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はてなキーワード: 行政刷新会議とは

2022-12-04

2位とはなんだったのか

2009年11月のいわいる事業仕分けから、もう13年も経った。「2位じゃダメなんですか?」の質問発言で非常に曰く付きとなったアレだ。

ところが最近、13年も経ってまだなおナゼ「2位」という言葉が出てきたか理解できてない人がかなりいる事を知った。それどころか、スーパーコンピュータの京は、事業仕分け時点で世界一になることが明白だったなどという認識まで飛び出す始末である

ただ、資料もなしにどこが変だと言っても仕方あるまい。何がどうして「2位」なのか、少し語ろうじゃないか

アーキテクチャ

初期の次世代スーパーコンピュータ (この時点では名前が付いていなかったが、以下わかりやすく京と呼ぶ) 計画 は、補助金を投入してのHPC産業育成に目を向けられていた[1]。世界一の性能を出していた海洋研究開発機構地球シミュレータが、NECのSXシリーズベースにしたベクトル型であり、ベクトル型のスーパーコンピュータ日本お家芸とみなされていた。これを育成することが一つの目標。そして、立ち遅れていた当時の世界スーパーコンピュータの潮流、スカラ型の開発に追いつくこと。これがもう一つの目標となった。結果、世界でも類を見ないベクトル型とスカラ型のハイブリットなどという中途半端方式になる。実に日本的な玉虫色の決定と言えるだろう。しかし、補助金の注ぎ込みが不足し、事業者持ち出しの負担が大きくなってしまった。結果、事業負担が高額になることを嫌い、NEC日立撤退する[2]。これにより、世界の潮流通りのスカラ型とならざるをえなくなった。

CPUはというと、世界スーパーコンピュータの潮流では当時から既に汎用のx86アーキテクチャCPUが既に多くなってきていた中、富士通SPARC64VIIIfxを採用した。よく国産CPU表現されているが、SPARCの名で分かる通り、当然命令セットは米国Sun Microsystems (現 Oracle) のセカンドソースであり、端から端まで国産というわけではない。更に、業務UNIXをささえるマシンとして一世を風靡したSPARCではあるが、当時ですらもう下火となっていた。京の事業費の約半分、実に600億円が、この専用CPUに注ぎ込まれることになった。なぜその選択をしたのか。富士通サイトには省電力と安定性が理由として書かれている[3]。しかし、その省電力という目標も、後述するように微妙な結果となってしまった。また、ソフトウェアの使いまわしも微妙となった。

目標性能

計画2005年に始まる。世界でも類を見ないベクトル型とスカラ型のハイブリットという構成もあり、概念設計にはしっかり時間を費やした。2007年9月には性能目標10P FLOPSと示した[4]。稼働開始は2010年2012年に完成という工程も同時に示されている。直前の2007年6月のTOP500を見ると[5]、1位のIBM BlueGene/Lが370TFLOPS。5年後に30倍という性能を目指したことになる。当時の発表としては、世界一が取れるような計画だったが、しか日進月歩の分野で5年は結果的に長かった。

さて、前述のように、ベクトル陣営2009年5月撤退を決めた。10P FLOPSの性能と決定した時には、ベクトル側も居たのに、そこがぽっかり空いた状態10P FLOPSのあてはいつついたのだろうか? 2009年7月報告書[6]では、スカラ単体で10P FLOPSを達成できること、ベクトル部は存在していても接続まわりの性能が不足していて問題があったことが表明されている。結果的に、なくなってよかったというトホホな内容だ。さて、同報告書では、稼働開始前の2011年6月に、ベンチマークだけでも10P FLOPSを達成してTOP500の1位を目指すと書いてある。どうしてこうなったのだろうか。

強すぎたライバルたち

遡ること半年2009年2月3日米国国家安全保障局(NNSA)はIBMと新しいスーパーコンピュータ Sequoiaを展開すると発表した[7]。性能は20P FLOPS、京の予定性能の実に2倍を達成するという発表だ。しかも、提供開始は2011年2012年。京の1年も前になる可能性があるという。

そう、双方が計画通りなら、京は2012年提供を開始する時には既に2位になっているという話題が出ていたのだ。なるほど、それはあせって2011年ベンチマークだけでも「トップを取った」という実績を残したいわけである

さて、その後のSequoiaはというと? ある意味計画通りだろう、2012年提供が開始され、2012年6月のTOP500[8]では予定通り20P FLOPSを叩き出し、1位になる。しかし、2012年11月のTOP500[9]では、Crayとオークリッジ国立研究所が作ったTitanが叩き出した27P FLOPSという数字ににあっさりと抜き去られ、2位になる。まるで幽遊白書ラストのような展開だ。しかも、SequoiaIBMPowerアーキテクチャで構築されたA2プロセッサだったのに対して、TitanはAMD OpteronNVIDIA K20Xの組み合わせ。汎用性でも差を開けられている。これはお手上げというものだろう。

事業仕分け

さて、話は京に戻す。京が有名になったのは2009年11月13日の行政刷新会議、いわいる事業仕分けである(ここは参考文献は要るまい)。このときまで、そんな計画があることを知らなかった人の方が多かったのではないだろうか。どういうニュアンスで言ったかからない、まるで日本を貶めているかのように聞こえる「2位じゃダメなんですか?」という言葉が非常にインパクトを与えたことだろう。

