はてなキーワード: 土用の丑の日とは
小売業に勤めている者です。これまでも、会社には何度もうなぎが絶滅危惧種だということを訴えてきたのですが、「売上」しか言われない中で販売を止めることが出来ず、結局今年のような状況を招いてしまって責任を痛感しています。土用の丑の日はもちろん、父の日の商材としてもうなぎは売れ筋なので、何度訴えても会社はうなぎの終売という選択肢を取ってはくれませんでした。
そこでみなさんにお願いがあります。会社はとにかく外圧=お客様や社会からの圧力に弱いです。散々社員が提案しても変わらなかったことが、外部からの指摘であっという間に変わることも多くあります。そこで、みなさんの声で「うなぎを販売し続けている企業は悪」というムードを作り上げていって欲しいんです。自分の力不足を棚に上げて申し訳ないのですが、もはやそれ以外に大手小売にうなぎ販売を止めさせる方法はないんじゃないかと思っています。
「うなぎを滅ぼした時代の人間」に私達がならないために、みなさんで声を上げてもらえないでしょうか。みなさんの反響を武器に、自分も会社でうなぎ販売を今度こそ止めさせるために頑張ってみるつもりです。
ニホンウナギの生息数減少を受け、当社では本年より土用の丑の日における鰻の販売の休止をいたします。鰻の蒲焼に代わりまして、牛焼肉丼、穴子丼などのご提案をさせて頂く予定でございます。お客様ならびにお取引先様各社にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、ニホンウナギの資源回復のために、毎年2億円を拠出し、資源保護活動ならびに研究活動の支援を行います。今後とも当社のご愛顧をお願い申し上げます。
———
適当にリリースを作ってみた。どうせ、あと数年で鰻は売れなくなるのだから、外食小売でレッドオーシャンやってる連中は、鰻終売一番乗りを目指せばいいと思うのだと思うが、そうしない理由がよくわからない。
「自分は何年もウナギ食べるの我慢してたのに、みんなウナギ食べるのをやめてくれなかった」とか嘆いている奴、意味不明。
ツイッターの片隅で、口先で「私は食べません」アピールしたところで、どんな社会的影響力があると思ったのか。
心ある市民の草の根運動で、乱獲が止められると本気で思っていたのか。
テレビの報道はいつ見ても一貫していた。ウナギが少なくなっているのは中国のせい、黒潮のせい、異常気象のせい、たまたま遅れているだけ。いずれは完全養殖でなんとかなる。消費を控えるなんてとんでもない。さあ、土用の丑の日にはウナギを食べよう!
『だってスーパーに行けば売ってるし、店でも食べられるし、絶滅なんて嘘でしょ大袈裟に騒いでいるだけで。
絶滅しそうなものが売られているなんて、常識的に考えてありえない。だからウナギは食べてもいい。
誰かが買わなきゃ廃棄されるだけ、勿体ない。買わないなんてありえない。食べ物は大事にしないと。
店の人も商売だしね。誰も悪いことしてないのに、どうして非難されなきゃいけないの。』
そういう空気を変えるために、ツイッターでちょろっと「私はウナギ食べません」アピールしたからって何になるんだよ。
国が動かなきゃどうしようもねーんだって、それこそ何年も言われつづけてきただろ。
でも、国を相手に要求するってことは避けてきたんだろ。世論に訴えるような積極的な言論活動すらしてこなかっただろ。
資源保護は大事だけど、自然保護団体みたいなことはやりたくない、活動家や思想家には見られたくなかったんだろ。
権利団体や権力とぶつからずにこの問題が解決できたわけねーだろ。
====
https://anond.hatelabo.jp/20180118142556
https://anond.hatelabo.jp/20180118145458
====
これは、反社世界の知識が一定程度ある人であれば、「ヤクザの既存のシノギの1つが稼げなくなったので、直近にあるシラスウナギの密漁でシノギを補填する」ことに気付いていると思う。
最近稼げなくなったヤクザのシノギは、そう、「チケットキャンプ」(チケキャン)を中心としたチケット転売行為である。単純計算で、月に数億円単位のシノギが発生していたが、急にそれがダメになった。だからシラスウナギの密漁を増やして補填する。
もちろん、今報道されているシラスウナギの漁獲量には、こういうヤクザの密漁分は含まれない。限りある資源の中で、ヤクザが密漁する割合が大幅に増えて、真っ当な人達の取り分が極端に減っただけなのだ。
密漁されたシラスウナギも、そうでないシラスウナギも、最終的には同じように国産ウナギとして店頭に並ぶ。したがって、今年の土用の丑の日に供給されるシラスウナギの量は去年と同等くらいになるはずだ。値段は多少高くなるかもしれないが、それくらいだ。