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2014-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20140525213125

今のこの流れとタイミングからすると、もし仮にやったとしても単に作者が偽善者扱いされるだけだと思う

あと、美味しんぼフランチャイズ店入るのかよ、究極と至高のメニューとか美食家雄山先生はどこいったよ、とか言われると思う

ゼンショー叩いて「風評被害だ!」とか言われて、売上低下の責任全部取らされるかのような高額裁判を起こされてもつまらないしな

金持ちケンカせず

作者も一応、殴る相手はグレーゾーンの中から選んでるつもりだったって事だろ

結局、殴る相手を間違えたっぽいが(放射能の見えざる被害を攻撃しているつもりが、東電への直接攻撃と取られて過敏に反応された)

牛丼チェーン店編(仮)

知り合いの雑誌記者牛丼チェーン店の食べ比べの手伝いを頼まれる山岡


山岡「そんなこと言われたってね、なにせあの値段だぜ? 材料の調達先も自然と絞られちまう。どれも似たり寄ったりだよ」

栗田「そうかしら。限られた予算の中で、どんな工夫をしているか知ることも大事だと思うわ」


いつものようにやる気のない山岡と、その逆張りをする栗田。

結局、報酬の上物ウイスキーに釣られて手伝うことになる山岡

牛丼食べ比べの記事に上物ウイスキー価値があるかどうかは謎だが、

雑誌記者が急に玉葱アレルギーになったから、とか適当な理由で話は進む。

近場の大手牛丼チェーン店を巡る一行(何故か自然な流れでついてきている栗田)だったが、

最後の店はやたらと混んでいる。


栗田「これだけ混んでいるということは、やっぱり人気があるのかしら」

山岡「どうせまた安売りキャンペーンでもやってるんじゃないのか?」


適当な席につく一行。店内は青息吐息の店員一人でやりくりしているようだ。

そこで雑誌記者からワンオペについて説明を受ける山岡と栗田。


栗田「まあひどい! いくら仕事の簡略化が進んでいるといっても、たった一人で切り盛りするなんて無理だわ!

山岡「だがこれも俺たちがそう望んだからなんだぜ。企業の側も、安さと味の両立を求められたら、人件費を削るしかない」


いつものように脊椎反射で反論する山岡。『俺たち』と言うことで自分反省しているように見えるが、見えるだけである

一方、生真面目なのでちょっとへこんでしまう栗田。

その後、なかなか注文が来ないので、ずかずかと厨房に入って行ってしま山岡

止めるつもりでちゃっかり自分厨房に入ってしまう栗田。

そこには、うつぶせに倒れる店員の姿が。


栗田「きゃっ!」

山岡「栗田さん、救急車を!」


病院意識が戻った店員に話を聞くと、昨夜からずっとワンオペで、

交替の店員が急に休んだ為、休憩もできずに働き通しだったようだ。

義憤に駆られ、アポなしで本社突撃する山岡

そこで待っていたのは、社長のとんでもない一言だった。


社長「なんだ!? マスコミか! このハイエナどもめ! 一体いくら欲しいんだ!?


闘志に火がついてしま山岡

うまい料理大臣の気をひき(3話分くらい)、政界雰囲気労働者をこき使う企業に対して厳しくなる。

海原雄山も、気分次第で料理人解雇する自分を棚に上げ、人を大事にしてこそなんとやらとTVでコメント

TVの雄山に厳しい視線を向ける山岡だったが、一転してもらったウイスキーに舌なめずり。

そこへ、山岡らが病院へ連れて行った元店員からウイスキーつまみによさそうな食べ物が届く。

だが、ウイスキーつまみは栗田に取り上げられてしまう。


栗田「仕事が山ほど溜まっているのに、昼間っからお酒なんてダメです!」

山岡「おいおい、こんなにたくさんの仕事を俺一人でやれってのかい!?

栗田「ほったらかして競馬に行ったからでしょう!? 完全に山岡さんの自業自得です!