さて、じゃぁ何が2位なのか。だ。前述の通り、この時点ではIBMSequoiaに追い抜かされることが見えていた。TitanはGPU調達など細かい話が決まってきたのは2010年なので、この時点ではほとんど影がなかったはず。ということで、3位じゃなくて2位としたのは、Sequoia意識してのことだろう。つまり、「2位じゃダメなんですか?」というのは、1位を諦めて2位の性能で我慢するべきということではなく、客観的に見れば「2位になるのが見えているのだけど、何で1位と言ってるの?」という話になってくるのが見て取れる。蓮舫氏がそこを意識してたか知らんけど。

共同事業者撤退し、一応強気に「大丈夫」と言ってはいるが、本当に達成できるかは周りから疑問符が付くグダグダプロジェクト状況、ほぼ専用設計で量産時にどういう問題が出るかわからないCPUソフトウェア新規制作税金の投入は中途半端で、産業を育成したいのか企業負担を増やしたいのかよくわからない(だから撤退する事業者が出る)。そもそもここで出来たスーパーコンピュータCPU抜きにしても売れるのか分からない。そりゃ、金田康正教授でなくても、京にはため息が出るというものだ。

達成できたこと、できなかったこ

さて、京は何を達成したのだろうか? 京は完成前ではあるものベンチマーク実施し、見事11P FLOPSを叩き出し、2011年6月[10]と2011年11月[11]のTOP500でトップに躍り出る。この分野に日本ありと示した…かどうかはわからないが、一つの実績として言えるのは間違いない。いや、経緯のグダグダからして、見事なプロジェクト進行だったと称賛できる。しかし、前述の通り共用を開始した2012年9月[12]にはTOP500ではSequoiaに追い越されており、直後のTOP500ではTitanにも追い越されて3位となっていた。1位は、ベンチマークだけの存在だったと言える。

では目標産業育成としてはどうだっただろうか。京をベースにしたスーパーコンピュータ PRIMEHPC FX10[13]やFX100は、東大[14]、名大[15]、キヤノン[16]、九大[17]、信大[18]、JAXA[19]、核融合科学研究所[20]、気象庁気象研究所と、調べるだけでも国内実績は多くある。国外実績は、台湾中央気象局[21]、シンガポールナショナルスパコンセンター豪州 NCI、英国 HPC Walesと、それなりにある。ただどうだろう。産業としてうまくいったのだろうか。有価証券報告書を見ても、その他のセグメントに入ってしまっているため状況がつかめない[22]。謎ではある。とはいえもし、産業としてそれなりに育ったのならば、有価証券報告書で報告する事業セグメントとして独立したものを与えられてしかるべきだったのではなかろうか。少なくとも1000億も出したのだ。そのくらいではあってほしかった。更に言うなれば特に競争の激しい国外市場をうまく取り込めたかというと、産業育成という視点では頑張ったとは思うものの心もとない結果だったように、少なくとも私には見える。

消費電力の面はどうだろうか。上述の通り、SPARCを使う理由には省電力が上げられていた。これをライバルSequoia、Titanと比較してみよう。2012年11月のTOP500[9]で見ると、京は12.6MW消費するとあるSequoiaは7.8MW、Titanは8.2MWだ。実はこの時の報告のあるスーパーコンピュータの中で、最大の電力消費量を誇っている。高いほうがいいのではなく、消費電力は低いほうがいいので、これはかなり問題がある。

費用面はどうだろうか。これもライバル比較してみよう。京は日本円にして1120億円かかっている。対してSequoiaは2億5000万ドル[23]、Titanは9700万米ドル[24]だ。2012年11月で見るとドル相場は82円なので、Sequoiaは約205億円、Titanは80億円となるだろうか。京のプロセッサ開発費を除いたとしても、数字が違いすぎるのだ。


纏めてみよう。京は、一時期でベンチマーク上だとしても、TOP500で1位を取った。これは「夢を与え」(平尾公彦氏)た結果だったろう。しかし、それは砂上の楼閣でもあった。しかしそれを実現するための費用米国の5~10倍で、性能は実は半分、消費電力は1.5倍という結果になり、産業育成も盛り上がったかどうかは判然としない。こんなところだろうか。

さいごに

近年のスーパーコンピュータを含めたHPC分野はどうなっているだろうか。近年のクラウドコンピューティングの流れを当然HPC分野も受けており、主要プレイヤーとしてAWS名前が挙がっている[25]。またレポートでは挙がっていないものの、Google Cloudも猛追しており、円周率計算では1位を叩き出している[26]。必要な時に、必要な規模で構築できるクラウドコンピューティングの波は、さてHPC分野でどこまで浸透していくのだろうか。産業育成の方向が、2009年時点では確かにハードウェア開発だったろう。しかし、事業仕分けへの反発により、日本方向性を間違ってしまったのではないか。私は、そんな気がしてならない。


[1] ttps://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/hyouka/kentou/super/haihu01/siryo2-3.pdf

[2] ttp://www.nec.co.jp/press/ja/0905/1402.html

[3] ttps://www.fujitsu.com/jp/about/businesspolicy/tech/k/whatis/processor/

[4] ttp://web.archive.org/web/20130207162431/https://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2007/070914/index.html

[5] ttps://www.top500.org/lists/top500/2007/06/

[6] ttp://www.jaist.ac.jp/cmsf/meeting/14-3.pdf

[7] ttps://www.llnl.gov/news/nnsa-awards-ibm-contract-build-next-generation-supercomputer

