はてなキーワード: GIDとは
なんかGIDの戸籍変更に際して手術要件が撤廃されるされないという話が浮上しているようで、
手術しようかなぁと思い始めたところなので渡りに舟という気分になっている。
どのみち手術を受けるとしても、金銭や海外渡航のハードルがすぐにはクリアできないから可能なら先に変更だけしたいってケースもある。私みたいに。
案の定「男の体のまま『戸籍は女だ』と女湯に入ろうとする輩」を心配する声が多々上がっているが、
正直、「職場その他では男として認識され生活していてプライベートで女装している」ような人であれば、いきなり申し立てをして変更許可が出る可能性はほぼゼロである。
(もちろん女→男でも同じ)
性同一性障害の診断書を、簡単な問診で即日出してくれるクリニックもある、と診断そのものに不審を抱く人もいるが、
仮にその診断書を携えて行ったところでそれだけではまぁまず無理だろう。
よっぽど「理解のある」裁判官に当たればどうか知らないけど、裁判官は医者よりは不親切で差別主義者です。
運転免許証の住所を引っ越しで書き換えてもらうぐらいの気軽さで変えれると思って反対してるんじゃねーかなという人結構いるのよね。
今のところ生殖器の手術が必須だけど、手術したら絶対100%認められるという保証はないんですよ、実は。
実質ほぼ100%ではあるけど、「手術したので変更してください」って届けを出せば受理されるみたいなもんではなくて、
家庭裁判所で裁判官との面談があって、裁判官がOKを出して初めて変更できる。
戸籍や身体と異なるジェンダーで生活するにはまず名前が結構なハードルなんですよ。
会社に勤めたり保険証を使う場面があるかぎり、戸籍名からは逃れられない。
ので、会社の理解を得て通称名を使ったりして、「通称名の使用実績」を数年単位で積み上げて、「その名前で認知され生活していること、改名しても社会的に混乱を引き起こさないこと」を
家庭裁判所の裁判官が認めてくれないと戸籍改名はできない(かなり裁判官の個人的な価値観や先入観が介入する)
何ならGIDを理由にした場合、「君は男/女に見えないからダメ」とかまぁまぁヤベェことを言うクソ裁判官もいる。出生時に親が女児に太郎と名付けるのは法的には問題ないのにね!
改名ですらそこそこハードルなので、例えば「田中大輔」みたいに日本文化がわかれば100人中100人が男だと思う戸籍名で、
「男として認識されるのがつらい、私は女だ」と主張しながら女性名で生活している実態を確認できない人は、
悪用しようとしている場合はもちろん、心底本当に悩んでいたとしても、
手術無しの診断書1枚で性別変更を認められる可能性は、今の日本ではまぁほぼないでしょう。
仮に認められたとして、「女装して女湯入って騒がれたけど警察沙汰は回避できたので会社にはバレてない」みたいにはいかないんすよ、戸籍は。
戸籍って普段全然意識させられないくせに背後で地味に効いてるんで、会社員なら健康診断受けるときとかにまず会社にバレます。
会社や健保に連絡しなければ保険証は変更前の性別のまま知られずに済むだろうけど、女性スペースに入る「印籠」として変更しようと思う人の場合、じゃあ何のために変更したんだって話なので。
てわけで手術要件が撤廃されたからといって悪用のために未手術で戸籍変更しようとしても、現実的には大分無理です、日本では。
でも非当事者が
「戸籍なんて日常では意識しないんだから変えなくても良くない?」
と言うのは結構ムカつく。
戸籍の情報がどういうところで見られて使われてるか意識しなくて済んでるから言えるんだそれは。
めちゃくちゃ金持ちで高級レストランしか行かない人に、「サイゼリヤあるからいいじゃん」って言われるみたいな。違うか。サイゼはおいしいけど。
戸籍名・戸籍の性別は就職・転職のときには確実に会社に知られるし、
部屋借りたり住宅ローン組むときも実は性別情報って見られてるんですよ。
せっかく普通に男だと思われてたのに、急に「元女」情報が相手にインストールされるの本当にだるい。
ちなみに「身体的」な性別は変わらないのに書類上の性別を変えたら医療現場が迷惑するみたいな話は、
患者の故意の虚偽の申告によって過誤が起こっても医師は免責されるみたいな念書はあってもいいと思いますが。
