はてなキーワード: 大黒柱とは
※このエントリは私の大好きな「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」のパクrもといリスペクトです。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/
心を整えたい!
女子サッカーワールドカップの準々決勝、日本対ドイツの試合開始前およびハーフタイム中のインタビューで「あの男」が繰り返
「あの男」そう、サッカー日本代表の主将、長谷部誠選手です。なでしこJAPANが歴史を創った陰で彼が暗躍していたことはもっと
知られても良いでしょう。
今回はそんなサムライブルーキャプテン長谷部選手の動きについてチェックしていきましょう。
長谷部選手と言えば日本代表の中では主将として、真面目に誠実にメンバーとコミュニケーションをとり曲者揃いのチームをまと
め上げている名キャプテンで、
若手選手は真面目な発言をした人に「長谷部か!」というツッコミをするほど、チームメイトからの尊敬を集めています。
そして先日発売した著書「心を整える。」はベストセラーとなっています。
世の中の女性に対しても、そのイケメンではないがさわやかなルックス、日本代表キャプテンというステータス、海外で活躍する
ことによる高い給料と、モテモテ要素を全て備えており、その圧倒的アピール力に寄ってくる女性は後を絶ちません。
そんな状況で浮かれ立たない男などいるはずもなく、長谷部選手も日本との遠距離恋愛でなかなか会えない某本田アナと別れ女遊
びモードに入ります。しかもフリーであることを天下に示すために、シーズン終了後の帰国時に「The End Of LOVE」と書かれたT
シャツで全世界の女性にウェルカムを表明した事は記憶にも新しいですね。
そんな誰でも来い状態の長谷部選手、日本では散々テレビに出まくって、女子アナ、アイドル、グラドルとメール交換しまくった
の良いものの、オフが終わりドイツに帰国。ヴォルフスブルクという北部のド田舎町では全然女遊びができません。が、そこに朗
報が!ドイツで開催されている女子ワールドカップの試合がヴォルフスブルクで組まれたのです。
しかも見事に勝ち進んだ「なでしこJAPAN」がやってきたのです。勝手知ったるホームタウンに大量の女子。長谷部選手は自らのプ
レースタイルのように労を惜しまず縦横無尽に動き始めたのです。
…言いたい事はわかります。なでしこJAPANなんて不器量の集まりではないかと。モテモテ長谷部選手のお口に合うのかと。確かに
サッカーに青春を捧げた彼女たちは、ヘディング練習のしすぎで顔が潰れてしまった澤選手を筆頭にお世辞にも美人揃いとは言え
ません。しかし、何人かは見られる顔の選手がいらっしゃるのです。個人的には鮫島選手、超タイプです。
・安藤 梢
http://matome.naver.jp/odai/2125351445532140015
http://matome.naver.jp/odai/2126559444013016401
・鮫島 彩
http://matome.naver.jp/odai/2126524399704137901
もちろん、極上のルックスとはいえませんが、彼女たちはサッカー選手として純粋に長谷部選手を尊敬しています。ウェルカム状
態の長谷部さんにとってはまさにお手軽なのではないでしょうか。
しかし問題はどうやって彼女たちに近づくか。ワールドカップ中の選手へは安易に近づけませんし、通常は関係者以外は男子禁制
です。しかし、ピンポイントの早いパスでディフェンスラインの穴を通すのも長谷部選手の得意プレー。それは、NHKBS1で日本全
国民に明かされました。試合直前にピッチサイドでインタビューを受ける長谷部選手。
「大アウェーだけど頑張ってほしい」
「昨晩、宿舎におじゃましたのですが雰囲気が良かった」
え?普通に宿舎におじゃましちゃったの?さすが長谷部選手。日本代表主将という肩書をフルに発揮して、試合前日の夜という、
極めてセンシティブな時間に宿舎に突入していました。宿舎ですから当然シャワーもベッドもあります。連戦のストレスと男子不
足で飢えた女子選手とウェルカム長谷部。どうなるかは火を見るより明らかですね。
こんなこと私の下種な妄想であって欲しい。そう思いスポニチを見ると、下記の報道が。
『試合前夜に宿舎を訪れた男子主将に、同じく浦和からドイツに渡ったFW安藤梢(29)=デュイスブルク=らが奮起。』
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/ssp20110711008.html
『丸山は長谷部の著書「心を整える」に引っかけて「お会いできて、すごく心が整いました!」と感謝した。』
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2011/07/11/kiji/K20110711001185890.html
見事に「見られる顔の選手」に手を出しとるやないかい!さすがの戦術眼です長谷部選手。
試合前日に手を出された方はというと、前半積極的なチェイシングで守備を助けた安藤選手を後半に丸山選手に交代。監督は、期せずして姉妹となってしまった2人が同時にピッチに立たないようにする気遣いで、2人の奮起を促します。丸山選手の感動的な決勝点はこうして生まれたのですね。ありがとう長谷部選手!
しかし、一晩に2人お相手とはさすが無尽蔵のスタミナを持つ長谷部選手ですね。いやいや彼のスタミナを持ってすればさらに…
…はっ、我らが鮫島選手にも手を出したのでは!?そう思って試合中継のビデオを見直すと、長谷部選手のおでこに大きな絆創膏が。
そう、完全に返り討ちにあっているではありませんか。良かった、鮫島選手のの貞操は守られたんだ!
今回の経緯を見るに、現役の日本代表選手が女子宿舎を訪れるのは、なでしこJAPANにとってプラスの様です。準決勝はフランクフルトで開催されます。クラブチームにはかつて高原選手や稲本選手が所属していました。現在は日本人選手の所属はありませんが、槙野選手のケルンからならアウトバーンをひとっ走りです。
※まともな観戦記を読みたい方は本家 フモフモコラムをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/2011-07.html#20110710
実際男のほうが圧倒的に相手の外見にこだわるんだよね。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000782.000000000.html
男女別の妥協しない条件トップ10を比較してみたところでは、女性は相手の「収入」、男性は相手の「ルックス」に妥協しない部分がそれぞれの特徴です。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2277075/2081431
女性の社会進出や性革命はさておき、男性は見た目が最も魅力的な女性を探し求め、女性は最も頼もしい一家の大黒柱を探し求めるという図式が、依然として根強く残っていることが明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20050225sw21.htm
結婚相手の条件を男女別にみると、男性では「容姿や外見」59%、女性では「収入や資産」78%、「職業や勤め先」77%がそれぞれ目立っている。
http://specialist.oricon.co.jp/news/20080917_01.html
男女ともに1位は【性格】(37.2%)で、2位の【顔】(21.2%)を上回っており、特に女性(性格:41.0%、顔:14.7%)のほうが、男性(性格:33.3%、顔:27.7%)よりも重要視する傾向を示している。
真っ先に沈み込む俺のメロディ。
何もかもがぶち飛ばされる世界で
俺はただもがいてもがいて助けを待って
生き血をすする地獄のように
彼らもきっと分かってるはず
俺が闇に捨てた黙るフォイだってこと
一旦闇に落ちる。
生きている実感を感じる。
決して見えない虚像むぞう。
そして果てのない冒険へと出る。
それを皆が待っている。世界は我々の答えを待っている。
パトラッシュうううううううううううううううううううう
世界は正解へと向かっているのか!?
