「石油ストーブ」を含む日記 RSS

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2015-12-11

東日本大震災の「被災者」として本当に伝えたいこと

テレビを見ていて、震災だなんだと出てくれば、そのストーリーはただただ綺麗事ばかりだ。震災で失ったものは、物と人だと、けれど毎日前へ向かって進んでいくのだと。

私は「被災者」と自称するのがあまり好きではない。その理由も含め、書いていきたいと思う。

東日本大震災が起こったその日、テレビでやるようなドラマティックで素敵なことなんて、そうそう起こらなかった。

あたりの店では揃いも揃って食品類の値上げをした。購入者側は買って食べなければ生きていくことができないが、あちらは高い値段でも売ることが出来るからなのだろう。小さな袋に入った菓子の詰め合わせが、¥1200。店主も生きるための術だ、とその時は割り切っていた。

とある避難所では、一人一つと決められ配られていたおにぎりを、一人何個も持っていく人が居た。

知り合いに貸した石油ストーブは、復興しようとしている今でも返ってきていない。

なにも、被災者が皆そろいもそろってこう言ったことをしていたと言いたいわけではない。ただ、テレビの「ドラマティックで感動的なストーリー」だけがある訳ではないと、知ってほしい。

被災者 という言葉が好きではないと書いたが、この原因もまたとある被災者たちによるものだ。

支援物資は本当にありがたいもので、避難所などに沢山届いた。避難所生活するのはひどく苦しいものだが、支援物資が山ほど、それこそ選び放題と言えるほど届いていた。次第に避難所生活をしている一部の人々は「何かを無償でもらうこと」に慣れ、それが当たり前になっていった。

ニュースなどで「まだ仮設住宅へ移れていない人々がいる」と聞いたことはないだろうか。避難所生活していた知り合いは、自ら仮設住宅へ移ることを拒んでまで、そこてま生活を続けていたが、それにはこんな理由があるのだという。

避難所の方が、支援物資が届くから無料でそれを、貰えるから

私はひどくぞっとした。甘やかされて、こう考えたのだろうかと感じた。

家が流されたという証明書を持って床屋に行き、「無料にしてくれ」と訴えた女性がいた。「被災者から」と言って、他の生徒の分として渡された支援物資を、盗んだ同級生がいた。

私は当時学生だった。震災から半年ほど経ったある日、学校宛にクリアファイル支援物資が届いた。中には当時人気だったキャラクター国民的な人気を誇るキャラクターのものもあり、じゃんけんで分けることになったことがある。ここまではなんら変わりないことだと思うが、その時同級生が話した言葉に、幼いながらに驚いたことを私は覚えている。

「家が流されたから、おれ最初に選びたい」「家が流されたから、あたしあれがほしい」。

家が流されたから。その理由で、自分がほしいクリアファイルをその二人は受け取っていた。

その時から、私は自身を「被災者」と自称するのが恥ずかしくてならない。被災者自称すれば、私は「被災者から優先してほしい」とワガママを言っているような気分になるからだ。

何も、被災者がみんな、こう言ったことをしていたと言うつもりはない。本当に感動的なことだって起こったし、自分ではなく他人を優先していたような人だって、沢山いた。私もこの目でちゃんとそれを見てきたし、ちゃんと分かっている。

それでも、私は「被災者」として、このようなことがあったことを伝えたい。感動的な出来事ばかりだったかのように報道するテレビ局に腹が立って仕方ないのだ。あなたが会った被災者は本当に可哀想で仕方のないようなひとだっただろうか。

2015-03-10

もう4年。これはトラウマなのか。

震災が起こって4年が経つらしい。それは僕が震災記憶をうまく処理できずに4年が経ったことを示している。

今、このことを書いてるのは自分記憶の整理をして、僕と同じように感じなにか引っかかりを感じてる人が、僕以外にもいるのかどうか知りたいからだ。

地震が起こったのは、僕が中学校卒業した年。

中学校卒業式はすごく晴れていたことを今でもはっきりと覚えている。さんさんと注ぐ太陽の下でみんなでわいわいと喋り、写真を撮ったことも。自分の今後を思いワクワクしていた。その鮮やかな記憶の数日後に起こった地震記憶はなんとなく曖昧で、天気は晴れだったはずだけど記憶の中では、高校入学までずっとどんよりとした天気だったような気がしてしまう。先が見えないことは、卒業したときも同じなのにこんなにも違うものか、と今になれば思う。でも、その時は本当に何もかもが信じられなくて、全てが夢の中の出来事なのではないか、ある日突然何もなかったあの日常に戻れるのではないか、そう思っていた。

地震が起こった日、僕はついに携帯電話を買ってもらってうきうきしていた。その帰り道で揺れが起こった。車が左右に揺れた。通り沿いのトヨタのお店の電気が消え、ガラスが大きくうねっているのが見えた。大変だ。そう思った瞬間にガラス割れて粉々に砕け散った。

停電によって国道は大渋滞になったので、裏道を使って家まで帰ったけど、崩壊したブロック塀、アスファルトの亀裂から噴き上がる水、校庭の真ん中に避難してる幼稚園、何もかもが信じられなかった。

