIEM 2pin」で、それ以外は「QDC」という規格だ

KZの「AZ09」は主にQDCへ対応したイヤホン無線化できるレシーバー価格は約3,000円だ。桁を読み違えないでほしい3万円ではなく3千円。激安すぎるだろう?
例えば低音マニア向け・アニメ試聴にもと紹介した同社のZASと一緒に買っても1万5千円あればお釣りが来る。
AZ09の秀逸な点はイヤホンをAZ09に接続したまま、AZ09の充電ケースへ収納できる点だ。比較的大きめなハウジング筐体を持つイヤホンでも収納できるのでコレは便利だと言わざる得ない。

そして「安かろう悪かろうなんじゃないか?」と言いたくなるのもわかるが、・・・まぁ正直言って流石にアタリハズレがある。
小ハズレだと音楽を流せば気にならない程度のノイズが常に小さく乗る。大ハズレだとBluetooth接続がかなり不安定(混雑空間だと少々安定感が悪いのは仕様)。
ただ3,000円なので大ハズレを引けば買い直せば良いし、無線イヤホン宿命として長期間使用すると必ずバッテリーダメになり結局いつかは買い直すはめになるので個人的にはそこまで問題視してない。どうせ3,000円だし。

ちなみに「AZ09 Pro」というのもある。価格は約5,000円。
違いはと言えば対応コーデックにaptXが加わっているのが主な違いで、無印AZ09はSBCAACのみではあるがiOSではaprXは使えないので多くの人は価格も安い無印AZ09で良いと思う。まぁ筆者はAZ09 Pro使ってるんだけど。

最後

ここまで昔話と中華ポータブルオーディオを長々書き連ねたのだが、あまりにも長過ぎるということで自分の中ではボツなのだ
でもせっかく書いたし供養しようと思って増田投稿してしまった。

中華イヤホン有識者センパイは色々と言いたくなるだろうことは予測できるので言いたいように言ってくれて構わないッス。
BA型じゃなくて今は平面駆動型が」とか「磁力補助駆動静電型も良いよ」とか「僕は、水月ちゃん!」とか色々と語って欲しい。
気になったオススメマジで買うので。自分オススメしたものを買って貰えるのってやっぱり嬉しいよねっていう。

2022-05-19

anond:20220519165005

PAはやったことないがDTMミックスマスタリングとかやる人間からすると、PAだけで素人の音を厚くするのは難しいんじゃないかな。

それこそプロスタジオにあるような高級な機材を使いまくって音を厚くすることは可能だと思うが、本当に高級なので素人内輪ノリライブやるようなライブハウスにそんな機材を買う予算があるとも思えん。

音量バランスを整えればそれなりに聞こえるが、もともとの出音がショボかったら、なんとかするのにも限界がある。それに、ライブハウスのバイトPAやってたりするので、そもそもそんな技術があるとも思えん。

元々、軽音部とかに入ってそういうライブやったり観たりしまくってたので、懐かしくていいな。って思った。内輪じゃなかったら行く気しないけど、そういう空気感は好き。

2021-12-26

情報処理安全確保支援試験合格体験記@アラフィフ事務

https://anond.hatelabo.jp/20210626112629

の続き。最後に書いたとおり秋のセキスペ受けました。合格できましたが、午前II80点はいいとして、午後I67点、午後II68点はあんまりよろしくありませんね(午前Iは免除)。これまで同様にまとめてみます

1 これまで

午前対策はこれまではアプリでやってきましたが、だんだんアプリもなくなってきたので、web過去問道場しました。試験対策としてはあまり古いモノをやる意味はないそうですが(傾向が変わって出ない問題が多く、だいたい過去5年ぐらいが相場のようです。純粋試験対策となると、直前回にでた問題は出ないので、それはやらない人もいるようです)、基礎知識を身に付けるとっかかりにもしているので、載っている問題を全部通して解き、間違えた問題だけをもう一巡し、その際にこれはやり直そうと思ったもの(例えば答えを覚えたから解けたけど、バックグラウンドのきちんとした理解には及んでいないな、と思う問題)をマークし、最後マークした問題を二巡して本番を迎えました。

午後対策は、まずは応用のときにしっくりきたiTECの「重点対策」(セキスペなら「三好本」)から入りましたが、なんだか今回はしっくりきません。思うに、セキスペ受験するひとのほとんどはエンジニアでしょうけれど、そうした方々にとっては午後IIの長文問題(非受験者に申し添えると、今回だと12ページ)がハードルで、如何に長文を短時間で過不足なく読み通すか、みたいなところに参考書結構フォーカスしているわけです。でも事務屋にとってはそこは本職なところなので、手が届いてほしい痒いところが違うんですよね。畑違いの試験を受けているこちらの問題であって、筆者にも出版社にも問題はないのですが。結局、三好本は一読しただけで、村山直紀「速効サプリ」を二読して本番に臨みました。

