「夜の会」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 夜の会とは

2017-08-29

夜の会

TLに、クリスマスコフレの話が流れてきた。

「また8月なのにね」

「もう9月だよ」

今年もきらびやかなケースとコスメ話題になるのかな。

私はもう27になるけど、クリスマスコフレなんて、まだ買ったこともない。百貨店に近寄るのも、まだ慣れない。

彼と話すうち、化粧品デザインの話になった。きらきらしてかわいいものは多いけど、プラスチック製の素材は、どうにも女児玩具っぽくて、私は受け付けない。

ロココ調を目指しているであろうラデュレの花びらチークを見せながら、「いい線いってるけど、惜しいよねえ」と私が呟くと、

もっと本物の素材を使ってるブランドはないの?」

と、デザインよりも材質を重視する彼が、呆れたようにこぼす。

いろいろ探して、資生堂の復刻版の白粉とか、オイデルミンの瓶とかを見つけた。これはかわいい

それから伊勢半の板紅。画像と、ケースの材料を見て、彼も深く唸っていた。

「本物は.....すごいな.....」

「これは、娘が成人した時にあげてもいいレベルの贈り物だと思うよ」

「そうだね.....」

それから現代でも彫刻品としてきれいな化粧品ケースの文化は、香水瓶に受け継がれてるんじゃないかって話になった。

近代建築のようなブルガリのオムニア

上品で慎ましく、伝統を感じさせるペンリガン

彼は、ガラス製の瓶が好きらしい。

エジプト香水瓶の存在今日初めて知ったらしく、「デキャンタできるかな?」なんて言ってはしゃいでいた。

サンタマリアノヴェッラのマッジオウォーターは、5月まれの彼のために選んだものだ。ずっしりと重いガラス瓶で、底に刻印がしてあるしっかりした作りだ。

「なつかしい。昔家族で行った、リゾートホテル香りがするよ。」と、今でも気に入っていて、時々つけてくれている。

そうしてだらだらと話しながらネットサーフィンをして、ゲランの「夜間飛行」を見つけた。

作品のコンセプトと、洗練されたデザイン

これには、二人で画面の前で唸ってしまった。

流石に手が出せる値段じゃなかったけれど、でも、とてもかっこよかった。20世紀前半のデザインが、そのまま残っている。

「すごいね、かっこいいね」と二人してはしゃいでしまった。

「そろそろ寝ますよー」と諭されて、今こうして布団にもぐっている。スピーカー越しに寝息が聞こえる。向こうはもう寝てしまたかな。

会話するほどに、互いの好みを深く知ることができて、とてもたのしい。

遠距離恋愛、たのしいですよ。

2017-05-18

[]文科省リー文書の真偽を明らかにするのは政府側の責任

国会ウォッチャーです。

総理のご意向文書の真偽について

 例の文書に関して、菅さんとかが、怪文書だなんだのとおっしゃっておられました、今日朝日が追撃を出してきました。これは内閣府側が審議官参事官文科省側が課長課長補佐対応した、という構図ですが、この時点でもうお叱りであることが明らかですね。審議官は、藤原内閣官房審議官ではないか勝手に思っておりますが、官房審議官であっても、課長職よりはだいぶ上、参事官でも統括課長級です。文科省側の対応は当然高等教育局でしょうから、対等のカウンターパートであれば松尾審議官ですが、文科省側の黒塗りが長いので、おそらく高等教育企画課長専門教育課長などの名前が入っているのだと思います

 ちなみに玉木議員が「詠み人知らず」の文書作成することはよくあることだ、とおっしゃっていましたが、内部のメモの共有では当然誰が作成たかというのはそれほど重要ではないので、まずここは当然です。機微に関することで、署名がされていると、「いったい誰がこんなこと書いたんだ、俺は言っていない」というクレーム政治家から出たときに困ります(いままさにこういう状態ですが)ので、当然誰が作成たかはわからないようにするということもあるでしょうが、ここはおそらく単に課内あるいは局内での共有が目的で、理解されればいいのは、この件について、誰に聞けばわかるのか、というだけなので、課長、補佐までしか書いておらず作成者名がないというだけだと思います作成者はおそらく係員、係長クラスだと思います。彼らが審議官局長クラスから直接事情を聞かれることはないので、個人名は不要です。

