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はてなキーワード: 政権担当能力とは

2022-07-12

安倍元首相節操がない現実主義者だったのかなと思う

完全な私見なんだけど、安倍元首相が本当にやりたかったのはたぶん2つだけだったんじゃないのかな?

この2つを実現するために、とにかく節操なくできることを全部やった、使えるものは全部使ったってことなのかなと。

目的があってそれを実現するために我慢できることは我慢する。そういう現実主義者


話題統一教会も、安倍氏自身が熱心な信者とはとても言えないと思う。信者ならどの面下げて公明党と連立与党を組めるんかなと。

もっとホジくれば他の宗教団体懇意にしていた証拠も出てくるんじゃないかな?反社組織とも繋がりは見つかると思う。

でも皆んな忘れがちだけど、統一教会信者創価学会信者反社組織構成員も同じ有権者で同じ一票を持ってるんだよね。

とにかく票につながって改憲勢力の拡大につながれば何でもいいって考えてたんじゃないかな?

ただあまり節操がなくて、そして悪い意味でうまく票も集まったから、逆に敵も多くなった。


節操がないだけじゃなくて、プライドも低かったな。

僕の記憶だと、自民党総裁が他党に対してネガティブ印象操作を行ったのって、安倍氏だけなんじゃないかな?(麻生氏もか?)

良くも悪くも自民党政権担当能力のある党は自分たちだけというプライドがあって、他党は相手にしていないところがあったけど、

民主党政権を取られたときに散々ネガティブキャンペーンをはらたことを根に持っていて、

安倍氏は「今度はワシがやったるわい」って本当にやっちゃった。

それもあって民主党支持者が減ったように思ってるんだけど、一方で敵が多くなった原因の一つだよね。


支持者が増えてきたから具体的に憲法条文の調整に入ろうとしたら、「〇〇という条文を入れたら改正に賛成してやる」とか方々から好き勝手なことを言われて、

でもとにかく9条廃止のためにはと要望草案ガンガン突っ込んでいって、気がついたら収拾つかなくなっていた。

結果的に「こんな憲法は嫌だ」って状態なっちゃって世間的な支持が広がらず、完全に裏目に出ちゃった。


経済政策もべつに右だの左だの気にしてなかったんじゃないかな?

https://note.com/seanky/n/n4780f5cbebc7 でも紹介されてるように、「一貫した思想がない」ってのが妥当評価で、

経済再興さえしてくれたら、思想なんてどうでもいい、とにかく経済を上向きにする、って考えてたんじゃないのかな?

ただ「一貫した思想がない」が「政策一貫性がない」って方向に進んじゃったのは本当に残念だったね。

結果的にやったことが裏目に出ちゃうことがけっこうあったようにも見える。消費税増税とか。

経済こそ大衆の「気分」をコントロールしなきゃいけないんだから一貫性必要だったのに。

まあ、これもアベノミクス実現のために裏側で他の議員官僚などの各方面と調整せざるをえなかったのが原因だと推察してる。

実際、やりたくないことをやってる時の安倍氏言葉少ないんよね。説明が足りないとも言うけど。


で、結局僕は何が言いたかったのか?

僕はそんな現実主義者アベちゃんが大好きだったということ。

僕が首相でもやっぱり同じような路線だったと思う。

皆んなが同じ方向を向くなんてどだい無理な話なんだから自分がどうしても実現したいことだけを最重要視する。

後はなるようにしかならないよ。

2022-07-08

与党投票しない」という選択肢

与党には不満があるが、野党政策にも満足していない、もしくは分裂・改名ばかりを繰り返し政権担当能力が無いという判断でこれまでは自民党投票していた。

しかしこのままでは政権は何も改善しないことになる。なので

野党に票が流れることで、与党があぐらをかくのを止める

ことを期待して野党投票することにした。これまでも無記名票を投票するなどしたことはあったが、野党投票することで与党から-1、野党+1の2票分の影響があると考えることにした。

何を当たり前のことを言ってるのかと思われそうだが、これは個人的動機付け問題だ。

今までは政権を担って欲しいわけでもなく、政策賛同しているわけでもない野党投票するのは無意味どころか悪手だと思っていた。

しかし、高々個人の1票で政権が入れ替わるわけではない。そこで票の移動だけに着目した結果、与党圧力がかかり、より民意に耳を傾けるようになるならアリと考えることにした。