結果は冒頭に記したとおりですが、技術に関する知識は以上のように午前IIレベルしかないので、午後の得点が低いのも当たり前といいますか、知識レベル合格水準に達していないのを、国語力で強引に突破した感が否めません。エンジニアで落ちた人からすると、納得いかないだろうなあ。

2 これから

応用→セキスペとくると、次はネスペ視野に入ってくるのですが、このままじゃ不合格間違いなし。実務で経験が積めない以上、座学でなんとかするしかないのですが、午前II過去問だけでは足りない、という当たり前の現実にきちんと向き合う必要があります。とりあえず、みやたひろし「図解入門TCP/IP」を買いました。定番中の定番マスタリングTCP/IP入門編」より、わかりやすさではこちらがよい、という5ちゃん情報を見て、自分レベルではわかりやすさ重視一択だよなあと。

半年後にネスペ合格体験記を書きたい!

2021-09-25

anond:20210925161301

マスタリング辞書みたいなもんだから何かあった時に読むもの

知識を身に着けたいならインプットアウトプットを交互に行うことだね

2021-08-11

anond:20210811190524

やっぱり、より深く学ぶってことであれば王道マスタリングTCP/IP じゃないかな。

あと知識体系が少し異なるのでIPv6学ぶなら マスタリングTCP/IP IPv6編 なんてものがありますので、それがいいのかなと思います

IPv6の話で急に思いますって話にトーンダウンしたのは自分も読んだことがないから。

後出し情報だけど、自分サーバー屋兼プログラマーネットワーク屋じゃないのよね。ネットワークスペシャリストは一応持ってます

anond:20210811101559

いろんな分野とレイヤの人がNWを気にするから、これはこれでいいのでは?

このブログ書いた方は、数理最適化機械学習やってるそうなので、その環境インフラ構築での観点なんでしょ。

NWエンジニアCCNPネスぺ、セキュリティスペシャリスト持ち)だけど、エンタープライズNWやるのと、NW機器メーカーでのNWエンジニア観点違うぐらいだからね。

SIだと、基本情報CCNAやるぐらいで十分だし

NWアーキ設計構築とかなら、マスタリングTCP/IPを全巻キャッチアップしたり、ネス資格ベンダ中位上位資格あった方がよかったりするけど。

ネットワークちゃんと学びたいなら

最低限のNetwork知識 https://zenn.dev/hee/articles/ce9002ae525622 という記事ブックマーク400を超えていて、どうしてこのレベル記事に400もブックマークが集まるのかと問いたい。

覚えたことをまとめてアウトプットするのは素晴らしいことだと思うしそれは否定しないんだけど、勉強したての見習いが書いた薄い内容とベテランがまとめた記事だったら、学ぶのに適しているのはどちらかという話である

そんなわけでちゃん勉強するならITMedia系でプロに金払って書いて貰っている記事を勧めたい。

ちょろっと探してみて初心者向けに纏まってる内容だったので、以下の連載が良いと思う。

https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1503/13/news04.html

それでもっと知りたいと思ったらMaster of IP Network記事を読み漁るといいかな。

https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/index_index.html

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追記

マスタリングTCP/IP が名著だしおすすめなのは間違いないけど、ネットワークを専門としないであろう人にまでおすすめするのは少しハードルが高い気がするよ。

上に挙げた連載記事を読んだ結果もう少しちゃんと学びたいと思ったならば、その時には手に取ってもらいたいかな。

2021-06-17

anond:20210331131339

ドラムの音、リバーブの処理、マスタリング結構分かる気がする。


上手い音楽家なら曲の構成アレンジ、端々の雰囲気過去流行りに寄せることはできるはずだけど、

ミックスマスタリングまでその時代らしさを完全再現することは少ないと思う。

自分趣味楽器触る程度だからエンジニア視点の詳しい事情分からんけど、

機材の進化が最終的な音に反映されるって話はよく聞くな。

純粋音楽とは別に、「良い音」もメーカー技術者によって常々更新されてるわけだから

2021-05-17

anond:20210517000557

録音やマスタリング韓国よりもアメリカイギリスの方が高いと思うよ

もっと言うと日本も昔ほど低くはない

でもマスコミはそんなこと取り上げないんだよな

anond:20210516234549

韓国アイドルは「ダンス歌唱力」のクオリティは高いけど、それ以外の部分は正直大したことないと思うわ

特に楽曲クオリティは低い(録音やマスタリングの質は"比較的"高いと思うけど、曲自体が退屈)

メディアの持ち上げフェーズが一通り済んだら、熱は結構あっさり引いちゃうんじゃないかなと

2021-03-19

超いまさら、YOASOBI「夜に駆ける」に個人的に思うあれやこれや

少し前にとある音楽評論家ツイートがプチ炎上した。

曰く、YOASOBIのアルバムを聴いて「このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい」とのことだ。

