はてなキーワード: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとは
新作映画を観たら映画.comでレビューを書くようにしてます。この間《アベンジャーズ インフィニティ・ウォー》を観たのでレビューを書いたんですが、ここのレビュー状況が面白いです。(レビューのページ http://eiga.com/movie/84139/review/)
全体的に高評価で総合評価も4.Xとかなり高いんですが、中には低い評価もあります。
《アベンジャーズ インフィニティ・ウォー》のレビューが特徴的なのは、この低評価レビューに対して「前後編って前から言ってたじゃん」「じゃあ見るなよ」みたいな、コメントがつくところ。他の映画では余り見掛けない光景なので興味深かったです。
自分が「面白い!」と思った映画が低評価だったりすると、低評価レビューに対して「お前は映画の観方を知らないのか!」と言いたくなる気持ちは、解らなくもないです。
ただ「面白さは人それぞれだから」と思って、低評価レビューに否定的コメント付けたりしないのが普通だと思います。
《アベンジャーズ インフィニティ・ウォー》は全体の評価が高いにも関わらず、それでも低評価レビューにコメントしてしまう人がいる。
そこが面白いなあと。
《アベンジャーズ》ってMARVELシリーズの幾つかの映画の主人公が一堂に会するクロスオーバー作品なんですよね。
もう三作目なんですが、最初から「それぞれの主人公が出てる映画を観てないと訳が解らない」ところがある作品でした。
一作目なら《アイアンマン》《ハルク》《マイティ・ソー》《キャプテン・アメリカ》を観てからでないと、解らないところがある。
そこから色んなヒーローがアベンジャーズに参戦して、今回は《ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー》も参戦してたりで、とにかく沢山のMARVEL作品見てないと、ちょっと楽しさが解らない。
そういう作品でも初めて見る人に配慮した何かがあることが多いですが、アベンジャーズは一切なし。
なので「MARVEL作品見てない奴が、低評価レビューを付けるって、おこがましいだろ!」みたいなレビューも飛び出してきてます。
新規を排除していくという「すべてのジャンルはマニアが潰す」話にちょっと似てるかなと思いました。
でもしかし《アベンジャーズ インフィニティ・ウォー》は高評価なんだろうなと観ていたら、
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、日本で『名探偵コナン』に敗れる ─ 海外でも驚きの声」https://theriver.jp/iw-conan/
という記事が出てきました。はてブも伸びたのでコメント読んでみると「まあ、そうだよね」みたいのが多くて「一般には《アベンジャーズ インフィニティ・ウォー》そこまで評価高くないのか」と思いました。
これまでMARVEL作品を見てきたマニアが「このヒーローとあのヒーローが同じ画面にいるなんて!」「あの作品での伏線は、こういう意味だったのか!」と喜ぶという。
だからそこまでマニアでない人が見たら、内容がなくてポカーンとするという。
クロスオーバーや伏線回収するときは、メインの太いストーリーがしっかりあって、そこに華を添えるようにやってくると効果的だと思うんですが、今回はもう「華を添えれば、それでいい」という判断。そして、それで大当たりするMARVELのマーケティングの確かさ。
それぞれの作品を楽しんで見てて「え、あの作品の主人公とこの作品の主人公が、同じ作品に出るの!」っていう楽しさなんだと思います。
古くは《銀河鉄道999》に《キャプテン・ハーロック》と《クイーン・エメラルダス》が出てきて「すげえ!」っていう感じ。
最初から「クロスオーバー作品やりますよ!」って宣言されてる中で、主人公が一堂に会してもなあ。
いやうだうだ暗いヒーロー像は珍しくないし、みんな飽きてるだけだから。
そこをMARVELがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとかで、明るくてもちゃんと苦悩できる万人受けするヒーロー像を作ったんだろ。
「『スーサイド・スクワッドは雑だがまあ一応愉しませてはくれる。ウィル・スミスやマーゴット・ロビーをはじめとした役者陣は良い演技を見せている」――アラン・サーニー(ComingSoon.net)
「期待通りものを約束通り作ってくれた。『ボーン』シリーズの最新作とこれの二つは押さえとけ」――ヴィクトリア・アレキサンダー(FilmsInReview.com)
「手堅い出来で愉しませてくれる。DC映画でもマーベルの面白さに近づけることを証明した。あくまで、「近づいた」だけではあるが」――ウェンレイ・マ(News.com.au)
