2011年03月20日の日記

2011-03-20

多国籍軍戦争を始めた!と考える前に知って欲しいこと

僕は多国籍軍正義だと訴えたい訳ではなく、リビア国民カダフィに対抗する人たちの事を想うからこそ、多国籍軍ができるだけ少ない犠牲で迅速に成果をあげることを願っている。

介入までの経緯を忘れてる人が多いので、これを書こうと思った。

この文章 自体にたいした問題はないのだが、これを読んで「多国籍軍が悪い!カダフィ英雄!」と言い出す知り合いがいるのに驚いた。かなり平易に噛み砕いて説明してるから、仕方ないのかもしれないが、これを読んで「カダフィ反政府側がにらみあっただけで、世論を無視して多国籍軍が急激に推し進めて戦争始めた」と取る人がいる。

自分は、最後最後までリビア反政府側の人々、つまりリビア国民殆どを思えば、できることなら介入が行われない方が良いとずっと思ってた。事の経緯を見守ってた人の多くがそんな想いだろう。介入は望まないという大きな旗、あの写真は今でも忘れらない。リビア民主化は、リビアの民衆の力で行われるべきだった。

しかし、一ヶ月あまりの間、あまりにも多くの民衆が犠牲になった。

今でこそ武装している民衆もいるが、多くが無抵抗やせいぜい棒や投石程度の武装で虐殺された。非人道的な兵器が民衆に対して使われた。爆撃を命令された戦闘機が命令を遂行できず、マルタ亡命したのを覚えているだろうか。掘り出されただけで数百人という単位で、命令に背いた高官が埋められていた。数千人が地下に閉じ込められていた。多くの幹部がカダフィから離反し、同胞を虐殺することを望まない軍も離反し始めたために、カダフィ傭兵を使って国民を攻撃し続けた。

その間、何度いまこそ介入すべき時ではないかという論争があった。しかし、リビアの人の誇り高き「死は覚悟の上だ、最後まで自分たちで戦って自由を勝ちとりたい」という命がけの訴えを見て、出来るなら介入なしでカダフィの降伏まで行って欲しいが…と犠牲者数に呻きながら祈るような世論Twitterでは主流だった。

むしろ、これだけの非人道的な虐殺が行われているのに、介入が今まで起きなかった事に、国際社会は本当によく我慢したとさえ思える。ブッシュだったら半月は前にもうリビアミサイルを撃ち込んでいたのではないだろうか。オバマ最後最後まで乗り気ではなかった。(昨日の声明がどっかに上がっているだろうから、読んでいただきたい。)

国連の決議が行われた直前には、反政府側の最後の拠点であるベンガジに総攻撃をかける、残り24時間で全てを終わらせるというカダフィからの通告があった。この時点では、介入も致し方なし助けに来て欲しいという意見リビア国民に見られるようになっていた。もしカダフィ側が本気で空爆を始めれば、多くの国民が一瞬で死ぬ。これを受けたギリギリタイミング国連の決議が通った。

決議のすぐあとに、カダフィ側は「即時停戦する」という声明を出した国連はすぐに攻撃を行わず、カダフィが本当に攻撃をやめるのか見守った。しかし、言っている事とは裏腹にミスラタへの攻撃は止まぬどころか、ベンガジにまで爆撃が行われた。

どうみても崖っぷちの状況だ。

介入はここで始まった。昨日のことだ。

介入を認めたくない、リビア人の手で民主化を成し遂げさせたいと思っていた自分でさえ、これ以上は無理ではないかという瀬戸際タイミングだった。

しかし、多くの人はこれを聞いて「戦争が今始まった。多国籍軍戦争を始めた」と取る。違うんだ、一ヶ月前からリビア国民の戦いは続いていたんだ。カダフィ虐殺は行われていたんだ。

一度介入が始まったからには、いかに民衆の被害を少なく、迅速にカダフィを降伏させるかを論点として欲しい

英国はともかく少なくともオバマ最後まで消極的で苦渋の決断として今回の決定を飲んでいる。米軍は地上制圧しないと言っている。ブッシュのようにやらせまで使って世論を煽って正義を振りかざして攻撃したわけではない。始めに上げたブログで、世論は介入に傾いていないのにとあるが、それはオバマブッシュのように世論操作しなかった、比較的冷静であった証拠だろう。