実は私もこの評については概ね同意なのだが、考えをまとめるために「夜に駆ける」を題材に少しだけこのことについて書いていきたいと思う。

見当違いな点もあるかとは思うが、素人ながら20年以上音楽をやってきた人間の一意見だと思っていただけると幸いだ。あと、あくまで音に関する話だから歌詞かについては割愛

メロディについて

特に変なメロディだとは思わないけど、ドラマチックさには欠ける気はしている。目新しさも特にない。が、キャッチーではあると思う。冒頭とか思わず口ずさんでしまインパクトはあるし。

アレンジ

正直ここが一番ツッコミを入れたいところだ。かの音楽評論家の言っていた「音色・音圧のショボさ」はここに主な要因がある。

無駄を省いた、と言えば聞こえはいいかもしれないが、多分Ayase氏はまだそこまでのテクニックを持っていないだけにすぎないのだろう。音の緻密さはなく、だいぶ荒削りだ。

キック4つ打ち重要なローのスピード感いまいちだ。だいぶもっさりしているように思う。

ピアノボイシングも工夫がない。低音で3和音を鳴らしているのは編曲理論としてはあまり好ましくないし、それが結果的ピアノのローをEQでごっそりカットするということに繋がっている。

ギターについてはまぁ職人立ち位置だなとは思った。サウンドメイクはもうちょっと頑張って欲しいけど。

全体の構成としてもだいぶのっぺりしていて、場面場面での厚みにあまり変化がないのが気になった。

ボーカルについては

正直あまり印象に残らない、というのが個人的感想だ。ややのっぺりした歌い方は最近シンガーソングライター系のそれに感じたが、声に強烈な個性があるわけでもないのでそれが逆効果になっているように思った。

歌に表情をつけるためのテクニックがまだ途上なのかな、全体のサウンドがのっぺりしているのにボーカルものっぺりしてるからいまいち曲に抑揚がないように感じてしまう。コンプがどうとかって話じゃないよ。それが私の感じた「つまらなさ」に繋がっているのかな、と思った。

エンジニアリングについて

とにかく平面的で一直線上に張り付いた、奥行き感のないサウンドに感じた。レンジも狭いし。

デジタルビートにも関わらず、キックボトムエンドの量感が感じられないのはかなり気になるところだ。4つ打ちなのにノれない…。

あと、とにかくピアノの音がパッツパツなのが気になりすぎる。曲調が曲調だからなのかもしれないけど、それにしたってそんなに音数が多いわけでもないアレンジの中でこんなにダイナミクスのない音にするのはどうなのかな、と感じる。

ボーカルもほやっとして抜けにくい声質だからなのか、パッツパツのしゃりっしゃりになっていて、もうちょいナチュラルに仕上げてもいいんじゃないの?っていう感想だ。

で、ここまでパッツパツになっていながらも、全体的に音圧感はない。

はい、ここで勘違いされそうな単語「音圧」が出ました。音圧っつーのはマスタリングにおける海苔波形がどうとかって話ではなく、一つひとつ音色もつ太さやスピード感、ヌケ、煌びやかさのことだ。パワーというか。

全体的に音が細いんだよね。圧倒的な素人感というか、ちゃんと音作りしてないなーってのがすごく分かる。


で、ここまでいろいろ書いてきたけど、例のプチ炎上したツイートに関連して「スマホとかで聴いてる層をターゲットにしてるからそういう音なんだよ、そういうマーケティングなんだよ」という意見が見られた。

いや、違うでしょ。どう考えてもAyase氏が

「いいサウンドを知らない、いいサウンドの作り方を知らないだけ」

でしょ。

かに彼が作る音楽を好んで聴く層というのは中高生が多いのは事実だ。そして当然高価なオーディオ機器など持ってはいない場合ほとんどだ。今の時代なら、スマホワイヤレスイヤホン聴くという人が多いだろう。

だが、だからといってそういった層が気づかないような部分のこだわりを捨ててしまうというのは、作品としての完成度を下がるだけでしかない。もっとも、この場合はそのこだわり方もまだよく知らない段階だと思うが。

私は「スマホ向けのサウンドに仕上げる」ということには普段から疑問を感じている。クリエイターたるもの「どんな環境で聴いても最良と思えるものに仕上げるべき」と考えているからだ。それに、スマホフィルターに通してしまえばそれは勝手スマホの音になるわけで。

過去名曲スマホで聴いたら、その魅力は劣化するか?そうではないはずだ。Steive Wonderの曲はグルーヴを失うか?浅倉大介アレンジは煌びやかさを失うか?Dream Theaterサウンドは分厚さが薄れるか?

