はてなキーワード: 内食とは
何かしらの訓練を積まないことには全てはどうしようもないのかなという気分に陥る。タイピングが自己流だからどうもタイプミスが多い。一日飲まず食わずで生きているがなんとかなりそうだ。だが水だけは一応飲んでおくか。賞味期限切れの水が心配なので普通に飲む。自炊が面倒くさい。自炊したくない。健康的なものが食べたいのだけれど、外食や内食は基本的に脂っこいものばかりだ。茶漬けとかそういう粗食もたまには食べたいものだ。何も食べたいものがないというのは一種の苦悩である。ミニマリストになりたい。様々な束縛から解放されたい。自分はもともと物欲の薄い方ではあるが、それでもものを切り詰めたい。でも、人というのは様々な雑多なものに束縛、或いは依存して生きているわけで、それをなんとかしようとしても無理だ。自分にできるのは、その束縛や依存の対象をコントロールすることぐらいである。ああ、タイピング能力がほしい、思いついたものを思いついたスピードで書けるだけの能力が。話は戻るけど、その束縛をどの対象に持って行くべきか、ということがさっぱり定まらない。なんというか、人としてよく生きるためには、多くの人がしている生き方に準ずることが、最適解ではないとはいえ、まあまあの解であるということは確かだと最近思う。自分がはぐれものでないかぎりは。ただ、それを無根拠に受け入れるのも、どうなんだろう、危ういものだ。みんななんだかんだで、「普通」の人生を歩むのだろうけど、そこの受容の仕方には人によって差があるのではないか。そこで無批判に受け入れるような人は、いざ自分が危うい境地に立たされたときに、自分が被害者のように振る舞ってしまうのだろう。自分は恐らく意外と保守的な人間で、それなりの合理性の下にこの世界が回っているという確信がある。だからこそ、一見無駄なように思える要素も、ジェンガのブロックのように、抜いてしまうとバランスが崩れてしまうのではないかと思ったりもする。ただ、僕が住むその世界における、ジェンガのブロックの組まれ方というのを僕はよく知らない。勿論、完璧に把握することはままならないだろうけど、かといって、それを知らずに生きるのは少し危うすぎる。よりよく生きる、ということは、より良く生きたことのない人間にはあまり良くわからない、ただ、自分の生きてきた短い期間の中で、幸福だなと感じた時間の条件を規定するならば、それは、ルーティンと、ランダムネスがちょうどいい割合で配合された生活というものだろう。どんなに恐ろしいことであれど、ルーティンとして繰り返されれば、人というのは順応する生き物なので、慣れきってしまう。宇宙飛行士が、「宇宙へ向かうというのは、死のリスクを大いにはらむ行為ですが、死の恐怖はなかったのですか」と問われたときに、「そういう訓練ばかりをやってきたので、馴れきってしまいました。それよりも早く宇宙に行きたかった」と返していたのが印象的だった。死というものですらルーティンのもとに恐怖は薄れてしまうもののようだ。つまりはそういうことなのだ。人はある種の冒険を常に冒し続けなければならない。人は退屈を嫌うからだ。もちろん、人によって、なにを退屈と感じ、なににドキドキするのかということは変わってくる。それどころか、それは一人の人生のなかでもどんどん変化していく。小さい頃は、ただそこに存在すること自体が冒険であった。そして、時間を経るにつれ、異性だったり友人だったり、様々な未知のものと対決していく。学校、仕事、結婚、出産、という現代の一つの模範的なライフスタイルは、冒険とルーティンのバランス、退屈とわくわくのバランスがうまく取れている、だからこそ多くの人が採用するのではないか。ただ、冒険というのは紙とペンだけでもできるものだし、勿論、世界を旅して回ることによってもできるのだし、人を愛することでもできるのだし、つまりは冒険は世界に転がっているのである。ここで重要なのは、どの冒険を自分は採用すべきかということである。自分にとってあまりに心理的負担が大きすぎる行為は辛い。かといって、楽すぎても退屈の渦のもとに自分が巻き取られてしまう。自分はどの冒険を選ぶべきなのか、どのルーティンの下に生き続けるのか。