書き残しておくことで自分を納得させるため、またもし同じような理由与党投票を続けている人に、1意見として考えの参考になればと書いてみる。

それにしても、じゃあ野党のどこに投票するかとなったときに一切候補が出てこないという野党の弱さが本当に問題だと思う。

先述の理由から今のところ一番票を取りそうなところに入れるつもりだけど、もしここに入れるべきという意見があったら教えて欲しい。

2022-06-26

anond:20220626071514

自民無双なのって他の党の政権担当能力が壊滅的なのが前回の政権交代でバレたからで、自民が良いって訳ではないからなぁ。

野党にもその反省があるなら、この10年で『ここなら任せられる』と思えるところが1つぐらいは出てきてほしかったが。

2022-06-22

anond:20220622154154

まあ政権交代基本的に4年ごとなんだから

2期ちょっとブランク政権担当能力が無くなったら困るんだが

それはそれとして民主党政権の中心メンバーがまだ現役で政治家をやってるうちに

政権再交代しておかないと本当に政権担当経験リセットされちゃうんだよな

2022-05-06

anond:20220505072701

いまの立憲に政権担当能力はあるの? という質問

自民って酷いよな」というコメントを返す人がいた。

なんだろう、これ。

とにかく自民自民で、立憲のことはまるで考えてないように思える。

愛情の反対は憎悪ではなく無関心、とかい言葉が頭に浮かんだ。

anond:20220506021904

あると思うよじゃなくて、どこらへんに政権担当能力を感じてるのか説明してほしい

anond:20220505072701

少なくともはてなーの人たちよりは、人間的にも能力的にしっかりしてるし、政権担当能力はあると思うよ。

まあ、実際演説集会に行ってみて話したりしてみたらいいよ。小川さんとかまだ頼りなくて、あまり重役に向いてないような人もそりゃいるけど、いまの執行部は割と手堅いと思う。どんな体制だったら満足するのかね。

anond:20220505072701

政権担当能力あると思うよ。

せっかく優れた官僚がいるのだから、実務はまかせればいいんだよ。

政治家は、こっちに行きたいというだけ。

艦長操縦手関係と同じだよ。

2022-05-05

バカ権力は腐敗するから自民以外に入れる(キリッ)」

権力が腐敗するならアンチ自民なんてやってないで、政権担当能力ある野党作りに力入れなよ

そもそも政権担当能力ある野党がないと仮に政権交代しても、自民以下の運営になるんだよ

そこんとこバカから分かってないんだろうな

現実は、単なるアンチをやめられないネットにはびこるゴキブリなんだけど

それを認められないから、権力は腐敗するとかい馬鹿が頭良いぶれるワードに引き寄せられてそう言ってるだけ

本当頭悪いやつらって哀れだわ

anond:20220505072701

政権担当能力とか、そういうのは些末な問題

とにもかくにも自民党、こいつらに辛酸をなめさせる必要がある

anond:20220505072701

得票数で見れば50%を少し超えてる程度の自民党に2/3も議席を握らせてる状況はまずい

バランサーとしての野党必要、現時点ではバランサーなので政権担当能力など期待していない

とはいえキャスティングボート握らせておけば今に政権担当能力を持った議員も出てくるんじゃないの

20単位政党育成ゲームやってるわけよ

anond:20220505072701

野党議席を増やすってのは、与党ビビらすって意味合いの方が強いんだよ。絶対安定になってるから舐めた対応になってるんだろ?なんか合ったら、落とせるぞくらいのラインを維持して、緊張感を持たせることが大事なのよ。

政権担当能力がどうこう言って講釈をたれてる時点でそこの認識がまず合ってない。それを言い出すと小さい政党は全て存在意義を失うよ。

立憲民主の支持者はいまの立憲に政権担当能力があると本気で思ってる?