 官僚同士のやり取りで、相手側に四の五の言わさないために、偉い人の名前を出すこともよくあります。これ自体は本当であったり、本当でなかったりするでしょう。たとえばですが、答弁書作成デマケで、原課以外の人に担当してもらいたいとき相手指名が直接なかった以上、早く帰りたいわけですから答弁書作成モチベーションゼロで、片側だけがとにかく帰らずにやって欲しい状況です。こういうときに下っ端が、「審議官のほうにもクリアもらってますからお願いします」とか言うときはほんとに了解を取ってなかったりもするでしょう。これは嘘つく側が切羽詰ってるからです。しかし、今回の場合内閣府のものに嘘ついてまでやるモチベーションがないので、おそらく官邸から要請されてる話だというところに嘘はないでしょう。なぜなら嘘つく必要がない場面だからです。

 予想でしかありませんが、「獣医学部新設にかかる内閣府からの伝達事項」は、カッコ位置のズレがあったり、概要であることから、おそらくネガチェックもやっていないメモ取りの書いたものでしょう。それに対して、「■■内閣府審議官との打合せ概要獣医学部新設)」のほうは、課内、あるいは局内共有用体裁を整えたものでしょう。

 今朝になって、北村直人議員からの石破、麻生大臣情報を得た旨の情報がかかられた文章の件に関して、モーニングショー確認を取っていて、「自分が書かれている部分はおおむね紙の通り」と取材に対してこたえているようです。ちなみにこの文書作成者専門教育課長補佐(26年8月から現職)だと思われます。(十中八九この人がリークしたわけではなく情報共有されていただけでしょう。)最低限この文書正当性確認されたといっていいでしょう。

18日、石破元大臣とあって話をした。ご発言は以下の通り。

・党プロセスは今後どうなるのか。党プロセスを省くのはおかしい。

・総務会には上がってくるマターではないのか。もし議題に上がってこないなら、私が総務会の場で持ち出すことはやぶさかではない。タイミングを教えてくれ。

*総務会には村上誠一郎議員北村誠吾議員自民党獣医師問題議運事務局長)が在籍

と書いてあります。これは要は義家副大臣のレク概要と合せて考えると、のちのち、この獣医学部の新設によって需給が崩れて問題化したときに、文科省責任を取らなくてもいいような体裁を求めているわけです。玉木議員質疑の中で、需給の問題は誰が確認したのか、と文科省が聞かれたさい、「それは農水省に聞いてください」ふっていて、おそらく農水省は完全に蚊帳の外だったのでしょうが、これは新たな需要から既存需給に影響は与えないから知らない、と答えて、内閣府が「概略的な確認」をしましたー。という答弁に顕著に現れています。つまり文科省農水省責任を取りたくないので、内閣から省に対して出た話ではなく、自民党の中でのクリア問題化したときに石破さんや麻生さんから非難されないように)をとった上で、成田医学部と同様(平成27年7月31日付け)三省合意文書のような体裁を整えてほしい、というのが、文科省の目論見だということが見えてきました。そのために、前大臣である石破さん、広く反対者として知られていた麻生さん(なぜ麻生さんが反対かというと、日本獣医師会会長である蔵石氏の長男福岡県から擁立しようとしていたのが麻生さんだったから。)、あるいは、安倍さん批判的な村上さんあたりに働きかけていたことが伺えます。この10月18日付けの北村直人さんに関する文章はおそらく、9月28日(だったと思う)の内閣府からのお叱りで、「党の部会で話しては、といったら官邸から怒られた」ということで、党のプロセスはすっ飛ばして、いいからさっさとやれ、といわれたことへの抵抗なんでしょう。振り返って考えれば、当初の森ゆうこ議員や、桜井充議員の質疑のなかでも、文科省役人から3省の共同告示に向けての省内での議論はなかった、というような話を持ち出していたのも、文科省としては頭ごなしに内閣府ががめてきたことに、相当怒っていたということだったんでしょう。想像ですが、森議員が追及していたように、3大臣合意文書もやっぱりなかったということでしょうね。

