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はてなキーワード: スター誕生とは

2023-09-10

anond:20230910211503

芸能界は性営業をする世界で、外見こそ華やかだが"マトモ"な職に就けない生まれの人たちが仕方なく身をやつす世界である、という認識ちゃんとあった気がする

スター誕生!が悪いとは言わないし夕やけニャンニャンが悪いとも言わないのだが(まあ、すべては時代だったのだろう)

2022-12-18

新・乃木坂スター誕生LIVEスペシャルシークレットゲスト予想

生田絵梨花

齋藤飛鳥

久保史緒里伊藤理々杏中村麗乃、賀喜遥香、林瑠奈、柴田柚菜

与田祐希遠藤さくら筒井あやめ

広瀬香美ロマンスの神様』(井上和) 『ゲレンデがとけるほど恋したい』(5期生中村麗乃) 『promise』(賀喜遥香

工藤静香Blue Velvet』(井上和) 『慟哭』(菅原咲月) 『MUGO・ん…色っぽい』(柴田柚菜)

後藤真希Mr. Moonlight 〜愛のビッグバンド〜』(小川彩、奥田いろは) 『BABY! 恋にKNOCK OUT!』(岡本姫奈、菅原咲月) 『恋愛レボリューション21』(4期生) 『ザ☆ピ〜ス!』(4期生

森高千里ロックンロール県庁所在地』(5期生金川紗耶和田まあや久保史緒里) 『私がオバさんになっても』(矢久保美緒) 『渡良瀬橋』(金川紗耶) 『17才』(金川紗耶) 『ジン ジン ジングルベル』(金川紗耶田村真佑)

PUFFYこれが私の生きる道』(一ノ瀬美空川﨑桜) 『愛のしるし』(与田祐希筒井あやめ) 『渚にまつわるエトセトラ』(田村真佑、筒井あやめ

松田聖子赤いスイートピー』(川﨑桜) 『風立ちぬ』(小川彩) 『渚のバルコニー』(遠藤さくら) 『青い珊瑚礁』(柴田柚菜) 『夏の扉』(清宮レイ) 『大切なあなた』(柴田柚菜)

中森明菜 『飾りじゃないのよ涙は』(井上和) 『DESIRE-情熱-』(賀喜遥香) 『少女A』(林瑠奈)

松任谷由実やさしさに包まれたなら』(奥田いろは) 『ルージュの伝言』(池田瑛紗) 『ひこうき雲』(五百城茉央) 『サーフ天国スキー天国』(一ノ瀬美空川﨑桜) 『守ってあげたい』(北川悠理) 『恋人がサンタクロース』(山下美月) 『赤いスイートピー』(川﨑桜) 『渚のバルコニー』(遠藤さくら

中島みゆき 『糸』(五百城茉央) 『空と君のあいだに』(矢久保美緒) 『MUGO・ん…色っぽい』(柴田柚菜) 『慟哭』(菅原咲月)

竹内まりや純愛ラプソディ』(奥田いろは) 『元気を出して』(冨里奈央) 『すてきなホリデイ』(井上和、川﨑桜) 『MajiでKoiする5秒前』(筒井あやめ

武田鉄矢贈る言葉』(奥田いろは菅原咲月)

石川さゆり津軽海峡・冬景色』(久保史緒里

MISIAEverything』(久保史緒里

宇多田ヒカルFirst Love』(中西アルノ)

椎名林檎 『ここでキスして』(中西アルノ)

山下達郎RIDE ON TIME』(井上和) 『クリスマス・イブ』(北川悠理、柴田柚菜)