前回政権を取った、いわゆる自民が言う悪夢民主時代の方が、政権運営できる人間はまだ揃ってたと思うよ

いうて自民社会党新進党あたりで政権担当してた人間たちの血もまだ色濃くあったし実際に震災対応等振り返れば自民が言うほどの悪夢でもなかったし。

でも民進党が分裂したあたりから完全に入れ替えが進んだというか、口だけ番長みたいな人間跋扈する動物園になってしまった

共産との連携とか、ジェンダーへ舵を切るとか、いわゆる左傾化するだけならまぁ政党方針としてご自由にどうぞって感じだが、

本多排除とか宣伝団体への金の流れなんかを見ると民主的な政治団体としての資質みたいな本質的な部分への疑義ものすごいある


(追記)

支持者であっても担当能力ナシって思ってる人は多いみたいだな。

政権担当能力に対するスタンスで言えば日本共産党のようにはっきりと閣外協力に限定した支援と言い切るほうがかえってわかりやすいというか、批判政党としての自党の方向性意味けがしっかり出来ていると思うぞ。

自民党一強を許さないとか、改憲発議だけはさせないための数の力が必要だとか、そういった路線での支持の得方というのもあり得ると思うんだけど、

前の衆院選の時の立憲はそうじゃなくて、スローガン的にも候補者擁立方針的にも政権を取りに行く気マンマンな感じで臨んでたからなぁ。

批判だけだと自民の補完勢力(強い批判によって自民党を更生させるという意味のね)になってしまうという恐れが根底にあるんだろうけど、そんなら「 #政権取ってこれをやる」みたいなあからさまに自民の補完勢力みたいな政権公約はなんで出てきたんだよという。

モリカケサクラの追求も入管問題の追及も批判政党としてみれば得点は高いしその追及を続けられるだけの調査能力もあるし国民にとって大事なことではあるかもしれないけど、それは政権公約に掲げるフォントサイズとしてあれでいいのかみたいな。

2021-12-19

反緊縮へ舵を切れ、国民生活を守れ救え

と言う国民の前内閣の倒閣の空気

無視して、明後日の方向に

独善的フラフラ向かう内閣

民主より悪いかもな。

全く政権担当能力が、にゃい。

政治がお粗末すぎて、だいぶ世相が荒れてる気がするのは自分だけでしょうか。。

2021-11-07

これからまれる「金のために作られた子供たち」はちゃんと育つことが出来るか

子供に金バラまく、という施策が出てくる以上、「金のために子供を作る」という反応は少なからず出てくるだろう。

今まで子供を望みもしなかった人たちが金のために子供を望んだところで、いったいどれほどまともに育つのか。

望まない人間に無理矢理子供を持たせるような策を打つ前に、子供を望んていてもあきらめざるを得ない人達

諦めなくて済む施策を考えてほしい。子供の面倒を見る職業の人たちが自分たち未来絶望せずに済む環境を先に整備してほしい。

この国を壊すために動いてるんじゃないか、って思いたくなるほどゴミみたいな策しか出てこない。

これが政権担当能力のあるらしい人達から出てきた策なのか。

俺は生涯孤独だろうからはっきり言って関係ないし、単身の俺より子供を持つ家庭を優遇しますといわれてもそれに異論は持たないけど

出てくる策が斜め下で「流石にそれはちょっとどうなんだ?もうちょっとちゃんと考えなよ」と思わされてしまう。

真っ当なブレーンは日本の政治界隈からいなくなってしまったのか?

2021-11-06

anond:20211105032250

 左に寄りすぎたから支持されないんだという主張は、有権者の多くが各党の主張、思想政策といったものを把握した上で投票先を決めているということを暗黙の前提に置いた発想から出てくるものだ。でもまずその前提が成り立つのかがだいぶ怪しい。

 普段からネット政治の話をしているような政治オタクたちからすれば右だ左だというのは共通言語だろうけど、それが政治オタク以外にも本当に通じるのかちゃん想像してみてほしい。


全面的同意。なんで今よりも政治に関心がなかった時代自分想像しないのだろうか。「既得権側/改革派側」「政権担当能力がある/ない」とか、もっとテレビなどが映し出す印象で投票先を決めていたはず。経済政策が弱いとか、リベラルな主張が嫌われているとか、そういうことは何も関係ない。その意味で今回、野党連合が「減税」を全面に掲げたことは「政権担当能力」を疑わせるという意味マイナスだったと思う。

2021-11-01

この感じだと菅総理でも自民が勝ってたんじゃないか

結局、政権担当能力がある野党が不在というのが一番の問題なのだよなあ。

これはかなり根の深い問題だけど、なんとか解決しないことには日本は発展しないんじゃないかなあ。

2021-10-22

投票率が上がるとむしろ自民党に有利では?