[8] ttps://www.top500.org/lists/top500/2012/06/

[9] ttps://www.top500.org/lists/top500/2012/11/

[10] ttps://www.top500.org/lists/top500/2011/06/

[11] ttps://www.top500.org/lists/top500/2011/11/

[12] ttps://www.riken.jp/pr/news/2012/20120927/

[13] ttps://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-24020620111107

[14] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/11/14.html

[15] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/05/15.html

[16] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/08/6.html

[17] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2013/08/22.html

[18] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/02/13.html

[19] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/04/7.html

[20] ttps://nsrp.nifs.ac.jp/news/PS-next.html

[21] ttps://pr.fujitsu.com/jp/news/2012/06/25.html

[22] ttps://pr.fujitsu.com/jp/ir/secreports/2015/pdf/03.pdf

[23] ttps://arstechnica.com/information-technology/2012/06/with-16-petaflops-and-1-6m-cores-doe-supercomputer-is-worlds-fastest/

[24] ttps://web.archive.org/web/20120727053123/http://www.hpcwire.com/hpcwire/2011-10-11/gpus_will_morph_ornl_s_jaguar_into_20-petaflop_titan.html

[25] ttps://www.sdki.jp/reports/high-performance-computing-market/109365

[26] ttps://cloud.google.com/blog/ja/products/compute/calculating-100-trillion-digits-of-pi-on-google-cloud

2021-01-29

「2位じゃダメなんですか」の真実

「2位じゃダメなんですか」という蓮舫氏の言葉は、その謎の語感の良さとインパクトの強さから、その言葉が発された12年を経てもまだよく使われる。

さて、そのたびに「2位じゃダメなんですかという発言はそんなに悪くなった!実は裏には〜!」というようなことを言う人が最近よく湧くようになった。これは本当なのだろうか、その時代背景を踏まえて考察していきたい。

当時、政権交代を成し遂げて民主党政権が発足したことはもやは歴史になりつつあるが、その代表的スローガンは「政治主導」だった。

その流れにおいて、鳩山政権国民意見や実際の現場の声を聞きながら予算を削減するための行政刷新会議を設置したのである

具体的な削減目標が設定されて、3兆円の削減が可能であると設定され、仕分け人蓮舫氏に決まった。

問題の「2位じゃダメなんですか」発言が生まれたのは事業仕分けが始まってから3日目。2009年11月13日である

その内容は理化学研究所研究員と、蓮舫氏、そして進行役からなる。

まずは会議の途中、研究員発言からこの物語は始まる。

研究員「私は研究者ですので、研究者としての立場発言します。

先ほどから費用対効果の話が出ておりますけれども、サイエンスには費用対効果に馴染まないものもございます

例えば基礎科学の分野でいきますと、宇宙ビッグバンはどうやって始まったのかとか、鉄以上の元素はどうやってできたのかとか、あるいは星の誕生はどういうものか。

これができるのは、実はシミュレーションだけなんです。

こうした大型スパコンを使ったシミュ レーションだけです。例えば地震シミュレーションにしても。」

これはまともな意見に見える。

そして次は進行役の発言

進行役「その一般論は皆さん共通認識ですので。

これだけのお金をかけてこれを来年度やる必要性について、具体的にお答えください。」

トゲトゲしく聞こえるが、この進行役は終始この感じである

研究員「こうした国民夢を与える、あるいは世界一を取ることによって夢を与えることが、実は非常に大きなこのプロジェクトの1つの目的でもあります

これは具体的意味について答えていないように思えるが、「サイエンスには費用対効果に馴染まないものもある」と言う発言が「”一般論はいいかもっと具体的に言え」却下された末の苦しい言葉だと言える。

頑張ったな研究員…。

そしてここで満を辞して蓮舫氏が登場する。

蓮舫氏「思いはすごくよくわかるし、国民夢を与えるものを、私たち全員が否定しているものでは全然ありません。

ただ、ちょっとからないのは、今回あと700億円を投じて、今回のスパコンができること。

この段階で既に 100億円を超える予算超過をして、今後 700億円を投じて国民に夢を与えたい。

それは本当にこの額が必要なのかどうかというところを、もうちょっと教えていただきたいんですけれども。

国家必要最先端IT技術の獲得が目標にあるんです、そして比較参考値で、今日いただいた中には、中国が1ペタを開発していて、アメリカが間もなくで、もう日本アメリカの後にいるんだと。

世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃだめなんでしょうか。

あるいはアメリカがつくった後に、そこになってある意味ソフトあるいはどこかで共同開発、つまり日本アメリカが一緒にできるような、何かそういう夢の共有というのは、できないんでしょうか。

なぜ1位なんでしょうか。

で、出たあああああ!!!!「2位じゃダメなんでしょうか発言である

この発言の流れはこうなる。

予算をかけてスパコンを作る意味はわかる。

ももう100億円予算を超過してるよね?

たとえできたとしてもアメリカにすぐ抜かれるよね?

2位じゃダメなの?

アメリカ共同開発とかすればいいじゃん

……と言うことである評価各自に任せるが……。

ちなみに当時の世論としてはこの「予算削減」は実に目新しいものうつり、現在での悪名とは違って9割の国民事業仕分け好意的だった。

「いけすかない科学野郎を懲らしめる、正義政治」というイメージだったのである

2010-10-27

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101026ddm005010153000c.html

事業仕分け:「議員が仕分け、違法」 自民、第3弾をけん制

 自民党は、政府行政刷新会議(議長・菅直人首相)による事業仕分け民主党議員が参加するのは国会議員公務員の兼職を禁じた国会法に抵触する疑いがあるとして、26日の参院議院運営委員会理事会で問題提起する方針を決めた。特別会計を対象に27日から始まる仕分け第3弾をけん制する狙いがある。

 国会法39条は、国会議員任期中、首相や閣僚、副大臣政務官などを除いて公務員を兼ねることができないと定めている。衆参両院一致の議決があれば「内閣行政各部の各種委員、顧問、参与」などには就けるが、自民党は「民主党仕分け人議決を経ていない」と問題視している。