「「入門編」としてはおそらくベストなのではないか。順調にいけば、DCユニバースはより稼げるようになるだろう」――ビル・グッディクーンツ(Arizona Republic)
「キャラは最高に良い。だが、ストーリーは良さからは程遠い」――ケイティー・ウォルシュ(Tribune News Servie)
「こういうたぐいの映画としては、『スーサイド・スクワッド』は良い意味で変わっている。正統派のヒーロー映画に対して誇らしく中指をつき立てるのだ」――ブライアン・トルイ(USA Today)
「DCにとっては、BvSの失敗から立ち直るささやかな一歩となるだろう。ただ、もっと凄い傑作を作れたはず」――クリス・ナシャワティ(Entertainment Weekly)
「もし、あなたに忌み嫌っている人物(単に嫌いな人間でも、イラつかせる人間でもなく、本当に心底嫌悪し憎悪している人間)がいるなら、そいつに『スーサイド・スクワッド』のチケットを送るべきだ。」――ミック・ラサール(San Francisco Chronicle)
「盛り上げるに欠ける悪い意味でフツーのヒーロー映画。『デッドプール』のニヒルな小粋さと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のアナーキーな奇抜さを後追いしようとしているものの、どうもスベっている。」――A・O・スコット(New York Times)
「今年で一番ストーリーテリングがこんがらがってる作品」――デイヴィッド・エデルスタイン(New York Magazine)
「デヴィッド・エアー監督のスピーディな演出スタイルのせいで、ストーリーについていくのが難しい。」――マーラ・ルインスタイン(US Week)
「このところのコミック原作映画が過剰供給されている感があるが、『スーサイド・スクワッド』はそれらと比べてなんの個性もない」――ソレン・アンダーソン(Seattle Times)
「誰が『スーサイド・スクワッド』から魂を抜き取ったんだ? デヴィッド・エアーがPG-13の大衆受けする作品にするために妥協して、彼の持ち味であるハードコアなアクションを骨抜きにしてしまった」――ピーター・トラヴァース(Rolling Stone)
「本作の脚色過程で実に多くのことが起こったけれども、最終的に出来上がったのは虚無だった」――ステファニー・ザチャレック(TIME Magazine)
ブコメで叩かれてんだろうなと思って観に来たら案の定で安心したんだが、
だって、オレラ少数派だし。イッツァ・マイノリティーワールド。
まあ映画産業が牧歌的だった時代なんぞ無いんだろうが、チョット考えてくれよ。
映画は興行だ。お金を稼ぐためにやってる。慈善事業じゃ無いんだよ。
だから「映画を愛する人」と「映画をかける興行師」との相性は悪い。
あの黒澤明にすらカットを要求し続けて「これ以上切るならフィルムを縦に切れ!」
(製作、配給、興行の区分と金の取り分の問題点はまた別の機会に)
さて、映画館にみんなが払ってる平均入場料金は1285円なんだが、ONE PIECEは最近だいたい400万部売れてる。
そうすると、10%の40万人が映画に来ると、5.14億円になる。
まあ、たぶんこんなソロバン弾いたんじゃないかな。
「なんかスターウォーズ流行ってっし、ワンピースの特別CMあるなら、行く?」という超ミーハー層狙いね。
ストームトルーパーのコスプレで映画館に来ちゃうような極小数のターゲットより、狙いやすい層と言い換えても良い。
ぶっちゃけて言えば映画館としてはワンピースは確実に稼げるオイシイ映画なんだよね。
12月18日は、スターウォーズ封切り日であると同時に、ワンピース新作の前売り券発売日だし。
(前作「ONE PIECE FILM Z」は68.7億円を稼いだ手堅い安牌でもある)
カネを稼いだ「ルパン三世」は、「インターステラー」の倍は偉い。
まあ、スレッカラシのはてなーでも、表で数字を見たほうが早かろう。
オレは結構行ってる方だが、客層はネット上の声の大きさとずいぶん違う。
今日「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を観に行った。仕事帰りに一人で。入館数は4/1入館者数は1/4位。隣に50代のよれたスーツのサラリーマンが座ってきた。嫌な予感はしたの。その時。空いてるのに何でよりにもよって隣に座るんだよ。そこかしこから聞こえるビールの缶を開ける音、スルメの酢スメル、マックポテトの存在感。いいの、それは、それを含めての映画鑑賞。けど映画が始まって隣のオヤジが突然笑った時の嫌な予感。あれ、これヤバイ!シリアスなシーンでも説明シーンでも泣けるシーンでも「げはははは」って笑うの。オチの前だろうがアライグマが映れば「げはははは」、「I am Groot」って台詞だけでも文脈関係なしに「げはははは」、「げはははは」「げはははは」「げはははは」「げはははは」
いつぶん殴ろうかと、、
これってむかつきません?