もっともっと大きなものが作れるはずなのに。
書きこむスレがなきゃ俺は捨てゆくよ。
愛はお金で買える時代さ。
容赦ねぇな。
くだらねぇな、本当に。
興味もねぇよ。本当につまらない。
俺はただ眠たい一心さ。
さてはて、どうしたものか。
どうしてくれようこの悪循環。
(・_・。))マイッタナァー
/(-_-)\ こまった~
※ このテキストは厚生労働省ホームページでも公開されており、ご自由にご使用頂くことができます。
目次
第1章 労働法について
・ 1 労働法とはなんだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・ 2 労働法の役割とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・ 3 労働組合とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
コラム1 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)・・・・・・・・・4
第2章 働き始める前に
・ 1 労働契約を結ぶとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
・ 2 就業規則を知っていますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
・ 3 安心して働くための各種保険と年金制度・・・・・・・・・・・・・・・7
コラム2 ハローワークではどのようなサービスが受けられるか・・・・・10
コラム3 新卒者の採用内定の取消しについて・・・・・・・・・・・・・11
コラム4 障害者の雇用について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
第3章 働くときのルール
・ 1 労働条件が違っていたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
・ 2 賃金についてのきまり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
・ 3 労働時間と休憩・休日についてのきまり・・・・・・・・・・・・・・16
・ 4 安全で快適な職場環境のために・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
・ 5 男女がいきいきと働くために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
コラム5 ポジティブ・アクション・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
コラム6 働くみなさんが守るべきルール・・・・・・・・・・・・・・・24
第4章 仕事を辞めるとき、辞めさせられるとき
・ 1 会社を辞めるには(退職)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
・ 2 会社を辞めさせられるとは(解雇)・・・・・・・・・・・・・・・・・25
・ 3 会社が倒産したら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
・ 4 失業給付・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
・ 5 職業訓練、訓練期間中の生活保障・・・・・・・・・・・・・・・・・28
第5章 多様な働き方
・ 1 派遣労働者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
・ 2 契約社員(有期労働契約)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
・ 3 パートタイム労働者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
・ 4 業務委託(請負)契約・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
働く人のための相談窓口・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
労働基準監督署
日本司法支援センター(法テラス)
※このテキストでは、一部名称の長い法律については、略称で記載しています。
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
→(男女雇用機会均等法)
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律
知って役立つ労働法
働くときに必要な基礎知識
はじめに
このテキストは、みなさんがこれから就職をし、働く際に知っておきたい労働法に関する基本的な知識について、わかりやすくまとめています。ここに書かれていることは全てではありませんが、働いていく上でいざというときに役立つ知識ですので、困ったときはぜひ読み返してみて下さい。また、テキストの最後の部分では、困った際の相談先を紹介していますので、ご利用下さい。
1 労働法とはなんだろう
労働法といっても、「労働法」という名前がついた一つの法律があるわけではありません。労働問題に関するたくさんの法律をひとまとめにして労働法と呼んでいます。その中には、労働基準法や労働組合法をはじめ、男女雇用機会均等法、最低賃金法といった様々な法律が含まれています。このテキストではそういった様々な法律で決められている約束事を紹介しています。
2 労働法の役割とは
みなさんが会社に就職しようとする場合、みなさん(働く人、労働者)と会社(雇う人、使用者、事業主)との間で、「働きます」「雇います」という約束=労働契約が結ばれます。どういう条件で働くかといった契約内容も労働者と使用者の合意で決めるのが基本です。
だからといって、この契約を全く自由に結んでよいとしてしまったらどうなるでしょうか。
労働者はどこかに雇ってもらって給料をもらわなければ、生計を立てていくことができません。したがって、雇ってもらうためには、給料や働く時間に不満があっても、会社の提示した条件どおりに契約を結ばなければいけないかもしれません。
また、もっと高い給料で働きたいと言って、会社と交渉しようとしても、
「ほかにも働きたい人はいるから、嫌なら働かなくていい」と会社に言われてしまえば、結局会社の一方的な条件に従わなければいけなくなることもあるでしょう。
このように、全くの自由にしてしまうと、実際には立場の弱い労働者にとって、低賃金や長時間など劣悪な労働条件のついた、不利な契約内容となってしまうかもしれません。そうしたことにならないよう、労働者を保護するために労働法は定められています。労働法について知識をつけておくことが、みなさん自身の権利を守ることにつながります。
なお、労働法の保護を受ける「労働者」には、雇われて働いている人はみんな含まれますので、正社員だけでなく、パートやアルバイトでも「労働者」として労働法の適用を受けます。
3 労働組合とは
労働組合とは、「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体」、すなわち、労働者が自分たちの手で自分たちの権利も守るために作る団体です。
休みも十分にとれずに低賃金で働いている状況をなんとかしたくても、労働者ひとりで会社相手に改善を要求・実現していくことは、簡単なことではありません。要求しても、「君の代わりはいくらでもいるから、嫌なら辞めてくれていいよ」と会社に言われてしまったらそれで終わり、ということにもなりかねないからです。
そこで、労働者が集団となることで、労働者が使用者(会社)と対等な立場で交渉できるよう、日本国憲法では、
③労働者が要求実現のために団体で行動する権利(団体行動権(争議権))
そして、この権利を具体的に保障するため、労働組合法が定められており、使用者は正当な理由がないのに、団体交渉を行うことを拒否してはいけないとされています。
また、労働組合法は、会社が、労働組合に入らないことを雇用の条件としたり、労働者の正当な組合活動を理由に解雇や不利益な取扱い(給料の引き下げ、嫌がらせなど)をすることなどを不当労働行為として禁止しています。このような不当労働行為を受けたときは、労働組合側は、中央労働委員会・都道府県労働委員会に救済を求めることができます。
団体交渉によって労働組合と会社の意見が一致し、それを書面にしたものを労働協約といいます。会社が、労働協約に定められた労働条件や労働者の待遇に反する内容の労働契約や会社の規則を定めようとしても、その部分は無効となり、労働協約の基準によることになるので、労働者が団体交渉によって勝ち取った条件が守られることになります。
仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすものです。しかし、同時に家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も、暮らしに欠かすことができないものであり、その充実があってこそ、人生の生きがい、喜びは倍増します。
しかしながら、現実の社会は、安定した仕事に就けず経済的に自立できなかったり、 仕事に追われ、心身の疲労から健康を害してしまう、 仕事と子育てや老親の介護との両立に悩むなど、仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られます。
これらが、働く人々の将来への不安や、豊かさが実感できないことの大きな要因となっており、社会の活力の低下や尐子化・人口減尐という現象にまで繋がっていると言えます。それを解決する取組みが、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現です。仕事と生活の調和の実現には、国、企業、そして働く人々自身の取組みが不可欠です。
仕事と共に個人個人の生活を充実させるため、効率よく仕事をする、業務の状況を見て、早く帰れそうなときは早く帰る、趣味の時間を持つなどの取組みが大切です。
もう一歩進んで
みなさんが仕事をするときは、仕事の内容や給料、勤務日などの労働条件をチェックして、自分に合った条件の会社で働こうとしますよね。しかし、条件の合う会社に就職できても、実際に働き始めたら、会社の人が最初に言っていたことと全く条件が違っていた、なんてことになってしまったら、困ってしまいます。そこで、労働法ではそんなことがないように、労働契約を結ぶときには、使用者が労働者に労働条件をきちんと明示することを義務として定めています。