トランスに限らずそういうのはあるでしょ。
とはいえ、ちょっと不思議なのが、性別変更に際して前科(特に性犯罪)を問う項目あるっけ?ってとこで。
くたばれGIDは影響大きかったと思うよ。
性異和になった後に、GIDの枠組みの代わりを用意できなかったのが今の状況を作ってると思う。
2003-4年に特例法ができた時、「GID」って概念で障害認定されたことがどれだけ世間の態度を変えるのに役立ったか。
これにも民主党や活動家は反発していたけれど、流れが決まる最初期に「子供がかわいそう」と叩かれずに済んだのはこの制限のおかげ。
ここら辺の、大きな抵抗なく受容されるラインを見極める(当時の・日本会議化する前の)自民党のバランス感覚は大したもんだと思う。
今はお話にならないけど。
この論文で、トランスの中心には非手術のオートガイネフィリアがあるってことが学問レベルではっきりしたからね
トランスジェンダリズム自体が欧米由来やろ
https://twitter.com/RanYamamoto/status/1107645792288829440
トランスフォビアが最近ひどくなったというツィートを見たけれど、もし本当にそうであるなら、それは完全にくたばれGIDと言っている人たちのせいだろう。あの人たちは私たちが長年努力して積み重ねてきたものを破壊しようとしている
日本のトランス運動の主流は非GIDのトランス女性で、なんと”くたばれGID”のスローガンで活動してた界隈なんよ
https://note.com/maikokarino/n/n5ab159bc27a7
くたばれGIDという言葉がFuck TERFsという言葉につながったとみて間違いありません。
手術をして女性として社会適合する人たちに最初に嫉妬し存在を否定し、次に生物学的女性の存在そのものを否定しようとしはじめたのです。
言葉の暴力によってすべて自分たちの思うように押し通せばよいという発想で、まさに男性ホルモンがある人達らしい行動です。
2018年ころ当時性同一性障害とともに生きる会の山本蘭さんは最後まで脱病理化に反対していました。彼女は女装者がいずれ性同一性障害者を否定するだけでなく、女性の存在そのものを脅かす存在になるだろうと予感していたと思います。
もう遠い昔になるが、民主党政権発足時、日本におけるリベラル左派陣営は今ほど弱くなかった。むしろ、各種の世論調査を見る限り、自民党は積極的な意味で支持される政党ではなかったので、ふわっとした中間層によって消去法的に自民党政権はキャンセルされ、2009年に民主党政権が発足した。ここでは民主党政権当時の党内のゴタゴタについては扱わない。そんなことは調べればわかることだし、ここで話したい内容ではない。
ここで話したいのは、民主党が政権を失い、自民党政権が始まって以降、どうして積極的な支持を受けていないはずの自民党政権がずっと続いてきたかということだ。いろいろな理由があるが、私は端的に言って左翼の自滅だと思っている。というより、正しく書くならば、「リベラル左派」という立ち位置から、文字通りの「革新左翼」に成り下がってしまい、ふわっとした中間層の支持を瞬く間に失った。しかし、私は政治そのものには大して興味はなく、ここで書きたいのはそういう政策論争でもない。もっと単純に、ここでは右翼からも左翼からも差別される、現代の本物の被差別階級について扱いたい。
それはトランス女性(MtF: Male to Female)である。
トランス女性とは、性多様性を謳うLGBT的な価値観からの言い方で、精神病理としては性同一性障害(GID-MtF)がそれに該当する。海外においてはここは重ならないことも多いようだが、日本においてはこの二つはほとんど同じものと考えて構わない。
詳細は割愛するが、リベラル左派陣営はそもそも自由主義を前提とする。したがって、女性を家父長制から解放し女性を権利を男性と完全に平等化することを目的としていた従来のフェミニズムと親和性を持つのは当然である。しかしながらそれは日本においては、男女共同参画社会基本法(1999年)で成立し、権利において男女差別が完全に禁止されることで、その存在意義は乏しくなる。「女性は男性ほど稼げない」とTwitterではよく言われるが、同一条件での雇用であれば時給は全く同じはずで、そうでなければ違法になってしまう。
