僕は多国籍軍が正義だと訴えたい訳ではなく、リビアの国民、カダフィに対抗する人たちの事を想うからこそ、多国籍軍ができるだけ少ない犠牲で迅速に成果をあげることを願っている。
介入までの経緯を忘れてる人が多いので、これを書こうと思った。
この文章 自体にたいした問題はないのだが、これを読んで「多国籍軍が悪い!カダフィは英雄!」と言い出す知り合いがいるのに驚いた。かなり平易に噛み砕いて説明してるから、仕方ないのかもしれないが、これを読んで「カダフィと反政府側がにらみあっただけで、世論を無視して多国籍軍が急激に推し進めて戦争始めた」と取る人がいる。
自分は、最後の最後までリビア反政府側の人々、つまりリビアの国民殆どを思えば、できることなら介入が行われない方が良いとずっと思ってた。事の経緯を見守ってた人の多くがそんな想いだろう。介入は望まないという大きな旗、あの写真は今でも忘れらない。リビアの民主化は、リビアの民衆の力で行われるべきだった。
しかし、一ヶ月あまりの間、あまりにも多くの民衆が犠牲になった。
今でこそ武装している民衆もいるが、多くが無抵抗やせいぜい棒や投石程度の武装で虐殺された。非人道的な兵器が民衆に対して使われた。爆撃を命令された戦闘機が命令を遂行できず、マルタに亡命したのを覚えているだろうか。掘り出されただけで数百人という単位で、命令に背いた高官が埋められていた。数千人が地下に閉じ込められていた。多くの幹部がカダフィから離反し、同胞を虐殺することを望まない軍も離反し始めたために、カダフィは傭兵を使って国民を攻撃し続けた。
その間、何度もいまこそ介入すべき時ではないかという論争があった。しかし、リビアの人の誇り高き「死は覚悟の上だ、最後まで自分たちで戦って自由を勝ちとりたい」という命がけの訴えを見て、出来るなら介入なしでカダフィの降伏まで行って欲しいが…と犠牲者数に呻きながら祈るような世論がTwitterでは主流だった。
むしろ、これだけの非人道的な虐殺が行われているのに、介入が今まで起きなかった事に、国際社会は本当によく我慢したとさえ思える。ブッシュだったら半月は前にもうリビアにミサイルを撃ち込んでいたのではないだろうか。オバマは最後の最後まで乗り気ではなかった。(昨日の声明がどっかに上がっているだろうから、読んでいただきたい。)
国連の決議が行われた直前には、反政府側の最後の拠点であるベンガジに総攻撃をかける、残り24時間で全てを終わらせるというカダフィ側からの通告があった。この時点では、介入も致し方なし助けに来て欲しいという意見もリビア国民に見られるようになっていた。もしカダフィ側が本気で空爆を始めれば、多くの国民が一瞬で死ぬ。これを受けたギリギリのタイミングで国連の決議が通った。
決議のすぐあとに、カダフィ側は「即時停戦する」という声明を出した。国連はすぐに攻撃を行わず、カダフィが本当に攻撃をやめるのか見守った。しかし、言っている事とは裏腹にミスラタへの攻撃は止まぬどころか、ベンガジにまで爆撃が行われた。
どうみても崖っぷちの状況だ。
介入はここで始まった。昨日のことだ。
介入を認めたくない、リビア人の手で民主化を成し遂げさせたいと思っていた自分でさえ、これ以上は無理ではないかという瀬戸際のタイミングだった。
しかし、多くの人はこれを聞いて「戦争が今始まった。多国籍軍が戦争を始めた」と取る。違うんだ、一ヶ月前からリビア国民の戦いは続いていたんだ。カダフィの虐殺は行われていたんだ。
一度介入が始まったからには、いかに民衆の被害を少なく、迅速にカダフィを降伏させるかを論点として欲しい。
英国はともかく少なくともオバマは最後まで消極的で苦渋の決断として今回の決定を飲んでいる。米軍は地上制圧しないと言っている。ブッシュのようにやらせまで使って世論を煽って正義を振りかざして攻撃したわけではない。始めに上げたブログで、世論は介入に傾いていないのにとあるが、それはオバマがブッシュのように世論操作しなかった、比較的冷静であった証拠だろう。
