はてなキーワード: 宗教戦争とは
「自分の売名」と「原作へのリスペクト」が繋がっていることに違和感はないのか?
偶然聞いた情報でも何かしら影響を受けるから誰かは傷付き続けてしまうし、二次創作に寛容な人もいつか地獄を見るからな
最悪なのは作者がいなくなった時だ
自称ファンが尊敬の感情を正義に平気で墓を荒らす。イナゴが横一列に並んで倫理的なラインをじわじわ拡げ続ける。
気付くと作者ではなく二次創作者である個人にファンが付き、供給されない新作を埋めるように馴れ合い続け
小銭稼ぎ、ステマ、売名、身内ルールが蔓延り、まるで植民地。声を上げてももう遅い
「原作が好きな人」と「原作と二次創作が好きな人」は同じ視線の方向を見ているが、価値観にズレがあり冗談抜きでいつか宗教戦争を起こす
しかもどの界隈にも創作アスペがいて、行き過ぎた売名と無神経な二次創作をセットにやってくる。彼らは沈黙が金なのが創作者だけだと知っている
非難するより黙ってた方が原作のためになるとずっと思いこんでいたのがバカらしくなってきた
たくさんの人が誤解していると思ったので、一応記しておく。
ちなみにハルキストではない。本を読むのは好きだし村上春樹作品も一通り読んでいるが、ハルキストと名乗れるほど心酔している訳ではない。念の為。
村上春樹が大衆に受け入れられ、なおかつ世界的にも評価が高いのは、「アメリカ文学」を日本の文章、環境、時代に上手く落とし込んでいるからだと思う。
読みやすいとか安っぽいとか性描写が多いとか、そういう指摘は本質的でない。
村上春樹はチャンドラーやサリンジャー、フィッツジェラルドなどを好んで読むことで知られている。何なら自分で新訳を出し、巻末の解説で作品のすばらしさをくどくどと語っているくらいだ。
そしてこれらのアメリカ文学は、概ね「喪失」を題材としている。私個人の意見だが、一般に名著と言われる小説は、喪失を落とし込むのが抜群に上手い。
喪失を文章で表すのは意外と難しい。なぜなら日本という国は、ここ半世紀以上明確な危機を経験していないからだ。例えば、戦争。ベトナム戦争も、民族紛争も、宗教戦争もない。平和といえば聞こえがいいけれど、要するに、物語を紡ぐ必然性がないのである。
その中で村上は、そこはかとない喪失と、日本で起こった/これから起こりうるキャッチーな事件とを繋げていく。綿密な情景描写と不思議な比喩をもって。
余談ではあるが、中村文則にも同じことが言える。彼はドストエフスキーが好きだと公言している。ロシア文学に多い徹底的な自己分析と暗い雰囲気が、彼の作品には投影されている。