さらに、特に重要な次の5項目については、口約束だけではなく、きちんと書面を交付しなければいけません(労働基準法第15条)
② どこでどんな仕事をするのか(仕事をする場所、仕事の内容)
③ 仕事の時間や休みはどうなっているのか(仕事の始めと終わりの時刻、残業の有無、休憩時間、休日・休暇、就業時転換(交替制)勤務のローテーション等)
④ 賃金はどのように支払われるのか(賃金の決定、計算と支払いの方法、締切りと支払いの時期)
⑤ 辞めるときのきまり(退職に関すること(解雇の事由を含む))
※労働契約を締結するときに、期間を定める場合と、期間を定めない場合があります。一般的に、正社員は長期雇用を前提として特に期間の定めがなく、アルバイトなどパートタイム労働者は期間の定めがあることが多いです。
これら以外の労働契約の内容についても、労働者と使用者はできる限り書面で確認する必要があると定められています(労働契約法第4条第2項)。
労働契約を結ぶことによって、会社は「労働契約で定めた給料を払う」という義務を負いますが、一方でみなさんも、「会社の指示に従って誠実に働く」という義務を負うことになります。
今の会社をやめて新しい会社に転職したくなったときに、途中で辞めるとペナルティとして罰金を取られるという条件があっては、辞めることができなくなりますよね。そこで、労働
もう一歩進んで
そこで、労働法では、労働者が不当に会社に拘束されることのないように、労働契約を結ぶときに、会社が契約に盛り込んではならない条件も定められています。
① 労働者が労働契約に違反した場合に違約金を支払わせることやその額を、あらかじめ決めておくこと(労働基準法第16条)
たとえば、使用者が労働者に対し、「1年未満で会社を退職したときは、ペナルティとして罰金10万円」「会社の備品を壊したら1万円」などとあらかじめ決めておいたとしても、それに従う必要はありません。もっとも、これはあらかじめ賠償額について定めておくことを禁止するものですので、労働者が故意や不注意で、現実に会社に損害を与えてしまった場合に損害賠償請求を免れるという訳ではありません。
② 労働することを条件として労働者にお金を前貸しし、毎月の給料から一方的に天引きする形で返済させること(労働基準法第17条)
労働者が会社からの借金のために、やめたくてもやめられなくなるのを防止するためのものです。
③ 労働者に強制的に会社にお金を積み立てさせること(労働基準法第18条)
積立の理由は関係なく、社員旅行費など労働者の福祉のためでも、強制的に積み立てさせることは禁止されています。ただし、社内預金制度があるところなど、労働者の意思に基づいて、会社に賃金の一部を委託することは一定の要件のもと許されています。
採用内定
新規学卒者の採用においては、就職活動、採用試験の後、実際に入社する日よりかなり前に採用の内定をもらうというのが一般的ですが、この採用内定にはどのような意味があるのでしょうか。大変な就職活動を経て、行きたい会社から「春からうちにきて下さい」と言われたら、その会社で働けることを期待するのが当然ですし、突然、「なかったことにする」と言われてしまっては、その先の予定がすべて狂ってしまうことにもなりかねません。そこで、採用内定により労働契約が成立したと認められる場合には、内定取消しは契約の解約となるとされています。したがって、この場合は、通常の解雇と同様、正当な理由がなければできません(→P.11コラム3参照)。
もっとも、実際に働き始めた後の解雇よりは解約理由が広く認められますので、学校を卒業できなかった場合や所定の免許・資格が取得できなかった場合、健康状態が悪化し働くことが困難となった場合、履歴書の記載内容に重大な虚偽記載があった場合、刑事事件を起こしてしまった場合などには内定取消しが正当と判断され得ます。
もう一歩進んで
2 就業規則を知っていますか
みなさんが会社で働くときの労働条件は、その職場で働く人たちみんなに共通のものが多いですが、そのような共通のルールは「就業規則」に定められることになっています。
就業規則は、労働者の賃金や労働時間などの労働条件に関すること、職場内の規律等について、労働者の意見を聴いた上で使用者が作成するルールブックです。大勢の集まりである会社においては、ルールを定めそれを守ることで、みんなが安心して働き、無用なトラブルを防ぐことができるので、就業規則の役割は重要です。就業規則は、掲示したり配布したりして、労働者がいつでも内容がわかるようにしておかなければいけないとされていますので(労働基準法第106条)、自分の職場で何か気になることがあるときは、就業規則を見て確認しましょう。
就業規則のきまり
常時10人以上の労働者を雇用している会社は必ず就業規則を作成し、労働基準監督署長に届け出なければいけません(労働基準法第89条)
就業規則に必ず記載しなければいけない事項(労働基準法第89条)
始業および終業の時刻、休憩時間、休日、休暇、交替勤務制の場合の就業時転換(交替制)に関する事項
賃金に関する事項
退職に関する事項
就業規則の作成・変更をする際には必ず労働者側の意見を聴かなければいけません(労働基準法第90条)
就業規則の内容は法令や労働協約に反してはなりません(労働基準法第92条、労働契約法第13条)
みなさんは求人情報を見ているときに、「各種保険完備」と書かれている会社を見たことがあると思いますが、これはどういう意味でしょうか。「各種保険完備」とは、会社が雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険に加入しており、その会社で働く従業員にはそ
もう一歩進んで
れらの制度が適用されますよ、ということを示しています。これらは、病気や怪我をしたとき、出産をしたとき、失業したとき、高齢になったときなど、働けなくなってしまうような様々な場面で必要な給付を受けられるようにして、労働者の生活を守ることを目的とした国が運営する制度です。就業する際には、自分が働こうとしている企業がどういった制度に加入しているのかチェックしておくことがとても大切です。
それぞれの制度を詳しく見てみよう
○ 雇用保険
雇用保険は、労働者が失業した場合に、生活の安定と就職の促進のための失業等給付を行う保険制度です。勤め先の事業所規模にかかわらず、①1週間の所定労働時間が20時間以上で②31日以上の雇用見込がある人は適用対象となります。雇用保険制度への加入は事業主の責務であり、自分が雇用保険制度への加入の必要があるかどうか、ハローワークに問い合わせることも可能です。保険料は労働者と事業主の双方が負担します。
失業してしまった場合には、基本手当(=失業給付→P.28参照)の支給を受けることができます(額は、在職時の給与等によって決定されます)。雇用保険に関する各種受付はハローワークで行っています。
○ 労災保険
労災保険は、労働者の業務が原因の怪我、病気、死亡(業務災害)、また通勤の途中の事故などの場合(通勤災害)に、国が会社に代わって給付を行う公的な制度です。
労働基準法では、労働者が仕事で病気やけがをしたときには、使用者が療養費を負担し、その病気やけがのため労働者が働けないときは、休業補償を支払うことを義務づけています(労働基準法第75、76条)。しかし、会社に余裕がなかったり、大きな事故が起きたりした場合には、十分な補償ができないかもしれません。そこで、労働災害が起きたときに労働者が確実な補償を得られるように労災保険制度が設けられています。
基本的に労働者を一人でも雇用する会社は加入が義務づけられており、保険料は全額会社が負担します。パートやアルバイトも含むすべての労働者が対象となり、給付が受けられます。
会社が加入手続きをしていない場合でも、事故後適用が可能であり補償を受けられます。各種受付は労働基準監督署で行っています。
○ 健康保険
健康保険は労働者やその家族が、病気や怪我をしたときや出産をしたとき、亡くなったときなどに、必要な医療給付や手当金の支給をすることで生活を安定させることを目的とした社会保険制度です。病院にかかる時に持って行く保険証は、健康保険に加入することでもらえるものです。これにより、本人が病院の窓口で払う額(窓口負担)が治療費の3割となります。
健康保険は①国、地方公共団体又は法人の事業所あるいは②一定の業種(※)であり常時5人以上を雇用する個人事業所では強制適用となっており、適用事業所で働く労働者は加入者となります(パート、アルバイトでも、1日または1週間の労働時間及び1か月の所定労働日数が、通常の労働者の4分の3以上あれば加入させる必要があります)。また、保険料は、事業主と労働者が折半で負担します。
※ 一定の業種・・・製造業、土木建築業、鉱業、電気ガス事業、運送業、清掃業、物品販売業、金融保険業、保管賃貸業、媒介周旋業、集金案内広告業、教育研究調査業、医療保健業、通信報道業など
厚生年金保険は、労働者が高齢となって働けなくなったり、何らかの病気や怪我によって身体に障害が残ってしまったり、大黒柱を亡くしてその遺族が困窮してしまうといった事態に際し、保険給付を行い、労働者とその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とした制度です。
厚生年金保険適用事業所は、健康保険と同様①国、地方公共団体又は法人の事業所あるいは②一定の業種(※)であり常時5人以上を雇用する個人事業所では強制適用となっており、適用事業所で働く労働者は加入者となります(パート、アルバイトでも、1日または1週間の労働時間及び1か月の所定労働日数が、通常の労働者の4分の3以上あれば加入させる必要があります)。また、保険料は、事業主と労働者が折半で負担します。
ハローワーク(公共職業安定所)は国が運営する地域の総合的雇用サービス機関です。仕事をお探しの方に対して以下のサービスを行っています(サービスは全て無料です)。
② 雇用保険の給付や訓練・生活支援給付金の給付
③ 公的職業訓練制度の紹介
ハローワークでは、地域の求人情報について求人検索パソコンや職種ごとにまとめたファイル等も公開していますので、仕事を探している際には、利用するとよいでしょう。また、 Permalink | 記事への反応(0) | 12:14
なんかがあるけど、ところで本当にヤバイのかよく分からない。
例えば、女性の社会進出だけど、極端に言えば人口の半分と、また同様に家庭の半分を占める女性が社会に出て働き手になるということは、一人当たり賃金が半分になっても良くなったということじゃないのだろうか。実際にはそこまで社会で対等ではないとか、他にも色々あるが、単純化してしまえばそういうことではないのだろうか。
