はてなキーワード: マストドンとは
かわんごは、もともとホリエモンとひろゆきを足して3で割ったくらいのポジションで、ファンもアンチも多かったが、ここまで嫌われてはいなかった、と思う。
ただ、カドカワのトップになったことで責任感みたいなものが出てきたのか、あちこちに顔を出してさまざまな持論……たいていは「理屈の上では」が常にエクスキューズされるようなピーキーなもの……を語るようになり、それがひろゆきのような在野の論客であれば「またあいつ炎上商法やってるよー」で済むところ、肩書きのこともあって変に影響力が強まり「あいつ本当にヤバイのでは…?」と思われるようになったのではないか。
たとえば「理屈の上では中国みたいに金盾やるのが権力者にとっては理想っすよ(国民としては許しちゃダメだけど)」みたいな過去の発言が、ブロッキング問題のときに引っ張り出されて「かわんごは金盾を作ろうとしている!」とか言われたりしていた。
直接的にはこれが最大の理由っぽい。
かわんごの主張を簡単に紹介すれば「著作権侵害にはブロッキングが最も有効である」であり、これを批判するなら「違憲だからブロッキングはダメ」、あるいは「政府が悪用するかもしれないからダメ」というだけの話なのだが(ブロッキングが本当に違憲かどうかは裁判に持ち込まないかぎり明らかではないし、ひとつでも例外を許せば中国みたいになっちゃう!という潔癖すぎる態度にも問題はあるわけで、個人的には情状酌量の余地はあると思っている)、結果的にこれがほとんど一方的な非難の対象となり、「政府の独裁を擁護する悪の腰巾着」のような印象がついてしまった。
これはコミュ力の塊であるところの山本一郎の煽りが効いてもいるのだろう。
こちらも情状酌量の余地はあると思っているのだが(もともとインフラ面も同時に強化するつもりだったのが「発表は新サービスに絞ったほうがウケがええやろ」と言及しなかったら、「変な機能を増やすだけでサーバーを増強しないつもりか!」と怒りを買ったとか)、ちょうどニコ動のサービスレベルの低下でヘイトを買っており、その憂さ晴らしもあって、水に落ちた犬は叩け状態になってしまった。
たつき降板で、オタクがカドカワに抱いた憎悪にも近い感情が、そのトップであるかわんごに向けられた可能性もある。
ちょうど炎上していたときに、マストドンにネタバレを隠す機能をつけて、「けもフレについて」というタイトル→(クリックしたら)「書くわけねえだろ」みたいな冗談をかまして顰蹙をかったこともあった。
「こんなところでそんな重要な情報を書くわけないじゃん」という本当にただの冗談だったのだが「けもフレのことなんておまえらに教えるわけないじゃん」というファンへの煽りだと解釈されてしまったのだ。
「かわんごってsuica使えないとかで炎上した奴だろ?」みたいなツイートをいくつか見た気がする。
とにかくコミュニケーションが下手。
「理屈を説けば理解してもらえる」みたいに思ってるんじゃないか。
本人はネット活動にさまざまなルールを設けていて、それをブログに明記しているのだが、そんなの読んでからやってくるアンチなんているわけがない。
たとえば一定のフォロワーが集まったらアカウントを消すというルールがあるらしいのだが、そんなことを知らない大多数のアンチは、アカウントが消えれば「かわんごが逃げた!」と盛り上がるだけである。
ブロッキング問題とかもあちこちに意見を残して、Twitterではアンチの煽りでも何でも質問に答えていたのだが、本人には一貫した文脈があっても、大多数の人はその場にある発言だけを(さらに色眼鏡付きで)見て判断するから盛大に誤解を招くのである。
ただでさえエクスキューズが多いのに、そのエクスキューズを伝えようとしない!
「ルールに則って一貫した態度を貫けば皆もわかってくれるはずだ」みたいな、そういう非コミュの極みみたいな考えを持っているからダメなのだと思う。
がんばれ、かわんご!