イラクがあのような事態になったのは、操作された世論によるところも多く、多国籍軍も正義を振りかざして攻撃しにいった感が強いが、今回は違う。介入が始まったからといって、絶対に最悪のストーリーになると決まったわけではなく、まだどのように被害を最小におさえつつ、どれだけ早くカダフィを降伏させるかという目的が残っているのだ。
たしかに、この介入で得をする国もあるだろうが、これまでのような「反米か親米か」「宗教戦争」「米帝」「イスラム教が悪い」などといったイメージにむりやり押し込めてリビアの状況を捉えないで欲しい。そして、そういうステレオタイプでしか見ない論争によって、カダフィの行った戦争犯罪、虐殺行為、なによりもリビアの民衆の意思と行動と犠牲がおざなりにされることだけは無い様に願う。
カダフィを擁護する意見の中には、カダフィの演説する支離滅裂な内容を信じている方もいます。カダフィは自分の敵を西側諸国の回し者だと言ったり、アルカイーダだといったり、麻薬漬けにされた反逆者だと言ったり、国民が電話を使えないように情報統制しておいて、「国民が私に電話で助けを求めている」等と言ったり、しまいにはアルジャジーラが黒幕だとまで言っていて滅茶苦茶です。最近は「英雄である私が国民を守る為にアルカイーダと戦っている所に多国籍軍を名乗る十字軍が侵略してきた」ことにしたいようですが。次に何を言い出すのか注目しておいてください。
さらに、多国籍軍によって国民が攻撃されたとリビアの国営放送では虚偽の内容を流し続けています。リビア人の中には「カダフィは捏造の為に、冷蔵庫に数千人の死体を用意している」という噂を語る人もいます。そんな噂が本当に信じられるような状況なのです。
多国籍軍が正義だとは言わないけど、それ以上にカダフィの言う事を信じるのは陰謀論がかわいらしくなるほどトンデモな事だと自覚して欲しいです。
美談じゃなくて、声高に言わないだけ。
「転んで膝から血が出たけれど、痛いのを必死で我慢してる」だけだ。
それが親や先祖から学んできた事で、周囲の対応もそれほど違わない。
東日本大震災(東北関東大震災)への、日本ユニセフ協会ならびにユニセフの対応について
「ユニセフによる日本への支援は、第2次世界大戦直後の昭和24年に始まり、
昭和39年に終了いたしました。 その後、日本国内では、これまでも大規模な自然災害が
各地で発生しましたが、ユニセフの支援がそうした場面で提供されることはございませんでした」
「当緊急支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合(被災者の皆さまへの
支援が行き届き、ユニセフと 日本ユニセフ協会が提供できる内容の支援が被災地では
必要ないと判断される場合)、ユニセフが実施する他国・ 地域での紛争・自然災害などによる
http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html
によれば
浪江町(30キロ地点)=18日に140~150マイクロシーベルト/時
19日に132~136マイクロシーベルト/時
おなじことをはてなダイアリーでやろうとすると
見出しが出来ずに*のあるところから別のエントリになっちゃう。
親切などなたか、
いくら検索してもさっぱりわかりません。
理屈バカの俺がまったくの初心者がとっつきやすい本を紹介するぞ。
調理に入る前に気分を高める本
現存する料理の原型から考察することで、個々の調理工程の化学的な本質が見えてくる。
たとえばシチューやカレーの"ルー"とはどういう必要性で、どういう技術革新によって、どういう世界で生まれどう発展したのか、という感じの書き方。
これは文化論的なエッセイ。日本人にとって、という視点が強い。
右手に包丁はほとんど読み物だが、これはずいぶんと理屈っぽい。
・大使閣下の料理人 (モーニングKC)西村 ミツル, かわすみ ひろし
技術編