働く人間が2倍になれば、賃金半分でも家庭の総収入は変わらない。また企業から見れば半分の給料で人が国内で雇えるようになる。しかも以前と変わらぬ先進国での教育を受けてきている。価値の高い人材が半分の給料で良いというのは、人件費の高騰から産業が海外に逃げ出していく先進国にとっては願ったり叶ったりではないだろうか。
昔のように、一家の大黒柱が家計を支えるなどというのは不可能になるが、そもそもそんなことが可能だったのが一時の夢のような時代だったのではないだろうか。
と、そんなことを考えていたのだが、それなのにこんなにヤバイと言うのは、半分なんてとうに割り込んだ給料になっているのだろうか。
今からとても変なことを書くけど、増田だから気にしない。お目汚し御免。
シベリア特措法というのが成立した。戦後ソ連によってシベリアに抑留された人たちに対する保証金だとか。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100621/erp1006210248000-n1.htm#
だからソ連はけしからんとか、その他諸々政治とかに関わる話もあるのだろうけど、以下すべて個人的な話。
ひとつ本件について感想を述べるならば、何を今更で、うちの祖父はシベリアに抑留されて、戦後15年目くらいに亡くなっている。それを戦後65年経ったところで給付されますといったところで遺族がもらえる訳でもないし、そもそも今更そんなものをもらったところで、祖父を亡くして一家の大黒柱を失った母の成人するまでの暮らしが楽になることもない。
それをけしからんというのもなんだかなあと思うし、もしうちの祖父が存命ならどう感じたかと思うとまた祖父のことを思い出す。
祖父のことを思い出すといっても、僕の生まれる遥か前に祖父は亡くなっていて、祖父の人となりはすべて写真からでしかわからない。だから、孫にとってどういう呼び方が相応しいのかわからない。おじいちゃんがいいのか、じいちゃんがいいのか、おじいさまがいいのかすら。
そして母はたまにしか祖父のことを語らず、しかし思い出話をするときの昔を懐かしむ眼差しは両親のそろった家庭に生まれ育った僕の伺い知ることのできない凄みと、祖父への親しみがあり、それはなんとなく覚えている。主に母にとって厳しい父親だったこと、小さいながらも家と仕事を持ってそれなりに幸せな家庭をもっていたこと、子供が生まれてから転勤の少ない職場へ転職したこと、猫が恐かったこと、数学がとてもできたこと、満州へわたった事情と、祖母とのなれそめとかとか。
そして祖父の人柄を自分の中で作るようになり、偶然かどうか、祖父と似たような仕事に就いた。もし生きていれば祖父は僕とどう接するのか、自分にとってどういう祖父なのか、きになれば尽きることはない。そういうことが年に数度。
だから祖父との思い出のあるやつはいいなあとか、後々思うようになった。子供の頃はそんなおっかないじいちゃんはいらないとおもってたものだけど。
そしてこのような戦争とか、シベリアについての話をニュースで聞くたびに思う。もし祖父が生きていたら今の世の中、戦争についてどういうか。それとも全て墓場まで持っていくか。人となりは母と祖母とその親戚の口からしか伝わらない。そして2人とも祖父は「海軍士官学校」にいたとかいう程度の認識しかない。ちょっと絶望的。
またこういうニュースを聞くたびにこう思う。軍人同士の付き合いで曾祖父が祖母と祖父を引き合わせて結婚した2人の間に母が生まれて、父とであって僕が生まれて、確かに戦争の記憶なんて僕にはないし、話をする人もそうそう多くはないけど、確実に僕の人生に何らかの影響を与えているって。なによりシベリアから帰ってきて、その後同胞を置いて帰ってきてどうせ拾った命と、魂削るまでして祖父が働かなければ早死にすることもなく僕は祖父と孫として会話ができてたかもしれない(祖父が残した数少ない記録のうちの1つである手記にそうあった)。
母の話を聞くたび、祖父の人格を補完していって、きっとこういう人だったのだと仮定して、そこから自分との会話を想像したりする。あのときああいう人ならこう言っただろうなあって。
そうして僕は祖父との思い出を作ってたまに他人を羨んだりする。あいたかったなあ。俺もじいちゃんと仕事の話とか、したかった。母も、和久井映見が演じるOLが友達と飲み屋で飲んでて、たまたまその父親が後から飲み屋であって、父親のツケで飲みまくるっていうCMを見て、私もああしてお父さんに甘えたかったとつぶやいた。幼い妹は、悪い娘だねといったけど、母は寂しそうな顔をして、僕はまだ子供でよくわからなかった。
僕もじいちゃんと酒飲んでみたかった。だから酒を好きじゃないけど、酒を飲んでみんなと酔っぱらうのが好きだったという祖父のお墓に酒を持って今年も墓参りに行こうと思う。
でも「家電が進化した現在、フルタイムで働いてない主婦は家事育児一人で全部こなして当然。それでも余裕は十二分にあるはず」みたいに言われることが多いじゃん。
少なくともそういうことを言う男性たちにとっては、主婦の方が外で働くことよりラクな職業なんだよね。
となると、「家電が進化した現在、家事育児全部やっても時間があまるから、俺は主夫になりたい」って人間が増えてもいいと思うんだけど。
まぁどっちがラクかなんてネガティブな側面から考えなくても、ポジティブな意味で、外で働くより家事の方が得意とか、職場で人間関係を築くのが不得手だけど子供は大好きとか、そういう性質の人間は男性にも一定数いると思う。
なのにどうして男性が外で働いて、女性は家を守るという構図は崩れないのか、わからないんだよねぇ。
女性も今は正社員ならよほどのことがない限り簡単に首切られないから、収入は安定してると言っていいと思うし。(収入面でいえば男で派遣社員の大黒柱の方がよっぽど危ないと思う)
今の世代は親が専業主婦だった世代だからかなー。家事育児は母が主体となってするもの、という社会の無言の圧力があるのは、なんとなくわかる気がする。
産前・産後は身体的な問題から女が休まざるを得ないだろうけど、その後の育児や家事は男性が主体となって行ってもいいはず。
専業主夫となるのは厳しいかもしれない(専業主婦であることが今の時代厳しいのと同様に)けど、たとえば男性はパートタイマー、女性が大黒柱でも、何の問題もないはずなのに、どうして世の中主夫というのが増えないんだろう。
家事一切、親戚づきあい、育児もぜーんぶやってくれるなら、あとついでに親の介護も将来的にやってくれるなら、男性に家庭に入ってもらって、自分が外で働きたいと思っている女性って意外にいるんじゃないかと思うんだけど。
男性だからって将来にわたって収入が保障されているわけじゃない時代なのに、そういう考え方をするのって、なんで一般的じゃないんだろう。
女性が仕事をしたくないの?それとも男性のプライドが許さないの?あるいは女性はいまだに30過ぎたら総合職正社員でも昇給が止まる時代なの?(今まで3社転職してきて、そんな会社見たことないけど)
元カノは今時、ちょっと珍しいくらい奥ゆかしい子だった。
もっと崩してもいいよ、って感じで態度も言葉も丁寧で一歩下がってる。
そういうのは性格的に、無理だから、と言う。
笑い方も擬音にすると「ふふ」って感じで
ちょっと上品だなって好ましく思ってた。
けれど、元カノとデートしていたある日、急に彼女が嬉しそうに手を振って叫んだ。
突然の事で面食らった。
視線の先には同い年くらいの女の子。
なんでも、小~高校まで一緒だった腐れ縁の友達らしい。
「おい」って呼びかけも、相手の名前を呼び捨てにするのも、
俺の知ってる彼女とは全然違ってて
あっけに取られていると、「久しぶりだな」みたいな会話をしながら、
彼女が笑った。
それは擬音にすると「がはは」って感じの笑い方だった。
友達と別れると「がはは」笑いは引っ込んだ。
何時もの彼女に戻った。
俺はなんか白昼夢を見ているような気分だった。
実は彼女は俺が家に行くのを少し渋っていた。
弟は鬱気味のニートで、彼女の給料だけが頼りという家庭だと聞いた。
周りの人と比べても、全然遊んでいる感じがない彼女の理由はこれだったんだと知った。
まあ俺も多少は分かるし、話も合うかなとか思いながら
「汚い家だから…」と口ごもる彼女に、気にしないからと言って半ば押しかけた。
家は小さかったけど、別に汚くなかった。むしろ、小さい中でよく綺麗にしてるな、って感じだった。
弟君も、暗いけど、異様な感じは受けなかった。PCも普通に触らせてくれて、接続状態は良くなってお礼を言われた。
お母さんは酷く恐縮した感じだった。その日は元気そうだった。
でも、態度まで、家だと親父だった。
母親や弟に呼びかけるのはやっぱり「おい」だったし
「XXしろよ」とか母親や弟に命令口調だった。
それでいて、俺との会話は何時もの彼女なんだ。
結局彼女とは別れた。
別れた後、「増田君、彼女の家が色々問題を抱えてるの見て分かれたんだって?」と元カノの友達からすごい嫌味を言われた。
俺は「別にそうじゃない…」とかなんとか口ごもったと思う。
だって、「おい」なんて他人や肉親に呼びかける彼女を想像できる人なんて、周りに一人もいなさそうだったし。上手く説明できなかっただろう。
今だに、俺も信じられないくらいなんだから。
お袋は既に別居して実家に戻っており、先週木曜にそのような話をしてきたそうだ。自分は親父と同居している。今年で27になる。そろそろおっさんだ。結婚も考えてる。
家は、借金の担保に入っており、売ることになるそうだ。不渡りは今のところ出さなくてもいいそうなので、倒産というよりは、廃業という形になる。
話を聞いたときは、来るべき時が来たかと思った。正直、そこまで動揺はなかった。
しかし、自分という人間は頭が悪い。しかも鈍い。だから、いつもこういう「ショック」な出来事は、聞いた瞬間はうまく感情の処理が出来ないらしい。あとからじわじわ沸いて出てきて、長期間にわたり体調を崩す、そんなことはもうごめんなので、はてな匿名ダイアリー、通称増田に自分の感情を書き綴って、整理をしようかと考えた。
そんなことはチラシの裏にでもかけよ、というのもごもっともだ。ただ、一つの人生のサンプルとして、もしかしたら誰かの役に立つかも知れないとも考えるので、増田に書いておきたい。一石二鳥が好きなんだ。せっかく書くんだから、ってことで。不愉快に思った人は、ここらへんでブラウザなり、タブなりを閉じることをおすすめする。
今回の倒産は二度目になる
最初に親父の会社が倒産したのは中学一年、1995年だった。文化祭を謳歌していた僕は、親から倒産の報を受け取った。しばらく家を離れているようにとのことだった。
家に帰り、荷物をとり、母、妹、僕の三人で成田空港まわりの安いホテルに泊まった。平日だったので、安く泊まれた。
その時僕は、ひたすら星新一のショートショートを読んでいた。あの短く、そしてあのライトな皮肉のこもった文章ですら、どうにも心がざわついて、読んでるうちに気持ち悪くなったことを覚えている。
一方、親父は、会社更生法の適用に走り回っていた。混乱の無いよう、このときの会社をA、今日廃業が決まった会社をBとする。しばらくAの話をする。