投票率を上げようというキャンペーン一般に、与党政権支持者よりも反政権野党支持者の方が積極的であるしか左派の人たちの、投票率が上がると自民党が負けるという素朴な前提には疑問が多い。むしろどう考えても逆だろう。

理由は「普段政治に関心のない人」というのは、(1)「政治的な公正さ」への関心が弱い、(2)選挙公約を色眼鏡なしに読む、(3)「みんなの空気」の風向きを重視する、という特徴を持っているかである

(1)そもそも投票消極的な「普段政治に関心のない人」は、野党が強調する「政治的な公正さ」などには関心を持たない。普通に考えれば、そういう問題に関心のある人はとっくに投票所に足を運んでいる。リベラル政治理念イデオロギーに訴えるのも逆効果である。「普段政治に関心のない人」は、そもそもそうした政治の話が苦手だからである。「普段政治に関心のない人」にとって、イデオロギー臭は嫌悪感しか与えない。(その意味で岸田首相新自由主義からの転換」も逆効果)。

(2)「普段政治に関心のない人」が選挙に行く場合選挙公約がそれなりにまともで、政権担当能力がありそうかどうか、というぼんやりしたイメージ投票する。そうすると、自ずと自民党一択になる。左派は「自民党福祉育児家族女性に丸投げしている」と批判するが、「普段政治に関心のない人」が自民党公約を色眼鏡なしに読むと、完全に逆の印象を受けるはずである与野党が似たようなことを言っているなら、当然ながら実現可能性の高いほうに投票するということになる。

(3)あとは、テレビ報道TwitterなどのSNS政治論議における「空気」で決まる。とくに「普段政治に関心のない人」は、「正しい人間と見られたい」という意識よりも、「馬鹿に見られたくない」「空気が読めない奴と思われたくない」という意識はるかに強い。Twitterでは野党は「小馬鹿」にされることが非常に多く、岸田首相がかつての森喜朗菅直人レベルの大バッシングメディアで受けてでもいない限り、投票率の向上は野党にとって大きく不利と言わざるを得ない。

そもそも投票率向上の主な呼びかけの対象である若い世代野党支持率は、さまざまな調査で見てもきわめて低い。自民党積極的に支持されているわけでもないが、投票先を決める段階では政権与党消極的に支持することになるだろう。

もちろん投票率の上昇それ自体は悪いことではない。しか左派の人たちの「投票率が低いか自民党長期政権が続いている」「投票率が向上すれば野党勝利する」という間違った前提は捨て去るべきだと思う。

2021-10-18

なんで自民党なん?

あんたのお金友達と会食したり、お小遣い1億5千万あげたりしたのになんで自民党なん?

急に小学校休みにしたと思ったらマスク配ってオリンピックやって、緊急事態宣言出したのになんで自民党なん?

また、GoToや!!って言ってあんたの知らん人とご飯旅行に行こうとしてるのになんで自民党なん?

トリクルダウンも分配もなかったのに消費税10%にあがったのになんで自民党なん?

てか、全部あんたが甘やかすからやん。

うちやったらあんたのために消費税は5%にして1000万円以下の所得税減税してあげるのにそれでも自民党がいいの?

外国人技能実習生も入館の問題も今のままやけどいいの?

うちとやったら苗字変えなくても結婚できるんよ。

うちとあんの子にもお金いっぱい出すよ?

国立大学授業料も半額にはらってあげる。

まだ、いいひんから非実在青少年やけど。

うちだって辺野古とか外交とか全然ダメやん。

そもそも政権担当能力あるかもわからんからあんたの力必要やねん。

からうちを選んでよ。

4年だけでいいから。

やっぱり、ダメな方がいいの?

2021-09-16

なぜいまさら国民民主党評価されているのか全く分からない

anond:20210915181032

国民民主党政策ブコメ等で絶賛されているが、基本的には前から訴えていることで、それを前から評価している人は別として、それを今になって初めて知ったかのように評価している人は今まで何を見てきたの?という印象しかない。

さらに言えば、こちらの言及

anond:20210916161020

は私がしたものだが、ここに書いた通り、財政のわかりやすい規模や目標以外の面では立憲民主党とあまり大きく変わらない。

コメントでは主に財政政策の面で評価する人が多いが、政策だけで見るならば、れい新選組の方がより積極財政であり、また、ブレなさや一貫性・具体性というところでは、共産党が一番優れているように個人的には思う。

https://www.jcp.or.jp/web_policy/2019/06/2019-sanin-index.html

れいわは代表人間的に…、共産党国防外交の部分の政権担当能力が…といった部分で支持できないというのはまあ理解できるけど、国民民主党がそういった政策以外の面での不安要素がないかと言えばそんなことはなく、玉木代表一人取っても、共産党全体主義と評したり(後に撤回)、政治資金が当時N国の幹事長だった上杉隆氏の団体に流れていたり、過去YouTubeチャンネルで無邪気に立花孝志と対談したり、人間的な未熟さ危うさがある。