ちょっと脱線した。

まりあれよ、クリエイターたるものクオリティは追求し続けてほしい、という話だ。

じゃあどんな環境においても最高のサウンドに聞こえるようにするためにはどうするか?何よりもまず、作る人間がそれをしっかりジャッジできるモニター環境を構築する事だ。

Ayase氏の制作環境MacBookヘッドホン直挿し、というツイートがバズったことを知っている人は多いと思うが、私はそれを見て非常に納得した。

誤解してほしくないのだが、私は別にそんな環境で曲を作ることが悪いと言いたいわけではない。お金なければその中で頑張るのは当たり前だし。

ただ、もう一つ誤解してほしくないのは「いい曲を作るための環境構築にお金をかけなくても良い」というわけでもない、ということだ。

例えばいいオーディオIFやスピーカーを買うことによって、それまで聞こえなかった音が聞こえるようになる、というのは当たり前だがよくあることだ。私もそこまでお金をかけられているわけではないが、現時点でミドルクラスくらいのモニター環境は構築できているとは思うので、その実感は何度も味わってきた。

まり「できることを増やす」ためにある程度投資した方がいいということだ。SEに置き換えれば、シングルコアCPUメモリ2GBのクソスペPCじゃ仕事にならないのと似ていると思う。

ただまあ、直近のインタビューではある程度機材を導入したりしているような回答もあったので、これからAyase氏の作る音楽がどうクオリティアップしていくのかは…………別に興味ないか……。

私もそのうち気が向いたら「夜に駆ける」のアレンジでもやってみるかね。

2021-01-21

宇多田ヒカルの先駆性

単調なビートというか、反復を繰り返しながらメインのメロディだけをどんどん発展させるアプローチはそれこそジェームスブラウンだかの時代ファンクソウルからポップスに定着してる。

誰でも知ってるマイケルジャクソンの「スリラー」や「スムースクリミナル」もトラックだけ見れば1つのリフレインだけで出来てるし、それ自体は目新しいことでもない。日本でもオザケンの「ラブリー」等、局所的にそういうものがヒットすることはあった。

ただRandBやヒップホップといったブラックミュージックの色合いが強いこのスタイルが、アリアグランデやジャスティビーバーといった白人中流層に支持されるポップスターや、J-popのYOASOBIや瑛人のヒット曲に取り入れられたというのは時代の潮目なんだと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=tcYodQoapMg

https://www.youtube.com/watch?v=8EJ3zbKTWQ8

ビート一本調子というのはNiziUやモーニング娘。の新しい曲でも見られる特徴なのでより一層こういうものが主流になっていくのかもしれない。

(反復っていうのはテクノもそうだけど、テクノミニマルすぎてポップス転用できる音楽ではない。電気グルーヴにしてもChemical Brothersにしても歌もの要素が大きくなるにつれテクノ本来とはやや趣が変わっていった。)

https://www.youtube.com/watch?v=a6QT0acJFQE

https://www.youtube.com/watch?v=Ty0dkunCvNw

宇野さんが崇拝に近い持ちあげ方してる宇多田ヒカルもかつてからループさせることへの意識が高かった。

First Love時こそ「稀代の歌姫」として売り出そうというレーベル意向もあってか、ディアンジェロ風の粘っこいドラム等といった当時のトレンドを表面的になぞっただけで、アレンジ面では当時のJ-popとそこまで違いはなかった。しかし「Distance」以降はRandBからの影響が強い宇多田ヒカル本人の意向が反映されだしたのかどんどんアレンジミニマリスティックになっていった。

注意深く聴けば20年前の「Addicted to you」や「Can you keep a secret?」のころからすでに16ビートキープしながらコード進行は8小節ほどで完結してしまっていることがわかる。

(このころはジャム&ルイスの手腕によるところも大きいのだろうが)

さらに言えばセルフプロデュースに切り替わってからロンドン拠点を移すまでの2005~2015年あたりの宇多田ヒカルはいかに宅録DTM然とした手作り感あふるる音を時折鳴らしていなかっただろうか。

マスタリング等のポスプロによってある程度計算ずくで仕上げられたものにしても、Keep tryin’のパッドシンセはあの曲にしては音が厚すぎてややアンバランスだし、Kiss & Cryのホーンはモジュレーションであることを隠そうともしていない。しかしながらそんなことは取るに足らないことだった。

あのころはまだDTMのものが新しくて費用が掛かる手段だったこともあって、宇多田ヒカルの孤高なイメージをより強固なものにしたし、なにより彼女が自宅にこもって自分感覚だけで作ったものが、ダイレクト自分コンポミニプレイヤーに届いてきたようなあの距離感ファンにとっては痛快だったんじゃないか

Ultra Blue」や「Heart station」時特有の浮遊感のあるきついリバーブ密室感のあるピアノの音像は、宇多田ヒカルの心象世界垣間見ているようだったし、私生活でのラフな顔を晒してくれている様でもあって一つの魅力になっていた。

DTMはこの20年でどんどんハードルが下がっていったし、ネット上での音楽コミュニティ成熟してきてる。今のアーティストを取り巻く環境ってあの頃の宇多田ヒカル周りの雰囲気ちょっと似てる気がする。ライブあんまりやってなくてひたすら曲を書いてブログを書いていたのが宇多田ヒカルだった。