   ちゃんと仕事しないようなら、これは今度のビンゴ大会の景品にしまからね」

山岡「くっそー! やればいいんだろ! やれば!!」


おしまい

(この話はフィクションであり、実在する作品・人物・企業原子力発電所とは一切関係ありません)

http://anond.hatelabo.jp/20140525091130

http://anond.hatelabo.jp/20140525165205

美味しんぼ場合最初雄山は単なるDV男だったが途中で

(作者の気が変わったのかそれとも父子和解させるのに他にストーリー考え付かなかったのか知らんが)

実は妻を愛する人格者であったという設定に無理やり変えた為におかしな展開になっているだけで

最初からあいストーリーにするつもりは作者にも無かったんじゃないかと思っていたけども

http://anond.hatelabo.jp/20140525082503

書いたものだが、読んでるか分からないけど、今話題の美味しんぼは、もともとは作者と国民の対立じゃなくて海原雄山山岡の対立を軸とした話で、山岡雄山を憎む理由は、雄山芸術創作に没頭するために、病気母親酷使したというものだった。美味しんぼの中でもこの行為山岡がそうしたかった母親の気持ちを若さゆえ理解出来ないだけという形で描かれ、肯定的ものとして捉えられていたが、俺は男だけど読んで強烈な違和感があった。病気の妻を殴ったりしてるのに、そういう行為を栗田さんが貴い行為のように言ってたりして。別に作品倫理的じゃなきゃいけないなんてことはないが、殊更称揚するのは変な考え方だなと今でも思う。

そういえば雁谷氏と宮崎監督は少し主義主張が似ているところがある気がする。

2014-05-16

科学」は「情緒」に絶対に勝てない。

47newsの「美味しんぼ」の5月19日発売号の画像を見て欲しい。これが一番画像が大きかった。

美味しんぼ「批判受け止める」 編集部が最新号で見解

http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051601001779.html

見ただろうか?たぶん見てないだろうから簡単に解説する。

右ページには、士郎と雄山の2ショットが1コマ、ゆう子の1コマ

左ページには、上部にかろうじて「ご批判・ご意見」が見えるだけで、あとはびっしりと4段組で何か書いてある。

実に象徴的で、根源的な本質を示してる。

「百聞は一見しかず」

正しいデータ論理的な組み立ても、平静なコストリスクの話も、何もかも士郎と雄山漫画に敵わない。

判りやすさは、相手に何かを伝えるときに、それ以外のほとんど全てに優先する。

そして、「情緒」はとても判りやすく相手に伝わる。

「絶対ではありませんし、副作用も少ない可能性ながらあります

医療は、高度に発達してきた。

同じように、患者を対等な立場として扱う枠組みも、ずいぶんと整ってきた。

法律的にも倫理的にも正しくあろうとする医者は、嘘をつかない。つけない。

から、「抗がん剤治療にはかなりの副作用が予想されます。五年の生存率は40%です」という言い方をする。

「この検査では少ないながらも重篤な結果を引き起こす可能性がある為、承諾書署名必要です」と言う。

大丈夫よ。みんな良くなってる。心配いらない。ほら、先週よりずいぶん気分が良いでしょ?」

西洋医学では治せないものでも、我々なら治せる。正確に言えば、人間自然治癒力を助けてあげてるだけ。

そういって優しく寄り添って大丈夫と言ってくれる相手を、「重篤な副作用を受け入れる承諾書をせまる」医者が非難する。

辛いとき安心を与えてくれた相手を、普段顔も見せない息子夫婦が「トンデモ」といってバカにする。

疫学的には科学的にはデータリスクが機序がと言う相手と、痛いところをゆっくりとさすって話をずっと聞いてくれる相手。

そして「治る」と断言してくれる相手。「絶対に問題はない」と断言してくれる相手。

心の弱った人は、どちらを頼り、どちらを信じるだろうか。

情緒」は決して正しくはないが、それでも人はそちらを選ぶ

自分が聞いたことは信じたい。少なくとも彼はそう言った。彼は誠心誠意、誠実であろうとしていると私は感じた。

それを素朴に漫画にされたときに、その内容が科学的に正しいかどうかは、読む人にとっては関係が無い。

科学者は結果の分からないモノを判らないと言うし、リスクが不明なモノは不明だとしか言えない。

から、「危険だ」「影響がないとは言えない」「それは愚かだ」と断言する人達には絶対に勝てない。

絶望せずにひたすらにやるしかない

悪意をもってデマ拡散させる人間よりも、善意をもってデマ拡散させる人間の方が、圧倒的に多い。

そして、絵は文よりも力がある。影響力が強い人には、熱意と根気と情緒でもって科学的に正しい理解をして貰う他に無い。

読む側を啓蒙して科学的な素養を与えることは、恐らく絶望的に困難だ。

から雁屋哲花咲アキラ小学館編集部に対して、非難や批判や馬鹿にすることよりも、

ただひたすらに彼らに届くように情緒でもって科学的な正しさやその判断基準を語りかけ続けるより、他に方法はないのだ。

2014-01-26

フォアグラは美味しくない。

Victory!ファミリーマートフォアグラ入り弁当の販売中止を発表!