立憲の基本政策国会や著書「枝野ビジョン」で語っている理念や、これまで提案している法案などうまくアピールできていない広報戦略にも問題はあると思うが、増田ブコメの立憲批判はかなり近視眼的で、目先の情報だけで脊髄反射しているようなものが目立ち、そちらの方が憂いるべきことのように自分は思ってしまう。

2000年代の党や政権を壊滅に追い込んだ政治家失言ベスト5

政治家失言は時に致命的なダメージ政権または政党のものに与える。酷い時には、党そのものが消えてなくなりそうになるほど大きな傷跡を残してしまう。

そんな失言が致命傷となった政治家のうち、2000年現在までで失言ベスト5を選んでみたい。

第五位 「最低でも県外」 鳩山由紀夫

後に詐欺とまで言われる大胆なマニフェストを掲げて政権交代を果たした民主党政権だったが、財源の疑問などは当初から囁かれており、政権担当能力に疑問を持つ人は、自民党支持者を中心に少なくはなかった。

そうした中で、米軍普天間飛行場返還合意から14年目。民主党鳩山由紀夫が発した「最低でも県外」の言葉きっかけに、移設計画が問い直されることになった。

この一連の流れの中で、鳩山自身同盟であるアメリカからルーピー」と呼ばれてしまうなど、交渉は迷走を極めてしまい、政権担当能力の無さを日本の内外に喧伝する事となった。

その後に続く菅直人政権野田政権も、東北震災時に失言などがあり、イメージ挽回するどころか悪化させてしまったのだが、民主党は駄目だという印象を決定づけた一言が「最低でも県外」であったと言える。

鳩山場合は、現在の彼を見ても「最低でも県外発言がなかったとしても、別のどこかで民主党政権を終わらせていたに違いないのだが、それにしてもだ。

第4位 「金がねえなら結婚しない方がいい」 麻生太郎

失言の多い首相だった麻生なので、取り立ててこの発言が致命的な失言だったとは言わない。この言葉自体は、今から振り返ってみれば若者に向けるには常識的忠告であるようにも見える。

だが、2009年ころは、麻生おろしメディアというメディアが騒いでいた時期だったから、あらゆる言葉失言であるように扱われてきた。麻生言葉尻を捉えてあらゆる批判が行われ、

挙句の果てには、ほっけの煮つけを食べたと言った(ほっけに煮つけ料理はないので庶民感覚が備わってないという批判)、カップラーメンの値段を知らない、ホテルで高級なカレーを食べた、と言った批判を受けるに至った。

国会では、漢字を読み間違う麻生に対する漢字クイズが繰り返され、異常ともいえる麻生おろしによって自民党は壊滅的なダメージを受け民主党政権誕生したのだが、一連の流れの象徴として冒頭の失言を挙げたい。

狂想劇ともいえる麻生おろしによって誕生した民主党政権が後に悪夢と呼ばれるものであったことがトラウマとなり、メディア民衆への影響力が大幅に小さくなる事にも繋がった。

後の安倍政権があれほどの攻撃を受けても、まったく揺るがなかった最大の理由には、メディアが自らの信頼を「麻生おろし」によって失っていたことが挙げられるだろう。

第3位 「全員受け入れるようなことはさらさらない。排除いたします」 小池百合子

2017年衆議院選挙を前にした9月25日小池百合子希望の党結党した。結党当初、民主党への失望、長く続く安倍政権への批判の声を背景に、政権交代が実現するのでは?と言う勢いを示すことになる。

小沢一郎率いる自由党民進党民主党から名称変更)との連携や合流が囁かれると、民進党希望の党との合流を決定し、事実上解党選択する等、巨大政党誕生の流れは着実に出来ていた。

もしも、民進党との合流を果たしていたら、政権交代は決して白昼夢ではなかった・・・だが、小池民進党との合流を問われると「様々な観点から絞り込みをしていきたいと考えております。全員を受け入れるということはさらさらありません」と答える。