とにかく確認したくない藤原内閣府審議官萩生官房副長官

 この文書あるかないかなんて、共有フォルダ検索かければ1分でわかりそうなもんだけどね。

宮崎

9月28日に、内閣府文科省会議をもったことをはありますか、という質問です。ペーパーの真偽とは切り離して答えていただければ。」

義家

「日程を確認しないとわかりません」

宮崎

「日程はわからないけれども、この前後で、こういったメンバーで、話し合いをされたことはありますか」

義家

正式会議ではなくて、さまざまな協議、さまざまな話をしていたことは事実であります」(この辺まではちょっと評価してたんだけどねー)

宮崎

「この文書内閣府○○審議官と書かれている。特区担当藤原審議官だと認識しておりますが、藤原審議官にも本日おいでいただいておりますが、藤原審議官9月28日会議をもたれたことはございますか」

藤原

報道にありますこれらの文書につきましては、文科省にも確認をしておりますが、でもとがわからず、信憑性も定かではないということで、内閣府としてお答えをする立場ではございません(いやあんたの日程を答えるのは公務員義務だろ)。ただ報道にあるような昨年秋ごろということであれば、第一回目の今治市分科会が行われたこともありまして、各省庁と事務的議論を行ったことはありました。ただその日程、内容につきましては確認がとれておりません。また内閣府として、官邸の最高レベルが言っているとか、総理のご意向だと聞いているといったことを申し上げたことはございません。また総理からそういった指示もございません。」

宮崎

確認します。一連の報道によると、官邸の最高レベルの指示だとか、総理意向だということは内閣府から発言されたことになっております内閣府側であれば、藤原審議官、ご本人であれば総理意向だとか、官邸意向だとか、官邸の最高レベル意向だとかそういったニュアンスも含めて、一切発言をしたことはないということで言い切れますか」

藤原

「えー総理からのご指示を受けたり、総理、私個人で言えばですね、政府内の一職員でございますからそういった総理から指示を受けたり、ご意向を正確に確認する立場ではありません。仕事をする上で、支障をきたしてはいけませんので、総理のご下命そういったことには一切言及しないことを心がけております。私ども事務方しましては、総理のご発言、ご指示を受けられる、唯一の機会は、特区諮問会議でございます。高い頻度で月に、1、2度、総理にもご出席ただきまして、指示を頂戴しておりますけども、かなり2回に1回ぐらいはですね、これはー特区規制改革、これはスピード感をもって進めるべきだという旨のご発言をされております個別プロジェクトに関わらず、全体といたしまして、スピーディに行うようにご指示を受けておりますので、私どもとしても関係省庁と連携しているところでございます。」

宮崎

最初のほうを聞くと、言ってないような答弁なんですが、後のほうを聞くと、言うこともありえるような答弁でしたね、(略)私も総理から藤原審議官に直接指示があったといっているわけではないし、報道もそのように書いていたわけではない。ただ総理官邸から内閣府に強く伝えられたのではないかということを裏付け文書が出てきたな、ということでお伺いをしている。義家副大臣10月7日副大臣と、文科省側が、萩生副長官と面会をされましたでしょうか」

義家

萩生副長官とは常に政治お話をしております制作お話も。10月7日がどうであったかということですが、私自身さまざまな声が届きますので、調べてみましたところ、別の日程をしておりました。お会いしておりません。10月7日には。」

宮崎

「その日はお会いしていないと。10月7日萩生副長官ご発言概要とありますが、必ずしも義家副大臣名前が出てくるというわけではありません。そこで当然同席しなかったということがいいたいのかなと思います萩生副長官、10月7日、こういった話し合いをされたということはございますか」