イラクがあのような事態になったのは、操作された世論によるところも多く、多国籍軍正義を振りかざして攻撃しにいった感が強いが、今回は違う。介入が始まったからといって、絶対に最悪のストーリーになると決まったわけではなく、まだどのように被害を最小におさえつつ、どれだけ早くカダフィを降伏させるかという目的が残っているのだ。

しかに、この介入で得をする国もあるだろうが、これまでのような「反米親米か」「宗教戦争」「米帝」「イスラム教が悪い」などといったイメージにむりやり押し込めてリビアの状況を捉えないでしい。そして、そういうステレオタイプしか見ない論争によって、カダフィの行った戦争犯罪虐殺行為、なによりもリビアの民衆の意思と行動と犠牲がおざなりにされることだけは無い様に願う。

カダフィの言動について

カダフィを擁護する意見の中には、カダフィの演説する支離滅裂な内容を信じている方もいます。カダフィ自分の敵を西側諸国の回し者だと言ったり、アルカイーダだといったり、麻薬漬けにされた反逆者だと言ったり、国民電話を使えないように情報統制しておいて、「国民が私に電話で助けを求めている」等と言ったり、しまいにはアルジャジーラ黒幕だとまで言っていて滅茶苦茶です最近は「英雄である私が国民を守る為にアルカイーダと戦っている所に多国籍軍を名乗る十字軍が侵略してきた」ことにしたいようですが。次に何を言い出すのか注目しておいてください。

さらに、多国籍軍によって国民が攻撃されたとリビア国営放送では虚偽の内容を流し続けています。リビア人の中には「カダフィ捏造の為に、冷蔵庫に数千人の死体を用意している」という噂を語る人もいます。そんな噂が本当に信じられるような状況なのです

多国籍軍正義だとは言わないけど、それ以上にカダフィの言う事を信じるのは陰謀論がかわいらしくなるほどトンデモな事だと自覚して欲しいです

戦時中たいキモい」、って…

人間から攻撃うけてないだけで、非常時なのは間違いない。

美談じゃなくて、声高に言わないだけ。

「転んで膝から血が出たけれど、痛いのを必死で我慢してる」だけだ。

それが親や先祖から学んできた事で、周囲の対応もそれほど違わない。

困った時はお互いさまと言える環境は、誇っていいんじゃないかと思うけどな。

それを「キモい」で片付けられる事が不快

まぁ身内にそういう意見の人が居ないからいいし、ツイならアンフォローすればいいだけだけどね。

どさくさに紛れて公の企業・団体でふざけたことをやりすぎだ

東日本大震災東北関東大震災)への、日本ユニセフ協会ならびにユニセフ対応について

ユニセフによる日本への支援は、第2次世界大戦直後の昭和24年に始まり、

昭和39年に終了いたしました。 その後、日本国内では、これまでも大規模な自然災害

各地で発生しましたが、ユニセフの支援がそうした場面で提供されることはございませんでした

「当緊急支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合被災者の皆さまへの

支援が行き届き、ユニセフ日本ユニセフ協会提供できる内容の支援が被災地では

必要ないと判断される場合)、ユニセフ実施する他国・ 地域での紛争・自然災害などによる

緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。」

http://www.unicef.or.jp/osirase/back2011/1103_12.htm

山内正敏氏によると、浪江町は「黄信号」、福島市いわき市も「妊婦に黄信号に近い」

http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html

によれば

成人:赤信号=1,000マイクロシーベルト

   黄信号=  100マイクロシーベルト

妊婦:赤信号=  300マイクロシーベルト

   黄信号=   30マイクロシーベルト

信号=「緊急に脱出すべきレベル

信号=「脱出準備を始めたほうがいいレベル

浪江町(30キロ地点)=18日に140~150マイクロシーベルト/時

            19日に132~136マイクロシーベルト/時

いわき市=15日に23.72マイクロシーベルト/時

福島市=15日に20.18マイクロシーベルト/時

郡山市=15日に8.26マイクロシーベルト/時

北茨城市=15日に5,575マイクロシーベルト/時

新宿=15日に0.8マイクロシーベルト/時

浪江町は「成人妊婦に黄信号レベル

いわき市福島市は、妊婦にとっては黄信号に近いレベルということ。

関東は今のところ大丈夫か?