 政府は「行政刷新会議ワーキンググループ内閣府設置法に基づく行政組織ではないので、評価者(仕分け人)は官職に当たらない」という見解。ただ、「仕分け人グレーゾーン」と指摘する専門家もいることから、自民党は「法律に基づかずに民主党議員だけが行政に参画するのは問題だ」(脇雅史参院国対委員長)として、委員長自民党が握る参院議運委に諮ることを決めた。【岡崎大輔】

行政刷新会議ワーキンググループ内閣府設置法に基づく行政組織ではないので、評価者(仕分け人)は官職に当たらない」

なんだか、理屈パチンコ屋の三店方式みたいだな。

2010-02-17

学振特別研究員

平成23年度の募集要項が発表された。

http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_boshu_f.htm

採用予定数は、約1600人ということに。

2009年12月行政刷新会議事業仕分け」で、若手研究者育成事業が縮減されたので

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov13kekka/3-21.pdf

どうなるか気になっていたのだが。

採用者数の推移をまとめると、

年度人数うちSPDPD
H23約1600?
H22約1600??
H212342336
H202312365
H192101471
H181586400
H171896480
H161583535
H151621716
H141361511

RPDは含まない。

H14は大学等で、国立試験研究機関等は含まない(就職状況調査でも大学等のみを見ているから)。

http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_saiyo.htm

平成22年度採用予定数がわからない(ネットで1600という数が見られたが)。

平成21年分以前は採用数。

H19からH21までは枠が多かったのが、それ以前に戻ったということか。

「それ以前」程度で留まっているとも言える。

その中で、PDH15からどんどん減る傾向にある。

(つまりここ最近DCの枠が大きかった。)

事業仕分けではポスドク支援が話題になっていたのだが、今回の要項ではPD採用者数がわからないので仕分けの影響がどの程度なのかよくわからない。

H14以前の採用数は、就職状況調査

http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_syusyoku.html

から見られる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100216-00000107-mai-pol

事業仕分け第2弾>「内部告発」を募集…枝野担当

2月16日20時54分配信 毎日新聞

 枝野幸男行政刷新担当相は16日の記者会見で、公益法人独立行政法人独法)を対象にした「事業仕分け第2弾」を4月から実施するのを前に関係者からの「内部告発」を募集する考えを示した。政府行政刷新会議が設けたインターネット郵便による通報窓口「ハトミミ.com」を活用。4月上旬に仕分け対象事業を選定する際の参考とする。

 枝野氏は「税金の使い方、使われ方への疑問の大きなポイント独法政府系の公益法人だ」と事業仕分けの意義を強調。「国民の問題意識や、そこで働いている皆さんから率直な現場の声を聞くことで、対象事業を選んでいく」と述べた。【影山哲也】

脱税してる総理大臣がいるんですが…」

2010-01-18

ttp://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/asia/1263665810/479

479 名前: 日出づる処の名無し Mail: sage 投稿日: 2010/01/17(日) 13:37:26 ID: SBYrQIAV

»461

これですね___

ttps://twitter.com/hatoyamayukio

阪神・淡路大震災から今日で15年が経ちました。

今日神戸で式典に出席し、

震災で亡くなられた方とご遺族に心から哀悼の意を表しました。

その尊い教訓をもとに、「いのちを大切にする政治」を

防災対策の面でもしっかり進めてまいります。


参考資料

事業仕分け消防補助金制度見直しと予算削減

ttp://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200911170106a.nwc

 政府行政刷新会議は17日の事業仕分けで、

消防防災施設整備費補助金のあり方を見直すとともに、

緊急消防援助隊設備整備費補助金予算要求の10%削減と判定した。

2010-01-08

極東ブログの記事より

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/01/31516-4ce7.html

の、2人目のコメントより。


行政刷新会議なんて何の意味も無いパフォーマンスだったんだから無くなっていいんでないですか?

この局面で緊縮財政をやりたがるバカ(by小沢一郎)なんて辞めてもらった方が良いんですよ。

消費税増税

ちゃんちゃら可笑しい。

そんなことを言うやつは蹴っ飛ばして良い。

そんなことより格差是正金持ち増税大企業増税、大型公共工事社会保障増大、防衛費増大、教育科学費大増大。公務員数も増やして良いし、給料だってあげた方が良い。

100兆円予算を5年。出来れば110〜120兆円予算

外貨積み立てを切り崩して良いし、なんなら年金積み立てを切り崩しても構わない。

今の日本なら歳入に占める国債の比率が50%を超えても何にも困らない。金利の上昇も無い。

単純にバラまいた分、国民所得が増える。

良いことしか起こらない。

GDPが増大すれば何の問題もない。

消費税増大が必要だ?

ちゃんちゃらおかしい。

そんな間の抜けたことを言う奴は蹴っ飛ばして海に捨てて良い。

それでも不安なら歳入不足分を硬貨の増鋳で支払えば良い。

日本生産力は過剰だし可変だから(新自由主義者はこの国から失せろ!)通貨需要が増えれば増えるほど実生産もそれに比例する。

現状ならインフレなんか起きない。

クルーグマンも真っ青だ。すげえ。

藤井さんは時代遅れの緊縮財政論者、今更お呼びではない。

竹中やそのお友達も東京湾のヘドロに埋めてしまえ。

投稿: 田舎から | 2010.01.07 22:59


なんていうか、すげぇ。

別に最終弁当信者でもなんでもないんだけど、社会派ブログとやらを書く人間って大変だなぁと思った。

でも、この無学なおっさん(案外子供かもしれない)、別に日本国民としてはそう珍しい意見でもないかも。

ああ日本民主主義オワテるなぁと、改めて思った。悪いのは政治家じゃない。国民の質の低さだよ。

2009-12-10

ttp://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/livemarket2/1260108061/795