そもそも、「親父の会社」と書いたが、父が社長になったのは倒産する一年前の事だった。その前は、母の父、僕の祖父が社長を務めていた。
親父が僕の母親と結婚した際、母の両親が「是非うちの会社に来てくれ」と何度も頭を下げて頼みに来たそうだ。今でも「あのとき断っていたら、今頃どうなっていたろうな」と親父は振り返る。
そして、親父が会社Aに就職して十数年が経ち、製造業だった会社Aは円高の影響を受けて苦しい状況になる。その中で、アメリカにも会社を作ることとなる。その時点で、会社は東北と関東に分社化しており、関東社長を祖父、東北社長を叔父(母の弟)が勤めていた。アメリカにも会社を作ると言うことで、その社長に叔父が就任することとなった。空位となった東北の社長に祖父が就任、そして空位となった関東の社長を誰にしよう、という話になった。親戚類で、社長になれるのは親父しか残っていなかった。代表者として、自宅を、会社借金の抵当にいれることになった。
その一年後、会社Aは倒産する。実質代表は、関東社長である親父になっていた。数社来たテレビや新聞のカメラの前で、親父は深々と頭を下げた。
その後親父は、会社更生法の申請、アメリカ会社の存続(他の会社に買収して貰った)、会社整理などに駆けずり回った。あの頃、親父は「家から出るのが嫌で嫌でしょうがなかった」と言っていた。債権者からは怒鳴られ、従業員からは責められていたそうだ。家は、競売に売られた。資産があった祖母に競売で買い取って貰ったが、その後祖母には家賃を納める事になった。
祖父と叔父も代表権を持っていたため、家を売ることになった。叔父はアメリカに既に家があった為、日本の家を売っても問題はなかった。祖父は、祖母が名目上の役員として給与を数十年貰っていた貯金があり、家を買い戻すことが出来た。祖父は既に年金を受け取っており、叔父はアメリカの会社が存続できたため社長として仕事を続ける事が出来た。倒産の際、一番苦労をしたはずの親父には職が残らなかった。持ち家も無くなった。結果として割を食ったのは我が家だけとなってしまった。
初めての会社設立
問題は、親父が無職になった事だった。他の会社から「うちで勤めませんか」というお話をいくつか頂いた。が、我が家は差し押さえの対象となっていた。20万円の給料を貰った時点で、それ以上は差し押さえられてしまう状態だった。
説明すると、家は競売に出されたが、他の家具なども差し押さえるかどうかという話になった。が、持ち出す費用、売る費用考えると、ということで家具は差し押さえられずに済んだ。しかし、親父の給料は、20万以上の給与を貰った時点で差し押さえられる、という事になった。
よって、給料を貰えば、一家の収入は20万しかない。うち10万は祖母に家賃として納めなければならないため、一家四人で10万で暮らすのは、学費含めてやや不可能に近い状態だった。
そこで親父は、起業をすることとなる。それが会社Bだ。会計上、母を名目上の社長に据えて、母親が給料を受け取る仕組みにした。これならば、差し押さえられることもない。
そこで、家を担保に入れて借金しながら、どうにかこうにか年収700万前後の収入を15年間その後親父は稼ぎ続けることになる。それは、来月で終わるわけだが。
そして、この家も、借金の担保に消えて、売らなくてはいけなくなったわけだが。
一方の家庭事情
端的に言って、親父とお袋の性格相性は最悪だった。たびたび皿が飛び、怒号が鳴り、もうどうしようもなかった。
まず、横浜の社長令嬢だった母親と、大阪でどん底の貧乏から這い上がってきた親父とでは、そもそも金銭感覚も生活感覚もずれていた。二人は、ハワイで知り合い、その後親父が大阪から横浜へ熱烈なプロポーズをしにいき、それをお袋が受け入れる形で結婚した。お互いの性格をちゃんと確かめなかったのも、こういった状況の一端だったろう。
自分はそれこそ5歳ぐらいのころから、両親の喧嘩の仲裁をしてきたことを思い出す。自分は両親が好きだった。両親の言い分はどちらも理解出来た。そして、なぜ、人によって見える世界がこれほど食い違うのかと繰り返し繰り返し思った。端的に言えば「絶望」といった形なのだろうが、そんな言葉を理解出来ないころから、お互いの言葉を通訳して相手に伝える、というようなことをしていた。そのころは、まだ二人が仲良くやっていけるものと、どうにかいい方法があるはずであると、信じていた。
自分にとって、お袋は怒りっぽくて片付けができないけど、優しくて感情豊かで料理のうまい母親だった。
自分にとって、親父はクールでデリカシーのない人間だけど、いざという時には頼りになる、一家の大黒柱だった。
その二人が、互いの事をひどく罵り合うのを聞き続けた。今でも一番聞きたくない言葉達だ。それでも、二人はその文句を理解してくれる人間が僕しかいないということで、ずっとそれを僕に言い続けた。今でも、言い続けている。
両親の仲は「当然」1995年の会社A倒産以後さらに悪化する。親父はどこかで「あのとき会社Aに入らなければ」「倒産の時の一番の被害者は俺だ」と思ってるし、お袋はお袋で「起業するのはいいけどなぜ母親(僕の祖母)の持ち物である家を抵当にいれるの?」と思っていた。悪化しないほうが無理というものだった。
それでも、お袋は「自分に出来ないことはない」とどこかで思っている節があり、関係修復しようと親父に話しかけた。しかし、やはりその話し方は非常にぎこちなく、結果として高圧的で、それこそ親父の状況を見ずに話しだすようなやりかただった。そして、そのやり方は親父が一番嫌う物だった。親父は押しつけが嫌いであり、お袋は押しつけあうことこそがコミュニケーションだと考えていた。
親父とお袋の仲を修復しようとする「不可能」に対して母親は挑み続けた。結果、余計にストレスをため込むようになった。また、会社Bで借金をする度に祖母に僕の自宅を抵当に入れてくれと頼みに行く(会社A倒産後、僕の自宅を競売で競り落としたのは祖母なので)時も、「あなたの勝手に私の母親を巻き込まないでよ!」と、たびたびヒステリーを起こすようになっていった。さらに2008年以後会社Bの経営が悪化すると、母自身が無職であることによる生活への不安感で、よりストレスをためるようになる。父が休日家にいると「テレビ見てる暇があったら営業に行ったらどうなの!」と怒号を発し、それが喧嘩の発端になることも度々だった。
そんな中、極度のストレスの結果か、母は大動脈瘤を患うこととなった。2009年、冬の事だ。
いつ動脈瘤が破裂するか分からない、しかし妹は既に嫁に行き、父と僕は勤めにでていて平日は母の様子をみられない。なので、母は実家に帰ることとなった。その後、母は快方に向かう。母は、父と顔を合わせているだけで、体調が悪化するという状態になってしまっていたのだった。
父が先週の木曜、母の実家に顔を出して、話をした。そこで、標題の話になった。
母はそのまま実家に居るだろう。父は神戸にいる父方の祖母、および父の姉の面倒を見るため神戸に帰ることも検討しているらしい。妹は嫁に行っている。僕も一人暮らしをして、その後結婚を考えている。実質上の、一家離散となるだろう。
今こうして、キーボードを打っている家には、20年近く住んだことになる。僕の後ろには、まだ妹が寝ていた二段ベットが残っている。この家も、来月には売りに出さなければならない。
色んな事があった。色んな事があった。たぶん、誰にも悪気は無かったように思う。全てが食い違っていった。何が悪かったんだろう?
* 祖父が父を会社Aに誘ったことが悪かったんだろうか?
* いやいやそもそもハワイで出会っただけの二人が結婚しようとしたのが間違ってたんだろうか?
* 祖父が父に社長を押しつけなければよかったんだろうか?
* 僕がもうちょっとうまくやれば、両親はもしかしたら、うまくやれる日が来たかもしれなかったんだろうか?
* 会社Aが倒産した後、親父が20万しか稼げなくても、俺が中学を辞めるなりして勤め始めれば良かったんだろうか?
* 会社Bが出来た後、俺も今の会社じゃなくて親父の会社の手伝いをすれば良かったんだろうか?
どこで間違えたかはよくわからない。ただ、親父は起業後、毎朝5時半に起き、一日も休まず会社に行き続けたし、母親は毎日美味しい料理を作り続け、たとえば僕や妹の愚痴なんかも受け止めたりして、祖父もその後起業して親父に仕事を回したりして、祖母もそもそもこの家を買い取ってくれたりもして。
色んな人が、色んな事をやって、それでもダメだったときは、いったいどうすれば良かったんだろうか。
ようやく、泣きそうになってきた。どうすれば良かったんだろう。ほんとうに。
そんなことを振り返る。
ここまで読んでくれた人、ありがとう。
お袋は既に別居して実家に戻っており、先週木曜にそのような話をしてきたそうだ。自分は親父と同居している。今年で27になる。そろそろおっさんだ。結婚も考えてる。
家は、借金の担保に入っており、売ることになるそうだ。不渡りは今のところ出さなくてもいいそうなので、倒産というよりは、廃業という形になる。
話を聞いたときは、来るべき時が来たかと思った。正直、そこまで動揺はなかった。
しかし、自分という人間は頭が悪い。しかも鈍い。だから、いつもこういう「ショック」な出来事は、聞いた瞬間はうまく感情の処理が出来ないらしい。あとからじわじわ沸いて出てきて、長期間にわたり体調を崩す、そんなことはもうごめんなので、はてな匿名ダイアリー、通称増田に自分の感情を書き綴って、整理をしようかと考えた。
そんなことはチラシの裏にでもかけよ、というのもごもっともだ。ただ、一つの人生のサンプルとして、もしかしたら誰かの役に立つかも知れないとも考えるので、増田に書いておきたい。一石二鳥が好きなんだ。せっかく書くんだから、ってことで。そのくせ、感情の整理の為に、一つ一つを思い返して書いていくからそれなりの長文になると思う。しかも、たぶん結論なんてない。不愉快に思った人は、ここらへんでブラウザなり、タブなりを閉じることをおすすめする。
最初に親父の会社が倒産したのは中学一年、1995年だった。文化祭を謳歌していた僕は、親から倒産の報を受け取った。しばらく家を離れているようにとのことだった。
家に帰り、荷物をとり、母、妹、僕の三人で成田空港まわりの安いホテルに泊まった。平日だったので、安く泊まれた。
その時僕は、ひたすら星新一のショートショートを読んでいた。あの短く、そしてあのライトな皮肉のこもった文章ですら、どうにも心がざわついて、読んでるうちに気持ち悪くなったことを覚えている。
一方、親父は、会社更生法認可後の後処理に走り回っていた。混乱の無いよう、このときの会社をA、今日廃業が決まった会社をBとする。しばらくAの話をする。
そもそも、「親父の会社」と書いたが、父が社長になったのは倒産する一年前の事だった。その前は、母の父、僕の祖父が社長を務めていた。