米津玄師しろ須田景凪やヨルシカしろ宇多田ヒカルが敷いたものの上に立ってるんじゃないかな。立ってるというか宇多田さんは彼らのようなことを前時代にやりとげてしまったのかもしれない。

宇多田ヒカルの「traveling」は「夜に駆ける」に似ている。4つ打ちビート統一感を出している点や、トニックから長七度上(一度下)への移動が含まれる4小節ほどのコードパターンをひたすら繰り返している点、代理和音や経過音でコードに飽きがこないよう細かく配慮していることやフィルインの多さ、歌メロの譜割の細かさ…と共通項は多い。あの頃は幼くて単にかっこいい曲だなと何も考えず聴いていただけだが、当時の宇多田ヒカルはやはり規格外存在だったんだなと今にして思い知らされる。

https://www.youtube.com/watch?v=x8VYWazR5mE

https://www.youtube.com/watch?v=tuyZ9f6mHZk

兎に角エヴァの公開はいつになるんだ?

anond:20210120145245

[]2021年1月20日水曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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音楽評論家(5), 兵役逃れ(5), ラウドネス(3), ダイナミックレンジ(3), マスタリング(5), テスカトリポカ(3), プリセット(8), YOASOBI(19), ラスク(4), eV(3), シンセサイザー(4), 圧(17), 変異(9), ピアノ(9), 詐欺師(8), 楽器(9), 演奏(7), 直(7), ワクチン(31), 掲示(6), 常連(7), 免許(14), スケジュール(9), エビデンス(12), 低学歴(9), オフィス(11), 鼻(28), 標準(8), 音楽(31), 音(40), 人権(31), 曲(27), 読ま(26), 試験(13), -2(13), 認知(13)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

活字を追えない人々 /20210120053002(31), ■司法試験合格した /20210120173345(16), ■卒業旅行なら行っていいよね? /20210120225148(16), ■音楽評論家に聞きたいんだけど「ショボい音色・音圧」ってなに? /20210119190456(15), ■「なんでも調べられること」に疲れた /20210119234225(13), ■親が「電磁波」と言い出して困ってる /20210120124849(12), ■韓国女性韓国男性への絶望はすごいな /20210119213654(8), ■「プリセット・低音圧」批判かいう「今時Flash使ってないサイトとかw」的議論 /20210120145245(8), ■なんで漫画って公開するのが前提の文化なの? /20210120185917(8), ■西野よりもQどもをネタしろよクソオタクども /20210119234100(8), ■モルカーはこれだけ話題になってるのに /20210118231931(7), ■バイデンさん /20210120010313(7), ■YOASOBIと混同する文字列 /20210120102429(7), ■ /20210120120645(7), ■社内恋愛ってどうやってるの? /20210120133002(7), ■免許取ったら親が車買ってくれた /20210120135940(7), ■コロナが怖いか常連以外は来ないで欲しいと言われた /20210120230055(7), ■ナンパ界隈について /20210120155246(6), ■モルカーは別に覇権アニメでもなんでもない /20210120104139(6), ■女1人焼肉デビューした /20210119232337(6), ■PDCAを高速回転したら空も飛べるはず /20210119231047(6), ■大学そばスーパーバイトしてるんだけど /20210120110853(6)

2021-01-20

anond:20210119190456

副業楽曲制作をおこなっている者です。

アーケードゲームなどに提供提供をしております

「しょぼい音色・音圧ってなに?」について自分なりの解釈を書きたいと思います

主に以下の4つで判断されるものだと考えてます

(YOASOBIについてはあまり触れられてないので、ご了承ください)