基本的にルーティンというのは人の心理的負担を減少させる効果がある。しかし、行き過ぎてしまうと、退屈に絡めとられてしまう。だからこそ、身をおくべきルーティンは、同時に冒険を生み出す構造でなければならない。ルーティンがルーティンであり続けてはならない。例えば、サラリーマンを例に取ってみても、新入時には様々なことになれないといけないし、それから時間を経ても、昇進だったり転勤だったり、ある程度のルーティンを破壊する構造ができている。というよりも、世の多くの仕事がそういうふうにできている。なんでもいい、世界を凝視し続けると、必ずそこには新たな世界が発見される。それは、今までルーティンであったものが、冒険へと変化した、まさにその瞬間だ。多くの人間にとって退屈な文章から、豊潤な世界を見出す大学教授のように、ルーティンは冒険へと変化し続ける。ならば、僕たちがよく生きるためにはどうすれば良いのだろうか、それは、世界に対して真剣に向かい合うという、その行為によってのみ可能である。生まれたての子供のように、与えられたものの全てを見つめ、全力で凝視するのだ。それが、ルーティンと冒険、退屈とワクワクをうまく共存させるための唯一の方法であるのだ。
これは、社会科学の基本に則って、一見非効率に見えることも実は合理的な行動の結果なのだ、と、解釈するのが妥当じゃないかな。エンジニア的に「効率的」で幸せにする方法はGoogleその他の先行事例でよく知られており、日本でもウェブ系ではそのノウハウを取り入れている。渋谷のテクベンチャーで繰り広げられているおしゃれオフィス競争とか、Slack活用してDevOpeだーとか、社内食堂競争とかね。彼らのビジネスにとっては優秀なエンジニアをつなぎとめることが利益に直結するからだろう。大手SIでそれが取り入れられてないとすれば、それにはその理由があるからだ、と考えるのが妥当。
一番最初の元増田の指摘は技術に偏っており、会社のバランスシートや株価までみているような感じはしない。前の増田も、「売上が上がる」としか言っていないから、ROIとかTCOとか考えて妥当な提案かどうかは微妙だと思う。
Excel仕様書業界では、エンジニアを「効率的な仕事」で幸せにするよりも、ISOなんたら規定に従って書類を整えることの方が利益につながるんだろう。あとは規模の違いかな。何千人もエンジニアがいたらもう官僚的になるしかないよね。だから、「非効率」をあげつらう「エンジニア」は、会社の社会における立ち位置と収益構造がよく見えてないだけだと思う。もちろん、Excel仕様書その他に慣れているからという理由だけで不適切なところまで援用して、ミクロなレベルで非効率性が出ることはあると思う。ただ、「大手SIには非効率を尊ぶ社員が多い」というのはおそらく言い過ぎだろう。
さっさと転職しろ、というのは技術力に自信があり、エンジニアを大事にしてくれる環境にいたいのなら妥当なアドバイスではあると思う。ISOとか歴史とかでかさ上げされていた会社の力がなくなる分、会社の社会での立ち位置は下がるけどね。
高度な訓練を受けた優秀な兵が、特殊部隊員とか空挺とか、まず最初に一番危険な最前線の任務に突っ込まれる。強襲偵察とかもそうだし、救難部隊も自分を守り生きるためだけでなく、他人を助けるだけのほんのわずかな余裕を訓練によって培って来たから、まず最初に危険な現場に突っ込まれる。
福島第一原子力発電所でも、まずベテランが作業をし続けた結果、早い段階で被爆限度量に達してしまい、現場を退くという話を聞いた。
IT業界も、まず危険な任務に優秀な人員が突っ込まれる。短納期、高技術、低予算のプロジェクトに優秀な人材が突っ込まれる。他にも混乱したプロジェクトにもレスキューとして突っ込まれるのも訓練したベテランである。そして最初につぶれていくのは、優秀な人たちだったりする。そういう優秀な人は、結局使い捨てであり、弊社だけかもしれないが、あらゆる突っ込み・攻撃の対象にさせられるのも、優秀な人たちである。
まぁ、割に合わない気もしますけどね。優秀が故に、より高いリスクを背負うってのは。