682 非公開@個人情報保護のため 2009/12/04(金) 07:12:59

蓮舫「えーっと、あなたが今している事は何ですか?」

菅「国家のための戦略作りを行おうと……」

蓮舫「それは経済ですか?環境ですか?教育ですか?」

菅「マニフェストで掲げたとおり……」

蓮舫「あなたが国家戦略担当大臣でいられる根拠を教えてください」

鳩山マニフェストを理解した国民により我が政権が選ばれた……」

蓮舫選挙で勝てたから?本当にそうなんだろうか」

菅「今申し上げる筋のものでもないし、聞かれても分からないと答えるしかない」

蓮舫「例えば、今のあなたは国家戦略に適した人材でしょうか?」

菅「そ、そう言われると……」

蓮舫「実際、何か成果はありますか?」

菅「えーと、……」

蓮舫「具体的にどうですか?」

菅「…………」

蓮舫「何も答えられない?それもそのはず、国家予算につては行政刷新会議に全て任せっきりではありませんか」

菅「そ、それは副総理仕事が忙しくて……」

蓮舫「質問にだけ答えてください」

菅「………」

蓮舫「そもそも国家戦略とは何ですか?」

菅「従来の米国外交からアジア外交に路線を……」

蓮舫「それは米国を捨てるということ?」

菅「いや、そんなことは言っていない……」

蓮舫「そもそも、何故副総理と兼務しているんですか?国家戦略担当大臣だけでいいじゃないですか」

菅「鳩山総理献金疑惑で失脚したら一番後釜に近いと思ったもんで、つい……笑」

蓮舫「笑うことですか?」

菅「い、いや……」

蓮舫「まず副総理を取るのか国家戦略を取るのか立場を鮮明にしてください」

菅「何言っているんだ君、僕はだねぇ……」

蓮舫「この仕分けに関しては、国家戦略局は廃止と決定しました。以上です」

2009-11-28

漢方薬署名活動に対する疑問

みんなホイホイ署名すぎじゃね?

署名ってそんな軽い気持ちでいいのか?

そんな軽い気持ちで書いた署名に力があるとでも思ってるのか?

正直いって署名したやつも実際どういう問題なのか把握してないんじゃないの?

まあ、俺も把握してないんだ。だからみんなの代わりに調べてみたよ。

詳細は長いので下に書くけど、俺がこの署名活動について調べて思った結論は、

「薬の非保険化を拡大解釈すぎじゃね?

これから具体的に議論していこうって「方向性」が決まっただけなのに、

署名活動とか早急すぎね?」

ってことだ。じゃあそう思った経緯と調べたことを書く。

発端


そもそもの署名活動がいっせいに広まった発端としてはこれだ

漢方処方が日本からなくなるかも知れません」

http://lolocaloharmatan.seesaa.net/upload/detail/image/IMG_0003-af1d4-thumbnail2.jpg.html

「皆さんに緊急のお知らせです。」

http://lolocaloharmatan.seesaa.net/article/133805128.html

なるほど。どうやら漢方に関わる専門の方の考えのようだ。

チラシの重要な点を持ってくると

  • 「仕分けによって漢方薬保険適用外とする方向で結論が下された」
  • 保険適用外になると漢方薬を処方することは不可能になる」

ということだそうだ。

これが文面そのままのとおりだったら大変かもしれない。

俺は漢方は飲まんが、使っている人はたくさんいるのはわかる。

俺がこの文を見たとき、「全ての」漢方薬が適用外になるらしい、と解釈した。

みんなもそうかもしれない。しかし後々わかるがそんな単純な話でもない。

コレは1専門家意見だ。もしかしたら別の考えもあるかもしれない。

そう思って俺は仕分けのソースにあたることにした。今はソースすらネットにある。便利な世の中だ。

仕分け議論内容

行政刷新会議WG「事業仕分け」(2009/11/11・2-5)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8782740

↑市販品類似薬の非保険化に関して(今回の問題に関わる部分)は55分あたりからだ。聞け。

なに?長いから読み込むのも大変だ?

しょうがない、俺なりのまとめになるが、議論で話されていた要点を書き下す。

でもあとでちゃんと聞けよ。俺の解釈が間違ってる可能性がないとはいえないからな。

「市販品類似薬の非保険化すれば、非保険化したぶん薬の利用者の負担が増えるので、

国民的な議論・慎重な検討が必要。方向性もまだまだこれから(方向性すら決定ではない)」

保険の掛かった薬は安く買える分、必要以上に買いすぎるということもある。

その分、国民税金保険料)から無駄遣いを行わせている。

現状の無駄のでる制度はやめて、その分を他の高額医療にまわしたほうが理解が得られるのではないか。」

「やめることで、どの人にどれだけ負担がかかるのかこれから見極める必要がある。

薬ごとに使う人も違っているのでこれから慎重にみていく。」

治療を受けられている方の負担も、保険料を支払っている国民全体の負担も大事。」

厚生労働省の考え方として、保険料の適用範囲は病気や怪我の治療に関わるもののみ。

病気の予防や単に気分が良くなるようなものについては負担はしない。

ただし、一見薬が予防にかかわるだけのもの(治療する薬ではないもの)、

治療者の気分をよくするだけのようなものでも回復に繋がることはある。

そういう事例には保険が適用されている。」

仕分け人15名中11名の同意が得られているので

方向性としては保険外にする方向で。

しかしまだまだ範囲についてなど十分な議論がなされていないので、

これから議論していくことがもっと必要」

(注:仕分け資料によると、高齢者の半分近くが処方された薬を飲み残している。その分、薬に掛かった保険料無駄になっているとのこと。資料の55ページ参照)