親父が僕の母親と結婚した際、母の父である祖父が「是非うちの会社に来てくれ」と何度も頭を下げて頼みに来たそうだ。今でも「あのとき断っていたら、今頃どうなっていたろうな」と親父は振り返る。
そして、親父が会社Aに就職して十年が経ち、製造業だった会社Aは円高の影響を受けて苦しい状況になる。その中で、アメリカにも会社を作ることとなる。その時点で、会社は東北と関東に分社化しており、関東社長を祖父、東北社長を叔父(母の弟)が勤めていた。アメリカにも会社を作ると言うことで、その社長に叔父が就任することとなった。空位となった東北の社長に祖父が就任、そして空位となった関東の社長を誰にしよう、という話になった。親戚類で、社長になれるのは親父しか残っていなかった。代表者として、自宅を、会社借金の抵当にいれることになった。
その一年後、会社Aは倒産する。名目代表は、関東社長である親父になっていた。数社来たテレビや新聞のカメラの前で、親父は深々と頭を下げた。
その後親父は、会社更生法の申請、アメリカ会社の存続(他の会社に買収して貰った)、会社整理などに駆けずり回った。あの頃、親父は「家から出るのが嫌で嫌でしょうがなかった」と言っていた。債権者からは怒鳴られ、従業員からは責められていたそうだ。家は、競売に掛けられた。資産があった祖母に競売で買い取って貰ったが、その後祖母には家賃を納める事になった。
祖父と叔父も代表権を持っていたため、家を売ることになった。叔父はアメリカに既に家があった為、日本の家を売っても問題はなかった。祖父は、祖母が会社Aの出資者として役員をやっていたため給与を数十年貰っていた貯金があり、家を買い戻すことが出来た。祖父は既に年金を受け取っており、叔父はアメリカの会社が存続できたため社長として仕事を続ける事が出来た。倒産の際、一番苦労をしたはずの親父には職が残らなかった。持ち家も無くなった。結果として割を食ったのは我が家だけとなってしまった。
問題は、親父が無職になった事だった。他の会社から「うちで勤めませんか」というお話をいくつか頂いた。が、我が家は差し押さえの対象となっていた。20万円の給料を貰った時点で、それ以上は差し押さえられてしまう状態だった。
説明すると、家は競売に出されたが、他の家具なども差し押さえるかどうかという話になった。が、持ち出す費用、売る費用考えると、ということで家具は差し押さえられずに済んだ。しかし、親父の給料は、20万以上の給与を貰った時点で差し押さえられる、という事になった。
よって、給料を貰えば、一家の収入は20万しかない。うち10万は祖母に家賃として納めなければならないため、一家四人で10万で暮らすのは、学費含めてやや不可能に近い状態だった。やや、と書いたのは、不可能ではなかったからだ。しかし、社長令嬢でもあり金の少ない暮らしには耐えられない母親が、10万円での暮らしに耐えられたかどうかは、正直厳しいところだったと思う。思えば、これが最大の問題点だったのかも知れない。
そこで親父は、起業をすることとなる。それが会社Bだ。会計上、母を名目上の社長に据えて、母親が給料を受け取る仕組みにした。これならば、差し押さえられることもない。
そこで、家を担保に入れて借金しながら、どうにかこうにか年収600万前後の収入を15年間その後親父は稼ぎ続けることになる。それは、来月で終わるわけだが。
そして、この家も、借金の担保に消えて、売らなくてはいけなくなったわけだが。
端的に言って、親父とお袋の性格相性は最悪だった。たびたび皿が飛び、怒号が鳴り、もうどうしようもなかった。
まず、横浜の社長令嬢だった母親と、大阪でどん底の貧乏から這い上がってきた親父とでは、そもそも金銭感覚も生活感覚もずれていた。二人は、ハワイで知り合い、その後親父が大阪から横浜へ熱烈なプロポーズをしにいき、それをお袋が受け入れる形で結婚した。お互いの性格をちゃんと確かめなかったのも、こういった状況の一端だったろう。
自分はそれこそ5歳ぐらいのころから、両親の喧嘩の仲裁をしてきたことを思い出す。自分は両親が好きだった。両親の言い分はどちらも理解出来た。そして、なぜ、人によって見える世界がこれほど食い違うのかと繰り返し繰り返し思った。端的に言えば「絶望」といった形なのだろうが、そんな言葉を理解出来ないころから、お互いの言葉を通訳して相手に伝える、というようなことをしていた。そのころは、まだ二人が仲良くやっていけるものと、どうにかいい方法があるはずであると、信じていた。
自分にとって、お袋は怒りっぽくて片付けができないけど、優しくて感情豊かで料理のうまい母親だった。
自分にとって、親父はクールでデリカシーのない人間だけど、いざという時には頼りになる、一家の大黒柱だった。
その二人が、互いの事をひどく罵り合うのを聞き続けた。今でも一番聞きたくない言葉達だ。それでも、二人はその文句を理解してくれる人間が僕しかいないということで、ずっとそれを僕に言い続けた。今でも、言い続けている。
両親の仲は「当然」1995年の会社A倒産以後さらに悪化する。親父はどこかで「あのとき会社Aに入らなければ」「倒産の時の一番の被害者は俺だ」と思ってるし、お袋はお袋で「起業するのはいいけどなぜ母親(僕の祖母)の持ち物である家を抵当にいれるの?」と思っていた。悪化しないほうが無理というものだった。
それでも、お袋は「自分に出来ないことはない」とどこかで思っている節があり、関係修復しようと親父に話しかけた。しかし、やはりその話し方は非常にぎこちなく、結果として高圧的で、それこそ親父の状況を見ずに話しだすようなやりかただった。そして、そのやり方は親父が一番嫌う物だった。親父は押しつけが嫌いであり、お袋は押しつけあうことこそがコミュニケーションだと考えていた。
親父とお袋の仲を修復しようとする「不可能」に対して母親は挑み続けた。結果、余計にストレスをため込むようになった。また、会社Bで借金をする度に祖母に僕の自宅を抵当に入れてくれと頼みに行く(会社A倒産後、僕の自宅を競売で競り落としたのは祖母なので)時も、「あなたの勝手に私の母親を巻き込まないでよ!」と、たびたびヒステリーを起こすようになっていった。さらに2008年以後会社Bの経営が悪化すると、母自身が無職であることによる生活への不安感で、よりストレスをためるようになる。父が休日家にいると「テレビ見てる暇があったら営業に行ったらどうなの!」と怒号を発し、それが喧嘩の発端になることも度々だった。
そんな中、極度のストレスの結果か、母は大動脈瘤を患うこととなった。2009年、冬の事だ。
いつ動脈瘤が破裂するか分からない、しかし妹は既に嫁に行き、父と僕は勤めにでていて平日は母の様子をみられない。なので、母は実家に帰ることとなった。その後、母は快方に向かう。母は、父と顔を合わせているだけで、体調が悪化するという状態になってしまっていたのだった。
父が先週の木曜、母の実家に顔を出して、話をした。そこで、標題の話になった。
母はそのまま実家に居るだろう。父は神戸にいる父方の祖母、および父の姉の面倒を見るため神戸に帰ることも検討しているらしい。妹は嫁に行っている。僕も一人暮らしをして、その後結婚を考えている。実質上の、一家離散となるだろう。
今こうして、キーボードを打っている家には、20年近く住んだことになる。僕の後ろには、妹が寝ていた二段ベットが残っている。この家も、来月には売りに出さなければならない。
色んな事があった。ここには書けないようなことも。たぶん、誰にも悪気は無かったように思う。全てが食い違っていった。何が悪かったんだろう?
どこで間違えたかはよくわからない。ただ、親父は起業後、毎朝5時に起き、一日も休まず会社に行き続けたし、母親は毎日美味しい料理を作り続け、たとえば僕や妹の愚痴なんかも受け止めたりして、祖父もその後起業して親父に仕事を回したりして、祖母もそもそもこの家を買い取ってくれたりもして。
色んな人が、色んな事をやって、それでもダメだったときは、いったいどうすれば良かったんだろうか。
ようやく、泣きそうになってきた。どうすれば良かったんだろう。ほんとうに。
そんなことを振り返る。
ここまで読んでくれた人、ありがとう。
つーか「産んだ限りは子供の人生と人権を第一に、できるかぎりの環境と愛情を与えてやるのが子育てである」なんて概念が出来たのがごくごくごく最近じゃん。
それも、女のほとんどが専業主婦で働かなくても生きていけたほどに経済が成長していたゆとりある時代の。
「昔」は確かに育児なんか大した仕事ではなかった。虐待もネグレクトも人身売買も事故を装った殺人も許されていたんだもの。
ガキが生産に役立たない障害児なら「山に行ったきり帰って来ない」で済んだ。家が経済的に厳しきゃ養子や奉公に出し女郎屋に売り、子供の稼ぎを搾取するのも当たり前だった。赤子につきっきりで世話をするなんて貧しい農家には不可能で、赤子はカゴや大黒柱にぐるぐるに縛り付けて放置されていた。
ましてゴムもないピルもない、やればできちゃう娯楽のほかにない時代。ガキは犬のようにボコボコ産まれてくる。一人一人に手厚くケアをしている暇などない。
今そんな事やったらどうなる? 虐待ですよ。
子供の為に親(特に母親)が職も趣味も時間もあらゆるものを最低20年放棄して子供に滅私奉公しないとたちまち虐待DQN親と呼ばれます。何しろ昼間のたった8時間かそこら仕事の間に預けているだけで、飯は朝晩作って与え、夜は風呂に入れて寝かしつけ、服を洗濯し家を掃除し食物を与えているのに「育児をやりたくないからサボっているのだ」などと言われるような世の中です。
(無論、だからって子供への虐待が許されるはずはない。子供はゆとりある環境で幸福に育つのが望ましい)
かといって専業主婦で育児に専念していれば、目に見える労働報酬が何もないので遊んでいるだけの暇な寄生虫と呼ばれます。働いていても育休や時短、急な早退を取らざるをえない事で会社や社員から白い目で見られます。産まなくてもそれを悪く言われるので、まあいずれにしても女は誰かしらから悪く言われます。どうせ悪く言われるんなら子供産まないのが一番楽じゃね? という結論を多くの女性が出します。
これもちょうど産科医に似ている。「安全なお産」などどこにもあるはずがないのに、医者は常に100%母子共に安全に終わるお産、五体満足の健康な子が産まれる完全なお産が求められるのに似ている。安全なお産などないからと医者が手抜きを許される事はあってはならないが、安全なお産を提供できなければ即座に人殺しの烙印を押され訴訟を起こされる。そのくせ原因には医師個人の医療ミスだけではなく、多分に妊婦の体調や施設の満床といった、医師にはどうにもならない運の要素が絡む。
自分は育児をしたくないので子供を産まない。そもそも一生懸命育てたところでDQNや犯罪者、あるいは逆にその被害者になるかもと思えば子供が欲しいという感情すら起きない。
これだけネット上で肉便器だのなんだのつう言葉が溢れてる現状で、
性に対してうかつなこと言ったら「あいつらと同類」ってみなされるのも当然じゃないの?
