はてなキーワード: アイルランド共和国とは
違うという人は多いだろうけど、廃止すべきという人を軽蔑するかどうかとは別の話。
反対の意見を持つ人がいることと、反対の意見を主張する人を軽蔑するかどうかは全然違う。あなたがこれを区別できてないのは相当やばい。
実際に、イギリス国籍のないアイルランド共和国人も、イギリスの国政選挙で投票できるの。
で、アイルランド共和国はイギリスの圧政から解放されるために武力を行使して独立した国で、アンチイギリス王室な気分は国民の中にそれなりにあるのさ。それでも投票できるの。
イギリス人は、アンチ王室な外交人が国政選挙で登録することにはもう慣れっこなのさ。
これってお互い参政権があるって事ですよね
そういえば、韓国は外国人の地方参政権を認めてますね。なら、日本も韓国人の地方参政権みとめていいはずだけど、あなたは反対しますよね。
じゅあ、なんで相互主義なんて持ち出したの?
イギリスとアイルランドは民族が違います。あなた、イギリスの民族についても、アイルランドの民族についても、何も知らないでしょ。なんで何も知らないことについて断定してるの?
違う、違う。「昔、日本が支配していた朝鮮半島と台湾の人は、日本に引っ越したら選挙権認めます」なイメージ。
そもそも、いつからハワイが日本の旧植民地になったんだ。「旧植民地」って「移住していった人が多い地域」って意味じゃないよ。
あと圧倒的に外国人参政権を認めてる国は少ない模様
アイルランド共和国人がイギリスの国政選挙で投票できることは、EUとは関係ない。EUができる前からできたことだし。EU外の旧領土、旧植民地の扱いもEUとは関係ない。
ちなみに、EU内の外国人選挙権は、イギリスは地方自治体でしか認めてない。EU圏内での外国人参政権が離脱すべき理由として挙げられたという話は寡聞にしてしらないね。主要な論点としてはあげられてないんじゃないかな。
つまり、あなたはアイルランド共和国人(南の方のことね)がイギリスに行って、イギリスの王室を廃止すべきというと軽蔑されると思ってると。そして、軽蔑するイギリス人の方が正しくて、アイルランド人の方が間違っていると、そういうのですね。そして、アイルランド人にはイギリスの選挙権なんか与えるべきではないと。
そう思ってるんだ。
実は、アイルランド共和国人は、イギリスに住んでるとイギリスの国政選挙にも投票できるんですよ。しかも、イギリスには王政を否定する政党もあるんですよ。イギリスでは、そういう政党の議員が議会に出れるように、女王に忠誠を誓わなくても国会に出ていいっていう風にルールを変えたりしたこともあるんですよ。
イギリスはそういう国なんで、天皇制を残した日本人がイギリス王室の廃止を主張したら変な顔で見られるかもしれないけど、天皇制の廃止を主張する日本人がイギリス王室の廃止を主張しても、軽蔑されないと思いますよ。「ああ、共和主義者なんだね」と思われるだけで。イギリスの人は共和主義者には慣れてるし、外国人の共和主義者が国政選挙で投票することにも慣れてるんで。
むしろ、日本が何で在日の人に選挙権を認めないか、イギリス人が納得するように説明することを説明することの方が難しいかも。イギリスは旧領土、旧植民地の人が自国の選挙で投票することは当たり前だと思っているから。
イギリスのEU離脱問題で、Twitterとかで「スコットランドは日本でいえば北海道みたいなものだからー」という人が意外に多くてびっくり。
スコットランドは北海道と地理的環境は似ているけど、歴史的に言えば全然違うよ。
強いていえば、東北地方だよ。特にアイヌ文化がそこそこ残っている東北北部。
まあ、北海道こそアイヌ文化の本場だけどさ、スコットランド的な意味では歴史性が全然違うんだよ。
現代では東北も会津地方以外は「維新史観」に洗脳されて、他の地方との歴史の連続性を当然視する向きがあるけどね。
そんなわけで、イギリスの各行政区分「国(country)」を日本にあてはめると、
東北を除く本州の大部分。ロンドンは東京へ遷都されずに京都がそのまま首都になった感じ。
あと、カンタベリー大聖堂のあるイングランド南東部は、お遍路とか宗教的な聖地という意味で四国に近いかな。
でも、実はイングランド王室って、発祥がフランスだったりするので、日本に無理やりあてはめると
中国大陸発祥の一族が日本を征服したことになってしまうので、まるで騎馬民族征服王朝説ですね(笑)
ちなみに、イギリスとフランスの文化的な関係は、日本と中国の関係に結構似てます。
九州に近い。王太子が「ウェールズ公(Prince of Wales)」と呼ばれるように、他の地域に比べてイングランドとの一体性が強い。
九州(宮崎県)が皇室のルーツであるように、かの有名な「アーサー王の伝説」もウェールズに縁が深い。
ウェールズ人は怒りっぽいというステロタイプがあるけど、熊本人が怒りっぽい(肥後もっこす)というのとちょっと似てる。
上で述べたように、東北地方に近い。中央政府(イングランド)にずっと対抗してきた歴史があり、文化や(遺伝子レベルで見た)人種も結構違う。
東北地方の地名にはアイヌ語に由来するものが多い(気仙沼の「ヌマ」とか)けど、スコットランドも独自の語彙が少なくない(ゲール語)。
じゃあ、同じケルト文化圏のコーンウェールとかどうなんだと突っ込まれそうだけど、強いていえば北陸~東北の日本海側あたりですかね?