自衛隊のご飯は美味しいとよく聞くが、そりゃMREばかりはどうかと思うが、駐屯地や基地の食堂、艦内食とか美味しかった。それに引き換え弊社では競争相手の無い一企業独占状態の社員食堂。全然美味しくないし量も少ない。かといって安いかと思いきやそうでもない。文句があるなら外に食べに行けばと言われるが、事実上、外に食べに行くのは不可能な状態。一番近い飲食店(しかも牛丼屋)まで片道歩いて20分(コンビニはもっと遠い)。そして昼休みは45分しかない。何の楽しみも無い。
お偉方の得意な言葉にOJTがあるが、単に教育訓練費をけちっているだけで、前線の現場には大変な負担である。考えてもみよ。入隊したての新兵を何の訓練も無しに前線送り。生き残ればラッキーなんて軍隊が存在するとでも?前線のベテランがカバーするので大変な負担になる。優秀な兵隊は最初からいるわけではなく、国や軍隊が造り出すものであるよ。志願なら最初に試験類はあるだろうが、日々訓練である(戦時で無ければ)。IT業界では逆だ。通常が戦時であり、極稀に教育訓練がある。
ルーキーのOJTだけでも大変だというのに、IT業界ではフレンドリファイアは日常茶飯事。むしろフレンドリファイアは同じ人員が繰り返し起こす。自軍の最前線が進もうとする先に、せっせと地雷原を築く、クラスター爆弾を投下する。これが無いだけでも6割以上は効率が上がるはずなのに。
そして指揮官がイカン。なにしろ、ほとんどの指揮官は「炎上したプロジェクトを(人海戦術で)担当する事でやり甲斐を得る」事を明言している人が多い。弊社の部長課長連中はそんな感じ。現場の兵隊にはえらい迷惑な話である。まして戦力の逐次投入は被害を増すばかりである。指揮官であれば、プロジェクト内のくそったれな人員を基準にそれでもプロジェクトを進められるよう、環境を整えたり根回しをするものなのに、プロジェクト内最優秀を基準(であればまだマシだが、ほとんどの場合夢想のエスパーが基準)にして作戦を遂行する事になる。
顧客や自社上層部への工程進捗報告はもちろん、大本営発表である。
現場に渡される兵器もよく分からない。フルHDの画面の物を作らなければならないのに、支給されたPCはVRAMが8MB、モニタはSXGAだったとか、HDDが40GBであるとか、開発環境がExpressEditionであるとか、中古品で光学ドライブが動作しないとか。B-29に竹槍で闘いを挑めとでもいうのだろうか。コストカットの影響がこういう風に現れるから困る。
確かに、こちらもプロである以上、弘法筆を選ばずの如く、道具を選ばず任務を遂行する努力はするが、職人さんの使っている道具をみてみろ。職人が納得のいく道具を使っているだろう。相手がR-77装備のSu-35やMig-29だというのに、手持ちの戦力がサイドワインダー装備のF-4やF-1とかで対抗しなければならないとか。しかももっと悪い事にAWACSがいない。自機搭載のレーダーと肉眼だけが頼り。プロジェクト開始時点から絶望的な状況なのはよくある。指揮官の立てる作戦は「状況に柔軟に対応しつつ、臨機応変に」という玉虫色の指示しかこない。こんな命令が上から下りてきた軍隊はどう動くか見てみたい。
http://royalhd-kabunushiyushi.jimdo.com/
http://royalhd-kabunushiyushi.jimdo.com/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/
俗にいうお家騒動なのでしょうけど、問題は1人の非常勤取締役が実権を握っていてワンマンで、モラル的に問題のある発言が多い。そしてまわりの取締役幹部社員たちそれを容認してしまう。ということらしいです。
ロイヤルホールディングス社長自らこの非常勤取締役の発言や行動に対して、会社法やコンプライアンスに反してなければ、よいではないか。的発言をしてるらしい。
法的に問題なくても、ひとの上に立つ立場の人として言ってはいけない事をバンバン言ったりバンバンやったり、それに対してまわりが容認している状態が一般社員の不満となって蓄積されて、一部の有志が株主提案という形で爆発した模様です。
「この非常勤取締役は、ひとの上に立つほど人徳がないのでさっさと立ち去れ。そしてその非常勤取締役の取り巻きも一緒にやめてしまえ。」