ここで、性同一性障害特例法(2003年)が成立することで事態が一変する。一言でいえば「トランス女性という名の男性は女性ではない。彼らは女性スペースを犯して性犯罪を犯す性犯罪者だ」と主張する人たちが現れたのである。その人たちは自身らが本当のフェミニスト、すなわちラディカルフェミニズムだと主張し、従来の権利の平等化を目指すにとどまっていた従来のフェミニズムをリベラルフェミニズムと蔑視して差別化を図っていった。そもそもこのラディカルフェミニズムは、徴兵制を背景として深刻な男女差別の問題が残っていた韓国から輸入されたものであるが、説明する意味合いに乏しいため、ここではその経緯については深くは触れない。当初はラディカルフェミニズムは異分子だったが、気づけばフェミズムの主流がラディカルフェミニズムとなっていった。それが現在のフェミニズムの主流派に置き換わったTERF(Trans Exclusionary Radical Feminist: トランス排除ラディカルフェミニスト)である。
TERFは徹底的にトランス女性を誹謗中傷し続けた。いや、今もし続けている。その主張は単純で、トランス女性と女装変質者は見分けがつかないからトランス女性を排除しろ、というものだ。そして、性同一性障害という医学的概念を完全に否定したうえで「トランス女性は男性です」と言う。これに対して、普通ならリベラルは反差別なのだから介入するはずが、リベラルは無視を続け、その間に多くのトランス女性たちが、今に至るまでに自殺を続けている。ryuchellは性同一性障害だともトランス女性だとも公言はしていなかったが、言動からは明らかにそうだったと考えられる。そう考えると、あれほどの誹謗中傷を浴び続けたryuchellもそんな被害者の一人だったのかもしれないと悲しい気持ちになる。
そして、問題となるのが政治家とフェミニズムとのかかわりである。結果からというと、社会党に由来を持つ日本のリベラル左派政党は、すでにフェミニズムの中身がまるで変容してしまっているにもかかわらず、このTERFをフェミニズムの正当な後継と考えて長い間受容をし続けた。しかし、TERFというのはだれがどう取り繕っても過激な差別主義である。口を開けば、トランス女性だけでなく、女性を扱った一般的な二次元の絵(フェミニストが言うところの「萌え絵」)に対しても誹謗中傷を繰り返し、皆さんもご存じのように一般のSNSの利用者からは冷たい目線を浴びせられ続けることになる。そこで中身の変容しきってしまったはずのフェミニズムを切り捨てられずに、票田であると読み違えてリベラル左派政党はこれを受け入れ続けてしまったことで、明らかに一般の指示の得られない、優先順位を明らかに誤った政策を選挙のたびに掲げ続け何度も自滅し続けた。私はそう思っている。
ちなみに、私自身は、いわゆるトランス女性かどうかはわからないが、精神科で性同一性障害とも診断されていて、身体の違和感を緩和するためにホルモン療法も行っているものの、世間からの差別が怖くて、結局そういう「男性」としてしか生きることのできていない、ryuchellとは真逆の小心者だ。今日のryuchellの死は、明日の私の死かもしれないと思いながら生きている。
トランスの人たちはno debateなんで、批判者の意見を詳しく読むことはないんだろうけど、TERFといわれている側はトランス側の主張をよく読んで矛盾を理解してるんだよね
特に疑問に思ったところ
アンブレラタームといいつつ、クロスドレッサーやオートガイネフィリアの存在を明言していない
>教えてくださいよ、○○○○大先生。「性別は一生変えられない」というのなら、私は○ぬしかないのですか?私の存在が「犯罪的なイデオロギー」なのですか?(p.32)
とGIDでオペ済の人が自○をほのめかしていた。
→TGismはセルフIDを推進しているのにこういう時にオペ済GIDの人を矢面に立たせるのは違うと思う。
双方の意見のすり合わせが必要なのに、明らかに議論が必要なことを自○をちらつかせて相手を黙らせて自分の意見を通そうするのは感情的脅迫(=心理的恐喝/Emotional Blackmail)であり、モラル・ハラスメントではないか?