大丈夫?」っていうと

大丈夫」っていう

「安全?」っていうと

「安全」っていう

あとでこわくなって

漏れてる?」っていうと

漏れてる」っていう

こだまでしょうか

いいえ、東電です

見出し記法が上手くいかない

匿名ダイアリーだと上手く行くんだけど

おなじことをはてなダイアリーでやろうとすると

見出しが出来ずに*のあるところから別のエントリなっちゃう。


親切などなたか

はてなダイアリーでも見出しの作り方を教えてください。

いくら検索してもさっぱりわかりません。

表示モード日記モードにしてもだめです

http://anond.hatelabo.jp/20110318110021

俺のところでも、自宅の立地によって出社できてしまう人が損を被る構図になってしまってる。

「待機組の負荷を増やせ!」みたい社畜主張はしないけど、自宅待機組と出社組で不公平感が出てるのは均したい。

http://anond.hatelabo.jp/20110320133158

理屈バカの俺がまったくの初心者がとっつきやすい本を紹介するぞ。

調理に入る前に気分を高める本

フランス料理の学び方―特質歴史 (中公文庫) 辻 静雄

歴史からフランス料理考察している。

現存する料理の原型から考察することで、個々の調理工程化学的な本質が見えてくる。

たとえばシチューカレーの"ルー"とはどういう必要性で、どういう技術革新によって、どういう世界で生まれどう発展したのか、という感じの書き方。

右手包丁左手醤油 (文春文庫PLUS) 小山 裕久

これは文化論的なエッセイ日本人にとって、という視点が強い。

日本料理神髄 (河出文庫)小山 裕久

右手包丁ほとんど読み物だが、これはずいぶんと理屈っぽい。

大使閣下の料理人 (モーニングKC)西村 ミツル, かわすみ ひろし

漫画。とにかく気分が高まるから読んどくといい。

技術

家庭科の実習書あたり。

食品成分表をあわせて読むこと。

応用編

・割合で覚える和の基本 村田 吉弘

今日の料理で連載していた人気コーナーを本にしたもの。

割合で味付けを決めてしまからかなり乱暴だが、味見しなくともそこそこ美味しい味付けになる。

・大好きな炒めもの ウー ウェン

中華はとりあえず味覇(ウェイパー)という調味料さえあればなんとかなるんだが、それを使わないならこの本。

中国食文化に関しても触れていて◎

残念な人達

専門分野に関しては卓越した知見を持っているけど、専門外の分野に対しても「俺/私はそっちも詳しいんだぞ」と言わんばかりの態度で頓珍漢な発言をしてしま人達

貴方が偉いのはその専門分野の中だけの話なんですよ。

それ以外の分野ではそこらの素人と同じポジションなんです。知らない事は知らないときっぱりと明言して黙っているのが、結局は貴方の名誉を傷つけないんです。それが分かってない人の何と多い事か。

所長、TNPって何の略なんですか?

楽しい仲間がぽぽぽぽーん」だ!

http://anond.hatelabo.jp/20110320111306

もし震災で亡くなっていたら最後エントリはあれになるのか。

でもオレも結末までは見たいから最終話を放映してからにしてねんw

まさか最終話を観れない理由が「自分がこの世からいなくなるから」だなんて誰が思うだろうか…。

http://anond.hatelabo.jp/20110320133158

覚えなくても作りたい物のレシピ調べればええんちゃう?

覚えないとアカンの?

http://anond.hatelabo.jp/20110318110021

増田の正しい使用法。

かにリアルで言っちゃうと反発くらいそう。

でもまあ本音だよね。

「こんなとき助け合いから頑張らなくちゃ!」

って自然に思える人は思えるんだろうけど、なかなかそうはいかんよね。

頑張らなくちゃ!って思う人だって後で反動来るかもしれないから、

こうやって適当なところでガス抜きしたほうがいいと思う。増田お疲れ!