◆1.楽器(もしくはシンセサイザー自体の良し悪し

料理でいう「素材」にあたります

一概には言えないですが、「低音~高音がバランスよくでる、音の強弱が自然に聞こえる」と良い音かなと思います

良し悪しは音源の値段に比例することが多く、

特にオーケストラ音源は高いものほど良い楽器環境で収録した音が鳴ります

逆に、シンセサイザーなどの電子音はそこまで値段に比例しない印象です。

無料オーケストラ音源

https://soundcloud.com/samulis/sets/vsco-2-ce-tracks

$932のオーケストラ音源

https://www.youtube.com/watch?v=0XnlFe83_Ag

なお、ボーカル楽器の録音のクオリティこちらに該当します。

◆2.音の加工の良し悪し

料理でいう「素材の下味つけ」にあたります

素材の音量や周波数修正して、素材の良さを引きだす工程です。

その音自体が持つ良さを引き出す作業となるため、「どういう加工だと良いか」の定義はありません。

また、曲のジャンルや他の楽器バランスによっても加工の良し悪しが変わるため

1.と違ってこの項目単体だけで評価するのは難しいです。

例えば、音量を加工する場合は以下のような処理をおこないます

コンプレッサーによる音の前後の処理

http://digzinc.com/dcc/blog/2016/04/22/post-725/

なお、プリセットシンセに格納されるサンプル音源群)を加工するのもこの工程になります

◆3.音の混ぜ方(MIX)の良し悪し

料理でいう「具材の分量のバランス」にあたります

ボーカル曲の場合ボーカルが主役、楽器はサブとなるため、

ボーカルがハッキリ聞こえて、楽器の音はボーカル邪魔せず引き立てるように鳴らす」

一般的に良い混ぜ方と言われています

ただし、特にボーカロイド楽曲楽器の音量が極端に大きいものが多く、

バランスが崩れていると揶揄されることがあります

その顕著な例が以下です。

世界寿命最後の一日

https://www.youtube.com/watch?v=egvvRpzLcgA

ピアノなどの高音が大きすぎて、聞いていて疲れちゃうようなMIXになっています

ただ、ボーカロイド聴くような層にはこれくらい派手なMIXが良いのかもしれません。

逆に、同じようにアレンジが目立つ楽曲でも、

以下とかはボーカル邪魔しないように緻密な音量調整がおこなわれており、キレイMIXだなと感じます

only my railgun

https://www.youtube.com/watch?v=RuCB-3YavxA

◆4.最終的な音圧調整(マスタリング)の良し悪し

料理でいう「味付けの濃さ」にあたります

曲をどれくらいのボリュームで聞かせるのかを調整する工程です。

1~3は素材ごとに処理するのに対し、この工程楽曲全体に処理をかけるものになります

「音圧戦争」「海苔波形」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、

音を大きく聞かせようとすると音量のメリハリがなくなったりノイズが入ったりなど、デメリットがあります

そのため、デメリットを生じずにほどほどの音量で聞こえるのが、良い音圧調整となります

音質では度々問題になるのがキングレコードですが、特に酷いのはこの曲とかですかね。

音量を大きくしようとしすぎて、ボーカルシンセの音も潰れちゃってます。。

水樹奈々SynchrogazerMUSIC CLIP

https://www.youtube.com/watch?v=2DKCoLZAGvQ

同じアーティストでも、こちらの楽曲は割と元の音を保っているので、マスタリングをする人の腕によって大きく左右されるのが良くわかります

水樹奈々禁断のレジスタンスMUSIC CLIP(Full Ver.)

https://www.youtube.com/watch?v=YHxSSEYA7_E

分類は以上です。

で、例のジャーナリストがしょぼいと言っているのは

音色のしょぼさ」→「2.」

「音圧のしょぼさ」→「4.」

にあたるかなと思います

「このビートの単調さ」の部分はアレンジに関わるところなので、また違う話ですね。

長くなってしまったので、YOASOBIの音色・音圧がしょぼいかどうかは別記事で改めて書こうと思いますが、

正直、音色・音圧のクオリティ聴くからしたら些末なことと思います

音色・音圧の良し悪しがわかるようなスピーカー音楽を聞く人は少数でしょうし。

ヒットの要因はメロディ歌詞ボーカルによるものが圧倒的に大きいと思うので、

是非そこにも触れた上で評論いただきたいですね。

追記

言及先のエントリーの内容の回答も記載してみようと思います

音楽素人の素朴な疑問と思ってもらいたいんだけど、音色にショボいとかあんの?

ギター音色は良いけどピアノ音色はショボいみたいな?

>どんな音色もみんな違ってみんな良いんじゃないの?

>YOASOBIの音色の「ショボさ」というのはどういう部分に起因しているんだろう?

「◆1.」に記載したように、重厚感のあるオーケストラを作りたい場合にはどうしても高い音源必要で、

それを無料版のような細い音源制作しようとすると「ショボい」音色になってしまます

また、高い音源の方が音の鳴り方や強弱、演奏方法などカスタマイズ自由に効くものが多いため、

曲調に合わせて自然に鳴らすことができる、という利点もあります

ただ、逆に「ショボさ」を敢えて活かして音作りをすることもありますので、

必ずしも高い音源を使えば良いという訳ではありません。

格安パソコンで作ると音がショボくなる?

マシンスペックで音が変わるの?

マシンスペックでは音は変わりません。

ただし、高い音源の中には高スペックPC必要ものがあります

オーケストラを作るような人は64GB,Core 9iはマストだと聞いたことがあります

プリセットしか使ってないかダメだというのは、

音色バリエーションが少ないということを言っている?

こちらは発言者意図をきかないと分からないですが、

最近シンセサイザープリセットでも優れた音が鳴るものも多く、

プリセットしか使ってないことが必ずしも悪いことではないと考えてます

>「音色」というのは「その楽器に固有の音」という意味

>「その楽器の弾き方を変えることで生まれる音の違い」みたいな意味とがあるのではないかと思うけど(それとも無いのかな?)

楽器の弾き方~、のところは音作りではなくアレンジの仕方を指しており、この記事で書いたのとは別の話になります

このあたりも別で書けたらと思ってます

>様々な楽器を使ったオーケストラ音楽よりもギター一本で弾いた音楽のほうがショボい?