義家

「昨日報から、こういった文書があることは承知しておりますが、その文書については、その内容が精査をされている最中でありますので、現時点でお答えをする立場ではないと考えております。日々、各省庁の担当者と頻繁に連絡をとりあっておりまして、その日に文科省の皆さんとあったかあわなかったか確認してみないとわかりません」(注:萩生田さんは浪人加計学園にお世話になってた人です)

宮崎

「通告済みです。明確に10月7日に会ったか会わなかったか、通告文に明確に書いてあります。お調べいただいているものと思います。お答えください。」

萩生

「私の公式日程につきましては、法令にのっとって、一定期間保存した後、処分しておりまして今日はこの委員会に出席するまでの間に確認で着ておりません。」

宮崎

「今のは処分したという意味ですか、調べなかった言う意味ですか。」

萩生

「昨日報道があった時点で自分なりにその日はどんな日だったカナと手帳などで確認してみたんですが、確認はできません。」

宮崎

副長官は公務で、他省庁の人とお会いするときに、ご自分手帳などに書く以外に、記録取らないんですか。そんなことないでしょ。夜の会食で会う、こういうときには記録取らないこともあると思いますが、昼日程で、官邸であうとか、文科省に出かけていくとか、ご本人じゃなく記録取られるんじゃないでしょうか。これは官房に聞いていますので、お答えいただけないでしょうか」

萩生

「日々の公務で、さまざまな人たちとの面談、あるいは決済等々日程にのっとって、一連の表がございます。これは昨年のことですので、今日の段階では確認ができなかったということです。」

宮崎

「廃棄したという意味ですか」

萩生

「廃棄した可能性もありますが、現時点では確認が取れていません」(これから廃棄するということだねwwちなみに、内閣府内閣の庶務に関する関係行政機関等との協議等に関する経緯に関する文書の保存期間は5年でございますよ)

宮崎

意味がわかんないですよ。時系列順に連なった公文書でしょ。そのページ開いてあるかないかじゃないですか。開いたんですかそのページ」

萩生

「昨日ご通告をいただいて、事務方のほうで、確認をいたしましたが、今日の時点で確認がとれていないということです、廃棄している可能性もございます。」

宮崎

「はなはだ不誠実な答弁です。官房副長官公務として、官邸で、あるいは文科省に出向いていって、話をする、夜呑みながらという話じゃないんですよ。その有無を確認している。廃棄しているといってもひどい話だが、廃棄したかどうかもわからない。これは確認してないってことじゃないですか。この文書は、本物か偽者かもわからないというものなんですよ。だから聞いている。義家副大臣のほうはお調べになって、そういうことだと思うんですが、まだ本物とも偽者ともいえないんですよね。それはまだ、新しい文書がこれから出てくる可能性もありますから、軽々に偽もんだといって本物だったら困るということだと思いますけども。今の萩生副長官の答弁は不誠実です。」

(略 やり取りの内部の妥当性について、記憶にない、通常の扱いじゃないかおかし文書だなと思った、文書信憑性に疑問を提示する、こういう話をした記憶はないという萩生田)

義家さんにも打ち合わせの有無を聞く、わからないという義家、宮崎、4,5人に確認したら、他省庁との面会は役付は必ず保存されているので、ご確認くださいという宮崎

さらに、10月4日のレク概要の内容(斉藤農水副大臣との話)について、確認たかという宮崎。日々レクを受けているといって、10月4日のレクの内容は確認していないという義家さんに対して

宮崎

確認してくださいという質問通告ですから確認していないということはどういうことでしょうか。確認したがわからなかったのか、確認していないのかどちらですか」

義家(この辺からダメなんだよなぁ)