まして、なんか前科あるみたいだし。
うかつな読み方で書かれてもいないことを読み取って、うかつに人を叩くような真似はいかがなものか、と思って書いたんだが。元の文章そのものがそこまでヘンではないだろう、という説明はすでにした。いったいどのあたりをして「うかつなこと言った」としているのだろう。
こういうののカウンターですぐ「女性の価値は体だけなんて書いてない」とか言うけど、「女性の価値は体が大部分を占める」と読み取れるような文脈だったから噛み付かれてるんだよ。本人ですらも「失態だった」と認める程度には間違って読み取れる書き方だったわけだよ。
ちゃんと本人が書き方を失敗したと認めた後はブクマでも叩きが減って、擁護が増えてるだろ。
「女性の価値は体が大部分を占める」と読み取れるような文脈? それはこの文章単体での、だろうか。であれば、そんな文脈などないだろう、という説明をすでにした。というより、元の「女性の価値が下がっている」からして、「どの程度下がったのか」を示す要素さえない。「大部分を占める」だとかいうのはどこをどう読み取れば出てくるのだろうか。ちなみに言えば、あの流れで本人が「書き方を失敗したと認めた」というのは当然だろうな、と思う。変な噛み付き方をしている人間が、まともに話を聞くとは思わないからだ。
これがもし、有名ブロガーが、「女にとって男がめんどくさい生き物なのは不変の事実。今は、男性の給料が下がり、女性も割と稼げる時代。だから男性の価値が下がっている」とか書いたら、それはそれで「男はATM扱いか」「男は抑圧されている」「女尊男卑」と騒ぎ出す輩がいるであろうことも想像つくだろ? 意図が違って読める書き方をしたら「変に噛み付くやつ」は絶対出てくるに決まってる。
>これに変に噛み付くやつがいる、というのがよくわからない。
本当にわからないんだったら、そのほうがおかしいと思うが。
「男はATM扱いか」? これは元の「男にとって~」のほうに置きなおせば「性欲を満たす対象か」ということになるだろうが、そんなものは「男が女性相手に性欲を満たすのはまあ当たり前でしょうね」ということなのでなんということはない。いま私がおかしいと言っているのは、「性欲を満たす『だけの』対象か」みたいなことを言っているやつがいることだ。別にそんな限定などされていないのに。念のために言えば、「性欲を満たす対象」には、例えば敬意だとか愛も感じることができる。だが、ATMには敬意や愛はまず持てないはずだ(ATMマニアでもなければ)。ATM扱い、とはつまり敬意も愛もない扱いのことであって、それでは怒るのも当然だろう。「大黒柱扱いです」とでも返せばよい。「男は抑圧されている」というのは私には意味が分からないのでパスするが、「女尊男卑」は、「まだ女性の稼ぎが男性に追いつききったわけですらありません」と言えば済む。要するに、「騒ぎ出す輩」の言うことなど大したこととは思えない。
それにしても、「絶対出てくるに決まってる」というのは、だからどうだというのだろう。今の構図を逆にすると、バカが出てくる。だから、今の構図でもバカが出てくるのは当たり前だ、とでもいうのだろうか。そんなもの、どちらのときもバカを批判すればよいと思うのだが。
言っておくが、過去の言とあわせて考えればこの文章は書いてあるそのままの意味ではない、むしろこれこれと読むべきであり、すなわち重大な女性蔑視となるのだ、とかいう読みをするのであればそれは構わない。バカはどんどん批判すればよいのだ、きちんとした根拠を持って。それができないやつこそが「変に噛み付くやつ」なのであって、そういうやつの存在は認識しても「わかってやる」つもりなぞ私にはない。理不尽に妻を侮蔑するような夫の存在なんて理解できない、というのと同じである。
消されたようなのでメモ。
同性愛者に対する激しい人権侵害に関する記事をしばしば見かける。 同性愛者が嫌いなのは個人の自由だが、なぜ傷害や殺人に至るほどの憎悪が抱けるのか、全くわからない。 自分は異性愛者で、同性と付き合ったり、セックスしたりすることは考えられない。想像すると気持ち悪い。 だが同性愛者は気持ち悪いとは思わないし、別に嫌いでもない。率直にいえばどうでもいい。 どうでもいいので、同性婚を合法化することにも特に反対はしない。 自分にはどうでもいいことでも、世の中に人が幸せになれる可能性がひとつ増えることはいいことだと思う。 そんな感じが、現代日本人の一般的な同性愛に対する感覚だと思っていたのだが、 ネットを眺めていると、同性愛者に対してかなり否定的な感情を抱いている人も少なくないようである。 まあリアルで「同性愛者が嫌い」とは言いにくい。ネットでなら本音が言えるということだろう。 リアルでもひとりだけ、「同性婚を合法化」に苦い顔をする人と出会ったことがある。 いわく、「男女の境目があいまいになる気がする」ということだが、さすがに笑いそうになった。 同性婚が認められたくらいで男か女か混乱するなら、もともとあいまいだったものを無理やり男女にわけていただけではなかろうか。 そもそも「男女の境目」というのがよくわからないが。境目はひとりひとりにあるだろう。 男は男同士、女は女同士、アメーバみたいに引っ付いて存在してるわけでもあるまいに。 振り返りながら書いていると、ああ同性愛者を攻撃する人というのは、「私は男だ/女だ」という自信がないのかな、と思った。 自信というのは魅力とからしさとか経験とかそういうことではなく、安定した自負というか自認というか。 「私は女と結婚して子供を持ち大黒柱として働いて金を稼いでいるから男」 「私は男と結婚して子供を産み家事育児をして家庭を守っているから女」と、 社会規範みたいなものに支えられていなければ、自信が持てないのかもしれない。 与えられた性というのは自分で思っているより、いやがおうにも、結構ガチなものだと思うが。 家事をしていたら太ってもないのに胸が膨らんだ男とか、働いてたら男性器が生えてきた女とか、今のところ出会ったことはないし。 だから男か女かわからない人も、それがガチなのだと思う。男・女の「・」に丸をすればいい。それで生きていけない社会がおかしい。 なんにしてもマジョリティの自己の確立のためには、マイノリティを犠牲にしてもいいというわけではあるまい。 というかそれで自己を確立したことにはならんよな。
そうか?
男性性の押し付けが嫌だった男にとっては、今の世の中は生きやすくなってきたと思うが。
昔は、男は結婚して一家の大黒柱として働いて家族食わせてナンボ。それができない男は甲斐性なしだの一人前じゃないだの言われてたが、今じゃ主夫になる道もあるし独身を通す道もある。
昔は、男たるもの甘いものを食うのは恥みたいなところがあったが、今じゃ男がスイーツ好きを公言したって恥でもなんでもない。場合によっては好印象だったりするくらいだ。
酒に関してもそうで、昔は酒を飲めなきゃ男じゃないという空気があったが、今は酒を強要するのは良くないという空気に変わってきて、下戸にとっては生きやすい世の中だよ。
あと、性の押し付けが薄まってきた世の中っていうのは、セクシャルマイノリティにとっても生きやすくなってきた世の中っていうことだよね。
もっとも、現代日本の先の見えない社会に閉塞感や行き辛さを感じるということはあるかもしれんが、これについては男も女も一緒だからなぁ。
今みたいな価値観の世の中で生き辛い男ってのは、自分のアイデンティティを男性性だけに頼っている男なんじゃないのかね。
会社や性が自信を提供してくれる世の中じゃなくなったから、自分個人単位で自信を持てない人間には辛い世の中かもね。
現代において、自分個人単位で自信を持てない男は、「自分に自信を提供してくれる素晴らしい集団」を求めて迷走しているように見える。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000782.000000000.html
男女別の妥協しない条件トップ10を比較してみたところでは、女性は相手の「収入」、男性は相手の「ルックス」に妥協しない部分がそれぞれの特徴です。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2277075/2081431
女性の社会進出や性革命はさておき、男性は見た目が最も魅力的な女性を探し求め、女性は最も頼もしい一家の大黒柱を探し求めるという図式が、依然として根強く残っていることが明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20050225sw21.htm
結婚相手の条件を男女別にみると、男性では「容姿や外見」59%、女性では「収入や資産」78%、「職業や勤め先」77%がそれぞれ目立っている。
http://specialist.oricon.co.jp/news/20080917_01.html
男女ともに1位は【性格】(37.2%)で、2位の【顔】(21.2%)を上回っており、特に女性(性格:41.0%、顔:14.7%)のほうが、男性(性格:33.3%、顔:27.7%)よりも重要視する傾向を示している。
10代ですら、顔を重視するのは女ではなく男のほうがずっと多い。「※ただしイケメンに限る」が流行ってるけど、明らかに「※ただし金持ちに限る」および「※ただし美女に限る」のほうが真実なんだよね。なんで「※ただしイケメンに限る」が流行るんだろうか。
俺なら鼻血噴いて倒れちゃうね。しかも600万前提で借りた住宅ローンが残ってるとか、血尿出ちゃう。
でも、単に「これからも年収額に大した負の変動もなく、安泰に暮らしていける」って方に賭けたギャンブルに負けただけなんじゃないの?