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/pdf/nov11-pm-shiryo/06.pdf

という感じだ。もし俺のまとめ方に誤りがあるなら訂正してくれ。もしくは補足してくれ。

「後発品のある薬価の見直しについて」の話はジェネリックに関することがほとんどで、

「市販薬類似薬は保険外」についての議論は最後の約5分間のみだった。

つまりほとんど議論されておらず、まだまだこれから議論していきましょう、っていう話だ

ここで、上にリンクした仕分け資料をよく読んでみよう。

市販薬類似薬についてどのようなものを考えているかというと、

ビタミン剤・健胃剤・弱いステロイド外用薬・弱い鎮痛内服薬など、とある。

更に下を見ると、「湿布薬・うがい薬・漢方薬などは薬局で市販されており、医師が処方する必要性が乏しいもの」とある。

つまり、仕分け人の考えとしてはこういうことのようだ。


「現状の制度では国民が負担している保険料無駄に使われている部分がある。

保険料無駄(=国民全体の負担)はできるだけ少なくなるように改正したい。

とはいえ、市販類似薬を保険外としたらそれは治療者の負担となる。

場合によっては致命的な事例もあるだろう。

なので、市販類似薬の中で医師が処方する必要性が乏しく、

簡易に安価で入手でき、医療的な重要度の低い薬について保険外とすることで、

治療者の負担は最小限にしつつ、国民全体の負担も減らそう」

という話のようだ。少なくとも俺はそう解釈した。

さらに、具体的にどの薬が治療者にとってどれだけの負担になるかは、

これから検討していくという話だそうだ。

なるほど。仕分けの理由は理に適っているように思える。

保険だって税金だ。無駄は少ないほうがいい。日本お金が少ない今ならなおさらだ。

どうも仕分けの議論を聞く限り、「漢方薬全て」を保険外にしたり、

ましてや「漢方薬が処方できなくなる」という話ではなさそうだ。

せいぜい負担増だ(やったとしてもどれだけ増えるかはまだ未定)。

まあ、ここで署名推進派(=保険外反対派)の意見も見てみよう。

最初の署名の話と随分と違う気がするが、俺の解釈が悪かったのかもしれん。もしくはもっと隠された問題があるのかもしれない。

保険外反対派の意見

どうもいろいろ意見を見ると、署名活動をを広めている大本があるようだ。

これだ。

医師から治療手段を奪う暴挙は許せない」(日本東洋学会 会長 寺澤)

http://www.jsom.or.jp/pdf/opposition/opinion.pdf

中の人が考える漢方の大事さとか、

無駄に長いし仕分けの論点とは違うことが書かれている気がするが、

そりゃあ専門家だからいろいろ思うことはあるのだろう。

まあいくつかポイントを見てみる。

>「漢方薬、うがい薬、パップ剤」の保険外しが答弁されました

この書き方だとまるで「漢方薬全て」の保険はずしみたいにも取れる。

俺が仕分けの議論を聞いた限り負担の少ない薬の一部という解釈だが、

もしかしたらそうでもないのかもしれない。

>「薬局薬店でも漢方薬は買えるものである」との主張~云々

むしろ、薬局薬店で買えるような程度の軽い薬の範囲で、検討するぐらいの話な気がするが・・・。

乳がんとか膀胱炎だとかの漢方薬使用例とか具体的な事例は出されてるが、

そういう医師の処方する必要のある重要そうな薬は今回の範囲外じゃないのか・・・?

まあ、俺は専門家じゃないし、薬の知識はないから

もしかしたら漢方薬というのはほとんどが医療的に重要度の高い薬なのかもしれない。わからん

漢方製剤の保険外し問題は17年前にも議論されたことがありましたが、

>150万人の皆さまから反対署名を頂き、保険外しを免れました

過去にも似たような例があったらしい。へえ。

コレについてはよく知らんし調べてないので誰か教えてくれ。

>消化菅の手術字に大建中湯という漢方薬を用いると~数十万の手術料云々

もしその漢方薬保険適用外になったらそれぐらい負担が増えるらしい

でも仕分けでは手術に使われるような薬や治療者負担の大きくなるような薬まで考えられてないような・・・?

そもそも大建中湯を保険適用外にするなんて話も聞く限りでてないし。

もしかして医療関係者しか知らない事情があって、

その薬が保険適用外になる可能性が高いとかあるんだろうか?わからん

他にもまあいくつか理由やこの人の考えは書かれているので是非読んでくれ。

専門家意見だからな。大事だ。

あと、こんな記事もあった。

医療漢方薬保険適用外 価格が3倍以上治療に支障?

http://www.j-cast.com/2009/11/27054955.html

ここにも日本東洋医学会の意見があった。

日本東洋医学会によると、保険適用の漢方薬は149種類、OTCが200種類ある。

>そして、OTCと同じ成分の適用薬が多いため、149種類のほとんどが適用外になるのではないかとみている。

成分が似ているから、

ほぼ全ての漢方薬保険外になるのではないかと危惧しているようだ。ふむ。

そうすると上の疑問に対しての理由は少しはわかるが、

薬って成分で判断するものなのか?

厚生労働省治療者の金銭的負担や、実際の効能・実態で見てるんじゃないのか?

成分似てても違う薬で治療者の負担が大きかったり、医師の処方が必要な薬であれば、

ちゃんとその辺は検討・考慮して、今回仕分けの対象にはならないんじゃないか?