家に帰れば、棚の中のものはすべて床に散乱し、玄関割れた花瓶の破片が散らばっていた。泣き叫ぶおばあちゃんをなだめ、とりあえず片付けを始めた。水が出なくなりそうなので、風呂や鍋に水をためまくった。途中から土が混ざり始めたので水を止めた。時折揺れが来ては机に隠れながら片付けをしていても弟がなかなか帰ってこないので迎えに行った。途中で同級生避難するために荷物をまとめているのに会った。現実感ますますなくなっていった。

夜は早くやってきた。電気がないということはこういうことなのかと思った。石油ストーブがあったので、それで暖をとることができた。TwitterFacebookを使って連絡をとってたけど、夜には携帯通信が使えなくなっていた。

次の日なにをしたのか、その次の日なにをしたのか、まったく思い出せない。周りの地区を見て回ったりした気もする。

電気が復活したのは3日か4日後だったはずだ。その後親戚の家にお世話になることが決まって3日ほど県内の比較被害が少なかった地域のお家にお世話になった。このお家で初めて、震災全体像津波被害のことを知った。帰るときはいろいろな物を買って帰った。

その後は比較的普段通りに近い生活を送って、高校入学を迎えたはずだ。

今思い出しても、非日常過ぎて現実感が無さすぎる。それでも、震災という言葉を聞いて考えるだけで涙が出てきそうになる。これはトラウマなのか?この気持ちは何なのかよく分からなくて本当に対処に困っている。この気持ちに襲われる度に何かしなければ、何かしたいそんなことを思うのだけど、なにも出来ない自分に嫌気が差すことが多い。

2015-01-23

石油ストーブの芯

火をつけても燃焼筒が赤くならなくて、以前灯油が尽きるまで燃やし続けたからそのせいで芯がダメになったのかと思って通販で芯を注文した。

何日かしてクロネコからそろそろ届くよってメールがきたから、念のためにもう一回火をつけたら普通に使えるようになってたわ。

くそ2000円損した。

2014-03-05

建設作業用とみられる、柄のついた鉄塊(長さ約20センチ

なんでストレートに「かなづち」って書いたらアカンの?

http://mainichi.jp/select/news/20140305k0000m040118000c.html

放火殺人:「妻の後頭部たたいて火付けて殺した」住職逮捕

毎日新聞 2014年03月04日 21時06分(最終更新 03月04日 22時55分)

 岡山県倉敷市真備町岡田金剛寺こんごうじ)で今年1月、本堂と住宅兼用木造平屋建て1棟が全焼し、焼け跡から住職の妻が遺体で見つかる火災があり、同県警捜査1課などは4日、住職清水法潤(ほうじゅん)容疑者(54)を殺人と現住建造物等放火容疑で逮捕した。「(妻の後頭部を)たたいて火を付けて殺した」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は1月10日午前7時40分ごろ、自坊の庫裏(台所)で妻美代子さん(39)の後頭部を、建設作業用とみられる、柄のついた鉄塊(長さ約20センチ)で殴り、火の付いていた石油ストーブに向けて灯油をまき、自坊を全焼させたとされる。美代子さんの死因は、全身に重いやけどを負ったことだった。

 県警によると、清水容疑者は美代子さんと長女(11)、長男(4)の4人暮らし。出火当時、長女と長男は登校・登園しており、寺にはいなかったという。

 火災清水容疑者も喉などにやけどをして倉敷市内の病院入院。県警は、清水容疑者が4日に退院したため、事情を聴いたところ、容疑を認める供述をしたという。【原田悠自、平川義之】

2013-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20131221221205

元ネタ信憑性はいろいろあれだし、死者が出るような事故があったかどうかは知らないけど、増田のつっこみ方がなんかいろいろ気になったので、逆つっこみ。

そもそも、学生自分テーマを決めて実験するなどという学生実験はない。だってそうでしょうそういうのは卒論だよ。いくつか用意されたテーマの中から学生が選ぶという形式なら有り得るが

テーマを決めて、と書いてあるだけで、選択肢がなかったかどうかはわからない。それに学生たちが自分たちでテーマを決めて実験する学生実験がないとは言えない。ぐぐってみたら実際にそういう学生実験を行っている大学存在する。

アルカリ金属と水の反応なんてのは水素酸素が生成する例の奴なわけで、反応してできるのは水なのに何をどう水上置換するというのか。

できるのは水素水酸化ナトリウム、じゃない? 水素水上置換できるよね。

それに水上置換用の水が、そのグループの使うものとは限らないよね。

アルカリ金属の保管であるが、アルカリ金属は本来石油に保管するものではない、というか、石油とかアルカリ金属というのは概念であって、こんなところでこんな書き方をしては「迫力無し練習しとけ!」と言いたくなる。まともな記述能力の持ち主なら、当然、金属ナトリウム灯油に保管する、と書くところである。もちろんMSDSにもそう書いてある。