と読み取れます。
【追記】2月23日にニュースが追加されていました一番下に貼り付けます
以下引用
株主提案趣意
1.このたび、考え方を同じくする我々共同提案株主は行動をともにすること を決意し、ロイヤルホールディングス株式会社の株主総会に向けて株主提案 をいたしました。株主の方には広く声をかけることはせず、最低限の3万株 を確保できるだけの範囲にとどめ、株主提案後に関係各位にご説明しようと 考えておりました。また、幸いにしてロイヤルグループ社員持株会も趣意を 同じく株主提案をいたしまして、株主の共同提案と持株会の提案がほぼ同時 期に提出されました。
株主提案に参加した株主は、この厳しい経済情勢の中でロイヤルグループ が生き残っていくためには現在のガバナンスを変える必要があるという点で 一致しており、経営陣にも現状の認識と株主提案に対する対応を協議し決議 してもらう必要があると確信しています。
2.今のロイヤルホールディングスの経営体制の最大の問題点は「短期的利益 への過剰な偏重」と「一人の非常勤取締役による会社の私物化行動とそれを 黙認する状況」です。
その根本的原因は、経営姿勢に大きな問題がある一個人、長年非常勤であ りながら代表取締役会長を務め、前回の株主総会後から代表取締役を退きな がらも実質的に支配している人物にあります。その人物の経営姿勢の問題点 を集約すると次の3点にまとめることができます。
1お客様サービスと従業員の処遇を軽視する経営姿勢。 2ロイヤルグループよりも、その人物が所有し、経営する私企業の利益
を優先する経営姿勢。 3コンプライアンスを軽視し、利己的に役員選任、幹部人事を行う経営
姿勢。 なお、この人物は会社の公表資料では非常勤とされていませんが、実際に
は自身が所有経営する私企業の代表職を主務としていることから、非常勤で あることは明らかであります。
3.ロイヤルグループは江頭匡一創業者亡きあとも、経営基本理念を念頭に、 お客様を第一に考え、日本で一番質の高い商品を供給する外食事業の実現を 目的としてきました。また、上場企業として社会的責任を果たすとともに企 業利益の向上を図り、多角化やリッチモンドホテルに代表される新たな収益 事業の確立など株主の皆様の利益にも資する経営に専心してきました。
しかし、その傍らでこの人物は会社の私物化と取られかねない言動を繰り 返してきました。そして、昨年の株主総会において取締役が改選されましたが、通常の企業の常識である会長、社長をトップとする対外的序列とは異な る構成となるなど異常な体制を構築してきています。過去1年間で、会長と 社長の間で経営課題の議論をすることは残念ながら無く、社長は有能な人物 であるにもかかわらず、重要事項は全てこの人物の了解を得ていると発言し ているようです。その後、多くの社員がこの体制で問題化している事実につ いて断片的には理解していることも分かり、何がそうさせているのか理解に 苦しむ中、今回の提案の決意に至った次第であります。
私物化行動と短期的利益偏重の事例については多数あり、その顕在化した 日時とともにまとめた資料も手元にございますが、代表的なものは株主提案 書上の提案理由内に記載した通りであります。この資料は株主提案に併せて ロイヤルホールディングスに送付していることを申し添えます。
4.今回の株主提案の趣旨は、経営基本理念を堅持した営業方針に戻るととも に、一個人に支配されているような取締役会を刷新し、取締役の忠実義務が 果たされているかどうかを、社外の公正な立場の取締役、監査役によりチ ェックできるシステムを確立することにあります。経営の継続性の観点か ら、引き続き現社長を取締役候補の筆頭にあげました。しかし、その在任期 間は短期であり、上記のような懸念があることも考慮し、経営体制正常化に 至らせるまでに過去の経験を活かせる現会長も候補と致しました。そして生 え抜き社員を中心として、営業・管理それぞれの経験を持った人物をバラン スよく配置した構成を組み、更に組織のチェック体制を強化するために中立 な立場から専門性をもって意見できる人物2名を、このような現状をご理解 頂いた上で社外役員候補者に迎えました。監査論を専門とされる中央大学商 学部の児島教授と元検事総長である樋渡弁護士であります。お二人には我 々の提案趣意をご理解された上で候補者に上がることをご承諾頂いておりま す。