俺は薬に詳しくないのでいまいちわからん。詳しい人誰か教えてくれ。

そういえば、さっきの記事には賛成派の意見も書かれていて、

>一方、OTCの7割を扱うドラッグストア業界では、保険適用外の方向性を歓迎しているようだ。

日本チェーンドラッグストア協会では、「基本的には賛成」としており、

>近く結論を出す予定だ。その理由として、広報担当者は、

>「健康保険の財源を安定的に維持していくことが必要だからです」と説明している

とある。他にもいくらか意見があるのであとで読んでくれ。

上に挙げた記事以外にもいろいろあるしな。探して欲しい

特に署名した人、これから署名しようって人にはな。

さて、もしかしたら他にも反対派の意見もあるかもしれないが

俺はこの辺で署名する気が失せて力尽きてしまった。

が、俺が反対派の意見現場の実態をよく知らないだけかもしれない。それは是非教えて欲しい

そもそも署名ってなんだよ

最初から思ってたんだが、署名するってことでどれだけの説得力があるんだろう。

なんか過去署名で上手くいった例はあるみたいだけどさ。

ほとんどは詳しい事情もしらないやつの名前が、ずらずらと並んでいるんだぜ?

特にこんな専門性の高い分野なんだからさ。

素人がちょっと調べただけじゃ本当の実態もわかりゃしねーのよ。

俺だって相当時間かけたがまだよくわからんよ。

だからせめて、もっと素人にもわかる説得力のある説明をしてから署名活動してくれよ。

いまの感じじゃなんかイメージ漢方重要性を語られてるようにしか見えないぞ。

論点はそこじゃないだろ?

保険外反対派がするべきことは、署名活動なんかじゃなくて、まずは

現在保険が適用されている漢方薬一つ一つについて、医療的にどれだけ重要なのか、

保険が外れたら治療者の負担がどれだけ増えるのか、具体的にデータで明らかにする」

ってことじゃないのか?

重要な薬は保険適用のままって厚生労働省も考えてるみたいだしさ。

漢方薬」でひとくくりで語るからよくわからなくなるんだよ。

そうすることで署名を集めやすく狙ってるのかもしれないけど。

あ、なんか性急に署名を集めてるのも、署名をたくさん集める作戦なのかもしれないね。

仕分けではこれからじっくり議論をしていこう、って流れに見えるけどな。

まさか2,3ヵ月後に漢方薬保険が外れるみたいな話でもないだろうに。

ホントにそんな署名を急ぐ必要があるの?そんな署名に説得力があるの?

誰か、素人の俺に教えてくれ。

納得したら、俺も署名するよ。

2009-11-23

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000097-jij-pol

スパコン「大幅縮減」見直し=仙谷担当相が表明-事業仕分け

11月23日21時22分配信 時事通信

 仙谷由人行政刷新担当相は23日、行政刷新会議事業仕分けで「見送りに近い縮減」と判定された次世代スーパーコンピューター開発費の扱いについて「そう(判定通りに)なるかどうかはこれからの検討次第だ」と述べ、見直す考えを明らかにした。科学技術担当相を兼ねる菅直人副総理国家戦略担当相が異議を唱えたのに続き、刷新会議を所管する仙谷氏が判定結果にこだわらない姿勢を示したことで、2010年度の予算編成で配慮される可能性が強まった。

 同時に、仙谷氏は「(仕分けチームから)仕切り直し(見送りに近い縮減)をという問題提起があったわけだから、早急に検討しなければいけない」と述べ、同チームでの議論の経緯を踏まえ、刷新会議議長の鳩山由紀夫首相や関係閣僚と協議して結論を出す考えも示した。事業仕分けの後半戦(24~27日)終了後に、同会議での見直しの議論が始まる。過疎対策などで視察に訪れた島根県隠岐の島町記者団に語った。

騒がれたらあっさり撤回するわけで、結局の所、単なるパフォーマンスだという事を自ら吐露しているも同然だよな。

「いや、これこれこういう理由で縮減すべきだと判断いたしました」とか、その根拠になる中長期的な視野での国家デザインとかなーんも無し。

自信たっぷりにバッサリ切り捨ててた蓮舫とかいい面の皮だよな。

2009-11-22

ある学会からのメール

科学者の端くれで、ある学会に所属している。その学会から先日こんなメールが来た。

すでにご存知のことと思われますが、11月*日(*)、行政刷新会議において*****関しても事業仕分けが行われており、「*****の予算が1/3から1/2程度に縮減」という評価が出ています。

このまま実施されますと仕分け人が言うように「利用料(1日***万 円)を払う人優先で利用、従ってほとんどの大学ユーザーは利用できない」ことになりかねません。

この件に関して下のURLに示すようにパブリックコメントを求めていることをお知らせします。

*****に関しては下記提出先への意見の締め切りは11月*日になっていますので、早い目の対応をよろしくお願いします。

2009-11-12

行政刷新会議】事業仕分けを読み解くたった一つの方法

[事業仕分け]はじめました。

いよいよ始まった行政刷新会議

行政刷新という鳴り物入りで始まった会議だが、オープンにする姿勢など一定の効果はあがっているご様子。


しかしテレビで見る事業仕分けは、どこかシュールな気がした。

今回はそれについて書こうと思う。


暇な人はホームページhttp://www.cao.go.jp/sasshin/index.html」が出来ているので、見てみよう。

急いで作った感があるが、必要な情報はありそうだ。

ここで配布資料、今後の計画、議事録、珍しく実況中継機能までカバーされている。


静香吼える

鳴り物入りといったが、国民新党なんかの静香ちゃんは、評定する委員の構成に外人がいるとか、

新党人間がいないとか言っている。

またいつものぼやきかと思うかも知れない。


与党最高のトリックスター静香ちゃんがいうことは大体ピントがずれているが、

発言するタイミング政治家特有の勘からか当たっている事が多い。


今回も声をあげるタイミングバッチシだ!