伊豆って、疎開になってないじゃん

http://anond.hatelabo.jp/20110319172127

どうでもいいが、東浩紀氏の伊豆疎開」って、意味あるの?

伊豆半島って、行政的には静岡県だけど、気象的・地勢的には「関東」でしょう。

関東テレビ電波も入るし)

元増田の主張が正しければ、半島西部なら放射能風は来ないが、半島東部だと放射能風が来る。

あと、伊豆半島、「東京電力50ヘルツエリア」で、バリバリ計画停電エリアなんですが。

どうせ疎開するなら、電力に負担掛けない60ヘルツエリアに逃げろよ。

電力各社の発電電力量構成比(2009年実績見込)

電力会社水力火力原子力その他
北海道電力16%48%34%2%
東北電力13%63%21%3%
東京電力5%67%280%
北陸電力25%41%331%
中部電力9%76%14%1%
関西電力1045%45%1%
中国電力6%78%15%1%
四国電力7%51%41%1%
九州電力13%61%25%1%
沖縄電力0%99%0%1%

http://anond.hatelabo.jp/20110320121446

地震の呼称」と「震災の呼称」は違うよ

阪神大震災でいえば、

地震の呼称:平成7年(1995年)兵庫県南部地震

 (気象庁震災当日に命名)

震災の呼称:阪神・淡路大震災

 (閣議決定で約1ヵ月後の2月14日に命名)

東北地方太平洋沖地震」は気象庁命名のほうで、

震災の呼称はまだ決められてない

http://anond.hatelabo.jp/20110320032147

感受性が強い人は大変だなあって、それあんたのことじゃないの。

不謹慎からこんなこと誰にも言えないと思って増田で書いたんだろうけど、

ショッキングな出来事が続いて参ってるのは読んでてわかるよ。

あんたみたいな人はい日本中にいっぱいいると思う。

でも震災津波の被害を受けなかったことに罪悪感は感じなくていい。

http://anond.hatelabo.jp/20110319190926

蓄電は出来ないだろ。それにIH電気暖房とを使えるのかしらんが、系統連結してない状態で同時使用は快晴日でも出来るかどうか。

PVダメとは言わないが伝聞ベース煽りすぎ。

料理を覚えたいと思っているのですが、

何か良いページはありませんか。

http://anond.hatelabo.jp/20110319212748

いや、義援金震災復興に100%使われなきゃダメなんて言ってないから。ただ、募金者がどうしたいか、その目的に沿って寄付しましょうというだけのことで。

人間自分自分家族を中心にして同心円的に同情心を抱くのは自然なことであって、今は他国への募金にまでは気が回らないという人がほとんどだと思うのよ。

状況が落ち着いてきた時に、他国への支援は改めて考えればいいことだし、実際、日本人はこれまでずっと他国への支援をやってきたから、国境なき医師団だって組織として存続できた面もあるわけだからね。

ただ、組織組織として存続するためには非営利の団体であっても経費がかかるのは当たり前であって、「100%募金をそのまま被災者のために使う団体」なんてのは、そもそも規模としてたいしたことはないし、永続性を前提にしていない。ユニセフにしろ国境なき医師団にしろ、活動してゆくうえで経費はかかるのだし、しっかりした組織であればあるほど、組織の維持費が相応にかかるのは当たり前だね。

経費もろくに見積もっていないようなそんな危ない団体に募金なんてできないよ。

私は毎年、20万円くらい某カトリック系の慈善団体寄付しているけれど、それは募金じゃなくて、「組織運営のための必要経費につかってください」と言って寄付している。運営者の方々がいか善意の人であっても、通信費や宿泊費、もろもろの経費をいつもいつも運営者個人が持ち出すわけにはいかないし、そんな無理な活動が長続きするはずがない。

運営のための必要経費を募金から捻出するのは、運営の人たちも心理的に負い目があって、「運営費として使ってください」と言って寄付するとものすごく喜ばれますよ。

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