そもそもですね、この文書事実文書であるかわからないわけでありまして、仮にじゃあ私がこれを指示をしたとしましょう、しかし私はこういう指示をしました、この文書でよろしいですね、という決済さえしていないわけですね。つまり何月何日に何をいったか、つまりこれは正式な私の副大臣レクで私がこういっていたとしても、正式文書でもなんでもないわけですよ。仮に私がこういっていたとしても。さまざまな指示は、特にことの時期は、連日のようにレクを受け、連日のように指示を出している、この資料に基づいて、こういうレクがあったんですかといわれましても、連日のようにやっていましたので、あったのかもしれないし、なかったかもしれないしこの文書正式文書ではないということです」(そういうことをレク担に聞くことを確認するというんですよ、義家さん)

宮崎

信憑性について確認したいか質問している、このレクの内容が本当かはまだ聞いてないんです。10月4日にレクがあったのかどうか確認してくださいと質問通告に明記したので、あったかどうかは答えていただかないと困ります。」

義家

質問通告を受けたという認識がございませんので、私の公務日程は調べておりませんが、随時レクをうけ、随時指示を出していたということであります。(切れ気味)」

宮崎

「通告文読み上げましょうか”義家副大臣は、10月4日に本件でレクを受けているか”こういう文ですが、通告していないということはないでしょう。調べなかっただけでしょう。」

義家

「今事務方からレク通告を見せていただきました。通告ありました。(いいわけつらつら)」

宮崎

「私副大臣個人プライベート手帳のことを言ってるんじゃないんです。役所管理している、公的スケジュール公的な記録として記録をされるんでしょう。そのことについてお伺いをしているので、ちゃんと副大臣日程作られていると思いますよ。別に、なんかプライベートで誰と会ったとか聞いてるわけじゃないんです。副大臣のづきの職員の方がちゃんと管理しておられる。そのことについて聞いているんです。」

ちゃっちゃと確認して、本物かどうかを明らかにするのは政府の責任なので、さっさとやってください。この書類捏造されたか、ではなく、話し合いの事実があるか、ということについて答えることは、朝日新聞民進党共産党ではなく、当然政府の責務です。ここんとこがわかってない人が多すぎてびっくりしますが。もちろん、調べた結果事実はない、ということでもかまわないけれど、確認なんかすぐ終わるんだから文科省高等教育局の共有フォルダで同名ファイル検索してください。ないならないで結構ですけどもね。こういう話。まぁ田崎スシローはこれをリークしたのが文科省役人であることは特定していると、暗に信憑性を高める発言をされていましたけれども、応援団のかたとしても応援の仕方は間違えないほうがよろしいかと思いますよ。

2015-11-16

管理職になるとブラック企業

責任は重くなるが、権限は変わらない。

休日、深夜の会議。

月5万ぐらいの手当てで無制限残業

業務の属人化が進み、上司命令に従わない部下。

さらに上の上司からの深夜の電話説教

昇進する利点があれば俺も辞めなくてよかったか

2015-01-26

嘘は季節を冬にする

1

課長、お先に失礼します」

 

金曜日

書類から目を離し、おつかれさま、と

返事をしたとき彼女

すでにコート羽織り、

ドアを開けようとするところだった。

私の声に気付くと振り返り、もう一度、

失礼します、と笑顔を見せて、

急ぎ足に帰っていった。

 

机に目を戻しながら、

私は少しだけ頬を緩めた。

彼女はきっと、

15分前に帰った、向かいの席の後輩と、

いつものバーで、

将来を語らうに違いない。

 

会社近くでの逢瀬は、

誰に見られても構わないという

二人の意志が込められているようだ。

 

2

奴ら、結婚するのかな。

 

西へ向かう私鉄ロングシートに座り、

そんなことを思いながら、ふと

見上げた中吊り広告に揺れる、

不倫」の文字。

瞬間、暖かな気分に影が差した。

 

3

浮気してるのか!?」

私の問いに答える代わりに、あいつは、

彼女の家の合鍵をぶらつかせた。

「お前、あの子……奥さんに悪いと思わないのか?」

 

