はてなキーワード: ほぼ日とは
最近見ることはほとんどなかったけど、たまたま見かけたウクライナ戦争に関する連載がおもしろかったから、他にもなんか連載を読むかと思って、ほぼ日アプリを落とした。
で、アプリのトップに更新順に連載が並ぶんだけど、なにこれ?思ってるほぼ日と違う。
ほぼ日って色々な人のインタビューとかエッセイが毎日更新される、テキストサイトだったはずなのに、ほぼECサイトになってる。
今日現在、アプリのホーム(おそらくサイトのトップページと同じ内容)に上から順に表示される連載を書くと
漆のお椀の通販
毛布の通販
下敷きの通販
米の通販
ほぼ日手帳
まくらの通販
最初の二つ以降、まじで笑えるぐらい通販の情報しかない。かつての面影がゼロ。
ほぼ日手帳がヒットして、オリジナルの無地の白T作ったぐらいまでは知ってたけど、ここまでになってたとは。
しかも全部いかにも丁寧な暮らししてますみたいなノリのくせに、やけに高くてダサい。いかにも勘違いした4,50代が買いそうなのばっかり。
後発のWebメディアが広告収益で売上を作る中で、その稼ぎ方は嫌だったんだろうけど、今の形の方がよっぽど品がないように感じるけど。
おれは時々暇つぶしに他人のエントリを眺めていることのほうが多いのだが、
どうにも自分を知る人間には喋りづらいようなことがあった時には、ひとりの増田としてポツリと匿名エントリを書くこともある。
「これがもしバズってしまったらどうしよう」
実際のところはそんな大層な話を書いているわけでもないし、
はてな匿名ダイアリーにおいてウケを狙おうとしたことすらもない(ほぼ日記みたいなエントリばかりである)
バズる要素なんかなんにもないんだけれど、
それなのに、人の目に止まる場所に自分の言葉を吐き出した瞬間にふっと考えてしまう。
これは自己顕示欲なのか、共感が欲しいという欲求なのか、ともかく身の程知らずにも程がある考えなのは間違いないのだが、
最近はさらに「仮にバズってしまった場合、おれは周囲に黙っていられるだろうか?」と自問するようになった。
なんとなく周囲の人間には見られたくないからと匿名で吐き出すことを選んでおいて、いざそれが有名になってしまったら?
「Twitterで出回ってるあのエントリ、実はおれが書いたんだ」なんて、友達の1人にでも言わない自信があるか?
「絶対に言わない」と言えるほどの自信がないことに気付いた時、自分に心底嫌気が差した。
承認欲求も自己顕示欲もあんまりないですね、と言わんばかりに涼しい顔で過ごしている癖に?
実は内心にはしっかり渦巻いてるんじゃないか。
目立ちたくて仕方ない一面がしっかり潜んでるんじゃないか。
何かを拗らせてしまっているというのはわかってる。
「自分はこうありたい、こうあるべきだろう」という一種の理想のようなものと、それに反する内心、
両方をうまく制御できるようになりたいと、二十代も終わり頃になった最近、初めて願うようになった。