家庭科の実習書あたり。
食品成分表をあわせて読むこと。
応用編
・割合で覚える和の基本 村田 吉弘
割合で味付けを決めてしまうからかなり乱暴だが、味見しなくともそこそこ美味しい味付けになる。
・大好きな炒めもの ウー ウェン
専門分野に関しては卓越した知見を持っているけど、専門外の分野に対しても「俺/私はそっちも詳しいんだぞ」と言わんばかりの態度で頓珍漢な発言をしてしまう人達。
貴方が偉いのはその専門分野の中だけの話なんですよ。
それ以外の分野ではそこらの素人と同じポジションなんです。知らない事は知らないときっぱりと明言して黙っているのが、結局は貴方の名誉を傷つけないんです。それが分かってない人の何と多い事か。
でもまあ本音だよね。
って自然に思える人は思えるんだろうけど、なかなかそうはいかんよね。
http://anond.hatelabo.jp/20110319172127
伊豆半島って、行政的には静岡県だけど、気象的・地勢的には「関東」でしょう。
元増田の主張が正しければ、半島西部なら放射能風は来ないが、半島東部だと放射能風が来る。
電力会社 | 水力 | 火力 | 原子力 | その他 |
---|---|---|---|---|
北海道電力 | 16% | 48% | 34% | 2% |
東北電力 | 13% | 63% | 21% | 3% |
東京電力 | 5% | 67% | 28% | 0% |
北陸電力 | 25% | 41% | 33% | 1% |
中部電力 | 9% | 76% | 14% | 1% |
関西電力 | 10% | 45% | 45% | 1% |
中国電力 | 6% | 78% | 15% | 1% |
四国電力 | 7% | 51% | 41% | 1% |
九州電力 | 13% | 61% | 25% | 1% |
沖縄電力 | 0% | 99% | 0% | 1% |
感受性が強い人は大変だなあって、それあんたのことじゃないの。
不謹慎だからこんなこと誰にも言えないと思って増田で書いたんだろうけど、
ショッキングな出来事が続いて参ってるのは読んでてわかるよ。
蓄電は出来ないだろ。それにIHと電気暖房とを使えるのかしらんが、系統連結してない状態で同時使用は快晴日でも出来るかどうか。
いや、義援金は震災の復興に100%使われなきゃダメなんて言ってないから。ただ、募金者がどうしたいか、その目的に沿って寄付しましょうというだけのことで。
人間は自分や自分の家族を中心にして同心円的に同情心を抱くのは自然なことであって、今は他国への募金にまでは気が回らないという人がほとんどだと思うのよ。
状況が落ち着いてきた時に、他国への支援は改めて考えればいいことだし、実際、日本人はこれまでずっと他国への支援をやってきたから、国境なき医師団だって組織として存続できた面もあるわけだからね。
ただ、組織が組織として存続するためには非営利の団体であっても経費がかかるのは当たり前であって、「100%募金をそのまま被災者のために使う団体」なんてのは、そもそも規模としてたいしたことはないし、永続性を前提にしていない。ユニセフにしろ国境なき医師団にしろ、活動してゆくうえで経費はかかるのだし、しっかりした組織であればあるほど、組織の維持費が相応にかかるのは当たり前だね。
経費もろくに見積もっていないようなそんな危ない団体に募金なんてできないよ。
私は毎年、20万円くらい某カトリック系の慈善団体に寄付しているけれど、それは募金じゃなくて、「組織運営のための必要経費につかってください」と言って寄付している。運営者の方々がいかに善意の人であっても、通信費や宿泊費、もろもろの経費をいつもいつも運営者個人が持ち出すわけにはいかないし、そんな無理な活動が長続きするはずがない。
運営のための必要経費を募金から捻出するのは、運営の人たちも心理的に負い目があって、「運営費として使ってください」と言って寄付するとものすごく喜ばれますよ。