そうだ、あの子私たち大学2年の春、

二人で新入生を勧誘していたとき

あいつが熱心に口説いて、

半ば強引に入部させたのだ。

夏休みには付き合い始めて、

彼女卒業と同時に結婚

「何で勧誘したかって、一目ぼれしたからですよ」

披露宴でそう言って、皆を笑わせていた。

娘さんが生まれたのはその5年後だったか

「一度は子どもを諦めていた。

妻には本当に感謝してる」という言葉と、

頬に流れた涙は、今でも鮮明に覚えている。

結婚なんて……と斜に構えていた私が、

遅れること2年で独身貴族に別れを告げ、

息子を得て、家庭一筋で暮らしてきたのも、

あの涙を見たからだった。

 

そんな回想を、あいつの言葉が遮る。

「あ?バレなきゃいいんだよ、そんなもん。

言うだろ?『嘘も方便』って。

彼女の家から帰る途中で適当に買い物して、

いろいろ探し物してた~、って

言えばいいだけ」

そしてあいつは、口を歪めながら、

続けて言った。

「お前も一度浮気してみな。人生変わるぜ」

 

その言葉は、

私の心にしまっていた、

永遠の春の温もりを、踏みにじった。

 

4

中吊り広告は、私の思いなど

知らん顔して、まだ揺れていた。

 

あいつは春を謳歌する。

だが、そのためにつく嘘は、

花を枯らし、葉を枯らし、

秋風を冷やして、季節を冬にする。

 

5

課長お早うございます

 

月曜日

すでに着席していた私へあいさつすると、

彼女は、意味ありげな、

特別なほほえみを、後輩に向ける。

彼も、また、上気した表情でほほえみを返す。

そんな二人を見て、私はまた頬を緩めるのだ。

 

あいつの嘘が冬にするならば、

二人の真実は春をもたらすのだろう。

 

誰もいなくなった、夜の会社で、

こんな文章を書いている。

の子携帯番号は、

学生時代から変わっていない。

あいつの真実を告げるべきなのだろうか?

 

私の季節は揺れている。

2014-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20140217175047

私はとある宗教の2世で、子どものころから親に宗教行為を強制されるのがいやでいやで仕方なかった。

やれ毎日朝晩仏壇に手を合わせろ、会合に行くぞ、勧誘に行くからついて来いなどなど。

本当に本当にいやで仕方なかった。

学業成功するようにと祈っている時間勉強したいんですけど! 明日部活で朝早いのに夜の会合とか無理!

相手は明らかに嫌がっているよね。なにこれ仲間内で勧誘人数を競っているの?