この地域こそ北海道に近い。でも、本当は朝鮮併合後に日本から独立しなかった朝鮮半島、というイメージが最も似ている。
カトリックを中心とした民族運動についていけなかったプロテスタント系の住民が多く、アイルランド共和国から分離したので、
無理やりイメージすれば、今の北朝鮮にあたる地域(平壌~新義州あたり)だけが日本から独立しなかったという感じ。
ほら、こう書くだけでどうしてテロを伴う激しい独立運動が起きたか簡単に理解できるでしょう? 最近はまったく平和ですが。
ついでに言うと、マン島とか王室保護領は、独自の文化圏という意味で沖縄および八重山諸島っぽい感じですかね。
<追記>
この前バラエティ番組で "United Kingdom" を「連合国」って訳したフリップを使っていたけど、
United Kingdom は「国連(United Nations)」とは違って、United が形容している名詞が単数形だから、
「(複数の)王国群の連合」ではなくて、「(複数の王国が)統合された単一王国」が正しいのね。
実は「連合王国」という公式訳はちょっと誤訳気味だというのは業界(何の業界だw)では有名な話。
http://www.magazine9.jp/soda/130220/
表現の自由が法律等により制約されている例として自民党改憲案と大日本帝國憲法、中国・イラン・北朝鮮の現行憲法を挙げて、「自民党改憲案が通ったら戦前や中国・イラン・北朝鮮みたいな統制国家になっちゃうよ~」と危機感を煽っているようだけど、表現の自由の制約はヨーロッパの先進国でもありふれてるし、欧州人権宣言や国際人権規約にも普通に明記されてるから。
第19条
1. すべての者は、干渉されることなく意見を持つ権利を有する。
2. すべての者は、表現の自由についての権利を有する。この権利には、口頭、手書き若しくは印刷、芸術の形態又は自ら選択する他の方法により、国境とのかかわりなく、あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む。
3. 2の権利の行使には、特別の義務及び責任を伴う。したがって、この権利の行使については、一定の制限を課すことができる。ただし、その制限は、法律によって定められ、かつ、次の目的のために必要とされるものに限る。
(a) 他の者の権利又は信用の尊重
1. すべての者は、表現の自由についての権利を有する。この権利には、公の機関による干渉を受けることなく、かつ国境とかかわりなく、かつ、意見を持つ自由並びに情報及び考えを受け及び伝えるテレビ又は映画の諸企業を許可制を要求することを妨げるものではない。
2. 1の自由の行使については、義務及び責任を伴い、法律によって定められた手続き、条件、制限又は刑罰であって、国の安全、領土の保全若しくは公共の安全のため、無秩序若しくは道徳の保護のため、他の者の信用若しくは権利の保護のため、秘密に受けた情報の暴露を防止するため、又は、司法機関の権威及び公平さを維持するため民主的社会において必要なものを課することができる。
第5条 [表現の自由]
(1) 何人も、言語、文書および図画をもって、その意見を自由に発表し、および流布し、ならびに一般に入手できる情報源から妨げられることなく知る権利を有する。出版の自由ならびに放送および放映の自由は、保障する。検閲は、行わない。
第40条
6 .1 °国は、公共の秩序及び道徳に従うことを条件に、次の各号に掲げる権利の行使の自由を保障する。
ただし、世論の教育が共通善にとり極めて重大な意義のある事柄であるため、政府は、政府の政策の批判を含む正当な表現の自由を保持した上で、ラジオ、新聞、映画その他の世論機関が公共の秩序若しくは道徳又は国家の権能を損なうために利用されることがないように努めるものとする。
権利及び自由に関するカナダ憲章は、自由かつ民主的な社会において明確に正当化され得る合理性を持ち、かつ、法律で定める制限にのみ服することを条件に、この憲章で規定する権利及び自由を保障する。
第2条 (基本的自由)
何人も、次の各号に掲げる基本的自由を有する。
(a) 良心及び信教の自由
(b) 出版その他のコミュニケーション・メディアの自由を含む思想、信条、意見及び表現の自由
(c) 平穏に集会する自由
(d) 結社の自由
逆に言えば、表現の自由に憲法上何の制約も付けていないのはアメリカぐらいで、だからこそアメリカではヨーロッパのようなヘイトスピーチ規制が違憲とされたということもあるんだけど。