単なる書き間違いでしょ。「ナトリウム 石油 保管」でぐぐってみると、石油の中に保管するって文章がたくさん出てくる。慣用的に灯油石油と呼ぶことは珍しくない。灯油を使う「石油ストーブ」ってのがあるくらいだから

化学系の学生なのにそんなこと間違える奴はいないって? でも化学系の実験してたっていう人が、アルカリと水が反応して水素酸素が発生するとか書いちゃうんだから、そのくらいの間違いはありえるでしょ。

「蓋を開けたら発火した」という記述突っ込みどころである。かりにむき出しの金属ナトリウムで湿度100%であったとしても、室温ではそんなに素早く反応しないし、発火してもまわりに可燃物がなければ燃え続けることはない。

あなたが大好きな「化学実験における事故例と安全」の中に「ドラフト内で金属ナトリウム実験に用いるために、シャーレ内のヘキサンに浸した状態で放置していたところ、ナトリウム部分的空気露出して発火した。」とあるけど。

戸棚のガラスがささるのも爆発の方向を考えたらおかしいし、いくら20年前でも金属ナトリウムを扱うときは防護眼鏡をつけていた筈なのにそういった記述もなく失明したことになっているのも無理がある。

高校ときナトリウムの反応実験やったけど、生徒も教師も防護メガネなんてつけなかったぞ。ナトリウムくらいならつけないこともあるっしょ。

失明の件は、普通に考えれば眼鏡でしょ。

2013-07-27

社会啓蒙ラストワンマイル

 「ラストワンマイル」というのは、社会資本の整備などで、最後のネックとなる部分。

 昔、NTT光ファイバー網の整備とかで、

 「主要道路までは光ファイバー引いたが、最後の各戸引き込み部分が、どうしても整備できない」と嘆いてた、アレである

 一般の商業広告は、情報強者情報凡人に届ければ用が足りる。

 しかし、社会啓蒙は、いわゆる「情報弱者」に届けなきゃならない。

 情報弱者は、情報を受け取る資力に乏しい(例:新聞を取るカネがない)し、

 情報を理解する能力に乏しい(例:新聞に書いてあることがわからない)し、

 情報を取得しようと言う意欲もない(例:新聞を読もうとも思わない、新聞嫌い)。

 ひどい場合には、情報を否定しようとする(例」「新聞に書いてあることは陰謀だ」)

 ということで、情報弱者啓蒙する活動は、まさに「ラストワンマイルである

 先日、「消えた年金対策費、3,000億円が余った」というニュースがあった。

 一見、喜ばしいニュースだが、よくよく見たら、実はとんでもないニュースである

 つまり、本来年金を受け取れる受給権者が、総額3,000億円分受け取れなくて、国の元に宙ぶらりんになっている、ということ。

 性格としては「休眠預金」に近い。

 しかし、国としても、必死になって、年金受給権者に「年金記録を確認して下さい」と啓蒙活動を行ってる。

 国の啓蒙活動で「気付く」人は、あらかた気付き終わっている。

 この段階で、「受給権あるのに、まだ気付かない人」というのは、国が啓蒙活動を10倍行ったところで、

 恐らく気付きもしないだろう。

 まさに「ラストワンマイル」。

 あるいは、石油ストーブの欠陥品のリコール・回収活動も、これに似ている。

 高齢不妊リスク啓蒙(いわゆる「女性手帳問題」)も一緒。

 ラストワンマイルの難しさを知らずに、女性手帳批判するのは筋違い

 高齢者介護需要急増が問題になっていて、自治体高齢者に対し

 「要介護にならないように、筋トレしましょう」と介護予防事業を行っている。

 しかし、これが実に高齢者に不評。

 もともと運動好きな高齢者は、介護予備軍にはならない。

 介護予備軍、介護にならないように介護予防事業を受けなきゃならないのは、「運動嫌いの高齢者

 運動嫌いだから自治体主催筋トレ大会なんて、死んでも行きたがらない。

 なので、各自治体介護予防事業予算は大幅に余りまくり民主党政権下では「仕分け対象」に指定される始末。

 これなんかはラストワンマイルの典型で、消えた年金対策費3,000億円に近似。

 メタボ検診と、それに伴う健康指導も、これに似てる。

 わかっちゃいるが、暴飲暴食、タバコはやめられない。

 最近はやりの「脱法ハウス問題」も、実は啓蒙ラストワンマイルの罠なんじゃないか?と思うようになった。

 住宅難民ネカフェ難民に対し、行政NPOも無策なのではない。

 様々な救済措置を用意してるし、或いは「地方だと、住むところも確保されます」てのもある。

 しかし、そういう情報が、肝心の住宅難民に届かない。

 仮にネットカフェ内に「住まい相談窓口」の冊子を用意してあげても、彼らは手に取らないのでは?

 (もっとも、ネットカフェがそのような冊子を置くことを承諾する訳がないが)

 ということで、日本社会学は、そろそろ本気で、

 「情報弱者に対し、いか情報リーチさせるか?ラストワンマイルを埋めるか?」という方法論を研究して解決すべきだと思う。

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