日本でヒットする楽曲は様々な楽器を鳴らしたものが多い印象ですので、ギター一本だと「ショボい」と感じる人は一定数いるのかもしれません。

以下のような超シンプルアレンジでヒットするもの日本ではあまり見ないですね。。

Pharrell Williams - Happy (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=ZbZSe6N_BXs

>あと音圧ってのもよく分かってなかったけど、基本的には「音量」とイコールでいい?

>「最大音量と最小音量の差を少なくした上で平均音量を上げること」みたいな感じで理解したけど。

>となると「音圧がショボい」というのは「音量が小さい」という話なのかな。

>でも、音圧って上げれば上げるほど良いってわけでもないだろうし。

>何が問題だと言われているのか、いまいちよく分からない。

言葉定義記載いただいた認識で合っていると思います

YOASOBIの楽曲は確かに最近の音圧バリバリ楽曲と比べると低めな方ですが、

全然許容できる範囲ですので、音圧戦争には巻きまれないぞ、という意思自分は感じました。

音圧を上げることによる問題点は「◆4.」に記載した通りです。

anond:20210120190957

そうだろうね。マスタリングだけはやってるのだろうけど。

anond:20210120145245

宇野は音圧戦争帰結や現状まではわかってると思うよ。彼が根本的におかしいのはそこじゃない。

それを技術解決したのがYoutubeとかSpotifyとかですね。彼らは音圧が高い曲の音量を下げて、他の曲との音量差を少なくしました。揚げ物使った弁当弁当箱のサイズ強制的に2/3にするイメージですね。そうして消費者錯覚に騙されず本当に美味しい弁当を選ぶことができるようになりました。めでたしめでたし

ここはめでたしめでたし終点じゃなくて、今も音圧戦争は形を変えて続いている。音圧が高い曲の音量を下げるのを「ラウドネスノーマライゼーション」という。配信プラットフォームはそれぞれノーマライゼーションアルゴリズム(主にはLUFS、聴感上の音圧を数値化するパラメータ)を定めている。そして音楽エンジニアリング業界は、この制約上限に抵触せずにどうやって聴感上「圧のある」音を出せるか、という一種のハックに向かっている。「測定結果が-14.0LUFSを超える楽曲強制的に-14.0LUFSまで下げる」ということがわかっているなら、そのアルゴリズムを狙って作ればいい。

君は音圧戦争を生き抜けるか? 音楽ストリーミング時代のラウドネス・ウォー対策 (1/3)

配信時代の音楽制作〜ミックス、マスタリングの傾向と対策 – 今知るべき配信テクニック

音圧戦争から遠く離れてーラウドネスノーマライゼーションの誤解と意義

配信最適化エンジニアリングマスタリングだけでなく、基本的ビートの作り方にまで影響しつつあって、これなんかはテクノロジー音楽を変えるという最新の事例といえるんだけど、それはともかくとして、この話は結局のところ「いまの聴取環境に合わせた、いまの流行り」でしかない。リスナーに目立つように、印象に残るように聴かせる最新のテクニックではあっても、音楽自体構造が優れているか劣っているかという話とはほとんど関係ない。

ましてポップス=popular musicの一番の評価指標は「どれだけ売れているかなのだ。現にバンバン売れている楽曲を捕まえてきて、その音圧が今時っぽいかどうかにケチをつける行為には生産性がない。よく繁盛してる飯屋で「店が汚い、食器が野暮だ、なぜこんなに客が入っているのか」と言ってるのに近い。クレーマーがどう言おうが、料理が美味いと思った客が多ければ店は流行る。音楽評論家を名乗るなら、今の技術トレンドに沿っていない楽曲がなんでこんなに売れているか、という分析に傾注すべきだと思う。

https://anond.hatelabo.jp/20210120145245

anond:20210120145245

同意

まあ今どきの「音圧」はもはや圧縮率も音量感もあんまり関係なくて「全体の音量は下げずに複数の音が分離よく高音から低音まで聞こえているか」くらいの意味になってる感じ。

大きさの決まった弁当箱の中にギザギザした形の食材をたくさん入れると無駄空間ができてスッカスカになるから、キザギザを削ってきたのが音圧戦争

それの反省YouTubeなどで無意味になってきたから今度はギザギザ感は残していかに詰め込むかの技の競い合いになってきた。

食材の味のしない部位を削ってその分他の食材を詰めたり、小粒でもピリッとくる薬味を入れる感じ。

から、音圧が足りないとはいっても実際は「今どきのプロっぽいミックスマスタリングがされていない」くらいの意味だったりする。

2020-08-25

TRPGやめたいという話

タイトルからわかる通り、私はTRPGプレイヤーである

ここに書くのは本当に周囲に吐き出すのもどうかという話で、かと言ってもう一人で抱えておくには辛いので今から書く文章は本当に書き殴るような書き方になるだろうなと思っている。壁打ちというやつに近いのかもしれない。