2019-04-11

anond:20190411092901

アメコミ少年漫画主人公が強いだけだな。

2018年興行収入ランキングアメリカ

https://entamedata.web.fc2.com/movie/movie_a2018.html

ブラックパンサー ⇒ 強い

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ⇒ 強い

インクレディブル・ファミリー ⇒ 強い

ジュラシックワールド 炎の王国 ⇒ 強くない

アクアマン ⇒ 強い

デッドプール2 ⇒ 強い

グリンチ ⇒ 強くない

ミッション:インポッシブル フォールアウト ⇒ 強い

アントマン&ワスプ ⇒ 強い

ボヘミアン・ラプソディ ⇒ 強くない

アリー スター誕生 ⇒ 強くない

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー ⇒ 強い

ヴェノム ⇒ 強い

シュガーラッシュオンライン ⇒ 強い

スパイダーマンスパイダーバース ⇒ 強い

クワイエット・プレイス ⇒ 強くない

クレイジーリッチ! ⇒ 強くない

メリーポピンズ リターンズ ⇒ 強くない

モンスターホテル ⇒ 強くない

ファンタスティックビーストと黒い魔法使い誕生 ⇒ 強くない

2018年興行収入ランキング日本

https://entamedata.web.fc2.com/movie/movie_j2018.html

ボヘミアン・ラプソディ ⇒ 強くない

劇場版コードブルードクターヘリ緊急救命- ⇒ 強くない

名探偵コナン ゼロの執行人 ⇒ 強い

ジュラシックワールド 炎の王国 ⇒ 強くない

スター・ウォーズ 最後ジェダイ ⇒ 強い

映画ドラえもん のび太の宝島 ⇒ 強くない

グレイテスト・ショーマン ⇒ 強くない

リメンバー・ミー ⇒ 強くない

インクレディブル・ファミリー ⇒ 強い

ミッション:インポッシブル フォールアウト ⇒ 強い

万引き家族 ⇒ 強くない

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ⇒ 強い

銀魂2 掟は破るためにこそある ⇒ 強い

ボス・ベイビー ⇒ 強くない

DESTINY 鎌倉ものがたり ⇒ 強くない

カメラを止めるな! ⇒ 強くない

劇場版ポケットモンスター みんなの物語 ⇒ 強い

検察側の罪人 ⇒ 強くない

未来のミライ ⇒ 強くない

8年越しの花嫁 奇跡の実話 ⇒ 強くない

2019-03-15

anond:20190315214134

数百年の昔から芸能界(に相当するもの)は無法興行やくざ者の世界であった

からまあ、一般人を引き込むきっかけとなったスター誕生おニャン子クラブが全て悪い

2018-12-31

アリー/スター誕生かいうクソ映画を見てしまったわけだが

いきなりネタバレするで

ジャック自殺エンド何あれ?なんでストーリーとして自殺する必要あるわけ?とクーパンエリア掴んでオラオラと問い詰めたいね。ガガの喪失の歌を盛り上げるためにしか見えんのだが、え、でもそれってあんまりにも陳腐なだけでなく意味もないインパクト抱けのクソですやん。びっくりしたわ。全体的にムリヤリ感が強いストーリーだが、最後最後でありゃあだめだ。

ジャックを追い詰めた男へのフォローは。アルコールドラッグ中毒者をおいつめてはいかんというメッセージはないのかーーーつーかなんで自殺 自殺に失敗して生きながらえてアリー出会っていっとき幸せを見たんだろうが なんでそれをお前 自殺って あーーーーーーークーパンは許さな絶対にだ

2018-12-03

M-1 2018 感想

見取り図 85点

受けていたが、ネタの展開は読めてしまって、知らない名前は後で何?と聞くのがわかってしまっているのであまり笑えなかった。この展開は2015年ジャルジャルもやっていた。覚えてないが他にもいくつもあるだろう。使い古されている気もする。ここに既視感があると全て既視感しかない。

悪口を言っても仕方なくて、十分上手くて受けていたので、審査員はもう少し褒めて欲しかった。トップバッターだし。じゃないと客も盛り上がれない。それが前半の点数の低さにつながったと思う。

とはいえ、この厳しさがなければM-1の緊張感と権威づけも出来ないので難しい。

しかし、いつでもこの厳しさを乗り越える組が現れてMー1の歴史がある。

結果、今回もそうなったわけだが、それにしても前半不利はどうしたものか。

スーパーマラドーナ 85点

ネタのチョイス。田中の方が実はヤバいやつ、という一点だけのボケなので、そりゃ最初に受けて後は盛り上がらんだろう。と思うのだが、予選では受けていたのだろうか。ラストイヤーで残念だが、今後はテッテレーでブレイクしてほしい。逆にいうと、これまでにその田中キャラを引き出せなかった武智の負けなのかもしれない。準々決勝のネタはよかった。

かまいたち 92

全体的に志らく審査の評判は悪いようだが、共感するところが多い。うまさはあったがあまり面白くなかった。前半で客が重いというのもあるかもしれないが、実は準々決勝の方が客は重い。決勝はテレビ向けに結構笑ってくれていると思う。で、その準々決勝のネタはめちゃくちゃ面白かった。それと比べると、このネタはそれほど面白くない。もちろん、うまいので笑いは取ったし盛り上げたけど、そこまでではなかった。やられた感はない。準々決勝のネタを是非見て欲しいし、どこかで披露して欲しい。

ジャルジャル 95点

ジャルジャルがとんでもなく面白いのは言うまでもないし、残念ながら伝わらない人も多いのも今さら言うまでもない。ジャルジャルファン的には今回のネタもきっちりと一般人向けにチューニング出来ていて良かったが、クオリティだけでいえば去年の方がはるかに高い。今回のはドネシア、ゼンチンというフレーズ面白さだけ。ルールチェンジの盛り上がりも2回。それに比べれば去年のネタは、ルールの複雑さ、その展開の仕方の絶妙さ、ポンピンと頭を撫でるという二つの回収要素などめちゃくちゃハイレベルだった。だからこそ伝わらない。その上での今年。

まあ、最終決戦に残って、2本目やったし、まあいいか

ギャロップ 92

面白かった。準々決勝と同じネタですでに見てたのに、決勝の方が面白かった。間が絶妙だったと思う。本番の緊張感がよりギャップを生んで面白さを増していた。と思ったが、そうでもなかったようだ。自虐が受けない、ってそんな法則あったっけ。ミキは?トレンディエンジェルは?まあ、最終決戦に残るネタではないか個人的ギャロップ活躍してたので満足。