排除するのか?と問われ、排除いたします、とまで答えた。この発言が、排除原理と呼ばれマスコミの強烈な批判を受けるに至って希望の党の勢いは大幅に失速し、排除される予定の議員たちが結党した立憲民主党にも獲得議席数で及ばずに衆議院選挙を終えた。

民主党への失望を背景にした発言だったのだが、「排除いたします」とまで言った小池発言は、彼女の生涯における痛恨の失敗だろう。

第2位 「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣国会議員もやめる」 安倍晋三

民主党政権を打倒し、希望の党危機をも跳ねのけて快勝し、株価を上昇させ、今日外交安保の基礎となる多くの重要法案を通し、大きな成果を挙げ得意絶頂にあった安倍晋三が、森友学園土地売買に関与していたのでは?との疑惑を向けられた際に行った発言

事実として、今日に至るまで首相夫妻が関与していた証拠は何一つなく、首相夫妻の関与を訴えて来た籠池夫妻が有罪となり「安倍犯罪がとか、私らも(安倍政権打倒勢力に)乗っかかって、そうやなぁと思ってました。」と答えるほどでもあり、

安倍本人には何もない事が分かっていたのかもしれない。だが、この発言によって野党側に火をつけることとなり、のちに続く加計学園問題桜を見る会へと終わりのない追及の流れが続くことになる。

安倍犯罪者のごとく扱おうとする野党メディア言動への対処の為に、安倍政権予算委員会質疑応答で多くの時間を浪費する事となり、世論が厳しさを増す中で以降の安倍政権は以前ほどの強さを見せられなくなった。

余計な一言を言わなければ、悲願だった改憲への道筋も立てられた可能性もある。それだけの成果を残した政権だった安倍政権だが、安倍の悪癖が出た一言によって改憲と言う100年先に残るレガシィを作ることは出来なかった。

無能も侮りすぎれば致命傷になる、という教訓が安倍には残ったかもしれない。

第1位 「拉致などない」 土井たか子

2000年以前には自民党と堂々と渡り合い、与党として政権をも担当した経験を持つ社会党が壊滅する切っ掛けとなった発言が 「拉致などない」だ。

北朝鮮と深いつながりを持っていた社会党は、ずっと以前より「拉致などない」という姿勢を貫いていたので、正確には2000年以降の発言ではないかもしれないが、社会党が壊滅したのは2000年代初頭なので、ここに挙げたい。

2002年小泉政権において、安倍晋三官房副長官の尽力によって、小泉首相の電撃的な訪朝が実現した。

この際、金正日総書記首脳会談にて、横田めぐみさん、田口八重子さん、市川修一さん、増元るみ子さん、原敕晁さん、有本恵子さんと、松木薫さん、石岡亨さんの計8人の死亡を主張。

一方、地村保志さん、(浜本)富貴恵さん夫妻と、蓮池薫さん、奥土祐木子さんに加え、日本政府が把握していなかった曽我ひとみさんの計5人の生存を伝えた。これによって「拉致などない」と言ってきた社会党立場は瓦解する事となった。

死亡した有本さん、石岡さんは生前北朝鮮から家族に宛て手紙を出しており、その手紙を元に社会党を頼ったものの、土井たか子から冷たくあしらわれた事が知られている。そして、家族手紙を受け取った二か月後に有本さん、石岡さんは亡くなってもいるという。

社会党は従来の態度を改めて謝罪したが、こうした事実が明らかになる中では無意味しかなく、2005年に行われた選挙では党首である土井たか子すらも落選する程の大敗を喫し、社民党として名を変えた今日では、党として存続すら危うくなっている。

かつて2大政党を期待された社会党だったが、「拉致などない」と言い続けて来た一言によって、そのすべてを失った。土井たか子は、政治史にのこる女傑でもあるが、同時に最悪の裏切り者としても記憶される事となった。

まとめ

印象深い失言を犯した人を並べてみても、その歴史において相互に関連があり、政治歴史と言うのは面白いもんだなと感じさせられる。

仙谷官房長官の「暴力装置」、柳澤 伯夫の「産む機械」、松本龍の「知恵を出さないやつは助けない」など、味わい深い失言は多くあっても、ダメージの深さではどうかなと個人的には思っているのだが、

皆さんの中には、他に印象に残っている大きな損害を招いた失言はあるだろうか?

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