5.我々共同提案株主は今回の株主提案が実現したとしても、組織はほとんど 変わることなく運営できると考えています。ほんの5,6人の幹部が異動す るだけになる程度の変化で、組織の空気は一変すると思います。
なぜなら変わってもらわねばならない人たちは、現在の組織に圧力を加え るだけで実質的なお客様サービスや従業員処遇の改善の役には立ってはいな いと多くの社員が考えているからです。なんと言っても飲食業は楽しくなけ ればならないと思います。顧客満足度に関する公的調査においてファミリ ーレストラン業界の最下位を低迷しているロイヤルホストを改革することは 短時日ではできないと思います。新しい時代に合わせてどのような店に、事 業に作り直していけるのか、研究することが必要です。短期的利益を優先し ては顧客満足度は低下するばかりで将来の発展は難しくなると思います。グ ループが手がける機内食やホテルなど他の事業においても次の時代を見据え た戦略が必要です。そのために、経営体制を刷新することが第一に考えられ なければいけません。取締役会はどう行動したらよいでしょう。真剣な議論
が必要です。今後、我々の提案が大きな切り口として改めて取り上げられる ことを期待して止みません。
6.株主提案の内容は提案の理由も含めて株主総会招集通知に記載され、全て の株主の目に触れることになります。取締役会として、この提案に対し、ど のような議論がなされるのか。会社の将来に資するためにはどうしたらよい のか。株主提案の取締役と監査役候補リストは会社の現状や経営の継続性な どを考えて慎重に決定されたものですが、その良否について是非とも議論し ていただきたい。我々株主にはこれからも会社側と協議を行う意思がありま す。そして、この議論はロイヤルグループの将来を考える上での重大な岐路 になると確信します。
7.最後に、我々の株主提案を会社に提出してから、現在(1月27日)まで の状況を以下の通り記します。
1月13日付株主提案書が会社に送達され、成立したのは1月14日でし た。その直後から非公式にあった会社側からのアプローチは、提案内容の議 論ではなく、提案そのものへの撤回要求のみでありました。
その後、1月25日に取締役会が開催され、上記の共同提案株主に加わ っている取締役が株主提案に至った経緯と趣意を席上でお話し致しました。 本来は経営側代表と株主側代表の協議の場で話すべき内容ですが、そのよう な場が設けられることが無いままに取締役会を迎えたため、やむを得ず取締 役として出席しながら、共同提案株主に代わって役員の皆様にお伝えしたも のです。しかし、取締役会における議論は大半が株主提案という手法への批 判 に終始し、また株主提案の趣意については「そのような企業ガバナンス 上の問題は起こっていない」という論調で終始進みました。結果的に翌1月 26日15時までに株主提案が撤回されない場合には適時開示を行うとの決 議がされましたが、その時点に至っても適時開示されることはありませんで した。
1月27日に会社側と協議の場を持つことで合意し、会社側顧問弁護士 の事務所において、会社側代表として社長他1名、株主側代表として2名が 双方の弁護士同席のもとで意見交換に臨みました。しかし、会社側はまず適 時開示要否の解釈を議案に持ち出し、時間を費やされました。また、会社側 の弁護士から「1月25日の取締役会で、社長は、会社側の取締役候補案は 固まっていないが、株主提案の候補者に入っていない取締役2名(実際の席 上では具体名が示されました)には引き続き取締役の職をお願いしたいと発 言されましたが、この点については如何ですか。」と質問されました。株主 側からは「株主提案の趣旨に基づいて現任取締役から外した人物を認めるこ とは考え難い」と答え、そして、単に候補者リストを出すのみでなく、株主