仏壇で30分唱えたらこの紙の升目を埋めていくんだぞ。お父さんなんかもうこんなに埋めたんだ。お前もがんばれ。

いやいや、なにその無駄時間の使い方。ないから。ありえないから

子ども時代は、強制される宗教行為からいかに逃げるかということばかり考えていた。

中二病全盛期には、周りにいるその宗教関係人間全てを軽蔑し、馬鹿にしていたように思う。

「これ印刷物じゃないんですか? 息を吹きかけてはいけないのはなんでですか?」

とある日の会合で幹部と呼ばれるエラい人にそのようなイキガッタ質問をしたのを今でも覚えてる。恥ずかしい。

そんな宗教嫌いだった自分だが、一度だけ、宗教についての考え方を大きく変えるできごとがあった。

私には叔母がいて、日ごろから親しくし、いろいろとかわいがってもらっていた。

しかしある日突然、叔母がくも膜下出血で倒れて緊急手術をすることになったのだ。

それを知ったのは夕方のこと。家族みんなで病院に向かい深夜まで病院涙目フラフラ、日が変わるころに親に連れられて家に戻ったが当然ながら眠れるはずがない。

家に帰ったら家族一同で仏壇に向かい祈りをあげた。そして僕も生まれて初めて、本気で祈ったように思う。

今思うに、

本当に祈るしかないときというのが人生はいくつかあって、そういうとき宗教というのは必要なんだと思う。

少なくとも祈っている瞬間は、何かしたいのに何もできないというそのどうしようもないもどかしさから逃れることができた。

その瞬間だけは、僕はこの宗教があってよかったと思ったのだ。救われていたのだ。たとえそれがただの逃避だとしても。

はいえ喉元過ぎればなんとやら。叔母の手術が成功し、自分生活が通常に戻るにつれて宗教行為サボりがちになり、

進学を機に親元から離れることで完全にその宗教から足を洗うことになった。

私の宗教に対する考えをまとめると次のようになる

宗教必要とする人は少なからずいる。私も必要とした瞬間が一時とはいえたしかにあった。

今の私は宗教必要としないからやっていないだけ。

しかしたらまたどうしようもないとき必要とするときがあるかもしれない。」

おそらく私は、本質的宗教行為には興味がなく、思考停止の道具としての祈りしか必要としていないのだろう。

(そしてそのような道具に頼るほど自分は弱い人間であることを自覚している。)

そこには信仰心のかけらもない。苦しいときの神頼みをする自分自己弁護しているにすぎない。

まじめに宗教を信じている人からすればこのような考え方はどう見えるんだろう。盛大に罵られそうだw

こんなこと、知り合いの前では絶対に話せないな。匿名ダイアリーがあってよかった。

2011-03-25

福島原発で○号機近くで作業している人達の現状は?

何故情報が出てこない。

なあもう認めちゃえよ。もう最悪な状態が進んでいてそれをいかに収めるかという状況なんだってよ…

東電政府は安全と言うなら今後は福島原発近くで働けよ。

安全なんだろ。

隠蔽につぐ隠蔽

夜の会

企業広報と見間違えるかの官房長官会見の頻度

つの間にやら復帰しているバラエティ番組

お笑い芸人の大半は関西に戻れるからいいよな。

お涙頂戴物に走っている被災地報道

原発に関する報道も押さえ気味

だいたい引きこもり涙目総理ってなんだよ。

お前がしっかりしなきゃ駄目だろ。

いいじゃんもう本音で語り合おうよ、東日本在住の全ての人達

2010-08-31

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100831-OYT1T00009.htm

民主党分裂に危機感…小沢出馬見送り論浮上

 民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)は、菅首相鳩山首相の30日夜の会談で「トロイカ体制」の構築で一致したことにより、首相小沢一郎幹事長の全面対決回避に向けて最終的な局面に入った。

 党内は、小沢氏の最終判断を注目している。

 鳩山氏は首相首相公邸で会談後、記者団に「(鳩山小沢、菅の3氏に輿石東参院議員会長を加えた)『トロイカ+1』で行こうではないか、という思いを首相からいただいたので、明日私が責任を持って小沢先生に伝え、首相と会談していただく」と述べ、「菅・小沢会談」での事態打開に期待を示した。

 鳩山氏が調整役を務めるのは、党内に「小沢氏の出馬は党分裂につながりかねない」という懸念が強まっているためだ。

 一方、首相鳩山氏との会談で「トロイカ+1」という表現小沢氏の処遇に含みを持たせた背景には、いくつかの伏線があった。

 輿石氏は30日午後、党本部でひそかに首相と会談し、「トロイカ復活が必要だ」と首相に求めた。

 民主党の有力支援者で、小沢氏にも近い稲盛和夫京セラ名誉会長内閣特別顧問)の意向も影響したとみられる。鳩山氏は30日夜、首相との会談に先立ち、稲盛氏と会食した。関係者によると、稲盛氏は「対決を回避すべきだ」という考えを鳩山氏に伝えたという。

 小沢グループでは、「鳩山・菅会談」まで主戦論が強かった。山岡賢次副代表は30日夕、国会内で開いた会合で、「小沢氏と首相の話し合いがあるといううわさが流れているが、そういうことはない。明日(31日)、各グループ一斉に足並みをそろえて選対を発足させる」と述べ、小沢氏の出馬の流れは止められないという見方を強調していた。