会社員+深夜のコンビニとか、増田でそれがキツいことを愚痴るようなメンタリティの奴がやってたら確実にぶっ壊れるでしょう。しかもそれで月収+9万って。税金や社会保険もその分上がるし、良いことないって。
同情はしないけど、思いっきり哀れんであげないと。ワープアレベルの敗者のくせに、どうして勝者と同じように振舞いたがるの?どうして中流ぶりたがるの?
5000万以上も借金して買ったものが減価償却よりも高速で値下がっただけでしょう?リスクは考えなかったの?
息子や娘、嫁に対して謝罪が1つもなくて、給料カットした会社が悪いとか環境に対する恨み節、自分の現状を嘆く言葉ばっかり。俺は悪くない、環境が悪いんだって自己満足だらけ。息子が、娘が、嫁が俺を辛く苦しいコンビニバイトをさせている、自分は壊れても家族を守るためだからっていうヒロイック症候群なんでしょ?
ほら、口座番号晒せよ。1000円くらいなら振り込んでやるから。倍の2000円がいいか?3000円までなら出してやるよ。クビになったら路頭に迷うような仕事しかしてないくせに、不動産業者と銀行に乗せられて5000万も借金した自分の愚かさを反省しろ。家族に謝れ。親戚に頭下げろ。そんなことすらできない屁みたいなプライドだけは一人前だから「俺がコンビニバイトして家族を支える!」だなんて愚行を続けてるんだろうけどな。
せっかくだからフィナンシャルプランナー見習いとしてテストケースにしてみる。
まず、前提の確認。要らない部分は削る。
・家族構成
・住居
・職業
・収入
よって、次の6つのことが言える。
・支出(大まかな数字)
食費 100,000円
長女大学の学費 60,000円
長男高校の学費 70,000円
長男の塾 25,000円
次女の塾 25,000円
飲み会代 20,000円
光熱費 25,000円
携帯電話 15,000円
インターネット 5,000円
新聞 5,000円
固定電話 5,000円
生命保険 10,000円
衣服 30,000円
個人年金保険 10,000円
子供への小遣い 10,000円×3
妻への小遣い 50,000円
週末のお出かけ 20,000円
文房具などその他雑費 20,000円
合計: 700,000円
・債務(年利15%)
120万円
このままだと3年ぐらいで倍になって破綻します。
(学区が変わるのはもちろん、給料が少なくなった為の住居ダウングレードは、家族関係を壊すおそれがある)
その為、通常はまず手を付ける月収の3分の1超えの175,000円は削らない方向で。
使えるお金は、50万円。
ここから、固定費(定義は「変えるのが非常に難しい部分」)を引きます。
残り、14万5000円。
費用対効果が良いモノ(削っても効果が薄い部分)を引きます。
残り、8万5000円。
(削るとするなら、生命保険…でも子供が3人で大黒柱が一本なら妥当ラインかな…)
節約できるところを削ります。
残り、0円。
これを絶対ラインとして節約を行う。
(個人年金保険など、貯める利子と15%の借金利子を比較すると明らかです)
節度を保って生活するのに慣れるまでの期間も含めると、おそらく債務を返済しきるのは2年後になります。
(ボーナスが出つづければ。ボーナスが無くなる頃までに生活水準を落としましょう)
既に「海外旅行を我慢」「車の買い換えができない」という段階は過ぎていて
はっきり言って「たまに贅沢として、ビールを一本買っても良い」というレベルの状況です。
(あらわれてない車も手放すべきです。支出もほんとうに正しく把握できていますか?)
次に、家族での話し合いが必要です。
「節約をしなければ学費も出なくなる」
という点をよく話し合いましょう。
今の生活を壊さずに行えるのは、上記が限界でしょう。
認めるのは辛いかも知れませんが借金で生活していて破綻した収支であるのをまず認めましょう。
現状でなんともなっていません。
単に破滅への階段をちゃくちゃくと登っているだけです。
高い段から落ちると怪我ですまなくなります。
(会社に恨み言を言うのは絶対に止めましょう。クビになればそれで全てが終わります)
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なお、生活を完全に変える意思があるのであれば、以下の支出になります。
これで2年我慢すれば、返済が終わるはずです。ボーナスをうまく返済に充てられれば、1年で返し終わるかも知れません。
(年200万のボーナスは完全に浮いているので、そのお金でたまには贅沢するのが良いとは思います)
ただし、家族の大きな協力が必要で、結束が強くなければ将来へ禍根を残すだけでしょう。
結婚して僕は仕事をやめるわけにもいかず、一家の大黒柱というものにクラスチェンジした。僕の彼女だった女性は僕の妻になり、炊事、洗濯、掃除に育児をしてくれた。僕は独身時代から、料理が好きだった。肉を焼いたり、にんじんを刻んだり、たまねぎをキツネ色になるまで炒めたり、コトコトとジャガイモを煮込んだりするのが好きだった。料理に限らず、何か作るのが好きだったし、作ったものを食べること、食べてもらうことが好きだった。そして、僕が料理を作ることでたまには妻に家事を休んでもらって、ゆっくりして欲しかった。僕はあまり色々な事にこだわらない性格で、気分で食材を買い、作る量は適当だった。そんなわけで、味付けは分量でスプーンで量って決めるようなものではなく、少しずつ、塩が足りない、みりんが足りない、こしょうを入れた方がいいかも、なんて、僕の人生のように行き当たりばったりのものだった。結婚してからも休日の気が向いた時、僕は時々そういう料理をして、コトコト何かを煮たりして、何かが出来上がっていく穏やかで満たされたような時間を過ごしていた。
だけどある日、妻からこう言われた。
「料理をするのはいいけど、食材を適当に買ってきてもらっても冷蔵庫にあるものが残っちゃうでしょ。使うなら冷蔵庫のものから使って。それからお肉を焼いたらレンジ周りを綺麗にしてよね。この前作った時は窓まで油が飛んでたよ。全部後片付けするのは私でしょ。それから作るんだったら分量考えてよ。いっぱい作っても残っちゃうでしょ。それに、カロリーとか栄養のバランスも考えて作らないといけないんだから」
僕にとって料理は息抜きだったのかもしれない。言われてみれば、何も考えずに脊髄反射だけでボーッとしながら作るのが僕は好きだった。妻は食材の残り具合、食材は何をいつどこで買ったら安いか、どれを使えば給料日まで食材に無駄が出ないか、栄養のバランスは良いか、味付けは子供にとって辛すぎたり塩分が多すぎたりしないか、後片付け、ゴミの選別、献立のローテーション、色んな事を考えて料理をしていた。僕の料理は妻の負担を軽減するお手伝いではなく、単なる足手まといだったのだ。どこにいても僕は足手まといなのだが、自分の家の台所でさえも僕は足手まといだった。こうして僕は、台所に自分の居場所が無い事を知った。
旦那は定時出勤定時退社、残業は時々あるけど基本的には週10時間は超えない程度。自分は基本的に残業あり、しばしば持ち帰りで仕事をしなきゃならない。仕事をしてる時は仕事に集中してしまうので家事はおろそか。洗濯機に洗濯物を放り込んでスイッチを押すとか簡単に汚れたところだけ掃除機をかけるとかそれくらいのことしかできなくなる。旦那は割と家事が得意な方なので忙しい時はほとんど任せてる。料理だけは旦那はとてもへたくそなので、よっぽど忙しい時以外は自分が台所回りは全部仕切ってるけど、どうしようもない時はやってもらう。
年収は断然自分の方が多い。というか旦那の専業主夫になってもらった方がよっぽど効率が良いと思うんだけど意地があるのかやめない。保育園に子供を迎えに行くのはだいたい旦那。忙しくないときは半々くらいの頻度だけど。休日は旦那は疲れたって寝てるかどっか行ってしまうので子供とゆっくり買い物したりして過ごしてる。時々休日も仕事が入るので早めに切り上げて必要な買い物をして帰る。
こないだ少しは家事してくれって言われた。どうやら会社で何か言われたらしい。プライドがどうのこうのとか言ってるかと思えば、子供のことを考えろと言ったり、体が心配だと言ったり要領を得ないが、とりあえず家事をしてほしいらしい。とはいってもこれ以上何を望んでるのかわからないし、うちの大黒柱は私なんだからもう少しいたわってもらってもよい気がする。というか専業主夫になってくれないかなぁ。
一応農村育ちといっても畑のない分家のせがれで、今じゃ外に出てしまってる身なので詳しいことはあやふや。
平野部と言えども典型的な兼業小農な地域だから、農業への関心がそれほど高くないみたい。
地域によっては規模拡大に取り組むような積極的な農家もいるみたいだけど、こちらでは農地が売れればいいという話を聞いても、結局は買い手がなくて更地や荒地のまんまのところが多いかな。
今の大黒柱の40-50代の世代はさしづめ副業程度の扱いで携わってる雰囲気。引退後にやるかも知れんけど。さらに自分のような若い世代は・・・・。
だから、ネットを使ったり世界市場を睨んだ情報収集をしてるのは極々限られてるようですね。農協をあげて消費契約する所もあるみたいだけど、あまり詳しくない……。
ただ、昔から農協を通じて市場に出す以外に、ネットではなく個人の付き合いや直販のようなアナログで各農家が販路を作ってたりすることは多いようです。あと、数年前に地産地消の動きで給食に提供したりとかあったような。遠くの小売店に出したりとか。
情報集約して販路や利益を大きくしようというよりは、むしろ小さくローカルにコンパクトにの動きになってるのかな。兼業だからかもしれないけど。
現在の主力の世代(老年世代)の話を聞いてると、農作業=重労働=つらいという考えでなくて、生活の一部だから、土地を持ってるからごく普通に農業に従事しているという印象を受けるんだよなぁ。だから若い世代と認識が違うんだなと思う。