はてなキーワード: fpgaとは
面白いぞ!
かれこれ数十年、ハードウェアとソフトウェアはメモリネックをどうにかするために頑張ってきた。
(CPU clockは3GHz以上に対し、メモリは800MHz DoubleDataRateしかないってやつ)
ネットワークがネックな場合と同じで、メモリネックな場合はあんまり工夫のしどころが無くて面白くない・・・
(logic clockは高くても数百MHzに対し、メモリはDDR 500MHz DoubleDataRateぐらい)
CPUをVHDL,Verilog,System-Verilogで書いたりした時もあった。
USB,HDMI,電池の充電制御,WiFi,自動車など色々やったが、コンピュータが遠くなっていく感じがある。
FPGAでCPUを書いてOSを起動させたとして、自分の普段の仕事環境が良くなるわけではない。
ソフトウェアでは次々と開発環境が良くなっていくし、自分で使いやすいようにカスタマイズもできる。
でもハードはそうではない。MS Officeは動くがメモリが4GBでカクカク。
作ったハードも自分達が使うわけじゃない。例えば100Gイーサ開発してもその恩恵は得られず1Gbpsが関の山だったりする。
Python,Go,R,C++,Rubyくらいになると書けるがどう動いてるかわからなくなってブラックボックス化する。
社会的には正しいのだが、自分が関わったハードと自分が書いたC/C++のコードを上位から呼び出すのはわかるが、
ハードが変わったらブラックボックスになる。ロジアナやオシロで見てわかるレベルであればいいが。
PandasのTime seriesが時間を扱えるのかと思っていると、ピコ秒が扱えない。
これは1例に過ぎないが、Amazonや本屋で新刊が出ると買って勉強し、ライブラリの公式ドキュメントも読んでいくが、仕事に直結しない。
クラウド使ってディープラーニングのやり方は沢山情報はあるが、CPU内蔵GPUでメモリ4GB+FPGAでやる情報なんてない。
例えばF35-Cだと、半導体ASICやFPGAが35個ほど使われていて、かなり規模が大きい。
組み合わせるのにモデル開発して接続して問題ないか検討する必要があるが、そういうのができない。
スマフォなどの部品を組み合わせてシステムを作るというのも、その辺りが弱いから死んでいったんじゃないか。
システムとしてどういう仕様にすればいいのか曖昧だから、海外企業から出てきた仕様から検討してちょっといい部品は作れるが後手に回る。
良い部品は作るが、システム全体を作る側からすると、安い部品を複数使ってもやりたいことが実現できればいい。
システム全体を作ろうとすると、世界中で使えそうな部品を探して把握しておく必要があり、1企業では作れない原理から異なるような物まで把握している。
アメリカって国が率先して先端技術を開発し、使っていくから強い。
自動運転盛り上がってるけど、軍や国家プロジェクトで先行してるからノウハウと人材がある。
量子コンピュータも制御につかっているマイクロ波制御についても、同様。
F35-CはASICやFPGAなどの半導体が35個も入ってる大規模なものだけど、
日本だとそれだけ大きなシステム作っている所ないから、ちょっと他の産業で作ろうとしても作れない。
ソフトウェアだとMatlab/Simulinkに代わるものを国で作ってればよかったのになと思う。
大学でPythonが代わりになるとかいってるが、ドキュメント探せば、最先端の論文のアルゴリズムが用意されている環境とは全然違う。
ソフト業界の人間じゃないのだけど、なんとか業務改善したいと思い、なんちゃってプログラミングはしてる。
Qiitaやブログなども見てるのだけど、なかなか自分の業界に合わない。
数値計算用のプログラミングやってる人なんて増えてないし、ビジュアライズするソフトもそんなに良くなってない。
Windowsしか選択肢がなかった頃は、Windowsプログラミングやってる人が多くてMSDNのよくわからない表現も、親切な人が解説してくれていた。
C++でFPGA触るプログラム書いてインタフェースをPythonなんてのは少数派なのはわかるのだけど。ドライバー周りはブラックボックス増えたように感じる。
CERNのROOT使ってグラフ描いているのも少数派に感じる。
使いにくいのだけど、ソフト業界では話題にならないから、もう改善はされないんだろうなと思ってる。
自分で直せと言われるだろうが、自分の抱えている問題を解くためだけのプログラムを組んできたので、そんなスキルはない。
機械学習が流行って、PandasやJuliaで計算する所まではよかったが、ビジュアライズが自分と合わなかった。
ヴァイオリンプロットや数字が記入されていないヒートマップなどを見ると、派手で多くの人にウケそうだけど、
議論しようとすると数値で議論できなくて誤魔化されている感じがする。
ビッグデータ必要だと言いつつ、グラフを描く段階になって、そんな大きなデータプロットできないとなって、突き放された感じがしてしまう。
Webのサーバーに登録している多くのユーザーの特徴を整理するには良いのだろうけど、
デジタル分野に税金をつぎ込んだとしても、すぐ使えなくなってしまう。
またGoogleやAWS使えばいいじゃんと言うが、国からすると国内産業の育成という側面もあるだろうから、選びにくいんじゃないだろうか。
京のスパコンも電気代などの維持費が半端なかったので、富嶽の廉価版の数を増やしても誰も使いたがらないだろう。転職考えたらスキルセットにならないし。
量子コンピュータはというと、原理はともかくマイクロ波制御ができる企業なんてないに等しいし、マイクロ波制御用のCPUやFPGAは国内はもう勝負がついている。(インテル入れるか?)
これまで通り、土木事業で、オリンピックが終われば人不足解消で、建てれば次回の更新まで数十年使えるのだから、一番効果がある。
観光は訪日観光客が増えてるのでうまくいってるんだろうが、この間ニュースになってたように高級ホテルを建てられてもなといった感じだ。