読んでおくといいリスト

おっとと「行政刷新会議とは?」「事業仕分けとは?」

という人は、まずはこのあたりを事前に読んだほうがいい。


(第1回配布資料)

資料5-1 事業仕分けを含む今回の歳出の見直しの考え方

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d1/pdf/s5-1.pdf


資料5-2 事業見直しの視点

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d1/pdf/s5-2.pdf


(第2回配布資料)

資料2 事業仕分けの対象となる事業・組織等(案)

http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s2.pdf


上記は、事業仕分けの意義や視点がある。たしかによくまとまっている。

第1回の配布資料は乱暴にまとめると「国民に見える形で、無駄な事業を棚卸しして、予算を圧縮しましょうよ」っことだ。


おもしろいのは第2回の配布資料2。

ここに「事業仕分けの対象となる事業・組織等」の一覧がある。


よ~く読んでほしい。


[事業仕分け]対象のなぞ

まず、ここから浮かび上がる1つ目の疑問は、どうしてその事業が行政刷新会議の俎上にあがったかということだ。

これは静香ちゃんの声とシンクロする。おかしいな、と。

案を作った財務省担当あたりは、すげー苦労してつくったんだ、とか言いそうだけど、部外者が見たら、恣意的以外の

何者にも見えないリストだ。


おそらく各省庁の横の調整もあまりうまく言っていなかったんだと思う。(上層部だけはつながっているかも知れないが)


弱い省庁たちの夕暮れ、さらに弱い部局を叩く。


権限の弱い部局や事業は悉く俎上にあがっているように見える。

逆に言うと、本当のエリート官僚たちの逃げ道はこのリストにはないと言っても過言ではない。

このリストにない出先機関が本当は聖域なのだ。官僚たちはこのリストが、逆に読まれることまで気が回らなかったに違いない。


うまく隠蔽したつもりかも知れないが、ここにない事業や出先機関こそ大事だと思う。

よく読んで外部にある資料類と比較すれば、おかしい省庁がいくつか見つかるはずだ。

切られてもさして痛くない蛸の足をリストにあげている省庁こそ疑うとよい。ここではあまり具体的には書かない。


シュールぽりてくす

さて、最初にテレビの事業仕分けの様子がシュールだと書いた。

一般人も傍聴に参加できる事業仕分けであったが、予想以上の人数のため受信レシーバースリッパが足りなくなったらしい。

おばちゃんが「スリッパがないっ」て怒ってる映像があり笑えた。


突っ込むのはそこじゃないよ!

蓮舫女史の口角泡飛ばしが見所じゃないよ!


後ろに映っている風景!えだの、うしろ、うしろ~。


国立印刷局職員用体育館


東京のど真ん中の市ヶ谷に、ものすごくでっかいバスケットコート付き室内体育館

東京のど真ん中でないと紙幣印刷できないんでしょうか?

バスケットコートがないと紙幣印刷できないんでしょうか?

バスケットをして腕力を鍛えないと、重い輪転機が回らないんでしょうか?

ポイント入れる集中力ないと、透かし技術は成功しないのでしょうか?


無駄遣いの中心で無駄遣いを叫ぶ

税金無駄使いの中心地で、税金無駄を叩く。

喫煙所で肺がんの患者を診察するようなもんだ。


健康な絵。シュールとはまさにこのこと。さいごに体育館が役に立ってよかったねって、じゃねーー!!

責任者でてこーい。


監査休題。さて国立印刷局はどこの出先機関でしたっけ?


予算の執行そして代案

そうそう予算の執行しか(強制的に)目が言っていないけど、収入の分配はどうすんだ。


酒類研究所が事業仕分けにあがっていたが、同じ嗜好品たばこ収入はどうなる?

たばこは1兆円近い税収(地方税は別)が毎年あるぞ。


これを活かせば、目的の削減額はかなり近くなると思うんだけど。

弱い事業をちくちく公開でいじめて、民衆のルサンチマンを解消しなくても済むかもね。

(もちろん精査は今後も必要だけど、やるならもっとフェアにやるべき)


たばこ税なんて副流煙含めて国民健康を、ガリガリ削って得られるまさに血税だ。

どこかの省庁が一人占めなんてしないで、当然差し出してくれるよね?

国民のために。


参考:「たばこ国家財政に貢献している」という話は本当か

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/05/post_2331.html

2009-10-31

稲盛和夫が郵政の社長になるというのはガセネタだったんだろうか?

http://facta.co.jp/blog/archives/20090925000898.html

鳩山首相選挙前に「西川氏には当然、お辞めいただく」と発言しているので、更迭か辞任は必至ですが、民主党首脳が京セラ名誉会長稲盛和夫氏を後任にしたいと本人に打診したことが明らかになりました。FACTAの最新号は「鳩山政権『後見人』京セラ稲盛の報酬」というトップ記事を掲載していますが、その取材の過程で「ポスト西川」は稲盛との情報をつかんでいました。ただ、最終的な確認がとれず、締め切りに間に合わなかったのですが、連休明けに政府筋から確認できました。

複数の政府筋から確認取ったのにはずしたのはどういうことなんだろうか?

まだ新政権の力関係が把握できてなくて決定権のない人から裏取りしてその案を力のある人にひっくり返されたのか、それとも意図的に嘘をつかまされちゃったのか、あるいは行政刷新会議の人事と間違えたのか気になる。

 
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