オフではCoCをメインに様々なシステムに触れているが、基本オンラインセッションではCoCしかやっていないくらいやりこんでいる。公式シナリオもやるし、いわゆるエモシというものもどちらも好んでやるタイプだ。普段GM側にいることが多く、PL回数自体は少ない。それは自分がPLに向いてないという考えもあって、避けてきた部分もある。理由としてはPLをしている際PC立場に立って考えてしまう、までは良いのだがそれに入り込みすぎてPCのものになりかねない、いわゆる「役が憑依してしまう」タイプからだ。たまに数日間その役から抜け出せなくなる時もある。GMとしてNPCのロールプレイとかをする時はそんなことは起きなくて、PLの時だけ発生してしま現象からこそ少しだけであるが恐怖を抱いている。恐らく行動宣言だけでやり取りする卓でPLをすれば多少マシになるとは思うのだが肝心のそういう卓が周囲では見つからず、結果GMをやっている方が気が楽でPLをほぼ普段やらない、という状況になってしまっている。

別に元々TRPGを始めた当初はPLメインでプレイしていたしPLをするのが嫌いという訳ではなく、むしろ機会があれば是非やりたいというスタンスなので信頼しているTRPGプレイヤーに誘われたら自分で良ければ是非、と参加している。しか上記のこともあるのでキャラに入り込みすぎないように自分メンタルを安定させてセッションに挑んでいたり、遊びでありながらも対人ゲームから最低限マナーは守るべきだし、人様に迷惑をかけないように……と考えていると、だんだん気が重くなってくる。GMをするより圧倒的に心の負荷が高く、だからと言って「GMして下さってありがとうございます!今度はこちらが何か回しましょうか?何か行きたいシナリオ等ありませんか?」という言葉を断れない。自分の心の弱さだということは分かっているのだが人の誘いを無碍に出来なくてPLをやってしまう。無理に行きたいシナリオを捻り出してしまう。それが相手にとって失礼にあたりかねないというのも承知の上だ。本当に自分でもどうかと思っている。

それに増して、自分と同じような性質を持つPL(所謂憑依型と呼ばれるタイププレイタイルのPL)がTwitter暴言に近いレベルシナリオ批判やその時のGM、PLを非難していると捉えられるツイートをしているのをうっかり見てしまったり、周りから話を聞いてしまったりしてしまい今のままでは自分もそうなってしまうのではないか、実際私もあるCoCシナリオセッションに行った際自分境遇と重なってしまったのもあって過呼吸を起こしたりパニックに陥ったり、Twitterふせったー、KPとの個タブを悲惨な程に荒らしたことがある。そのシナリオの事が好きな人や同卓者全員に迷惑をかけたとも思っている。今ではミューワードに設定しているしもう文字で暴れることはあまり無くなったがそれでももう一度繰り返すようなことはしてはいけないだろう、ということで近い条件に当てはまるシナリオはPLとしては行かないことを徹底しているし、地雷として周りには伝えている。それでもいつかまたぶち当たるかもしれないとも怯えてしま自分もいて、自分の首を自分で締めている状態がずっと続いている。GM特にオンセCoCのKPをしている時は自分の卓にそういう人がPLとして来ることもある。出来るだけそのPL自身には傷を残したり、暴言が吐かれる事態を起こしたりしないように事前の確認を徹底したり平等性を崩さないかつ丁寧なそのPL達に合ったキーパリングをしているが見ているだけで「自分もPLしてる時こう見えてるのかな」と考えてしまう。

読んでいる人は察したかもしれないが私は延々と自分の内側に溜め込み、後でグチグチと不満を零してしまタイプなので本当はTRPG向いてない、他人を見て自分がこうなったらやばいと思って逃げてしまおうとしている時点で人との交流重要ゲームは向いてないと思うのだが辞めようにも辞めますと言った後引き止められれば辞められなくなるだろうし、誰にも言わずに辞めるにも約束している卓があるのでそれらが終わらなければ(卓蹴りする勇気もない)どうにもできない。

だが周りの視線や周りに気を遣いすぎて自分自分に押し潰されそうなので本当にやめたい。PLは本当にやめてGM専ならPLするのを断ることができるしなんとかと思ったこともあるが「○○さんのPCが好きです」と言われると心が揺らいでしまう。結局ずるずると続けてしまう。

最近GMをやっていてもセッションについてTwitterで私のことだと明らかに分かる書き方でマスタリング否定するような書き込みをPLがしているのを見てしまったのもあってPL不信も起こしている。正直PL不信なのにGMを続けるのはPLにも失礼なのでTRPGをやめたいという気持ちでいっぱいになっている。

Twitterを見なくていいならもう見ないようにしたいが今後の卓の連絡もあり、見ざるを得ない状況がある。

ミュートやブロックが増える度に自分が病んでいくのを感じているしTwitterTRPGもやめたい。もう遊びで苦しみたくない。

TRPGやめたい。

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