ここで引用するにあたって、○○に書かれている個人名を伏せたが、実際は他称TERF側の意見をもつ論者の名前が名指しされていた。
他称TERF側だって女性や子どもにとっての権利との衝突があるし、安全や最悪の場合は命の危険があるから発言している。
>戸籍の性別を変えるための法律は極めて差別的な厳しい要件を課しており、全ての人が要件を満たせる訳では全くない。法改正の目処も立っていない。(p.27 水上文)
→特例法の性別変更要件を緩和するように求めていると思われる。
2003年に成立した「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」(通称・性同一性障害特例法)には、性別を変更するためには
①年齢要件 二十歳以上であること(成年年齢の引き下げとともない、2022年4月1日から18歳以上になった)
④手術要件(生殖不能要件) 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
⑤外観要件 その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること
を満たすことを条件にしている。
そもそもこの特例法というのは「性別適合手術を行った性同一性障害者」が日常生活になじめるようにと設けられた法律だと認識しているが、この条件を緩和するということは、法制度がつくられた前提条件が覆されて法の意味自体が変わってしまうし、「性自認」のみで戸籍が変更できるようになる(いわゆるセルフID制度)。文字通り「男性器がついたまま戸籍上女性」が存在することになり、女性スペースや医療や統計などのさまざまな場面で影響を及ぼすことになることをわたしは懸念する。
>違和の有無ではなく、まさしく特権性を名指すカテゴリーこそがシスジェンダーなのだ(p.28 水上文)
→「シス」は「トランスではない人」という意味で使っていて、わたしはトランスではないしシスでもないので勝手に「シス」呼ばわりしないでほしい。
だいたい「シス特権」という言葉は、男性をスルーして女性に対してわきまえろという文脈で発せられる方が多いし、わたしは「シス特権」という言葉は女性抑圧の新たな形だと思っている。
他称TERFをプロテスタント右派と中核とする保守のバックラッシュと同じ扱い(p.36 ゲンヤ)
→他称TERFに対する典型的なレッテル。もう100万回みた。
他にも「アンチフェミ/家父長制に加担/統一教会/Qアノン/極右/トランプ支持者/オルトライト」とかいろいろ言われてるけど、違います。
自認がどうであれ身体男性が女性のスペースに入らないでほしい(女子スポーツに参入とかも含む)って言ってるだけです。
このように女性スペースを使う当事者でもない男性が、抗議する女性たちに向かってレッテルを貼って「女性スペースは身体男性を受け入れろ」といってくるのはよく見る。
自分がどれほど無責任で横暴なことをしているか、それこそ「男性特権」を自覚してほしい。
「その声には応答しない」とno debateを歴史修正主義をひいて正当化(p.40 高島鈴)
→権利の衝突に関する議論をこうやって何年もno debateというスタンスで逃げ続けてきたようですが、世間にも「トランスジェンダー」や「トランス女性」の定義がだんだんと知られるようになってきていて、そのスタンスでいるのもいい加減苦しくなってきているのではないでしょうか。
「ラディフェミの分離主義は袋小路」(p.63 清水晶子)
→わたしはアカデミア事情には疎いのですが、清水晶子先生の専門はジェンダー学ではないんですよね?ジェンダー学専門の先生のお話も伺ってみたいです。
>[性自認を生物学的に証明してみろ]とドヤっている人が多いが、実は今、そのあたりの研究をまとめた論文に目を通している。神経解剖学的、遺伝学的な研究や、双子研究も参照して、多面的にgender identityの存在を確認している。実態は複雑だが、存在の否定は最早できないんじゃないか
https://twitter.com/w01f12/status/1677470361854803969
トランス批判側もGIDみたいな例を否定してないし、そういう人にはなんらかの要因があっておかしくないわな
むしろ医学的根拠のあるGIDを否定してるのはトランス側だってことをまだ理解しとらんのやな
手術してるのはGIDの人だろうと思ってたら、スザンヌみさきが登場しちゃったからね
https://twitter.com/noon_moon_boom/status/1674703865374212096