http://www.hopeforanimals.org/topics_detail6/id=274

この団体の強烈さも燃焼補助材となって、ネットを中心に大きな話題となった。ここではその生産に係る倫理性は論じない。「そもそもフォアグラは不味くないか?」という問題提起をしたい。

私は今まで一度も美味しいと思えるフォアグラを食べたことがない。

美味しんぼ1巻では、フォアグラ美食の王として崇める食通達に、フォアグラよりも美味しいアンコウの肝を食べさせて、軽薄な食通を叩きのめす話がある。人工的に作った病気ガチョウの肝であるフォアグラは、大自然の中で育ったアンコウの肝に劣るという理由付けには同意しないが(自然から美味い、人工だから不味いというのはおかしい)、フォアグラよりもアンキモのほうが美味しいという結論には大いに納得したものである

予断であるが、1巻から6巻くらいまでの美味しんぼは本当に面白い。触れるものすべて斬り付ける山岡可愛い栗太、傍若無人のもの雄山などキャラクターに魅力がある。内容も濃い。名作と言って過言ではない。10巻以降からこじつけや薀蓄の垂れ流しが増え始め、農薬化学調味料や大メーカーを叩くワンパターンエスカレートし(初期のうちは30年近く前であり、現代よりも状況が酷かったので、同意できる部分はある)、雄山最初の設定をなしにして神格化され、栗田は顔も台詞説教くさくなり、ストーリー希薄となって物語の魅力が落ちていく。10巻まででも90話、ネタ切れもやむなしであり仕方ないかと思う。最近久しぶりに100巻前後単行本を読んでみた。衝撃を受けたという感想以外はあえて書かないが、山岡栗田の結婚あたりで引き際があったのではと強く思う。

話が脱線しすぎた。フォアグラである自分が「美味しいフォアグラ」を食べたことがないだけではないかとも疑ってみた。そういう落差の食べ物はある。例えば天ぷら。安いもの和食のコースに入っているようなものは、わざわざ食材を不味くして食べていると思わざるを得ないもの結構あるが、昼なら5千円、夜なら1万円だして定評のある専門店に行って食べる天ぷらは本当に美味しい。勿論もっとずっと安くて美味しいてんぷら屋もある。そこで、一時期、ミシュラン星付フレンチなどに行く機会に、フォアグラがあった場合は必ずフォアグラを選ぶというルール自分に課してみた。私のような一介のリーマンが星付フレンチに行く機会など当たり前だがそうあるものではない。多くの美味しそうな他メニューを横目に毎回フォアグラを注文し、そして幻滅した。

鮮度の問題か、とも思った。件の美味しんぼでも、アンキモに劣る理由のひとつとして、日本で取れるアンキモフランスから空輸することになるフォアグラの鮮度の差を上げている。そこで、今思えば本当にもったいなかったと思うのだが、貴重なパリ旅行出張の機会に張り込んで星付きあるいは口コミの良いレストランに行く際もフォアグラを頼むようにした。そして、やはり毎回幻滅した。きちんとしたレストランのものほど味の透明度が上がるのだが、結局脂っこすぎて油分をそのまま食べさせられているような気分がある。最高の生クリームを飲んだら美味いかと言われたらスプーン1杯なら美味いと思うが、それ以上はいやだ。同様にフォアグラも角砂糖1個分ならまあ美味しいかもしれない。

食べ物の美味い不味いは、最終的には個人の好みであるが、その以前にはある程度普遍的に美味い不味いがあると私は考える。そしてフォアグラはかなり過大評価されていると思う。フランス人だとだいぶ味覚が違うのかもしれないし、脂耐性がそもそも違うのかもしれないが、少なくとも日本人の間ではかなりの過大評価だと断言したい。有難がられるのは珍味としての珍しさゆえで、同じ脂っぽい食べ物なら霜降り肉や大トロのほうが美味しいし、珍味大国日本で有難がられるほどのものではないと思われる。その意味では日本マツタケ過大評価であるが、マツタケがたいしておいしくないというのは、日本人の中では結構一般的認識になってきたと思う。

今回の弁当中止はビックリしたが、味に関して言えば、おそらく食べられなかったことをガッカリする必要はないだろう。話題性でどうしても食べたければファミレス行けば食べられるしね。

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