側の提案理由に対する見解を聞かせて欲しいとお願いしました。社長は当 初、「見解はあるが答える必要はない」と述べられましたので、協議の場で のそういった回答は理解し難い、と伝えると「では答えます。株主側の提案 理由に記載されている内容は一切認知していない」と話されました。株主側 からは「ぜひ他の取締役の皆様ともよく相談されて、再度協議をお願いした い」と申し上げ、その場を終えております。
1月27日以降の会社(ロイヤルホールディングス)との協議状況は以下の通りです。
1月27日の協議では、株主側提案が社長から全面否定されましたが、再考をお願い して、今後も協議を続けたい株主側の意向を伝えました。 その後、2月13日までは会社側からは何の連絡もありませんでした。なお、この 間、2月3日に会社側が株主提案に反対することを開示しています。 2月14日に共同提案株主が代理人を委任している幡田宏樹弁護士に、会社側から 「協議の用意がある」とのFAXが入りました。株主側は会社側からの提案ができたの だろう、と理解し、まずはその会社提案を確認して、これまでの双方の主張を整理する ために幡田弁護士に協議の場に臨んでもらうことになりました。 協議は2月16日に実施されました。会社側弁護士である山田弁護士の事務所におい て、会社側からは社長を含む4名に山田弁護士、株主側は幡田弁護士が出席。しかし、 会社側からは案の提示は無く、会社側は会社案の正当性を主張し、株主側に提案を求め てきました。株主側はまずは協議をとの思いから、提案趣意に反することは認められな いが、定款に定められた取締役10名監査役5名の範囲で双方案を汲み取った構成の協 議に取り組む可能性を提示しました。しかし、会社側は受け付けず、会社案を株主側が 飲む以外は認められないとの姿勢でありました。株主側は協議の継続を意識して、一旦 持ち帰り、検討することとして、この日は終えています。 株主側で対策を検討し、再度の協議の設定を幡田弁護士を通じて会社側に依頼しまし たところ、2月22日に行われることとなりました。場所は会社(ロイヤルホールディングス)の東京本部にある応接 室で、会社側からは社長を含む4名に山田弁護士、株主側は2名に幡田弁護士が出席。 ここでも、会社からは案の提示は無く、株主側に提案を求めてきました。株主側からは やむを得ず、提案趣意に一部合わない内容であっても定款の定員範囲内での構成を協議 することに踏み込む可能性を示しましたが、会社側の対応は一切変わらず、会社案以外 は受け入れられないとの姿勢に終始しました。 また、そもそも案を検討するための前提認識の相違が問題ではないか、との考えも株 主側にはありました。株主側が株主提案と共に会社側に提出した、提案趣意の下地にも なった事実の記録に関して、会社側は外部弁護士を委員長とする調査委員会を立ち上げ て、事実の当否の確認に取り組んでいます。そこで、その調査が完了すれば、前提となる事実認識を揃えて協議に入ることも可能になるのではと思い、その進捗状況を質問し ました。しかし、時間がかかっており、中立性の維持から委員会に早めることを強く要 求することは難しく、調査結果が出るのは早くとも3月10日以降、との説明がありま した。続いて株主側から、その調査はそもそも何を目的としているのかを質問しました ところ、何回かのやりとりの後にその結果を株主総会で説明することには言及されたも のの、当初の目的自体は不明瞭な回答でありました。株主側から、当初は株主提案に対 する会社評価に使う目的だったのだが着手してみると時間がかかることがわかり、その 目的を外したのか、と質しても回答はありません。視点を変えて、時間がかかることが 問題ならば設定した時間で結論を出してくれる弁護士に依頼することを考えて欲しか った、と株主側から述べました。 以上のやりとりであり、双方が提案を持ち寄り、検討するような本来の協議の場とは 異なる状況でここまで推移してきています。株主側としては協議の継続を求める意思に なんら変わりはありません。しかし、会社側が提案も無く、株主側の歩み寄りを拒否す る中では残念ながら進展は望めなくなっていることが悩ましい限りです。
以 上