ゆにばーす 90点

川瀬名人、緊張しすぎ。でもネタ構成面白かったし、ハラちゃんのしゃべくり面白かった。そういう意味見取り図、スーマラよりは個人的満足度はだいぶ高い。

ミキ 93点

正直ミキはあまり好きではない。ボケが本当に面白くない。あえてなのだろうけど。亜生カワイイキャラからあれぐらいのボケがちょうど良いのだろうか。笑いは全てお兄ちゃんで取っている。それなのに、ここまで笑いが取れる。そう言う意味では天才だ。

でも、審査員も言うようになったけど、ボケをもう少しひねった方が良いのではなかろうか。発想の凄さみたいなものが加わると最強だと思う。

トム・ブラウン 90点

勢いでやり切っていて良かった。特別面白いとは思わなかったけど、全体的に真面目な漫才ばかりだったのでとても気持ちよかった。でもそれ以上の感想はあまりいかな。

霜降り明星 95点

良かった。もうこのコンビは売れるのは時間問題状態だったので、やっとここできた、と思って嬉しい。ツッコミ粗品は19歳の時にピンでオールザッツ漫才優勝している天才。それにせいやが合わさったら最強。二人ともRー1出てるし。せいやすべらない話でMVS取ってたし。どうせ売れるなら早く売れた方が見ていて気持ち良い。嬉しい。

和牛 95点

ネタの展開、ツッコミ技術が凄まじい。よく出来た古典落語名人がやっているような漫才面白いのはみんな言ってるし知っているので、あえてケチをつけると、全てが計算し尽くされていてちょっと窮屈だ。でもすごかった。和牛オールザッツ漫才優勝コンビオールザッツの先見性はすごい。

審査員について

というか志らく問題について。

志らくはああい普通じゃない評価をするために呼ばれたんだろう。みんなが巨人や礼二のような審査したってつまらんじゃないか

ということを、受け入れられないのだろうか。息苦しい世の中だ。

とはいえ、みんなにたり寄ったりの評価でそれはそれで良いんだろう。

上沼恵美子はもう役割を終えたよね。お疲れ様でした。去年は特に良かった。

松本人志は、もう、ちょっとおじいちゃんですね。たぶん、もう出場者を可愛いと思って見ている。まあいいんやけど。面白いのは今でも面白いけど、もうそろそろ潮時かもしれない、と初めて思った。今年も和牛に入れるのは違うと思う。

最終決戦

ジャルジャル

去年も勝ったらこネタをやるつもりだったのだろう。ザ漫才でもやってたし。めちゃくちゃ面白いが、このタイプネタでは勝てないのもよくわかる。というか本人たちもわかっていると思うのだが。ジャルジャルのアホ要素を詰め込んでいるネタだが、それだけでは世間は受け入れてくれない。残念だが、もう何度も経験済みだ。

いつかのキングオブコントのオバハン連呼ネタもそうだ。めちゃくちゃ面白いのに。

やっぱり、1本目のネタと同じぐらいに奇跡的なネタを別の切り口でもう一本作らないと勝てない。例えば、2015年の1本目と今年の1本目を合わせるような。でもそんなの流石に無理だ。

2本目やって負けるのはファンとしても納得。福徳もすっきりしていたみたいなので良かった。

和牛

これも感想は1本目と全く同じ。古典落語名人芸。でも欲しいのはそれではなかったりする。欲しいものは何か。

霜降り明星

それが、この勢いと煌めき。眩しい。夢しかない。

ABC優勝ネタも含まれていて目新しさはないが、その頃よりはるかに洗練されているし、とにかく瑞々しい。これを求めているのがMー1じゃないのか。和牛はそりゃ面白いけど、獲るなら2016だったと思う。銀シャリじゃないやろう。と今更言ってもしょうがない。

世代交代をみんな喜ぼうよ。スター誕生したんだから。この二人は絶対裏切らない。天才が二人。奇跡的にコンビを組んだ。

僥倖僥倖僥倖! 

楽しみすぎる。

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のPermalink | 記事への反応(3) | 16:07

2018-10-10

最近ジャズ

あー誰か格好いいジャズプレイヤーいないかな。

新しい刺激が欲しい。初めてこんなん聴いたわ!みたいな感動が欲しい。

比較的新しい人で好きなところだとEthan Iverson, Mark Turner。

古い人だとBud Powell, Ahmad Jamal, Lennie Tristano一派とか。

最近ジャズ界、おーすげぇみたいなスター誕生してないよなぁ。知らないだけでしてるのかなぁ。

スターは出てはくるものの、こいつじゃなくてもいいわって人ばかりに思える。

ヒップホップみたいビートが刻まれないやつなら何でも聴くからマイナーどころでかっこいい人知っていれば教えて欲しい。

 
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