 しかし、菅・鳩山会談の後、小沢グループ内には戸惑いが生じている。小沢氏の側近は30日深夜、「不出馬の可能性もある。相当高いポストでの処遇ということかもしれない」と語り、小沢氏がポスト次第では出馬を見送るという見方を示した。一方で、30日夜、都内のホテルで開かれた小沢グループの会合では、「鳩山氏の調整には応じず、小沢氏は出馬するべきだ」とする中堅議員もいた。

 首相を支持する前原国土交通相グループも30日夜、都内のホテルに集まったが、前原氏は「首相小沢氏の対応を見守ろう」と呼びかけるにとどめた。首相の側近議員は「トロイカ体制ということは、小沢グループも含む『派閥均衡』の人事になるだろうが、了とするしかない」と語った。「国会議員票では小沢氏が上回るのではないか」という見方も出ていたためだ。

 ただ、首相を支持する枝野幹事長は周辺に「譲れたとしても代表代行までだ」と語り、党の資金や公認権を預かる幹事長ポストは渡せないという考えを示している。

2010年8月31日07時12分 読売新聞

なんだか、鳩山が稲盛に流されていつも通り暴走してるだけだと思う。山岡小沢腰巾着っぷりにますます磨きがかかって相変わらずでキモいし。

どうせ、鳩山小沢本人と対面したら黙りこくるか、菅を殺る気満々な小沢に流されて、↑の発言をコロッと(都合良く)忘れて「全面対決で行くべきだ!」とか言い出しそう。

という思いを首相からいただいたので、明日、私が責任を持って

鳩山の言う「思い」とか「責任」とかに騙される奴はもう居ないんじゃないかな。

2008-10-28

ホテルのバーがなぜ悪い http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081028-00000047-san-pol

正論

【政論探求】ホテルのバーがなぜ悪い

10月28日8時5分配信 産経新聞

 麻生太郎首相の「高級ホテルのバー通い」がなにやら政治問題化している。これのどこが悪いというのか。

 どうやら特定の記者がしつこく追及し、これをほかのメディアも伝えているというのが実情らしい。こんなことが政治報道の軸になってはたまらない。

 筆者などが政治現場で走り回っていたころは、こういう特殊な記者がいたら、よってたかって成敗したものだ。国民に知らせるべき肝心の政治取材が阻害されるからだ。

 まして、いま、政治の最大の焦点は100年に一度といわれる世界経済危機と国内政局との関係にある。こういうつまらない質問で首相を煩わせていいのか。首相にただすべきことはほかにいくらもある。

 このコラムでも以前、首相就任前の麻生氏が夜の会合を終えてからなじみの酒場に毎晩のように顔を出すことを紹介したが、これは、気力、体力の充実ぶりを示すものとしての話だ。失礼ながら、あのトシ酒場に精勤するというのは、なまなかのことではない。

 麻生首相の場合、一日の最後に好きな葉巻と酒でリフレッシュすることと、重要人物との密談が目的という。首相ライフスタイル情報収集の邪魔をしてはいけない。

 かつて政治家の夜の密談場所としては料亭通り相場だったが、料亭そのものがめっきり減った。ホテルのバーなら料亭よりも格安だし、ロビーがあるから記者たちが待機する場所にも困らない。

 それを庶民感覚と結び付けて報じるのはどういう神経か。首相が一杯飲み屋に通っていたら、この方が問題だ。警備も大変だし、一般客に迷惑をかける。

 筆者の現役時代は料亭の前で待った。出口のまん前に車を止めてさっと乗られてしまうから、つかまえるのが厄介だ。表向きの会合だけならいいが、ときに「カゴ脱け」をやられる。別の部屋に本来の密談相手に待っていてもらい、会合を中座して会うというものだ。だから、会合の一群が帰ったあと、電柱の影でしばらく待つということもやった。空振りも多かったが、要人たちの密談取材は体力勝負でもあった。

 首相ホテルのバーを利用していることがニュースになるというのでは、政治報道の「劣化」を意味するのではないかと気になる。(客員編集委員 花岡信昭

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん