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2022-08-12

竜かす観た(竜とそばかすの姫)

細野監督作品はなんだかんだでテレビで観たり映画館で観たりサブスクで観たりで全部観てるんですけど過去感想が「何!?」だった。

もちろん悪い意味で。

先にいいところだけ

①絵(マジで背景綺麗)

OP(曲いいしMVとして良 ワクワク感ある。のちにミリも残さず消えるけど)

監督性癖代名詞ショタ(可愛い)

以上、終わり。オタクの中では③だけで全てを許した人もいるので③にピン!と来た人はそれだけで見る価値あるかも知れません。


※以降怒涛のネタバレあり感想



なんていうかこう、過去一「納得のいく状況説明が下手すぎ!?」っていうのが一番の感想。全て理解できず消化不良で終わるので何も味わえないこれぞ無味乾燥。あとは「何!?!?」と「これで終わり!?ふざけるな!」で完!解散

常にツッコミどころしかない上に「これからどうなるんだろう」という期待感とか「なるほどね〜!」という気持ちいい納得とかポジティブ感想が皆無なので「なんだろう。なんなんだろうこれは。え!?なんなんだ!?」ってなる。

映画館で観てなくて良かった本当に「ワカラナイ……ナニモ……オレニチカヅクナァ!カネヲカエセ!!」ってエンドロールで暴れる竜になってた。

以下ツッコミどころさん

・母の死のシーン

→どうして!?!?!?第一意味不明展開が早すぎる!!!周りに誰もいない状況でなかったにも関わらず泣いて止める我が子をふり切って見知らぬ子供のために濁流の川に軽装備(救命ベストオンリー)で命をシューーーーゥ!!超エキサイティング!!ガチでお亡くなり!!バカ野郎!!!!そら叩かれる!他の人と助け合え!サマーウォーズでそれがテーマだったじゃん!?せめて命綱つけていくとかさ……

その後濁流に突っ込んでく母の映像の回想何回か?(一回だけでしたっけ?)挟まるけどマジでドキュメンタリー番組お馬鹿さんVTR繰り返しみたいなのにしか見えない。マジでお馬鹿さん。

周りに助けてくれそうな人が本当にいない。もしくは女の子が藁をも掴む!な状況で「後10秒で溺れ死ぬんじゃいます!助けて!なう!」の状況ならわかるんだけどそうでもないから本当に……何故……?

せめてお母さんがこっち岸に女の子を預けて助け出したところで足を取られて流されるみたいな描写あれば良かったんですけどそういうのも全くなく……女の子普通に救助隊の人に複数人で助けられるので……マジで無駄死に感がすごい……。南無……。

学校モブ

学校可愛い女子を「可愛い」というのをアピールするのに不自然寒い会話でその女子を褒め称えるモブ怖い絶対そんなこと思ってないだろうな感がすごい(「〇〇ちゃんがいると周りも明るくなるってかんじ!」「わかる〜!!」みたいな会話をする。JK=中身のない会話するバカ製作陣のイメージが透けて見えてなんか嫌)

ちなみにここで唯一の後々伏線回収されるシーンがある(学校美女ががカヌー男の存在に気付いてちょっと焦った表情をする)

・都合良すぎの舞台装置役でしかない有能な友達

→超絶天才衣装センス頭脳を持つ主人公理解のある毒舌女子高生(馴れ初めとかどうして仲良いか不明)こんなんいるわけないよ。

とはいえ口は悪いけど理解があっていい子だ……と思ってたのに最後最後で「お前 船降りろ」な感想こちらに抱かせる発言をする。

これまで主人公のやることをサポートする良き友人だったのに本当に最後最後になって主人公の行動(竜に信用してもらって彼を救うためにバーチャル世界アバター姿ではなく素顔を晒して歌う)を全力で否定し始めるので今までの彼女を見ていたこちらは「ええ!?」ってなる。「そこは背中を押すところじゃない???」と。

恐らく彼女がこんな急なキャラ変換された理由は『「真に主人公理解応援している主人公と(恐らく)相思相愛の幼馴染」の対比の見せ場の演出のために急に嫌なやつにされた。』だと思う。本当に可哀想

主人公の歌う事に対するトラウマ描写

→弱い。カラオケ店のシーンで急にクラスメイトの語気が強くなって大量のマイク差し出されて発狂するみたいなシーン……これがそういう演出(主人公現実を盛った思い込み妄想)なのか現実ママに起こってるのか非常にわかりづらくて困惑する。結果的に「マイク多すぎ」の感想しかなくなる。現実ママだったらマイク多すぎ。

その後で無駄リアル嘔吐描写合唱マダム達のシーンで歌うのを拒否するシーンはあれどその他にどうしてそこまで主人公は歌うのがトラウマになってるのか……みたいな深刻な状況説明がないので最後の方でも「あっ…えっ…そこまで歌うのトラウマだったんだね!おじさん知らなかったナ!😅」ってなる「竜かすつまらん」の感想の人の中でも最後のシーンだけは良かったみたいな人ちょこちょこ見かけたんですが(ツイッター調べ)個人的クジラ潮吹きで何故か爆笑しちゃった。なんか滑稽で。エレクトリカルパレードみてえだなしか思わなかった。

無駄リアル嘔吐描写

→きたない 帰ってきたら顔洗え。せめて吹け。

オタクいかにも好きそうな共感羞恥設定

→①学校一のイケメン主人公は実は幼馴染かつそれなりに気にかけてもらっている。

②急に始めたSNSで才能が開花してバズって一気に人気者にのし上がる。地味ではあるが歌がめちゃくちゃ上手い。

学校イケメンと深い仲なのでは!?と疑われ妬まれ爪弾きされかけるも華麗に回避する。

きついよ〜!!

・なんなんだお前な人たち

①急に出てくる妙齢女性5人組合唱団とそれに所属してるらしい主人公のシーンが急に始まる。ほかに年代らしき子がおらずマジでなんでか急に説明もなしに5人が出てくるので主人公との関係性が分から困惑する。

最後最後まで見て「亡くなった母の友達で亡くなった母の代わりの母代わりとして主人公を見守ってきた人たち」だったのねとわかるけどそれならそれで最後のシーンにますます納得がいかなくなる。未成年ひとりで田舎から東京行かせてだいじょばねんだわ……馬鹿がよ……。 

②元歌姫マジで誰。とりあえず主人公と同じ「普通女の子」らしいのは本人が言うんですけどマジで中身がどこのどなたか存じ上げないまま終わる。そんなキャラだし途中自分より後出し歌姫主人公を「あんな子すぐ消えるわよ」的発言小馬鹿にしてた上に一位の座をあっさり取られて「キーーー!やめてー!」ってやるにも関わらず最後最後で急に主人公を熱く応援する。キャラが読めなすぎ。いる?このキャラ……

主人公彼氏(になるだろうマン)。マジでお前はなんなんだ……。ミスリード要員なんだと思うんですけど最後最後で急にいいとことっていく感じのトンビ野郎。お母さん亡くなって落ち込んでる時こそ絡みに行けば良かったんじゃないのぉ〜〜!?ねぇ〜!?

④父。顔しかいいところがない。未成年の娘1人東京に行かすな止めろ!それかついていけ!馬鹿がよ。

・くどいラブコメシーン

→間が!!長え!!

尺を取りすぎなんじゃ!!それがなければ数少ない良いところにあげてたんじゃ!

ラストシーン無責任大人たち

→多分ここ一番同じ感想の人多いポイントだと思う。竜の中の人のおおよその住まい特定して(東京高級住宅街ぽいところ)主人公が単身夜に場所を完全には特定していないのにも関わらず向かうところで誰一人として止めないのおかしくない!!!!?!?誰かついてけ!!?!?!?父は何冷静にメール返してんだ!?妻亡くした後一人大事に育てた娘だろ!?!?理解ある父……みたいな感じにしてんじゃねーぞ!?

わかるよ!竜の中の人と一対一(ではなかったが)のシーンをやりたいのはわかるけどそれなら東京みんなで行った後で「よし!手分けして探そう!」で良かったじゃん!?これはフォロワーパクリですけど!

母の死に対して「無謀なお馬鹿さん」の印象しか持ってないので、母の勇姿を娘にもなぞらせてやらせ意図(見ず知らずのこどものために危険なところに飛び込んでいく)なのはわかったけど「蛙の子は蛙。無謀なお馬鹿さん」としか思えませんでしたわ……。

美女と野獣のパクリ

→「元ネタがわかるようにしてるならパクリじゃない!」ってツイッターで言ってる人いたけどこれはパクリ。わかる上でのパクリ玄関ホールデザインとか装飾とかダンスシーンとかまんますぎ。脈絡なく当たり前のように説明なしで竜を守ってる?AI家来とかさ……なんなん……。ディズニーの中で美女と野獣が一番好きな人いたら怒るレベル。私なんですけど。

パクった上に面白くないって一番最悪だからマジで……。

・当たり前のように始まるSOS団推理特定パート

→いや…前々から集まって活動してましたみたいな雰囲気出してるけど初集まりだよなあんたら……。

・竜の中の人

→お前かよぉ!!という今作一番のズッコケポイント

本当になんならしのぶくんだった方がまだマシなレベル

虐待受けてるらしい割にはパソコンとか自由に使えてるっぽいしガリガリに痩せ細ってるとかでなく弟?とあわせて美ショタだしきったねえ荒れ放題な部屋にいるとかでなく綺麗な部屋をあてがわれてる感じなので正直そこまで可哀想……感がない……。背中のあざがアバター通りならエグいんだけど消えてたりする演出あったの見ると心因てきなものなのかな〜と思ったり……。わからない何も。

JK覇気で怖気付く虐待竜の父

なんでやねん

・竜の中の子の「大好き」

監督お気に入りシーンだろうな。

・竜の中の子と弟?のその後

→どうなったんだよ!?!?!?!?

とりあえず主人公とはこれきりの可能性高いのは確か(合唱団シーンでマダム高校生の時に中学2年生の子と結局何もなく終わったみたいな話するから多分これ主人公と竜も同じだよって事なんでしょ多分……)

まあ幸せに生きるといいね……お父さんと和解とかできたんか?家に無事帰ったでいいんだよな……?

エンドロールの後なんかあるかと思ったらなんもねえしよ……。

マジで本当に何もかも理解できないよ……リアリティなのかファンタジーやりたいのかどっちかにしてくれよ〜!!!

もう監督の好きな属性ショタしかかわかんなかったよ……。

2019-07-23

天気の子どうだった? まだ見てないならエロゲ名シーンベスト語れ

1位 「ほう、久しぶりだな、親友

 見返りを求めない友情象徴する台詞としてコレ以上のものってあります?ありますね。「友情は見返りを求めない」が1位で、これは2位ですね。流石に。でも1位タイと言ってもよくないですか?エロゲ感想が最高の友情の話とか、なんでこうなるんですかね。このシーンも大好きなんですけど、このちょっと前の霧がブチ切れてる横でミキミキがそれをなだめてるシーンも大好き。1位タイ自分生き様を全力で叱ってくれる誰か+全力で認めてくれる誰かが同時にいるんですよ?理解できないけど凄い大切だから放っておいてくれない人と、理解できるから放って置いてくれる人が同時にですよ。最高すぎませんか?それを見て、「自分も早くコレになりたい」で心が溢れました。同時にね、たとえ偶然だとしても自分のなりたすぎる何かを描写してくれる作品がこの世界にあることに救われましたよ。自分、この世界存在しうる存在だったんだって自分の群青はせいぜい10あるかどうかでしょうけど、それでも凄い救われましたよ。

2位 「手を貸そうか?」

 自分ミステリーの信用できない語り手って嫌いなんですよ。あれやられると本まるごとが作者からの挑戦状になってしまって。小説としての側面が隅に追いやられる気がして。自分ミステリーを読む時は、別に公務員試験SPIテストに出てくるような論理パズルがしたいわけじゃなくて、人が死ぬ小説が読みたいときなんです。だからミステリー叙述トリックってのがどうも駄目で。でもね、ミステリー以外の題材の叙述トリックは大好きです。作者が送ってくる挑戦状なくて、あくまエンタメとしてギミックを入れてくるなら。世界グルっと一回転するあの感覚世界を映すカメラの後ろにもまだ世界が広がってることに気付かされた途端の、作品世界の膨張、ビッグバン映画だとファイトクラブなんて良いよね。作中にずっと描写されていたはずのものに二重の意味が生まれる瞬間に、作品全体が持っていた情報量が倍率ドンで増えていく。アハ体験。この手を貸してくれるシーンはその中でもエロゲ最上位。これの良い所はさ、こっから大逆転が始まることなんだよね。そして、大逆転の布石は既に打たれている。自分ミステリー叙述トリックが嫌いなのって「だから何?」って気分になる所なんだけど、このシーンは違って、勝率0%が1%に変わる瞬間のキラメキがある。ストーリー的にめっちゃ意味がある。そもそも単純にこっから大逆転みたいなの全部好きなんだよね。村正正式帯刀の儀を結ぶシーンも好きだし、素晴らしき日々ヒーロー場の演出かまされる所とか。意味のあるエロゲ叙述トリックといえば、KANONなんてまさにそうなんだけど、あっちは逆転パワーが弱いからそこまで盛り上がらなかったなあ。主人公のやってることが酷いから仕方ないね。そういや始めたやったエロゲKANONだったわ。

3位 「強制的に 走る物語 誰も追いつけない 混乱を」

 厳密にはシーンじゃなくて歌詞なんだけど、それぞれのプレイヤーがこの歌詞意味理解した瞬間がまさにエロゲ史に残る名シーン。なんというか、エロゲチューリングテストを越えた瞬間と言うかね(表現根本的に間違っている可能性があるのは理解してます)。プレイヤーキャラクターの疑似恋愛関係をここまで剥き出しにするのかっていうね。そもそも人間意識なんてもの生存競争を生き残れた遺伝子たまたま進化過程で獲得していったセンサーシステムの幻影に過ぎない所があるしなー、とか、そういう小難しい事をプレイヤーに考えさせるようなゲームジャンル確立された瞬間だと思うのよ。そういうことが出来るかも知れない不思議可能性の塊に僕らは夢を満たし、それを遊ぶ自分たちを特別だと勘違いしてきたその始発駅の一つだと思うんだ。凄いよね。これが18年前にはもうあったんだよ。エロゲ凄いよね。可能性の塊だった。自分達が今でもエロゲの話で盛り上がるのに、最近エロゲについて詳しくないのは、可能性の背中を追っていたからなんだろうね。時代がいつの間にかエロゲに追いついてみたらコイツとっくにバテてねと気づいちゃったというかね。でもさ、そういう突然の爆発力を見せてくれるようなコンテンツオタク歴史の中にあったのはいいよね。別にどのコミュニティからまれてもいいけどね。やっぱさ、未来可能性を感じたいじゃん?それが燃料をあっという間に使い切るようなロケット推進だとしてもさ

2012-09-03

企画意図が明確に伝わらないバラエティに潜むリスク

中の人市来氏のコメントもあり一つ節目がついた感もあるし

似たような問題意識エントリもあったので備忘録代わりに長々と。

http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20120902/1346595303

ここにあるような「持ち上げて落とすからバラエティとしてダメ論は昨日今日とよく見るのだが、

ではこの企画が真にそういうものだったかという点についてはちょっと疑問がある。

そもそも宣伝部長就任ドッキリは企画としては単なるスタート地点でしかないというのはすでに周知の事実である

多くの人がこの問題に触れた時に聞いたと思われる「アニゲラ」該当回のラスト、告知の部分を聞けばわかるがこの宣伝部長企画は番組公式アカウントフォロワーを20000名にすることが大きな目的の一つである

そうなることで何かあるかも……?と、そこまではここでは語られている。

で結局何が起きるのというと、件のアニメ制作会社社長ツイートでも明らかなように市来氏の本編登場(おそらくこの発表は宣伝ツアーのトリである今月あるDVD発売記念イベントで行われる予定だったのだろう)

それこそが「最大のドッキリ」であり、この長丁場である企画の「最終的なグッドエンディング」だったのだろう。

今となってはもうどうたったかはわからないし発表もしないだろうが(件の社長ツイートが消されたのは、それによる「延焼」を防ぐためというより、企画続行が難しくなること上手い落とし所がなくなってしまうと製作委員会全体で判断したからだろう。無論手遅れだったわけだが)、そこまでがこの企画である。つまり持ち上げて落として、また持ち上げる、という構造

から

一瞬だけ書き込まれた「あとで出演場面があります」みたいなのは救いじゃないしな。ただのアフターフォロー。

というのはちょっと首を傾げる。

声優にとって、役者にとって役があることは何にも代えがたい報酬からだ。

手法の是非はともかく、構造としてはこの企画は紛れもなく「最終的に救いがある」ものだったと考えられる。

もうちょっと突っ込んで妄想すると、これは少し腕の覚えのある宣伝マンがちょっとラジカルにバイラルやっちゃおうか^^みたいなノリで考えた企画であろう。

まり同情を引き、その奮闘する姿を見て応援するファン層をを引き出し、最終的に多少安っぽいがお涙頂戴の感動EDで締める。

物語としてはよく出来たもので、これに魅力を感じる「クライアント」(視聴者、ではない)は少なくないはずだ。少なくとも企画(プレゼンテーション)段階では。

当然だが企画者には悪意はない。悪意はないが、しかし実際には幾つかの問題点がある。

イベントはすでに多くの人々が指摘するようにナレの作りから場の演出に至るまで悪趣味であり、その後の宣伝手法見方を変えれば後に起こる「いじめ」批判を補強するに十分な稚拙方法だった。

そらくその場にいた人々はなんとなくそれが「許される」(少なくとも市来氏がパワハラだのいじめだのを受けている印象は受けない)ものであるという空気刹那的に共有できるが、後日見人間からすれば、その空気感はすでに感じられず、ただ悪趣味動画が転がっているだけである。(この点ある程度空気感アーカイブ化できるニコニコの方が媒体としては相応しかっただろう。結果論だが)

  • そして最大の問題点は、こういう企画をするには期間が長すぎたこと。

故に企画のラストが、少なくとも「第三者」には見えなくなり。企画期間が長すぎて最終的な幕切れが見えず騒ぎに火がついてしまった。

第三者、すなわち全く関係ない人々。

今回問題を大きくしたのは彼らの反応である。そして彼らにはこの企画の目指す方向が全く見えなかった。最初から興味があったわけでもなく企画の最後まで付き合う気もさらさらない彼らは件のイベントだけに注目してしまい、その悪趣味さ故に多くが悪感情を抱いた。それは責められるべきことではなく、「第三者」の反応としては当然だ。

しかしそこで収まらない人々は、市来氏が不当な扱いを受けていると早合点し、大義名分を得た彼らはそれ以上の行動を、暴走を始めた。

上述二つの問題点はそれをさらに増幅し、結果問題をここまで大きくした。

ここまで考えて見えてくる課題と教訓が二つ。

例えばこれがドッキリ的手法ではなく、電波少年のように突然あなた宣伝部長です→「○○日までに達成できるか!?」→達成して見事本編出演!的なものにしておけばここまで反感を得ることはなかったはずで、この企画の最終的な目的フォロワー数の獲得とツイッターユーザー層への番組の周知)は十二分に果たせたはずである

  • もう一つは全く関係なくしかもどういう行動を取るか予測できない第三者が主要プレイヤーとして現れること。

これはまだ自分の中でまとまっていないので簡潔にするが、今現在ネットでは大義名分のもとに批判できるターゲット、すなわち「叩かれる隙がある」ものはそれのそのものが格好のエンターテイメントであり、それに対し過剰な反応を示す事が多々ある。そしてネットは誰もが平等にあらゆる情報アクセスできる場であり、人々は自らの正当性を自認するためのエンターテイメントに飢えている。

まりアニメ業界では従来から行われてきたような、ファンなど「わかってる人」に向けた「関係者いじり」や自虐ネタ及び宣伝はかえって逆効果になる可能性が高くなった。

そう言う点からしても今後もっとおとなしいコンテンツが望まれる傾向は制作側、視聴者側を問わず強くなると考えられる。

余談

市来氏のコメントが発表された今、私が個人的に心配なのは最初神輿として担ぎあげられた杉田氏への今後の反応である

杞憂であれば良い。

 
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